JP2006205415A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化することができるとともに安定した圧力をインクに加えることができるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】エアトラップ室11aの上面は、導電性高分子アクチュエータ11bにより形成され、導電性高分子アクチュエータ11bの一端には、電極11cが備えられている。この導電性高分子アクチュエータ11bは、電極11cに電圧を印加すると変形するものであって、エアトラップ室11aに正圧を加えるように形成されている。電極11cは、ドライバIC17cに接続され、ドライバIC17cから電圧が供給される。
ジョイント部材12からエアトラップ室11aへインクが供給されるインク流入路11fには、逆止弁14が形成され、ジョイント部材12からエアトラップ室11aへのインクの流れは許容し、エアトラップ室11aからジョイント部材12の方へのインクの流れは阻止するように構成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関し、特に回復処理を行うことができるインクジェット記録装置に関するものである。
インクジェット記録装置では、時間の経過につれてインク中の水分が蒸発しインクが高粘度化したり、インク吐出孔からエアが混入してインク中に気泡が発生する場合がある。この高粘度化したインクや気泡は、インク吐出孔を閉塞してインクの吐出性能を阻害する要因となるため、インクジェット記録装置では、高粘度化したインク等を除去する回復処理が行われている。
この回復処理は、パージ処理と、予備吐出(フラッシング)とに大別され、パージ処理は、長期間の不使用によって発生する高粘度化したインク、乾燥したインクの塊、多量の気泡、塵等を排出すべく、強制的に記録ヘッドからインクを吸引したり、強制的に記録ヘッドにインクを加圧供給したりする処理である。一方、予備吐出は、主に連続使用中において、インク吐出孔から高粘度化したインクを排出するための処理である。予備吐出はパージ処理よりも頻繁に行われるものの、高粘度化したインク等と共に排出されるインク量は、パージ処理の場合に比べて少量であるのが一般的である。
特開平10−151761号公報(特許文献1)には、パージ処理用のポンプを備え、そのポンプによってインクが貯留されているインクタンク内の圧力を高めることにより、インクジェットヘッドおよびインク供給装置内の気泡や固形物を除去することができるインクジェット記録装置が開示されている。
また、特開平11−235831号公報(特許文献2)には、インクカートリッジを装着するための蓋に突起を形成し、蓋を閉じる際に突起によりインクカートリッジ内のインクを加圧して、インクジェットヘッドにインクを強制圧送することによりパージ処理を行うことができるインクジェット記録装置が開示されている。
特開平10−151761号公報 特開平11−235831号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているインクジェット記録装置では、ポンプを小型化したとしても、ポンプおよびその駆動装置が必要であり、装置の機構が複雑となるばかりでなく、装置全体が大型化するという問題点があった。
また、特許文献2に開示されているインクジェット記録装置では、蓋を閉じることによりインクカートリッジ内に圧力を加えるものであるため、蓋を閉じる速さにより圧力が変化し、安定したパージ処理を行うことが困難であるという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、小型化することができるとともに安定した圧力をインクに加えることができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載のインクジェット記録装置は、インクタンクと、そのインクタンクから供給されるインクを貯留するインク貯留室と、そのインク貯留室から供給されるインクを貯留するインク圧力室と、そのインク圧力室にインクを吐出するように圧力をかける第1のアクチュエータと、その圧力がかけられたインクを外部に吐出するインク吐出孔とを備えたものであって、前記インク貯留室は、インクを貯留する空間を構成する少なくとも一部の面が電圧を印加することにより変形し、前記第1のアクチュエータに比べ変形量が大きい第2のアクチュエータにより形成されるとともに、インクを前記インクタンクから導入するインク流路にインクが逆流することを防止する逆流防止手段を備えている。
請求項2記載のインクジェット記録装置は、請求項1記載のインクジェット記録装置において、前記インク貯留室は、前記インクタンクから供給されるインクと前記インク流路内で発生する気泡とを貯溜するものである。
