JP2006206976A - 複合構造物形成システム及び形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 微粒子をガス中に分散させたエアロゾルを基材に衝突させて前記微粒子の構成材料からなる構造物と前記基材との複合構造物を形成する複合構造物形成システムであって、前記微粒子を収容する収容機構と、前記微粒子をガス中に分散させてエアロゾルを形成するエアロゾル化機構と、前記収容機構から前記エアロゾル化機構に前記微粒子を供給する供給機構と、前記収容機構と前記エアロゾル化機構との間のガスの流れを遮断する圧力遮断機構と、前記エアロゾル化機構に前記ガスを供給するガス供給機構と、前記エアロゾルを前記基材に向けて噴射する吐出口と、を備えたことを特徴とする複合構造物形成システムを提供する。
【選択図】 図1
Description
微粒子をガス中に分散させたエアロゾルを基材に衝突させて前記微粒子の構成材料からなる構造物と前記基材との複合構造物を形成する複合構造物形成システムであって、
前記微粒子を収容する収容機構と、
前記微粒子をガス中に分散させてエアロゾルを形成するエアロゾル化機構と、
前記収容機構から前記エアロゾル化機構に前記微粒子を供給する供給機構と、
前記収容機構と前記エアロゾル化機構との間のガスの流れを遮断する圧力遮断機構と、
前記エアロゾル化機構に前記ガスを供給するガス供給機構と、
前記エアロゾルを前記基材に向けて噴射する吐出口と、
を備えたことを特徴とする複合構造物形成システムが提供される。
微粒子をガス中に分散させたエアロゾルを基材に衝突させて前記微粒子の構成材料からなる構造物と前記基材との複合構造物を形成する複合構造物形成システムであって、
前記微粒子を収容する収容機構と、
前記微粒子をガス中に分散させてエアロゾルを形成するエアロゾル化機構と、
前記収容機構から前記エアロゾル化機構に前記微粒子を供給する供給機構と、
前記エアロゾル化機構に前記ガスを供給するガス供給機構と、
前記エアロゾルを前記基材に向けて噴射する吐出口と、
を備え、
前記収容機構と前記エアロゾル化機構とを連通する経路に前記微粒子を押し固めた圧粉体を充填することにより前記ガスの流れを遮断することを特徴とする複合構造物形成システムが提供される。
また、前記エアロゾルの流束を加速させる加速機構と、前記エアロゾルの流束を均一化させる整流機構の少なくともいずれかをさらに備えたものとすれば、均一なエアロゾルのビームを形成し、またエアロゾルを高速で基材に衝突させ緻密な構造物を確実に形成できる。
収容機構とエアロゾル化機構との間のガスの流れを遮断しつつ前記収容機構から前記エアロゾル化機構に微粒子を搬送する工程と、
前記搬送された前記微粒子をガス中に分散させてエアロゾルを形成する工程と、
前記エアロゾルを前記基材に向けて噴射することにより前記微粒子の構成材料からなる構造物と前記基材との複合構造物を形成する工程と、
を備えたことを特徴とする複合構造物形成方法が提供される。
図1は、本発明の実施の形態にかかる複合構造物形成システムの基本構成を例示する模式図である。すなわち、同図は、エアロゾルデポジション装置の構成を例示する概念図である。
つまり、圧力遮断機構5は、エアロゾルデポジションを実行できるように、収容機構1の圧力とエアロゾル化機構4の圧力との間に圧力差を設けるものであればよい。
なお、本具体例において、第2具体例に関して前述した如く、収容機構1を大気に開放してもよい。このようにすれば、原料となる粉体30を常に補充することが可能となり、生産性に極めて優れたエアロゾルデポジション装置を実現できる。
次に、本発明において設けることができる圧力遮断機構5の具体的な構造について説明する。
すなわち、収容機構1の鉛直下方に供給機構2及び圧力遮断機構5が設けられている。供給機構2から排出された粉体は、エアロゾル化機構4においてガス供給機構3から供給されるガスの流れに乗って、エアロゾルを形成し、吐出口6から基材7に向けて噴射される。この時、圧力遮断機構5によって収容機構1の圧力とエアロゾル化機構4の圧力とが遮断されているので、収容機構1をいつでも大気圧に開放して粉体30を補充することができる。
