JP2006207864A - 燃焼脱臭装置、及び燃焼脱臭方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡素な構成で効率よく熱回収を行うことができ、脱臭能力を向上できる燃焼脱臭装置を提供すること。
【解決手段】 燃焼脱臭装置1は、悪臭成分を含む被処理ガスが流通可能なガス流路2を形成する配管3と、配管3内の前記ガス流路2の途中に設けられ、蓄熱体内部に形成された通気孔5aを有するセラミック蓄熱体5と、セラミック蓄熱体5を直接加熱するためのガスバーナー7とを備える。燃焼脱臭装置1において、被処理ガスは、通気孔5aを経由して蓄熱体内部に流通されるとともに蓄熱体外周面に沿って流通される。
【選択図】 図1
【解決手段】 燃焼脱臭装置1は、悪臭成分を含む被処理ガスが流通可能なガス流路2を形成する配管3と、配管3内の前記ガス流路2の途中に設けられ、蓄熱体内部に形成された通気孔5aを有するセラミック蓄熱体5と、セラミック蓄熱体5を直接加熱するためのガスバーナー7とを備える。燃焼脱臭装置1において、被処理ガスは、通気孔5aを経由して蓄熱体内部に流通されるとともに蓄熱体外周面に沿って流通される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、悪臭成分を含む被処理ガスの燃焼脱臭を行う燃焼脱臭装置、及び燃焼脱臭方法に関するものである。
従来、塗装ブース、塗装乾燥炉、食品加工設備、産業廃棄物処理設備などの各種設備内では、塗料、溶剤、接着剤、化学薬品などを扱うため、アルコール類、エステル類、フェノール類、アルデヒド類などの可燃性の悪臭成分が発生する。このような悪臭成分を含んだ排ガス(被処理ガス)は、環境保護の観点から直接大気中に排出することはできない。そのため、設備内にて発生した排ガスは、脱臭装置において脱臭処理が施された後、無臭化した処理ガスとして大気中に放出される。
この脱臭装置としては、排ガス中の悪臭成分を700〜900℃の高温下で酸化燃焼又は熱分解して炭酸ガスと水に変化させて無臭化する燃焼脱臭装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図2は、特許文献1の燃焼脱臭装置21を示している。この燃焼脱臭装置21は、加熱手段としてのバーナー22が設置された燃焼室23と、燃焼室23に被処理ガスを供給する被処理ガスダクト24と、燃焼室23で燃焼脱臭された処理済の処理ガスを排出する処理ガスダクト25と、燃焼室23と各ガスダクト24,25との接続部に設けられる1次熱交換器26と、処理ガスダクト25内に設けられる2次熱交換器27とを備える。この燃焼脱臭装置21では、燃焼室23に近く高温となる1次熱交換器26の蓄熱体28を耐熱性のあるセラミックハニカムで形成することで、燃焼室23の温度を850℃以上に保持することが可能となり、被処理ガスの脱臭効率が高められる。
特開平11−104438号公報
ところで、上記燃焼脱臭装置21の1次熱交換器26は、回転式の蓄熱形熱交換器であり、蓄熱体28として機能するセラミックハニカムを回転させて燃焼室23で発生した熱の回収及び放熱を繰り返すように構成されている。よって、セラミックハニカムを回転させるための回転機構や、その駆動源も必要となり、装置21が大型化するといった問題がある。また、この装置21の場合、セラミックハニカムの被加熱部分がバーナーから離間している。そのため、被加熱部分が炎に直接晒されず、セラミックハニカムがそれほど高温化しないという特徴がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素な構成で効率よく熱回収を行うことができ、脱臭能力を向上できる燃焼脱臭装置及び燃焼脱臭方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、悪臭成分を含む被処理ガスが流通可能なガス流路を形成する配管と、前記配管内の前記ガス流路の途中に設けられ、蓄熱体内部に形成された通気孔を有するセラミック蓄熱体と、前記セラミック蓄熱体を直接加熱するための加熱手段とを備え、前記被処理ガスが、前記通気孔を経由して蓄熱体内部に流通可能であるとともに、蓄熱体外周面に沿って流通可能であることを特徴とする燃焼脱臭装置をその要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、蓄熱体が耐熱性に優れたセラミックからなるため、加熱手段により直接加熱することで、従来よりも高温化することができる。