JP2006207298A - 建物外壁部への装飾部材の施工構造および装飾部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物の外壁部20に装飾部材60を安定的に吊り下げ固定する。
【解決手段】裏面に奥側が互いに近接する方向に傾斜した2条の係合溝64a,64bからなる吊り下げ用溝64を形成した装飾部材60を用いる。建物の外壁部に、2条の係合溝64a,64bを把持するようにして係合できる2条の係止爪52,53を持つ吊り下げ用留め付け金具50を固定する。建物側に固定した留め付け金具50に装飾部材60を横張り状態および縦張り状態で、順次、吊り下げ固定しながら、留め付けていく。
【選択図】図5

Description

本発明は、建物外壁部への装飾部材の施工構造と、そこに用いる装飾部材に関する。
従来から、天然石板や窯業板などである長尺矩形状の外壁材を、建物の外壁面に留め付け金具を用いて留め付けることが行われている。近年、そのような外壁材に高い装飾性や外観意匠性が求められるようになっており、重厚感を出すために、厚みのある外壁材が装飾板材として用いられることが多くなっている。本出願人は、そのような厚みのある装飾部材(外壁材)を、建物の窓などである開口部周囲の外壁面に良好に留め付けることができるようにした施工構造として、裏面に吊り下げ用の係合溝を形成した装飾部材と、該係合溝に係合する係止爪を持つ吊り下げ具とを用い、建物側に固定した吊り下げ具に対して、装飾部材を吊り下げ状態で留め付けるようにした装飾部材の施工構造を既に出願している(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の施工構造では、図9に示すように、装飾部材1として、裏面に、上下の長辺に平行な2条の係合溝2、3と、左右の短辺に平行な2条の係合溝4、5とを形成した装飾部材1を用い、留め付け金具6として、前記係合溝2、3、4、5のいずれか1つに係合する1つの係止爪7を下端に備えたものを用いる。図9に示すように、開口部Pには窓枠サッシ21が取り付けてあり、その上縁側に、留め付け金具6を、建物外壁部(外壁材あるいはモルタル壁)20にビス22などを用いて、その係止爪7が上縁に平行となるようにして固定し、固定した留め付け金具6の係止爪7に、装飾部材1の上下の長辺に平行な2条の係合溝2、3のいずれか一方(図示のものでは係合溝3)を係合させることにより、開口部Pの上縁側に、装飾部材1は横張り状態で吊り下げ固定される。
開口部Pの下縁側にも、同じ留め付け金具6を、その係止爪7が窓枠サッシ21の下縁に平行となるように固定する。そして、同じ装飾部材1を上下反転させた姿勢とし、固定した留め付け金具6の係止爪7に、他方側の係合溝2を係合させる。それにより、開口部Pの下縁側にも同じ装飾部材1が上下方向を反転させた姿勢で横張り状態に吊り下げ固定される。
開口部Pの左右の側縁側には、図10に示す幅の狭い留め付け金具6aを、その係止爪7aが左右の側縁に直交する姿勢で固定する。そして、図示しないが、同じ装飾部材1を立てた姿勢とし、左右の短辺に平行に形成された2条の係合溝4、5のいずれか一方を、留め付け金具6aの係止爪7aに係合させる。それにより、開口部の一方の側縁側に、装飾部材1が縦張り状態で吊り下げ固定される。他方の側縁側にも、同様にして留め付け金具6aを固定した後、同じ装飾部材1を上下方向に反転させて、係合溝4、5の他方側を留め付け金具6aの係止爪7aに係合させる。それにより、同じ装飾部材1を、左右反転させた姿勢で他方の側縁側に、やはり縦張り状態で吊り下げ固定することができる。