すなわち、この具体例においては、収容室101の下方に圧縮手段214が設けられ、収容室101の中に収容されている粉体30を圧縮して、圧粉体30Pが形成される。この圧粉体30Pは、圧縮手段214による圧力により下方に押し出され、解砕手段414により解砕される。解砕手段414としては、例えば、振動体などを用いることができる。つまり、圧粉体30Pに振動を与えることにより、凝集した粉体を解きほぐすことができる。
すなわち、本具体例においては、収容室101に収容された粉体30を偏平形状のローラ215により押し固める。押し固められた圧粉体30Pは、ベルトコンベア状の搬送機構216により下方に向けて搬送される。圧粉体30Pの下方には、解砕ローラ415が設けられている。すなわち、略円筒形の解砕ローラ415は、その円周表面に所定の凹凸が形成されている。解砕ローラ415を矢印の方向に回転させ、粉体が凝集した圧粉体30Pを当接させると圧粉体30Pが解きほぐされる。このようにして解きほぐされた粉体は、ガス供給機構3から供給されるガスの流れに混合されてエアロゾルが形成され、ガス流に沿って流れる。
すなわち、本具体例においては、収容室101に収容された粉体30をプロペラ状の加圧手段217により押し固める。押し固められた圧粉体30Pは、加圧手段217の回転に応じて、同図に矢印で表したように回転しながら下方に向けて押し出される。圧粉体30Pの下方には、解砕手段416が設けられている。解砕手段416は、例えば、その表面に所定の凹凸が形成された板状体とすることができる。このような解砕手段415に圧粉体30Pが回転しながら押しつけられると、表面の凹凸によって圧粉体30Pが解きほぐされる。このようにして解きほぐされた粉体は、エアロゾル化室401において、ガス供給機構3から供給されるガスの流れに混合されてエアロゾルが形成され、ガス流に沿って流れる。
なお、本具体例における解砕手段416としては、図6に関して前述したような振動体を用いてもよい。
すなわち、本具体例においては、収容室101に収容された粉体30をピストン218により押し固める。すなわち、ピストン218は矢印で表したように上下に反復運動し、粉体30を下方に押し固めて圧粉体30Pを形成する。押し固められた圧粉体30Pは、ベルトコンベア状の搬送機構216により下方に向けて搬送される。なお、搬送機構216を設けずに、ピストン218による圧力で圧粉体30Pを下方に移動させるようにしてもよい。圧粉体30Pの下方には、解砕手段417が設けられている。解砕手段417は、例えば、図6に関して前述したものと同様に振動体とすることができる。解砕手段417を振動させ、粉体が凝集した圧粉体30Pを当接させると、圧粉体30Pが解きほぐされる。このようにして解きほぐされた粉体は、ガス供給機構3から供給されるガスの流れに混合されてエアロゾルが形成され、ガス流に沿って流れる。
図10は、本具体例のエアロゾル発生ユニットの具体的な構造を例示する模式図である。
そして溝203内の粉体30は、回転テーブル201の回転によってエアロゾル化室401に送られ、ここでエアロゾルが生成される。溝203の大きさを変更したり駆動手段にて回転速度を変更したりすることによって、粉体輸送量を調節することが可能である。
また、図12は、図11のA−A線断面図である。
図13は、図10乃至図12に関して前述したエアロゾル発生ユニットの模式断面図である。
すなわち、収容室101の中に、加圧手段102が設けられている。加圧手段102は、回転テーブル201の溝203の中に、粉体30を圧粉化させた状態で押し込める役割を有する。
また、図15は、加圧手段の作用を説明するための模式図である。
図16は、エアロゾル化室の構造を表す模式図である。
本具体例においては、エアロゾル化室401には、圧力遮断手段の一部としての気密シール408が付設されている。気密シール408としては、例えば、回転テーブル201に接触するゴムなどの弾性体を用いることができる。つまり、回転テーブル201の回転動作を許容しつつ、回転テーブル201とエアロゾル化室401との「隙間」を解消し、収容室101の圧力とエアロゾル化室401の圧力とを遮断できるようにされている。また、本具体例においては、溝203に粉体30が圧粉化された状態で押し固められているので、その圧粉体30Pの表面をゴムなどの気密シール408により圧接することで、気密が維持されて、圧力を遮断できる。
