JP2009211452A - コンクリート柱強度計算装置 - Google Patents

コンクリート柱強度計算装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009211452A
JP2009211452A JP2008054295A JP2008054295A JP2009211452A JP 2009211452 A JP2009211452 A JP 2009211452A JP 2008054295 A JP2008054295 A JP 2008054295A JP 2008054295 A JP2008054295 A JP 2008054295A JP 2009211452 A JP2009211452 A JP 2009211452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete column
information
concrete
elements
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008054295A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kajiyama
聡 梶山
Naoya Hiraiwa
直哉 平岩
Kosuke Inoue
考介 井上
Yuya Shintome
裕也 新留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP2008054295A priority Critical patent/JP2009211452A/ja
Publication of JP2009211452A publication Critical patent/JP2009211452A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】 コンクリート柱の各部分に配慮した忠実なモデリングにより今まで導出困難であった歪み値や変位量を評価し、的確な対応により安全性を確実に確保することを目的としている。
【解決手段】 本発明にかかるコンクリート柱強度計算装置100は、電柱情報、電線情報、位置情報、装柱情報、共架情報の群から選択された1または2以上の情報の入力に応じて特定のコンクリート柱のパラメータを設定するパラメータ設定部110と、コンクリート柱を軸方向、円周方向および半径方向の複数の要素に分割し、設定されたパラメータに基づいて複数の要素それぞれをモデリングするモデリング部114と、複数の要素に応力と歪みの関係を与え、有限要素法を用いた応力解析により各要素の歪み値および変位量を算出する要素算出部116と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンクリート柱の強度を計算するコンクリート柱強度計算装置に関する。
コンクリート柱を新規に敷設する場合、施設する柱体の長さや重量といった電柱諸元、および柱体に加わる外力を個別に調査して柱体の全体的な安全性を評価する必要がある。従って、コンクリート柱を施設、保有する事業者は、コンクリート柱の設計段階で強度計算を遂行している。
かかる安全性を評価する強度計算としては、柱体の各部分に加わる架線張力および風圧による荷重を一点集中荷重として合成し、その柱体の地際部分での許容モーメントおよび施設条件を加味して基礎強度を導出する「地際モーメント法」と呼ばれる方法があり、導出された基礎強度と、基準値を満足する設計強度とを比較してその安全性を確認している。
例えば、図12に示すようなコンクリート柱の柱体10が、張力T〜Tで架線されている場合、地際モーメント法では、張力T〜Tを反映した地際部12の合成曲げモーメント
…(数式1)
が最大となる方向において、柱体10の設計破壊曲げモーメントMuの1/2以下(安全率2の場合)に設定した設計曲げモーメント(仕様値)mに対して、M≦mとなることを確認する。また、このような柱体10の強度そのものに関する判定以外に、電柱基礎部の形状と土質により決まる基礎の抵抗力が、一点集中荷重として合成した荷重によるモーメントに対して十分な強度(安全率2)有しているかどうかを判定することも電気設備に関する技術基準(以下単に電技という。)で定められている。
柱体10の強度そのものに関する判定では、地際だけでなく、コンクリート柱における任意の高さについて合成モーメントを算出する、所謂「中間モーメント法」も開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2006−126950号公報
上述した地際モーメント法によりコンクリート柱の強度計算が可能となったが、その計算式は地際または中間の一点集中荷重に基づいており、その結果は、個々の部分に集中し得る荷重を無視した大雑把なものであった。従って、個々の部分に荷重がかかった場合においても安全基準を満たすように、設計時には相当の余裕をみる必要が生じる。
さらに、従来のコンクリート柱の設計では、コンクリート柱の製造者、コンクリートの組成、鉄筋の本数に拘わらず、一意の強度計算しか為されておらず、電柱諸元のそれぞれ最弱なパラメータを用いて安全性を確保しているので、実際の強度より著しく過小評価された強度にて安全率を考慮することとなり、オーバースペックによるコスト増加を招く可能性があった。
