JP2002078784A - 酸化触媒脱臭装置 - Google Patents

酸化触媒脱臭装置

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JP2002078784A
JP2002078784A JP2000273430A JP2000273430A JP2002078784A JP 2002078784 A JP2002078784 A JP 2002078784A JP 2000273430 A JP2000273430 A JP 2000273430A JP 2000273430 A JP2000273430 A JP 2000273430A JP 2002078784 A JP2002078784 A JP 2002078784A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱の損失が少なく、必要温度以上に加熱する必
要のない効率の良い酸化触媒脱臭装置を提供すること。 【解決手段】臭気ガスを加熱し、触媒と接触させること
で化学反応を促進させて脱臭する酸化触媒脱臭装置の外
周壁を断熱壁とし、臭気ガスを外周通路へ導入し、その
外周通路で囲まれた内側通路にヒーターで加熱した臭気
ガスおよび脱臭後の排気を通過させる構造とし、さらに
熱交換部と非熱交換部を構成し、熱交換部は、触媒通過
後から排気口までの内側通路壁を熱が伝わりやすい壁面
構造とし、非熱交換部は、ヒーターから触媒通過後まで
の内側通路壁を断熱壁とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱臭装置に関する
ものであり、詳しくは、熱の損失を抑えた酸化触媒脱臭
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、加熱された臭気ガスが触媒を通
過して脱臭され、そのまま熱交換をすること無しに外部
に放出される装置(図2参照)、あるいはヒーターから
排気口までの全域にわたって熱交換される装置(図3参
照)等があった。
【0003】しかし前者の熱交換をしない装置では、ヒ
ーターから発生した熱が触媒を通過した後、そのまま外
部に放出されるため熱の損失が非常に大きいものとな
る。また後者の装置については、前者の装置より損失は
少なくなるが、ヒーター部と触媒出口での温度差が大き
くなるので、触媒出口での温度を脱臭に必要な温度で維
持するにはヒーターの温度をそれ以上に設定する必要が
ある。すなわち、ヒーター能力を上げなければならず、
ヒーター寿命の低下と維持費の増大につながるという問
題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】熱の損失が少なく、必
要温度以上に加熱する必要のない効率の良い酸化触媒脱
臭装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】臭気ガスを加熱し、触媒
と接触させることで化学反応を促進させて脱臭する酸化
触媒脱臭装置の外周壁を断熱壁とし、臭気ガスを外周通
路へ導入し、その外周通路で囲まれた内側通路にヒータ
ーで加熱した臭気ガスおよび脱臭後の排気を通過させる
構造とし、さらに熱交換部と非熱交換部を構成し、熱交
換部は、触媒通過後から排気口までの内側通路壁を熱が
伝わりやすい壁面構造とし、非熱交換部は、ヒーターか
ら触媒通過後までの内側通路壁を断熱壁とした。
【0006】このように構成することで、非熱交換部で
は、内側通路においてヒーターで加熱された臭気ガスは
触媒を通過するまでは、ほとんど熱交換することなくそ
の温度が保たれるのでヒーターは酸化触媒脱臭に必要な
温度以上に設定する必要がなく、また熱交換部では、触
媒を通過して脱臭された排気が外周通路に導入された臭
気ガスと効率よく熱交換をすることにより、臭気ガスは
予熱され、排気は温度を下げて排出することが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は、本発明の酸化触媒脱臭装置の断
面図であり、臭気ガスA1が吸気口1から装置内に導入
され、外周通路4を通過中に熱交換部2で予熱され、非
熱交換部3では熱交換をすることなく通過して、内側通
路5に入り、ヒーターHで酸化触媒脱臭に必要な温度ま
で加熱され、さらに進んで触媒Pを通過して脱臭され
る。臭気ガスA1がヒーターHで加熱されてから触媒P
を通過するまでの非熱交換部3の区間は、内周壁6に断
熱材Dが取り付けられており、内側通路5の臭気ガスA
1の熱が外周通路4の臭気ガスA1に奪われることなく
移動することができる。