また、そのセラミック蓄熱体の内部の通気孔と外周面とに被処理ガスを流すことにより、セラミック蓄熱体を介して内部の被処理ガスと外部の被処理ガスとの間で熱交換を効率よく行うことができる。このようにすると、従来装置と比較して簡単な構成で被処理ガスを確実に燃焼させることができ、燃焼脱臭の処理能力を高めることができる。しかも、セラミック蓄熱体を回転させるための回転機構やその駆動源も不要なため、簡素な構成かつ小型の装置を実現することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記セラミック蓄熱体は、ハニカム状の多孔質セラミック焼結体であることをその要旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、被処理ガスがセラミック蓄熱体を通過する際のガスの接触面積を増大させることができ、熱交換の効率をより向上することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記配管は、外管と内管とからなる二重構造を有するとともに、前記内管の外周側に形成される外側通路及び前記内管の内周側に形成される内側通路の少なくとも一方に、前記被処理ガスとの接触面積を増大させるための伝熱部材を設けたことをその要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、伝熱部材の設置によって配管と被処理ガスとの接触面積が増大する。このため、一方側の通路を通過する被処理ガスの熱が伝熱部材及び内管を介して他方側の通路に確実に伝わり、被処理ガスの熱交換を効率よく行うことができる。
前記伝熱部材は、螺旋状に設けられた金属部材であることが好ましい。このようにすると、ガス流路内において被処理ガスの乱流が生じ、熱交換を効率よく行うことができる。なお、金属部材であれば一般的に数百℃の温度に耐えることができ、かつ熱伝導性も高いという利点がある。前記伝熱部材は内管に固定されていることが好ましく、この構成によれば内管の内外での熱交換効率を向上しやすくなる。
また、前記加熱手段としては特に限定されないが、例えば前記セラミック蓄熱体を直接炙るバーナーを設けることが好ましい。この場合、バーナーによってセラミック蓄熱体を1000℃以上の高温に加熱することができる。なお、バーナーの利点は、それ自体を非接触で配置しても炎を接触させて直接加熱することが可能なことである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃焼脱臭装置を用い、前記加熱手段で前記セラミック蓄熱体を加熱しつつ、前記被処理ガスを、前記通気孔を経由して蓄熱体内部に流通させるとともに、蓄熱体外周面に沿って流通させることにより、前記被処理ガスの燃焼脱臭を行うことを特徴とする燃焼脱臭方法をその要旨とする。
請求項4に記載の発明によれば、蓄熱体が耐熱性に優れたセラミックからなるため、加熱手段により直接加熱することで、従来よりも高温化することができる。従って、そのセラミック蓄熱体の内部の通気孔と外周面とに被処理ガスを流すことにより、そのセラミック蓄熱体を介して被処理ガスの熱交換を効率よく行うことができる。このようにすると、従来装置と比較して簡単な構成で被処理ガスを確実に燃焼させることができ、燃焼脱臭の処理能力を高めることができる。しかも、セラミック蓄熱体を回転させるための回転機構やその駆動源も不要なため、簡素な構成かつ小型の装置を実現することができる。
以上詳述したように、請求項1〜4に記載の発明によると、簡素な構成で効率よく熱回収を行うことができ、脱臭能力を向上することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本実施の形態における燃焼脱臭装置の概略構成を示す断面図である。
図1に示すように、燃焼脱臭装置1は、悪臭成分を含む被処理ガスが流通可能なガス流路2を形成する配管3と、その配管3内のガス流路2の途中に設けられ、蓄熱体内部に形成された通気孔5aを有するセラミック蓄熱体5と、そのセラミック蓄熱体5を直接加熱する加熱手段としてのガスバーナー7とを備える。