一方、近年のコンクリート柱には電力線のみならず、様々な種類の電線や光ケーブルが架線され、装柱も輻輳化する傾向にあり、このような背景に伴って強度計算は複雑化の一途を辿っている。例えば、従来のコンクリート柱10には、図13に実線で示しているような電力線14が主な架線であった。従って、多くても平面上の2、3方向への張力を考慮すればよかったが、近年では、図13中破線で示すように1基のコンクリート柱10に多方向に亘る電線16が架線される場合が少なくない。従って、このような多方向に亘る架線をより容易に入力できかつ迅速に強度計算できるシステムが望まれている。
また、コンクリート柱の主な設備である電力設備とは別に、通信設備等の共架設備が増設されることも多くなり、その共架契約基数は増加の一途を辿っている。かかる共架設備の増設はコンクリート柱中間部への荷重集中の原因となり、現行の強度計算手法(地際モーメント計算)では対応に限界があった。そうすると、今後、コンクリート柱中間部への応力の集中を原因とするコンクリート柱の折損が予測に反して生じる可能性がでてくる。ここで、上述したような「中間モーメント法」を用いて中間部の荷重を計算することも考えられるが、両持ち梁の形態では複数の部分への荷重を計算できない等、正確な強度計算を実施することはいずれにしても困難である。
本発明は、このような課題に鑑み、コンクリート柱の各部分に配慮した忠実なモデリングにより今まで導出困難であった歪み値や変位量を評価し、的確な対応により安全性を確実に確保することが可能なコンクリート柱強度計算装置を提供することを目的としている。
有限要素法(対象を小さな有限範囲の「要素」に分割して解析する、微分方程式の近似解を数値的に得る方法の1つ)を用いた応力解析手法における梁部材のモデルの1つであるファイバーモデルは、動的解析における材料非線形問題を扱うことができる。本願発明者は、このようなファイバーモデルをコンクリート柱の強度計算に適用できないか検討し、ファイバーモデルの理論を一部利用、再構成して、従来導出不可能であった様々な計算値を適切かつ容易に導き出すことに成功した。
上記課題を解決するために、本発明にかかるコンクリート柱強度計算装置の代表的な構成は、電柱情報、電線情報、位置情報、装柱情報、共架情報の群から選択された1または2以上の情報の入力に応じて特定のコンクリート柱のパラメータを設定するパラメータ設定部と、コンクリート柱を軸方向、円周方向および半径方向の複数の要素に分割し、設定されたパラメータに基づいて複数の要素それぞれをモデリングするモデリング部と、複数の要素に応力と歪みの関係を与え、有限要素法を用いた応力解析により各要素の歪み値および変位量を算出する要素算出部と、を備えることを特徴とする。
ここでは、コンクリート柱の部材断面を微小断面に分割し、各々の分割要素に応力、歪みの関係を与えることで非線形部材を設定している。こうして、軸歪みと曲率といった梁の変形状態から梁に作用する断面力を求めることができる。かかる構成により、実際のコンクリート柱を部分的にかつ忠実にモデリングすることができるので、真の値に近似した強度計算結果を導出することができ、安全率もそれぞれの部分を配慮した適切な値に設定することが可能となる。こうして部分的な対応による最小の労力でコンクリート柱全体の安全性を確実に確保することができる。
コンクリート柱強度計算装置は、コンクリート柱を構造的に表示し、算出された歪み値および変位量が生じる部分において、歪み値および変位量の度合いに応じて連続的に変化する彩色で表す構造表示部をさらに備えてもよい。
かかる構成により、コンクリート柱の歪み値および変位量の位置および度合いを視覚的に容易に把握することができ、強度的に弱い部分や折損が生じ得る部分を迅速に認識することが可能となる。
コンクリート柱に電力設備または共架設備を付設する場合、構造表示部は、電力設備または共架設備をコンクリート柱と共に外観表示してもよい。
電力設備および共架設備の付設位置を、当該コンクリート柱強度計算装置上で入力した場合に、本発明では、その付設位置が正しいかどうか、外観表示を用いて視覚的に確認することができるので、誤った情報の入力を防止することができる。
コンクリート柱強度計算装置は、地図情報を記憶する記憶部と、コンクリート柱を、コンクリート柱の位置情報に基づいて地図情報に配置し、パラメータを反映させる電柱配置部とをさらに備えてもよい。
かかる構成により、コンクリート柱周囲の建物との位置関係に基づく風向予測や、他のコンクリート柱の劣化(歪みや変位)による張力の変化等、総合的、面的な強度計算が可能となる。
所定期間毎にパラメータの経時変化をコンクリート柱の実際の使用時間に応じて計算し、パラメータに反映する経時変化反映部をさらに備えてもよい。
かかる構成により、現状の把握のみならず、経年劣化も適切に判断できるので、コンクリート柱の建て替え時期の算出も可能となり、折損や倒壊の可能性が生じたら、そのような事故に至るまでにコンクリート柱を回収することができる。さらに、経年劣化を適切に判断することで、多数のコンクリート柱がほぼ同時に建て替えを要すると判断された場合にも、危険度や安全裕度を踏まえて適切な順で建て替えを遂行することができるので、予想に反して折損や倒壊が起こるといったリスクを著しく軽減することができる。
