JP2006206472A - コレステロール排出促進剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い効果を有し、かつ不快味を有しない食品成分由来の高コレステロール血症の治療薬を開発する。
【解決手段】本発明の茶葉サポニン類を有効成分とするコレステロール排出促進剤を摂取することにより、コレステロールの糞便中への排出が促進され、血中コレステロール濃度が低下するので、高脂血症及び動脈硬化の原因となる高コレステロール血症の治療剤として利用できる。また、苦味等の不快味を有していないので、特に飲食品への使用に好適である。
【選択図】なし

Description

本発明は高コレステロール血症を含む高脂血症を予防または治療するための、安全で効果の優れたコレステロール排出促進剤及びこれを含有する飲食品に関する。
高脂血症とは、血中のコレステロールおよび中性脂肪が異常に増えた状態である。特にコレステロールが高値を示す高コレステロール血症は動脈硬化の危険因子のひとつである。さらに動脈硬化は、虚血性心疾患や脳梗塞などの致命的な疾患を招く危険性があることが指摘されている。
高脂血症の最も一般的な原因は、脂質の過剰摂取や運動不足などの好ましくない生活習慣である。そのため、高脂血症の治療はまず、脂質摂取量を減らすなどの食事療法、及び運動療法によって行われ、これらの方法で改善されない場合は薬物療法がとられる。薬物療法に用いられる治療薬として第一選択薬となっているのがHMG−CoA還元酵素阻害薬である。これはスタチン系薬物とも呼ばれ、肝臓においてコレステロールの合成を阻害することで血中のコレステロール値を低下させる。また、フィブラート系薬剤、ニコチン酸誘導体、プロブコールおよび陰イオン交換樹脂なども高脂血症の治療に有効な薬物である。しかしながら、スタチン系やフィブラート系薬剤には横紋筋融解症や肝障害等の副作用が報告されている。さらに、これらの薬剤は長期間の服用が欠かせないため、医療保険財政を圧迫する一因ともなり得る。
このような背景から、高脂血症の予防や治療に効果のある食品成分の探索が精力的に行われ、多くの知見が報告されている。中でも、大豆由来タンパク質、低分子化アルギン酸ナトリウムおよびキトサンは高コレステロール血症抑制効果が高く、コレステロール値が高い人の為の特定保健用食品として認可されている。また、茶の葉から得られた抽出物にも血中コレステロールの低下などの脂質代謝改善作用が見出されており、カテキン類などの茶葉に含まれる成分を用いた高コレステロール血症や高脂血症の治療剤、例えば、茶葉から抽出された抽出物を必須成分として含有する脂質代謝食品(特許文献1)、(−)エピガロカテキンガレートを有効成分とするコレステロール上昇抑制剤(特許文献2)、(−)エピカテキンガレートを有効成分とするコレステロール排泄促進剤(特許文献3)、(−)ガロカテキンガレート又は(−)カテキンガレート或いはこれらの混合物を有効成分とする血清コレステロール低下剤(特許文献4)、茶葉に含まれる多糖類を有効成分とする抗高脂血症剤或いは血漿コレステロール降下剤(特許文献5、6)、茶葉から得られるサポニン類の血中トリグリセリド降下作用を利用した抗肥満症剤(特許文献7)などが提案されている。
しかし、上記のような食品成分由来の高脂血症治療薬はまだ数少ない。また、上記食品成分の中には、茶のカテキン類のように強い苦味等の不快味を有しているものもあり、特に飲食品に使用する場合はこの不快味が障害となり、効果を期待するのに十分な量を摂取することが困難となる懸念がある。
特開昭60−114153号公報 特公平2−44449号公報 特許第2812682号公報 特開2004−262927号公報 特開平2−286620号公報 特開平6−80580号公報 特開平8−59494号公報
本発明が解決しようとする課題は、高い効果を有し、かつ不快味を有しない食品成分由来の高脂血症の治療薬を開発することである。
このような現状に鑑み、本発明者らは高脂血症に対して強い活性を有し、しかも安全性の点でも問題のない高脂血症治療剤を提供すべく鋭意研究を重ねた。その結果、茶葉の溶媒抽出物からカテキン類を除去して得られたサポニン画分に高いコレステロール血症抑制効果があり、この効果は茶葉サポニン類のコレステロール排出促進作用によるものであることを見出し、本発明を完成した。なお、茶葉サポニン類については血中トリグリセリド降下作用による抗肥満効果は報告されていたが(特許文献7)、動脈硬化の主要原因である高コレステロール血症に対する効果は知られていなかった。
