JP2006208201A - 構造物内部の異常箇所候補抽出方法およびプログラム - Google Patents

構造物内部の異常箇所候補抽出方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2006208201A
JP2006208201A JP2005020905A JP2005020905A JP2006208201A JP 2006208201 A JP2006208201 A JP 2006208201A JP 2005020905 A JP2005020905 A JP 2005020905A JP 2005020905 A JP2005020905 A JP 2005020905A JP 2006208201 A JP2006208201 A JP 2006208201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abnormal
data
abnormal part
evaluation value
location
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005020905A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4665533B2 (ja
Inventor
Kazuteru Hoshijima
一輝 星島
Koichi Sato
功一 佐藤
Kokichi Morishima
弘吉 森島
Hiroyuki Morishima
啓行 森島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
East Japan Railway Co
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd, East Japan Railway Co filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP2005020905A priority Critical patent/JP4665533B2/ja
Publication of JP2006208201A publication Critical patent/JP2006208201A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4665533B2 publication Critical patent/JP4665533B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 構造物内部のレーダ計測データにより、コンピュータによる透過映像を得るまでの計算時間の削減と、オペレータによる透過映像を診断する労力の軽減、そして計測から診断結果出力までの時間短縮を目的とする。
【解決手段】 地中レーダを用いて構造物内部検査を行い、前記地中レーダの反射信号から内部構造の画像再生を行うに際し、反射強度分布から閾値により正常箇所を除去することにより異常箇所候補領域を抽出し、当該異常箇所候補領域とそこに含まれる反射強度より、異常の度合いを示す評価値を得て、異常箇所候補領域の位置を評価値で順位付けして、像再生処理に必要な計測データの切り出し場所を特定し、特定領域についての像再生処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は構造物内部の異常箇所候補抽出方法およびプログラムに係り、特に、コンクリート構造物・道路・トンネルにおける空洞、ジャンカ、その他の構造物の異常箇所検出技術であって、表面の性状だけからは診断できない内部の異常を検出して画像再生する異常箇所候補抽出方法およびプログラムに関する。
コンクリート内部の異常を非破壊で検査する方法として、地中レーダを用いた方法が知られている。地中レーダを用いた検査装置は、送信アンテナ素子と受信アンテナ素子の対を用いて、所定の周波数の電波をコンクリート表面から照射し、内部異常箇所からの反射波を捕らえることによって異常を検出する仕組みとなっている。一対の送受信アンテナ素子を用いて三次元的にコンクリート内部の異常を把握するためには、地中レーダで格子点に沿って計測する必要がある。しかし、この格子点に沿う計測作業に多大の時間が必要となり、一般的にこの手法は実用的とは言えない。この問題に対する解決策として、送受信アンテナ素子を複数配置したアレイアンテナを用いて、任意の送受信アンテナ素子の組合せで反射波を受信するマルチパス方式による三次元映像化レーダ装置が提案されている(特許文献1)。
三次元映像化レーダ装置を用いた従来の異常箇所有無の診断方法を以下に示す。また、図11にフロー形式で示す。
1.データの計測を行い(ステップS10)、計測したデータを、コンピュータで像再生処理可能なサイズに分割する(ステップS12)。
(実際の像再生処理用コンピュータでは、一度に像再生処理できる計測データのトラバース長さは2.5mである、コンピュータリソースの問題で、広範囲の計測データを一度に像再生処理を行うことができない。)