以上説明したように本発明によれば、コンクリート柱の各部分に配慮した忠実なモデリングにより今まで導出困難であった歪み値や変位量を評価し、的確な対応により安全性を確実に確保することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(コンクリート柱強度計算装置100)
図1は、本実施形態のコンクリート柱強度計算装置100の概略的な機能を示したブロック図である。コンクリート柱強度計算装置100は、パラメータ設定部110と、記憶部112と、モデリング部114と、要素算出部116と、構造表示部118と、電柱配置部120と、経時変化反映部122とを含んで構成される。
パラメータ設定部110は、電柱情報、電線情報、位置情報、装柱情報、共架情報の群から選択された1または2以上の情報の入力に応じて特定のコンクリート柱のパラメータを設定する。
ここで、電柱情報は、対象となるコンクリート柱に関する柱種(高さ、直径、重量、重心、鉄筋の本数含む)、製造者、製造年等のパラメータを含み、電線情報は、そのコンクリート柱に架線される電力線の線種、条数、弛度等のパラメータを含み、位置情報は、自体の位置、隣接柱の方向、径間距離等のパラメータを含み、装柱情報は、引き留め、引き通し、電柱直付け、槍出し等のパラメータを含み、共架情報は、電力線以外の共架線の線種、条数、弛度等のパラメータを含んでいる。
また、その他にも、地質、緯度経度といったパラメータを含む施設情報や、風向、気温、気候、季節といったパラメータを含む環境情報を加えてもよく、さらに、コンクリートや鉄筋等の経時劣化や、季節等の経時変化が各パラメータにリアルタイムに反映されてもよい。
このような情報群は、ユーザ入力に応じて後述する記憶部112に既に記憶されており、パラメータ設定部110では、ユーザが各情報のパラメータを組み合わせ、多少の情報を加えることでコンクリート柱のパラメータを設定する。
図2は、コンクリート柱のパラメータ設定画面例を示した説明図である。ここでは、メイン画面200の中央に解析対象となるコンクリート柱210が示され、その周囲の装柱状態をグラフィックおよびテキスト入力する。まず、コンクリート柱210のシンボルや隣接柱212のシンボルがシンボル枠214から選択され、メイン画面200に載置される。
当該コンクリート柱210と図中左に存在する隣接柱212との間に高圧線216を架線する場合、その方向と距離が電線を示すシンボルによってメイン画面200からグラフィック入力され、そのような電線の各パラメータはサブ画面220からテキスト入力される。同様に、低圧線222、共架線224も共通の電線シンボルで表され、その方向や距離等が設定される。また、引込線226は引込線シンボル、支線228は支線シンボルで表すことができる。このように当該パラメータ設定画面では、コンクリート柱210や隣接柱212の位置関係などが決定され、その後、共架設備や電線などの詳細な設備情報が入力される。
図3は、コンクリート柱210のパラメータ設定画面の他の例を示した説明図である。ここでは、メイン画面200にコンクリート柱210が立体表示され、その表示画面上で、柱体や電線などの位置関係、電線の高さ、本数、装柱の向き等が入力され、配置後のコンクリート柱210のイメージを視覚的に確認することができる。また、メイン画面200上で視点を任意に設定することもできる。このような立体表示は、後述する構造表示部118の外観表示として用いられ、ユーザが設計した通りの付設状態になっているかどうかの確認に利用される。
図1の記憶部112は、パラメータ設定部110で用いられる電柱情報、電線情報、位置情報、装柱情報、共架情報、施設情報、環境情報、パラメータ設定部110に設定されたコンクリート柱毎のパラメータ、後述するモデリング部114および要素算出部116の計算結果、後述する電柱配置部120に用いられる地図情報、その他必要な情報を記憶する。
かかる記憶部112によって、柱体に加わる架線張力および風圧荷重、変圧器等の機器類の自重、電柱自体の自重などの全ての外力、並びに、現行の全てのコンクリート柱の構造、素材の力学特性を詳細にデータベース化することができる。このような柱体に関する詳細な情報を用いることで当該コンクリート柱強度計算装置100では、柱体の各部に発生する歪み値および変位量を高精度に計算することが可能となる。
モデリング部114は、コンクリート柱を軸方向に複数の断面に分割し、その複数の断面をさらに円周方向および半径方向の複数の要素に分割し、パラメータ設定部110によって設定されたパラメータに基づいて複数の分割要素それぞれをモデリングする。ここでは、軸方向、円周方向、半径方向の順で要素を分割しているが、かかる場合に限らず、分割処理のし易さに応じて順を決めてもよい。
図4は、コンクリート柱210における分割イメージを表す説明図である。ここでは、コンクリート柱210が、軸方向に20cm間隔、円周方向に36分割、中空部252の外側において半径方向に5分割され、70(14m/0.2m)×36×5=12,600の分割要素250が形成される。コンクリート柱210の断面は、コンクリート要素254、RC要素256とから成る。
要素算出部116は、モデリング部114にモデリングされた複数の要素に、応力と歪みの関係を与え、有限要素法を用いた応力解析により、各要素の歪み値、変位量、長手方向および円周方向の安全裕度を算出する。かかる算出結果は、内部の鋼材が破断している場合でも算出できる。同時に、柱体強度および電技解釈による地際部の安全率をモーメント計算により算出する。