請求項3記載のインクジェット記録装置は、請求項1または2記載のインクジェット記録装置において、前記インク貯留室から前記インク圧力室へインクを供給し、インクが前記インク貯留室へ逆流することを抑制する絞り部と、前記インク圧力室と、前記第1のアクチュエータと、前記インク吐出孔とを備えたインクジェットヘッドを搭載し主走査方向へ往復移動するキャリッジを備え、前記インク貯留室は、前記キャリッジに搭載されるとともに、前記インクジェットヘッドに直結しているものである。
請求項4記載のインクジェット記録装置は、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、前記インク貯留室は、複数のインクの色毎に備えられている。
請求項5記載のインクジェット記録装置は、請求項1記載のインクジェット記録装置において、前記インク圧力室は、平板状のキャビティプレートにより形成されるとともに、前記第1のアクチュエータは、前記キャビティプレートに積層され電圧を加えることにより変形する圧電シートにより形成され、前記インク貯留室は、前記圧電シートとは反対側であって、前記キャビティプレートに積層されるマニホールドプレートにより形成されるものである。
請求項6記載のインクジェット記録装置は、請求項1から5のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、前記第2のアクチュエータに印加する電圧を可変設定する電圧設定手段を備えている。
請求項7記載のインクジェット記録装置は、請求項6記載のインクジェット記録装置において、前記第1のアクチュエータまたは第2のアクチュエータを作動させた後の経過時間を計時する計時手段と、その計時手段により計時された経過時間が長いほど前記第2のアクチュエータに印加する電圧が高くなるように前記電圧設定手段を制御する制御手段とを備えている。
請求項8記載のインクジェット記録装置は、請求項1から7のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、前記第2のアクチュエータは、導電性高分子アクチュエータにより形成されている。
請求項1記載のインクジェット記録装置によれば、インク貯留室は、インクを貯留する空間を構成する少なくとも一部の面が電圧を印加することにより変形し、第1のアクチュエータに比べ変形量が大きい第2のアクチュエータにより形成されるとともに、インクをインクタンクから導入するインク流路にインクが逆流することを防止する逆流防止手段を備えているので、第2のアクチュエータに電圧を印加することにより、パージ処理などの回復処理を行うことができ、パージ処理用のポンプなどを備える場合に比べ、装置を小型化することができるとともに安定した圧力を加えることができるという効果がある。また、第2のアクチュエータの変形により発生される騒音は小さく、パージ用ポンプなどが発生する騒音より小さい騒音の装置とすることができるという効果もある。
請求項2記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1記載のインクジェット記録装置の奏する効果に加え、インク貯留室は、インクタンクから供給されるインクとインク流路内で発生する気泡とを貯溜するものであるので、従来備えられている気泡を貯留するためのインク貯留室を兼用することができ、装置の製造コストの低減および装置の小型化を行うことができるという効果がある。
請求項3記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1または2記載のインクジェット記録装置の奏する効果に加え、インク貯留室から前記インク圧力室へインクを供給し、インクがインク貯留室へ逆流することを抑制する絞り部と、インク圧力室と、第1のアクチュエータと、インク吐出孔とを備えたインクジェットヘッドを搭載し主走査方向へ往復移動するキャリッジを備え、インク貯留室は、キャリッジに搭載されるとともに、インクジェットヘッドに直結しているものであるので、従来より存在するインクジェット装置を改良することにより製造することができる。よって、装置の製造コストを高くすることなく改良できるという効果がある。
請求項4記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置の奏する効果に加え、インク貯留室は、複数のインクの色毎に備えられているので、インクの色毎の使用状況に応じてパージ処理などの回復処理を行うことができるという効果がある。
請求項5記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1記載のインクジェット記録装置の奏する効果に加え、インク圧力室は、平板状のキャビティプレートにより形成されるとともに、第1のアクチュエータは、キャビティプレートに積層され電圧を加えることにより変形する圧電シートにより形成され、インク貯留室は、圧電シートとは反対側であって、キャビティプレートに積層されるマニホールドプレートにより形成されるものであるので、インクジェットヘッドにパージ処理装置を形成することができ、インクジェットヘッドに至るまでの流路を安価に形成することができるという効果がある。
