JP2006209548A - 共架管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 既設電柱に対して、当該電柱所有者以外の第三者から伝送路設備の共架申し入れを受け付けて処理する共架管理システムにおいて、電柱強度計算や一束化の検討までを効率的に処理できるような共架管理システムを提供する。
【解決手段】 申請情報取得部31に受け入れられた共架申請情報と電柱情報記憶部40に記憶されている設備情報とに基づいて、共架可否判定のための演算処理を行う演算処理部33を備える。演算処理部33は、当該共架申し入れにかかる伝送路設備が電柱に共架された場合の電柱強度を自動計算する強度計算部331と、一の共架スペースに対して複数の伝送路設備を架設する一束化により共架が可能かを判定する一束化判定部332とを具備する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電力事業者等が保有している既設の電柱に対して、情報通信事業等を営む第三者からの伝送路設備(電線、ケーブル類)の共架申し入れを受け付けて処理するための共架管理システムに関するものである。
昨今の情報通信分野の規制緩和やインターネットの加速的発展に伴い、新たに情報通信サービス等を行おうとする新規事業者が増加しているが、このような新規事業者にとって伝送路設備の構築がネックとなる。一方、大規模電力事業者や通信事業者は、自身の配電線路や通信線路を架設するのため電柱を各所に保有している。電柱は、都市部や農村部を問わず網羅的に立設されており、また私的所有物ではあるものの、電力網や電話網といった社会基盤的なインフラ設備を構築するための極めて公共性の高い構築物であると言うことができる。従って、当該電柱所有者の事業目的に支障を来たさない範囲で、前記新規事業者等に、既設電柱を利用した伝送路設備の構築を許容することが望ましい。このような観点から、大規模電力事業者等は、第三者がサービスを実施するための伝送路設備、例えばCATV施設用の給電ケーブル、テレビ難視聴解消のためのケーブル、各種通信サービス用に供される光ファイバケーブル等を、自身が保有する既設電柱に架設させる共架を受け入れている。
ところで、上記のように第三者へ共架を認可するに際しては、様々な共架要件について調査・検討が必要となる。例えば、申請にかかる伝送路設備を共架した場合に、電柱の強度や安全率が損なわれてしまうことはないか、設備関係法令等の条件を満足するか等を調査する必要がある。また、一本の電柱に対して共架のために確保できるスペースは、必要地上高の確保や配電線との離隔距離確保等の制限から限られており、多数の新規事業者からの申請が有る場合は、限られた共架チャンネルに複数のケーブルを架設する一束化の検討も必要となる。さらには、電柱に対する実際の装柱状況を確認して、共架可否を判定する必要がある。
従来、例えば特許文献1に、電柱に関するデータ情報や写真情報をデータベース化し、これにネットワークを介して閲覧可能としたシステムが提案されている。このようなネットワークシステムを共架管理システムに導入した場合、電柱情報の入手に対する利便性は向上するものの、強度計算等についてはさほど事務処理効率を上げることは出来ない。とりわけ、複数の共架申し入れが有った場合には、先発申請者の申請有効期間内を考慮しつつ後発申請者について強度計算や一束化の検討が必要となり、膨大で煩雑な事務処理が電柱所有者(共架管理者)に賦課されることとなる。従って、電柱強度計算や一束化の検討までを効率的に処理できるような共架管理システムは、現状では未だ提案されていないのが実情である。
特開2002−230095号公報
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、既設電柱に対して、当該電柱所有者以外の第三者から伝送路設備の共架申し入れを受け付けて処理する共架管理システムにおいて、電柱強度計算や一束化の検討までを効率的に処理できるような共架管理システムを提供することを目的とする。
本発明の共架管理システムは、既設電柱に対して、当該電柱所有者以外の第三者から伝送路設備の共架申し入れを受け付けて処理する共架管理システムであって、前記共架申し入れにかかる共架申請情報を受け入れる申請情報取得部と、各々の電柱に与えられた管理番号に関連付けて、当該電柱についての各種設備情報を記憶する電柱情報記憶部と、前記申請情報取得部に受け入れられた共架申請情報と前記電柱情報記憶部に記憶されている設備情報とに基づいて、共架可否判定のための演算処理を行う演算処理部とを備え、前記演算処理部は、当該共架申し入れにかかる伝送路設備が電柱に共架された場合の電柱強度を自動計算する強度計算部と、一の共架スペースに対して複数の伝送路設備を架設する一束化により共架が可能かを判定する一束化判定部とを具備することを特徴とする。
この構成によれば、演算部において、申請情報取得部に受け入れられた共架申請情報(通常、共架を希望する特定の電柱の指定情報を含む)と電柱情報記憶部に記憶されている設備情報とが関連付けられて、強度計算部にて当該共架申し入れにかかる伝送路設備が電柱に共架された場合の電柱強度が自動計算される。また一束化判定部にて、一の共架スペースに対して複数の伝送路設備を架設する一束化により共架が可能かが判定される。
上記構成において、各々の共架申し入れに対して、管理番号を与えると共に当該共架申し入れに所定の有効期間を設定する申請管理情報付与部を備え、演算処理部は、第1の共架申し入れが既に存在している状態で第2の共架申し入れが有った場合において、前記第2の共架申し入れにかかる共架申請情報について演算処理を行うにあたり、前記第1の共架申し入れが前記有効期間中であるときは、当該第1の共架申し入れにかかる伝送路設備が実在するものとして演算処理を行うよう構成することが望ましい(請求項2)。この構成によれば、実際には未だ電柱に第1の共架申し入れにかかる伝送路設備が架設されていない状態であっても、前記申請管理情報付与部において設定された所定の有効期間内においては、前記伝送線路が存在しているものとして第2の共架申し入れについての強度計算や一束化検討が演算処理部で実行されるようになる。