図5は、要素算出部116の処理の流れを示したフローチャートである。まず、パラメータ設定部110によって設定された電柱情報、電線情報、位置情報、装柱情報、共架情報の他に制御方法等解析に必要な一通りのデータを入力し(S300)、各パラメータの初期値を設定する(S302)。次にモデリング部114でモデリングされた分割要素毎に荷重増分Δfおよび拘束条件に対して剛性マトリクスを仮設定する(S304)。同様に分割要素全てを含む全体剛性マトリクスを作成する(S306)。
剛性マトリクスの準備が整うと、剛性方程式を作成し(S308)、当該剛性方程式を解いて、未知変位量や節点力を導出する(S310)。そして、上記作成した剛性マトリクスによって試行変位を求め、これに対応する歪み値を導出する(S312)。続いて、分割要素に応力と歪みの関係を与えた構成モデルを用いて応力、剛性(S314)および断面力(S316)を求める。そして、外荷重と、変形に伴って生じる内力の差分として定義される等価節点力とを以下の式に基づいて計算する(S318)。
…(数式2)
但し、BTはひずみ−変位マトリクス、Mは曲げモーメント、Qはせん断力、Nは軸力である。その内力の差分が外荷重と釣り合っているかどうか判定され、この釣り合いが収束するまで処理が繰り返される(S320)。ここでは、内力の差分を不平衡力として構造物に載荷して繰り返し処理が遂行される。また、繰り返し処理の開始ポイントは、少ない繰り返し回数で収束に至る方法を選択するものとし、Newton-Raphson法では、分割要素のマトリクス作成(S304)から、修正Newton-Raphson法では、剛性方程式の作成(S308)から開始される。
上記内力の差分と外荷重との釣り合いが収束すると、他の計算ステップが残っているかどうか判断され(S322)、当該計算ステップが全て終了し、かつユーザが新たな計算を所望していない場合に計算を終了する。
かかる要素算出部116では、コンクリート柱210の部材断面を微小断面に分割し、各々の分割要素に応力、歪みの関係を与えることで非線形部材を設定している。こうして、軸歪みと曲率といった梁の変形状態から梁に作用する断面力を求めることができる。かかる構成により、実際のコンクリート柱210を部分的にかつ忠実にモデリングすることができるので、真の値に近似した強度計算結果を導出することができ、安全率もそれぞれの部分を配慮した適切な値に設定することが可能となる。
また、従来では地際または任意の高さのモーメントのみを用いてその強度を判断していたところ、本実施形態では、柱体の様々な部分の歪み値や変位量を高精度に把握することができるので、部分的な対応による最小の労力でコンクリート柱全体の安全性を確実に確保することができる。
さらに、従来では、コンクリート柱210に生じ得るひび割れを目視のみによって把握していたので、小さ過ぎて目視確認できないひび割れを認識するのが困難であった。本実施形態では、歪み値や変位量を正確な数値で把握できるので、たとえひび割れの1つ1つが小さかったとしても総合的な危険度として認識することができる。未だ歪み値とひび割れとの関係は明確になっていないが、本実施形態の適用により、今後この関係が蓄積され、どの程度の歪みや変位がひび割れに影響するのか、また、どの程度で折損や倒壊を生じてしまうのかを判定することが可能となる。
構造表示部118は、コンクリート柱210をモニタに構造的に表示し、算出された歪み値が生じる部分において、歪み値の度合いに応じて連続的に変化する彩色で表す。
図6は、構造表示部118による表示結果画面を示した説明図である。ここでは、コンクリート柱210の歪みに関する解析結果が表示され、図中左画面400にはコンクリート柱全体の歪み分布が、図中右画面410にはコンクリート柱210の任意の断面における歪み分布が示されている。ここで、左画面400は全体座標系XYZが、右画面410は、主軸座標系XpYpZpが用いられている。
例えば、図6左画面400の例では、コンクリート柱210に装柱された腕金412に高圧線216等が架線されている(高圧線216は画面400非表示)。その張力をコンクリート柱210および支線228で支えている。ここでは、図2の隣接柱212側に圧縮による歪みが生じ、支線228側に引張による歪みが生じているのが彩色によって視認できる。また、任意の高さにおける断面を具体的に観察すると、図6右画面410のように歪み分布が確認でき、圧縮、引張歪みの発生方向も正確に把握できる。また、当該表示結果画面には、CSV出力ボタン420が準備され、解析結果をCSV(Comma-Separated Values)形式のテキストデータで出力することができる。
図7は、構造表示部118による表示結果画面の他の例を示した説明図である。ここでは、コンクリート柱210の変位量に関する解析結果が表示され、図中左画面400にはコンクリート柱全体の変位分布が、図中右画面410には図6同様、コンクリート柱210の任意の断面における引張、圧縮方向に生じる詳細な歪み分布が示されている。
図7左画面400を参照すると、様々な外力を受けた当該コンクリート柱210の変位量とその方向を視認することができる。また、図6、7の左画面400は、任意の視点を選択することができるので、単純計算では見つけることが困難であった部分的に荷重が集中するところを容易に発見することができるようになった。