請求項6記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1から5のいずれかに記載のインクジェット記録装置の奏する効果に加え、第2のアクチュエータに印加する電圧を可変設定する電圧設定手段を備えているので、インクジェット記録装置の使用状況などに応じた圧力をインクにかけ、パージ処理などの回復処理を行うことができるという効果がある。
請求項7記載のインクジェット記録装置によれば、請求項6記載のインクジェット記録装置の奏する効果に加え、第1のアクチュエータまたは第2のアクチュエータを作動させた後の経過時間を計時する計時手段と、その計時手段により計時された経過時間が長いほど第2のアクチュエータに印加する電圧が高くなるように電圧設定手段を制御する制御手段とを備えているので、前回インクを吐出した時からの経過時間に応じて、適切な圧力をインクにかけ、パージ処理などの回復処理を行うことができるという効果がある。
請求項8記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1から7のいずれかに記載のインクジェット記録装置の奏する効果に加え、第2のアクチュエータは、導電性高分子アクチュエータにより形成されているので、第2のアクチュエータに使用する材料を容易に、かつ安価に入手することができる。したがって、回復処理を行う装置を安価に形成することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態におけるインクジェット記録装置1の内部構成を概略的に示した平面図である。インクジェット記録装置1は、難燃性の樹脂で形成された本体フレーム2と、その本体フレーム2に内包され、記録媒体にインクを噴射する記録ヘッドユニット3と、その記録ヘッドユニット3に供給するインクを貯留するインク供給源4と、そのインク供給源4から記録ヘッドユニット3にインクを供給するチューブ5と、回復処理装置6とを備えている。
記録ヘッドユニット3は、主走査方向(矢印A)に往復運動するキャリッジ3aに搭載され、キャリッジ3aの下面に配置されたインクジェットヘッド15(図3参照)から記録媒体にインクを噴射する。
キャリッジ3aの一端は、本体フレーム2の長手方向に横架されたガイドロッド7にスライド可能に挿嵌され、記録ヘッドユニット3の他端は、本体フレーム2の長手方向に横架されたガイドバー8に支持されている。また、キャリッジ3aには、ベルトが装着されており、ベルトはCRモータ(キャリッジモータ)16(図5参照)に取着されたローラに巻回されている。CRモータ16を駆動するとベルトが周回して、キャリッジ3aをプリンタ本体の長手方向(主走査方向)へ往復移動させることができる。
インク供給源4は、本体フレーム2の長手方向に直列に配置された4つのインクカートリッジ4a〜4dで構成されており、これらのインクカートリッジ4a〜4dは、本体フレーム2に対して着脱自在に装着されている。
各インクカートリッジ4a〜4dには、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクがそれぞれ密封されている。各インクカートリッジ4a〜4dのインクは、チューブ5a〜5dを介して、記録ヘッドユニット3上のエアートラップ(バッファタンク)3c、3d、3e、3f(図2参照)へ供給され、そのエアートラップ3c〜3fからインクジェットヘッド15の4色のインク流路へ供給される。
各エアトラップ3c〜3fには、後述するように導電性高分子アクチュエータ11b(図3参照)が形成され、この導電性高分子アクチュエータ11bに電圧を印加することにより、パージ処理が行われる。
本体フレーム2の左端部分には、パージ処理を実行する際にインクジェットヘッド15から排出されたインクの受容等を行う回復処理装置6が配置されている。この回復処理装置6の配置位置は、インクジェットヘッド15により記録媒体上に印刷する範囲外の位置であって、記録ヘッドユニット3の退避位置である。
回復処理装置6は、インクジェットヘッド15のインク噴射口形成面と対向してインクジェットヘッド15が排出するインクを受容するインク受容キャップ6aと、そのインク受容キャップ6aと図示しない廃インク容器とを連通する排出チューブ6cと、回復処理によってインク噴射口形成面に付着したインクを払拭するワイパ6bとから構成されている。
この回復処理装置6を使用してパージ処理を行う場合には、CRモータ16を駆動してキャリッジ3aを回復処理実行位置に移動させる。回復処理実行位置に記録ヘッドユニット3が到達すると、図示しない駆動源を回転させ、インクジェットヘッド15のインク噴射口形成面をインク受容キャップ6aに対向させ、エアトラップ3c〜3fに形成されている導電性高分子アクチュエータ11bに電圧を印加し、インク受容キャップ6aにインクを排出させる。
回復処理が終了すると、駆動源を逆回転させて、インク受容キャップ6aをインク噴射口形成面から離隔させる。また、図示しないカム機構によって、ゴム板状に構成されたワイパ6bをインク噴射口形成面に当接させる。そして、記録ヘッドユニット3を僅かに移動させ、パージ処理によってインク噴射口形成面に付着したインクをワイパ6bによって払拭する。
