JP2006206152A - 飲料ディスペンサ - Google Patents

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正志 河村
Takenobu Ishibashi
剛信 石橋
Kazuhide Nakajima
一秀 中島
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Abstract

【課題】冷却水槽に容易に氷を投入することができる飲料ディスペンサを提供すること。
【解決手段】冷却水を貯留した冷却水槽13と、冷却水槽13を収容し、かつ該冷却水槽13に氷を投入するための投入口16が形成されたディスペンサ本体10と、揺動することによって投入口16を開閉する投入蓋17とを備え、冷却水により冷却されたビールを提供するための飲料ディスペンサにおいて、投入蓋17は、投入口16を閉成した際に前記冷却水槽13を臨む裏面が鏡面に形成してなるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、飲料ディスペンサに関し、より詳細には、例えばビール飲料等の発泡性飲料を提供するための飲料ディスペンサの改良に関する。
従来、例えば飲食店等の店舗において、例えばビール等の発泡性飲料を提供する飲料ディスペンサが知られている。このような飲料ディスペンサは、冷却水槽と、ディスペンサ本体とを備えて構成されている。
冷却水槽は、冷却水を貯留してあり、その冷却水中に冷却装置に連通したエバポレータが設けられている。この冷却装置では、エバポレータの周囲に形成されたアイスバンク(氷塊)の蓄熱量を利用して冷却水の温度を略0℃に保つようにしている。また、冷却水槽には、飲料供給配管が冷却水に浸漬した状態で設けられている。飲料供給配管は、金属製であり、コイル状に巻回されている。この飲料供給配管は、発泡性飲料を供給するためのものである。
ディスペンサ本体は、直方状の筐体であり、冷却水槽を収容するためのものである。このディスペンサ本体は、下方を外装する底板と、側方を外装する側板と、上方を外装する天板とを備えて構成されている。天板は、取り外し可能な態様で設けられている。
このような飲料ディスペンサは、飲料供給配管を通過する発泡性飲料が冷却水槽の冷却水に冷却されて、所定個所に載置された例えばジョッキ等の飲料容器に供給されることにより、発泡性飲料を提供する。
しかしながら、発泡性飲料を連続して供給すると、飲料供給配管を通過する発泡性飲料の熱量で冷却水の温度が上昇してアイスバンクが溶け出してしまい、さらに冷却水の温度が上昇すると、飲料供給配管を通過する発泡性飲料を満足に冷却させることができなくなり、飲料容器に供給した発泡性飲料の風味を損ない、品質低下を招く虞れがあった。
そこで、供給する発泡性飲料の品質低下を防止するために、ディスペンサ本体を構成する天板を取り外して冷却水槽内に氷を投入して冷却水の温度を所定の温度に保持させることにより、良好な品質を有する発泡性飲料を提供できるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−294394号公報
ところが、飲料ディスペンサを構成する天板上には、発泡性飲料の提供に用いられる複数の飲料容器等が載置されていることがある。そのような状態では、天板を取り外して冷却水槽内に氷を投入するためには、天板上に載置された飲料容器等を移動させなければならず、結果的に氷を投入する作業が煩雑なものであった。
本発明は、上記実情に鑑みて、冷却水槽に容易に氷を投入することができる飲料ディスペンサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る飲料ディスペンサは、冷却水を貯留した冷却水槽と、前記冷却水槽を収容し、かつ該冷却水槽に氷を投入するための投入口が形成された筐体と、揺動することによって前記投入口を開閉する蓋体とを備え、前記冷却水により冷却された飲料を提供するための飲料ディスペンサにおいて、前記蓋体は、前記投入口を閉成した際に前記冷却水槽を臨む裏面が鏡面に形成してなることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る飲料ディスペンサは、上記請求項1において、前記投入口を通じて投入された氷を前記冷却水槽に案内するためのガイド部材を備えたことを特徴とする。