上記のように、同じ形態の装飾部材1を用いて、開口部Pの上下縁にはそれを横張り状態で、左右側縁には縦張り状態で、それぞれ吊り下げ固定することができるので、開口部廻りへの装飾部材の取り付け作業は大きく簡素化される。また、この施工構造は、開口部廻りのみならず、バルコニーの上端縁のような直線状のところにも適用可能であり、装飾部材を横一直線状に容易に吊り下げ固定することもできる。
特開2003−278354号公報
特許文献1に記載の建物外壁部への装飾部材の施工構造は、同じ形状の装飾部材でもって、開口部の4周を容易に装飾できる利点がある。しかし、建物外壁部への装飾部材の留め付け部は、裏面に形成した1つの係合溝と、そこに係合する留め付け金具の1つの係止爪との係合部だけであり、やや安定性に欠ける。そのために、実際の施工に当たっては、図9に示すように、装飾部材1の裏面と建物外壁部20との間に部分的に接着剤23を介在させ、接着剤による固定力も併用するようにしている。しかし、装飾部材1の留め付けに際して、接着剤の塗布を逐一行うことは大きな作業量となるので、接着剤を用いることなく、安定した吊り下げ固定状態を得ることができる施工構造が望まれる。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされものであり、装飾部材をより安定した姿勢で建物の外壁部へ吊り下げ固定できるようにした、さらに改良された建物外壁部への装飾部材の施工構造を提供することを目的とする。また、そこに用いる装飾部材を提供することを目的とする。
本発明による建物外壁部への装飾部材の施工構造は、装飾部材として奥側が互いに近接する方向に傾斜した2条の係合溝からなる吊り下げ用溝を裏面に備えているものを用い、留め付け金具として装飾部材の前記吊り下げ用溝に係合する2条の係止爪を備えたものを用い、前記留め付け金具は建物外壁部へ固定されており、該固定された留め付け金具の2条の係止爪に前記吊り下げ用溝の2条の係合溝を係合させた状態で前記装飾部材が建物外壁部に吊り下げ固定されていることを特徴とする。
本発明において、装飾部材には、従来から建物の外壁材として使用されている実質的に矩形状をなす窯業系外壁材をすべて用いることができるが、重厚感を出すために厚みの厚くされた窯業系外壁材を装飾部材として用いることは、特に有効である。表面柄部も任意であり制限はない。
施工に際しては、建物外壁部の装飾部材を留め付けようとする場所に、留め付け金具をビス等適宜の手段で固定し、固定した留め付け金具の2条の係止爪に対して、装飾部材の裏面に形成した吊り下げ用溝の2条の係合溝を係合させる。この係合作業は、横から係止爪に沿って装飾部材をスライドさせる方法でもよいが、作業環境による制約をなくすために、固定した留め付け金具の正面側から行うことが望ましく、2条の係合溝をいくぶん幅広に形成し、かつ係合溝の傾斜角度と係止爪の傾斜角度とを適宜調整することにより、それを容易に行うことができる。
吊り下げ用溝を形成する2条の係合溝は一定の間隔を有して平行に走っており、かつ奥側が互いに近接する方向に傾斜しているので、留め付け金具の2条の係止爪は2条の係合溝を上下から把持したような係合状態となる。それにより、当該装飾部材は、建物壁面側にしっかりと吊り下げ状態で固定され、接着剤の接着力に依存することなく、所望の安定した固定状態が得られる。それにより、接着剤の塗布作業を省略することができる。もちろん、状況によっては、接着剤による固定力を併用することもできる。
装飾部材として、留め付けられる場所に応じて、前記構成の第1の吊り下げ用溝が好ましくは左右の短辺のほぼ中央部に長辺に沿うようにして形成されているもの、前記構成の第2の吊り下げ用溝が左右の短辺に沿うようにして2つ形成されているもの、あるいは、第1の吊り下げ用溝と第2の吊り下げ用溝の双方を備えたもの、などを用いることができる。
