JP2006205387A - 画像形成装置の印字位置制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基準間隔で発光素子を列設した基板同士を列設発光素子が重複するように接続し、重複部における一方の基板の最後に発光すべき発光素子と、該最後に発光すべき発光素子の次に発光する他方の基板の発光素子の間隔を補正する画像形成装置の印字位置制御装置を提供する。
【解決手段】第1の照射光の中心位置と第2の照射光の中心位置との間隔を測定する中心位置測定手段(11,12,14)を備え、この手段が測定した中心位置の間隔が、基準間隔(P1)の所定倍である場合には、第1の基板の最後に発光する発光素子(111a1)に次いで発光すべき第2の基板の発光素子との中心位置間隔を、基準間隔の所定倍未満(P3)となるようにシフト(図5参照)して発光させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置の印字位置制御装置に関し、特に、基準間隔で列設した発光素子を備えた発光素子アレイユニット(基板)同士を前記列設した発光素子が重複するように接続した場合に、重複部における一方の基板の書き込み範囲の最後に発光すべき発光素子と、該最後に発光すべき発光素子の次に発光する他方の基板の発光素子の間隔を補正し、印字した際の「白いスジ」を無くすようにした画像形成装置の印字位置制御装置に関する。
多数の発光素子が一方向に列設されたプリント基板(以下、基板と記す)を複数、前記発光素子の並び方向に互いに位置をずらして配置した構成を備えた光書き込み装置が、提案されている(例えば、特許文献1、参照)。
特許文献1の従来技術では、比較的短尺に形成した基板を含む構成の発光素子(LED)アレイユニットを、その発光素子アレイが並んでいる長手方向に複数並べることにより、全体として長尺の発光素子アレイユニットにすることができる。この発光素子アレイユニットから感光体に光を照射して潜像を書き込むことで、次の利点を得る。
第1の利点:例えば、A0サイズのように幅が広い画像を書き込むことができる。因みに、A0サイズのように幅が広い画像を書き込む場合には、この画像の書き込み幅以上(例えば、1m以上)の長さの基板を用いた発光素子アレイユニットを使用することも可能である。しかし、仮に、長さ1mもの一枚の基板を、例えば400dpi(ドットピッチ63.5μm)で列設した発光素子により作ろうとすると、発光素子アレイユニット全長に亘る精度の維持や設備の大型化、さらには歩留まりの低下等によりかなり高価なものになるが、この問題を解消することができる。
第2の利点:仮に、長さ1mの1つの基板により発光素子アレイユニットを構成した場合には、1ドットに相当する発光素子1つが故障したときには、発光素子アレイユニット全体を交換しなければならない。しかし、短尺の基板により1mの発光素子アレイユニットを構成した場合には、その故障した発光素子の属する基板だけを交換することで、発光素子アレイユニット全体の交換を免れる。
特許文献1の従来技術では、前記第1,第2の利点を有する反面、基板を複数、発光素子の並び方向に互いに位置をずらして配置した構成を備えた光書き込み装置では、隣接する基板の重複(重複部)におけるドット位置合わせが問題になる。
すなわち、400dpiにおけるドットピッチは63.5μmであるが、通常は、ドットピッチ誤差を5μm程度よりも小さくしないと、画像に縦の黒や白の「スジ」が発生しやすい。
この重複部部分は、特許文献1におけるように、複数の発光素子アレイユニット間を連結用の連結部材を介して単純に連結しただけでは、次の不都合がある。すなわち、環境温度の変化、発光素子アレイユニットの発光素子の発熱のため、発光素子アレイユニットを備えた光書き込み装置を用いた画像形成装置の機内温度が上昇する。すると、発光素子アレイユニットの温度と共に、基板の重複部分の温度も上昇し、前記連結部材が熱膨張で伸縮するので、この重複部分のドット間ピッチが変化してしまうおそれがある。