本発明の飲料ディスペンサによれば、投入口を通じて氷を投入することができるので、冷却水槽に容易に氷を投入することができ、しかも投入口を開閉する蓋体の裏面が鏡面に形成してなるので、かかる鏡面を利用して筐体の内部(冷却水槽)を視認することができる。つまり、投入口を通じて筐体の内部を覗き込む必要はなく、蓋体の鏡面(裏面)を利用して筐体の内部を視認することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る飲料ディスペンサの好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1および図2は、それぞれ本発明の実施の形態における飲料ディスペンサを示したものであり、図1は概略側断面図であり、図2は正面図である。これら図1および図2において、本発明の実施の形態における飲料ディスペンサは、2系統(2種類)のビール等の発泡性飲料を提供するものであり、ディスペンサ本体10と、飲料注出手段20と、容器移動手段30と、操作手段40とを備えて構成してある。
ディスペンサ本体10は、略直方状を成す筐体であり、機械室10Aおよび収容室10Bを有している。機械室10Aは、ディスペンサ本体10の下方に設けてある。また、機械室10Aには、冷却ユニットを成すコンプレッサ11A、コンデンサ11Bおよび放熱ファン11C等が収容してある。この機械室10Aの前側外部には、ガス流入バルブ12Aが1つ、ガス流出バルブ12Bおよびビールバルブ12Cがそれぞれ2つずつ配設してある。ガス流入バルブ12Aは、炭酸ガスを封入した炭酸ガスボンベ1に入力側ガスホース1Aを介して接続してある。各ガス流出バルブ12Bは、出力側ガスホース1Bを介してそれぞれ別個のビール樽2に接続してある。各ビールバルブ12Cは、各ビール樽2にビールホース2Aを介してそれぞれ接続してある。
機械室10Aには、入力側ガスホース1Aを経て炭酸ガスボンベ1からの炭酸ガスが送り込まれる。機械室10Aでは、図示しない調圧手段によって送り込まれた炭酸ガスを2系統に分けてそれぞれ調圧する。調圧された炭酸ガスはそれぞれ出力側ガスホース1Bを経てディスペンサ本体10の外部に送出されて各ビール樽2に加えられる。そして、各ビール樽2に炭酸ガスが加えられることによってビール樽2に収容してあるビールが各ビールホース2Aを経てディスペンサ本体10に送り込まれる。
収容室10Bには、冷却水槽13と、アジテータと称される撹拌手段14とが収容してある。冷却水槽13には、冷却水が貯留してあるとともに、エバポレータ11Dが設けてある。このような冷却水槽13では、上述したコンプレッサ11A、コンデンサ11B、エバポレータ11Dの順で冷媒が圧縮、凝縮、蒸発を繰り返しながら循環することによって、エバポレータ11Dの周囲にアイスバンク(氷塊)が形成され、このアイスバンクの蓄熱量を利用して冷却水の温度を略0℃に保つようにしている。また、冷却水槽13には、2系統の飲料供給配管15が冷却水に浸漬した状態で配設してある。各飲料供給配管15は、金属製であり、コイル状に巻回されている。これら飲料供給配管15は、それぞれ、基端がビールホース2Aに接続してあるとともに、先端が飲料注出手段20に接続してある。
撹拌手段14は、図3および図4に拡大して示すように、駆動源となる撹拌モータ14Aの他に、撹拌ロッド14Bと連結部材14Cとを備えて構成してある。撹拌ロッド14Bは、例えばステンレス等の金属製の長尺棒状体であり、その先端に取付ピンPを介して撹拌羽根14Dが取り付けてあり、これにより撹拌部材14Eを構成している。