配管3は、内管3aと外管3bとからなる二重構造を有し、その一端(下端)が基台8に固定されることで垂直方向に立設されている。本実施形態の配管3は、直径が200mm、長さが1500mmである。この配管3の上部には内側通路(内管3aの内周側に形成される通路)2aに連通する導入口11と外側通路(内管3aの外周側に形成される通路)2bに連通する排出口12とが設けられている。つまり、この配管3では、被処理ガスが導入口11から内側通路2aに供給されるとともに、外側通路2bを流れる燃焼脱臭済みの処理ガスが排出口12から排出される。また、本実施形態において、配管3における排出口12の近傍には、触媒を担持させたハニカム状のセラミック焼結体13が設けられている。
配管3の中間部における内側通路2a及び外側通路2bには、伝熱部材としてフィン15aが取り付けられている。このフィン15a,15bは、帯状の金属板を螺旋状に巻回して形成され、内管3aの内周側及び外周側に固定されている。このように、内側通路2a及び外側通路2bにフィン15a,15bを設けることにより、被処理ガスとの接触面積が増大して、内管3aを介して被処理ガスの熱が効率よく伝達される。つまり、この配管3の中間部は、熱交換器として機能し、外側通路2bを流れる高温の処理ガス(燃焼脱臭後の処理ガス)と内側通路2aを流れる低温の被処理ガスとの間で熱交換が行われる。
セラミック蓄熱体5は、円柱状のセラミック焼結体であり、コージェライト、アルミナ、ジルコニア、チタニア、シリカ、窒化珪素、炭化珪素、窒化ほう素などから選択される1種類または複数種類のセラミック材料を用いてハニカム状に形成されている。これらのセラミック焼結体は微細な気孔(連続気孔)を有する多孔質体であることがよい。多孔質体であると被処理ガスとの接触面積が増えて熱交換効率の向上につながるからである。このセラミック蓄熱体5は、内管3aと同じ径(例えば100mm)を有し、その一方の端面が内管3aの端部に接続されるとともに、蓄熱体外周面と外管3bの内周面との間に空隙を設けた状態で配置されている。この空隙が処理ガスを流通させる通路となり、内管3aの外周側に形成される外側通路2bに連通している。また、セラミック蓄熱体5の内部には、内側通路2aを流れる被処理ガスをその通路と平行な方向に流通させるための複数の通気孔5aが形成されている。
本実施の形態の配管3は、セラミック蓄熱体5を収納している外管3bの下部が耐熱性セラミックで構成され、それ以外の部位はステンレス管で構成される。そして、その耐熱性セラミックからなる外管3bの内側に、被処理ガスの燃焼脱臭を行うための燃焼室16が形成される。この燃焼室16の底部(外管3bの下端)には開口部17が形成されており、基台8の中央に設けられたガスバーナー7の炎がその開口部17を通過してセラミック蓄熱体5の下端部を直接炙るよう構成されている。この燃焼室16において、被処理ガスの燃焼脱臭が行われ、被処理ガスに含まれる悪臭成分が無臭化される。なお、本実施形態の燃焼脱臭装置1では、7Nm3/min程度の処理能力で被処理ガスの燃焼脱臭が行われる。
次に、上記のように構成した燃焼脱臭装置1の作用を説明する。
配管3の導入口11から供給された被処理ガスは、配管3の内側通路2aに沿って下方に流れ、セラミック蓄熱体5に流入する。この内側通路2aには螺旋状のフィン15aが設けられているので、その内側通路2a内において被処理ガスの乱流が起こって被処理ガスがフィン15aや内管3aの内側に当接する。そのため、内側通路2aを通過する被処理ガスには、外側通路2bを通過する処理ガス(燃焼脱臭済みの高温の処理ガス)の熱が、フィン15a及び内管3aを介して伝達される。その結果、内側通路2aを通過してある程度加熱された被処理ガスが、セラミック蓄熱体5の上端部側に流入するようになる。なお、本実施形態では、導入口11から供給される被処理ガスは130℃程度であり、内側通路2aを流通することで600℃程度の温度に温められる。
続いて被処理ガスは、セラミック蓄熱体5の通気孔5aを経由して蓄熱体内部を流通した後、蓄熱体5の下端部から抜け出して燃焼室16に到達する。この場合、セラミック蓄熱体5の下端部は、例えば1500℃程度のガスバーナー7の炎によって直接炙られることで高温化して(1300℃〜1500℃になって)いる。そしてこのように高温化したセラミック蓄熱体5の通気孔5aを被処理ガスが流通することで、被処理ガスが800℃〜1000℃程度の温度に温められた後、ガスバーナー7の炎によってさらに加熱される。その結果、被処理ガスに含まれる悪臭成分の酸化燃焼または熱分解反応が促進されて、被処理ガスの燃焼脱臭が行われる。