一例として、複数の発光素子アレイユニットを繋ぐ連結部材の重複間の距離を20mm、その材質を線膨張係数が0.000012/degの鉄とし、温度上昇を30degとすると、単純計算による温度変化だけで7.2μmのピッチスジが発生してしまう。これに複数の発光素子アレイユニットの初期の位置決め精度等を加えると、さらにドットピッチ誤差が大きくなるので、発光素子アレイユニットの重複部分が、画像上不具合が発生するドットピッチ誤差になってしまう。
前述の不具合を解決するために、先に本願出願人は、短尺の基板だけを用いて実質的に1つの基板を構成し、この場合、環境温度変化、発光素子等の発熱等があっても、熱膨張に起因する画像劣化を生じない光書き込み装置等を提案した。より詳しくは、光書き込み装置の環境温度変化、発光素子等の発熱等により、基板温度や光書き込み装置を構成する発光素子アレイユニット間、基板間等を接続する接続部材の温度が変化しても、複数の発光素子アレイユニットの重複部分のドット間ピッチが発光素子アレイの並び方向に画像不良になるほど狂わないようにした光書き込み装置等を提案した(特許文献2、参照)。
ここで、特許文献2の請求項29の提案は、次の通りである。すなわち、複数個の発光素子アレイユニットを感光体の主走査方向に沿って配置し、前記各発光素子アレイユニットに列設された発光素子からの照射光によって前記感光体を露光して静電潜像を書き込む光書き込み装置において、
前記重複部で接続された各発光素子アレイユニットの少なくとも一方の発光素子アレイユニットによる書き込み範囲を前記主走査方向へシフトさせる書き込み範囲シフト手段を設けた構成である。
このようにすれば、シフト操作のみで補正することができ、発光量の補正の手段を伴わない点で構成が簡易であり、実施も容易である。
特許文献2に開示された技術思想の基本的な構成を図示すると、例えば、図6(A),(B)に示すようになる。
図6は、特許文献2の光書き込み装置の要部を示す図であって、(A)は斜視図、(B)は矢印A方向から見た側面図である。
図6(A),(B)に示すように、光書き込み装置100は、光書き込みユニット110と感光体120とを備えてなる。
光書き込みユニット110を構成する横長の第1,第2の光書き込み手段111A,111Bの下面には、それぞれ多数の発光素子(LED)が横一列に基準間隔で列設された第1,第2の基板111a,111bが備えられている。
そして、第1の光書き込み手段111Aの右端部と、第2の光書き込み手段111Bの左端部とが、互いに一部重複するように配置され、前記右端部と左端部の上面が連結部材112で連結されている。
第1,第2の基板111a,111bは、副走査方向で重なりあうように、感光体120の主走査方向に沿って配置された状態で連結されている。
光書き込みユニット110の下方には、感光体120が配設され、第1,第2の基板111a,111bからの照射光113により、感光体120の表面に静電潜像が形成される。図6(B)においては、それぞれの静電潜像に対応したトナー線像114が形成された場合を示す。
ここで、第1,第2の基板111a,111bの連結状態(重複部の状態)の不都合を、図7(A),(B)を参照しながら説明する。
図7は、第1と第2の発光素子アレイユニットを裏面側(感光体側)から見た模式的な平面図であって、(A)は、第1と第2の発光素子アレイユニットが正常に連結された場合の模式図、(B)は、発光素子アレイユニットの連結に不都合が生じる場合の模式図である。
図7(A)に示すように、第1,第2の基板111a,111bは、それぞれ発光素子111a1〜111a4……,111b1〜111b7……が一定ドットピッチ「P1」で横一列に列設されている。また、第1,第2の基板111a,111bは、互いに平行に連結されている。
図7(A)の場合は、第2の発光素子アレイユニット111bの右端部の発光素子111a1と、第1の発光素子アレイユニット111aの発光素子111b4とのドットピッチが「P1」である。この場合には、それぞれの発光素子111a1〜111a4……,111b1〜111b7……および重複部のドットピッチは全て「P1」なので、感光体(図示省略)を照射する際のドットピッチは均一となり、前述のような「白いスジ」(印字用紙が白色の場合)が生じるという不都合はない。
なお、図中の発光素子の内、長方形に斜線を付したものがデフォルト(初期状態)で点灯するようにし、長方形に斜線を付していないものがデフォルトで消灯するようにしている。
