JP2006208020A - 2軸検出型磁気センサおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 同一基板内での構成にて、2軸の磁気が検出可能となり、更に磁気バイアスを効率良く印加できる、量産性のすぐれた2軸検出型磁気センサおよびその製造方法を得る。
【解決手段】 高周波電流をキャリアとして印加する際のインピーダンスが外部磁界により変動する磁性体からなるインピーダンス素子を用いた磁気センサにおいて、ガラス基板B21上に二つの前記板状の磁性膜である磁気インピーダンス素子31,32が、各々、略90°に配置され、前記二つの磁気インピーダンス素子31,32に、印加磁界を斜めθ方向から印加することにより一基板上にある2軸分の2つのインピーダンス素子に一挙に必要な磁気特性が付与された2軸検出型磁気センサ。
【選択図】 図2

Description

本発明は、高感度かつ高精度に検出する必要のある地磁気等の磁界ベクトルの検出等に用いられる磁界を検出する2軸検出型磁気センサおよびその製造方法に関する。
従来、磁気インピーダンス素子は、磁性体に数MHz以上の高周波電圧を印加した場合に生ずる表皮効果の表皮深さがこの磁性体の透磁率の平方の逆数に比例するが、前記磁性体の透磁率が外部磁界により大きく変動することに起因して、磁性体のインピーダンスが外部磁界によって変動する性質を持つ。この性質を利用して磁気センサが組み立てられていた。
特許文献1には、磁気センサ素子の基板上に、磁気検出素子を2辺組み入れたブリッジ回路を取り込み、抵抗辺と磁気検出素子のインピーダンスをほぼ等しくした構成について記載されている。このようにすることで、磁気検出素子のインピーダンス変動を電圧変動として検出し、磁気検出感度の向上と、オフセット削減の機能を持たせることができる。
更に、特許文献2には、抵抗辺を非磁性体にして小型化し、渦巻きコイル、薄膜コイル、磁性膜による磁気バイアス手段が記載されている。また、特許文献3には、非磁性基板上に高透磁率磁性膜を形成して構成され、直線が途中で複数回平行に折り返されて長手方向に対し垂直な方向となるように磁気異方性が付けられた素子が記載されている。複数回折り返すことで、磁性膜の総延長を長くしても素子全体を短くし小型化できる。また、高インピーダンスになり使用しやすい素子となる。
この磁気インピーダンス素子の製造方法は、誘電体基板にフォトレジストを使用し露光を行い素子形状のレジストマスキングを作製して磁性膜をスパッターにて成膜する。その後、リフトオフ法にて磁性膜パターニングをし、素子形状である高透磁率磁性薄膜を形成する方法である。更に、前記同様の工程にて導体膜のレジストマスキングを作製し導体膜のパターニングをする。
更に、パターニング後、磁界中熱処理を真空中で行い、スパッター時の異方性を取り除き、かつ一軸異方性をパターニングした磁性膜の幅方向に付与する一般的な製法である。
特開平10−270774号広報 特開2000−206217号公報 特開平09−127218号広報
従来、磁気インピーダンス素子により2軸検出型磁気センサを作製する際、磁性膜コアの幅方向に対し一軸異方性を付与する必要があったため、ウェハ上にある複数の同パターン形状のチップをそれぞれ切り分け、同じような磁気インピーダンス特性をもつ素子を選別し、それらを90°に配置し組み立てるといった工程を踏まなければならない。
また、従来の磁気センサにおいては、磁気バイアス印加用のボビンを巻きコイルのサイズが大きく(例えば、直径10mm以上)、また消費電力が大きい(例えば、20mAもの電流が消費される)。このため、小型で消費電流の小さい固定磁気バイアス印加手段が要求される。
更に、従来の磁気センサには、負帰還磁界や正帰還磁界等の可変磁気バイアスを印加する必要がある場合にも対応できるように、コイルに流す電流あたりの磁界の発生効率が高い可変磁気バイアス方式が要求されている。
本発明の課題は、同一基板内での構成にて、2軸の磁気が検出可能となり、更に磁気バイアスを効率良く印加できる、量産性のすぐれた2軸検出型磁気センサおよびその製造方法を提供することである。
本発明によれば、高周波電流をキャリアとして印加する際のインピーダンスが外部磁界により変動する磁性体からなる磁気インピーダンス素子を用いた磁気センサにおいて、一つの基板上に二つの前記板状の磁性膜であるインピーダンス素子が各々90°で配置してあり、磁界中熱処理時に印加磁界を斜めθ方向から印加することにより一基板上にある2軸分の2つのインピーダンス素子に磁気異方性を付与し、作製可能な2軸検出型磁気センサである。