すなわち本発明は、茶(Camellia sinensis var.)の葉から得られるサポニン類を有効成分とするコレステロール排出促進剤である。
さらに本発明は、前記サポニン類が茶葉の溶媒抽出物を合成吸着剤に接触させた後、合成吸着剤から低級アルコール水溶液による濃度勾配溶出によりカテキン類を除去して得られるものであるコレステロール排出促進剤であり、さらに抽出溶媒が炭素数1〜4の低級脂肪族アルコール又はその水溶液であることを特徴とする。
また、本発明は前記コレステロール排出促進剤を有効成分として配合したことを特徴とする飲食品である。
本発明の脱カテキン茶葉抽出物を有効成分とするコレステロール排出促進剤を摂取することにより、コレステロールの糞便中への排出が促進され、血中コレステロール濃度が低下するので、高コレステロール血症の治療剤として利用できる。また、苦味等の不快味を有していないので、飲食品への使用に好適である。また、水溶性のカテキン類とは異なり、茶葉サポニン類は水に溶け難く、茶飲料にはほとんど含まれない。茶飲料を製造した後に残る茶葉の抽出滓中には茶葉サポニン類が残存しているため、茶葉抽出滓から茶葉サポニン類を抽出することができ、茶葉抽出滓の有効利用が可能となる。
本発明に使用する茶葉とは、ツバキ科茶の樹(Camellia sinensis var.) の芽又は葉であり、品種、産地を問わず使用することができる。茶葉は生であっても、飲料用に加工処理を施したものであってもよい。茶の加工処理方法としては不発酵、半発酵、発酵があるが、いずれの処理方法によるものでもよく、不発酵茶としては緑茶(煎茶、玉露、かぶせ茶、番茶、玉緑茶、抹茶、ほうじ茶等)、半発酵茶としてはウーロン茶、包種茶等、発酵茶としては紅茶が挙げられる。
本発明のコレステロール排出促進剤は、茶葉を溶媒抽出して得られた粗抽出物からカテキン類を除去することにより得られる。抽出溶媒は特に制限はないが、炭素数1〜4の1価又は多価の低級脂肪族アルコール又はその水溶液が好ましい。低級脂肪族アルコールとしてはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等を挙げることができるが、安全性、扱いやすさ等の面からエタノールが好ましく、エタノールの水溶液が最も好ましい。低級アルコール水溶液の濃度は25〜100質量%が好ましく、特に40〜60質量%が好ましい。抽出方法は特に制限はなく、抽出温度、抽出時間、攪拌条件等は任意に定めることができる。
上記抽出操作で得られた抽出液からカテキン類を分離除去することにより、目的の茶葉サポニン抽出物が得られる。抽出液からカテキン類を分離除去する方法としては、抽出液にアスコルビン酸を添加し、ついでアルカリ金属を加え、ポリフェノールの金属塩を沈殿させる方法(特開2002−97187号公報)、茶葉を温水で抽出した後、得られた茶葉抽出液を60〜90℃の温度範囲でポリビニルポリピロリドンと接触させる方法(特開2004−159597号公報)、抽出液を吸着剤に接触させて抽出液に含まれるカテキン類及びその他の成分を吸着剤に吸着させた後、カテキン類と茶葉サポニン類を含む画分を吸着剤から濃度勾配溶出により分離溶出させる方法などを単独或いは適宜組み合わせて用いることができる。吸着剤から濃度勾配溶出により分離溶出する方法を例示すると、吸着剤を充填したカラムに抽出液を通液し、抽出液中の各成分を吸着剤に吸着させた後、溶出溶媒の組成を変えながら、カテキン類とサポニン類を分離溶出する。使用する吸着剤としては、例えばスチレン−ジビニルベンゼン系合成吸着剤のダイヤイオン(登録商標)HP20、ダイヤイオンHP21、SEPABEADS(登録商標)SP825、SEPABEADS SP850、SEPABEADS SP70、SEPABEADS SP700(以上、三菱化学株式会社製)、アンバーライト(登録商標)XAD4、アンバーライトXAD16(以上、オルガノ株式会社製)、アクリル系合成吸着剤のダイヤイオンHP2MG(三菱化学株式会社製)、アンバーライトXAD7(オルガノ株式会社製)、デキストラン系のセファデックス(登録商標)LH−20(アマシャム ファルマシア株式会社製)、オクタデシルシリル基を持つCOSMOSIL(登録商標)C18 OPN(ナカライテスク株式会社製)等を挙げることができる。吸着剤からの溶出は低級アルコール水溶液による濃度勾配溶出が好ましく、溶出条件は使用するアルコール及び吸着剤の種類にもよるが、エタノール及びスチレン−ジビニルベンゼン系の合成吸着剤を用いる場合は、20〜50質量%水溶液で溶出するとカテキン類を効率的に分離できる。カテキン類を溶出した後、アルコール濃度をさらに高めて溶出することにより、泡立ちやすい溶出液画分が得られる。この溶出液画分から溶媒を留去し、目的の茶葉サポニン類を得る。