図17は、溝封止部409を説明するための概念図である。
すなわち、本具体例においては、溝203の中に押し固められた圧粉体30Pは、エアロゾル化室401において、粉体解砕ピン402により掻き出され、ガス流によって排出される。従って、粉体30が取り出された後の溝203は、空の状態となる。溝封止部409は、この空の状態の溝203を塞ぐ役割を有する。溝203を塞ぐことにより、エアロゾル化室401の気密が維持され、収容室101との間で確実に圧力遮断できる。溝封止部409としては、例えば、溝203の形状に合わせたゴムやプラスチックなどの成形体を用いることができる。圧粉体30Pが排出されて空になった溝203をこのような成形体で埋めることにより、エアロゾル化室401の気密を維持し圧力を遮断できる。
さて、本発明においては、以上説明したように粉体30を押し固めて圧粉体30Pを形成し、収容機構1とエアロゾル化機構4との間の搬送路を遮断するなどしてこれらの圧力を遮断することができる。ところが、原料として用いる粉体30の性質によっては、押し固めて圧粉体30Pを形成することが容易でない場合もあり得る。
このような場合に、粉体30にバインダを添加することにより圧粉化を促進させることができる。
図18は、このようなバインダ添加プロセスを導入したエアロゾルデポジション装置の動作を例示するフローチャートである。
すなわち、ステップS101において、収容機構1に収容されている粉体30にバインダを添加する。バインダは、液体でも固体でもよい。バインダは、粉体30と化学的に過度な反応を起こさず、均一に添加でき、不純物として悪影響を及ぼさず、除去も容易であるものであることが望ましい。バインダとして液体を用いる場合、例えば、水やアルコール、あるいはその他の揮発性有機溶剤など、各種のものを用いることが可能である。また、バインダとして固体を用いる場合には、粉体30に添加して圧粉化を容易にするような材料からなる粉末を用いることができる。
これらバインダは、収容機構1において粉末30に添加してもよく、また予め粉体30に添加した状態で収容機構1に充填してもよい。
次に、圧粉化した圧粉体をステップS103において収容機構1からエアロゾル化機構4に搬送する。
次に、ステップS104において、圧粉体を解砕し、必要に応じてバインダを除去する。圧粉体の解砕の方法としては、例えば、図6〜図9、図11、図12に関して前述したような解砕手段、解砕ローラ、解砕ピンをはじめとした各種のものを用いることかできる。
このようにして解砕し、バインダを適宜除去した粉体は、エアロゾル化機構4においてエアロゾル化される。
すなわち、本具体例の場合、収容機構1と供給機構2との間に、バインダ添加機構42が設けられている。バインダ添加機構42は、収容機構1に収容されている粉体30に液体や固体のバインダを適宜添加する役割を有する。このようにしてバインダが添加された粉体は、押し固められて圧粉化され、供給機構2によって、解砕・除去機構44に搬送される。圧粉体を形成することにより、収容機構1の圧力とエアロゾル化機構4の圧力とが遮断(圧力遮断機構5)され、両者の間の圧力差が所定の範囲内に維持される。解砕・除去機構44に搬送された圧粉体は、図18のステップS104に関して前述したように、解きほぐされ、バインダが適宜除去されて粉体の状態に戻される。この粉体は、エアロゾル化機構4においてエアロゾル化される。
以下、このような圧力遮断機構を備えたエアロゾルデポジション装置の具体例について説明する。
そして、本実施形態によれば、さらに定量機構25を設けることにより、吐出口6から噴射されるエアロゾル中の微粒子の濃度を制御し、基材7上に形成される膜状構造物の膜厚や膜質を確実に制御できる。この場合、エアロゾル中の微粒子濃度を終始一定に維持することにより、膜状構造物の堆積速度を一定にして正確な厚みの膜状構造物を形成できる。また、膜質も均質にできる。
図21は、定量機構25の構造を例示する模式図である。