即ち、本発明は、高周波電流をキャリアとして印加した場合のインピーダンスが、外部磁界により変動する磁性薄膜磁気インピーダンス素子からなる2軸検出型磁気センサにおいて、一つの基板上に二つの前記板状の磁性薄膜磁気インピーダンス素子が各々、略90°の角度をなして配置され、前記二つの磁性薄膜磁気インピーダンス素子に、印加磁界を、前記板状の磁性薄膜磁気インピーダンス素子のいずれかの素子のストライプ構造における長手方向と、角度θをなす方向から印加することにより、一基板上にある前記磁性薄膜磁気インピーダンス素子に対し、一遍に磁気異方性が付与された2軸検出型磁気センサである。
また、本発明は、前記2軸検出型磁気センサにおいて、前記磁性薄膜磁気インピーダンス素子の上部、あるいは下部、ならびに側部の少なくとも1個所に巻線1個を有し、前記磁性薄膜磁気インピーダンス素子に、交流または直流の磁気バイアス磁界を印加された2軸検出型磁気センサである。
また、本発明は、前記2軸検出型磁気センサにおいて、前記磁性薄膜磁気インピーダンス素子の上部、あるいは下部、または側部の少なくとも1箇所に薄膜マグネットが配置され、前記薄膜マグネットにより直流磁気バイアス磁界が磁性薄膜磁気インピーダンス素子に印加された2軸検出型磁気センサである。
また、本発明は、前記2軸検出型磁気センサにおいて、磁性薄膜磁気インピーダンス素子の一方の面、あるいは他方の面、または側面のいずれかに巻線型薄膜コイルを有し、交流磁気バイアス磁界または直流磁気バイアス磁界を前記磁性薄膜磁気インピーダンス素子に印加する2軸検出型磁気センサである。
また、本発明は、高周波電流をキャリアとして印加する際のインピーダンスが外部磁界により変動する磁性薄膜磁気インピーダンス素子からなる2軸検出型磁気センサの製造方法において、一つの基板上に二つの板状の前記磁性薄磁気インピーダンス素子が、各々、略90°をなす角度に形成し、前記二つの磁性薄膜磁気インピーダンス素子に、印加磁界を前記板状の磁性薄膜磁気インピーダンス素子のいずれかの素子のストライプ構造における長手方向と角度θをなす磁界を印加して熱処理し、一基板上にある2軸分の2つの磁性薄膜磁気インピーダンス素子に、磁気容易軸を形成する2軸検出型磁気センサの製造方法である。
本発明により、一ウェハからチップ毎に切り分けする工程の手数を少なくすることができ、更にその切り分けたチップを組み立てる作業を省くことができる。また、1軸検出磁気インピーダンス素子を2つ、同チップ内に作製することで、磁気インピーダンス素子のばらつきを小さく抑えることができる。また、ウェハ内から磁気インピーダンス特性の磁気バイアスを印加する直線領域が同インピーダンス・同傾斜である素子を選び出す作業を省くことができる。
本発明によれば、同一基板内での構成にて、2軸の磁気が検出可能な磁気センサであって、更に磁気バイアスを効率良く印加できる、量産性のすぐれた2軸検出型磁気センサおよびその製造方法を提供できる。
以下に、本発明の実施の形態による2軸検出型磁気センサおよびその製造方法について説明する。
本発明の実施の形態による2軸検出型磁気センサは、高周波電流をキャリアとして印加した場合のインピーダンスが、外部磁界により変動する磁性薄膜磁気インピーダンス素子からなる2軸検出型磁気センサであって、一つの基板上に二つの前記板状の磁性薄膜磁気インピーダンス素子が各々、略90°の角度をなして配置され、前記二つの磁性薄膜磁気インピーダンス素子に、印加磁界を、前記板状の磁性薄膜磁気インピーダンス素子のいずれかの長手方向と、角度θを成す方向から印加することにより、一基板上にある前記磁性薄膜磁気インピーダンス素子に、磁気異方性が付与されたものである。
ここで、前記二つの板状の磁性薄膜磁気インピーダンス素子は、各々略90°の角度をなすが、その範囲は、90°±5°の範囲とする。これは、磁性薄膜コアのなす角度が85°未満か、あるいは95°を越えると、磁界の検出感度が低下するためである。また、前記角度θについては、45°±15°とする。これは、角度θが30°未満か、あるいは60°を越えると、磁界の検出感度が低下するためである。角度θについては、45°±15°内にて、45°以外の角度の場合は、二つの板状の磁性薄膜コアのバイアスポイントの位置を、処理回路によって、調整して対応する必要がある。
図1は、磁気センサにおける磁性薄膜磁気インピーダンス素子と導体膜のパターン形状の説明図である。図1に示すように、厚さ2μm、長さ1mmの磁性薄膜インピーダンス素子1,2,3,4,5を5本平行に並べ、厚さ0.6μm導体膜15,16,17,18で磁性薄膜インピーダンス素子1,2,3,4,5を直列に繋ぎあわせる。その両端に導体膜13,14で電極パッド11,12に接続する。