得られた茶葉サポニン類はそのままでも種々の投与形態で高コレステロール血症治療剤として使用できるが、好ましくは錠剤、丸剤、粉剤、シロップ剤、乳剤、液剤、カプセル剤、注射剤のような製剤化した内用薬として使用する。このような種々の剤形の医薬製剤は、脱カテキン茶葉抽出物に賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、香味剤、甘味剤、酸化防止剤、溶解補助剤、懸濁化剤、コーティング剤などの医薬の製剤技術分野において通常使用しうる既知の補助剤、例えばラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アラビアゴム、燐酸カルシウム、微結晶セルロース、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、シロップ、タルク、ステアリン酸カルシウム、水、鉱油等を用い、常法に従って製造することができる。
本発明のコレステロール排出促進剤の投与量は特に制限はなく、投与される者の年齢、体重、症状の重篤度、投与経路などを考慮して適宜決定されるが、一般的には茶葉サポニン類の固形換算で、体重1kgに対して約0.1〜1000mg、好ましくは約1〜100mgである。
本発明の茶葉サポニン類は、飲食品等に配合して、そのコレステロール排出促進機能を利用した特定保健用飲食品、健康飲料、健康食品、栄養食品等とすることができる。茶葉サポニン類の食品組成物への配合量は、期待されるコレステロール排出促進作用の程度などによって異なるが、抽出物自体の味が食品に悪影響を及ぼさない濃度で用いるのが好ましい。一般的には、該成分を茶葉サポニン類の固形換算で飲食品に対し0.01〜50.0質量%、好ましくは0.1〜30.0質量%配合するのが適当であるが、食品の呈味に影響を問題ない場合にはこの範囲に限られない。さらに、茶葉サポニン類をそのまま用いる場合は、乾燥後、粉砕して食品組成物とすることもできるし、ティーバッグのような透水性の袋に入れてお茶剤のようにして浸出液を飲用することもできる。
本発明の脱カテキン茶葉抽出物が使用される飲食品としては、ジュース、健康茶、茶系飲料のような飲料、マヨネーズ、ドレッシングなどの調味料、食用油、錠菓、ゼリー、ガム、キャンディー、アイスクリームなどの菓子類、健康食品類などが挙げられる。
以下、実施例等を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(製造例)
茶葉6kgを60kgの50質量%エタノール水溶液に浸漬し、室温で一晩抽出を行った。この抽出液に蒸留水を加えてエタノール濃度を30質量%に調整し、SEPABEADS SP70を充填したカラムに導入した。さらに30質量%エタノール水溶液を流すことにより、カテキン類を溶出させた(カテキン画分)。次いで95質量%エタノール水溶液で溶出を行い、この溶出液にダイバガンF(登録商標 ビーエーエスエフ株式会社製)を加えさらにカテキン類の除去を行った。ダイバガンFを濾過により除去した後、濃縮乾固して38.4gの茶葉サポニン類(茶葉サポニン画分)を得た。
(分析例)
製造例に従い調製したカテキン画分と茶葉サポニン画分のHPLCクロマトグラムを図1、2に示す。
分析条件
カラム; Cosmosil 5C18AR−II 4.6mm i.d. × 250mm(ナカライテスク)。カラムオーブンの温度は40℃。
移動相; 速度は1ml/min。組成は水(リン酸でpH2.5にしたもの):アセトニトリル=10:90から開始し、20分かけて19:81にする。その後10分かけて46:54、さらに10分かけて55:45にする。その後は55:45の組成のまま保持。
検出器; UV225nm。
(試験例1)
製造例に従い調製したカテキン画分及び茶葉サポニン画分を1000ppmとなるように蒸留水に添加し、官能評価を行った。