第1の吊り下げ用溝が長辺に沿って形成されている装飾部材は、横張りに適した装飾部材であり、例えば窓のような開口部の上縁と下縁に沿って横張りするときに、同じ形状の装飾部材を180゜反転するだけで双方の位置に吊り下げ固定することが可能となる。また、バルコニーの上端部を含んで建物壁を一周するような水平方向の装飾部分に対しても、この形態の装飾部材は好適に用いられる。
第2の吊り下げ用溝が左右の短辺に沿うようにして2つ形成されている装飾部材は、縦張りに適した装飾部材であり、2つの第2の吊り下げ用溝のいずれか一方を留め付け金具の係止爪に係合させることにより、縦張り状態での吊り下げ固定が可能となる。また、例えば窓のような開口部の左右の側縁に沿って縦張りするときには、同じ形状の装飾部材を180゜反転して、第2の吊り下げ用溝の他方側に留め付け金具の係止爪に係合することにより、左右側縁の双方の位置に、同じ装飾部材を縦張り状態で吊り下げ固定することが可能となる。
第1の吊り下げ用溝と第2の吊り下げ用溝の双方を備えた装飾部材を用いる場合には、同じ装飾部材を180゜あるいは90゜に反転させることによって、窓等の開口部の4周全部に吊り下げ固定することが可能となる。
すなわち、本発明は、建物の外壁部における窓等の開口部の周囲への装飾部材の施工構造であって、装飾部材として、裏面に、奥側が互いに近接する方向に傾斜した2条の係合溝からなる第1の吊り下げ用溝が長辺に沿うようにして形成され、同様な2条の係合溝からなる第2の吊り下げ用溝が左右の短辺に沿うようにして2つ形成されている装飾部材を用い、留め付け金具として、装飾部材の裏面に形成した前記第1と第2の吊り下げ用溝のいずれかに係合する2条の係止爪を備えたものを用い、前記開口部の上縁部分および下縁部分には、前記留め付け金具がその係止爪を上縁および下縁に平行な姿勢で上縁および下縁に沿って固定されており、前記開口部の右側縁部分および左側縁部分には前記留め付け金具が係止爪を右側縁および左側縁に直交する姿勢で右側縁および左側縁に沿って固定されており、上縁に沿って固定した留め付け金具には前記第1の吊り下げ用溝を係合爪に係合させた姿勢で装飾部材が横張り状態で吊り下げ固定されており、下縁に沿って固定した留め付け金具には同じ形状の装飾部材が上下方向を反転させかつ第1の吊り下げ用溝を係合爪に係合させた姿勢で横張り状態で吊り下げ固定されており、右側縁側に沿って固定した留め付け金具には前記第2の係合溝の一方を係合爪に係合させた姿勢で装飾部材が縦張り状態で吊り下げ固定されており、左側縁側に沿うようにして固定した留め付け金具には同じ形状の装飾部材が上下方向を反転させかつ第2の係合溝の他方を係合爪に係合させた姿勢で縦張り状態で吊り下げ固定されていることを特徴とする建物外壁部への装飾部材の施工構造を開示する。
上記の施工構造において、横張り用の留め付け金具は長尺物を用いることができ、建物外壁部へ容易に安定的に固定することができる。しかし、縦張り用の留め付け金具は装飾部材の短辺幅よりも狭いものとなるので、それを外壁部に固定したときに充分な安定性が得られない場合がある。そのような場合には、上下方向に長さの長い基板を持ち、その基板内に2つの係止爪が形成された形状の留め付け金具を用いることが推奨される。この形態の縦張り用留め付け金具を用いることにより、縦張り状態の装飾部材を安定して吊り下げ固定することができる。
さらに本発明は、上記の建物外壁部への装飾部材の施工構造に用いる建物外壁部への矩形状の装飾部材として、裏面に、奥側が互いに近接する方向に傾斜した2条の係合溝からなる第1の吊り下げ用溝が左右の短辺のほぼ中央部に長辺に沿うようにして形成されており、さらに、同様な2条の係合溝からなる第2の吊り下げ用溝が左右の短辺に沿うようにして2つ形成されていることを特徴とする装飾部材をも開示する。