また、図2は、本発明による一基板上の2方向の磁気検出素子を互いに90°に配置した2軸検出型磁気インピーダンス素子の説明図である。図2(a)は平面図であり、図2(b)は斜視図である。
図1に示す素子を基板上に図2のように磁性薄膜インピーダンス素子の長手方向が互いに90°になるように配置している。磁性膜と導体膜のパターニング後、図2に示すように磁性薄膜インピーダンス素子の長手方向に対しθ=45°方向に磁界を印加しながら真空中にて熱処理を施し、斜め45°方向へ一軸異方性を付与する。その電極パッド11,12の間に高周波プローブを接続し、ネットワークアナライザーにて10MHz〜60MHzの高周波電流を印加して、素子の長手方向に外部磁界を−20〜20×103/4πA/m印加してインピーダンスの変化を観察することができる。
前記の作製方法により作製する際、通常、磁性薄膜インピーダンス素子の幅方向に一軸異方性を付与するため、真空磁界中熱処理で幅方向に磁界を印加する。しかし、この場合、一基板上に2軸分を90°に配置し、45°方向から磁界を印加するため、一基板上に配置してある2方向に向いている磁性膜コア両方同時に異方性を付与できる。
図3は、磁性膜コアの幅方向に一軸異方性を付与した場合と斜め45°方向に一軸異方性を付与した場合の外部磁界変化に対するインピーダンス変化のグラフである。一軸異方性が斜めに付与されると、磁界−インピーダンス特性のコイルによってバイアス磁界を印加する直線領域のバイアスポイントが低磁界側に移動し、バイアス磁界印加用コイルによる消費電流が抑えられるという利点はあるものの、インピーダンスのピーク点が若干低くなり、素子感度が下がるという難点もある。
図4は、本発明による2軸検出型磁気センサに対して磁気バイアスを印加するためのバイアスコイルを配置した説明図である。図4(a)は平面図であり、図4(b)は斜視図である。前記の作製法により2軸検出型磁気センサに対し、図4に示すように、バイアスコイル410,420を巻き、一基板上の2つの1軸検出分の磁気インピーダンス素子310、320、330、340に同時にバイアス磁界を印加することができる。このとき、バイアス磁界印加法として直流磁界を使用する方法と交流磁界を使用する方法がある。
図5は、外部磁界変化に対するインピーダンス特性の直流磁気バイアス法の説明図である。直流バイアス磁界を印加する場合、図5に示すように、磁界−インピーダンス特性の磁界正側または負側のどちらか片側の傾斜部分に磁気バイアスを印加する。そして、外部磁界の変化によりインピーダンス変化が起こり、それを電圧変化として検出する。
図6は、外部磁界変化に対するインピーダンス特性の交流磁気バイアス法の説明図である。交流バイアス磁界を印加する場合、図6に示すように、磁界−インピーダンス特性の磁界正側、負側両方の傾斜部分に磁気バイアスを印加する。そして、外部磁界変化によりバイアスポイントがずれ、それを負帰還磁界により、バイアスポイントの位置をもどす。そのバイアスポイントのずれ分を電圧変化として検出する。その一素子分の外部磁界変化に対するセンサ出力を図7に示す。また、次に、90°に配置した2軸分の方位角に対するセンサ出力を図8に示す。図8(a)は、センサ出力Vx,Vyと方位角との関係を示す図であり、図8(b)はセンサ出力VyとセンサVxとの関係を示す図である。このように2軸分の出力により地磁気のような平面上の磁界ベクトルを計ることができる。
図9は、本発明による2軸検出型磁気インピーダンス素子に対し固定磁気バイアスを印加するために薄膜マグネットを配置した説明図である。前記の作製法により2軸検出型磁気センサに対し、図9に示すように、薄膜マグネット151,152,153を配置することで、一基板上の2軸分の磁性膜コアに固定バイアス磁界を印加し、使用することができる。このバイアス磁界印加方法では、磁気バイアス印加のための消費電流がゼロで、定電流回路も不要である。
図10は、本発明の2軸検出型磁気インピーダンス素子に対して磁気バイアスを印加するための薄膜型巻線コイルの配置と、その時の磁気回路の説明図である。図10(a)は上面図であり、図10(b)は、図10(a)のAA断面図である。前記の作製法2軸磁気センサ素子に対し、図10に示すように、磁性薄膜インピーダンス素子10、20、30、40、50に対し、薄膜型巻線コイル61の渦中心がコア長手方向端部にくるよう配置し電流を流すことで、磁束のループをつくることができる。これにより基板上の2軸分の磁気インピーダンス素子それぞれに直流または交流のバイアス磁界を印加し、使用することができる。この方法により、従来の巻線型コイルを使用するより極めて薄型の2軸検出型磁気センサの作製ができる。