次に、図2および図3を参照して、記録ヘッドユニット3について説明する。図2は、記録ヘッドユニット3の内部構成を示した断面図であり、図3は図2のIII−III線断面図である。図2及び図3に示すように、記録ヘッドユニット3には、箱状のキャリッジ3aの下面にインクジェットヘッド15が露出されて支持され、インクジェットヘッド15の上部にジョイント部材12とエアートラップユニット11とが支持され、このエアートラップユニット11を囲むように2つのヒートシンク22,23が配設されている。
ジョイント部材12は、エアトラップユニット11の後方に配設され、各チューブ5a〜5dと、エアトラップユニット11の内部に区分された4つのエアトラップ3c〜3fとをそれぞれ連通させるものである。
各エアトラップ3c〜3fは、筐体3bの内部中央に配設され、チューブ5a〜5dから供給されるインクに含まれる気泡を貯留するためのものである。各エアトラップ3c〜3fの内部には、フィルタなど(図示せず)が備えられ、インクに含まれる気泡が分離される。この分離された気泡は、浮力によって各エアトラップ3c〜3fの内部であるエアトラップ室11aの上方に貯留され、エア塊を形成する。
各エアトラップ3c〜3fの上面は、導電性高分子アクチュエータ11bにより形成され、導電性高分子アクチュエータ11bの一端には、電極11cが備えられている。この導電性高分子アクチュエータ11bは、電極11cに電圧を印加すると変形するものであって、エアトラップ室11aに正圧を加えるように形成されている。電極11cは、ドライバIC17c(図5参照)に接続され、ドライバIC17cから電圧が供給される。
ジョイント部材12からエアトラップ室11aへインクが供給される途中のインク流入路11fには、逆止弁14が形成され、ジョイント部材12からエアトラップ室11aへのインクの流れを許容し、エアトラップ室11aからジョイント部材12の方へのインクの流れを阻止するように構成されている。
インクジェットヘッド15の回復処理であるパージ処理を行う際には、導電性高分子アクチュエータ11bの電極11cに、電圧を印加する。このことにより、導電性高分子アクチュエータ11bは、エアトラップ室11a内に変形し、エアトラップ室11aの容積が小さくなる。この時、エアトラップ室11aからジョイント部材12の方へインクの流れが発生するが、逆止弁14がこれを阻止する。したがって、エアトラップ室11a内のインクは、強制的にインクジェットヘッド15へ押し出される。
ヒートシンク22,23は、それぞれアルミや銅等の熱伝導性の高い板状金属をL字型に曲げて構成され、L字型を成す2辺をそれぞれ他のヒートシンクの2辺と平行に対抗させ、かつ両ヒートシンクの内角を互いに対角線方向に対抗させて内部に空間を有する略ロの字型に組み合わせられる。
そのロの字型の上辺を成すヒートシンク22の一辺と、側辺を成すヒートシンク23の一辺とは、その先端どうしが熱伝導可能に接合され、下辺を成すヒートシンク23の一辺と、側辺を成すヒートシンク22の一辺とは、その先端どうしの間にドライバIC17cが熱伝導可能に挟まれている。
ドライバIC17cは、フレキシブル配線基板17b上に実装され、フレキシブル配線基板17bの一端はキャリッジ基板17aに、他端はインクジェットヘッド15にそれぞれ接続されている。ドライバIC17cは、後述する本体制御基板30(図5参照)からシリアルに転送された印刷データ信号を、複数のノズルに対応するパラレル信号に変換し、さらにその信号をノズル毎に設けた駆動素子に、該駆動素子を駆動するための大きさの電圧信号に変換して出力する半導体集積回路から成る駆動回路である。
インクジェットヘッド15のインク噴射口形成面は、記録媒体が変形してインクジェットヘッド15に接触するのを防ぐため、インク噴出口を除いてカバープレート15bで覆われている。
次に、図4を参照してインクジェットヘッド15の詳細について説明する。図4は、インクジェットヘッド15の構成を模式的に示す断面図である。インクジェットヘッド15は、ノズルプレート81、2枚のマニホールドプレート82,83、スペーサプレート84、アパチャプレート85、ベースプレート86、キャビティプレート87、圧電シート88の8枚のプレートをそれぞれ接着剤にて重ね接合して積層した構造である。
ノズルプレート81には、インク吐出孔81aが形成され、マニホールドプレート82,83には、インク吐出孔81aとインク圧力室87aとを連通する貫通孔82a、83aと、インクカートリッジから供給されるインクを貯留するインク室91が形成されている。
スペーサプレート84には、マニホールドプレート83に形成されている連通孔83aととインク圧力室87aとを連通する貫通孔84aと、インク室91とアパチャプレート85に形成される絞り部85bとを連通する貫通孔84bが形成されている。アパチャプレート85には、スペーサプレート84に形成される貫通孔84aとインク圧力室87aとを連通する貫通孔85aと、インク室91からインク圧力室87aへ連通する多数の微小径のインク通路である絞り部85bが形成されている。