2.分割したデータに対して像再生処理を施し、三次元的な透過映像を得る(ステップS14)。
3.得られた透過映像を見て、オペレータが異常箇所有無を目視診断する(ステップS16)。
4.この目視検査のステップS16が終了したならば、データ残の有無をチェックし(ステップS18)、残があればステップS16に戻り、次の透過映像を診断する処理を行う(ステップS18)。
5.このような作業を、分割された計測データが無くなるまで、ステップS16からS18を繰り返す。
このようなマルチパス方式では、トラバースさせながら、三次元的にコンクリート内部の異常を把握することができ、更に、構造物表層部の障害物の裏に隠れた深層部の欠陥をも検出できるメリットがある。
しかし、上記手順を行うと、計測データの量が少ないうちはこの手順で異常箇所有無の診断を行って行くことができるが、計測データの量が多くなってくるに従って、コンピュータにより透過映像を得るまでの計算時間と、異常箇所の有無に関わらずオペレータにより全ての透過映像を診断する労力が無視できなくなり、だんだん実用的ではなくなってくる。
特開2002−323459号公報
本発明は、三次元映像化レーダ装置を用いた異常箇所有無の診断を対象とし、異常箇所の含まれている可能性のある計測データのみを像再生処理することにより、コンピュータによる透過映像を得るまでの計算時間の削減と、オペレータによる透過映像を診断する労力の軽減、そして計測から診断結果出力までの時間短縮を目的とした、異常箇所候補自動抽出方法およびプログラムを提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明に係る構造物内部の異常箇所候補抽出方法は、地中レーダにより構造物内部検査を行って異常箇所を検出する方法であって、計測データの圧縮、異常箇所候補領域の特定、得られた異常箇所候補領域に含まれる反射信号強度の集計・評価をなして、異常箇所候補領域に順位付けを行って、上位の箇所の計測データから像再生処理を行うことを特徴とする。
前記計測データの圧縮は、送受信アンテナ素子を複数配置したアレイアンテナを用い、任意の送受信アンテナ素子の組合せで反射波を受信するマルチパス方式によるデータを検出し、この検出されたマルチパスデータから複数の送受信アンテナ素子ペアによるシングルパスデータを抽出して信号強度の加算によるデータ圧縮を行うことができる。
前記異常箇所の特定は、反射強度分布から閾値により正常箇所を除去することにより異常箇所候補領域を抽出し、当該異常箇所候補領域とそこに含まれる反射強度より、異常の度合いを示す評価値を得て、異常箇所候補領域の位置を評価値で順位付けして、特定する。
前記計測データからの像再生処理は、シングルパスデータに基づいて順位付けされた異常個所候補領域の上位から順にマルチパスデータに基づいて行うことができる。
ある順位の場所で異常箇所が見つからなければ、以降のデータに関しては像再生処理及び異常箇所診断を行わないようにすればよい。
本発明に係る構造物内部の異常箇所候補抽出プログラムは、地中レーダにより構造物内部検査を行って異常箇所を検出するプログラムであって、アレイアンテナからマルチパスデータを計測するステップと、前記マルチパス計測データからシングルパスデータを抽出して異常箇所候補を抽出するステップと、得られた異常箇所候補領域に含まれる反射信号強度の集計・評価をなすステップと、異常箇所候補領域に順位付けを行うステップと、上位の箇所の計測データからマルチパスデータに基づいて像再生処理を行うステップとを含んで構成される。
前記異常箇所候補の抽出ステップは、データ圧縮ステップと、異常箇所候補領域を抽出するステップと、評価値を計算するステップと、評価値に基づき異常箇所のランキング処理をするステップと、を含んでなる。
前記データ圧縮ステップは、アレイアンテナの任意の送受信アンテナ素子の組合せで反射波を受信するマルチパス方式による検出データから複数の送受信アンテナ素子ペアによるシングルパスデータを抽出する処理をなすステップと、抽出されたシングルパスデータの信号強度の加算によるデータ圧縮を行うステップとからなるものとすればよい。
評価値を計算するステップは、データ圧縮処理ステップにより得られた異常箇所候補領域に含まれる反射信号強度を集計し、それぞれの領域の評価値を求めるステップ処理である。
前記異常箇所ランキング処理ステップは、評価値に従い異常箇所候補領域に順位付けを行う処理である。
異常箇所ランキング処理が行われた後、ランキング表示をなすステップを含むようにすればよい。
本発明によれば、反射強度分布から閾値により正常箇所を除去することにより異常箇所候補領域を抽出し、当該異常箇所候補領域とそこに含まれる反射強度より、異常の度合いを示す評価値を得て、異常箇所候補領域の位置を評価値で順位付けして、像再生処理に必要な計測データの切り出し場所を特定し、特定領域についての像再生処理を行うようにして、像再生処理を行う領域を絞り込むことにより、計測から診断までにかかる時間を大幅に短縮できるとともに、診断すべき箇所が限定されるため、オペレータの負担を軽減できるという効果が得られる。
