JP4501858B2 - 磁気インピーダンス素子及び電流・磁界センサ - Google Patents

磁気インピーダンス素子及び電流・磁界センサ Download PDF

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Description

この発明は、磁気インピーダンス素子とこれを用いた電流・磁界センサに関する。
従来、電流センサとして用いられているホール素子や磁気抵抗素子に代えて、Magneto Impedance(MI)効果を利用した高感度な磁気インピーダンス素子(単に、MI素子とも略記する)が出現しており(例えば、非特許文献1、特許文献1,2参照)、これを用いたセンサもある(特許文献3,4参照)。
図13にこの種のMI素子を用いた電流センサ(磁界センサの場合も全く同様である)による計測方法例を示す。
これは、バイアスコイル8と負帰還コイル9とが二重に巻かれたMI素子1を、計測対象である電線100から距離r0だけ離れた位置に配置して電流計測を行なうものである。
このとき、MI素子1はその製造プロセスによって、“0”磁場付近では信号が安定しないものがある。そこで、MI素子1には、通常1000μT程度の外部磁場をバイアス磁場として印加し、電流による信号成分磁界を測定するようにしている。
図14にMI素子を用いた電流センサの信号処理回路例を示す。
上記のようなMI素子1に、発振器14から正弦波またはパルス信号を印加すると、図13の電線100を流れる電流Iによって生じる磁界でインピーダンスが変化し、これに比例する出力信号Sを信号処理回路から得ることができる。このとき、電流センサからの出力SをMI素子1に巻かれた負帰還コイル9に与えることにより、MI素子1の温度誤差等の影響を除去することができる。なお、出力信号Sは、
S=α(I/r0
で表現できる。ここに、αは係数、Iは電線100を流れる電流、r0は電線100からMI素子1までの距離を示す。
比嘉、外5名,「パルス電流励磁によるスパッタ薄膜マイクロMIセンサ」,日本応用磁気学会誌,1997,vol.21,No.4−2
特開2002−043649号公報 特開2002−055148号公報 特開平11−109006号公報 特開2001−324555号公報
しかし、上記のようなMI素子または電流センサでは、
(1)バイアスコイルに流れる電流による消費電力が大きい。
(2)イアスコイルおよび負帰還コイルを機械的に巻くための加工費が大きいため、コス ト高になる。
と言う問題がある。
したがって、この発明の課題は、機械的に巻くバイアスコイルを省略可能にして省力化を図り、負帰還コイルを機械的に巻くためのコストを低減することにある。
このような課題を解決するため、請求の範囲第1項記載の発明では、基板と、この基板に配置された永久磁石と、この永久磁石と対向する面に配置された金属パターンと、この金属パターン上に配置された第1絶縁層と、この第1絶縁層上に配置された磁性膜と、この磁性膜上に配置された第2絶縁層とから構成され、
前記永久磁石は前記基板の平行方向に磁極が配置され、前記金属パターンは前記永久磁石の磁極に対し垂直方向に短冊アレイ状に配置されており、前記金属パターンの端部の絶縁層は除去されており、前記金属パターンの片端部から、その隣り合う金属パターンの端部に対向する端部に、ワイヤボンディングにより電気的に配線され、前記磁性膜は前記金属パターンに対して垂直方向に配置されてなることを特徴とする。
この請求の範囲第1項記載の発明においては、前記永久磁石が前記基板の各側面に1個以上配置され、永久磁石片側面の磁極が、もう片面の磁極に対して逆極性であることができる(請求の範囲第2項の発明)。
請求の範囲第3項の発明では、基板と、この基板に配置された永久磁石と、この永久磁石上に配置された金属パターンと、この金属パターン上に配置された第1絶縁層と、この第1絶縁層上に配置された磁性膜と、この磁性膜上に配置された第2絶縁層とから構成され、
前記永久磁石は前記基板の平行方向に磁極が配置され、前記金属パターンは前記永久磁石の磁極に対し垂直方向に短冊アレイ状に配置されており、前記金属パターンの端部の絶縁層は除去されており、前記金属パターンの片端部から、その隣り合う金属パターンの端部に対向する端部に、ワイヤボンディングにより電気的に配線され、前記磁性膜は前記金属パターンに対して垂直方向に配置されてなることを特徴とする。
