JP4209220B2 - 超音波信号処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、TOFD(Time of Flight Diffraction)法と称される超音波探傷法によるBスコープ表示に係る円弧模様の処理に適用される超音波信号処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
超音波探傷法の一つであるTOFD法は、被検体に距離をもって配置した送信斜角探触子と受信斜角探触子とを用い、送信斜角探触子から超音波を被検体内に送信し、受信斜角探触子で被検体の表面近傍を伝搬した超音波信号と、被検体の底面に当たって反射してくる超音波信号と、被検体内に存在する欠陥に起因し該欠陥を反射源とした散乱波信号とを同時受信し、これら信号の伝搬時間差を求め、Bスコープ表示することにより、欠陥の位置及び欠陥指示高さに係る指示情報を求めるものである。
【0003】
かかるTOFD法は、図9(a)に示すように、被検体1に配置した送信探触子2から送信した超音波を受信探触子3により受信し、これを信号処理することにより、被検体1内に存在する欠陥4に関して図9(b)に示すように、横方向を走査方向とし且つ縦方向を路程方向としたBスコープ上で、欠陥4に起因した円弧模様が表れた指示情報が得られるものである。
【0004】
また、超音波探傷法には、特許文献1又は特許文献2に示されるようなTOFD法と異なる方法が知られている。
【0005】
特許文献1は、探傷信号から得られた2次元画像からノイズに係る画像を除去する構成として、欠陥に起因する画像とノイズに係る画像との判別を必要としない板波超音波探傷方法及び装置を開示している。
【0006】
特許文献2は、原子力発電設備のシュラウドの探傷に好適なシュラウド自動検査装置を開示し、欠陥の自動検出を可能としている。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−015217号公報
【0008】
【特許文献2】
特開平11−326580号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来の技術において、欠陥が多数有る被検体をTOFD法により探傷した場合、全ての円弧模様を人手にて指示検出し、それらを計測及び記録を行っていた。このため、探傷に多くの手間を要し、また人手にて指示検出するためにケアレスミスで円弧模様を見逃したり、誤って計測する等の問題が発生する虞がある。
【0010】
本発明の目的は、TOFD法による探傷を容易且つ高精度に行うことが可能な超音波信号処理方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)上記課題を解決するために本発明は、被検体に配置した送信探触子から送信した超音波を受信探触子により受信することにより前記被検体内に存在する欠陥に起因した超音波信号が、横方向を走査方向とし且つ縦方向を路程方向としたBスコープ上で円弧模様として表れる超音波信号処理方法において、フィルタサイズが走査方向と路程方向とで規定され且つ路程方向のずれ量を内部に有し、横方向エコー高さ標準偏差及び縦方向エコー高さ標準偏差の比である、円弧フィルタS/Nフィルタ出力値をフィルタ値とする円弧フィルタを前記Bスコープに適用するステップと、前記円弧フィルタが適用されたBスコープで、前記フィルタ値に基づき前記欠陥の存在を指示表示する表示ステップとを具備することを特徴とする。
【0012】
(2)上記課題を解決するために本発明は、上記(1)において、前記円弧S/Nフィルタ出力値により前記欠陥の存在を指示表示する表示ステップにおいて、前記円弧S/Nフィルタ出力値に2値化処理を適用することを特徴とする。
【0013】
(3)上記課題を解決するために本発明は、上記(2)において、前記2値化処理が適用された円弧S/Nフィルタ出力値に、路程方向のデータに膨張収縮処理を適用することを特徴とする。
【0014】
(4)上記課題を解決するために本発明は、上記(1)ないし(3)のいずれかにおいて、前記超音波信号処理方法は、円弧模様とその他の模様とを所定の特徴量に基づき識別するものであることを特徴とする。
【0015】
(5)上記課題を解決するために本発明は、上記(4)において、前記所定の特徴量が、円弧差分値特徴量及び円弧差分値S/N特徴量であることを特徴とする。
【0016】
また、上記課題を解決するためには、前記の超音波信号処理方法のいずれかにおいて、異なるフィルタサイズの複数の円弧フィルタを用意し、前記円弧模様に前記複数の円弧フィルタを適用することが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明による超音波信号処理システムの一実施形態を説明する。