ベースプレート86には、インク吐出孔81aとインク圧力室87aとを連通する貫通孔86aと、絞り部85bとインク圧力室87aとを連通する連通路86bとが形成されている。また、ベースプレート86、アパチャプレート85およびスペーサプレート84には、インクカートリッジ4a〜4dからインクをマニホールドプレート82,83により形成されているインク室91に供給するためのインク供給孔(図示せず)が穿設されている。
キャビティプレート87には、インク吐出孔81aに対応してインク圧力室87aが、キャビティプレート87の平面に沿って平面状に形成されている。
2枚のマニホールドプレート82,83には、インク室91が形成され、このインク室91は、キャビティプレート87におけるインク圧力室87aがなす面と平行な面内に位置し、かつインク圧力室87aよりもノズルプレート81における吐出孔81aの開口面側に配置されている。
以上の構成により、インク供給孔を介してインクカートリッジ4a〜4dからインク室91内に流入したインクは、インク室91から絞り部85bを通ってインク圧力室87aに分配される。そして、圧力室87aから各貫通孔86a、85a、84a、83a、82aを通ってインク吐出孔81aに至ることとなる。
圧電シート88の上面には、インク圧力室87aに対応する位置に駆動電極89が形成され、駆動電極89の上部には接点ランド90が設けられ、フレキシブル配線基板17bを介してドライバIC17cと接続されている。駆動電極89と圧電シート88とによりアクチュエータ(第1のアクチュエータ)が形成され、駆動電極89に電圧が印加されることにより、インク圧力室87aに圧力が加えられ、インクが吐出口81aから吐出される。
次に、図5を参照して上述のように構成したインクジェット記録装置1の電気回路構成について説明する。図5は、インクジェット記録装置1の電気回路構成の概略を示すブロック図である。インクジェット記録装置1を制御するための制御装置は、本体制御基板30と、キャリッジ基板17aとを備えており、本体制御基板30には、1チップ構成のマイクロコンピュータ(CPU)32と、そのCPU32により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM33と、各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM34と、タイマ35、イメージメモリ37、ゲートアレイ(G/A)36等が搭載されている。
演算装置であるCPU32は、ROM33に予め記憶された制御プログラム33aに従い、上述したパージ処理等、各処理の制御を実行するものである。また、印刷タイミング信号およびリセット信号を生成し、各信号を後述のゲートアレイ36へ転送する。CPU32には、ユーザが印刷の指示などを行うための操作パネル38、記録ヘッドユニット3を移動させるキャリッジモータ(CRモータ)16を駆動するためのCRモータ駆動回路39、記録媒体を搬送する搬送モータ(LFモータ)40を動作させるためのLFモータ駆動回路41、用紙の先端を検出するペーパセンサ42、記録ヘッドユニット3の原点位置を検出する原点センサ43などが接続されている。接続される各デバイスの動作はこのCPU32により制御される。
タイマ35は、日付を含む時間を計時するものであり、インクジェット記録装置1の電源が遮断されている期間も計時を行うように電池35aを備えている。このタイマ35は、印刷処理またはパージ処理においてアクチュエータを作動させた時にリセットされ、インクジェット記録装置1の電源が投入された時や、所定の時間間隔で計時された時間が読み取られる。この時間が所定の時間より長い場合には、導電性高分子アクチュエータ11bに電圧を印加することによりパージ処理が行われるとともに、この経過時間が長いほど導電性高分子アクチュエータ11bに高い電圧が印加される。
ゲートアレイ36は、CPU32から転送される印刷タイミング信号と、イメージメモリ37に記憶されている画像データとに基づいて、その画像データを記録媒体に印刷するための印刷データと、その印刷データと同期する転送クロックと、ラッチ信号と、基本印刷波形信号を生成するためのパラメータ信号と、一定周期で出力される噴射タイミング信号とを出力し、それら各信号を、キャリッジ基板17aへ転送する。キャリッジ基板17aは、フレキシブル配線基板17bを通してドライバIC17cに各信号を送信し、ドライバIC17cは、インクの噴射を行うインクジェットヘッド15を駆動している。
また、パージ処理を行う際には、CPU32からゲートアレイ36に制御信号が送られ、ゲートアレイ36は、キャリッジ基板17a及びフレキシブル基板17bを介してドライバIC17cにその制御信号に対応する信号を送信し、ドライバIC17cは、導電性高分子アクチュエータ11bの電極11cにCPU32により設定された電圧を印加する。