また、電柱情報記憶部が、共架ユーザ名を含む既存の共架情報を記憶する共架情報記憶部を具備し、一束化判定部にて一束化が必要と判定された電柱について、前記共架情報記憶部に記憶されている情報に基づいて、各々の電柱と共架ユーザ名とを関連付けたデータを生成する一束化相手先データ生成部を備える構成とすることができる(請求項3)。この構成によれば、一束化判定部にて一束化が必要と判定された場合、共架情報記憶部からデータが読み出され、一束化相手先データ生成部により各々の電柱と共架ユーザ名とを関連付けたデータが作成される。従って、共架申請者が既設共架ユーザ等と一束化協議を行う際に必要となる一束化相手先一覧表を、自動出力させることが可能となる。
上記構成において、電柱情報記憶部が、各々の電柱の装柱状態を表す画像情報を、それぞれの電柱の管理番号に関連付けられた画像ファイルとして保管する装柱画像記憶部を具備し、共架可否判定の際に、前記装柱画像記憶部から所定の画像ファイルを読み出して表示する表示部を備える構成とすることが望ましい(請求項4)。この構成によれば、共架申請において特定されている電柱の実際の装柱状態を、現場確認することなく前記表示部において確認できるようになる。
また、電柱情報記憶部が、各々の電柱の配置状況を示す配置情報を、それぞれの電柱の管理番号と地図情報とに関連付けたデータとして記憶するポールマップ情報記憶部を具備し、前記ポールマップ情報記憶部から読み出される情報に、共架申請情報において指定された電柱の管理番号についての情報を重畳して表示する表示部を備える構成とすることが望ましい(請求項5)。この構成によれば、共架申請にかかる電柱の配置状況が地図情報上で確認できるようになり、共架申請者の伝送路設備の敷設ルート等が前記表示部において容易に確認できるようになる。
さらに、電柱情報記憶部が、各々の電柱の建柱時における固有情報を、それぞれの電柱の管理番号に関連付けて記憶する固有情報記憶部を具備し、共架可否判定の際に、前記固有情報記憶部から所定の固有情報を読み出して表示する表示部を備える構成とすることが望ましい(請求項6)。この構成によれば、各々の電柱の建柱時における固有情報、例えば建柱時の特約や用地情報などを、適宜前記表示部において表示させて確認できるようになる。
また、電柱の共架状態に関する調査結果情報を入力する共架調査情報入力部と、正規ルートによる既存の共架情報を記憶する共架情報記憶部とを備え、前記共架調査情報入力部から与えられた調査結果情報と、前記共架情報記憶部に記憶されている共架情報とに基づいて、無断共架の有無を判定する無断共架判定部を備える構成とすることが望ましい(請求項7)。この構成によれば、無断共架判定部によって、共架調査情報入力部から与えられた調査結果と共架情報記憶部から読み出された共架情報とに基づいて、無断共架の有無が判定される。
請求項1にかかる共架管理システムによれば、共架申請が有った場合に、共架申請にかかる伝送路設備が架設された場合の電柱強度の計算と、一束化による共架可否の判断とを自動化することができるので、共架申請に対する調査、検討の業務の効率化を図ることができる。
請求項2にかかる共架管理システムによれば、実際には未だ電柱に第1の共架申し入れにかかる伝送路設備が架設されていない状態であっても、前記申請管理情報付与部において設定された所定の有効期間内においては、前記伝送線路が存在しているものとして第2の共架申し入れについての強度計算や一束化検討が演算処理部で実行されるので、共架申し入れの順位を考慮した上での仮想的な演算処理が効率的に行えるようになる。すなわち、ある共架申し入れ(第2の共架申し入れ)があった場合に、その時点で如何なる共架申請があるか(未共架の状態の共架申請)が自動的に照会され、もし未共架の共架申し入れ(第1の共架申し入れ)が既に受け付けられている場合は、これが実存するものとして演算処理が自動的になされるので、煩雑な事務処理が飛躍的に簡素化されるものである。
請求項3にかかる共架管理システムによれば、共架申請者が既設共架ユーザ等と一束化協議を行う際に必要となる一束化相手先一覧表(一束化指示書)を、自動出力させることができるので、事務処理の効率化を図ることができる。
請求項4にかかる共架管理システムによれば、共架申請において特定されている電柱の実際の装柱状態を、現場確認することなく前記表示部において確認できることから、共架申請にかかる伝送路設備をどのポジションに架設させるか等を決定する場合に、迅速に作業を進めることができるようになる。
請求項5にかかる共架管理システムによれば、共架申請者の伝送路設備の敷設ルート等が前記表示部において容易に確認できることから、例えばポールマップ情報記憶部から読み出された情報に基づいてポールマップを表示させ、共架申請で指定された管理番号の電柱の所在地を加色表示することで、最適ルートの設定提案や、共架申請漏れの電柱のチェック等も行えるようになる。
請求項6にかかる共架管理システムによれば、各々の電柱の建柱時における固有情報、例えば建柱時の特約や用地情報などを容易に確認できるので、例えば共架が忌避されるべき電柱が検索で抽出可能となり、共架可否の判定や敷設ルートの確定の際における事務処理効率を向上させることができる。
請求項7にかかる共架管理システムによれば、無断共架の有無についても本共架管理システムで管理できるようになるので、一層効率的で多面的な共架管理を実行することができるようになる。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる共架管理システムの実施形態について詳細に説明する。
先ず、本発明において管理対象としている「共架」について説明する。図1は、電柱100a、100bを用いた架線状況を示す斜視図であり、電力配電用の配電線101と、情報通信目的等の伝送路設備102との共架がなされている状態の一例を示している。「共架」とは、大規模電力事業者等が配電線101による電力配電系統を構築する目的で建柱した電柱100a、100bに対し、当該既設電柱100a、100bの空き架線スペースを活用して伝送路設備102を後発的に架設することをいう。このような共架は、電柱所有者である大規模電力事業者自身が通信事業目的をもって通信ケーブル等(伝送路設備)を架設する態様もあるが、電柱所有者以外の第三者(CATV事業者、各種通信事業者等)からの申し入れを受けて通信ケーブル等を架設する態様もある。本発明は、後者の態様についての共架を対象とする共架管理システムである。