本発明によれば、厚みがあり重量感がある装飾部材であっても、接着剤に依存することなく、しっかりと建物外壁部あるいは建物開口部の周辺部に吊り下げ状態で留め付け固定することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明による建物外壁部への装飾部材の施工構造およびそこに用いる装飾部材を、実施の形態に基づき説明する。図1は、本発明により装飾部材を施工した建物の外観斜視図であり、建物の外壁部には全体にわたり窯業系外壁材(サイディングボード)20が張り付け施工されており、その外壁部の一部に、外壁材20と異なった表面柄部を持ち厚みが厚くされた窯業系外壁材が、装飾部材60、70、80、90として固定されている。なお、建物外壁部は、外壁材20の張り付けに代えて、モルタル壁であってもよく、既存のモルタル壁に対して、本発明による装飾部材の施工構造を適用することも可能である。
図1に示される外壁部分Aは、その建物の窓の開口部の周囲部分であり、その部分に、本発明による施工構造が後記するようにして適用され、装飾部材60が吊り下げ固定される。また、外壁部分Bは、バルコニーの上端部を含んで建物外壁を一周する水平方向の装飾部分であり、この部分にも、本発明による装飾部材の施工構造が適用され、装飾部材70,80が吊り下げ固定される。建物のコーナー部である外壁部分、すなわち外壁面が直角に交わる出隅部分には、適宜の装飾部材90が適宜の手段により留め付けられている。
以下、外壁部分Aの領域を例として、本発明による装飾部材の施工構造を説明する。図2は留め付けようとする装飾部材60の一例を示す斜視図であり、図2aは表面61側から見た図であり、図2bは裏面62側から見た図である。装飾部材60は全体として矩形状をなしており、図示される装飾部材では、必須のものではないが、表面61側に適宜の凹凸模様を形成する一方、上端(4辺の内の一辺)63にも上方向に向う適宜の凹凸を形成して装飾的な形状を具現している。裏面62は平坦面とされている。
裏面62には、1つの第1の吊り下げ用溝64と、2つの第2の吊り下げ用溝65,66が形成されている。第1の吊り下げ用溝64は、装飾部材60の左右の短辺60aのほぼ中央部に長辺60bに沿うようにして形成されており、奥行き側(すなわち、表面61側)の端部64cが互いに近接する方向に等しい角度(この例では裏面62の平面から60゜)で傾斜した平行な2条の係合溝64a,64bで構成される。第2の吊り下げ用溝65,66も、同様に奥行き側の端部が互いに近接する方向に等しい角度(この例では裏面62の平面から60゜)で傾斜した平行な2条の係合溝65a,65bおよび66a,66bで構成されており、一方の第2の吊り下げ用溝65は、一方の短辺60a1から一定距離だけ内側に入った位置において、短辺60a1に平行に形成されており、また、他方の第2の吊り下げ用溝66は、他方の短辺60a2から同じ距離だけ内側に入った位置において、やはり短辺60a2に平行に形成されている。
なお、第2の吊り下げ用溝65,66の上端は、好ましくは図示のように、装飾部材60の上端63に突き抜けない構成とされる。これは、装飾部材60の上端63は、外壁部に留め付けたときに外部に露出した状態となるので、その部分の意匠性を低下させないためである。