この請求の範囲第3項の発明においては、前記永久磁石は、複数の磁石からなることができる(請求の範囲第4項の発明)。
上記請求の範囲第3項または第4項の発明においては、前記永久磁石を多層に配置することができ(請求の範囲第5項の発明)、これら請求の範囲第1項〜第5項のいずれかの発明においては、前記磁性膜をつづら折れ構造とすることができ(請求の範囲第6項の発明)、この請求の範囲第6項の発明においては、前記つづら折れ部分を金属パターンで形成することができる(請求の範囲第7項の発明)。
請求の範囲第1項〜第7項のいずれか1つに記載の磁気インピーダンス素子が、前記磁性体に印加された磁界に応じた信号を処理する信号処理回路に接続され、この信号処理回路の出力が前記金属パターンに接続されて磁界・電流センサを得ることができる(請求の範囲第8項の発明)。
請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1つに記載の磁気インピーダンス素子と、その磁性体に印加された磁界に応じた検出信号を処理する信号処理回路とを、同一基板上に一体的に形成した磁界・電流センサを得ることができる(請求の範囲第9項の発明)。
請求の範囲第10項の発明では、基板上に信号処理回路および短冊アレイ状の第1金属パターンが配置されており、前記信号処理回路および第1金属パターン面上に第1絶縁層が配置されており、この第1絶縁層上に第2金属パターンが短冊アレイ状に配置されており、この第2金属パターン面上に第2絶縁層が配置されており、この第2絶縁層上に磁性膜が配置されており、この磁性膜面上に第3絶縁層が配置されており、この第3絶縁層上に第3金属パターンが短冊アレイ状に配置されており、この第3金属パターン面上に第4絶縁層が配置されており、この第4絶縁層上に第4金属パターンが短冊アレイ状に配置されており、この第4金属パターン面上に第5絶縁層が配置され、
前記第1金属パターンと第4金属パターンは第1のコイルを形成するように電気的に接続されており、前記第2金属パターンと第3金属パターンは第2のコイルを形成するように電気的に接続されており、第1のコイルと第2のコイルとは前記信号処理回路に電気的に接続されており、前記磁性膜は信号処理回路と電気的に接続されることにより前記磁性膜、第1および第2コイルと信号処理回路とを一体的に薄膜形成したことを特徴とする。
請求の範囲第1項〜第10項の発明によれば、負帰還コイルを薄膜型に形成でき、コイルを機械的に巻く必要がないので、作業が簡素化され低コストになる。
請求の範囲第1項〜第9項の発明によれば、負帰還コイルがワイヤボンディング加工により得られ、機械的に巻く必要がないので、作業が簡素化されて低コストになる利点に加え、バイアスコイルを除去することができ省力化を図ることができる。
また、請求の範囲第9項,第10項の発明によれば、MI部と信号処理部とを配線により接続する必要がないので、作業が簡素化され低コストになる。
図1は、この発明の第1の実施の形態を示す素子構成図
図2は、この発明による素子を用いた電流測定の説明図
図3は、この発明による素子を用いた電流センサ回路図
図4は、この発明の第2の実施の形態を示す素子構成図
図5は、この発明の第3の実施の形態を示す素子構成図
図6は、この発明の第4の実施の形態を示す素子構成図
図7は、この発明の第5の実施の形態を示す素子構成図
図8は、この発明の第6の実施の形態を示す素子構成図
図9は、IC化電流センサの例を示す概要図
図10は、図9に示すIC化電流センサの回路図
図11は、図9に示すIC化電流センサの構造図
図12は、IC化電流センサの別の例を示す説明図
図13は、MI素子による従来の電流測定例その1の説明図
図14は、電流センサの信号処理回路の従来例を示す回路図
図15は、MI素子による従来の電流測定例その2の説明図
図1はこの発明の第1の実施の形態を示す素子構成図である。
なお、図1の構成により得られるMI素子は図2のように、従来例と同じく電線100から一定の距離r0だけ離れた位置に配置して用いるものとし、また、電流センサ回路は例えば図3のように、図14に示す従来例からバイアスコイル8を省略した構成となる。このことは、以下の第1〜第6の実施例についても同様である。
図1(a)は素子断面図、図1(b)はそのA−A断面図を示す。
すなわち、ガラス基板5の片面にはこれと平行になるように永久磁石18の磁極(N,S)を配置する一方、ガラス基板5のもう片面には金属パターン11を、この金属パターン11上には第1の絶縁膜13を、この第1の絶縁膜13上には磁性膜4を、この磁性膜4上には第2の絶縁膜12をそれぞれ配置する。