すなわち、定量機構25は、定量化室502の中に可変絞り機構504を設けた構造とすることができる。可変絞り504は、エアロゾルを通過させる流路の抵抗を変化させる流路抵抗可変手段として作用する。可変絞り機構504の1次側には、搬入管506が接続され、エアロゾル発生ユニットASGからエアロゾルが供給される。また、可変絞り機構504の2次側には、ガス導入管508が接続され、ガス供給機構3から希釈用のガスが供給される。また、可変絞り機構504の2次側には、排出管510が接続され、定量されたエアロゾルが構造物作製室8に向けて供給される。
すなわち、可変絞り機構504は、相対的な配置関係が可変とされた複数の絞り板504Sを有する。そして、これら絞り板504Sにより形成される開口504Aのサイズが可変とされている。なお、絞り板504Sの形状やサイズ、数、配置関係などは図22に例示したものに限定されず、その他各種の変型例を同様に用いることができる。要は、エアロゾルが通過する開口504Aのサイズあるいはコンダクタンスが可変とされていればよい。
本具体例においても、定量機構25は、定量化室502の中に可変絞り機構504が設けられた構造を有する。ただし、可変絞り機構504の1次側には、搬入管506とともに、1次排出管512が接続され、可変絞り機構504の1次側からエアロゾルを排出可能とされている。
このような1次排出管512を設けると、エアロゾルの定量制御の自由度が広がる。
本具体例においては、エアロゾル化機構4から搬送管10を介して定量機構25へエアロゾルが搬出される。また、定量機構25の先には加速機構11が設けられ、さらにその先には整流機構12を介して吐出口6が設けられている。
加速機構11においては、流路径に差を設けることにより得られるジェット気流や圧縮効果などを利用して、エアロゾルの流速が加速される。
すなわち、加速機構11としては、図25に表したように、流路径の狭い部分1102と、流路径の広い部分1104とを設けることにより形成されるジェット気流を利用することができる。
すなわち、整流機構12としては、図27に表したように、流路1202の径を徐々に広げることによるエアロゾルの等方拡散効果を利用することができる。
そして、本具体例においても、圧力遮断機構5を設けることにより、収容機構1の圧力や雰囲気ガスをエアロゾル化機構4の圧力や雰囲気ガスとは異なる状態に維持できる。
そして、本具体例においても、圧力遮断機構5を設けることにより、収容機構1の圧力や雰囲気ガスをエアロゾル化機構4の圧力や雰囲気ガスとは異なる状態に維持できる。
本具体例においても、定量機構25により定量化されたエアロゾルは、加速機構11、整流機構12を介して吐出口6から基材7に向けて噴射される。基材7は、支持走査機構13の上に支持され、XYZθ方向の少なくともいずれかに適宜変位させながら膜状構造物を形成できる。
さらに、本具体例においては、吐出口6と基材7との間に、エアロゾルの濃度を計量する計量機構14が配置されている。計量機構14は、吐出口6から噴射されるエアロゾルに含まれる微粒子の濃度を検知する。
図31は、本発明において用いることができる計量機構を例示する模式図である。
すなわち、計量機構14は、例えば、レーザ1402と、その光をモニタする受光器1404などにより構成できる。例えば、エアロゾルにレーザ1402からの光を照射し、その透過量をモニタすることにより、エアロゾルの濃度を計量できる。
そして、本具体例においても、圧力遮断機構5を設けることにより、収容機構1の圧力や雰囲気ガスをエアロゾル化機構4の圧力や雰囲気ガスとは異なる状態に維持できる。
そして、本具体例においても、圧力遮断機構5を設けることにより、収容機構1の圧力や雰囲気ガスをエアロゾル化機構4の圧力や雰囲気ガスとは異なる状態に維持できる。
図37は、解砕機構15の構造を例示する模式図である。