連結部材14Cは、例えばポリオキシメチレン(POM)等のアセタール樹脂のような低伝熱物質から形成したものであり、上記撹拌部材14Eと撹拌モータ14Aとを連結するものである。図には明示しないが、この連結部材14Cには、撹拌ロッド14Bの外径に適合する内径を有する第1連結凹部と、撹拌モータ14Aの出力軸の外径に適合する内径を有する第2連結凹部とを有している。そして、撹拌ロッド14Bの基端部を第1連結凹部内に挿入させた後、取付ピンPを介して取り付けるとともに、撹拌モータ14Aの出力軸を第2連結凹部内に挿入させた後、取付ピンPを介して取り付けることにより、撹拌部材14E(撹拌ロッド14Bおよび撹拌羽根14D)と撹拌モータ14Aとを連結する。その結果、撹拌モータ14Aが駆動することにより、撹拌ロッド14Bは、軸心回りに回転することになる。つまり、連結部材14Cは、撹拌モータ14Aからの駆動力を撹拌部材14Eに伝達する一方、撹拌部材14Eから撹拌モータ14Aへの熱の伝達を低減させるものである。
また、連結部材14Cの側周面には、各が個別に径外方向に突出する複数のフィンFが設けてある。これらフィンFは、撹拌モータ14Aが駆動することにより、すなわち撹拌ロッド14Bが軸心回りに回転することにより、連結部材14Cも同様に回転する結果、撹拌モータ14Aに向けて風を送るものである。
このような撹拌手段14は、図1に示すように、撹拌部材14E(撹拌ロッド14Bおよび撹拌羽根14D)の略全域が冷却水に浸漬した状態で配設してある。そして、上述したように、撹拌モータ14Aが駆動して撹拌部材14Eが撹拌ロッド14Bの軸心回りに回転することにより、冷却水が撹拌されることになる。
上記収容室10Bの上面、すなわち収容室10Bを構成する天板の上面には、矩形状を成す投入口16が形成してある。投入口16は、必要に応じて冷却水槽13内に氷を投入するための開口である。また、収容室10Bの上面には、投入口16を開閉するための投入蓋(蓋体)17が配設してある。投入蓋17は、図5に示すように、投入口16を覆うに充分な大きさを有した平板状のものであり、該投入口16の後縁部にヒンジ結合(図示せず)されている。この投入蓋17は、常態においては、収容室10Bの上面と同一面となるように投入口16を閉成させる一方、該投入蓋17を上方に向けて揺動させると、該投入口16を開成させるものである。つまり、投入蓋17は、揺動することにより該投入口16を開閉するものである。このような投入蓋17は、例えばステンレス等で形成してあり、その裏面、すなわち投入口16を閉成状態にした場合に冷却水槽13を臨む面が鏡面に形成してなるものである。また、収容室10Bを構成する天板の下面には、ガイド(ガイド部材)18が設けてある。ガイド18は、投入口16を通じて投入された氷を冷却水槽13の内部の冷却水に案内するための部材である。
このような収容室10Bにおいては、各ビールホース2Aを経てディスペンサ本体10に送り込まれたビールは、冷却水槽13内に配した2系統の飲料供給配管15にそれぞれ導かれた後、略0℃に保たれた冷却水により冷却されることになる。
飲料注出手段20は、図1および図2に示すように、ディスペンサ本体10の外部に設けてあり、注出バルブ21と、バルブ駆動部22とを有している。
注出バルブ21は、ビール注出ノズル23Aと、泡注出ノズル23Bと、注出レバー23Cとからなる。ビール注出ノズル23Aは、後述する飲料容器(ジョッキ等)に対してビールを注出するものである。
泡注出ノズル23Bは、飲料容器に対して泡を注出するものである。この泡注出ノズル23Bは、注出バルブ21本体から左方向(図2では右方向)に向けて延在する水平部23Baと、該水平部23Baの端部から下方に向けて延在する垂下部23Bbとを有している。水平部23Baは、その軸心回りに回動自在となる態様で注出バルブ21本体に設けてある。これにより、図6に拡大して示すように、垂下部23Bbの端部にある泡注出口を前後方向に沿って移動させることができる。つまり、泡注出ノズル23Bは、泡の注出角度を前後方向に変更できる可変式のものである。
注出レバー23Cは、ビール注出ノズル23Aおよび泡注出ノズル23Bのバルブの開閉を操作するためのものである。
バルブ駆動部22は、バルブモータ(図示せず)等の駆動によって注出レバー23Cを一方、あるいは他方に傾動する態様で設けてある。
このような飲料注出手段20は、バルブ駆動部22によって注出レバー23Cを一方(例えば前方側)に傾動させることによってビール注出ノズル23Aからビールを注出する。また、飲料注出手段20は、バルブ駆動部22によって注出レバー23Cを他方(例えば後方側)に傾動させることによって泡注出ノズル23Bからビールの泡を注出する。このように構成した飲料注出手段20は、図2に示すように上述した2系統のビールをそれぞれ注出するために2つ用意してある。