伝送路設備102は、電柱100a、100bの高さ方向において、高圧部である配電線101から所定距離(例えば1m以上)だけ離間されており、且つ所定の地上高(例えば6.4m以上)が確保されている領域(共架スペース)を利用して架設される。伝送路設備102は、具体的にはCATV施設用の給電ケーブル、テレビ難視聴解消のためのケーブル、各種通信サービス用に供される光ファイバケーブル等であり、前記共架スペースに適宜な取り付け手段を設けて支持されることで架設される。
図1に示す例では、電柱100a、100bの共架スペースに第1の腕金103及び第2の腕金104を所定の離隔距離を置いて2段に取り付け、各腕金103、104にそれぞれ2つずつ、合計4つの共架チャンネルCH1〜CH4を設け、これら共架チャンネルCH1〜CH4にてそれぞれの伝送路設備102が支持される例を示している。
図2は、一つの共架チャンネルCH1の詳細を示す図である。共架チャンネルCH1は、メッセンジャワイヤ1021と、このメッセンジャワイヤ1021に両端が係止されたリング状のハンガ1022とで構成される支持体構造を備えており、伝送路設備102は該支持体で吊架される構成とされている。具体的には、前記メッセンジャワイヤ1021が第1の腕金103にて吊止支持され、該メッセンジャワイヤ1021の長手方向に所定間隔を置いてハンガ1022(スパイラル状のハンガが用いられる場合もある)が多数係止されており、このリング状ハンガ1022の内部空間に伝送路設備102を挿通させることで、伝送路設備102が架設支持される構造となっている。
さらに図2では、一つの共架チャンネルCH1に3本の伝送路設備102a、102b103cが架設支持されている例を示している。これは、複数のケーブル類を束ねた状態で架設するという意味で「一束化」と呼ばれている。このような一束化が必要となるのは、共架スペースのエリアが、地上高の確保や高圧部からの離間の要件を満たすエリアに限られており、自ずと共架チャンネルの設定数も限定される(通常は4チャンネル程度が限界)ことから、一つの共架チャンネルを有効活用するためである。
上記一束化の態様としては、予め複数の伝送路設備102を一束化した状態で架設される場合もあるが、共架申請が有る都度に、伝送路設備102が順次追加的に架設される態様が多い。つまり、例えば第1のユーザからの共架申請にかかる1本目の伝送路設備102aが架設支持されている状態で、第2のユーザからの共架申請にかかる2本目の伝送路設備102bの共架が認容された場合、この2本目の伝送路設備102bがハンガ1022に挿通され、これにより2本の伝送路設備102a、102bが一束化された状態で架設支持されるものである。このような一束化が行われるに際しては、後発の前記第2のユーザは、第1のユーザに対して一束化の許可を求める必要がある。これは、追加的な架設により第1のユーザの伝送路設備102aに何らかのダメージを与えてしまうことが有り得るからであり、かかる一束化協議はユーザ間での交渉事項とされ、電柱所有者(共架管理者)は一束化の相手先ユーザを特定したリストを作成して後発ユーザに一束化協議を促すという実務が一般的に取られている。
続いて、本発明にかかる共架管理システムの具体的な実施形態について説明する。図3は、実際に共架管理システムが適用される場合の当事者関係を模式的に示した概念図である。図示する通り、一般的に本システムは、共架申請者(通信事業者等)Aが保有する端末機と、大規模電力事業者等の電柱所有者Bが保有する本発明にかかる共架管理システムが実行可能とされたコンピュータシステムとが、インターネット等のネットワークを介して接続されることで運用される。すなわち、各々の共架申請者A1、A2、A3は、それぞれが保有している端末機からインターネット等を経由して、電柱所有者Bが構築している共架管理システムにアクセス可能とされている。
電柱所有者B側の当事者は、例えば共架申請者Aからの共架申し入れを受け付け、これを所定の共架申請情報に置換して本発明にかかる共架管理システムに入力する申請窓口者B1、申請窓口者B1から入力された共架申請情報に基づいて当該共架管理システムを活用して技術的な検討等を行って共架可否判定を行うと共に、関連する管理を行う共架管理者B2、無断共架が為されていないか等につき現地調査を行い、その調査結果を共架管理システムに入力する調査者B3である。
図4は、本発明にかかる共架管理システム1の構成を示すブロック図である。このシステム1は、前述した通り共架申請者の端末機10から送信される共架申し入れに関するデータ情報を、インターネット11を経由して受け入れるものであり、データ送受信部20、管理システム本体部30、電柱情報記憶部40、ディスプレイ等の表示部50、プリンタ等の出力部60及び共架調査情報を入力する端末機70から構成されている。
上記データ送受信部20は、申請受付部21、申請管理情報付与部22、回答フォーム生成部23及び費用請求データ生成部24からなる。申請受付部21は、インターネット11を経由して共架申請者Aの端末機10から送信される共架申し入れに関するデータ情報を受け付ける。この申請受付部21では、共架申し入れの対象とされている電柱と、電柱所有者Bがデータベース管理している電柱の管理番号との照合処理がなされる。この照合処理により、不明柱(例えば電柱所有者Bが所有していない電柱や、実在しない電柱が共架申し入れで指定されているケース)の抽出が行われ、不明柱が存在している場合は、共架申請者Aの端末機10へエラー情報が送信される。
申請管理情報付与部22は、申請受付部21により受け付けられた共架申し入れに基づいて、所定の必要情報を電子化すると共に管理情報を付加して共架申請情報を作成し、これを管理システム本体部30へ送信する。ここで電子化される情報は、共架申し入れにかかる電柱の管理番号、伝送路設備(ケーブル)の条数、外径、種別及び申請者の属性情報等である。また付加される管理情報は、複数の共架申し入れに対応可能とするための申請順位番号や本契約の受付有効期間の設定情報等である。なお、前記有効期間は、当該共架申し入れに対する回答書の発送日を起算日として、適宜な期間(例えば2ヶ月程度)に設定される。