特開平7−61035号公報 特開2001−328292号公報
しかしながら、図7(B)の場合は、前記右端部の発光素子111a1と、前記左端部の発光素子111b5との重複部のドットピッチは、「P1」の2倍以上ある「P2」である。この場合には、第1,第2の基板111a,111bのそれぞれ単独の発光素子のドットピッチは「P1」であるにも拘わらず、前記重複部のドットピッチが「P2」なので、感光体(図示省略)には等間隔の照射光を加えることができず、等間隔の静電潜像が形成されない。よって、この場合は、「P2」に対応した箇所に前記「白いスジ」が発生してしまう。
従って、発光素子アレイユニットを連結した場合に、連結部(重複部)のそれぞれの端部同士の発光素子のドットピッチを、それぞれの発光素子アレイユニットのドットピッチ(P1)に近づくように補正し、感光体に「白いスジ」を無くすようにする必要がある。
本発明は上記の問題を解決すべくなされたものであり、基準間隔で列設した発光素子を備えた発光素子アレイユニット(基板)同士を前記列設した発光素子が重複するように接続した場合に、重複部における一方の基板の書き込み範囲の最後に発光すべき発光素子と、該最後に発光すべき発光素子の次に発光する他方の基板の発光素子の間隔を補正し、印字した際の「白いスジ」を無くすようにした画像形成装置の印字位置制御装置の提供を目的とする。
この目的を達成するために請求項1記載の発明は、複数の発光素子を基準間隔(図4(B)のP1)でそれぞれ列設した第1,第2の発光素子アレイユニット((図1の111a,111b)を感光体(図1の120)の主走査方向に沿わせると共に、前記第1の発光素子アレイユニット(111a)の書き込み範囲(図4(B)参照)における最後に照射光を発すべき発光素子(111a1)と、前記第2の発光素子アレイユニット(111b)の書き込み範囲の先端部の発光素子列が重複するように連結し(図4(B)参照)、該重複部において前記最後に発光すべき発光素子(111a1)の第1の照射光(図3の21A)に次いで、前記第2の発光素子アレイユニット(111b)における書き込み範囲の所定の発光素子から第2の照射光(図3の21B)を発光させ、前記第1の照射光と第2の照射光のそれぞれの中心の距離が、所定の距離より大きい場合には、前記第2の照射光を発光すべき発光素子をシフトするシフト手段を備え、該シフト手段のシフト結果で用紙に印字するようにした画像形成装置の印字位置制御装置であって、
前記画像形成装置の印字位置制御装置は、前記第1の照射光の中心位置と前記第2の照射光の中心位置との間隔(図4(A)参照)を測定する中心位置測定手段(図1のCCDセンサ11,結像用レンズ12,演算装置14)を備え、
該中心位置測定手段が測定した中心位置の間隔が、前記基準間隔(P1)の所定倍である場合には(図4(B)のP2)、前記第1の発光素子アレイユニットの最後に発光する発光素子(111a1)に次いで発光すべき前記第2の発光素子アレイユニットの発光素子との中心位置間隔を、前記基準間隔の所定倍未満(P3)となるようにシフト(図5参照)して発光させる構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図1〜図5に示すようになる。このようにすれば、一方の基板111aの先端(右端)の発光素子111a1の照射光と、この発光素子111a1の次に発光すべき他方の基板111bのシフト後の発光素子111b4の照射光との間隔がP3<2P1となり、感光体上にP3<2P1の条件で静電潜像を形成することができる。
従って、複数の光書き込み手段(111Aと111B)を組み合わせて1つの光書き込みユニット(110)を作成する際、組立による重複部の位置精度を緩くすることができる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置の印字位置制御装置において、
