JP2002094140A - 磁気インピーダンス効果素子 - Google Patents

磁気インピーダンス効果素子

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JP2002094140A
JP2002094140A JP2000288898A JP2000288898A JP2002094140A JP 2002094140 A JP2002094140 A JP 2002094140A JP 2000288898 A JP2000288898 A JP 2000288898A JP 2000288898 A JP2000288898 A JP 2000288898A JP 2002094140 A JP2002094140 A JP 2002094140A
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Akira Nakabayashi
亮 中林
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全方位が検出可能な角度センサとしても用い
ることができ、且つ、製造が容易な磁気インピーダンス
効果素子を提供することを目的とする。 【解決手段】 感磁部1は、線状に形成された第1と第
2の感磁部1a、1bを、互いに交差するように連結し
て成り、良導電材料からなる第1、第2、第3の電極
は、それぞれ、前記感磁部の一端部、前記第1と第2の
感磁部の連結部、前記感磁部の他端部に接続され、感磁
部1には、硬磁性材料からなる磁石5により一方向のバ
イアス磁界Hbを印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気センサとして
用いられる磁気インピーダンス効果素子に係わり、特
に、2軸センサや角度検出センサとして用いられる磁気
インピーダンス効果素子に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の磁気インピーダンス効
果素子を示したものである。従来の磁気インピーダンス
効果素子は、軟磁性材料からなりワイヤ状である感磁部
51と、感磁部51の両端に接続された良導電材料から
なる一対の電極部52とを有し、感磁部51の外周に
は、コイル53が巻回されている。
【0003】このような従来の磁気インピーダンス効果
素子を2軸センサや角度検出センサとして用いるとき、
2個の磁気インピーダンス素子を、それぞれの感磁部5
1の長手方向が直交するように配置する。
【0004】2個の磁気インピーダンス効果素子は、そ
れぞれ、コイル53を流れるコイル電流により、感磁部
51の長手方向に、バイアス磁界が印加される。
【0005】磁気インピーダンス効果素子の駆動時、感
磁部51には、発振回路から数MHz帯域の交流電流I
ACが印加される。そして、外部磁界が印加されると、感
磁部51には磁気インピーダンス効果が生じて、一対の
電極部52間の出力電圧Emiが変化する。そして、2個
の磁気インピーダンス効果素子の出力電圧Emiから、外
部磁界の大きさや、感磁51に対する角度を検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気インピーダンス効果素子では、2軸センサや角度セ
ンサとして用いるとき、2個の磁気インピーダンス効果
素子が必要であり、バイアス磁界印加手段がコイル53
であるから、それぞれの感磁部51の外周に、コイル5
3を巻回する作業等が煩雑であるという問題があった。
本発明は、全方位が検出可能な角度センサとしても用い
ることができ、且つ、製造が容易な磁気インピーダンス
効果素子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気インピーダ
ンス効果素子は、軟磁性材料からなる感磁部は、線状に
形成された第1と第2の感磁部を、互いに交差するよう