回答フォーム生成部23は、管理システム本体部30において実行される共架可否判定結果に基づいて、共架申請者Aへの回答書を所定のフォームで作成する。この回答フォーム生成部23で作成された回答書は、インターネット11を経由して共架申請者Aの端末機10へ送信される。費用請求データ生成部24は、共架管理システム1を用いての電柱強度計算、報告書作成などに必要な人件費等をベースとして発生費用を計算する。その計算結果は、出力部70から請求書としてプリント出力され、共架申請者Aへ郵送される。なお、この請求書についても、インターネット11を経由して電子情報として発送するようにしても良い。
管理システム本体部30は、申請情報取得部31、表示指示部32、演算処理部33、共架可否判定部34、一束化相手先データ生成部35、データ書換え指示部36、無断共架判定部37及びメモリ部38を備えている。
申請情報取得部31は、RAM等からなり、前記申請管理情報付与部22から送信された共架申請情報を受け取り、これを一時的に記憶する。該申請情報取得部31に記憶された共架申請情報は、演算処理部33における演算処理の際、あるいは所定の部位からの読み出し信号により適宜読み出される。表示指示部32はキーボードやマウス等からなり、表示部50に、前記共架申請情報を表示させたり、或いは後述の電柱強度自動計算結果、共架可否回答、装柱写真、ポールマップなどを表示させたりする指示信号を与えるものである。
演算処理部33は、前記共架申請情報と、電柱情報記憶部40(後述の設備情報記憶部42)に記憶されている電柱についての設備情報とに基づいて、共架可否判定のための演算処理を行うもので、強度計算部331、一束化判定部332及び共架シミュレーション設定部333を備えている。
強度計算部331は、当該共架申し入れにかかる伝送路設備が電柱に共架された場合の電柱強度を自動計算する。具体的には、共架伝送路設備が電柱に及ぼす荷重について、関係法規(例えば有線電気通信設備令施行規則第6条、電気設備の技術基準32条等)で定められている風圧荷重や安全率を計算するもので、強度計算部331は後述のメモリ部38に格納されている所定の算出式を読み出し、この算出式に共架申請情報から得られた数値を代入して、電柱強度を自動計算する。
一束化判定部332は、一の共架スペース(前述の共架チャンネルCH1〜CH4のいずれか一つ)に対して、一束化により共架が可能かを判定する。実際の運用では、電柱強度としては問題がなくとも、共架スペースの制限から共架を受け入れることが出来ない場合があり、一束化判定部332は、一束化が必要か否か(共架チャンネルCH1〜CH4に完全な空きがあれば一束化自体が不要である)、及び一束化をすれば共架が可能かを求める。具体的には、設備情報記憶部42に記憶されている共架チャンネルに関する情報や、後述の共架情報記憶部45に記憶されている既設共架情報に基づいて、一束化要否の演算が行われる。
共架シミュレーション設定部333は、実際には未だ電柱に共架伝送路設備が架設されていない状態であっても、これが架設されているものとして前記強度計算部331及び一束化判定部332にて演算処理を行い得るような情報環境を生成する。例えば、第1の共架申し入れが既に存在している状態で第2の共架申し入れが有った場合において、前記第2の共架申し入れにかかる共架申請情報について演算処理を行うにあたり、前記第1の共架申し入れについての伝送路設備が実際は未架設でも、これが架設されているものとして演算処理が行えるようにする。具体的には、前記申請管理情報付与部22において設定された有効期間情報を申請情報取得部31から読み出し(当該電柱について、申請有効期間中の先行共架申し入れが存在するかの確認)、該当する先行申請(第1の共架申し入れ)が存在する場合は、設備情報記憶部42から読み出される設備情報に先行申請情報を加算して補正する。この場合、強度計算部331及び一束化判定部332は、前記補正情報に基づいて、所定の演算処理を行う。
共架可否判定部34は、演算処理部33による演算処理結果や、後述の固有情報記憶部44に格納されている各電柱の固有情報等を踏まえ、共架申請において指定された全ての電柱について、共架可否の判定結果データを作成する。具体的には共架可否判定部34は、例えばメモリ部に格納されている可否判定の基礎となる判定要素データベースを用い、前述の強度計算結果が所定の閾値内にあるか、共架阻害要因となる用地情報が存在するか否か等を演算・識別することで、共架可否の判定結果データを作成する。
一束化相手先データ生成部35は、一束化判定部332により「一束化にて共架可能」と判定された電柱について、各々の電柱と共架ユーザ名とを関連付けたデータを生成する。これは前述したように、後発ユーザに対して一束化交渉の相手先を告知するためのデータとなる。具体的には一束化相手先データ生成部35は、一束化が必要な電柱の管理番号に関連付けて共架情報記憶部45に格納されている共架ユーザ名を含む共架情報を読み出し、各々の電柱と共架ユーザ名とを関連付けたデータを生成する。この一束化相手先データは、回答フォーム生成部23で作成される回答書に添付される。
データ書換え指示部36は、電柱情報記憶部40に格納されている各種の情報の書換え指示を与える。例えば、共架申請が認可されて伝送路設備が実際に敷設された後に、共架情報記憶部45に格納されている共架物情報を、敷設後の現況に合わせて更新する。
無断共架判定部37は、無断共架の調査者B3より、端末機(共架調査情報入力部)70から与えられる調査結果情報を受け取ると共に、正規ルートによる既存の共架情報を記憶していることになる共架情報記憶部45から、該当する電柱についての共架情報を読み出し、両者を対比することで無断共架の有無を判定する。
メモリ部38は、ROMやRAM等からなり、当該共架管理システムの作動に必要なデータやプログラム等が格納される。例えば、強度計算部331における演算処理の際に用いられる強度計算の算出式、共架可否判定部34における可否判定の基礎となる判定要素データベース(例えば、強度計算や安全率の合格値を、種別毎にテーブル化したもの)等が格納されている。