図3は、上記した装飾部材60を横張り状態に吊り下げ固定するときに用いる第1の留め付け金具(横張り用留め付け金具)50の一例を示している。横張り用留め付け金具50は、ガルタイト鋼板等の適宜の金属板から加工され、基板51と、基板51の下端から屈曲して上前方に傾斜する下係止爪52と、基板51の上端から屈曲して下前方に傾斜する上係止爪53とを備える。図3bに示すように、下係止爪52と上係止爪53の基板51に対する傾斜角度は異なっており、下係止爪52の傾斜角度は、装飾部材60の裏面62に形成した2条の係合溝64aおよび64bの傾斜角度(60゜)よりも少し大きな傾斜角度(この例では62゜)とされ、上係止爪53の傾斜角度は2条の係合溝の傾斜角度よりもすこし小さな傾斜角度(この例では58゜)とされている。また、基板51の上下方向の幅は、前記2条の係合溝64a、64bの裏面62上での間隔(各溝の中央部間の間隔)とほぼ同じとされている。図示しないが、場合によっては、外壁部への固定を安定させるために、基板51を下係止爪52と上係止爪53のいずれか一方または双方からさらに上下方向に延長した形状としてもよい。
後記するように、下係止爪52は吊り下げ固定する装飾部材60の重量を主に支持する部分となるので、図示のように2重に鋼板を折り曲げて強度を持たせている。また、基板51には、建物側にビス等で固定するときに用いるビス穴54が適数だけ形成されているが、ビス穴54を省略して、施工時にビスあるいは釘等を直接基板51に打ち込むことにより固定するようにしてもよい。
次に、横張り用留め付け金具50を用いて装飾部材60を建物の窓の開口部Pの上縁部分と下縁部分に横張り施工した施工構造の一例を、図4〜図6を用いて説明する。図4は開口部Pの上縁側の一部を示す斜視図であり、図5は図4のV−V断面図である。また、図6は開口部Pの下縁側の一部を示す斜視図である。この例において、建物の窓の開口部Pの周囲の外壁部(外壁板あるいはモルタル壁)20は、窓枠サッシ21が予めはめ込み固定されており、窓枠サッシ21の上縁と下縁に装飾部材60を横張り状態で留め付けている。
施工に際しては、最初に、横張り用留め付け金具50を窓枠サッシ21の上縁に沿うようにして横方向に平行に位置させ、ビス穴54にビス22を挿入してネジ込み固定する。横張り用留め付け金具50の取り付け高さは、その係止爪52,53を利用して装飾部材60を横張り状態に吊り下げ固定したときに、装飾部材60の下側の平坦な長辺60bが窓枠サッシ21の上縁に衝接するか、そのわずか上方に位置する高さとなるようにされる。なお、横張り用留め付け金具50は適宜の長さに形成されるが、窓枠サッシ21の横幅が長い場合には、複数の横張り用留め付け金具50を横方向に並べて固定し、短い場合にはそれに合うように、現場で適宜の長さに切断する。
固定した横張り用留め付け金具50の表面側に、装飾部材60の裏面62を上端縁63を上位とした姿勢で対向させ、下方から上方斜め方向に押し上げて、上係止爪53に対して、第1の吊り下げ用溝64を構成する上方の係合溝64aを引っ掛けた姿勢とする。その姿勢からさらに上方に押し上げた後、装飾部材60を横張り用留め付け金具50側に押し付けると、下方の係合溝64b内に、下係止爪52が擦るようにして入り込む。前記したように、上係止爪53の傾斜角度は係合溝64aの傾斜角度よりも少し小さくされており、下係止爪52の傾斜角度は係合溝64bの傾斜角度よりもすこし大きくされているので、この係合作業は容易であり、かつ、係合後は、装飾部材60の第1の吊り下げ用溝64は2つの係止爪52,53によって上下からしっかりと把持された姿勢となるので、装飾部材60はこのままで安定的に吊り下げ固定された状態となる。
上記のようであり、装飾部材60の外壁部への留め付けに接着剤を用いなくても、安定した吊り下げ固定状態が得られる。もちろん、吊り下げ固定に当たって、予め変成シリコーン系等の接着剤23を装飾部材60の裏面62に適宜間隔で塗布して置き、前記吊り下げ固定とあわせて、接着剤による接着力を、外壁材20に対する装飾部材60の留め付け力として併用することもできる。