に連結して成り、良導電材料からなる第1、第2、第3
の電極は、それぞれ、前記感磁部の一端部、前記第1と
第2の感磁部の連結部、前記感磁部の他端部に接続さ
れ、前記感磁部には、硬磁性材料からなる磁石により一
方向のバイアス磁界が印加されて、前記第1、第3の電
極から前記感磁部に交流電流を印加して、前記第1、第
2の電極間の出力電圧と、前記第2、第3の電極間の出
力電圧から外部磁界を検出する。このような磁気インピ
ーダンス効果素子は、磁石への磁束の導入を一度に行う
ことができるので、バイアス磁界印加手段とする磁石の
作成が容易である。
【0008】本発明の磁気インピーダンス効果素子は、
前記バイアス磁界の方向が、前記第1の感磁部の長手方
向と、前記第2の感磁部の長手方向が成す角を等しく二
分する直線と平行である。このような磁気インピーダン
ス効果素子では、バイアス磁界の第1の感磁部長手方向
成分と、バイアス磁界の第2の感磁部長手方向成分が等
しいので、第1、第2の感磁部には、バイアス磁界が同
等に付与されて、以下のような効果を奏する。
【0009】このような磁気インピーダンス効果素子を
2軸センサとして用いるとき、第1の検出部の長手方向
の外部磁界の大きさを、第1と第2の電極間の出力電圧
として検出し、第2の検出部の長手方向の外部磁界の大
きさを、第2と第3の電極間の出力電圧として検出す
る。このとき、第1の感磁部と第2の感磁部には、バイ
アス磁界が同等に付与されているので、第1の感磁部の
長手方向の外部磁界であるときの外部磁界の出力電圧依
存性と、第2の感磁部の長手方向の外部磁界であるとき
の外部磁界の出力電圧依存性を、共に線形とすることが
できる。よって、第1の感磁部の長手方向の外部磁界、
及び、第2の感磁部の長手方向の外部磁界を、出力電圧
から一義的に検出することができる。
【0010】一方、このような磁気インピーダンス効果
素子を角度センサとして用いるとき、第1の感磁部と第
2の感磁部が成す角をφ、外部磁界が第1の感磁部と成
す角をθとすると、外部磁界(H)の第1の感磁部の長
手方向成分(H・cosθ)を、第1と第2の電極間の出
力電圧として検出し、外部磁界Hの第2の感磁部の長手
方向成分(H・cos(θ+φ))を、第2と第3の電極
間の出力電圧として検出する。
【0011】このとき、第1の感磁部と第2の感磁部に
は、バイアス磁界が同等に付与されているので、第1と
第2の電極間の出力電圧は、H・cosθの変化に対して
線形に変化するとともに、第2と第3の電極間の出力電
圧は、H・cos(θ+φ)の変化に対して線形に変化す
る。よって、第1と第2の電極間の出力電圧、及び第2
と第3の電極からの出力電圧から、外部磁界の感磁部に
対する角度θを全方位において一義的に検出することが
できる。
【0012】本発明の磁気インピーダンス効果素子は、
前記バイアス磁界の方向が、前記第1の感磁部の長手方
向と、前記第2の感磁部の長手方向が成す角を等しく二
分する直線と垂直である。このような磁気インピーダン
ス効果素子では、バイアス磁界の第1の感磁部長手方向
成分と、バイアス磁界の第2の感磁部長手方向成分が等
しいので、第1、第2の感磁部には、バイアス磁界が同
等に付与されて、2軸センサや角度センサとして用いる
とき、前述のような効果を奏する。
【0013】本発明の磁気インピーダンス効果素子は、
前記感磁部には誘導磁気異方性が導入されて、該誘導磁
気異方性の方向は、前記バイアス磁界の方向と平行であ
る。このような磁気インピーダンス効果素子では、第1
の感磁部の長手方向と直交する誘導磁気異方性の成分と
第2の感磁部の長手方向と直交する誘導磁気異方性の成
分が同等であるから、外部磁界に対する第1、第2の感
磁部の磁気インピーダンス効果の感度は同等に向上し
て、外部磁界の検出を、より正確に行うことができる。
また、感磁部に誘導磁気異方性を導入する工程と、磁石
とする硬磁性材料に磁束を導入する工程を同時に行うこ