図8は、構造表示部118による表示結果画面のさらに他の例を示した説明図である。ここでは、「コンクリート柱強度計算結果シート」として、施設条件、解析条件、解析結果が配置され、総合的な解析結果が端的に報告される。また、図中上画面450や下画面460のように、1つのコンクリート柱210のパラメータを変化させた場合の解析結果を同時に(最大4つ)出力し、比較を行うこともできる。
上述した構造表示部118の構成により、コンクリート柱210の歪み値および変位量の位置および度合いを視覚的に容易に把握することができ、強度的に弱い部分や折損が生じ得る部分を迅速に認識することが可能となる。また、これらの入出力情報を一覧出力することにより、柱体の各部部分への応力の集中度合を視覚的に判断できる。さらに、歪み値や変位量が大きい断面や部分は自動的に判断、表示すると共に、柱体を縦方向断面で表示することにより、各高さにおける応力の発生状況を容易に視認することも可能となる。
また、構造表示部118は、コンクリート柱に電力設備または共架設備を付設する場合、電柱や装柱を含む電力設備または共架設備をコンクリート柱と共に外観表示する。
電力設備および共架設備の付設位置を、当該コンクリート柱強度計算装置100上で入力すると、その入力と同時に、図3を用いて説明したように、外観表示を用いて視覚的にその付設状況を確認することができる。従って、図3の外観表示を用いることで、誤った位置への付設情報の入力を防止することが可能となる。
電柱配置部120は、コンクリート柱210を、コンクリート柱210の位置情報(座標情報)に基づいて地図情報に配置し、パラメータ、例えば、電柱情報の柱種や電線情報の線種、条数、弛度等を反映する。
図9は、電柱配置部120の処理を説明するための説明図である。ここでは、地図情報480上に実際に設置されたコンクリート柱210を配置し、隣接柱間の電線216も示される。
かかる構成により、コンクリート柱周囲の建物との位置関係に基づく風向予測や、他のコンクリート柱の劣化(歪み)による張力の変化等、総合的、面的な強度計算が可能となる。
経時変化反映部122は、所定期間毎にパラメータの経時変化をコンクリート柱210の実際の使用時間に応じて計算し、パラメータに反映する。
かかる構成により、現状の把握のみならず、経年劣化も適切に判断できるので、コンクリート柱210の補修や建て替え時期の算出も可能となり、折損や倒壊の可能性が生じたら、そのような事故に至るまでにコンクリート柱210を回収することができる。さらに、経年劣化を適切に判断することで、多数のコンクリート柱210がほぼ同時に建て替えを要すると判断された場合にも、危険度や安全裕度を踏まえて適切な順で建て替えを遂行することができるので、予想に反して折損や倒壊が起こるといったリスクを著しく軽減することができる。
(コンクリート強度計算方法)
次に、上述したコンクリート強度計算装置を用いたコンクリート強度計算方法の全体的な流れを簡単に説明する。
図10は、コンクリート強度計算方法の全体的な流れを示したフローチャートである。ここでは、まず、パラメータ設定部110が電柱情報、電線情報、位置情報、装柱情報、共架情報、施設情報、環境情報、劣化条件等の入力に応じて解析対称となるコンクリート柱210のパラメータを設定する(S500)。ここで追加可能な解析条件がある場合、より厳密な強度計算を行うため適宜解析条件を追加する。そして、モデリング部114は、コンクリート柱210を軸方向、円周方向、半径方向に複数の要素に分割し、設定されたパラメータに基づいて複数の分割要素それぞれをモデリングする(S502)。
続いて要素算出部116は、モデリングされた複数の分割要素に、応力と歪みの関係を与え、有限要素法を用いた応力解析により、各要素の歪み値、変位量を算出する(S504)。このとき、風向算出やクリープ解析も実行できる。同時に、柱体強度および電技解釈による地際部の安全率をモーメント計算により算出する。算出された解析結果は、そのコンクリート柱210が新規の設置であった場合、記憶部112に追加され、改修であれば記憶部112が更新される。
こうして記憶部112に記憶された解析結果は、構造表示部118によってモニタに構造的に表示され(S506)、モニタでは、算出された歪み値および変位量が生じる部分において歪み値および変位量の度合いに応じて連続的に変化する彩色で表される。そして、この表示内容を資料として印刷するかどうかユーザ入力に応じて判断し(S508)、印刷指示があった場合、表示内容を印刷する(S510)。かかる印刷は紙面への実際の印刷を伴うものに限らず、他のアプリケーションで取り扱い可能な形式による電子データへの出力も含んでいる。
続いて、このようにして算出された解析結果が意図する結果であるかどうか判断され、パラメータの編集を継続するようであれば(S512)、パラメータ設定(S500)から編集し直す。かかるコンクリート強度計算方法によってもコンクリート柱の各部分に配慮した忠実なモデリングにより今まで導出困難であった歪み値や変位量を評価し、的確な対応により安全性を確実に確保することが可能となる。
(配電設備管理システム600との連携)
上述した実施形態では、コンクリート柱強度計算装置100を独立したシステムとして利用する場合を説明したが、かかる場合に限らず、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線、インターネット、専用回線等で構成される通信網610を介して様々な情報を取得および出力することもできる。