図6は、横張り用留め付け金具50を用いて、同じ装飾部材60を建物の窓の開口部Pの下縁部分に横張り施工した施工構造の一例を示している。この場合も、上記した窓の開口部Pの上縁部分に施工した場合と同じようにして行うことができる。すなわち、上記と同じ横張り用留め付け金具50を窓枠サッシ21の下縁に沿うようにして横方向に平行に位置させ固定する。そして、上記と同じ装飾部材60を、図6に示すように180゜上下に反転させて、その上端63の凹凸部が下方側にくる姿勢とする。そして、その姿勢で上位に位置することとなる係合溝64bに、固定した横張り用留め付け金具50の上係止爪53を引っ掛け、その姿勢からさらに上方に押し上げた後、装飾部材60を横張り用留め付け金具50側に押し付ける。それにより、下位に位置する係合溝64a内に、下係止爪52が入り込み、上縁部分と同様にして、装飾部材60は下縁部分に横張り状態で吊り下げ固定される。この場合にも、必要な場合には、接着剤による固定力を併用することができる。
次に、同じ装飾部材60を建物の窓の開口部Pの左右の側縁部分に縦張り施工する場合の施工構造の一例を、図7,図8を用いて説明する。この場合に、留め付け金具として、上記した横張り用留め付け金具50を短い横幅に切断したものを縦張り用留め付け金具として用いることもできるが、幅狭であることから、外壁部への固定に安定性を欠く場合があるので、好ましくは、図8に示したような第2の留め付け金具が縦張り用留め付け金具55として用いられる。縦張り用留め付け金具55は、前記横張り用留め付け金具50と同様に、ステンレス等の適宜の金属板から加工され、上下方向に長い基板56と、基板56の下端から屈曲して上前方に傾斜する下係止爪57と、基板56の中程から一部を切り起こして前方に屈曲させ下前方に傾斜する上係止爪58とを備える。
下係止爪57と上係止爪58の基板56に対する傾斜角度は、上記した横張り用留め付け金具50の場合と同様に異なっており、図8bに示すように、下係止爪57の傾斜角度は、装飾部材60の裏面62に形成した、第2の吊り下げ用溝65(66)を構成する2条の係合溝65a(66a)および65b(65b)の傾斜角度(この例では60゜)よりも少し大きな傾斜角度(この例では62゜)とされ、上係止爪58の傾斜角度は前記2条の係合溝の傾斜角度よりもすこし小さな傾斜角度(この例では58゜)とされている。また、下係止爪57と上係止爪58との間隔は、前記2条の係合溝65a(66a)および65b(65b)の裏面62上での間隔(各溝の中央部間の間隔)とほぼ同じとされている。また、横張り用留め付け金具50と同様、下係止爪57は2重に鋼板を折り曲げて強度を持たせている。
さらに、基板56には、建物側にビス等で固定するときに用いるビス穴59が適数だけ形成されているが、この場合も、ビス穴59を省略し、施工時にビスあるいは釘等を直接基板56に打ち込んで固定するようにしてもよい。
縦張り用留め付け金具55を用いて、横張りに使用した装飾部材60を建物の窓の開口部P(窓用サッシ21)の右側縁に沿って縦張り施工する場合は、図7に示すように、窓の開口部Pの右側縁近傍の所要の高さ位置に、前記縦張り用留め付け金具55をその係止爪57,58が右側縁に直交する姿勢として、ビスなどを用いて固定する。そして、装飾部材60を例えば上縁側に横張りされている姿勢から時計方向に90゜回転させて立てた姿勢とし、その上端63の凹凸部が右側方に、その平坦な下縁60b側が開口部P(窓用サッシ21)の右側縁に衝接あるいは極近接した状態として、その裏面側を縦張り用留め付け金具55に対向させる。