とができるので、製造工程を簡略化できる。
【0014】本発明の磁気インピーダンス効果素子は、
前記磁石が一つである。このような磁気インピーダンス
効果素子では、第1、第2の感磁部の全体に磁石を形成
することができるので、第1、第2の感磁部に、バイア
ス磁界が安定して印加される。
【0015】本発明の磁気インピーダンス効果素子は、
前記第1の感磁部と前記第2の感磁部が同等寸法であ
る。このような磁気インピーダンス効果素子では、外部
磁界に対する第1、第2の感磁部の磁気インピーダンス
効果の感度が同等であるから、2軸センサとして用いた
場合、及び、角度センサとして用いた場合において、出
力電圧から外部磁界を検出する検出回路の演算手段を、
単純なものとすることができる。
【0016】本発明の磁気インピーダンス効果素子は、
前記感磁部が、軟磁性材料薄膜からなり、前記磁石は、
前記感磁部上に積層された硬磁性薄膜からなる。このよ
うな磁気インピーダンス効果素子では、さらに薄型とす
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の磁気インピーダンス効果
素子を、図1から図9を用いて説明する。図1は、本発
明の磁気インピーダンス効果素子の一例を平面図として
示し、図3は、本発明の実施の形態の磁気インピーダン
ス効果素子の断面の一例を示している。
【0018】磁気インピーダンス効果素子は、ガラス等
非磁性材料からなる基板8(図1には図示せず)上に、
Fe−M−C、Fe−M−N、Fe−Si−Al(Mは
金属元素)、Co−Zr−Nb等、軟磁性材料の薄膜か
らなる感磁部1が形成されている。感磁部1は、線状に
形成された第1の感磁部1aと、第1の感磁部1aと同
一寸法の線状に形成された第2の感磁部1bが、互いに
直角に連結されたL字状である。なお、感磁部1は、必
ずしも直角に連結する必要はなく、設計仕様により適宜
変形可能なものである。以後、y方向を第1の感磁部1
aの長手方向、x方向を第2の感磁部1bの長手方向と
する。
【0019】感磁部1には、y方向と45度の角度を成
す誘導磁気異方性が導入されており、誘導磁気異方性の
方向は、第1の感磁部1aと第2の感磁部1bの成す直
角を等しく二分する直線Tに平行である。図1には、感
磁部1に導入された誘導磁気異方性の方向を、ハッチン
グとして示す。
【0020】感磁部1に導入された誘導磁気異方性は、
第1の感磁部1aの長手方向と直交する方向(以後、第
1の感磁部1aの幅方向)と45度の角度を成すと共
に、第2の感磁部1bの長手方向と直交する方向(以
後、第2の感磁部1bの幅方向)と45度の角度を成し
ている。このような誘導磁気異方性は、第1の感磁部1
aの幅方向成分と第2の感磁部1bの幅方向成分が同等
の大きさであり、第1、第2の感磁部1a、1bの長手
方向に、形状磁気異方性が付与されることを防止してい
る。
【0021】Cu、Ti等の良導電材料の薄膜からなる
第1、第2、第3の電極2、3、4は、第1の電極2
が、感磁部1の一端部、第2の電極3が、第1の感磁部
1aと第2の感磁部1bの連結部、第3の電極4が、感
磁部の他端部に接続されており、第2の電極3は接地さ
れている。
【0022】感磁部1は、図3に示すように、Si
2、Si34、Al23、PSG、BSG、AsSG
等からなる絶縁膜6(図1では図示せず)により覆われ
ている。磁石5は、Co−Pt合金や、Sm−Co合金
等の硬磁性材料薄膜からなる矩形状であり、絶縁膜6を
介して感磁部1と対向し、第1、第2の感磁部1a、1
bのほぼ全体を覆い、第1、第2、第3の電極部2、
3、4の位置から外れるように形成されている。
【0023】磁石5は、感磁部1にy方向と45度の角
度を成すバイアス磁界Hbを印加している。バイアス磁
界Hbの方向は、第1の感磁部1aと第2の感磁部1b
の成す直角を等しく二分する直線Tに平行であり、感磁
部1に導入された誘導磁気異方性の方向と一致してい
