JP2006206668A - コークス炉装入車のガス着火装置 - Google Patents

コークス炉装入車のガス着火装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装入フード内に流入する装炭ガスに確実に着火可能で、燃料の漏洩、火災、爆発の危険性がなく、燃料を用いる場合に必要となる設備や、燃料を補給するための作業を必要としないコークス炉装入車のガス着火装置を提供する。
【解決手段】装入車からコークス炉の装入口に石炭を導く装入スリーブ10と前記装入スリーブの外側に設けられた装入フード11との間に形成されるガス流入空間16に配置され、前記ガス流入空間内のガスに着火するコークス炉装入車のガス着火装置であって、棒状の発熱体を有することを特徴とするコークス炉装入車のガス着火装置を用いる。発熱体8と、前記発熱体に電流を供給する導体2との接続部3が、隔壁4によりガス流入空間と分離されていること、接続部への送風手段を備えることが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、コークス炉の炭化室上方にある装入口に装入車から石炭を装入する際に、前記装入車の装入フード内のガスに着火する、装入車のガス着火装置に関するものである。
図5及び図6に示すコークス炉20の炉体21には、石炭Cが装入される炭化室22と、ガスが燃焼する燃焼室23とが交互に配置されており、炭化室22と燃焼室23とは炉壁レンガにより仕切られている。石炭Cは炭化室22内で燃焼室23から伝わる熱によって昇温、乾留されてコークスに変わる。このとき炭化室22から発生するコークスガスは、上昇管25に設置された図6中のエジェクタ27によってドライメーン26に向け吸引され、離れた場所にある図示しない貯蔵設備へ送られる。生成したコークスは、炭化室22の図5中手前側と図示しない奥側にある、両側の炉蓋を開いた上で、図5中手前側から押出機40により押し出されて奥側に配置した図示しない消火電車上に移され、冷却された後、高炉等での利用に供せられる。
また、コークス炉20の炉体21には、炉頂ダクト41が配設されており、炉頂ダクト41の下流側には、図6に示すように、集塵機42、ブロア43及び煙突44等が設置されている。
石炭Cを炭化室22に装入するには、装入車30が用いられる。装入車30は炉体21上に敷設された軌条28上を走行する。装入車30をある炭化室22上方にある装入口24上で停止し、装入口24を開き、装入車30のホッパ31と装入口24とを接続し、石炭Cを装入口24から炭化室22へ装入する。装入が完了次第、装入車30が別の装入口24上まで走行して停止し、というように、順次別の炭化室22への装入を行う。
ところで、石炭Cを装入口24を開いて炭化室22に装入する際、炭化室22内から装炭ガスGが放出する。装炭ガスGは、炭化室22に残存しているコークスガス、水蒸気、炭塵等が混合したものであり、ベンゼン等、大気中にそのまま放出するには問題のある成分も含むとともに、引火すると爆発の危険性も有するガスである。したがって、コークス炉20から装炭ガスGがそのまま大気中に放出するのを抑制するとともに、引火するのを抑制しなければならない。このため、放出する装炭ガスGの一部を上昇管25に設置されたエジェクタ27によってドライメーン26に向け吸引している。また、それだけでは取り切れない装炭ガスGの残りを、ブロア43により装入口24から炉頂ダクト41に向け吸引しつつ燃焼させ、燃焼した装炭ガスGを炉頂ダクト41からさらに集塵機42に向け吸引して、集塵機42では除塵し、その後、煙突44から大気中に放散している。
装炭ガスGを装入口24から炉頂ダクト41に向け吸引しつつ燃焼させるために、装入車30に装着する集塵フードがある(例えば、特許文献1を参照。)。特許文献1に記載の集塵フードの一例を図7に示す。
特許文献1に記載の集塵フードは、装入スリーブ10とその外側の装入フード11とを備え、装入スリーブ10と装入フード11とが二重管構造をなしている。