【0019】
図1に示すように、本実施形態のシステムは、TOFD法を実施する送信斜角探触子2、受信斜角探触子3及び探傷器5からのデータを取り込んで処理するコンピュータ6により構成されており、当該コンピュータ6にストアされた信号処理プログラム7の実行により本発明に係る超音波信号処理方法が実施される。
【0020】
被検体1の一面側に送信探触子として例えば送信斜角探触子2が配置され、該送信斜角探触子2と距離を存して受信探触子として例えば受信斜角探触子3が配置される。
【0021】
探傷器5に備わる送信部により送信斜角探触子2を駆動し、被検体1に超音波を送信する。受信斜角探触子3は、被検体1の表面近傍を伝搬した超音波信号と、被検体1の底面に当たって反射してくる超音波信号と、被検体1内に存在する欠陥4に起因し該欠陥を反射源とした散乱波信号とを同時受信し、探傷器5により、これら信号の伝搬時間差を求め、Bスコープ表示に係るデータ(TOFDデータ)が得られる。このTOFDデータは、欠陥の位置及び欠陥指示高さに係る指示情報を示しており、欠陥4に対応した円弧模様が表れている。なお、ここで言う欠陥4は、超音波が反射し受信探触子からみて音源となり得るものを言い、具体的には亀裂、融合不良、介在物の巻き込み、気孔、溶接の形状など不連続状態が典型例である。
【0022】
TOFDデータは、コンピュータ6を介してデータ記憶装置(HDD)8に保持され、コンピュータ6に予めストアされている信号処理プログラム7の実行により、円弧模様の自動検出のため画像処理を用いた自動認識処理と該画像処理により検出された円弧模様に基づき欠陥の存在を指示表示するため情報の生成とが行われ、モニタ9及び/又はプリンタ10に出力する。
【0023】
本発明では、図2に示すように、ステップS1にてTOFDデータ収集を行い、ステップS2で円弧模様の自動認識処理を実行し、ステップS3で手動補正処理を実行し、ステップS4でモニタ9及び/又はプリンタ10に結果出力を行う、というものである。
【0024】
次に図3を参照して本発明に係る超音波信号処理の詳細を説明する。図2のステップS1に相当するステップT1で、送信斜角探触子2、受信斜角探触子3及び探傷器5によりTOFDデータを収集し、該TOFDデータはコンピュータ6を介してデータ記憶装置(HDD)8に保持される。ここに、TOFDデータは、横方向を走査方向とし且つ縦方向を路程方向としたBスコープ上で、欠陥4に起因した円弧模様が表れた二次元データである。
【0025】
図2におけるステップS2は、図3においてステップT2〜ステップT8からなる。ステップT2は、TOFDデータに対して例えばフィルタサイズが走査方向60画素、路程方向12画素の円弧フィルタを適用するものであり、フィルタサイズが走査方向と路程方向とで規定され且つ当該フィルタサイズにおける円弧領域と他領域とを識別する円弧フィルタを用いて円弧模様を自動検出する。ここで、円弧フィルタについて図4を参照して説明する。
【0026】
図4において、TOFDデータのBスコープを、横が走査方向、縦が路程方向に対応する2次元画像と考え、また走査位置i、路程位置jのエコー高さ1(i,j)を画素(i,j)の値と考える。
【0027】
円弧模様の抽出のために、処理対称位置(着目位置)に対し、図示のような円弧状の領域を考える。この領域を処理対称位置を原点とし、円弧によるずれを内部に有した座標系(m,w)で示される2次元領域と考える。ここでmは横方向(走査方向)、Wは縦方向(路程方向)となる。円弧によるずれ量については後述する。
【0028】
円弧模様はこの領域において、縦方向標準偏差が横方向標準偏差に比べて大きくなると考えられる。そこで縦横の標準偏差の比を円弧S/Nフィルタの出力とし、また円弧模様では路程方向のピークが円弧状に連続することから、円弧領域における横方向エコー高さ平均値にも明確なピークが現れるものと考えられ、これが円弧模様とその他の模様の識別に有効作用する。
【0029】
かかる識別において、ピークとその前後のエコー高さとの差分値を用いた特徴量を2つ定義する。これが円弧差分値特徴量と、円弧差分値S/N特徴量である。
【0030】
以降に定義式を示す。なお図4の円弧領域が原画像をはみ出す場合は、その処理対象画素の出力値は0としている。
【0031】
【数1】
【0032】
また、円弧によるずれ量について図5を参照して説明する。
円弧によるずれ量は、特定の信号源(音源)に対する走査方向のずれに応じた路程方向のずれ量をいい、このずれ量は図5の例では、以下のようにして求めることができる。
【0033】
【数2】
【0034】
なお、異なるフィルタサイズの複数の円弧フィルタを用意し、円弧模様を複数の円弧フィルタの特徴量に基づきの識別することも可能である。
【0035】