る。
【0024】このとき、バイアス磁界Hbは、y方向線
分と、x方向線分が等しく、第1の感磁部1aと第2の
感磁部1bには、バイアス磁界Hbが同等に付与され
る。
【0025】なお、磁石5は薄膜でなくても良く、ボン
ド磁石や薄帯磁石のような薄板状やチップ型でも良い。
また、磁石5がフェライト等の高抵抗材料から成ると
き、絶縁膜6は必要ない。
【0026】また、図1に示した上記実施の形態では、
感磁部1に導入された誘導磁気異方性の方向がy方向と
45度の角度を成して、第1、第2の感磁部1a、1b
の成す直角を等しく二分する直線Tと平行であるが、誘
導磁気異方性の方向は、図5に示すように、第1、第2
の感磁部1a、1bの成す直角を等しく二分する直線T
と直交していても良い。このときも、感磁部1に導入さ
れた誘導磁気異方性は、第1、第2の感磁部1a、1b
の幅方向と45度の角度を成しており、磁石5により感
磁部1に印加されるバイアス磁界Hbの方向は、誘導磁
気異方性の方向と一致している。
【0027】また、上記実施の形態では、磁石5が、第
1、第2の感磁部1a、1bのほぼ全長を覆うように形
成されたもので説明したが、磁石5は、第1、第2の感
磁部1a、1bの少なくとも一部を覆っていれば良い
し、分割されていても良い。しかし、磁石部5を、第
1、第2の感磁部1a、1bのほぼ全長を覆うように形
成すると、第1と第2の感磁部1a、1bにバイアス磁
界Hbが均一に付与され、磁気インピーダンス効果素子
の出力電圧がより安定化される。
【0028】また、上記実施の形態では、図1のよう
に、磁石5を矩形状として説明したが、図2のように磁
石5は楕円状でも良い。磁石5が楕円状であると、反磁
界が均一となり、磁石5の形状による磁化の乱れが少な
く、感磁部1に安定したバイアス磁界Hbを印加するこ
とができる。また、磁石5が完全な楕円形状でなくて
も、磁石5の角部を円形或いは楕円形とすることによっ
て、磁化の乱れが少なく、感磁部1に安定したバイアス
磁界Hbを印加することができる。
【0029】また、上記実施の形態では、図3に示す断
面図のように、磁石5を、感磁部1の片側面にのみ設け
たが、図4に示す断面図のように、磁石5を感磁部1の
両側面に設けても良い。磁石5を感磁部1の両側面に形
成すると、より大きなバイアス磁界Hbを、感磁部1に
印加することができる。また、磁石5は、厚さ方向の感
磁部1に近い部分が、感磁部1にバイアス磁界Hbを付
与する効果が大きいので、磁石5を感磁部1の両側に設
けると、磁石5の感磁部1に近い面積が増えて、バイア
ス磁界Hbの強度を保持したまま、磁石5を薄型化する
ことができる。
【0030】次に、本発明の磁気インピーダンス効果素
子の製造方法について説明する。まず、感磁部1とする
軟磁性材料薄膜を、アルゴン雰囲気中、スパッタ法によ
り基板8上に成膜する。そして、軟磁性材料薄膜を感磁
部1の形状にパターニングした後、第1、第2、第3の
電極2、3、4をスパッタ法または、メッキ法により成
膜する。
【0031】感磁部1と電極部2の作製後、感磁部1を
覆う絶縁膜6をスパッタ成膜する。そして、磁石5とす
るCo−Pt合金等の硬磁性材料薄膜を、アルゴン雰囲
気中、スパッタ法により絶縁膜6上に成膜する。
【0032】磁石5を形成後、感磁部1と磁石5に、y
方向と45度の角度を成す静磁界(800kA/m)を
20秒間印加して、感磁部1への誘導磁気異方性の導入
と、磁石5への所定磁束の導入を、同時に行う。
【0033】特に、磁石3をCo−Pt合金薄膜とする
と、Co−Pt合金薄膜には、室温中での静磁界印加に
より磁束を確実に導入することができるので、磁石3を
加熱する熱処理工程が必要なく、工程が簡略化される。
【0034】一方、感磁部1が、Fe−M−C、Fe−
M−N系の軟磁性材料薄膜である場合、軟磁性材料薄膜
を加熱する熱処理工程を行い、bccFeを主体とした
平均結晶粒径30nm以下の微結晶を組成の50%以上