磁気センサにおける磁性薄膜磁気インピーダンス素子と導体膜のパターン形状の説明図。 本発明による一基板上に2方向の磁気検出素子を互いに90°に配置した2軸検出型磁気インピーダンス素子の説明図。図2(a)は平面図、図2(b)は斜視図。 磁性膜コア幅方向に一軸異方性を付与した場合と斜め45°方向に一軸異方性を付与した場合の外部磁界変化に対するインピーダンス変化のグラフ。 本発明による2軸検出型磁気インピーダンス素子に対し、磁気バイアスを印加するためのバイアスコイルを配置した説明図。図4(a)は平面図、図4(b)は斜視図。 外部磁界変化に対するインピーダンス特性への直流磁気バイアス法の説明図。 外部磁界変化に対するインピーダンス特性への交流磁気バイアス法の説明図。 外部磁界に対する一素子分のセンサ出力のグラフ。 磁界ベクトルに対する2軸分のセンサ出力の説明図。図8(a)は、センサ出力Vx,Vyと方位角との関係を示す図、図8(b)はセンサ出力VyとセンサVxとの関係を示す図。 本発明による2軸検出型磁気センサに対し、固定磁気バイアスを印加するために薄膜マグネットを配置した説明図。 本発明による2軸検出型磁気センサに対し、磁気バイアスを印加するための薄膜型巻線コイルの配置説明図とそのときの磁気回路の説明図。図10(a)は上面図、図10(b)は、図10(a)のAA断面図。
符号の説明
1,2,3,4,5,10,20,30,40,50 磁性薄膜磁気インピーダス素子
11,12 電極パッド
13,14 導体膜(電極パッド)
15,16,17,18 導体膜(直列接続)
21,22,210,220 ガラス基板
31,32,33,34,310,320,330,340,131,132 (1軸検出分の)磁気インピーダンス素子
410,420 バイアスコイル
151,152,153 (固定バイアス磁界印加用)薄膜マグネット
61,62,63,64,65,66,67,68 薄膜型巻線コイル

Claims (5)

  1. 高周波電流をキャリアとして印加した場合のインピーダンスが、外部磁界により変動する磁性薄膜磁気インピーダンス素子からなる2軸検出型磁気センサにおいて、一つの基板上に二つの前記板状の磁性薄膜磁気インピーダンス素子が、各々、略90°の角度をなして配置され、前記二つの磁性薄膜磁気インピーダンス素子に、印加磁界を、前記板状の磁性薄膜磁気インピーダンス素子のいずれかの素子のストライプ構造における長手方向と、角度θをなす方向から印加することにより、一基板上にある前記磁性薄膜磁気インピーダンス素子に対し、一遍に磁気異方性が付与されたことを特徴とする2軸検出型磁気センサ。
  2. 前記2軸検出型磁気センサにおいて、前記磁性薄膜磁気インピーダンス素子の上部、あるいは下部、ならびに側部の少なくとも1個所に巻線1個を有し、前記磁性薄膜磁気インピーダンス素子に、交流または直流の磁気バイアス磁界を印加することを特徴とする請求項1記載の2軸検出型磁気センサ。
  3. 前記2軸検出型磁気センサにおいて、前記磁性薄膜磁気インピーダンス素子の上部、あるいは下部、または側部の少なくとも1箇所に薄膜マグネットが配置され、前記薄膜マグネットにより直流磁気バイアス磁界が磁性薄膜磁気インピーダンス素子に印加されたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の2軸検出型磁気センサ。
  4. 前記2軸検出型磁気センサにおいて、磁性薄膜磁気インピーダンス素子の一方の面、あるいは他方の面、または側面のいずれかに巻線型薄膜コイルを有し、交流磁気バイアス磁界または直流磁気バイアス磁界を前記磁性薄膜磁気インピーダンス素子に印加することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の2軸検出型磁気センサ。
  5. 高周波電流をキャリアとして印加する際のインピーダンスが外部磁界により変動する磁性薄膜磁気インピーダンス素子からなる2軸検出型磁気センサの製造方法において、一つの基板上に二つの板状の前記磁性薄膜磁気インピーダンス素子を、各々、略90°をなす角度に形成し、前記二つの磁性薄膜磁気インピーダンス素子に、印加磁界を、前記板状の磁性薄膜磁気インピーダンス素子のいずれかの素子のストライプ構造における長手方向と角度θをなす磁界を印加して熱処理し、一基板上にある2軸分の2つの磁性薄膜磁気インピーダンス素子に、磁気容易軸を形成することを特徴とする2軸検出型磁気センサの製造方法。
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