また、ゲートアレイ36は、コンピュータなどの外部機器からUSBインターフェース44を介して転送されてくる画像データを、イメージメモリ37に記憶させる。そして、ゲートアレイ36は、ホストコンピュータなどからUSBインターフェース44を介して転送されてくる画像データに基づいてデータ受信割込信号を生成し、その信号をCPU32へ転送する。
次に、図6を参照して逆止弁14およびエアトラップユニット11の詳細について説明する。図6は、逆止弁14およびエアトラップユニット11の断面図である。インク流入路11fには、隔壁11dがインク流入路11f内のインク流れに対して垂直に形成され、隔壁11dには、逆止弁14の軸部14bを摺動可能に挿入される軸孔11gと、軸孔11gに隣接する周囲に複数のインク供給孔11eが形成されている。
逆止弁14は、弾性のある樹脂材料で一体に形成され、インク供給孔11eと対向する膜状の傘部14aとそれに連接した軸部14bとを有し、軸部14bには、膨出部14cが形成されている。この軸部14bが、隔壁11dに形成された軸孔11gに摺動可能に挿入され、常態では、膨出部14cが隔壁11dの壁面に係止され、傘部14aがインク供給孔11eと間隔を空けた状態に保持される。
したがって、常態においては、インク流入路11f内のインクはインク供給孔11eからエアトラップ室11aへ流出することができる。
一方、エアトラップ室11aからインク流入路11fに向かう流れが生じると、傘部14aが軸部14bを伴って押し戻され、傘部14aがインク供給孔11eに密着してインク供給孔11eを塞ぎ、インクの逆流が阻止される。
図6(a)は、常態を示すものであって、導電性高分子アクチュエータ11bには、電圧が印加されていない状態であり、逆止弁14の傘部14aは、隔壁11dから間隔を空けた状態で保持されている。一方、図6(b)は、導電性高分子アクチュエータ11bに、電圧が印加され導電性高分子アクチュエータ11bが変形してエアトラップ室11a内の容積が狭くなった状態を示している。この状態では、エアトラップ室11a内の圧力が高くなり、逆止弁14の傘部14aが隔壁11dに密着し、インク供給孔11eを塞いでいる。したがって、エアトラップ室11aのインクは、連通路19を通りインクジェットヘッド15へ供給される。
次に、図7を参照して導電性高分子アクチュエータ11bに電圧を印加した場合のエアトラップ室11a内の圧力の変化について説明する。図7(a)は、導電性高分子アクチュエータ11bに印加する電圧を示すグラフであり、図7(b)は、導電性高分子アクチュエータ11bに電圧が印加された場合の、エアトラップ室11a内の圧力の変化を示すグラフである。
図7(a)は、横軸を時間とし、縦軸を導電性高分子アクチュエータ11bに印加する電圧(単位をボルトV)として導電性高分子アクチュエータ11bに印加する電圧の変化を示すグラフであり、0.2秒から1.0秒間、1kVから5kVの一定の矩形波状の電圧を印加する。
図7(b)は、横軸を時間とし、縦軸をエアトラップ室11a内の圧力P(単位をパスカルPa)として圧力の変化を示すグラフであり、実線は、導電性高分子アクチュエータ11bに5kVを印加した場合、一点鎖線は、導電性高分子アクチュエータ11bに1kVの電圧を印加した場合をそれぞれ示している。
導電性高分子アクチュエータ11bの厚さを0.1〜1mm、エアトラップ室11aの気体容積Vを約0.1cc、導電性高分子アクチュエータの変形量をこの気体容積の約50%とすると、エアトラップ室11aのピーク圧力Pは、PV=一定であるから、
0.1cc×1atm=0.05cc×(1atm+Δp)
よって、Δp=1atm
となる。(1atmは、1気圧)
ただし、導電性高分子アクチュエータ11bが変形するにしたがって、インク吐出孔81aからインクが排出されるので、導電性高分子アクチュエータ11bに印加する電圧により、ピーク値が変化する。図7(b)に示すように、導電性高分子アクチュエータ11bに印加する電圧が大きいほど、エアトラップ室11a内の圧力は、急激に立ち上がるとともに、ピーク値が大きくなる。逆に、導電性高分子アクチュエータ11bに印加する電圧が小さいと、エアトラップ室11a内の圧力は、緩慢に立ち上がるとともに、ピーク値は小さくなる。
したがって、導電性高分子アクチュエータ11bに印加する電圧が大きいほど、急激にエアトラップ室11a内のインクに圧力がかけられ、その圧力がインクジェットヘッド15内のインクに伝わり、インク吐出孔81aからインクを排出させることができる。
次に、図8に示すフローチャートを参照して、パージ処理について説明する。図8は、CPU32により実行されるパージ処理を示すフローチャートである。このパージ処理は、インクジェット記録装置1の電源が投入された場合に起動される処理である。このパージ処理では、まず、タイマ35から読み出された時間が15日以上経過しているか否かが判断される(S1)。判断の結果15日以上経過している場合は(S1:Yes)、インクの吐出状態が悪化している可能性が高いので導電性高分子アクチュエータ11bに5kVの電圧が印加される(S2)。これにより、エアトラップ室11a内の圧力が急激に高められ、強力にインクの排出が行われる。