析出させることにより、軟磁性材料薄膜の軟磁気特性を
向上させることができる。
【0035】次に、本発明の磁気インピーダンス効果素
子の駆動について説明する。上記第1の実施の形態の磁
気インピーダンス効果素子は、図1において磁気インピ
ーダンス効果素子の平面図と併せて示すブロック図のよ
うに、第2の電極3が接地されて、第1、第3の電極
2、3に発振回路が接続されている。
【0036】発振回路からは、第1、第2の感磁部1
a、1bに数MHz帯域の交流電流が感磁部1に印加さ
れる。
【0037】まず、本発明の磁気インピーダンス効果素
子を、2軸検出用センサとして用いるときを説明する。
図1において磁気インピーダンス効果素子の平面図と併
せて示すブロック図のように、第1、第3の電極2、4
には、それぞれの検出回路が接続され、第1の電極2と
第2の電極3間の出力電圧E12と、第2の電極3と第3
の電極4間の出力電圧E23を、それぞれ得るものであ
る。
【0038】y方向に、数百A/mの外部磁界Hyが印
加されたとき、y方向の外部磁界Hyによる磁気インピ
ーダンス効果が、第1の感磁部1aに生じる。
【0039】このとき、第1の感磁部1aに生じる磁気
インピーダンス効果の大きさ|Z|は、第1の感磁部1
aの形状に依存しており、(数1)のように表すことが
できる。
【0040】
【数1】
【0041】(数1)より、第1の感磁部1aの幅方向
の透磁率μが、外部磁界Hyにより大きく変化するほ
ど、外部磁界Hyに対する磁気インピーダンス効果の大
きさ|Z|の変化が大きく、感度の高い磁気インピーダ
ンス効果素子となることがわかる。
【0042】感磁部1に導入された誘導磁気異方性は、
第1の感磁部1aの幅方向と45度の角度を成している
ので、磁化方向が第1の感磁部1aの長手方向に固定さ
れにくくなっている。よって、y方向の外部磁界Hy
変化に対して、第1の感磁部1aの透磁率μが大きく変
化する。
【0043】一方、x方向に、数百A/mの外部磁界H
xが印加されたとき、x方向の外部磁界Hxによる磁気イ
ンピーダンス効果が第2の感磁部1bに生じ、x方向の
外部磁界Hxを、第2、第3電極3、4間の出力電圧E
23として検出することができる。
【0044】このとき、第2の感磁部1bに生じる磁気
インピーダンス効果の大きさ|Z|は、第2の感磁部1
bの形状に依存している。第2の感磁部1bの寸法は、
第1の感磁部1aと同等であり、第2の感磁部1bに生
じる磁気インピーダンス効果の大きさ|Z|は、前述の
(数1)のように表すことができる。
【0045】第2の感磁部1bは、第1の感磁部1aと
同様、感磁部1に導入された誘導磁気異方性が、第2の
感磁部1aの幅方向と45度の角度を成しているので、
磁化方向が第2の感磁部1bの長手方向に固定されにく
くなっている。よって、第2の感磁部1bは、x方向の
外部磁界Hxにより磁化方向が変化しやすく、x方向の
外部磁界Hxの変化に対して、第2の感磁部1bの透磁
率μが大きく変化する。
【0046】このとき、感磁部1に導入された誘導磁気
異方性は、第1の感磁部1aの幅方向成分と第2の感磁
部1bの幅方向成分が等しい。よって、y方向の外部磁
界Hyに対する第1の感磁部1aにおける透磁率μの変
化率と、x方向の外部磁界Hxに対する第2の感磁部1
bにおける透磁率μの変化率は同等である。
【0047】また、第1と第2の感磁部1a、1bは同
等寸法であるから、y方向の外部磁界Hyに対する第1
の感磁部1aにおける磁気インピーダンス効果の変化率
と、x方向の外部磁界Hxに対する第2の感磁部1bに
おける磁気インピーダンス効果の変化率は同等である。
このような磁気インピーダンス効果素子は、y方向の外
部磁界Hyに対する感度とx方向の外部磁界Hxに対する
感度が同等な2軸センサとすることができる。
【0048】なお、第1の感磁部と第2の感磁部1a、
1bの寸法が異なり、第1、第2の感磁部1a、1bの