容器移動手段30は、図1および図2に示すように、容器受台31と、受台駆動部32とを有している。容器受台31は、飲料注出手段20により注出されたビールを受容する飲料容器を保持するものである。この容器受台31は、載置部33および傾斜部34からなる。載置部33は、傾斜部34の下端部に配設してあり、飲料容器を載置するためのものである。この載置部33は、上側載置板33Aと下側載置板33Bとを有している。上側載置板33Aは、図6に示すように、グラスやジョッキ等の中容量以下の飲料容器を載置するためのものであり、傾斜部34に対して着脱自在に設けてある。下側載置板33Bは、図7に示すように、上側載置板33Aよりも下方側に設けてあり、ピッチャー等の大容量の飲料容器を載置するためのものである。
傾斜部34は、飲料容器の周囲の一部を囲む態様で横断面が略コ字状を呈して上下方向に延在してなる。また、傾斜部34は、その上端が後述する受台駆動部32のケーシング35に設けた回動軸36に対して支承してあり、載置部33が配設された下端部を回動端として前方側に回動可能に設けてある。
受台駆動部32は、図6に示すように、主に受台モータ37および腕体38からなる。受台モータ37は、ディスペンサ本体10の前方側に固定したケーシング35に内装してある。腕体38は、受台モータ37の駆動力を伝達する減速機構(図示せず)の出力側に基端側が固定してあり、自由端側が容器受台31の傾斜部34に当接してある。腕体38は、受台モータ37の駆動によって、図6に示した位置から図8に示した位置に回動する。すると、腕体38は、その自由端が容器受台31の傾斜部34を前方に押し出して容器受台31を傾斜させる。このため、容器受台31は、図6に示すように載置部33が略水平で載置した飲料容器の飲み口を上方に向けた略直立位置と、図8に示すように載置部33が傾いて載置した飲料容器を例えば45度に傾けた傾斜位置との間を回動することになる。容器移動手段30は、飲料容器を保持して該飲料容器を略直立位置と傾斜位置の間で移動させるものである。このように構成した容器移動手段30は、図2に示すように、2系統のビールをそれぞれ注出する2つの飲料注出手段20に対応して2つ用意してある。尚、図には明示していないが、受台駆動部32において腕体38を回動する駆動源としては、上記受台モータ37の他に、空気圧駆動、あるいは油圧駆動を用いても良い。
また、ディスペンサ本体10の前方側において、容器移動手段30の下部には、こぼれたビールを受けるトレイTが設けてある。
操作手段40は、図1および図2に示すように、バルブ駆動部22の前方側を囲むフレーム41Aに対して前方側に向けて設けた操作パネル41Bに配置してある。操作パネル41Bには、選択ボタン40Aa,40Ab,40Acと、表示ランプ40Bとが配設してある。選択ボタン40Aa,40Ab,40Acは、自動注出するビール量に対応しており、例えば、図2において左側の選択ボタン40Aaはグラスの注出量(小程度注出量)、中央の選択ボタン40Abはジョッキの注出量(中程度注出量)、右側の選択ボタン40Acはピッチャーの注出量(大注出量)に対応している。
また、表示ランプ40Bは、注出の可/不可を表すものであり、例えば、表示ランプ40Bの青色点灯でビールの注出が可能であり、表示ランプ40Bの赤色点灯でビールの注出が不可能であることを示している。
尚、上述した飲料ディスペンサは、ディスペンサ本体10にビール樽2を2つ接続して2系統のビールをそれぞれ個別に注出する構成であって、1つの炭酸ガスボンベ1からの炭酸ガスを一旦ディスペンサ本体10に送り込んでから2系統に分けてそれぞれ調圧して各ビール樽2に接続してある。本発明では、このような構成に限らず、例えば、炭酸ガスボンベ1を2つ用意して、各ビール樽2との間をそれぞれガスホースで接続して調圧弁(図示せず)を介して炭酸ガスを直接ビール樽2に送り込む構成としても良い。
図9は、飲料ディスペンサの制御系を示したものである。この図9に示すように、飲料ディスペンサは、操作系制御部50および注出制御部60を備えている。