タイマ35の時間が15日以上経過してない場合は(S1:No)、タイマ35の時間が10日以上経過しているか否かが判断される(S3)。判断の結果10日以上経過している場合は(S3:Yes)、導電性高分子アクチュエータ11bに3kVの電圧が印加される(S4)。これにより、エアトラップ室11a内の圧力が高められインクの排出が行われる。
タイマ35の時間が10日以上経過してない場合は(S3:No)、タイマ35の時間が5日以上経過しているか否かが判断される(S5)。判断の結果5日以上経過している場合は(S5:Yes)、導電性高分子アクチュエータ11bに1kVの電圧が印加される(S6)。これにより、エアトラップ室11a内の圧力が高められインクの排出が行われる。
タイマ35の時間が5日以上経過していない場合は、印刷を行う印刷データを受信しているか否かを判断する(S7)。印刷データを受信している場合は(S7:Yes)、
その印刷データに従ってインクジェットヘッド15に形成されているアクチュエータの駆動電極89に電圧を印加することによりインク圧力室87aに圧力を加えて印刷を行う(S8)。印刷データを受信していない場合は(S7:No)、S1の処理へ戻る。
S8の処理において、印刷を終了した場合およびS2、S4およびS6の処理において、導電性高分子アクチュエータ11bに所定の電圧を印加して回復処理を行った場合は、タイマ35の時間をリセット(時間の値を0にする)し(S9)、S1の処理へ戻る。
なお、このパージ処理は、タイマ35をインクの色毎に備え、各インクの色毎に独立して行うようにしてもよい。
以上説明したように、上記第1実施形態では、インクカートリッジ4から供給されるインクを貯留するエアトラップ室11a(インク貯留室)を備え、そのエアトラップ室11aは、上部の面を導電性高分子アクチュエータ11bで形成している。したがって、パージ処理を行うにあたっては、この導電性高分子アクチュエータ11bに電圧を印加することにより実行することができ、パージ処理を行うためのポンプが不要となり、装置を小型化することができる。また、エアトラップ室11aは、インクに含まれる気泡を除去する機能を有し、パージ処理を行う機能を兼用することができる。また、導電性高分子アクチュエータ11bに印加する電圧を変化することにより、インクジェット記録装置1の使用状況に応じて最適なパージ処理を行うことができる。
次に、第2実施形態について図9を参照して説明する。なお、前記した第1実施形態のインクジェット記録装置1と同一部分には、同一の符号を付してその説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
この第2実施形態では、エアトラップ室11aには、導電性高分子アクチュエータ11bを設けずに、通常のエアトラップ室11aとし、インクジェットヘッド15を構成する2枚のマニホールドプレート82,83により形成されるインク室91に、導電性高分子アクチュエータ51と電極52とを備えるものである。電極52は、第1実施形態と同様に、ドライバIC17cに接続され、CPU32により制御されるものである。
この場合には、エアトラップ室11aからインクジェットヘッド15へインクを供給する連通路19にインクの逆流を阻止する逆止弁14を備えているものとする(図示せず)。
図9(a)は、常態におけるインクジェットヘッド15の断面を示す断面図であり、図9(b)は、パージ処理において導電性高分子アクチュエータ51に電圧が印加され、導電性高分子アクチュエータ51が変形した様子を示すものである。
以上説明したように、第2実施形態では、インクジェットヘッド15に形成されるインク室91に、導電性高分子アクチュエータ51を備えるものであり、第1実施形態と同様に、導電性高分子アクチュエータ51に電圧を印加することによりパージ処理を実行することができ、パージ処理を行うためのポンプが不要になり、インクジェット記録装置1を小型化することができる。また、導電性高分子アクチュエータ51に印加する電圧を変化させることにより、インクジェット記録装置1の使用状況に応じて最適なパージ処理を行うことができる。
なお、請求項6に記載の制御手段は、図8に示すフローチャートのS2,S4,S6の処理が該当する。
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記第1実施形態では、インクジェットヘッドは、キャリッジ3aに搭載され移動するものとしたが、インクジェットヘッドを固定するインクジェット記録装置に本発明を適用してもよい。
また、導電性高分子アクチュエータ11b(51)は、バイオメタルあるいは人工筋肉と呼ばれるもので形成してもよい。