電柱情報記憶部40は、電柱に関する各種の情報が格納されるROMやRAM等からなり、装柱画像記憶部41、設備情報記憶部42、ポールマップ情報記憶部43、固有情報記憶部44、共架情報記憶部45及び無断共架情報記憶部46を備えている。
装柱画像記憶部41は、各々の電柱の装柱状態を表す画像情報を、それぞれの電柱の管理番号に関連付けられた画像ファイルとして保管する。この画像ファイルは、共架可否判定の際等に、表示指示部32からの指示信号により装柱画像記憶部41から読み出され、表示部50に表示される。実務では、電柱の装柱状態を画像ファイル表示画面で評価し、変圧器や高圧カットアウト等の電力機器の配置状況や周辺環境の状況等を考慮して、前記共架可否判定部34で自動処理された判定結果の妥当性が確認される。
設備情報記憶部42には、個々の電柱につき、用いられている柱に関する諸元情報や、当該電柱に搭載されている装柱物についての詳細情報が格納される。前者の具体例としては、柱の長さ、柱の種別、型注入の方式、材質及び建柱ポイントの土質等の情報が挙げられる。また後者の具体例としては、架線されている電力用配電線の種別、被覆材質、外径、条数、電気機器類の取り付け状況等の情報が挙げられる。
ポールマップ情報記憶部43には、各々の電柱の配置状況を示す配置情報が、それぞれの電柱の管理番号と地図情報とに関連付けたデータが格納される。このポールマップ情報は、最適ルートの設定提案や共架申請漏れのチェック等に用いられる。すなわち、これらの処理が行われる際に、表示指示部32からの指示信号によりポールマップ情報記憶部43から読み出され、表示部50にポールマップ情報が表示される。そして、かかるポールマップ情報に、共架申請情報において指定された電柱の管理番号についての情報を重畳して表示すれば、共架申請にかかる電柱の配置状況が地図情報上で視覚的に確認できるようになり、共架申請者の伝送路設備の敷設ルート等が前記表示部50において容易に確認できるようになる。
固有情報記憶部44には、各々の電柱の建柱時における固有情報が、それぞれの電柱の管理番号に関連付けて格納される。この固有情報は、共架可否判定の際等に、表示指示部32からの指示信号により固有情報記憶部44から読み出され、表示部50に表示される。前記固有情報とは、例えば建柱地が官地か民地か(民地ならば、共架を行う場合に地主の承諾が必要となる)、建柱時において装柱制限等につき地主との特約を締結したか等である。このような建柱時の特約や用地情報などが、共架可否判定の際に適宜表示部50において表示される。
共架情報記憶部45には、共架に関する各種の情報が格納される。例えば共架チャンネル、共架ユーザの名称や属性情報、共架されているケーブルの条数や外径サイズ、線種などが、各々の電柱管理番号に関連付けて記憶されている。共架情報記憶部45に格納されている各種共架情報は、演算処理部33や無断共架判定部37による演算処理の際、一束化データ生成部35によるデータ作成の際等に読み出され、またデータ書換え指示部36からの書換え指示信号により更新される。
無断共架情報記憶部46は、端末機(共架調査情報入力部)70から与えられる無断共架に関する調査結果情報と、前記無断共架判定部37による無断共架の有無判定結果が格納される。この情報は、無断許可是正状況の管理の際に用いられ、所定の是正処理が完了した場合には、そのデータファイルに特定の識別符号が与えられて記憶される。
以上の通り構成された共架管理システム1の動作について説明する。図5は、共架申し入れがあった場合の処理フローを示すフローチャートであり、図6は共架管理システム1内におけるデータの流通状況を説明するためのブロック図である。以下、これらの図面に基づいて、処理フローとデータ流通状況とを関連付けて説明する。
フローが実行される端緒は、共架申請者Aの端末機10からのインターネット11を経由した共架申し入れである(ステップS11)。この共架申し入れの際、共架申請者Aは、共架を希望する電柱、伝送路設備の条数や外径、線種など、所定の申請細目情報を添付して送信することになる。このような共架申し入れは、申請窓口者B1の保有にかかるパーソナルコンピュータ(データ送受信部20の申請受付部21)で逐次受信される。
申請受付部21では、共架申し入れの対象とされている電柱と、電柱所有者Bがデータベース管理している電柱の管理番号との照合処理がなされ、不明柱のチェックが行われる。さらに、申請管理情報付与部22により、申請受付部21で受け付けられた共架申し入れの申請細目情報に基づいて、所定の必要情報を電子化すると共に、申請順位情報等の管理情報を付加して共架申請情報が作成される(ステップS12)。このような共架申請情報は、共架管理者B2が保有する管理システム本体部30へ送信される。
上記共架申請情報は、申請情報取得部31で受領され、一時的に格納される。この時点で格納される情報は、共架申請にかかる電柱の管理番号D1と、上記伝送路設備の申請細目情報D2などである(図6参照)。そして、オペレータの操作信号により、前記管理番号D1及び申請情報細目情報D2は演算処理部33に送られ、また設備情報記憶部42に格納されている電柱の設備情報、すなわち柱に関する諸元情報M2や装柱物の詳細情報M3が読み出され、共架可否判定のための演算処理が行われる(ステップS13)。具体的には、強度計算部331に格納されている強度計算プログラムP1により、前記共架申請情報と設備情報の値がメモリ部38に格納されている強度計算の計算式P3に適用されて演算処理が行われ、電柱強度や安全率が自動計算される。
また、一束化判定部332に格納されている一束化演算プグラムP2により、前記装柱物の詳細情報M3(共架チャンネル情報)や共架情報記憶部45に格納されている既設共架物の情報M4を参照して、一束化要否の演算が行われる。なお、一束化判定部332にて「一束化にて共架可能」と判定された場合は、一束化相手先データ生成部35により、各々の電柱の管理番号と共架ユーザ名とを関連付けたデータが作成される。