図11は、配電設備管理システム600の一部に当該コンクリート柱強度計算装置100を適用した場合の接続関係を示した構成図である。配電設備管理システム600は、コンクリート柱強度計算装置100の他に、本実施形態のコンクリート柱210を設置する上で必要なコンクリート柱210自体、電線、電力設備の製造者および工事会社の製造者サーバ620や、コンクリート柱210を通じて配設される配電系統を制御する配電自動化システムや配電線系統情報管理システムの管理サーバ630を含んで構成される。
製造者サーバ620は、例えば、コンクリート柱の製造にあたり、高さ、直径、重量、重心、鉄筋の本数等のパラメータを把握しているので、電柱情報を容易に生成できる。そこで、コンクリート柱強度計算装置100で利用できるフォーマットで予めこのような電柱情報を入力することで、電柱情報の再入力の手間を省くことができ、誤入力も防止できる。さらに、実際の製品ができていない時点においても、その設計値によりコンクリート柱強度計算装置100によって強度を評価でき、新製品等の効果を迅速に把握することができる。このような電柱情報等様々な情報は通信網610を通じた伝達に限られず、図11中破線で示したような記憶媒体622によって伝達されてもよい。
管理サーバ630は、専用回線650を通じて配電系統の例えばコンクリート柱210に設けられた子局652に接続され、コンクリート柱210に付設された開閉器の開閉等を集中管理する。従って、コンクリート柱強度計算装置100の解析結果、特に、図9に示した地図情報上のコンクリート柱210の配置をそのまま管理サーバ630が管理するコンクリート柱210の配置として利用できる。このように配電設備管理システム600内で、コンクリート柱強度計算装置100を含む様々な電機機器を連結し、その情報を交換することで資源の有効利用と誤入力防止を図ることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書のコンクリート強度計算方法における各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
本発明は、コンクリート柱の強度を計算するコンクリート柱強度計算装置に適用可能である。
本実施形態のコンクリート柱強度計算装置の概略的な機能を示したブロック図である。 コンクリート柱のパラメータ設定画面例を示した説明図である。 コンクリート柱のパラメータ設定画面の他の例を示した説明図である。 コンクリート柱における分割イメージを表す説明図である。 要素算出部の処理の流れを示したフローチャートである。 構造表示部による表示結果画面を示した説明図である。 構造表示部による表示結果画面の他の例を示した説明図である。 構造表示部による表示結果画面のさらに他の例を示した説明図である。 電柱配置部の処理を説明するための説明図である。 コンクリート強度計算方法の全体的な流れを示したフローチャートである。 配電設備管理システムの接続関係を示した構成図である。 従来の地際モーメント法を説明するための説明図である。 従来のコンクリート柱の強度計算を説明するための概念図である。
符号の説明
100 …コンクリート柱強度計算装置
110 …パラメータ設定部
112 …記憶部
114 …モデリング部
116 …要素算出部
118 …構造表示部
120 …電柱配置部
122 …経時変化反映部
210 …コンクリート柱

Claims (5)

  1. 電柱情報、電線情報、位置情報、装柱情報、共架情報の群から選択された1または2以上の情報の入力に応じて特定のコンクリート柱のパラメータを設定するパラメータ設定部と、
    前記コンクリート柱を軸方向、円周方向および半径方向の複数の要素に分割し、前記設定されたパラメータに基づいて該複数の要素それぞれをモデリングするモデリング部と、
    前記複数の要素に応力と歪みの関係を与え、有限要素法を用いた応力解析により各要素の歪み値および変位量を算出する要素算出部と、
    を備えることを特徴とするコンクリート柱強度計算装置。
  2. 前記コンクリート柱を構造的に表示し、前記算出された歪み値および変位量が生じる部分において、該歪み値および変位量の度合いに応じて連続的に変化する彩色で表す構造表示部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート柱強度計算装置。
  3. 前記コンクリート柱に電力設備または共架設備を付設する場合、前記構造表示部は、該電力設備または共架設備を該コンクリート柱と共に外観表示することを特徴とする請求項2に記載のコンクリート柱強度計算装置。
  4. 地図情報を記憶する記憶部と、
    前記コンクリート柱を、該コンクリート柱の位置情報に基づいて前記地図情報に配置し、前記パラメータを反映させる電柱配置部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のコンクリート柱強度計算装置。
  5. 所定期間毎に前記パラメータの経時変化を前記コンクリート柱の実際の使用時間に応じて計算し、該パラメータに反映する経時変化反映部をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のコンクリート柱強度計算装置。