そして、横張りのときと同様に、一方の第2の吊り下げ用溝66を構成する上位の係合溝66aを、固定した縦張り用留め付け金具55の上係止爪58に引っ掛け、その姿勢からさらに上方に押し上げた後、装飾部材60を縦張り用留め付け金具55側に押し付ける。それにより、下位に位置する係合溝66b内に、下係止爪57が入り込み、装飾部材60は縦張りの状態で開口部Pの右側縁部に吊り下げ固定される。この場合にも、必要な場合には、接着剤23による固定力を併用することができる。
なお、図示は省略するが、縦張り用留め付け金具55を用いて装飾部材60を建物の窓の開口部の左側部分に縦張り施工することができる。その場合には、右側部分と同様にして、縦張り用留め付け金具55を開口部Pの左側縁近傍の所要の高さ位置に固定する。そして、装飾部材60を例えば上縁側に横張りされている姿勢から反時計方向に90゜回転させて立てた姿勢とし、その平坦な下縁60b側が開口部P(窓用サッシ21)の左側縁に衝接あるいは極近接した状態とする。そして、他方の第2の吊り下げ用溝65を構成する上位の係合溝65aを、固定した縦張り用留め付け金具55の上係止爪58を引っ掛けた状態で装飾部材60を縦張り用留め付け金具55側に押し付ける。それにより、下位に位置する係合溝65b内に、下係止爪57が入り込み、装飾部材60は縦張りの状態で開口部Pの左側縁部に吊り下げ固定される。もちろん、この場合にも、必要な場合には、接着剤による固定力を併用することができる。
なお、図示しないが、例えば図1の装飾領域である外壁部分Bでのように、横張りのみを目的とする場合には、装飾部材として裏面に第1の吊り下げ用溝64のみを形成した装飾部材70を用いればよく、また、縦張りのみを目的とする場合には、第2の吊り下げ用溝65,66の双方またはいずれか一方のみを裏面に形成した装飾部材を用いればよい。
さらに、図2に示した装飾部材において、第1の吊り下げ用溝64を短手方向のほぼ中央部に形成したのは、同じ装飾部材を上縁側と下縁側とに吊り下げ固定するときに、横張り用留め付け金具の位置決めを容易にするためであり、また、2つの第2の吊り下げ用溝65,66を短辺からほぼ等しい距離だけ内側の位置に形成したのも、同じ装飾部材を右縁側と左縁側とに吊り下げ固定するときに、縦張り用留め付け金具の位置決めを容易にするためであって、それぞれそのような位置に形成することが本発明の所期の目的を達成するのに必須の構成でないことは当然である。
本発明による建物外壁部への装飾部材の施工構造が施工されている建物の外観を示す斜視図。 装飾部材の一例を示しており、図2aは表面側から見た斜視図、図2bは裏面側から見た斜視図である。 横張り用留め付け金具を示しており、図3aは斜視図、図3bは側面図である。 図2に示す装飾部材を建物の窓の開口部の周囲の上縁部分に横張り施工した施工構造を示す図。 図4のV−V線による断面図。 図2に示す装飾部材を建物の窓の開口部の周囲の下部部分に横張り施工した施工構造を示す図。 図2に示す装飾部材を建物の窓の開口部の周囲の右側部部分に縦張り施工した施工構造を示す図。 縦張り用留め付け金具を示しており、図8aは斜視図、図8bは側面図である。 従来法により飾部材を建物の窓の開口部の周囲の上縁部分に横張り施工した施工構造を示す図4に相当する図。 従来法で用いられる縦張り用留め付け金具を示す図。
符号の説明
20…外壁材、50…留め付け金具(横張り用)、55…留め付け金具(縦張り用)51、56…基板、52、57…下係止爪、53、59…上係止爪、60…装飾部材、60a…装飾部材の左右の短辺、60b…装飾部材の平坦な下辺、63…装飾部材の凹凸のある上端、64…第1の吊り下げ用溝、65,66…第2の吊り下げ用溝、64a,64b、65a,65b、66a,66b、…係合溝、64c…係合溝の先端