操作系制御部50は、選択ボタン40Aa,40Ab,40Acおよび表示ランプ40Bの動作を制御するものである。具体的には、ビールの注出が不可能な場合には、選択ボタン40Aa,40Ab,40Acを無効化にして、表示ランプ40Bを赤色点灯させる。一方、ビールの注出が可能な場合には、表示ランプ40Bを青色点灯させるとともに、選択ボタン40Aa,40Ab,40Acを有効化する。また、有効化した選択ボタン40Aa,40Ab,40Acが押下された場合、押下された選択ボタン40Aa,40Ab,40Acに対応した注出量信号を後述する注出制御部60に出力する。
注出制御部60は、操作系制御部50から注出量信号が出力された場合、予めメモリ61に格納したプログラムやデータに従って、飲料ディスペンサ各部の制御を行うものである。以下に、注出制御部60が実行する処理について説明する。尚、説明の便宜上、飲料ディスペンサは、ビールの注出が可能な状態になっているものとして説明する。また、ここでは、飲料容器として中容量のジョッキが用いられた場合について説明する。
まず、選択ボタン40Aa,40Ab,40Acが押下されていない場合、飲料ディスペンサの注出制御部60は、図6に示すように、待機状態となっている。この待機状態においては、容器移動手段30は、容器受台31の載置部33が略水平な状態となっている。また、この待機状態においては、飲料注出手段20は、ビール注出ノズル23Aおよび泡注出ノズル23Bからビールおよび泡の注出を停止した状態にある。
上述した待機状態から、上側載置板33Aの上にジョッキが置かれ、中央の選択ボタン40Abが押下されると、操作系制御部50は、中程度の注出量を示す注出量信号を出力し、これにより、注出制御部60は、容器移動手段30の受台駆動部32を駆動させることにより、ジョッキを略直立位置から傾斜位置に向けて移動させる。
図8に示すように、ジョッキが傾斜位置に至ったとき、注出制御部60は、容器移動手段30の受台駆動部32の駆動を停止する。同時に、注出制御部60は、飲料注出手段20のバルブ駆動部22を駆動させることにより、注出バルブ21のビール注出ノズル23Aからビールの注出を開始する。
ビール注出ノズル23Aからのビールの注出量が一定量に達したとき、注出制御部60は、受台駆動部32を駆動させることにより、ジョッキを傾斜位置から略直立位置に向けて移動させる。そして、ジョッキが略直立位置に至ったとき、注出制御部60は、受台駆動部32の駆動を停止する。更に、ビールの注出量が予め決められた所定量に達したとき、注出制御部60は、バルブ駆動部22の駆動を停止する。この場合において、ジョッキが傾斜位置から略直立位置に至るタイミングと、注出バルブ21のビール注出ノズル23Aからのビールの注出量が所定量に達するタイミングとを合わせると良い。
そして、略直立位置にあるジョッキに所定量のビールが注出された状態で、注出制御部60は、バルブ駆動部22を駆動させることにより、注出バルブ21の泡注出ノズル23Bから泡の注出を開始する。この場合において、上述したように泡注出ノズル23Bは、注出角度を変更することができるので、注出角度を適当に変更させて注出された泡をジョッキの内壁面に当接させることができる。その後、泡の注出量が所定量に達したとき、注出制御部60は、ビールの注出完了として、バルブ駆動部22の駆動を停止する。
以上説明したような注出制御部60が実行する飲料注出処理において、一定量のビールの注出量とは、傾斜位置にあるジョッキがビールを受容する許容量に近づいたビールの注出量である。このとき、ジョッキに注出してあるビールに対して注出中のビールが衝突しても、ビールの液面が上昇しているので、ビールが無用に泡立つ虞れがない。また、所定量のビールの注出量および所定量の泡の注出量とは、ビールと泡との比率が適当な比率(例えば、ビール7:泡3、もしくはビール8:泡2)となるための各注出量である。
次に、ピッチャー等の大容量の飲料容器にビールを注出する場合の注出制御部60の処理について説明する。
上記待機状態から、上側載置板33Aを取り外して下側載置板33Bの上にピッチャーが置かれ、右側の選択ボタン40Acが押下されると、操作系制御部50は、大注出量を示す注出量信号を出力する。このとき、注出制御部60は、容器移動手段30の受台駆動部32を駆動させずにピッチャーを略直立位置に位置させ、飲料注出手段20のバルブ駆動部22を駆動させてビール注出ノズル23Aからビールの注出を開始する。