金属パターン11は図1(a)に示すように、永久磁石18の磁極と垂直方向に短冊アレイ状に配置し、短冊の端部はアッシング(ashing:灰化)により絶縁層を除去した構成とする。また、磁性膜4は金属パターン11に対し、垂直のつづら折れ形状となるように配置する。ガラス基板に代えて、シリコン基板を用いることができる。
そして、金属パターン11の片端部から、その隣り合う金属パターン11の対向する端部に、図1(a)のようにワイヤボンディング10によって電気的に接続すると、磁性膜4は金属パターン11とワイヤボンディング10によるコイルの中に配置されたことになる。なお、このコイルの両端部を図3に負帰還コイル9とある位置に接続して使用する。
このように構成することで、従来例のバイアスコイルによるバイアス磁界を永久磁石によって代替することが可能となり、省電力化は勿論のこと、バイアスコイルの加工費削減による低コスト化を図ることができる。
図4はこの発明の第2の実施の形態を示す素子構成図で、(a)は平面図,(b)はそのA−A断面図である。
図4からも明らかなように、図1に示すものに対し永久磁石28をガラス基板5の側面に配置したものである(永久磁石28は各側面に各1つとは限らない)。こうすることで、磁性膜4に対して位置によるムラのない安定した磁界を印加することが可能となり、電流計測精度が向上する。
図5はこの発明の第3の実施の形態を示す素子構成図で、(a)は平面図,(b)はそのA−A断面図である。
これは永久磁石を薄膜永久磁石38とした点が特徴で、図示のようにガラス基板35と金属パターン面31との間に配置したものである。この薄膜永久磁石38は、例えばガラス基板35に強磁性体をスパッタまたは蒸着により成膜し、着磁機により強磁性体を磁化して作製する。
このように、ガラス基板35上に薄膜永久磁石38を配置することにより、ガラス基板35と薄膜永久磁石38との間隔が狭くなり、薄膜永久磁石の磁場が小さくても所望のバイアスを得ることが可能となる。
図6はこの発明の第4の実施の形態を示す素子構成図で、(a)は平面図,(b)はそのA−A断面図である。
薄膜永久磁石48を用いる点は図5と同じであるが、この薄膜永久磁石48は小区画に分割され(または複数の単一磁石から構成され)て周期性を有しており、その結果、図5のような1極構成のものに比べて高い(大きい)バイアス磁界を発生できるようにしたものである。なお、その作製方法は図5の場合と同じであり、着磁機で着磁パターンを形成するときに、周期性を持たせるようにする点で異なる程度である。
図7はこの発明の第5の実施の形態を示す素子構成図で、(a)は平面図,(b)はそのA−A断面図である。
これまでに説明した磁性膜のつづら折れ部は磁気特性が不安定なため、MI素子の磁気特性のバラツキを大きくする要因となっていた。そこで、この磁性膜のつづら折れ部を、例えばアルミなどの非磁性の膜面を形成する(非磁性膜面)金属パターン56で作ることにより、MI素子の磁気特性のバラツキを少なくするものである。
図8はこの発明の第6の実施の形態を示す素子構成図で、(a)は平面図,(b)はそのA−A断面図である。
これは、図7に示すものに対し、さらに別の薄膜永久磁石層68を挿入して2層構造にしたもので、こうすることにより、バイアス磁界をさらに大きくできるようにしたものである。
ところで、バイアスコイルおよび負帰還コイルを備えたMI素子からの信号は、通常は図14に示したような信号処理回路に入力されるが、従来は信号処理回路のみが、例えば図15のようにICチップ化(ICチップ3参照)されているのが普通である。しかし、このような構成、つまり計測部としてのMI部とその信号処理回路を搭載したICチップとを別々に作製して、これらを電気的に接続するのでは作業が煩雑でコスト高になることが考えられる。
そこで、例えば図9のようにすることができる。
これは、ICチップ3内にMI部を組み込み、MI部とその信号処理回路を一体化してIC化電流センサ110としたものである。なお、このIC化電流センサ110も従来例と同じく、図9のように電線100から一定の距離r0だけ離れた位置に配置して用いられる。