すなわち、解砕機構15は、エアロゾルを噴出するノズル1502と、その前方に設けられた衝撃板1504と、を有する。ノズル1502から噴出されたエアロゾルに含まれる粉体30は、衝撃板1504に衝突した時に、衝撃力を受ける。この衝撃力により、凝集した微粒子が分解したり、粗大な微粒子が破壊されて微細な微粒子に分裂する。本発明においては、図6乃至図19に関して前述したように、粉体を圧粉体30Pにすることにより収容室とエアロゾル化室の圧力を遮断するので、圧粉体30の解砕が不十分であると、微粒子の凝集体がエアロゾルに含まれることがある。このような場合に、解砕機構15を用いることが有効である。
すなわち、エアロゾルの流路に、流路径の大きい箇所1506と小さい箇所1508とを交互に設ける。このようにすると、流路径の小さい箇所1508においてはガスが圧縮され、流路径の大きい箇所1506においてはガスが膨張する。このような圧縮と膨張とを繰り返すと、エアロゾルに含まれる微粒子あるいは粉体に剪断力が作用する。この剪断力により、凝集した微粒子が分解したり、粗大な微粒子が破壊されて微細な微粒子に分裂する。
図39は、本発明において用いることができる分級機構の構造を例示する模式図である。
そして、本具体例においても、圧力遮断機構5を設けることにより、収容機構1の圧力や雰囲気ガスをエアロゾル化機構4の圧力や雰囲気ガスとは異なる状態に維持できる。本発明においては、図6乃至図19に関して前述したように、粉体を圧粉体30Pにすることにより収容室とエアロゾル化室の圧力を遮断するので、解砕機構15や分級機構16を用いることが特に有効である。
また、計量機構14が構造物作製室8内に設けられ、吐出口6から噴射されたエアロゾルの濃度を計量機構14により計測して定量機構25にフィードバックすることができる。そして、本具体例においても、圧力遮断機構5を設けることにより、収容機構1の圧力や雰囲気ガスをエアロゾル化機構4の圧力や雰囲気ガスとは異なる状態に維持できる。
例えば、以上の示したいずれの本発明における実施の形態においても、粉体の圧縮手段としては、楕円系の回転軸を利用して圧縮する方式、ピストン方式、プロペラ方式、ガス圧縮、振動、超音波などを利用した方式などの各種の方式を用いることができる。
また、本発明における実施の形態において粉体の供給機構としては、ベルト搬送方式、螺旋駆動方式、振動、超音波などを利用した方式などでも良い。
2 供給機構
3 ガス供給機構
4 エアロゾル化機構
5 圧力遮断機構
6 吐出口
7 基材
8 構造物作製室
9 排気機構
10 予備収容機構
11 加速機構
12 整流機構
13 支持走査機構
14 計量機構
15 解砕機構
16 分級機構
17 支持走査機構
18 配管
22 加圧手段
25 定量機構
30 粉体
30P 圧粉体
42 バインダ添加機構
44 解砕・除去機構
73 溝
74 エアロゾル化室
101 収容室
102 加圧手段
103 圧接体
201 回転テーブル(回転体)
201、203 溝
205 ベルトコンベア
206、207 プーリ
210 供給管
212 振動発生手段
214 圧縮手段
216 供給管
217 搬送手段
218 搬送管
401 エアロゾル化室
402 粉体解砕ピン
403 ガス導入口
404 エアロゾル導出口
405、406 ジョイント
408 気密シール
409 溝封止部
412 揺動機構
414 解砕手段
416 ガス供給管
502 定量化室
504 可変絞り
504A 開口
504S 板
506 搬入管
508 ガス導入管
510 排出管
512 次排出管
1106 流路
1202 流路
1204 障害物
1402 レーザ(投光手段)
1404 受光器
1406 センサ
1408 重量測定手段
1502 ノズル
1504 衝撃板
1602 バッフル
Claims (16)
- 微粒子をガス中に分散させたエアロゾルを基材に衝突させて前記微粒子の構成材料からなる構造物と前記基材との複合構造物を形成する複合構造物形成システムであって、
前記微粒子を収容する収容機構と、
前記微粒子をガス中に分散させてエアロゾルを形成するエアロゾル化機構と、
前記収容機構から前記エアロゾル化機構に前記微粒子を供給する供給機構と、
前記収容機構と前記エアロゾル化機構との間のガスの流れを遮断する圧力遮断機構と、
前記エアロゾル化機構に前記ガスを供給するガス供給機構と、
前記エアロゾルを前記基材に向けて噴射する吐出口と、