以下に、本発明に係る構造物内部の異常箇所候補抽出方法およびプログラムについて、添付図面を参照しつつ、具体的実施の形態を詳細に説明する。
図2は実施形態に利用する地中レーダシステムの全体構成例を示している。このシステムは、コンクリート床版の内部の欠陥を、マイクロ波を用いて3次元的に映像化するための装置であり、図2に示すように、アレイアンテナ10、高周波回路12、アンテナ素子への給電制御用の論理回路14とスイッチング回路16、モニタを使った計測用計算機からなる計測部18をもったレーダ装置本体20とオフラインの解析処理部22から構成される。
上記レーダシステムの特徴は、図3(1)、図3(2)のように送信アンテナ素子24と受信アンテナ素子26がそれぞれ一列にn個配列されており、送信用アンテナ素子n個の内の任意の1個と、受信用アンテナ素子n個の内の任意の一個の組合せが選択できるようになっていることである。図3(1)は送信アンテナ素子24と受信アンテナ素子26が1個ずつ交互に一列に配列した例であり、図3(2)は送信アンテナ素子24を一列に並べたものと受信アンテナ素子26を一列に並べたものを前後(トラバース方向)に位置をずらして配置した例を示している。送信・受信アンテナ素子対としてその全ての組合せを選ぶ処理を行わせるため、前記スイッチング回路16は後述する切替手段に信号を送出し、選択された送信アンテナ素子24からマイクロ波を送出し、コンクリート内部からの反射波を当該選択された一つの送信アンテナ24による送信中に全ての受信アンテナ素子26が反射波を受信するように受信回路を切り替えるとともに、全ての受信アンテナ素子26による受信作業が終了した後に、送信アンテナ24n(n=1,2,3……)を隣接する送信アンテナ24n+1に切り替えるようにしている。これらが一体で図2のアレイアンテナ10に直交する矢印で示したトラバース方向25へ移動することで計測すべき領域の上平面をカバーする。
上述したレーダシステムにおけるアレイアンテナでトラバースしながら計測したデータ(反射信号強度)は、φ(x,y,y,z)と表すことができる。ただし、φ:反射信号強度、x:トラバース座標、y:送信アンテナ素子座標、y:受信アンテナ素子座標、z:深度座標である。
このため、トンネルなどの広い範囲を計測した場合、データ点数は膨大になり、得られる計測データも膨大な量となってくる。この膨大な量の計測データより異常箇所候補を効率的に得るためには、大量の計測データを一度に短時間で処理する必要がある。
このため、本実施形態では、図1に示すような、処理を行うようにしている。この処理をなすためのコンピュータプログラムは、次のように構成されている。最初に上述したレーダシステムを用いてマルチパスデータの計測を行う(ステップ100)。計測データが蓄積されたら、当該データから異常箇所の候補を抽出する作業を行う(ステップ200)。この異常箇所抽出作業は図1のサブルーチンに記載されているように、まず、特徴を残したまま計測データの圧縮を行い、処理対象となるデータ量の削減を行うようにしている(ステップ210)。
この特徴を残したままのデータ圧縮処理とは、得られたマルチパス計測データの中から、シングルパス計測データを抽出して、信号強度をそのままとして所定のブロック範囲で加算処理することである。すなわち、第1番目の送受信アンテナ素子同士によって得られた信号、第2番目の送受信アンテナ素子同士によって得られた信号、第3番目………というように、隣り合った送受信アンテナ素子の組合せによる計測データ(反射信号強度)を取り出す。これは、単に、計測したマルチパスデータの中からシングルパスデータの抽出作業を行うだけなので簡易に行える。なお、シングルパスデータを形成する送受信アンテナ素子のペアは、対の関係が一定であれば、番号順位が同一でなくてもよい。そして、得られたシングルパス計測データの反射信号強度をψ(x,y,z)とし、圧縮されたデータをΨ(X,Y,Z)として、次の式により変換した値を採用して圧縮信号とする。
Figure 2006208201
なお、上式の記号の意味は以下の通りである。
x:圧縮前データにおけるセンサのトラバース方向、y:圧縮前データにおけるセンサ列方向、z:圧縮前データにおける深度方向、X:圧縮後データにおけるセンサのトラバース方向、Y:圧縮後データにおけるセンサ列方向、Z:圧縮後データにおける深度方向、l:圧縮前データを加算する範囲(ブロック)のx方向のサイズ、m:圧縮前データを加算する範囲(ブロック)のy方向のサイズ、n:圧縮前データを加算する範囲(ブロック)のz方向のサイズ、o:圧縮前データを加算する範囲(ブロック)のx方向シフト量、p:圧縮前データを加算する範囲(ブロック)のy方向シフト量、q:圧縮前データを加算する範囲(ブロック)のz方向シフト量である。