ステップT3は、円弧フィルタが適用されたTOFDデータに対し2値化処理を適用するものであり、後述の処理はこの2値化したデータに基づき行われる。なお、2値化に際しては例えば平均値+2σの閾値を設定する。
【0036】
ステップT4は、2値化したデータのうち路程方向のデータに膨張収縮処理を適用するものである。この処理により、路程方向に連続して表れる円弧模様を、一つのグループとして抽出することが可能となる。
【0037】
ステップT5は、2値化したデータ又はその膨張収縮処理したデータの連結成分を得るためのラベリング処理である。
【0038】
ステップT6は、特徴量計算処理であり、上述した円弧差分値特徴量と、円弧差分値S/N特徴量を計算する。
【0039】
ステップT7は、上述した円弧差分値特徴量と、円弧差分値S/N特徴量、特徴量とに基づき円弧模様を識別するに際し、特徴量への重み付けやしきい値の決定のために線形判別分析(正準判別分析)を用いることにより、複数の特徴量の組合せがより適切になり識別率が向上する。
【0040】
以上のステップを経てステップT8で識別結果が得られる。
【0041】
次に、図3においてステップT9,T10は、識別結果をさらに人手により補正するものであり、モニタ9に表示された識別結果を見ながら、図示しないキーボードやマウス等を操作して、識別結果をさらに人手により補正する。
【0042】
ステップT10は、識別結果をさらに人手により補正するものである。
【0043】
ステップT11は、識別結果について各領域から最も指示ピーク位置と思われる位置として、円弧S/N特徴量の最大位置を検索する。
【0044】
ステップT12は、識別結果について各領毎の指示情報を計測するものであり、ここで言う指示情報は、指示の走査位置、指示の深さ位置、深さ方向、長さ等を言う。また例えば図6に示すように、横方向エコー高さ平均値を用いて指示情報を求めることも可能である。
【0045】
図7は、本実施形態の信号処理の変化を示しており、図7(a)は原データつまり円弧フィルタが適用される前のTOFDデータである。
【0046】
図7(b)は円弧フィルタが適用された後のデータである。
【0047】
図7(c)は2値化処理後のデータである。
【0048】
図7(d)は膨張収縮処理後のデータである。
【0049】
以上述べた本実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。すなわち、本実施形態においては、画像処理で円弧模様を自動検出し、その結果に基づいて指示情報を自動計測することから、人手作業の減少を図られ、コンピュータ処理による高速化が図れると共に人手に伴うケアレスミスが減少する効果が期待できる。
【0050】
また、画像処理で円弧模様を自動検出するのに円弧フィルタを用い、該フィルタ画像を用いて2値化することから、指示模様である円弧模様領域のS/Nが向上し、より適切に指示領域を2値化できるようになる。
【0051】
さらに、円弧フィルタ特徴量を用いて円弧模様を検出するようにしているので、円弧模様により敏感な特徴量を用いることにより、指示とノイズの識別率が向上する。
【0052】
またフィルタサイズが異なる複数の円弧フィルタ特徴量を適宜用いることにより、指示領域以外であればフィルタサイズが異なるとばらつきが大きくなると考えられることから、指示とノイズとの識別率が一層向上するものとなる。
【0053】
さらに識別のための特徴量への重み付けやしきい値の決定のために線形判別分析(正準判別分析)を用いることにより、複数の特徴量の組合せがより適切になり識別率が向上する。
【0054】
また識別結果の人手による補正機能を設けていることにより、自動による識別結果を補正する手段を提供することで、より高い精度の結果を得ることができる。
【0055】
さらに、指示情報の計測に横方向エコー高さ平均値を用いることにより、平均値を用いることで局所的なノイズの影響を低減し、安定した指示情報計測が可能となる。
【0056】
本発明において、識別結果の表示は各種の形態を採用することができる。例えば、処理結果を原画像に重ね合わせる形とすることができる。
【0057】
また、円弧フィルタの出力がしきい値を超え、かつ円弧模様として識別されたラベルと、円弧模様として認識された各ラベルの中で、円弧差分値S/N特徴量の値が最も大きい位置をマーキングしたものと(例えば正方形で示し、その大きさは特徴量値の大きさに比例させる)、円弧フィルタの出力がしきい値を越えて、かつ円弧模様では無いと識別されたラベルとを色別で表示することで、円弧模様の中心として識別された領域と、円弧模様として認識された各ラベルの中で、円弧差分値S/N特徴量の値が最も大きい位置と、円弧では無い、つまりノイズと識別された領域とを、明確に判別が行われるようにすることができる。