そして、燃焼脱臭処理された被処理ガス(以下、処理済みガス)は、ガスバーナー7の炎により加熱されて高温になった後、セラミック蓄熱体5の外周面に沿って上方に流れていく。このように本実施形態では、セラミック蓄熱体5の内部の通気孔5aと外周面とに接触しながら処理済みガスが流れる構造であるため、セラミック蓄熱体5が蓄えている熱が被処理ガスに極めて効率よく伝達される。セラミック蓄熱体5の外周面を通過した処理済みガスは、さらに、外側通路2b内に到って上方に流れていく。この外側通路2bにおいても、処理済みガスが螺旋状のフィン15bや内管3aの外側に当接され、内側通路2aを流れる低温の被処理ガスとの間で熱交換が行われて300℃程度の温度に冷やされる。その後、処理済みガスは、配管3の上部のセラミック焼結体13を通ることでそのガスに残った悪臭成分が触媒の作用によって酸化燃焼または熱分解された後、排出口12から排気される。
従って、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態の燃焼脱臭装置1において、セラミック蓄熱体5は耐熱性が高いため、ガスバーナー7の炎によってそのセラミック蓄熱体5を直接加熱して1000℃以上の高温にすることができる。そして、高温に加熱したセラミック蓄熱体5の内部の通気孔5aに被処理ガスを流通させるとともに、蓄熱体外周面に沿って処理ガスを流通させることにより、被処理ガスとの熱交換を効率よく行うことができる。このようにすれば、従来の燃焼脱臭装置21と比較して簡単な構成で被処理ガスを確実に燃焼させることができ、燃焼脱臭の処理能力を高めることができる。しかも、本実施形態の燃焼脱臭装置1は、従来装置とは異なりセラミック蓄熱体を回転させるための回転機構やその駆動源も不要なため、簡素な構成かつ小型の装置を実現することができる。
(2)本実施形態の燃焼脱臭装置1では、セラミック蓄熱体5を直接加熱して熱回収の効率が向上されるので、従来技術のような大きな燃焼室を確保する必要がない。さらに、従来技術と比較して出力が小さなガスバーナー7を用いることができ、燃焼脱臭装置1のランニングコストを低減できる。
(3)本実施形態の燃焼脱臭装置1では、ガス流路2を形成する配管として二重構造の配管3を用い、その配管3における内側通路2a及び外側通路2bに螺旋状のフィン15a,15bを設けている。よって、内側通路2aを通過する被処理ガスと外側通路2bを通過する処理ガスとの間で、熱交換を効率よく行うことができる。また、その2重構造の配管3を熱交換器として用いることにより、燃焼脱臭装置1の熱回収の効率を確保しつつ、燃焼脱臭装置1を小型化することが可能となる。
(4)本実施形態の燃焼脱臭装置1は、簡単でコンパクトな構成であるので、比較的小さな工場などに容易に設置することができ、実用上好ましいものとなる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・セラミック蓄熱体5は、ハニカム状に形成されるものであったが、これに限定されるものではない。セラミック蓄熱体5は、被処理ガスが流通可能な通気孔5aを内部に有する構造であればよく、例えば、セラミック製の細長い筒体を多数束ねた構造としてもよい。
・上記実施形態では、伝熱部材として螺旋状のフィン15a,15bを設けていたが、この形状は適宜変更することができる。つまり、伝熱部材としては、ガス流路2内の被処理ガスに乱流を起こさせることが可能な形状であればよい。
・上記実施形態では、配管3の下流側となる排出口12の近傍に触媒を担持したセラミック焼結体13を設けるものであったが、このセラミック焼結体13は必須ではなく、燃焼室16で被処理ガスの燃焼脱臭が確実に行われる場合には省略してもよい。
・上記実施形態の燃焼脱臭装置1は、燃焼脱臭前の被処理ガスを内側通路2a側に流し、脱臭処理後の被処理ガスを外側通路2b側に流す構成であったが、これとは逆に、燃焼脱臭前の被処理ガスを外側通路2b側に流し、脱臭処理後の被処理ガスを内側通路2a側に流すよう構成してもよい。
・上記実施形態では、加熱手段としてガスバーナー7を用いたが、例えば電熱ヒータなどの加熱手段を用いて、これをセラミック蓄熱体5に直接接触させるようにして配置してもよい。