図4はデータ圧縮の説明図である。説明を容易にするために、(X,Y)の2次元で示している。ここでは、l=4、m=2、o=2、p=1とした場合の例を示している。この例では、Ψ(1,1)の値は、ψ(1,1)、ψ(2,1)、ψ(3,1)、ψ(4,1)、ψ(1,2)、ψ(2,2)、ψ(3,2)、ψ(4,2)より、Ψ(2,1)の値は、ψ(3,1)、ψ(4,1)、ψ(5,1)、ψ(6,1)、ψ(3,2)、ψ(4,2)、ψ(5,2)、ψ(6,2)より計算される。図示記号で説明すると、圧縮後のデータa0は、圧縮前のデータA0~3、B0~3の絶対値の加算値であり、圧縮後のデータa1は、2データだけトラバース方向にシフトさせた圧縮前のデータA2~5、B2~5の絶対値の加算値である。ここで、Ψ(1,1)とΨ(2,1)の元データを重複させているのは、重複させない場合の元データ領域の境界線上に欠陥が存在した場合でも、後に示す評価値の計算の際に、異常箇所候補領域が分割されることによる面積減少のために、本来一つの領域でありながら評価値が下がり、異常箇所候補領域の順位付けが適正でなくなるものを防ぐためである。
次いで、圧縮された計測データに含まれる反射信号強度の分布を基に、異常箇所候補領域を特定する(ステップ220)。得られた異常箇所候補領域に含まれる反射信号強度(データ圧縮を行っているため反射信号強度そのものではないが、これに準ずる値である)を集計し、それぞれの領域の評価値とする(ステップ230)。
ここでの異常箇所候補領域抽出処理と、評価値計算処理は、次のように行われる。
反射信号強度は図5のような分布を示す。異常箇所は正常箇所と比べて反射強度が高いため、分布の右端の部分には存在する可能性が高い。そこで、反射信号強度分布より閾値に従い、正常箇所と異常箇所に分離する。閾値は、経験的に決定しており、例えば最大信号強度の80%を閾値として決定している。
閾値に従い、圧縮された計測データを正常箇所と異常箇所に2値化し、得られた異常箇所候補領域にラベリングを行うことにより異常箇所検出候補領域を区別し、ラベリングされた領域の反射信号強度を下記の数式2に基づいて圧縮された計測データより集計し、異常箇所候補の評価値とする。
Figure 2006208201
ただし、Eva:評価値 V:異常箇所候補領域である。
コンクリート内部の欠陥としては、ジャンカ等深さ方向に広がる欠陥と、深さ方向には大きくないが、平面的に大きな広がりを持つものとに大別される。前者(深さ方向に広がる欠陥)については、レーダの反射信号強度が強いが、後者についてはレーダの反射信号強度は強くないため、見逃しやすい。
しかしながら、深さ方向には薄くても、平面的に大きな広がりを持つ欠陥も構造上看過できない。そのため、反射強度の集計を評価値とするのは、反射強度の強いところだけではなく、広い範囲に弱い反射信号があるものも上位にするためである(面積平均値にした場合、反射強度の強いところが上位にされてしまう)。ただ、異常箇所の検出目的によっては、これに限らない。更に、図5に示す反射信号分布の最大値を元に閾値を決めるため、特に強い反射信号がある場合には弱い反射信号が大きく広がっているケースは閾値以下となって見逃す可能性がある。よって、同面積のエリアに区切って閾値の元となる最大反射信号強度の影響をエリア内に限定して異常箇所候補の評価値算出を行う。区切り方としては、例えば、計測データの長手方向に単位長さあたりのエリアに区切る。10cm程度の欠陥を発見するためには1〜2m程度の単位長さとするのがよいが、オペレータの負担を減らす等の目的で10m程度にすることもできる。
そして、評価値に従い異常箇所候補領域に順位付けを行い(ステップ240)、順位付けされた異常箇所候補リストを得る。上位の候補ほど、異常箇所を含んでいる可能性が高い。
次いで、異常箇所候補リストをトンネル表面画像等と共に表示し(ステップ250)、異常箇所候補の場所の提示、像再生処理の補助をする。例えば、表形式に示された異常箇所ランキングをクリックすると、トンネル表画面像上の該当箇所にマークが現れ、その位置を含む範囲のデータに対して像再生処理を開始するなど、次のステップの作業とリンクされる。また、すでに得られた情報(打音検査結果など)があるならば、それらを同時に表示するようにすればよい。
このようにして、異常箇所候補の抽出が行われたら、異常箇所候補リストの上位の場所のマルチパス計測データから切り出し(ステップ300)、切り出されたデータに基づいて像再生処理を行い(ステップ400)、得られた透過映像をオペレータが異常箇所有無を診断する(ステップ500)。そして、異常箇所候補リストのデータがなくなれば処理を終了し(ステップ800)、異常箇所候補リストのデータが残っていれば次の順位のデータの切り出し処理に戻って(ステップ300)、像再生処理(ステップ400)を繰り返す。ある順位の場所で異常箇所が見つからなければ、以降のデータの関しては像再生処理及び異常箇所診断を行わない(ステップ700)。
このようにして、異常箇所の含まれていない領域の像再生処理及び異常診断を省略することにより、全計測データに対する透過映像を得るまでの計測時間の削減と、オペレータによる透過映像を診断する労力の軽減を実現する。また、計測から診断結果出力までの時間を短縮することができる。
図6〜10はマルチパスアンテナで計測した場合のデータである。
アレイアンテナによる計測データ(図6)をその特徴を残したまま圧縮(図7)する。圧縮したデータの分布(図8)より異常箇所を含む可能性のあるデータを抽出し、異常箇所候補の領域(図9)を得る。それぞれの領域に含まれる反射信号強度を集計して評価値とし、評価値に従い順位付けを行い圧縮された計測データやトンネル表面画像等と共に一覧表示(図10)する。
