JP3010497U - 帯状体及びこれからなる腕時計バンド - Google Patents
帯状体及びこれからなる腕時計バンドInfo
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- JP3010497U JP3010497U JP1994014200U JP1420094U JP3010497U JP 3010497 U JP3010497 U JP 3010497U JP 1994014200 U JP1994014200 U JP 1994014200U JP 1420094 U JP1420094 U JP 1420094U JP 3010497 U JP3010497 U JP 3010497U
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- JP
- Japan
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- curled
- band
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- polyurethane
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Abstract
(57)【要約】
【目的】肌への当たりがよく体裁もよいカール状体から
なる直線状や環状の帯状体及び、この帯状体からなる腕
時計バンドを提供する。 【構成】ポリウレンタン製の線材2をらせん状にカール
してなるカール状体3からなり、カール状体の長手方向
に直交する断面において外周面の少なくとも一部4がほ
ぼ平らになされている。
なる直線状や環状の帯状体及び、この帯状体からなる腕
時計バンドを提供する。 【構成】ポリウレンタン製の線材2をらせん状にカール
してなるカール状体3からなり、カール状体の長手方向
に直交する断面において外周面の少なくとも一部4がほ
ぼ平らになされている。
Description
【0001】
本考案はカール状体からなる帯状体及びこの帯状体からなる腕時計バンドに関 する。
【0002】
図11のように合成樹脂製の線材を円筒形のらせん状にカール(巻回)してな る伸縮自在のカール状の紐(カールコードともいう)20はすでに知られている 。このような紐は、例えば公共の施設に置かれた鉛筆等の筆記用具21が無くな らないように一方端が筆記用具に取り付けられ、他方端が机等に固定されたりし て使用されている。このほか、鍵や何かが紛失しやすい物を他の物と連結したり 、あるいは物と手首や腕との間に連結したりして広く用いられている。このよう なカール状の紐は、伸縮し引っ張れば伸び、離せば縮んで短くなる。
【0003】
しかしながら、このようなカール状の紐を手首や手(例えば腕時計バンド、ビ デオカメラのグリップバンドとして)、腕(例えばYシャツ止め)、頭部(ゴー グルのバンド)等、ある物を所定の箇所に固定することを目的に直接又は間接に 肌に触れる場所に使用すると、カール状の紐の断面が円形であるため安定性が悪 く、又肌がすぐに痛くなるという欠点がある。
【0004】 また、カール状の紐の端部を別な物と連結する場合、図11のようにカール状 の紐の端部22を熱融着させてリング状に形成していたが、この方法では腕時計 等に連結するのが難しく、また融着部が見えて体裁が悪いので、ファッション性 が重視される腕時計等のファッション関連商品には使用できなかった。
【0005】 本考案は肌触りがよく体裁もよいカール状体からなる直線状や環状の帯状体及 び帯状体からなる腕時計バンドを提供することを目的としている。
【0006】
本考案の帯状体は、ポリウレタン製の線材をらせん状にカールしてなるカール 状体からなり、カール状体の長手方向に直交する断面において外周面の少なくと も一部がほぼ平らになされているように構成されている。なおほぼ平らには、平 ら(真っ平ら)の他、若干アールが付いている場合等も含まれる。
【0007】 カール状体はその長手方向に直交する断面において外周面の対向する2面がほ ぼ平らで且つ両面間が接近した扁平な形状をしていてもよい。またカール状体は その長手方向の両端部が連結部材を介して固着され環状にされてなる帯状体を構 成していてもよい。連結部材はカール状体の真ん中の中空部に完全に挿入されて も、又は挿入される部分を有するものでもよく、或いはカール状体の外周を覆う ようなものでもよい。カール状体と連結部材は接着剤、ことにポリウレタン用の 接着剤により固着される。
【0008】 このようなカール状体からなる帯状体により、伸縮自在の腕時計バンドを構成 してもよい。
【0009】
本考案のカール状体からなる帯状体は、外周面にほぼ平らな部分を有するので 、この平らな部分を肌に当てることにより、肌への当たりが柔らかく肌が痛くな らず、また平らな部分が肌に当たることにより安定性がよい。
【0010】
図1において、帯状体1は線材2をらせん状に巻回してなるカール状体3から なり、カール状体3の長手方向(図1の左右方向)に対して直交する断面では、 図2のように扁平な形状をしている。即ちカール状体の外周面の対向する面4、 5が平らになされ、両面4、5は接近して縦長の扁平な形状をしている。真ん中 には中空部6がある。符号7は線材2の切断箇所の切断面を表す。なお図1にお いて部分Aは帯状体1を引っ張って伸ばした状態を示す。
【0011】 線材2を構成する材料としては、合成樹脂ことにポリウレタンが好ましい。実 施例では熱可塑性の無発泡性のポリウレタンが使用されている。線材2の断面は 図3及び図4のようであり太さは4mm×2mmで、帯状体1の幅Dは2cm, 厚さEは5mmである。なお線材2を構成するポリウレタンの性状ことに硬度や 、線材2の太さ、帯状体1の長さや、幅Dや厚さEは、使用される箇所の種々の 要求に応じて適宜選択され得る。線材2の着色は可能であり自由である。
【0012】 なおカール状体3の長手方向に直交する断面は、図5のように外周面の少なく とも一部が平らな面8になされているようにしてもよい。符号9は線材の切断箇 所の切断面を表す。
【0013】 図6は図1の帯状体を用いて腕時計バンドを構成した例を示すもので、腕時計 バンド10の両端部が腕時計の本体11に連結されて環状に配置されている。図 7のように腕時計バンド10の各端部には連結部材12が固着され、連結部材1 2は本体11に連結される部分13と、帯状体1の中空部10aに入り込む部分 14とを有し、部分14はポリウレタン用接着剤により腕時計バンド10に固着 されている。10b及び10cは平らな面である。