このようなIC化電流センサの回路構成は、例えば図10のように、大きく分けて計測部であるMI部2と、この計測部からの信号を処理する信号処理回路である信号処理部6と、無線通信手段としての無線通信部7とからなり、これらを同一のシリコン基板上に薄膜形成等により、一体的に形成することができる。MI部2は図のような磁性膜4、バイアスコイル8および負帰還コイル9からなり、磁気インピーダンス効果に基づく信号を発生するものでも良く、または、先の図1,4〜7のようにバイアスコイルを永久磁石で構成したものも使用可能である。永久磁石を2層以上設けるものは、製造上の観点から不適当と考えられる。
信号処理部6は図10に示すように、磁性膜4に接続された発振器14、整流回路15、増幅回路16および負帰還回路17等から構成されるが、基本的には図14に示すものと同じである。つまり、発振器14からのパルス状または正弦波状の電圧信号が整流回路15に入力されると、整流回路15では電圧信号の振幅成分が所定のDC(直流)電圧値として増幅回路16に入力される。増幅回路16の出力の1つは無線通信部7に出力信号Sとして、もう1つは負帰還回路17を介して負帰還コイル9に与えられる。無線通信部7は、測定信号としての電流信号を無線信号に変換し、外部へ発信する。
図11はIC化電流センサの具体例を示す構造図で、(a)は平面図,(b)はそのA−A断面図である。
すなわち、ICチップ3またはIC化電流センサは、
シリコン基板5A、
シリコン基板5A上の信号処理部6と無線通信部7からなる電子回路、
シリコン基板5A上に配置されたバイアスコイル8(下側)、
シリコン基板5Aとバイアスコイル8(下側)を絶縁するための第1絶縁層21、
さらに、
第1絶縁層21上に配置された負帰還コイル9(下側)、
負帰還コイル9(下側)を絶縁するための第2絶縁層22、
第2絶縁層22上に配置されたMI効果を得るための磁性膜4、
磁性膜4を絶縁するための第3絶縁層23、
第3絶縁層23上に配置された負帰還コイル9(上側)、
負帰還コイル9(上側)を絶縁するための第4絶縁層24、
第4絶縁層24上に配置されたバイアスコイル8(上側)、
バイアスコイル8の保護,絶縁を図るための第5絶縁層25、
などから構成されている。
磁性膜4は図10に示すように、信号処理部6に電気的に接続されている。また、図11(a)に示すように、磁性膜4はつづら折れ構造となっている。さらに、負帰還コイル9(下側)と負帰還コイル9(上側)とは電気的に接続されており、これにより磁性膜4は負帰還コイル9で巻かれた状態となる。負帰還コイル9は図10にも示すように、信号処理部6に電気的に接続される。同様に、バイアスコイル8(下側)とバイアスコイル8(上側)とは電気的に接続されており、これにより磁性膜4はバイアスコイル8でも巻かれた状態となる。バイアスコイル8も図10に示すように、信号処理部6に電気的に接続される。
上記のような構成で、図9に示すように、電線100に流れる電流による磁界変化がIC化電流センサ110に印加されると、図10に示すMI素子1のインピーダンスが変化する。これが電圧信号となって、図10に示す信号処理部6の整流回路15、増幅回路16を通して無線通信部7に出力されるので、無線通信部7では無線信号に変換して、外部に出力する。
このように、ICチップ3内にMI素子1と信号処理部とを一体的に薄膜形成することにより、MI素子部と信号処理部とを接続するための工程が低減されるだけでなく、半導体プロセスで同時に製造されるため、低コスト化を図ることが可能となる。
図12にこの発明の他の実施の形態を示す。
これは、各IC化電流センサ1A〜1Eにメモリを内蔵させてそれぞれに認識番号を保有しておき、これをもとに各IC化電流センサ1A〜1E間で双方向の通信を可能にする例である。
また、図示のように計算機としてホストコンピュータCを設ければ、各IC化電流センサ1A〜1Eの電流監視を一括して行なうことも可能である。
無線通信なので、配線が不要となり工事費の削減が可能となる。
なお、以上では主として電流センサについて説明したが、この発明は磁界センサについても同様にして適用することが可能である。
1…MI素子、2…MI部、3…ICチップ、4,34,44,54,64…磁性膜、5,35,45,55,66,5A…基板、6…信号処理部、7…無線通信部、8…バイアスコイル、9…負帰還コイル、10,20,30,40,50,60…ワイヤボンディング、11,21,31,41,51,56,61,66…金属パターン、12,13,21,22,23,24,25,32,33,42,43,52,53,62,63,69…絶縁層、14…発振器、15…整流回路、16…増幅回路、17…負帰還回路、18,28,38,48,58,68…永久磁石、100…電線、110…IC化電流センサ、C…ホストコンピュータ(計算機)。