装入スリーブ10は上部スリーブ10Uと下部スリーブ10Lとからなり、上部スリーブ10Uが装入車30のホッパ31の下部にあたる図6中のフィーダー32に接続されているとともに、その下部には、上部スリーブ10Uに対し上下にスライド可能に下部スリーブ10Lが接続されており、下部スリーブ10Lがスライドすることによって装入スリーブ10は上下に伸縮可能な構成となっている。この伸縮動作により、下部スリーブ10Lの下端が炉体21と着脱するしくみになっており、さらに、下部スリーブ10Lの下端にはガス導入口14が形成されていて、装入スリーブ10と装入フード11との間のガス流入空間16に、放出してくる装炭ガスGを導入するしくみになっている。
装入フード11は上部フード11Uと下部フード11Lとからなり、上部フード11Uが装入車30のフィーダー32の下部に固定され、上部フード11Uに対し上下にスライド可能に下部フード11Lが接続されており、下部フード11Lがスライドすることによって装入フード11は上下に伸縮可能な構成となっている。下部フード11Lの下端には空気取込口15が形成されている。上部フード11Uの上方には、ダクト12が接続されており、ダクト12は図6に示す集合ダクト13に接続しており、集合ダクト13は、図5、6で示した炉頂ダクト41と着脱可能なように構成されている。
また、装入スリーブ10と装入フード11との間のガス流入空間16に着火が可能な着火装置1が設置されている。
装入車30から炭化室22に石炭Cを装入する場合、装入車30を、これから石炭Cを装入しようとするある炭化室22の上方位置まで走行させて停止させ、図示しないリフテイングマグネットにより、これも図示しない装入口24の蓋を取り外し、集塵フード100から装入スリーブ10の下部スリーブ10L及び装入フード11の下部フード11Lを、そのある炭化室22上方にある装入口24に向け降下させる。そして、装入口24に下部スリーブ10Lの下端を接続する。また、図6に示す集合ダクト13を炉頂ダクト41と接続する。
石炭Cは装入車30のホッパ31からフィーダー32及び装入スリーブ10を通って装入口24に至り、装入口24から炭化室22に装入される。また、ブロア43が炭化室22から装炭ガスGを吸引する。装炭ガスGは、装入口24から下部スリーブ10Lのガス導入口14を経て装入スリーブ10と装入フード11との間のガス流入空間16に流入し、下部フード11Lの空気取込口15からガス流入空間16に流入する空気Aと混合され、着火装置1によって着火され、ガス流入空間16内で燃焼する。燃焼した装炭ガスGはガス流入空間16からダクト12に向け吸引されて、集合ダクト13を通って炉頂ダクト41へ流入する。
着火装置1には、従来、種々の方式が知られている。公知技術として、プロパンまたは重油などのバーナ、電気プラグ、ニクロム線、さらに、新規技術として、装炭装置の外筒に固体燃料を収納する燃焼ボックスを取付けた吸引ガス着火装置が知られている(例えば、特許文献2を参照。)。
特開昭63−273695号公報 特開昭48−78202号公報
しかしながら、特許文献2に記載の着火装置は、以下に述べる問題を有していた。
すなわち、プロパンまたは重油などのバーナは、気体あるいは液体の燃料を用いているため、燃料の漏洩、火災、爆発を引き起こす危険性があるという問題があった。また、燃料を用いる場合に必要となる設備のほか、燃料を補給するための作業が必要となるため、設備コストがかかり、さらに、燃料の消費に伴うランニングコストがかかるため、経済的でないという問題もあった。
電気プラグでは、着火源となる高温領域がごく狭く、かつ、瞬間的に作動するだけであるため、装炭ガスの成分や量が、装入フード内で一様に分布しない場合や時間的に変動する場合に、着火できないという問題があった。
ニクロム線では、上限使用温度が1200℃程度と低く、装炭ガス燃焼時に高温になり溶断する場合があるという問題があった。
また、固体燃料では、固体燃料の補給が頻繁に必要になるという問題があった。さらに、固体燃料を収納する燃焼ボックスが、高温のため破損する場合があるという問題もあった。
本発明は、上記した従来技術の問題を解決するべくなされたものであり、装入フード内に流入する装炭ガスに確実に着火可能で、燃料の漏洩、火災、爆発の危険性がなく、燃料を用いる場合に必要となる設備や、燃料を補給するための作業を必要としないコークス炉装入車のガス着火装置を提供するものである。
本発明は上記問題を解決するために以下のような構成をとる。