上位から、異常箇所候補領域を含む2.5m(像再生処理に用いたコンピュータで解析できる最大長さ)の範囲の計測データを切り出し、像再生処理を行い、三次元透過映像を得る。
なお、シングルパスアンテナで計測したデータのみがある場合には、次のように行えばよい。地中レーダなどシングルパス方式で、格子点に沿って計測したデータを、マルチパスの場合と同様に処理して、図7のように圧縮する。その後はマルチパスの場合と同様である。これは、マルチパスデータを圧縮する操作の中で、隣り合った送受信機の組合せにより計測データを取り出した結果は、シングルパス方式で格子点に沿って計測した結果と等しいからである。
このように、本実施形態では、計測データの圧縮、異常箇所候補領域の特定、得られた異常箇所候補領域に含まれる反射信号強度の集計・評価をなして、異常箇所候補領域に順位付けを行って、上位の場所の計測データから像再生処理を行うようにしているので、異常箇所の含まれていない領域の像再生処理及び異常診断を省略することにより、全計測データに対する透過映像を得るまでの計測時間の削減と、オペレータによる透過映像を診断する労力の軽減を実現する。また、計測から診断結果出力までの時間を短縮することができる。
構造物の非破壊検査に利用することができる。
実施形態の構造物内部の異常箇所候補抽出方法を示すフローチャートである。 同実施形態に用いる地中レーダシステムの構成図である。 同レーダシステムのアレイアンテナの配置形態図である。 データ圧縮の説明図である。 反射強度分布の概念図 アレイアンテナにより計測した3次元データのある深度断面である。 図6の計測データを圧縮した3次元データのある深度断面である。 図7に含まれる反射信号強度のヒストグラムである。 図8の異常箇所を含む領域だけ残した結果である。 図9の領域にしたがって評価値を計算した結果と、図7の計測データ(圧縮)によるランキング表示である。 三次元映像化レーダ装置を用いた従来の異常箇所診断方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10………アレイアンテナ、12………高周波回路(マイクロ波回路)、14………制御用論理回路(システム制御回路)、16………スイッチング回路(アンテナ切替器)、18………計測部、20………レーダ装置本体、22………解析処理部(信号・画像処理器)、24………送信アンテナ素子、26………受信アンテナ素子。

Claims (11)

  1. 地中レーダにより構造物内部検査を行って異常箇所を検出する方法であって、
    計測データの圧縮、
    異常箇所候補領域の特定、
    得られた異常箇所候補領域に含まれる反射信号強度の集計・評価をなして、
    異常箇所候補領域に順位付けを行って、
    上位の箇所の計測データから像再生処理を行う
    ことを特徴とする構造物内部の異常箇所検出方法。
  2. 前記計測データの圧縮は、送受信アンテナ素子を複数配置したアレイアンテナを用い、任意の送受信アンテナ素子の組合せで反射波を受信するマルチパス方式によるデータを検出し、この検出されたマルチパスデータから複数の送受信アンテナ素子ペアによるシングルパスデータを抽出して信号強度の加算によるデータ圧縮を行うことを特徴とする請求項1に記載の構造物内部の異常箇所検出方法。
  3. 前記異常箇所の特定は、反射強度分布から閾値により正常箇所を除去することにより異常箇所候補領域を抽出し、当該異常箇所候補領域とそこに含まれる反射強度より、異常の度合いを示す評価値を得て、異常箇所候補領域の位置を評価値で順位付けして、特定することを特徴とする請求項1または2に記載の構造物内部の異常箇所検出方法。
  4. 前記計測データからの像再生処理は、シングルパスデータに基づいて順位付けされた異常個所候補領域の上位から順にマルチパスデータに基づいて行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の構造物内部の異常箇所検出方法。
  5. ある順位の場所で異常箇所が見つからなければ、以降のデータに関しては像再生処理及び異常箇所診断を行わないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の構造物内部の異常箇所検出方法。
  6. 地中レーダにより構造物内部検査を行って異常箇所を検出するプログラムであって、
    アレイアンテナからマルチパスデータを計測するステップと、
    前記マルチパス計測データからシングルパスデータを抽出して異常箇所候補を抽出するステップと、
    得られた異常箇所候補領域に含まれる反射信号強度の集計・評価をなすステップと、
    異常箇所候補領域に順位付けを行うステップと、
    上位の箇所の計測データからマルチパスデータに基づいて像再生処理を行うステップと
    を含む構造物内部の異常箇所検出プログラム。