・上記実施形態では、被処理ガスの燃焼脱臭を行う燃焼脱臭装置1に具体化したが、被処理ガスを燃焼させる気体燃焼装置に具体化してもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)請求項3において、前記伝熱部材は、前記内管の内部において螺旋状に設けられた金属部材であることを特徴とする燃焼脱臭装置。
(2)請求項1乃至3のいずれか1項において、前記加熱手段として、前記セラミック蓄熱体を直接炙るバーナーを設けたことを特徴とする燃焼脱臭装置。
(3)請求項3において、前記セラミック蓄熱体は、一方の端面を前記内管の端部に接続するとともに、蓄熱体外周面と前記外管の内周面との間に空隙を設けた状態で配置され、前記加熱手段として、前記セラミック蓄熱体の他方の端面を直接炙るバーナーを設けたことを特徴とする燃焼脱臭装置。
(4)被処理ガスが流通可能なガス流路を形成する配管と、前記配管内の前記ガス流路の途中に設けられ、蓄熱体内部に形成された通気孔を有するセラミック蓄熱体と、前記セラミック蓄熱体を直接加熱するための加熱手段とを備え、前記被処理ガスが、前記通気孔を経由して蓄熱体内部に流通可能であるとともに、蓄熱体外周面に沿って流通可能であることを特徴とする気体燃焼処理装置。
1…燃焼脱臭装置
2…ガス流路
2a…内側通路
2b…外側通路
3…配管
3a…内管
3b…外管
5…セラミック蓄熱体
5a…通気孔
7…加熱手段としてのガスバーナー
15a,15b…伝熱部材としてのフィン
2…ガス流路
2a…内側通路
2b…外側通路
3…配管
3a…内管
3b…外管
5…セラミック蓄熱体
5a…通気孔
7…加熱手段としてのガスバーナー
15a,15b…伝熱部材としてのフィン
Claims (4)
- 悪臭成分を含む被処理ガスが流通可能なガス流路を形成する配管と、
前記配管内の前記ガス流路の途中に設けられ、蓄熱体内部に形成された通気孔を有するセラミック蓄熱体と、
前記セラミック蓄熱体を直接加熱するための加熱手段と
を備え、前記被処理ガスが、前記通気孔を経由して蓄熱体内部に流通可能であるとともに、蓄熱体外周面に沿って流通可能であることを特徴とする燃焼脱臭装置。 - 前記セラミック蓄熱体は、ハニカム状の多孔質セラミック焼結体であることを特徴とする請求項1に記載の燃焼脱臭装置。
- 前記配管は、外管と内管とからなる二重構造を有するとともに、
前記内管の外周側に形成される外側通路及び前記内管の内周側に形成される内側通路の少なくとも一方に、前記被処理ガスとの接触面積を増大させるための伝熱部材を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の燃焼脱臭装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃焼脱臭装置を用い、前記加熱手段で前記セラミック蓄熱体を加熱しつつ、前記被処理ガスを、前記通気孔を経由して蓄熱体内部に流通させるとともに、蓄熱体外周面に沿って流通させることにより、前記被処理ガスの燃焼脱臭を行うことを特徴とする燃焼脱臭方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005017433A JP2006207864A (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | 燃焼脱臭装置、及び燃焼脱臭方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100804975B1 (ko) | 2007-04-11 | 2008-02-20 | 현대건설주식회사 | 피폭방지 축열식 연소로 |
JP2010032178A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-12 | Toyobo Co Ltd | 有機溶剤含有ガス処理システム |
KR101313141B1 (ko) | 2011-08-17 | 2013-09-30 | 유한회사 원진엔비텍 | 악취가 제거된 열풍 공급장치 |
TWI493142B (zh) * | 2011-11-09 | 2015-07-21 | Mat Co Ltd | 無焰催化熱氧化焚燒裝置 |
-
2005
- 2005-01-25 JP JP2005017433A patent/JP2006207864A/ja active Pending
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