ここで、共架申請にかかる電柱について、実際には未だ共架されていないものの、共架申請有効期間中にある先行の共架申請(第1の共架申し入れ)が存在する場合、後行の共架申請(第2の共架申し入れ)に関する演算処理は、共架シミュレーション設定部333により、前記第1の共架申し入れにかかる伝送路設備が存在するものとして設定された情報環境に基づいて行われる。なお、第2の共架申し入れが処理されるに当たり、第1の共架申し入れが存在するか否かは、申請情報細目情報D2に含まれている申請順位情報と、共架申請にかかる電柱について設定されている有効期限情報D3(第1の共架申し入れについてのもの)の有無により判断される。そして、第1の共架申し入れが有ると判定された場合、共架情報記憶部45に格納されている申請共架物の情報M5が当該電柱の管理番号に関連付けて読み出され、一束化要否の演算が行われることになる。
次に、上記演算処理結果を踏まえて、種々の要因を考慮して共架可否判定部34により可否判定がなされる(ステップS14)。すなわち、共架可否判定部34により、メモリ部38に格納されている可否判定の基礎となる判定要素データベースを用い、前述の強度計算結果が所定の閾値内にあるか、共架チャンネルに収容可能か(一束化により共架が可能か)が判断される。そして種々の要因として先ず考慮されるのが、固有情報記憶部44に格納されている各電柱の固有情報M7であり、共架阻害要因となる固有情報がその電柱について存在しているかが確認される。ここで、電柱強度不足、共架チャンネルに空きスペースが無い、若しくは共架阻害要因となる固有情報が有ると判定された場合、共架チャンネルには、共架不可との判定が為されることになる。
一方、共架可否判定部34にて共架可能と判定された場合、オペレータにより与えられた表示指示部32からの指示信号により、装柱画像記憶部41から各々の電柱の装柱画像ファイルM1が電柱管理番号に関連付けて読み出され、表示部50に装柱画像S3として表示される。この、装柱画像S3をオペレータが評価し、前記共架可否判定部34で自動処理された判定結果の妥当性が確認される。さらに、ポールマップ情報記憶部43からポールマップ情報M6が読み出され、同様にこれを表示部50にポールマップ画像S4として表示し、敷設ルートの確認や共架申請漏れの確認が行われる。この際、共架申請で指定された管理番号の電柱の所在地を加色表示させるようにすれば、共架申請漏れの確認が簡易に且つ確実に行えるので好ましい。
以上のステップの処理結果に基づいて、共架可否に関する調査結果報告書並びにこのような事前調査業務の実行により発生した事前調査費用データが作成される(ステップS15)。具体的には、演算処理部33で作成された電柱強度の自動計算結果についての第1のデータファイルと、共架可否判定部34で作成された共架可否判定についての第2のデータファイルとが、データ送受信部20の回答フォーム生成部23に送信され、該回答フォーム生成部23にて共架申請者Aへの回答書が所定のフォームで作成される。また事前調査費用データは、申請情報取得部31に与えられた共架申請情報に基づいて、費用請求データ生成部24にて作成される。かかる事前調査費用データは、請求書Nとして出力部60からプリントアウトされる。そして、前記回答書はインターネット11を経由して共架申請者Aの端末機10へ電子情報ファイルとして送信され、また前記請求書Nは郵送される(ステップS16)。
なお、電柱強度の自動計算結果についての第1のデータファイル及び共架可否判定についての第2のデータファイルは、それぞれ電柱強度自動計算結果表示画像S1及び共架可否回答表示画像S2として、表示指示部32からの指示に応じて表示部50に表示可能とされている。図7は電柱強度自動計算結果表示画像S1の一例を示し、図8は共架可否回答画像S2の一例をそれぞれ示している。
図7に示す電柱強度自動計算結果表示画像S1は、例えば電柱管理番号表示部81、支持物表示部82、装柱物表示部83、共架物表示部84、自動計算結果表示部85、自動計算結果判定表示部86、総合判定結果表示部87及び写真表示アイコン88などが備えられて構成される。
電柱管理番号表示部81には、計算対象とされた電柱に付与されている管理番号が表示される。そして、当該表示画像S1には、前記管理番号に関連付けられた各種の情報が表示されることになる。すなわち、支持物表示部82には、当該管理番号にかかる電柱についての柱に関する諸元情報M2が設備情報記憶部42から読み出されて、具体的なデータ(柱の長さや種別等)が表示される。同様に、装柱物表示部83には、装柱物の詳細情報M3の具体的なデータが表示される。
共架物表示部84には、図示するように、どの共架位置(共架チャンネル)に、どの共架ユーザの伝送路設備(ケーブル)が共架されているか、また共架ケーブルの条数や外径はどのようなものかが、共架情報記憶部45に格納されている既設共架物の情報M4に基づいて表示される。これに加えて、既設共架物だけでなく未だ実際には共架されていない申請段階の共架に関する情報(前述の通り、有効期間内にある共架申請情報)についても、申請共架物の情報M5に基づいて表示されるようになっている。本実施形態ではこのようなデータ処理形態を採用していることから、複数の共架申し入れが同一電柱について重複しても、共架申し入れの順位を考慮した上での仮想的な演算処理が効率的に行えるという利点がある。
自動計算結果表示部85には、強度計算部331による強度計算結果の細目が表示される。自動計算結果判定表示部86には、共架可否判定部34による自動判定結果が表示される。さらに総合判定結果表示部87には、前記自動判定結果に加えて、装柱画像S3の評価結果等、諸々の要件を考慮した上での総合判定結果が表示される。なお、写真表示アイコン88は、クリックされることで装柱画像ファイルM1にアクセスして装柱画像S3を表示部50へ表示させるためのものである。
次に、図8に示す共架可否回答表示画像S2は、例えば申請者情報表示部91、結果表示部92及び電柱毎の詳細表示部93などが備えられて構成される。申請者情報表示部91には、共架申し入れの受付時に申請受付部21で付与された受付番号に関連付けて、共架申請者Aの属性情報が表示される。