請求項1に係る発明のコークス炉装入車のガス着火装置は、装入車からコークス炉の装入口に石炭を導く装入スリーブと前記装入スリーブの外側に設けられた装入フードとの間に形成されるガス流入空間に配置され、前記ガス流入空間内のガスに着火するコークス炉装入車のガス着火装置であって、棒状の発熱体を有することを特徴とするコークス炉装入車のガス着火装置である。
請求項2に係る発明のコークス炉装入車のガス着火装置は、発熱体と、前記発熱体に電流を供給する導体との接続部が、隔壁によりガス流入空間と分離されていることを特徴とする請求項1に記載のコークス炉装入車のガス着火装置である。
請求項3に係る発明のコークス炉装入車のガス着火装置は、接続部への送風手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のコークス炉装入車のガス着火装置である。
本発明によれば、上記のような着火装置であるため、装入フード中の空間内に流入する装炭ガスに確実に着火可能となり、燃料の漏洩、火災、爆発の危険性がなくなり、燃料を用いる場合に必要となる設備のほか、燃料を補給するための作業をなくすことができ、設備コスト、ランニングコストを低減できる。
本発明の一実施形態を図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は本実施の形態に係る着火装置の断面図、図2(a)は本実施の形態に係る着火装置を組み込んだ集塵フード100の縦断面図、図2(b)は図2(a)におけるB位置から見た水平断面図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る着火装置1は、棒状の発熱体8を有するものである。発熱体8の両端には、発熱体8に電流を供給するための導体2を接続部3を介して接続している。
着火装置1を構成する発熱体8は、金属を用いることも可能であるが、後述のように、装入フード11と装入スリーブ10との間のガス流入空間16はおよそ1100℃の高温となり、さらに発熱体8の表面に炭塵が付着し燃焼すると発熱体表面はおよそ1400℃の高温となる場合もあり、それよりも融点の高い材質であることが好ましく、その観点からはセラミックのように非金属材質のものも好ましい。
発熱体8にセラミックを用いる場合は、脆く、割れたり欠けたりしやすいため、導体2の接続は、発熱体8外面に導体2を接触させ、導体2の上からクランプ等により締め付けることで行うことが好ましい。導体2は、図示しない電源に接続されている。
なお、棒状の発熱体とは、発熱体が直線の棒状態のものだけでなく、その一部を屈曲させたU字状、コの字状等の曲線状のものも含み、さらに3次元的な直線または曲線状とする場合も含むものであるが、表面に凹みがなく、また、内部にも空洞がないことを意味するものとする。内部に空洞がある状態とは、例えばコイルのように、発熱体をらせん状に形成することで、軸心部分に空隙が形成されている状態である。棒の断面形状は、円形でも、多角形でも、その他の形状でもよいが、円形の場合なら直径、長方形の場合なら長辺、という具合に、最も太い部分の断面寸法にして、太さ5〜20mmとするのが好ましい。
本発明では、発熱体を用い、燃料を一切使用しないことから、燃料の漏洩、火災、爆発の危険性がなく安全であり、加えて、燃料を用いる場合に必要となる設備のほか、燃料を補給するための作業、そして、燃料そのものが不要となることから、設備コストやランニングコストが省略できるので経済的である。
さらに、発熱体を棒状とすることで、着火源となる領域が広くなり、装炭ガスの成分や量が、装入フード内で一様に分布していない場合でも確実に着火できるようになる。また、常時着火源として機能するため、装炭ガスの成分や量が、時間的に変動する場合でも確実に着火させることが可能である。
また、発熱体を空洞がない棒状とすることで、ガス流入空間内でガスと接触しても炭塵が付着せず、長期間使用することができるようになる。また、セラミックの発熱体を用いれば、上限使用温度が装炭ガス燃焼時の温度に比べて高く、一層確実に、炭塵の付着を防止でき、長期間使用することができるようになる。
棒状の発熱体8とそれに電流を供給する導体との接続部3を有する場合は、その接続部3と集塵フード100内のガス流入空間との間には、隔壁4を配置するのが好ましく、本実施の形態ではそのような配置としている。