感度が異なるときでも、検出回路の演算手段により感度
のズレを補正することができる。しかし、第1の感磁部
と第2の感磁部の感度を揃えると、検出回路の演算手段
を単純なものとすることができる。
【0049】また、感磁部1に印加されたバイアス磁界
は、第1と第2の感磁部1a、1bに同等に付与される
から、y方向の外部磁界Hyであるときの出力電圧E12
の外部磁界依存性と、x方向の外部磁界Hxであるとき
の出力電圧E23の外部磁界依存性は一致する。
【0050】感磁部1にバイアス磁界Hbを印加するこ
とにより、出力電圧E12、E23が外部磁界Hx、Hyに対
して、共に線形に変化するようにして、出力電圧E12
23から外部磁界Hx、Hyを一義的に導き出すことがで
きる。このことを、図6、図7を用いて説明する。
【0051】図6、7は、インピーダンス効果素子の出
力電圧E12、E23の外部磁界依存性を模式的に示すグラ
フであり、図6が、バイアス磁界Hbを印加しないと
き、図7がバイアス磁界Hbを印加したときに相当して
いる。図6、7に示すように、出力電圧E12、E23の外
部磁界依存性は、線形である区間と、非線形である区間
とを有している。
【0052】バイアス磁界Hbを印加すると、図6のグ
ラフから図7のグラフのように、バイアス磁界Hbに対
応して、高磁界側に平行移動(バイアス磁界Hb分の方
向を逆にすれば、低磁界側に平行移動)するので、出力
電圧E12、E23の外部磁界依存性が線形である区間を、
検出する外部磁界Hy、Hxの範囲に移動させることがで
きる。
【0053】なお、図1、図2、図5では、感磁部1
を、第1の感磁部1aと第2の感磁部1bが直交したも
のとして示したが、これは、磁気インピーダンス効果素
子を2軸センサとして用いるとき、互いに直交する外部
磁界Hy、Hxを検出する場合の構造である。第1の感磁
部1aと第2の感磁部1bは、必ずしも直交している必
要はない。第1と第2の感磁部1a、1bの成す角度
は、磁気インピーダンス効果素子を2軸センサとして用
いるとき、検出する磁界が互いに成す角度により定めら
れるものである。
【0054】また、図1、図5では、感磁部1に印加す
るバイアス磁界Hbの方向が、第1の感磁部1aの長手
方向と第2の感磁部1bの長手方向の成す角を等しく二
分する直線Tと平行、あるいは直交するようにしたが、
外部磁界Hのy方向成分に対する出力電圧E12の依存性
と外部磁界Hのx方向成分に対する出力電圧E23の依存
性が共に線形である限り、バイアス磁界Hbの方向は任
意である。
【0055】次に、本発明の磁気インピーダンス効果素
子を、外部磁界Hの感磁部1に対する角度検出センサと
したときの駆動を説明する。
【0056】角度検出センサとして用いるとき、2軸検
出用センサとして用いるときと同様、第1、第3の電極
2、4には、それぞれ検出回路が接続され、第1の電極
2と第2の電極3間の出力電圧E12、第2の電極3と第
3の電極4間の出力電圧E23を、それぞれ得るものであ
る。
【0057】感磁部1に数百A/mの外部磁界Hが印加
されると、外部磁界Hの方向と第1の感磁部1aの長手
方向の成す角がθであるとき、第1の感磁部1aには、
外部磁界Hのy方向成分(H・cosθ)による磁気イン
ピーダンス効果が生じる。
【0058】感磁部1に導入された誘導磁気異方性は、
第1の感磁部1aの幅方向と45度の角度を成している
ので、磁化方向が第1の感磁部1aの長手方向に固定さ
れにくくなっている。よって、第1の感磁部1aは、外
部磁界Hのy方向成分により磁化方向が変化しやすく、
外部磁界Hのy方向成分の変化に対して、第1の感磁部
1aの透磁率μが大きく変化する。
【0059】一方、第2の感磁部1bには、外部磁界H
のx方向成分(H・sinθ)による磁気インピーダンス
効果が生じる。
【0060】感磁部1に導入された誘導磁気異方性は、
第2の感磁部1bの幅方向と45度の角度を成している
ので、磁化方向が第2の感磁部1bの長手方向に固定さ