結果表示部92には、共架申し入れにかかる電柱の全てについての総括的な共架可否判定結果が表示される。ここには、個別の電柱についてそれぞれ前記総合判定結果表示部87に表示された結果が、加算処理して表示されることになる。なお、結果表示部92には有効期限表示部921が付設されており、この回答書を受領した共架申請者Aが、共架の本申請を行うことができる有効期限が表示される。ここで指定されている有効期限が、図6で示す有効期限情報D3であり、この有効期間内に後から同一電柱について共架申し入れがあった場合は、当該回答書で「共架可能」とされた電柱については伝送路設備が実存するものとして扱われる。
詳細表示部93には、共架申請の対象とされた電柱の管理番号(符合931の表示欄)別に、電柱用地の種別欄932、一束化相手のコード番号欄933、共架可否の個別判定結果欄934及び備考欄935がマトリクス状に表示される。電柱用地の種別欄932には、固有情報記憶部44に格納されている電柱の固有情報M7から読み出された情報が表示される。一束化相手のコード番号欄933には、共架情報記憶部45に格納されている既設共架物の情報M4及び申請共架物の情報M5から読み出された情報が表示される。個別判定結果欄934には、個々の電柱についての共架可否判定結果が表示される。備考欄935には、可否判定に際しての特記事項が標記され、ここには専ら電柱の固有情報M7に基づいた参照情報が表示される。
さらに、詳細表示部93には一束化相手一覧表示アイコン936が付設されており、該アイコン936がクリックされることで、一束化相手先となる共架ユーザ名のリスト画面94が表示されるようになっている。かかる表示を可能とするデータは、前述の通り一束化相手先データ生成部35にて作成される。本実施形態ではこのようなデータ処理系等が組み入れられているので、共架申請者Aが既設共架ユーザ等と後日一束化協議を行う際に必要となる一束化相手先一覧表(一束化指示書)を、自動出力させることができるので、事務処理の効率化を図ることができる。
図5のフローチャートに戻って、以上のステップで作成された回答書を受けた共架申請者Aから、共架申し入れの本申請の受付が行われる(ステップS17)。この際、共架申請者Aサイドにおいて、一束化相手先との協議が完了していることが前提となる。なお、回答書において指定された前記有効期限が徒過している場合は、ステップS17の受付対象とされない。
本申請が受け付けられると、回答書作成に要した事前調査費用の入金が完了しているかが確認され(ステップS18)、入金が完了している場合(ステップS18でYes)は、共架契約書の作成及び締結のステップに移行する(ステップS19)。共架契約書が完備されると、共架申請者Aの所有にかかる伝送路設備の、電柱への架設工事が実施される(ステップS20)。具体的には、図2に示したような共架チャンネルCH1のハンガ1022に、伝送路設備102を挿通させる工事が実施される。このような工事が完了すると竣工調査が実施され(ステップS21)、その調査結果は電子化されてデータ書換え指示部36に与えられる。そしてデータ書換え指示部36は、共架情報記憶部45に格納されている共架物情報を、敷設後の現況に合わせて更新する(ステップS22)。これにより一連のフローは完了する。
一方、事前調査費用の入金が完了していない場合(ステップS18でNo)、契約書を作成せず、共架申請者Aに催告状を送付する傍らで有効期間の経過が経過したかが確認され(ステップS23)、有効期間が経過した場合(ステップS23でYes)は、共架の本申請はキャンセルされたものと扱い(ステップS24)、一連のフローは完了する。もし、有効期間内であって(ステップS23でNo)、入金が確認された場合は、ステップS19以下の処理が実行されるものである。
以上が、共架申請業務についてのフローの説明であるが、次に無断共架(所定の共架申し入れが為されず無断で電柱に伝送路線路が共架されている状態)の管理を行う場合についてのフローを、図9に基づいて概略的に説明する。
先ず、特定の地区内に建柱されている電柱を対象として、無断共架の調査諸元となる共架情報が、「無断共架調査票」として出力され、これが無断共架の調査者B3(図3参照)に交付される(ステップS31)。或いは、調査者B3が保有する携帯端末にダウンロードされる。調査者B3により、前記無断共架調査票に基づいて共架現場調査が行われ(ステップS32)、その調査結果に関する共架調査情報が端末機70(共架調査情報入力部)から入力される(ステップS33)。
このような共架調査情報は、共架管理者B2が保有する管理システム本体部30の無断共架判定部37に受け取られる。無断共架判定部37は、入力された調査結果情報を受け取ると共に、正規ルートによる既存の共架情報を記憶していることになる共架情報記憶部45から、該当する電柱についての既設共架物の情報M4を読み出し(ステップS34;つまり共架契約の照会を行う)、両者を対比することで無断共架の有無が判定される(ステップS35)。
そして、調査された共架物について共架契約の存在が肯定された場合(ステップS35でNo)、一連のフローは終了する。一方、無断共架であるとの判定がなされた場合(ステップS35でYes)、その無断共架に関する調査結果が無断共架情報記憶部46へ格納される(ステップS36)。この情報は、無断許可是正状況の管理(契約正常化の進捗管理、無断共架者に対する取り組みの管理、撤去工事の進捗管理等)の際に用いられることになる。
そして無断共架者(多くの場合、無断共架されているポイントやケーブル種等から特定可能である)に対して、正規の共架契約を締結若しくは共架物の撤去を求める共架是正依頼書が発行される(ステップS37)。かかる依頼書に対する応諾が所定期間内にあるかが確認され(ステップS38)、応諾があった場合は(ステップS38でYes)、先に図5に基づいて説明した共架申請業務のフローが、当該無断共架者に対して実行されることになる(ステップS39)。