評価対象 評価結果
カテキン画分 苦味、えぐ味が強い
茶葉サポニン画分 抹茶様の甘味が感じられる

上記の結果から、本発明の茶葉サポニン画分は苦味等の不快味を有さず、カテキン画分に比べ呈味が優れていることがわかった。
(試験例2)高脂血症発症ラットに対する茶葉サポニン類の影響
方法:実験動物はWister系雄性ラット5週齢(日本生物材料センターより購入)を1群7匹として高コレステロール(HC)食群と茶葉サポニン類(Tea)食群の2群に分けて実験に用いた。茶葉サポニン類は製造例に従い調製した茶葉サポニン画分を用いた。飼育は1匹ずつ個別式ケージに入れ、12時間明暗サイクルで予備飼育1週間の後、本飼育4週間行った。飼料は表1に示した内容の飼料を1日20gの制限摂食で与え、水は自由摂取とした。飼育終了前の3日間、糞を採取し、飼育終了時には12時間絶食の後に心臓採血と肝臓摘出を行った。ここで得られた血清中総コレステロール量、肝臓中総コレステロール量および糞中総コレステロール量を測定した。
結果:飼育中全期間にわたり2群間に体重差は見られず、茶葉サポニン類摂取による成長阻害はないことが確認された。Tea食群は血清中総コレステロール量、肝臓中総コレステロール量共に、HC食群のそれに比べて有意に低値を示した(図3、4)。また、Tea食群の糞中コレステロール量はHC食群のそれに比べて有意に増加した(図5)。なお、図3〜5の「**」は危険率が0.01以下であることを示す。以上の結果から、茶葉サポニン類はコレステロールの体外への排出を促進し、血中コレステロール量を低下させることが明らかになった。
Figure 2006206472
(実施例1)茶系飲料
以下に示す処方に従って茶系飲料を作成した。即ち、緑茶葉10gに80℃の熱湯1000gを加えて3分間滲出させた後、200メッシュの網で茶葉を除き、緑茶飲料を得た。この緑茶飲料に製造例で調製した茶葉サポニン画分を1質量%となるように添加した。
(実施例2)マヨネーズ
以下に示す処方に従ってマヨネーズを作成した。

サラダ油 77.0
食酢 10.5
卵黄 5.0
茶葉サポニン画分 5.0
香辛料 2.5
計 100.0(g)
(実施例3)ドレッシング
以下に示す処方に従ってフレンチドレッシングを作成した。

サラダ油 57.5
食酢 34.0
茶葉サポニン画分 5.0
香辛料 3.5
計 100.0(g)
(実施例4)食用油
コーン油に茶葉サポニン画分を3質量%となるように添加し、茶葉サポニン画分含有食用油とした。
(実施例5)錠剤
以下の成分を用いて常法により錠剤を調製した。

茶葉サポニン画分 37.5
セルロース 60.0
二酸化ケイ素 1.5
ステアリン酸 1.0
計 100.0(g)
(実施例6)硬質ゼラチンカプセル
以下の成分を用いて常法によりゼラチンカプセルを調製した。

茶葉サポニン画分 150.0
デンプン 100.0
セルロース 100.0
ステアリン酸マグネシウム 10.0
計 360.0(g)
(実施例7)キャンディー
以下に示す処方に従ってキャンディーを作成した。即ち、砂糖および水飴を150℃で加熱溶解し、120℃に冷却後、残りの成分を添加し、攪拌均一化した後、成型冷却しキャンディーを得た。

砂糖 120.0
水飴 100.0
茶葉サポニン画分 20.0
クエン酸 4.0
香料 0.4
計 244.4(g)
(実施例8)チューインガム
以下に示す処方に従ってガムベースに各成分を添加し、均一攪拌してチューインガムを得た。

砂糖 53.0
ガムベース 20.0
水飴 16.0
グルコース 5.5
茶葉サポニン画分 5.0
香料 0.5
計 100.0(g)
(実施例9)ビスケット
以下に示す処方の成分を混合し、成型したのち焼成してビスケットを得た。

強力粉 100.0
ショートニング 100.0
上白糖 40.0
薄力粉 30.0
水 20.0
茶葉サポニン画分 10.0
全脂粉乳 4.0
重曹 0.6
計 304.6(g)
脱カテキン茶葉抽出物は血中総コレステロール低下作用が高いので、高コレステロール血症の予防または治療剤として有用である。しかもこれらは天然物由来であるため副作用の心配がなく、食品に配合して摂取するのに適している。
分析例におけるカテキン画分のHPLCクロマトグラムである。 分析例における茶葉サポニン画分のHPLCクロマトグラムである。 試験例2においてHC食群とTea食群の血中総コレステロール量を比較したグラフである。 試験例2においてHC食群とTea食群の肝臓中総コレステロール量を比較したグラフである。 試験例2においてHC食群とTea食群の糞中総コレステロール量を比較したグラフである。

Claims (4)

  1. 茶(カメリア シネンシス)の葉から得られるサポニン類を有効成分とするコレステロール排出促進剤。
  2. サポニン類が、茶葉の溶媒抽出物を吸着剤に接触させた後、吸着剤から低級アルコール水溶液による濃度勾配溶出によりカテキン類を除去して得られるものである請求項1記載のコレステロール排出促進剤。
  3. 抽出溶媒が炭素数1〜4の低級脂肪族アルコール又はその水溶液である請求項2記載のコレステロール排出促進剤。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載のコレステロール排出促進剤を配合したことを特徴とする飲食品。
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