れにくくなっている。よって、第2の感磁部1bは、外
部磁界Hのx方向成分により磁化方向が変化しやすく、
外部磁界Hのx方向成分の変化に対して、第1の感磁部
1aの透磁率μが大きく変化する。
【0061】このとき、感磁部1に導入された誘導磁気
異方性は、第1の感磁部1aの幅方向成分と第2の感磁
部1bの幅方向成分が等しい。よって、外部磁界Hのy
方向成分に対する第1の感磁部1aにおける透磁率μの
変化率と、外部磁界Hのx方向成分に対する第2の感磁
部1bにおける透磁率μの変化率は同等である。
【0062】また、第1と第2の感磁部1a、1bは同
等寸法であるから、外部磁界Hのy方向成分に対する第
1の感磁部1aにおける磁気インピーダンス効果の変化
率と、外部磁界のx方向成分に対する第2の感磁部1b
における磁気インピーダンス効果の変化率は同等であ
る。
【0063】また、感磁部1に印加されたバイアス磁界
bは、第1と第2の感磁部1a、1bに同等に付与さ
れるから、外部磁界Hのy方向成分に対する出力電圧E
12の依存性と外部磁界Hのx方向成分に対する出力電圧
23の依存性は、同等であり、共に線形である。
【0064】図8、9は、それぞれ、外部磁界Hのy方
向成分に対する出力電圧E12の依存性、外部磁界Hのx
方向成分に対する出力電圧E23の依存性を模式的に示す
グラフである。外部磁界Hのy方向と成す角度をθとす
ると、外部磁界Hのy、x方向成分は、H・cosθ、H
・sinθであるから、出力電圧E12、E23は、E12=α
・cosθ+β、E23=α・sinθ+β(α、β:定数)と
表すことができる。そして、出力電圧E12、E23を、検
出回路において演算することにより、感磁部1に対して
外部磁界Hが成す角度θを、全方位について一義的に導
き出すことができる。
【0065】なお、第1の感磁部と第2の感磁部1a、
1bの寸法が異なり、第1、第2の感磁部1a、1bの
感度が異なるときでも、検出回路の演算手段により感度
のズレを補正することができる。しかし、第1の感磁部
と第2の感磁部の感度を揃えると、演算手段を単純なも
のとすることができる。
【0066】なお、図1、図2、図5では、第1、第2
の感磁部1a、1bを、直交するように連結したが、磁
気インピーダンス効果素子を角度検出センサとして用い
るとき、外部磁界Hのy方向成分に対する出力電圧E12
の依存性と外部磁界Hのx方向成分に対する出力電圧E
23の依存性が共に線形である限り、第1、第2の感磁部
1a、1bが直交する必要はない。
【0067】また、図1、図5では、感磁部1に印加す
るバイアス磁界Hbの方向が、第1の感磁部1aの長手
方向と第2の感磁部1bの長手方向の成す角を等しく二
分する直線Tと平行、あるいは直交するようにしたが、
外部磁界Hのy方向成分に対する出力電圧E12の依存性
と外部磁界Hのx方向成分に対する出力電圧E23の依存
性が共に線形である限り、バイアス磁界Hbの方向は任
意である。
【0068】
【発明の効果】本発明の磁気インピーダンス効果素子
は、軟磁性材料からなる感磁部は、線状に形成された第
1と第2の感磁部を、互いに交差するように連結して成
り、前記感磁部には、硬磁性材料からなる磁石により一
方向のバイアス磁界を印加する。このような磁気インピ
ーダンス効果素子は、磁石への磁束の導入を一度に行う
ことができるので、バイアス磁界印加手段とする磁石の
作成が容易である。
【0069】また、本発明の磁気インピーダンス効果素
子は、前記バイアス磁界の方向が、前記第1の感磁部の
長手方向と、前記第2の感磁部の長手方向が成す角を等
しく二分する直線と平行、或いは垂直である。このよう
な磁気インピーダンス効果素子では、バイアス磁界の第
1の感磁部長手方向成分と、バイアス磁界の第2の感磁
部長手方向成分が等しいので、2軸センサとして用いた
とき、第1の感磁部の長手方向の外部磁界、及び、第2
の感磁部の長手方向の外部磁界を、出力電圧から一義的