JP2008054295A 2008-03-05 2008-03-05 コンクリート柱強度計算装置 Pending JP2009211452A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008054295A JP2009211452A (ja) 2008-03-05 2008-03-05 コンクリート柱強度計算装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008054295A JP2009211452A (ja) 2008-03-05 2008-03-05 コンクリート柱強度計算装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009211452A true JP2009211452A (ja) 2009-09-17

Family

ID=41184522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008054295A Pending JP2009211452A (ja) 2008-03-05 2008-03-05 コンクリート柱強度計算装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009211452A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105045953A (zh) * 2015-06-08 2015-11-11 合肥电力规划设计院 一种选择水泥电杆和配套基础的方法
CN105678018A (zh) * 2016-02-05 2016-06-15 武汉大学 一种混杂纤维混凝土受压强度破坏准则的建立方法
CN106202649A (zh) * 2016-06-29 2016-12-07 河海大学 考虑软基固结和混凝土徐变的闸首施工仿真方法
JP2019207486A (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 日本車輌製造株式会社 設計支援装置、設計支援方法、設計支援プログラム及びコンクリート構造物の製造方法
CN110909400A (zh) * 2019-10-24 2020-03-24 北京道亨时代科技有限公司 一种制作架空送电线路混凝土杆底盘、卡盘基础的方法
JPWO2020245892A1 (ja) * 2019-06-03 2020-12-10

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10123926A (ja) * 1996-10-24 1998-05-15 Mitsubishi Electric Corp 装柱の設計管理方法およびその装置
JP2003058584A (ja) * 2001-08-20 2003-02-28 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフクラブシャフトの静的物性値のシミュレーション方法及び該シミュレーション方法を用いたゴルフクラブシャフト設計システム
JP2006126950A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Tokyo Electric Power Co Inc:The 電柱の安全性に関する情報処理方法及び情報処理装置
JP2006209548A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Kansai Electric Power Co Inc:The 共架管理システム
JP2007270552A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Univ Waseda 信号処理方法、信号処理プログラムおよび記録媒体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10123926A (ja) * 1996-10-24 1998-05-15 Mitsubishi Electric Corp 装柱の設計管理方法およびその装置
JP2003058584A (ja) * 2001-08-20 2003-02-28 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフクラブシャフトの静的物性値のシミュレーション方法及び該シミュレーション方法を用いたゴルフクラブシャフト設計システム
JP2006126950A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Tokyo Electric Power Co Inc:The 電柱の安全性に関する情報処理方法及び情報処理装置
JP2006209548A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Kansai Electric Power Co Inc:The 共架管理システム
JP2007270552A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Univ Waseda 信号処理方法、信号処理プログラムおよび記録媒体