  7. 前記異常箇所候補の抽出ステップは、データ圧縮ステップと、異常箇所候補領域を抽出するステップと、評価値を計算するステップと、評価値に基づき異常箇所のランキング処理をするステップと、を含んでなることを特徴とする請求項6に記載の構造物内部の異常箇所検出プログラム。
  8. 前記データ圧縮ステップは、アレイアンテナの任意の送受信アンテナ素子の組合せで反射波を受信するマルチパス方式による検出データから複数の送受信アンテナ素子ペアによるシングルパスデータを抽出する処理をなすステップと、抽出されたシングルパスデータの信号強度の加算によるデータ圧縮を行うステップとからなることを特徴とする請求項6または7に記載の構造物内部の異常箇所検出プログラム。
  9. 評価値を計算するステップは、データ圧縮処理ステップにより得られた異常箇所候補領域に含まれる反射信号強度を集計し、それぞれの領域の評価値を求めるステップ処理であることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1に記載の構造物内部の異常箇所検出プログラム。
  10. 前記異常箇所ランキング処理ステップは、評価値に従い異常箇所候補領域に順位付けを行う処理であることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1に記載の構造物内部の異常箇所検出プログラム。
  11. 異常箇所ランキング処理が行われた後、ランキング表示をなすステップを含むことを特徴とする請求項項6〜10のいずれか1に記載の構造物内部の異常箇所検出プログラム。
JP2005020905A 2005-01-28 2005-01-28 構造物内部の異常箇所候補抽出方法およびプログラム Active JP4665533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005020905A JP4665533B2 (ja) 2005-01-28 2005-01-28 構造物内部の異常箇所候補抽出方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005020905A JP4665533B2 (ja) 2005-01-28 2005-01-28 構造物内部の異常箇所候補抽出方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006208201A true JP2006208201A (ja) 2006-08-10
JP4665533B2 JP4665533B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=36965228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005020905A Active JP4665533B2 (ja) 2005-01-28 2005-01-28 構造物内部の異常箇所候補抽出方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4665533B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010230466A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 対象物中の誘電率算出装置及び誘電率算出方法
US20120056773A1 (en) * 2010-09-07 2012-03-08 Denso Corporation Radar apparatus for use in vehicle
CN103048656A (zh) * 2012-12-25 2013-04-17 河南东陆高科实业有限公司 基于连续波雷达的隧道围岩形变量测预警系统及方法
JP2014013201A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Shiseido Co Ltd 成分分布可視化装置、成分分布可視化方法、及び成分分布可視化プログラム
WO2017149582A1 (ja) * 2016-02-29 2017-09-08 三井造船株式会社 データ処理方法及び計測装置
JP2018040615A (ja) * 2016-09-06 2018-03-15 一般財団法人電力中央研究所 地中探査方法,地中探査装置,及び地中探査プログラム、並びに、地中探査データの表示方法
JP2021070945A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社 透視図を用いた高速道路コンクリート床版の内部欠陥検出表示方法及びそのシステム
CN118395219A (zh) * 2024-06-28 2024-07-26 中电建路桥集团有限公司 用于隧道衬砌施工的结构性能检测方法及系统
