JP2006204532A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は目押しのできない初級者であってもチャレンジタイムを十分に楽しむことが可能なスロットマシンを提供する。
【解決手段】 チャレンジタイム中において特定小役の入賞が不可能な場合は、リプレイフラグが成立していることを条件としてリプレイ役が入賞するようにリールの引き込み制御を実行する。
【選択図】 図1
【解決手段】 チャレンジタイム中において特定小役の入賞が不可能な場合は、リプレイフラグが成立していることを条件としてリプレイ役が入賞するようにリールの引き込み制御を実行する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スロットマシンに関する。
たとえば下記特許文献1に記載されているように、スロットマシンの種類の一つとして、チャレンジタイム(いわゆるCT)を発生可能なスロットマシンが知られている。CT中は内部抽選の結果の如何によらず目押しにより小役の入賞を得ることができるので、遊技者の技量介入性が高まり、遊技の興趣が向上する。
特開2001−112918号公報
しかしながら、目押しができない初級者は思い通りに小役を揃えることができないので、CT中であるにも関わらず手持ちのメダルが減少してしまい、却って興趣を殺いでしまうという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は目押しのできない初級者であってもCT(チャレンジタイム)を十分に楽しむことが可能なスロットマシンを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明は、スタート条件の成立に応じて図柄を変動表示するリールと、スタート条件の成立に応じて役の抽選処理を実行する抽選手段と、リールの回転を停止させる契機を生成するストップスイッチと、ストップスイッチが操作された際のリールの引き込み制御を制限する遊技モードであるチャレンジタイム中のゲームにおいて、特定小役の入賞が可能なタイミングでストップスイッチが操作されたか否かを判定するスイッチ操作タイミング判定手段と、特定小役の入賞が可能であるとの判定をスイッチ操作タイミング判定手段がした場合には特定小役を入賞させる一方、特定小役の入賞が不可能であるとの判定をスイッチ操作タイミング判定手段がした場合には、抽選処理において次のゲームでメダル等の遊技媒体が不要なリプレイ役に当選していることを条件に、リプレイ役が入賞するようにリールの引き込み制御を実行するチャレンジタイム中リール制御手段と、を備えたことを主要な特徴とする。
上記本発明によれば、特定小役を取りこぼしてもリプレイ役が高確率で入賞するため、メダルの減少を抑制することができる。したがって、目押しの不得手な初級者であってもチャレンジタイムを十分楽しむことが可能となる。
また、上記抽選手段は、チャレンジタイム中のゲームにおけるリプレイ役の当選確率が、非チャレンジタイム中のゲームにおけるリプレイ役の当選確率よりも高くなるように構成することができる。このようにリプレイ役を入賞し易くすることで、目押しの不得手な遊技者のメダルの減少をより有効に阻止することが可能である。
また、スイッチ操作タイミング判定手段は、特定小役の入賞が不可能であると判断した場合にリプレイ役が入賞可能か否かを判断するように構成できる。チャレンジタイム中リール制御手段は、スイッチ操作タイミング判定手段がリプレイ役の入賞は可能であると判断した場合には、引き込み制御を制限しつつリプレイにかかる図柄を有効ライン上に停止させる一方、スイッチ操作タイミング判定手段がリプレイ役の入賞も不可能であると判断した場合には、引き込み制御を行なわないでリールを停止するように構成できる。このような構成によれば、特定小役が入賞不能かつリプレイ役に当選している場合でも、リプレイ図柄が100%揃う(リプレイ役が100%入賞する)というわけではなくなるので、遊技者の技量介入の余地を残すことが可能である。ただし、チャレンジタイム中のリプレイ役の当選確率を高くする構成を伴えば、目押し初級者救済の実効を図ることは可能である。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のスロットマシン1の正面模式図である。スロットマシン1は、正面部が開閉式の扉により構成された筐体2を有する。筐体2の内部には、3体のリール26L,26C,26Rが互いに平行となるように配置されている。各リール26L,26C,26Rには、複数種類の図柄の描かれたフィルム(図3(a)参照)が貼着されている。