一方、所定期間内に応諾が無い場合は(ステップS38でNo)、当該無断共架者に対して無断共架されている伝送路設備等の強制撤去の通告がなされ(ステップS40)、無断共架者による自主撤去の実行や共架契約の申し入れが無い場合は伝送路設備等が撤去される(ステップS41)。そして撤去工事が完了したら、無断共架情報記憶部46に格納されている無断共架に関する調査結果情報に是正完了の旨の識別符号が与えられる等のデータ更新が、データ書き換え指示部36からの指示により実行される(ステップS42)。これにより一連の処理は完了する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記実施形態を種々改変して実施することが可能である。例えば、申請窓口者B1と共架管理者B2とを統合し、一元的な管理を行うようにしても良い。また、ポールマップ情報記憶部43に格納されているポールマップ情報を、共架申請者Aに対して閲覧可能とし、共架申請者Aにおいて共架申し入れの際に必要となる電柱の特定作業が簡素化されるようなシステム構成としても良い。この場合、不明柱のチェック業務が簡素化されることが期待される。さらに、共架可能な電柱、ルート、線種等を共架情報記憶部45に格納されている情報に基づいてデータ化し、これを共架可能カタログ情報として、Web上に公表するようなシステムを付加するようにしても良い。
共架チャンネルを備えた電柱における、配電線と共架された伝送路設備との架設状況を示す斜視図である。 共架チャンネルの拡大図であり、(a)は共架チャンネルの断面方向の拡大図を、(b)は長手方向の拡大図をそれぞれ示している。 本発明の共架管理システムが適用される場合の、当事者関係を模式的に示した概念図である。 本発明にかかる共架管理システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明にかかる共架管理システムのフローを説明するためのフローチャートである。 本発明にかかる共架管理システムにおけるデータの流通状況を説明するためのブロック図である。 電柱強度自動計算結果表示画像の一例を示す平面図である。 共架可否回答表示画像の一例を示す平面図である。 無断共架の管理についてのフローを示すフローチャートである。
符号の説明
1 共架管理システム
100a、100b 電柱
101 配電線
102 伝送路設備
10 端末機(申請入力部)
20 データ送受信部
21 申請受付部
22 申請管理情報付与部
23 回答フォーム生成部
24 費用請求データ生成部
30 管理システム本体部
31 申請情報取得部
32 表示指示部
33 演算処理部
331 強度計算部
332 一束化判定部
333 共架シミュレーション設定部
34 共架可否判定部
35 一束化相手先データ生成部
36 データ書き換え指示部
37 無断共架判定部
38 メモリ部
40 電柱情報記憶部
41 装柱画像記憶部
42 設備情報記憶部
43 ポールマップ情報記憶部
44 固有情報記憶部
45 共架情報記憶部
46 無断共架情報記憶部
50 表示部
60 出力部
70 端末機(共架調査情報入力部)
CH1〜4 共架チャンネル

Claims (7)

  1. 既設電柱に対して、当該電柱所有者以外の第三者から伝送路設備の共架申し入れを受け付けて処理する共架管理システムであって、
    前記共架申し入れにかかる共架申請情報を受け入れる申請情報取得部と、
    各々の電柱に与えられた管理番号に関連付けて、当該電柱についての各種設備情報を記憶する電柱情報記憶部と、
    前記申請情報取得部に受け入れられた共架申請情報と前記電柱情報記憶部に記憶されている設備情報とに基づいて、共架可否判定のための演算処理を行う演算処理部とを備え、
    前記演算処理部は、当該共架申し入れにかかる伝送路設備が電柱に共架された場合の電柱強度を自動計算する強度計算部と、一の共架スペースに対して複数の伝送路設備を架設する一束化により共架が可能かを判定する一束化判定部とを具備することを特徴とする共架管理システム。
  2. 各々の共架申し入れに対して、管理番号を与えると共に当該共架申し入れに所定の有効期間を設定する申請管理情報付与部を備え、
    演算処理部は、第1の共架申し入れが既に存在している状態で第2の共架申し入れが有った場合において、前記第2の共架申し入れにかかる共架申請情報について演算処理を行うにあたり、前記第1の共架申し入れが前記有効期間中であるときは、当該第1の共架申し入れにかかる伝送路設備が実在するものとして演算処理を行うことを特徴とする請求項1記載の共架管理システム。
  3. 電柱情報記憶部が、共架ユーザ名を含む既存の共架情報を記憶する共架情報記憶部を具備し、
    一束化判定部にて一束化が必要と判定された電柱について、前記共架情報記憶部に記憶されている情報に基づいて、各々の電柱と共架ユーザ名とを関連付けたデータを生成する一束化相手先データ生成部を備えることを特徴とする請求項1記載の共架管理システム。
  4. 電柱情報記憶部が、各々の電柱の装柱状態を表す画像情報を、それぞれの電柱の管理番号に関連付けられた画像ファイルとして保管する装柱画像記憶部を具備し、
    共架可否判定の際に、前記装柱画像記憶部から所定の画像ファイルを読み出して表示する表示部を備えていることを特徴とする請求項1記載の共架管理システム。
  5. 電柱情報記憶部が、各々の電柱の配置状況を示す配置情報を、それぞれの電柱の管理番号と地図情報とに関連付けたデータとして記憶するポールマップ情報記憶部を具備し、
    前記ポールマップ情報記憶部から読み出される情報に、共架申請情報において指定された電柱の管理番号についての情報を重畳して表示する表示部を備えていることを特徴とする請求項1記載の共架管理システム。
  6. 電柱情報記憶部が、各々の電柱の建柱時における固有情報を、それぞれの電柱の管理番号に関連付けて記憶する固有情報記憶部を具備し、
    共架可否判定の際に、前記固有情報記憶部から所定の固有情報を読み出して表示する表示部を備えていることを特徴とする請求項1記載の共架管理システム。
  7. 電柱の共架状態に関する調査結果情報を入力する共架調査情報入力部と、正規ルートによる既存の共架情報を記憶する共架情報記憶部とを備え、
    前記共架調査情報入力部から与えられた調査結果情報と、前記共架情報記憶部に記憶されている共架情報とに基づいて、無断共架の有無を判定する無断共架判定部を備えていることを特徴とする請求項1記載の共架管理システム。
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