発熱体8と導体2との接続部3と、装入フード11内のガス流入空間16との間に隔壁4を配置して、隔壁4によりガス流入空間と分離することで、接続部3は装入フード11内の高温のガスによる加熱を受けず、接続部3の熱による損耗が大幅に軽減されるので、着火装置1をより長期間使用することができる。
また、接続部3を有する場合は、接続部3への送風手段を備えることが望ましい。本実施の形態では、発熱体8と隔壁4は、装入フード11への取付けおよび取外しを容易にするため、ともに収納金物5に収納されている。収納金物5には、接続部3に向けて送風するための、送風口6が設けられており、本実施の形態では、送風口6は図示しない送風手段に接続されている。7は排風口である。なお、図1に示す両方向矢印は、着火装置1の左側部分が通気可能であることを意味し、収納金物5が開口部を有することを示している。
接続部3への送風手段を備えることで、接続部3を冷却可能であり、接続部3の熱による損耗が大幅に軽減されるので着火装置1をより長期間使用することができる。
本実施の形態では、図2に示すように、発熱体8と隔壁4は、収納金物5に内包されて装入フード11に取付けられ、着火装置1は装入スリーブ10と装入フード11との間に形成されるガス流入空間16に、その着火源となる高温になる領域が配置される。接続部3は、隔壁4によりガス流入空間16から隔てられている。
本実施の形態では、着火装置1は上記のように構成されており、次に、コークス炉に石炭を装入する際に、上記の着火装置1を用いて装炭ガスを燃焼させる一実施形態を図1、2、5、6を参照して説明する。
装入車30から炭化室22に石炭Cを装入する場合、装入車30をこれから石炭Cを装入しようとするある炭化室22の上方位置まで走行させて停止させ、集塵フード100が装入口24の上方に位置したら、リフテイングマグネットにより装入口24の蓋を取り外し、集塵フード100から装入スリーブ10の下部スリーブ10L及び装入フード11の下部フード11Lを、そのある炭化室22上方にある装入口24に向け降下させる。こうして装入口24と装入車30のフィーダー32との間に集塵フード100のセットがまず行われる。そして、装入口24に下部スリーブ10Lの下端を接続する。このとき、下部スリーブ10Lの下端と装入口24との間には、装炭ガスGが通過可能な隙間をあけておく。また、ダクト12が接続している図6で示した集合ダクト13が炉頂ダクト41と接続する。
このとき、着火装置1の発熱体8に電流を流し、発熱させ、発熱体8の表面を高温にしておく。その熱が集塵フード100内の装炭ガスGに着火するしくみである。
また、送風口6から接続部3に向けて送風しておく。
石炭Cが、装入車30のホッパ31からフィーダー32、上部スリーブ10U、下部スリーブ10L、装入口24を順番に通り、炭化室22に装入される。炭化室22に石炭Cを装入すると、装炭ガスGの一部が炭化室22から装入口24に向け上昇してくる。図6で示したブロア43が炉頂ダクト41及び集合ダクト13さらにダクト12を介して、炭化室22から上昇してくる装炭ガスGを吸引する。装炭ガスGは、装入口24から下部スリーブ10Lと装入口24との間の隙間を通り、装入フード11と装入スリーブ10との間のガス流入空間16に流入する。
ガス流入空間16に流入した装炭ガスGは、装入フード11と炭化室22上端とのすきまから吸引される空気Aと混合する。空気Aと混合した装炭ガスGは、一部が収納金物5の端の開口部から収納金物5内部へ流入し、発熱体8に接触する。発熱体8の表面は高温となっており、空気Aと混合した装炭ガスGは着火する。
装炭ガスGの成分や量が、装入フード内で一様に分布していない場合でも、発熱体を棒状とすることで、着火源となる領域が広くなり、どこか一箇所で着火すれば装炭ガスGに着火する。そして、ひとたび装炭ガスGに着火すると、装炭ガスGの燃焼は自然に進行し、周囲の装炭ガスGへ広がる。なお、装炭ガスGの成分や量が、装入フード内で一様に分布していない場合や、時間的に変動するなどした場合に、一時的に着火が途切れることがあっても、着火装置1は、常時着火可能な状態であるので、装炭ガスGの成分や量が再び着火可能な状態となった時には、直ちに着火し、燃焼が再開する。