JP7524241B2 (ja) 2022-03-14 2024-07-29 株式会社土木管理総合試験所 探査対象物の異常箇所推定方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105912773B (zh) * 2016-04-08 2019-04-30 江苏大学 一种新的基于数据挖掘技术的智能冲压工艺设计方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822982A (ja) * 1981-08-03 1983-02-10 Hitachi Ltd 合成開口レ−ダの画像処理システム
JPS6170480A (ja) * 1985-05-02 1986-04-11 Tokyo Keiki Co Ltd デ−タ処理方式
JPH03259774A (ja) * 1990-03-08 1991-11-19 Komatsu Ltd 地中レーダの反射信号処理方法及びその装置
JPH07502340A (ja) * 1991-12-13 1995-03-09 ケルンフオルシユングスツエントルム カールスルーエ ゲゼル シヤフト ミツトベシユレンクテル ハフツング 超音波検査プローブによる測定データの圧縮方法
JPH116877A (ja) * 1997-06-16 1999-01-12 Osaka Gas Co Ltd 領域抽出方法及び探査装置
JP2002071827A (ja) * 2000-08-29 2002-03-12 Hitachi Engineering & Services Co Ltd 空洞検出システム
JP2002527169A (ja) * 1998-10-12 2002-08-27 フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング イメージング法
JP2002323459A (ja) * 2001-04-27 2002-11-08 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd マルチパス3次元映像化レーダ装置
JP2003248053A (ja) * 2002-02-27 2003-09-05 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency レーダー信号処理装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822982A (ja) * 1981-08-03 1983-02-10 Hitachi Ltd 合成開口レ−ダの画像処理システム
JPS6170480A (ja) * 1985-05-02 1986-04-11 Tokyo Keiki Co Ltd デ−タ処理方式
JPH03259774A (ja) * 1990-03-08 1991-11-19 Komatsu Ltd 地中レーダの反射信号処理方法及びその装置
JPH07502340A (ja) * 1991-12-13 1995-03-09 ケルンフオルシユングスツエントルム カールスルーエ ゲゼル シヤフト ミツトベシユレンクテル ハフツング 超音波検査プローブによる測定データの圧縮方法
JPH116877A (ja) * 1997-06-16 1999-01-12 Osaka Gas Co Ltd 領域抽出方法及び探査装置
JP2002527169A (ja) * 1998-10-12 2002-08-27 フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング イメージング法
JP2002071827A (ja) * 2000-08-29 2002-03-12 Hitachi Engineering & Services Co Ltd 空洞検出システム
JP2002323459A (ja) * 2001-04-27 2002-11-08 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd マルチパス3次元映像化レーダ装置
JP2003248053A (ja) * 2002-02-27 2003-09-05 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency レーダー信号処理装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010230466A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 対象物中の誘電率算出装置及び誘電率算出方法
US20120056773A1 (en) * 2010-09-07 2012-03-08 Denso Corporation Radar apparatus for use in vehicle
US8427361B2 (en) * 2010-09-07 2013-04-23 Denso Corporation Radar apparatus for use in vehicle
JP2014013201A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Shiseido Co Ltd 成分分布可視化装置、成分分布可視化方法、及び成分分布可視化プログラム