また、各リール26L,26C,26Rは、それらを個別に駆動するためのモータ25L,25C,25Rに連結されている。筐体2は、遊技者が位置する正面側に透明な表示窓18を有する。表示窓18を通じてリール26L,26C,26Rが視認可能である。また、筐体2には、メダル投入口10、ストップスイッチ20L,20C,20R、スタートスイッチ11、MAXBETスイッチ15、精算スイッチ16、払出表示部22、クレジット表示部21、スピーカ17,17および液晶表示部19などが設けられている。図柄組み合わせライン12,13,14は、メダルの投入数に応じて有効化される。有効化された図柄組み合わせライン12,13,14(有効ライン)上に入賞態様を示すようにリール26L,26C,26Rが停止すると、役が入賞となる。
図1は、本発明のスロットマシン1の正面模式図である。スロットマシン1は、正面部が開閉式の扉により構成された筐体2を有する。筐体2の内部には、3体のリール26L,26C,26Rが互いに平行となるように配置されている。各リール26L,26C,26Rには、複数種類の図柄の描かれたフィルム(図3(a)参照)が貼着されている。また、各リール26L,26C,26Rは、それらを個別に駆動するためのモータ25L,25C,25Rに連結されている。筐体2は、遊技者が位置する正面側に透明な表示窓18を有する。表示窓18を通じてリール26L,26C,26Rが視認可能である。また、筐体2には、メダル投入口10、ストップスイッチ20L,20C,20R、スタートスイッチ11、MAXBETスイッチ15、精算スイッチ16、払出表示部22、クレジット表示部21、スピーカ17,17および液晶表示部19などが設けられている。図柄組み合わせライン12,13,14は、メダルの投入数に応じて有効化される。有効化された図柄組み合わせライン12,13,14(有効ライン)上に入賞態様を示すようにリール26L,26C,26Rが停止すると、役が入賞となる。
図2は、スロットマシンの制御装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、スロットマシン1の制御装置200は、主制御部であるメイン基板100および副制御部であるサブ基板101を備える。メイン基板100は、CPU30、ROM31、RAM32および入出力インターフェイス33(I/O33)を含む。これらの装置は、バスで相互に接続されている。メイン基板100には、スタートスイッチ11、ストップスイッチ20L,20C,20Rなどの入力操作部からの操作信号や、メダル投入口10に付設された投入メダル検知部10a、リール位置検知部27などの検知部からの検知信号がI/O33を経由して入力される。メイン基板100に入力された各信号は、CPU30に入力される。メダル払出部28(ホッパ)が駆動することにより、所定量のメダルが遊技者に払い出される。また、ランプ回路(図示省略)を通じてランプ部29の点滅が制御される。
モータ25L,25C,25Rとリール26L,26C,26Rとは、図柄を変動表示可能な図柄表示装置を構成している。モータ25L,25C,25Rは、CPU30から出力される駆動パルス信号によって動作が制御されるステッピングモータである。CPU30からモータ25L,25C,25Rのドライブ回路24に向けて所定数(1または複数)の駆動パルス信号が出力される毎に、モータ25L,25C,25Rは、設計で定められた所定のステップ角で回転する。モータ25L,25C,25Rのステップ角はたとえば1°であり、その場合にはおよそ17°が図柄1コマ分に対応する。また、CPU30は、駆動パルス信号の出力とともに、ワークエリアをなすRAM32内の所定領域に割り当てられた図柄カウンタ32a,32b,32c(図4参照)をカウントアップする。つまり、各図柄カウンタ32a,32b,32cの値は、1つのリールが保有する21個の図柄(図3(a)参照)の各々に対応する。
さらに、リール26L,26C,26Rは、たとえばフォトセンサ等の基準位置検知手段で構成されるリール位置検知部27によって1回転ごとに基準位置が検知され、基準位置を検知したリール位置検知部27はリール基準位置検知信号を生成する。リール基準位置検知信号は、メイン基板100にフィードバックされてCPU30に入力される。リール基準位置検知信号を取得したCPU30は、RAM32内の図柄カウンタ32a,32b,32cがクリア(初期化)される。カウンタクリア後は、駆動パルス信号の出力に応じて再びカウントアップが開始される。つまり、図柄カウンタ32a,32b,32cは、リール26L,26C,26Rが1周するごとにリセットされる。CPU30は、図柄カウンタ32a,32b,32cを読むことによって、どの角度位置にどの図柄があるのか全リール26L,26C,26Rについて常に正確に識別し、この識別結果に基づいてリール26L,26C,26Rの停止位置を正確に制御する。