前記中心位置測定手段は、前記記第1の照射光に基づいて前記感光体上に形成した第1のトナー線像(図2の22A)と、前記第2の照射光に基づいて感光体上に形成した第2のトナー線像(図2の22B)のそれぞれの中心の間隔(図4(A)参照)を測定する構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図2,図4(A),(B)に示すようになる。このようにすれば、一方の基板111aの先端(右端)の発光素子111a1の照射光と、この発光素子111a1の次に発光すべき他方の基板111bのシフト後の発光素子111b4の照射光との間隔が、P3<2P1となり、「白いスジ」(印字用紙が白色の場合)が発生することを防止できる。
また、直接発光素子の中心位置を測定しなくても、書き込み範囲の端部に対応する発光素子の中心位置を特定し、測定を行なうことができるので、測定の際に画像形成装置の部品等を取り外したりすることなしに測定し、書き込み範囲位置の調整を自動的に行なうことができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置の印字位置制御装置において、
前記中心位置測定手段は、前記感光体上に形成された第1,第2のトナー線像と照射する単色光源(図1,図2の120)と、
該単色光源によって得られた反射光を検出する反射光検出手段(CCDセンサ11,結像用レンズ12)と、
該反射光検出手段により得られたデータに基づいて前記基準間隔の所定倍未満となるようにシフトして前記第2の発光素子を発光させる構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図1,図2に示すようになる。このようにすれば、単色光源なので、鮮明なトナー線像の反射光をCCDセンサ11上に結像することができ、CCDセンサは正確なデータを出力することができる。
請求項1記載の発明によれば、複数の光書き込み手段を組み合わせて1つの光書き込みユニットを作成する際、組立による重複部の位置精度を緩くすることができる。
請求項2記載の発明によれば、一方の基板の先端(右端)の発光素子の照射光と、この発光素子の次に発光すべき他方の基板のシフト後の発光素子の照射光との間隔が、P3<2P1となり、「白いスジ」(印字用紙が白色の場合)が発生することを防止できる。
また、直接発光素子の中心位置を測定しなくても、書き込み範囲の端部に対応する発光素子の中心位置を特定し、測定を行なうことができるので、測定の際に画像形成装置の部品等を取り外したりすることなしに測定し、書き込み範囲位置の調整を自動的に行なうことができる。
請求項3記載の発明によれば、単色光源なので、鮮明なトナー線像の反射光をCCDセンサ11上に結像することができ、CCDセンサは正確なデータを出力することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、既に説明済みの部分には、同一符号を付し、重複説明を省略する。
図1は、本実施形態の光書き込み装置の光学系の構成を示す図であって、(A)は感光体の主走査方向から見た側面図、(B)は斜視図である。
図2は、光書き込み装置の光学系および制御系の構成を示す斜視図である。
図3は、本実施形態における感光体への線像の形成を示す概念図である。
図4(A)は、本実施形態における線像の中心位置を示す図、(B)は本実施形態における次に発光する発光素子との間隔を補正した状態を示す図である。
図5は、本実施形態における線像のシフトを示す概念図である。
図1(A),(B)に示すように、折り曲げた連結部材112の下面には、それぞれ第1,第2の光書き込み手段111A,111Bが取り付けられている。第1,第2の光書き込み手段111A,111Bの下面には、それぞれ第1,第2の発光素子アレイユニット(以下、基板と記す)111a,111bが取り付けられ、第1,第2の基板111a,111bの各発光素子(図示省略)は、感光体120の表面を直角に照射するように配設されている。
また、感光体120の左方には、第1の光書き込み手段111Aと第2の光書き込み手段111Bとの重複の位置に合わせて、結像用レンズ11と、CCDセンサ12と、CCDセンサ12の受光特性に応じた波長の単色光源13(例えば、キセノンランプ,蛍光灯,LED等)が配置されている。単色光源としたのは、感光体120に形成される線像を鮮明に浮かび上がらせるためである。