CN103048656A (zh) * 2012-12-25 2013-04-17 河南东陆高科实业有限公司 基于连续波雷达的隧道围岩形变量测预警系统及方法
CN103048656B (zh) * 2012-12-25 2014-03-05 河南东陆高科实业有限公司 基于连续波雷达的隧道围岩形变量测预警系统及方法
WO2017149582A1 (ja) * 2016-02-29 2017-09-08 三井造船株式会社 データ処理方法及び計測装置
JP2018040615A (ja) * 2016-09-06 2018-03-15 一般財団法人電力中央研究所 地中探査方法,地中探査装置,及び地中探査プログラム、並びに、地中探査データの表示方法
JP2021070945A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社 透視図を用いた高速道路コンクリート床版の内部欠陥検出表示方法及びそのシステム
JP7524241B2 (ja) 2022-03-14 2024-07-29 株式会社土木管理総合試験所 探査対象物の異常箇所推定方法
CN118395219A (zh) * 2024-06-28 2024-07-26 中电建路桥集团有限公司 用于隧道衬砌施工的结构性能检测方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4665533B2 (ja) 2011-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4665533B2 (ja) 構造物内部の異常箇所候補抽出方法およびプログラム
KR100937095B1 (ko) 유도초음파를 이용한 구조건전성 모니터링 방법
JP6261797B1 (ja) 舗装の損傷診断方法
JP2008164613A (ja) 複雑な幾何学形状を有する部品を検査するための多周波画像処理
CN104597083B (zh) 基于超声导波和机电阻抗的移动式损伤检测方法
WO2008099177A1 (en) Photographic recording of a rail surface
Choi et al. Integrated visualization for reinforced concrete using ultrasonic tomography and image-based 3-D reconstruction
CN108414623B (zh) 一种基于超声波扫查成像的电阻点焊质量评价方法
TWI708940B (zh) 超音波檢查方法及超音波檢查裝置
KR20150108872A (ko) 초음파 검사를 사용한 회전자 구성요소들의 내장된 결함의 식별, 그룹화 및 사이징을 위한 방법 및 시스템
US20230082753A1 (en) Structure inspection method and structure inspection system
JP4936387B2 (ja) コンクリート構造物の劣化診断方法
Moselhi et al. Multisensor data fusion for bridge condition assessment
JP5156707B2 (ja) 超音波検査方法及び装置
US9846224B2 (en) Ultrasound imaging method and device with prediction of artefacts induced between reconstruction modes
CN118188032A (zh) 一种隧道施工安全的监测方法、系统、电子设备及介质
KR20100090912A (ko) 유도초음파를 이용한 구조건전성 모니터링 방법
CN112703725B (zh) 合成处理系统、合成处理装置以及合成处理方法
JP2004163288A (ja) 非破壊検査データ抽出装置及びこの装置を用いた収集システム
US8306311B2 (en) Method and system for automated ball-grid array void quantification
CN111047547B (zh) 一种基于多视图tfm的联合缺陷定量方法
JP4738243B2 (ja) 超音波探傷システム
Hoshyar et al. Microwave imaging of composite materials using image processing
JP4209220B2 (ja) 超音波信号処理方法
KR102105503B1 (ko) 용접 품질 자동 평가 방법 및 용접 품질 자동 평가 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4665533

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150121

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350