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105045953A (zh) * 2015-06-08 2015-11-11 合肥电力规划设计院 一种选择水泥电杆和配套基础的方法
CN105678018A (zh) * 2016-02-05 2016-06-15 武汉大学 一种混杂纤维混凝土受压强度破坏准则的建立方法
CN106202649A (zh) * 2016-06-29 2016-12-07 河海大学 考虑软基固结和混凝土徐变的闸首施工仿真方法
CN106202649B (zh) * 2016-06-29 2018-09-25 河海大学 考虑软基固结和混凝土徐变的闸首施工仿真方法
JP2019207486A (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 日本車輌製造株式会社 設計支援装置、設計支援方法、設計支援プログラム及びコンクリート構造物の製造方法
JP7129218B2 (ja) 2018-05-28 2022-09-01 日本車輌製造株式会社 設計支援装置、設計支援方法、設計支援プログラム及びコンクリート構造物の製造方法
JPWO2020245892A1 (ja) * 2019-06-03 2020-12-10
JP7238979B2 (ja) 2019-06-03 2023-03-14 日本電信電話株式会社 設備状態解析装置、設備状態解析方法、及びプログラム
CN110909400A (zh) * 2019-10-24 2020-03-24 北京道亨时代科技有限公司 一种制作架空送电线路混凝土杆底盘、卡盘基础的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009211452A (ja) コンクリート柱強度計算装置
US8397203B2 (en) Planar manufacturing drawing production support device, planar manufacturing drawing production support method, planar manufacturing drawing production support program and branch angle design support device
CN103676667B (zh) 变电站工程软导线装配三维仿真测控系统
CA3089317C (en) Utility structure modeling and design
CN111691679B (zh) 基于数字孪生的预应力钢结构智能张拉方法
JP4995686B2 (ja) 災害被害想定装置、災害被害想定方法および災害被害想定プログラム
WO2013071117A1 (en) Method and automation system for processing information extractable from an engineering drawing file using information modeling and correlations to generate output data
CN107729582A (zh) 基于tls的构件缺陷监测与预测系统
KR100525843B1 (ko) 와이어모양 구조물의 형상예측방법, 그 장치 및 프로그램기록매체
Davila Delgado et al. Modelling, management, and visualisation of structural performance monitoring data on BIM
WO2020245892A1 (ja) 設備状態解析装置、設備状態解析方法、及びプログラム
KR20190044342A (ko) 창호 자재 발주 방법
CN110348145A (zh) 一种基于bim技术建设隧道的施工方法
CN115935465A (zh) 结合数字孪生技术的长大桥梁全寿命周期状态评估方法
CN111145349B (zh) 基于三维gis的输电线路跨越施工方案校验与可视化方法
JP2010159673A (ja) ロータアライメント計測評価装置及び方法
CN115127455A (zh) 一种基于北斗和光纤的变电站边坡监测方法、系统及设备
JP2009205400A (ja) 平面製造図作成支援装置、平面製造図作成支援方法、及び、平面製造図作成支援プログラム
JP5214012B2 (ja) 接地改修案策定システム
CN104268320B (zh) 适用于卫星敏感载荷的新型隔振器刚度矩阵快速预估方法
US20200151293A1 (en) Systems and methods for the analysis of structural components
CN112836284A (zh) 一种基于bim和gis的悬垂线夹安装位置调整的方法
KR102334916B1 (ko) 상간스페이서 길이 계산방법, 상간스페이서 길이 계산장치
WO2023286253A1 (ja) 演算装置、設備解析方法及びプログラム
US11900030B2 (en) Systems and methods for the design and analysis of structural connections

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130129