そして、単色光源13からの単色照射光13aが感光体120の表面を照射し、その反射光13bが結像用レンズ12により結像され、CCDセンサ11を照射するようになっている。
次に、図2を参照しながら、本実施形態の光学系および制御系の構成を説明する。
図2に示すように、CCDセンサ12の出力側は、演算装置14に接続されている。演算装置14は、CCDセンサ12上に結像されたデータを測定・認識し、発光位置補正データを演算し発光位置補正情報(後述)として、光書き込み手段制御回路15へと送る。光書き込み手段制御回路15は、発光位置補正情報に基づき、第1,第2の基板111a,111bの少なくとも一方による書き込み範囲を制御し、自動で書き込み範囲をシフトさせる(後述)。
第1の線像22Aと第2の線像22Bについては、後述する。
次に、図1(A),(B)〜図5を参照しながら、本実施形態の動作を説明する。
図3に示すように、最初に初期状態で設定されている第1,第2の光書き込み手段111A,111Bの重複側での書き込み範囲端部(図4(B)参照)にあたる発光素子のみを動作させ、感光体120に対して照射を行なう。
21Aは、第1の光書き込み手段111Aの書き込み範囲端部にある発光素子(例えば、図4(B)の発光素子111a1)による第1の照射光であり、21Bは、第2の光書き込み手段111Bの書き込み範囲端部にある発光素子(例えば、図4(B)の発光素子111b5)による第2の照射光である。
この状態で機械(図示省略の画像形成装置)を動作させると、書き込み範囲端部にあたる部分だけにトナーが付着し、感光体120上にトナーによる第1,第2の線像22A,22Bが形成される。第1の線像22Aは、前記第1の照射光21Aにより線像であり、第2の線像22Bは、前記第2の照射光21Bによる線像である。
そして、図2に示すように、感光体120上に現れたトナーによる第1,第2の線像22A,22Bを、単色光源13からの単色照射光13aで照らし出し、反射光13bを、結像用レンズ11を通してCCDセンサ12上に結像させる。そして、CCDセンサ12からの出力データを測定し、その出力データを演算する機能を有する演算装置14に送り認織させる。送られたデータを基に演算装置14にて発光位置補正データを演算し(次に説明する)、光書き込み手段制御回路15へと送る。
前述の演算装置14では、第1,第2の線像22A,22Bの線像幅の中心同士の位置を測定し(図4(A)参照)、その測定結果より第1,第2の光書き込み手段111A,111Bの重複側での書き込み範囲端部にあたる発光素子の位置を特定する(図4(B)の発光素子111b5の位置を特定)。
そして、図5に示すように、光書き込み手段制御回路15では、前記2つの発光素子(111a1と、その次に発光すべき発光素子)の中心間隔が基準間隔(ドットピッチP1)の2倍未満になるように(図4(B)参照、P3<2P1)、第2の光書き込み手段111Aの書き込み範囲端部に当たる発光素子の位置を移動させることにより、書き込み範囲全体をシフトさせる制御を行なう。22Baは、第2の線像22Bをシフトした後の第3の線像である。
このように一方の基板111aの先端(右端)の発光素子111a1と、この発光素子111a1の次に発光すべき他方の基板111bのシフト後の発光素子111b4との間隔が、P3<2P1となり、「白いスジ」(印字用紙が白色の場合)が発生することを防止できる。なお、「白いスジ」が出ないまでも、例えば薄い灰色のスジの場合は、前記発光素子111a1と発光素子111b4との少なくとも一方への電流供給を調整し、線像を太くすれば、前記薄い灰色のスジを消すことができる。すなわち、前記発光素子111a1と発光素子111b4との間には、白色等の「スジ」が生じることを防止できる。
なお、前記書き込み範囲全体をシフトさせる制御は、例えば画像形成装置本体の電源を投入した直後、画像形成装置本体に搭載されている定着部等の温度状態等を見て、その日最初の始動と判断されたときに行うと良い。