【0014】 図8は直線状の帯状体の両端部を連結して環状にした場合の連結箇所を示すも ので、環状の帯状体15の連結箇所の両端部16a、16bの中空部15aには 連結部材17が挿入されて接着剤により固着されている。これにより連結箇所が 目立たず外からはほとんど分らない。なおこの環状の帯状体は、例えばアームリ ングとして、またたくし上げたYシャツやカーデガンの袖を押さえたり、プール や海でロッカーの鍵を付けたり、スキー場でリフト券を取り付けたりするために 腕に付けるバンドとして、また足首に付けるアンクレット、ズボンの裾やソック スを止めるバンド、ヘヤーバンド、サッカーのミサンガなど種々の用途に使用し 得る。
【0015】 図9は帯状体を連結する別の連結部材18を示すもので、連結部材18は環状 の帯状体15の連結部の外周にはめられ、接着剤により固着されている。連結部 材18を環状の帯状体15と違和感のないような色及び形状にすれば体裁は悪く ない。
【0016】 図10は別の連結部材19を表す。なお連結部材は図7〜図10に図示したも のに限定されるものではない。また連結部材は、直線状の帯状体を複数個連結し て長い直線状又は環状の帯状体を作る場合にも使用できる。
【0017】 本考案の帯状体はこのほか直線状の(環状でない)ものは例えば筆記具を結ん でおく紐として、またゴーグルのバンド、ビデオカメラのハンドグリップのバン ド等のバンドとしてなど、伸縮性の要求される箇所に広く使用され得る。
【0018】
本考案のカール状体からなる直線状又は環状の帯状体は、ほぼ平らな部分を有 するので、このほぼ平らな部分を例えば手、手首、腕、首等の肌に直接又は間接 に当てるようにすることにより、肌への当たりが柔らかく肌が痛くならず、また ほぼ平らな部分が当たることにより安定性がよい。また扁平な帯状体の場合はか さばらず体裁も良い。また連結部材を接着剤で接着することにより、容易に他の 物と連結したり環状にでき、その連結箇所も目立たない。さらに帯状体は着色が 自由である。従って本考案の帯状体はファッション性にも優れている。
【0019】 また腕時計バンドでは、従来金属製で構造が複雑なものしかなかったこのタイ プの伸縮性のバンドに対して、本考案のものは構造が極めて簡単であり、時計へ の取り付けも簡単で体裁もよく、しかもカラフルにできる等ファッション性にも 優れ、また肌への当たりも柔らかく錆びないなどの利点がある。
【図1】本考案の帯状体の一実施例を示す正面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図2のB線による拡大断面図。
【図4】図2のC線による拡大断面図。
【図5】別の帯状体の側面を示す図。
【図6】腕時計バンドの平面図。
【図7】腕時計バンドの端部の連結部材を示す断面図。
【図8】別の連結部材を示す図。
【図9】別の連結部材を示す図。
【図10】別の連結部材を示す図。
【図11】従来のカール状の紐を示す図。
1 帯状体 2 線材 3 カール状体 4 面 5 面 6 中空部 7 線材の切断面 8 平らな面 9 線材の切断面 10 腕時計バンド 10a 中空部 10b 平らな面 10c 平らな面 11 腕時計の本体 12 連結部材 13 部分 14 部分 15 環状の帯状体 15a 中空部 16a、16b 端部 17 連結部材 18 連結部材 19 連結部材
Claims (4)
- 【請求項1】ポリウレンタン製の線材をらせん状にカー
ルしてなるカール状体からなり、カール状体の長手方向
に直交する断面において外周面の少なくとも一部がほぼ
平らになされている伸縮可能の帯状体。 - 【請求項2】ポリウレンタン製の線材をらせん状にカー
ルしてなるカール状体からなり、カール状体の長手方向
に直交する断面において外周面の対向する2面がほぼ平
らで且つ両面間が接近した扁平な形状をしている伸縮可
能の帯状体。 - 【請求項3】ポリウレンタン製の線材をらせん状にカー
ルしてなるカール状体からなり、カール状体の長手方向
に直交する断面において外周面の対向する2面がほぼ平
らで且つ両面間が接近した扁平な形状をし、カール状体
の長手方向の両端部が連結部材を介して固着されて環状
になされてなる伸縮可能の帯状体。 - 【請求項4】ポリウレンタン製の線材をらせん状にカー
ルしてなるカール状体からなり、カール状体の長手方向
に直交する断面において外周面の対向する2面がほぼ平
らで且つ両面間が接近した扁平な形状をし、カール状体
の長手方向の両端部が連結部材を介して時計本体にそれ
ぞれ連結してなる伸縮可能の腕時計バンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014200U JP3010497U (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 帯状体及びこれからなる腕時計バンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014200U JP3010497U (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 帯状体及びこれからなる腕時計バンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3010497U true JP3010497U (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=43146257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994014200U Expired - Lifetime JP3010497U (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 帯状体及びこれからなる腕時計バンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010497U (ja) |
-
1994
- 1994-10-21 JP JP1994014200U patent/JP3010497U/ja not_active Expired - Lifetime
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