【0008】触媒Pを通過して脱臭された排気A2は、
内周壁6に断熱材Dの無い熱交換部2の内側通路5を通
過する際に、内周壁6を介して、あるいは通過を邪魔す
る複数のフィン8を介して、外周通路4の臭気ガスA1
と熱交換をして温度が下がり、排気口9から装置外へ排
出される。Sは臭気ガスA1の温度を検知する温度セン
サである。
【0009】図2は、従来例を示した断面図であり、吸
気口11から導入された臭気ガスA1はヒーターH1で
酸化触媒脱臭に必要な温度まで加熱され、触媒Pを通過
して脱臭された排気A2となり、排気口91から排出さ
れる。S1は温度センサである。ヒーターH1で発生し
た熱はほとんどそのまま外部に放出されるため、排気温
度が非常に高く、熱エネルギーの無駄が発生している。
また外部への熱の影響を防止するための外周壁71は断
熱材で覆われているが、一重構造のため断熱材の厚さを
厚くする等の必要がある。
【0010】図3は、排気温度の低下、熱消費量の低減
を考慮して、熱交換をする構造に改良した従来例を示し
た断面図であり、吸気口12から導入された臭気ガスA
1は外周通路42を通過しながら内側通路52を通過す
る臭気ガスA1と熱交換をし予熱されて、ヒーターH2
で加熱され、今度は逆に外周通路42の臭気ガスA1と
熱交換をしながら内側通路52を通って、触媒Pを通過
して脱臭された排気A2となり、フィン82でさらに効
率よく熱交換をして排気温度を下げて排気口92から放
出される。
【0011】内周壁62には断熱材は取り付けられてお
らず、内周壁全域にわたって熱交換が行われ、したがっ
てヒーターH2で加熱され触媒Pを通過するまでの区間
においても熱交換が行われる。しかし導入される臭気ガ
スA1と排気A2では常温の場合約200℃以上の温度
差があるため、臭気ガスA1の温度はヒーター位置と触
媒位置で温度差が大きくなり、触媒Pを通過する時点で
その酸化触媒脱臭に必要な温度であるためには、ヒータ
ーH2でその温度より高く加熱しなければならないの
で、ヒーターの寿命が短くなり、また必要エネルギーが
増大する。
【0012】
【発明の効果】非熱交換部と熱交換部を設けることによ
り、ヒーターは酸化触媒脱臭に必要な温度以上に設定す
る必要がなく装置全体としては低温で動作させることが
出来、また、低温動作のためにヒーターの寿命も長くな
る。さらに触媒を通過して脱臭された排気が外周通路に
導入された臭気ガスと効率よく熱交換をすることによ
り、臭気ガスは予熱されるので、ヒーターの負荷を軽く
出来、排気は温度を下げて周囲に悪影響を及ぼす事無く
排出することが出来る。すなわち触媒を通過するまで
は、熱交換をしないで効率よく酸化脱臭をし、触媒通過
後は、熱交換をして熱エネルギーを効率よく再利用する
ことが両立できる。また装置は内外の二重断熱壁構造と
なり、さらに外周通路は導入された臭気ガスが通過する
ので内側通路の高温は、装置外部に悪影響を及ぼすこと
が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の酸化脱臭装置を示した断面図
【図2】従来の酸化脱臭装置を示した断面図
【図3】従来の他の酸化脱臭装置を示した断面図
【符号の説明】
A1…臭気ガス A2…排気 H、H1、H2…ヒーター S、S1、S2…温度センサ 1…吸気口 2…熱交換部 3…非熱交換部 4…外周通路 5…内側通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】臭気ガスを加熱し、触媒と接触させること
    で化学反応を促進させて脱臭する酸化触媒脱臭装置にお
    いて、臭気ガスを外周通路へ導入し、その外周通路で囲
    まれた内側通路にヒーターで加熱後の臭気ガスおよび排
    気を通過させる構造であり、熱交換部と非熱交換部を設
    けたことを特徴とする酸化触媒脱臭装置。
  2. 【請求項2】熱交換部は、脱臭装置内へ導入された臭気
    ガスを触媒通過後の排気の熱で予熱するため、本体装置
    の外壁は断熱壁とし、内側通路壁は熱が伝わりやすい壁
    面構造としたことを特徴とする請求項1記載の酸化触媒
    脱臭装置。
  3. 【請求項3】非熱交換部は、予熱された臭気ガスを内側
    通路においてさらに加熱し脱臭するまで、その熱が他へ
    奪われにくいように本体装置の外壁および内側通路壁を
    断熱壁とし、その内外壁間に予熱された臭気ガスを通過
    させる構造としたことを特徴とする請求項1または2記
    載の酸化触媒脱臭装置。
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