ビール注出ノズル23Aからのビールの注出量が予め決められた所定量に達したとき、注出制御部60は、バルブ駆動部22の駆動を停止する。そして、略直立位置にあるピッチャーに所定量のビールが注出された状態で、注出制御部60は、バルブ駆動部22を駆動させることにより、注出バルブ21の泡注出ノズル23Bから泡の注出を開始する。この場合において、上述したように泡注出ノズル23Bは、注出角度を変更することができるので、注出角度を適当に変更させて注出された泡をピッチャーの内壁面に当接させることができる。その後、泡の注出量が所定量に達したとき、注出制御部60は、ビールの注出完了として、バルブ駆動部22の駆動を停止する。
また、上記注出制御部60は、上述した飲料注出処理とは別個に、撹拌手段14のモータを所定時間毎に間欠に駆動させる。これにより、撹拌手段14は、モータの間欠駆動に伴って、撹拌ロッド14B(撹拌部材14E)が間欠に回転して冷却水槽13の冷却水を撹拌することになる。
以上説明したような飲料ディスペンサによれば、ディスペンサ本体10(収容室10B)の上面に投入口16が形成してなるので、該投入口16を通じて氷を投入することができるので、冷却水槽13に容易に氷を投入することができ、しかも該投入口16を開閉する投入蓋17の裏面が鏡面に形成してなるので、かかる鏡面を利用して収容室10Bの内部を視認することができる。つまり、投入口16を通じて収容室10Bの内部を覗き込む必要はなく、飲料ディスペンサの前方側から投入蓋17の鏡面(裏面)を利用して収容室10Bの内部を視認することができる。
以上のように、本発明に係る飲料ディスペンサは、例えば飲食店等においてビール等の発泡性飲料を提供するのに有用である。
本発明の実施の形態における飲料ディスペンサを示した概略側断面図である。 本発明の実施の形態における飲料ディスペンサを示した正面図である。 図1における撹拌手段を拡大して示した拡大側面図である。 図1における撹拌手段を拡大して示した分解図である。 図1におけるディスペンサ本体の上面を拡大して示した斜視図である。 図1における容器移動手段を示した側面図である。 図1における容器移動手段を示した側面図である。 図1における容器移動手段を示した側面図である。 図1における飲料ディスペンサの制御系を示したブロック図である。
符号の説明
10 ディスペンサ本体
10B 収容室
13 冷却水槽
14 撹拌手段
14A 撹拌モータ
14B 撹拌ロッド
14C 連結部材
14D 撹拌羽根
14E 撹拌部材
15 飲料供給配管
16 投入口
17 投入蓋
18 ガイド
20 飲料注出手段
21 注出バルブ
22 バルブ駆動部
23A ビール注出ノズル
23B 泡注出ノズル
23Ba 水平部
23Bb 垂下部
30 容器移動手段
31 容器受台
32 受台駆動部
33 載置部
34 傾斜部
40 操作手段
50 操作系制御部
60 注出制御部

Claims (2)

  1. 冷却水を貯留した冷却水槽と、
    前記冷却水槽を収容し、かつ該冷却水槽に氷を投入するための投入口が形成された筐体と、
    揺動することによって前記投入口を開閉する蓋体と
    を備え、
    前記冷却水により冷却された飲料を提供するための飲料ディスペンサにおいて、
    前記蓋体は、前記投入口を閉成した際に前記冷却水槽を臨む裏面が鏡面に形成してなることを特徴とする飲料ディスペンサ。
  2. 前記投入口を通じて投入された氷を前記冷却水槽に案内するためのガイド部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100955844B1 (ko) * 2008-03-10 2010-05-04 조혁 맥주공급 어셈블리 및 맥주 공급장치
JP2012101811A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Hoshizaki Electric Co Ltd 飲料ディスペンサ

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