【0058】
上述した実施形態において、コンピュータ6は、単一のコンピュータ等のハードウエアとして構成する他に、一又は複数のコンピュータ又はこれらコンピュータの一部の機能により構成することができる。また本発明が実施される方法を、コンピュータにより実行するプログラムとして構成とすることもでき、さらに該プログラムを記録した記憶媒体をコンピュータに適用し、該コンピュータにて前記プログラムを実行するようにしても良い。さらに、図1に示すシステムにおけるTOFDデータは、オンライン又はオフラインで本発明のシステム、方法等により処理するができる。
【0059】
また図8は、探傷器及び信号処理のためのコンピュータ等により一の超音波探傷装置を構成した場合の例であり、被検体1に配置される送信探触子2と、被検体1に送信探触子2と距離を存して配置され送信探触子2から送信した超音波を受信する受信探触子3と、探傷装置本体11と、モニタ12と、プリンタ13とから構成されている。
【0060】
探傷装置本体11は、送信探触子2を送信駆動する送信部11Aと、受信探触子3を受信駆動する受信部11Bと、この受信部11Bより得られる超音波受信信号をBスコープ表示処理すると共に当該処理に基づき得られるBスコープ上の円弧模様を自動検出する信号処理手段として信号処理プログラム11Dがストアされ且つ実行可能な信号処理部11Cと、データ記憶部(HDD)11Eと、システムコントローラ11Fとからなり、リアルタイム又は非リアルタイムでTOFDデータを取得して、図1に示す構成と同様な処理を行うことができる。
【0061】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、被検体に配置した送信探触子から送信した超音波を受信探触子により受信することにより前記被検体内に存在する欠陥に起因した超音波信号を処理するに際し、超音波信号に基づきBスコープ上で表れる円弧模様を自動検出し、該検出した円弧模様に基づき前記欠陥の存在を指示表示するようにしたので、TOFD法による探傷を容易且つ高精度に行うことが可能な超音波信号処理方法を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波信号処理システムの一実施形態の構成を示す図。
【図2】同システムにおける超音波信号処理方法の一例の概略を示すフロー図。
【図3】同方法の詳細を示すフロー図。
【図4】本発明における円弧フィルタを説明する図。
【図5】本発明における円弧ずれ量を説明する図。
【図6】指示情報の計測手法の一例を示す図。
【図7】本発明による超音波信号処理による画像処理の変化を示す図。
【図8】本発明による超音波探傷装置の一例を示す図。
【図9】TOFD法による探傷法を説明する図。
【符号の説明】
1…被検体、2…送信斜角探触子、3…受信斜角探触子、4…欠陥、5…探傷器、6…コンピュータ、7…信号処理プログラム、8…データ記憶装置(HDD)、9…モニタ、10…プリンタ、11…超音波探傷装置、11A…送信部、11B…受信部、11C…信号処理部、11D…信号処理プログラム、11E…データ記憶装置(HDD)、11F…システムコントローラ、12…モニタ、13…プリンタ。
Claims (5)
- 被検体に配置した送信探触子から送信した超音波を受信探触子により受信することにより前記被検体内に存在する欠陥に起因した超音波信号が、横方向を走査方向とし且つ縦方向を路程方向としたBスコープ上で円弧模様として表れる超音波信号処理方法において、
フィルタサイズが走査方向と路程方向とで規定され且つ路程方向のずれ量を内部に有し、横方向エコー高さ標準偏差及び縦方向エコー高さ標準偏差の比である、円弧フィルタS/Nフィルタ出力値をフィルタ値とする円弧フィルタを前記Bスコープに適用するステップと、
前記円弧フィルタが適用されたBスコープで、前記フィルタ値に基づき前記欠陥の存在を指示表示する表示ステップと
を具備することを特徴とする超音波信号処理方法。 - 前記円弧S/Nフィルタ出力値により前記欠陥の存在を指示表示する表示ステップにおいて、
前記円弧S/Nフィルタ出力値に2値化処理を適用することを特徴とする請求項1記載の超音波信号処理方法。 - 前記2値化処理が適用された円弧S/Nフィルタ出力値に、路程方向のデータに膨張収縮処理を適用することを特徴とする請求項2記載の超音波信号処理方法。
- 前記超音波信号処理方法は、円弧模様とその他の模様とを所定の特徴量に基づき識別するものであることを特徴とする請求項1乃至3記載の超音波信号処理方法。
- 前記所定の特徴量が、円弧差分値特徴量及び円弧差分値S/N特徴量であることを特徴とする請求項4記載の超音波信号処理方法。
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