本発明の実施形態の光書き込み装置の光学系の構成を示す図であって、(A)は感光体の主走査方向から見た側面図、(B)は斜視図である。 同実施形態における、光書き込み装置の光学系および制御系の構成を示す斜視図である。 同実施形態における、感光体への線像の形成を示す概念図である。 (A)は、同実施形態における、線像の中心位置を示す図、(B)は、同実施形態における、次に発光する発光素子との間隔を補正した状態を示す図である。 同実施形態における、線像のシフトを示す概念図である。 従来技術(特許文献2)の光書き込み装置の要部を示す図であって、(A)は斜視図、(B)は矢印A方向から見た側面図である。 第1と第2の発光素子アレイユニットを裏面側(感光体側)から見た模式的な平面図であって、(A)は、第1と第2の発光素子アレイユニットが正常に連結された場合の模式図、(B)は、発光素子アレイユニットの連結に不都合が生じる場合の模式図である。
符号の説明
HK 光書き込み装置
P1 ドットピッチ(基準間隔)
P2 ドットピッチ(白いスジの生じる場合)
P3 シフト後のドットピッチ
11 結像用レンズ
12 CCDセンサ
13 単色光源
13a 単色照射光
13b 反射光
14 演算装置
15 光書き込み手段制御回路
21A 第1の照射光
21B 第2の照射光
22Ba シフト後の第3の線像
22A 第1の線像
22B 第2の線像
100 従来の光書き込み装置
110 光書き込みユニット
111A 第1の光書き込み手段
111a 第1の発光素子アレイユニット(基板)
111a1〜111a4…… 列設された発光素子
111B 第2の光書き込み手段
111b 第2の発光素子アレイユニット(基板

111b1〜111b7…… 列設された発光素子
112 連結部材
113 照射光
114 トナー線像
120 感光体

Claims (3)

  1. 複数の発光素子を基準間隔でそれぞれ列設した第1,第2の発光素子アレイユニットを感光体の主走査方向に沿わせると共に、前記第1の発光素子アレイユニットの書き込み範囲における最後に照射光を発すべき発光素子と、前記第2の発光素子アレイユニットの書き込み範囲の先端部の発光素子列が重複するように連結し、該重複部において前記最後に発光すべき発光素子の第1の照射光に次いで、前記第2の発光素子アレイユニットにおける書き込み範囲の所定の発光素子から第2の照射光を発光させ、前記第1の照射光と第2の照射光のそれぞれの中心の距離が、所定の距離より大きい場合には、前記第2の照射光を発光すべき発光素子をシフトするシフト手段を備え、該シフト手段のシフト結果で用紙に印字するようにした画像形成装置の印字位置制御装置であって、
    前記画像形成装置の印字位置制御装置は、前記第1の照射光の中心位置と前記第2の照射光の中心位置との間隔を測定する中心位置測定手段を備え、
    該中心位置測定手段が測定した中心位置の間隔が、前記基準間隔の所定倍である場合には、前記第1の発光素子アレイユニットの最後に発光する発光素子に次いで発光すべき前記第2の発光素子アレイユニットの発光素子との中心位置間隔を、前記基準間隔の所定倍未満となるようにシフトして発光させることを特徴とする画像形成装置の印字位置制御装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置の印字位置制御装置において、
    前記中心位置測定手段は、前記記第1の照射光に基づいて前記感光体上に形成した第1のトナー線像と、前記第2の照射光に基づいて感光体上に形成した第2のトナー線像のそれぞれの中心の間隔を測定することを特徴とする画像形成装置の印字位置制御装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置の印字位置制御装置において、
    前記中心位置測定手段は、前記感光体上に形成された第1,第2のトナー線像と照射する単色光源と、
    該単色光源によって得られた反射光を検出する反射光検出手段と、
    該反射光検出手段により得られたデータに基づいて前記基準間隔の所定倍未満となるようにシフトして前記第2の発光素子を発光させることを特徴とする画像形成装置の印字位置制御装置。
JP2005017002A 2005-01-25 2005-01-25 画像形成装置の印字位置制御装置 Pending JP2006205387A (ja)

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