に検出することができ、角度センサとして用いたとき、
外部磁界の感磁部に対する角度を全方位において一義的
に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気インピーダンス効果素子を示す説
明図。
【図2】本発明の他の実施の形態の磁気インピーダンス
効果素子を示す説明図。
【図3】図1の3−3線での断面図。
【図4】本発明の他の実施の形態の断面図。
【図5】本発明の他の実施の形態の磁気インピーダンス
効果素子を示す説明図。
【図6】本発明の磁気インピーダンス効果素子の出力電
圧の外部磁界依存性を模式的に示す説明図。
【図7】本発明の磁気インピーダンス効果素子の出力電
圧の外部磁界依存性を模式的に示す説明図。
【図8】本発明の磁気インピーダンス効果素子の出力電
圧の外部磁界依存性を模式的に示す説明図。
【図9】本発明の磁気インピーダンス効果素子の出力電
圧の外部磁界依存性を模式的に示す説明図。
【図10】従来の磁気インピーダンス効果素子の平面
図。
【符号の説明】
1 感磁部 1a 第1の感磁部 1b 第2の感磁部 2 第1の電極 3 第2の電極 4 第3の電極 5 磁石 6 絶縁膜 8 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01B 7/30 101 G01B 7/30 101B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟磁性材料からなる感磁部は、線状に形
    成された第1と第2の感磁部を、互いに交差するように
    連結して成り、良導電材料からなる第1、第2、第3の
    電極は、それぞれ、前記感磁部の一端部、前記第1と第
    2の感磁部の連結部、前記感磁部の他端部に接続され、
    前記感磁部には、硬磁性材料からなる磁石により一方向
    のバイアス磁界が印加されて、前記第1、第3の電極か
    ら前記感磁部に交流電流を印加して、前記第1、第2の
    電極間の出力電圧と、前記第2、第3の電極間の出力電
    圧から外部磁界を検出するようにしたことを特徴とする
    磁気インピーダンス効果素子。
  2. 【請求項2】 前記バイアス磁界の方向は、前記第1の
    感磁部の長手方向と、前記第2の感磁部の長手方向が成
    す角を等しく二分する直線と平行であることを特徴とす
    る請求項1記載の磁気インピーダンス効果素子。
  3. 【請求項3】 前記バイアス磁界の方向は、前記第1の
    感磁部の長手方向と、前記第2の感磁部の長手方向が成
    す角を等しく二分する直線と垂直であることを特徴とす
    る請求項1記載の磁気インピーダンス効果素子。
  4. 【請求項4】 前記感磁部には誘導磁気異方性が導入さ
    れて、該誘導磁気異方性の方向は、前記バイアス磁界の
    方向と平行であることを特徴とする請求項2乃至3のい
    ずれかに記載の磁気インピーダンス効果素子。
  5. 【請求項5】 前記磁石は、一つであることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の磁気インピーダン
    ス効果素子。
  6. 【請求項6】 前記第1と第2の感磁部は、同等寸法で
    あることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載
    の磁気インピーダンス効果素子。
  7. 【請求項7】 前記感磁部は、軟磁性材料薄膜からな
    り、前記磁石は、前記感磁部上に積層された硬磁性薄膜
    からなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載の磁気インピーダンス効果素子。
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