Claims (6)

  1. 建物外壁部への装飾部材の施工構造であって、
    装飾部材として奥側が互いに近接する方向に傾斜した2条の係合溝からなる吊り下げ用溝を裏面に備えているものを用い、
    留め付け金具として装飾部材の前記吊り下げ用溝に係合する2条の係止爪を備えたものを用い、
    前記留め付け金具は建物外壁部へ固定されており、該固定された留め付け金具の2条の係止爪に前記吊り下げ用溝の2条の係合溝を係合させた状態で前記装飾部材が建物外壁部に吊り下げ固定されていることを特徴とする建物外壁部への装飾部材の施工構造。
  2. 装飾部材として、前記構成の第1の吊り下げ用溝が長辺に沿うようにして形成されている装飾部材が用いられていることを特徴とする請求項1に記載の建物外壁部への装飾部材の施工構造。
  3. 装飾部材として、前記構成の第2の吊り下げ用溝が左右の短辺に沿うようにして2つ形成されている装飾部材が用いられており、前記留め付け金具の係止爪はそのいずれか一方の第2の吊り下げ用溝にのみ係合していることを特徴とする請求項1に記載の建物外壁部への装飾部材の施工構造。
  4. 装飾部材として、請求項2に記載の第1の吊り下げ用溝と請求項3に記載の第2の吊り下げ用溝の双方を備えた装飾部材が用いられており、前記留め付け金具はそのいずれか1つの吊り下げ用溝にのみ係合していることを特徴とする請求項1に記載の建物外壁部への装飾部材の施工構造。
  5. 建物の外壁部における窓等の開口部の周囲への装飾部材の施工構造であって、
    装飾部材として、裏面に、奥側が互いに近接する方向に傾斜した2条の係合溝からなる第1の吊り下げ用溝が長辺に沿うようにして形成され、同様な2条の係合溝からなる第2の吊り下げ用溝が左右の短辺に沿うようにして2つ形成されている装飾部材を用い、
    留め付け金具として、装飾部材の裏面に形成した前記第1と第2の吊り下げ用溝のいずれかに係合する2条の係止爪を備えたものを用い、
    前記開口部の上縁部分および下縁部分には、前記留め付け金具がその係止爪を上縁および下縁に平行な姿勢で上縁および下縁に沿って固定されており、前記開口部の右側縁部分および左側縁部分には前記留め付け金具が係止爪を右側縁および左側縁に直交する姿勢で右側縁および左側縁に沿って固定されており、
    上縁に沿って固定した留め付け金具には前記第1の吊り下げ用溝を係合爪に係合させた姿勢で装飾部材が横張り状態で吊り下げ固定されており、下縁に沿って固定した留め付け金具には同じ形状の装飾部材が上下方向を反転させかつ第1の吊り下げ用溝を係合爪に係合させた姿勢で横張り状態で吊り下げ固定されており、
    右側縁側に沿って固定した留め付け金具には前記第2の係合溝の一方を係合爪に係合させた姿勢で装飾部材が縦張り状態で吊り下げ固定されており、左側縁側に沿うようにして固定した留め付け金具には同じ形状の装飾部材が上下方向を反転させかつ第2の係合溝の他方を係合爪に係合させた姿勢で縦張り状態で吊り下げ固定されている、
    ことを特徴とする建物外壁部への装飾部材の施工構造。
  6. 建物外壁部へ留め付ける矩形状の装飾部材であって、裏面に、奥側が互いに近接する方向に傾斜した2条の係合溝からなる第1の吊り下げ用溝が長辺に沿って形成されており、同様な2条の係合溝からなる第2の吊り下げ用溝が左右の短辺に沿って2つ形成されていることを特徴とする装飾部材。
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