前記燃焼の過程で、水素、メタン等の可燃成分は燃焼して除かれ、有害成分は燃焼あるいは分解して無害化される。
前記燃焼により、装入フード11と装入スリーブ10との間のガス流入空間16はおよそ1100℃の高温となる。しかしながら、例えば、炭化ケイ素の発熱体を用いた場合、発熱体の上限使用温度は1500℃程度であり、発熱体の上限使用温度をガス流入空間16の温度よりも十分高くすることができるので支障はない。
ガス流入空間16が高温となっても、接続部3との間には隔壁4があり、気体の通過を阻害しているので、接続部3にはガス流入空間16の熱が伝わらず、接続部3の温度上昇は抑えられる。さらに、送風口6から接続部3に向けて送り込まれた空気が接続部3を冷却することで、接続部3の温度上昇は一層抑えられる。このため、接続部3の損耗は大幅に軽減される。
ガス流入空間16内の装炭ガスGに含まれる炭塵が、発熱体8の表面に接触すると、接触部分で炭塵が燃焼するので、炭塵は容易に発熱体8から剥離する状態になり、重力やガス流入空間16内の流れにより剥離する。発熱体を棒状とすることで、ガス流入空間16内のガスとの接触部分には空洞がないことから、前述の剥離を妨げて付着の基点となる箇所がないので、炭塵は付着しない。これに対して、らせん状に巻いた発熱体のように発熱体の内部に空洞がある場合には、炭塵が付着する。図4は発熱体をらせん状に巻いた着火装置を用いて装炭ガスの燃焼を行なった後の発熱体の状態を示す写真であり、発熱体に炭塵が多量に付着している様子が観察される。図4に示すように炭塵が発熱体に付着すると、付着した炭塵による短絡や、付着した炭塵による断熱の結果起こる発熱体8の表面温度低下や、付着した炭塵の燃焼による発熱体8の異常過熱等の問題が発生する。本発明では棒状の発熱体を用いるため、長期間の使用が可能になる。
なお、着火装置1の形状は上記の実施形態のものに限るものでなく、例えば、図3に示すような収納金物5、送風口6を有さない構成のものを用いることもできる。接続部3を装入フード11の外部に設置することで、隔壁4を設置することなく、上記と同様の効果を有するものとすることもできる。
本発明の実施の形態に係る着火装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係る着火装置を組み込んだ集塵フードの断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る着火装置を組み込んだ集塵フードの断面図である。 らせん状に巻いた発熱体を用いた場合の写真である。 従来からあるコークス炉の斜視図である。 従来からあるコークス炉の断面図である。 従来技術である集塵フードの断面図である。
符号の説明
1 着火装置
2 導体
3 接続部
4 隔壁
5 収納金物
6 送風口
7 排風口
8 発熱体
10 装入スリーブ
10U上部スリーブ
10L 下部スリーブ
11 装入フード
11U 上部フード
11L 下部フード
12 ダクト
13 集合ダクト
14 ガス導入口
15 空気取込口
16 ガス流入空間
20 コークス炉
21 炉体
22 炭化室
23 燃焼室
24 装入口
25 上昇管
26 ドライメーン
27 エジェクタ
28 軌条
30 装入車
31 ホッパ
32 フィーダー
40 押出機
41 炉頂ダクト
42 集塵機
43 ブロア
44 煙突
100 集塵フード
A 空気
C 石炭
G 装炭ガス

Claims (3)

  1. 装入車からコークス炉の装入口に石炭を導く装入スリーブと前記装入スリーブの外側に設けられた装入フードとの間に形成されるガス流入空間に配置され、前記ガス流入空間内のガスに着火するコークス炉装入車のガス着火装置であって、棒状の発熱体を有することを特徴とするコークス炉装入車のガス着火装置。
  2. 発熱体と、前記発熱体に電流を供給する導体との接続部が、隔壁によりガス流入空間と分離されていることを特徴とする請求項1に記載のコークス炉装入車のガス着火装置。
  3. 接続部への送風手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のコークス炉装入車のガス着火装置。
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