また、上記第1実施形態では、タイマ35は、印刷を実行した場合またはパージ処理を実行した場合にリセットし、その時からの経過時間を計時するものとしたが、時計のような絶対時刻を計時するタイマとし、印刷を実行した場合またはパージ処理を実行した場合に、不揮発性のEEPROMなどに記憶し、現在時刻と比較することにより、経過時間を算出するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態におけるインクジェット記録装置の内部構成を概略的に示した平面図である。 記録ヘッドユニットの内部構成を示す平面図である。 記録ヘッドユニットの内部構成を示す図2におけるIII−III線断面図である。 インクジェットヘッドの構成を模式的に示す断面図である。 インクジェット記録装置の電気回路構成の概略を示すブロック図である。 逆止弁およびエアトラップユニットの断面図であり(a)は、常態を示し、(b)は、導電性高分子アクチュエータに電圧が印加された場合を示すものである。 (a)は、導電性高分子アクチュエータに印加する電圧を示すグラフであり、(b)は、導電性高分子アクチュエータに電圧が印加された場合の、エアトラップ室内の圧力の変化を示すグラフである。 パージ処理を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるインクジェットヘッドの構成を示す断面図である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
3a キャリッジ
3c〜3f エアートラップ
4a〜4d インクカートリッジ(インクタンク)
5 チューブ(インク流路の一部)
11a エアトラップ室(インク貯留室)
11b 導電性高分子アクチュエータ(第2のアクチュエータ)
11f インク流入路(インク流路の一部)
14 逆止弁(逆流防止手段)
15 インクジェットヘッド
17c ドライバIC(電圧設定手段)
32 CPU
35 タイマ(計時手段)
81a インク吐出孔
85b 絞り部
87a インク圧力室
88 圧電シート(第1のアクチュエータの一部)
89 駆動電極(第1のアクチュエータの一部)
91 インク室 (インク貯留室)

Claims (8)

  1. インクタンクと、そのインクタンクから供給されるインクを貯留するインク貯留室と、そのインク貯留室から供給されるインクを貯留するインク圧力室と、そのインク圧力室にインクを吐出するように圧力をかける第1のアクチュエータと、その圧力がかけられたインクを外部に吐出するインク吐出孔とを備えたインクジェット記録装置において、
    前記インク貯留室は、インクを貯留する空間を構成する少なくとも一部の面が電圧を印加することにより変形し、前記第1のアクチュエータに比べ変形量が大きい第2のアクチュエータにより形成されるとともに、インクを前記インクタンクから導入するインク流路にインクが逆流することを防止する逆流防止手段を備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記インク貯留室は、前記インクタンクから供給されるインクと前記インク流路内で発生する気泡とを貯溜するものであることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記インク貯留室から前記インク圧力室へインクを供給し、インクが前記インク貯留室へ逆流することを抑制する絞り部と、前記インク圧力室と、前記第1のアクチュエータと、前記インク吐出孔とを備えたインクジェットヘッドを搭載し主走査方向へ往復移動するキャリッジを備え、前記インク貯留室は、前記キャリッジに搭載されるとともに、前記インクジェットヘッドに直結していることを特徴とする請求項1または2記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記インク貯留室は、複数のインクの色毎に備えられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記インク圧力室は、平板状のキャビティプレートにより形成されるとともに、前記第1のアクチュエータは、前記キャビティプレートに積層され電圧を加えることにより変形する圧電シートにより形成され、前記インク貯留室は、前記圧電シートとは反対側であって、前記キャビティプレートに積層されるマニホールドプレートにより形成されるものであることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第2のアクチュエータに印加する電圧を可変設定する電圧設定手段を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記第1のアクチュエータまたは第2のアクチュエータを作動させた後の経過時間を計時する計時手段と、その計時手段により計時された経過時間が長いほど前記第2のアクチュエータに印加する電圧が高くなるように前記電圧設定手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする請求項6記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記第2のアクチュエータは、導電性高分子アクチュエータにより形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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