Claims (10)

  1. 基板と、この基板に配置された永久磁石と、この永久磁石と対向する面に配置された金属パターンと、この金属パターン上に配置された第1絶縁層と、この第1絶縁層上に配置された磁性膜と、この磁性膜上に配置された第2絶縁層とから構成され、
    前記永久磁石は前記基板の平行方向に磁極が配置され、前記金属パターンは前記永久磁石の磁極に対し垂直方向に短冊アレイ状に配置されており、前記金属パターンの端部の絶縁層は除去されており、前記金属パターンの片端部から、その隣り合う金属パターンの端部に対向する端部に、ワイヤボンディングにより電気的に配線され、前記磁性膜は前記金属パターンに対して垂直方向に配置されてなることを特徴とする磁気インピーダンス素子。
  2. 前記永久磁石が前記基板の各側面に1個以上配置され、永久磁石片側面の磁極が、もう片面の磁極に対して逆極性であることを特徴とする請求の範囲第1項記載の磁気インピーダンス素子。
  3. 基板と、この基板に配置された永久磁石と、この永久磁石上に配置された金属パターンと、この金属パターン上に配置された第1絶縁層と、この第1絶縁層上に配置された磁性膜と、この磁性膜上に配置された第2絶縁層とから構成され、
    前記永久磁石は前記基板の平行方向に磁極が配置され、前記金属パターンは前記永久磁石の磁極に対し垂直方向に短冊アレイ状に配置されており、前記金属パターンの端部の絶縁層は除去されており、前記金属パターンの片端部から、その隣り合う金属パターンの端部に対向する端部に、ワイヤボンディングにより電気的に配線され、前記磁性膜は前記金属パターンに対して垂直方向に配置されてなることを特徴とする磁気インピーダンス素子。
  4. 前記永久磁石は、複数の磁石からなることを特徴とする請求の範囲第3項記載の磁気インピーダンス素子。
  5. 前記永久磁石を多層に配置することを特徴とする請求の範囲第3項または第4項記載の磁気インピーダンス素子。
  6. 前記磁性膜をつづら折れ構造とすることを特徴とする請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1つに記載の磁気インピーダンス素子。
  7. 前記つづら折れ部分を金属パターンで形成することを特徴とする請求の範囲第6項記載の磁気インピーダンス素子。
  8. 請求の範囲第1項〜第7項のいずれか1つに記載の磁気インピーダンス素子が、前記磁性体に印加された磁界に応じた検出信号を処理する信号処理回路に接続され、この信号処理回路の出力が前記金属パターンに接続されていることを特徴とする磁気インピーダンス素子を用いた電流・磁界センサ。
  9. 請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1つに記載の磁気インピーダンス素子と、その磁性体に印加された磁界に応じた検出信号を処理する信号処理回路とを、同一基板上に一体的に形成したことを特徴とする磁気インピーダンス素子を用いた電流・磁界センサ。
  10. 基板上に信号処理回路および短冊アレイ状の第1金属パターンが配置されており、前記信号処理回路および第1金属パターン面上に第1絶縁層が配置されており、この第1絶縁層上に第2金属パターンが短冊アレイ状に配置されており、この第2金属パターン面上に第2絶縁層が配置されており、この第2絶縁層上に磁性膜が配置されており、この磁性膜面上に第3絶縁層が配置されており、この第3絶縁層上に第3金属パターンが短冊アレイ状に配置されており、この第3金属パターン面上に第4絶縁層が配置されており、この第4絶縁層上に第4金属パターンが短冊アレイ状に配置されており、この第4金属パターン面上に第5絶縁層が配置され、
    前記第1金属パターンと第4金属パターンは第1のコイルを形成するように電気的に接続されており、前記第2金属パターンと第3金属パターンは第2のコイルを形成するように電気的に接続されており、第1のコイルと第2のコイルとは前記信号処理回路に電気的に接続されており、前記磁性膜は信号処理回路と電気的に接続されることにより前記磁性膜、第1および第2コイルと信号処理回路とを一体的に薄膜形成したことを特徴とする電流・磁界センサ。
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