を備えたことを特徴とする複合構造物形成システム。 - 微粒子をガス中に分散させたエアロゾルを基材に衝突させて前記微粒子の構成材料からなる構造物と前記基材との複合構造物を形成する複合構造物形成システムであって、
前記微粒子を収容する収容機構と、
前記微粒子をガス中に分散させてエアロゾルを形成するエアロゾル化機構と、
前記収容機構から前記エアロゾル化機構に前記微粒子を供給する供給機構と、
前記エアロゾル化機構に前記ガスを供給するガス供給機構と、
前記エアロゾルを前記基材に向けて噴射する吐出口と、
を備え、
前記収容機構と前記エアロゾル化機構とを連通する経路に前記微粒子を押し固めた圧粉体を充填することにより前記ガスの流れを遮断することを特徴とする複合構造物形成システム。 - 前記エアロゾル化機構は、前記圧粉体を解きほぐす解砕手段を有することを特徴とする請求項2記載の複合構造物形成システム。
- 前記エアロゾルを形成している状態において、前記エアロゾル化機構の圧力は大気圧よりも高い状態または低い状態にあり、前記収容機構の圧力は大気圧に略等しいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の複合構造物形成システム。
- 前記収容機構に前記微粒子を補充可能な予備収容機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の複合構造物形成システム。
- 前記収容機構に収容された前記微粒子にバインダを添加するバインダ添加機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の複合構造物形成システム。
- 前記微粒子に添加されたバインダを除去する除去手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6記載の複合構造物形成システム。
- 前記吐出口と前記基材とを収容する構造物作製室と、
前記構造物作製室の内部空間を大気圧よりも減圧状態に維持可能とした排気手段と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の複合構造物形成システム。 - 前記エアロゾル中の前記微粒子の濃度を定量化する定量機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の複合構造物形成システム。
- 前記エアロゾルに含有される前記微粒子の濃度を検知する計量機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の複合構造物形成システム。
- 前記計量機構により検知された情報に基づき前記定量機構を制御することを特徴とする請求項10記載の複合構造物形成システム。
- 前記計量機構は、前記エアロゾル化機構または前記エアロゾル化機構と前記定量機構との間に設けられたことを特徴とする請求項10記載の複合構造物形成システム。
- 前記エアロゾルに含まれる前記微粒子を解砕する解砕機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の複合構造物形成システム。
- 前記エアロゾルに含まれる前記微粒子の粒度を選別する分級機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載の複合構造物形成システム。
- 前記エアロゾルの流束を加速させる加速機構と、前記エアロゾルの流束を均一化させる整流機構の少なくともいずれかをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに記載の複合構造物形成システム。
- 収容機構とエアロゾル化機構との間のガスの流れを遮断しつつ前記収容機構から前記エアロゾル化機構に微粒子を搬送する工程と、
前記搬送された前記微粒子をガス中に分散させてエアロゾルを形成する工程と、
前記エアロゾルを前記基材に向けて噴射することにより前記微粒子の構成材料からなる構造物と前記基材との複合構造物を形成する工程と、
を備えたことを特徴とする複合構造物形成方法。
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