また、液晶表示部19やアンプ44は、サブ基板101(副制御部)によって制御される。サブ基板101は、CPU40、ROM41、RAM42および入出力インターフェイス43(I/O)を備え、メイン基板100から一方向の通信による制御信号(制御コマンド)が入力されることに基づき、表示制御基板102、音声制御基板103を制御する。これにより、液晶表示部19に画像が表示されるとともに、スピーカ17から音声が出力される。
図3は、メイン基板100にて実行される抽選処理にかかる複数種類の役を説明する図であり、図3(a)はリール26L,26C,26Rに描かれた図柄の配列を表わし、図3(b)は入賞となる図柄組み合わせ、すなわち入賞役を表わしている。メイン基板100のCPU30は、メダルの投入を確認後、スタートスイッチ11からゲーム開始信号が入力されることに応じて、ビッグボーナスやCT等の特別役や小役等の予め定められた複数種類の役(図3(b)参照)の当否を決定するための抽選処理を実行する。その抽選処理は、メイン基板100にて発生させた乱数のサンプリングと、サンプリング乱数に基づき複数種類の役のうちいずれに当選しているか、あるいはハズレかを判断する処理である。このようにCPU30は、ROM31に格納されている抽選プログラムを実行することにより、各役に対応するフラグの成否を決定する抽選手段として機能する。ROM31には、ゲームの進行を担うゲームプログラムが格納されている。CPU30は、ROM31から読み出したゲームプログラムを、RAM32を利用して実行する。RAM32は、プログラムのワークエリアとして働くほか、抽選処理においていずれかの役に当選した場合、当選した役に対応するフラグを成立状態に記憶する記憶手段として機能する。フラグが成立すると、成立したフラグに対応する役が入賞可能になる。
図3(b)に示すごとく、スロットマシン1は、ビッグボーナス図柄が有効ライン上に揃うとビッグボーナスに移行する。ビッグボーナスは、規定回数(たとえば30回)の小役ゲームを実行するか、3回のジャックゲームを実行した時点で終了する。また、CT図柄が揃ったらCTに移行する。CTは、メダルの獲得枚数(純増枚数または純払出枚数)が200枚に達するか、消化ゲーム数が150回に達した時点で終了する。CT中は、左ストップスイッチ20Lの押下により生成されるリール停止信号をCPU30が取得した時点から75msec以内(最大で図柄1コマ分)に左リール26Lを停止するリール制御が行なわれる。一方、中央リール26Cおよび右リール26Rは、CT中であっても、中ストップスイッチ20Cまたは右ストップスイッチ20Rが押下により生成されるリール停止信号をCPU30が取得した時点から190msec以内(最大で図柄4コマ分)に停止する、通常のルールでリール制御が行なわれる。このように、CT中は左リール26Lの引き込み制御が制限される形となる。
また、CT中でもビッグボーナスの抽選処理は通常ゲームと同一確率にて実行されているので、ビッグボーナスに当選するとCTは終了する。また、本実施形態においては、CT図柄が有効ライン上に揃った場合にCTが発生する構成としているが、ビッグボーナスに付随してCTが発生する構成としてもよい。具体的には、CT突入の当否を決定する抽選処理をビッグボーナスの終了後等のタイミングで行ない、その抽選処理で当選の場合にビッグボーナス終了後直ちにCTを発生させる。
スロットマシン1は、ROM31に格納されたゲーム進行にかかるメインプログラムをCPU30が実行することにより、かかるゲーム機能を提供する。図5に示すごとく、メイン基板100のROM31に格納されたゲーム進行用メインプログラムモジュール310は、ゲーム開始プログラム311、抽選プログラム312、リール制御プログラム313、入賞役判定プログラム314およびメダル払出プログラム315を含む。ゲーム開始プログラム311は、メダルの投入を検知してスタートスイッチ13を有効化する処理に関するプログラムである。入賞役判定プログラム314は、リールの停止位置に基づいて役が入賞したか否かを判定する処理に関するプログラムである。メダル払出プログラム315は、メダル払出部28を駆動して入賞役に応じた数量のメダルを払い出す処理に関するプログラムである。
抽選プログラム312は、先に説明した乱数抽選処理に関するプログラムであり、通常時抽選プログラム312a、ビッグボーナス時抽選プログラム312bおよびCT時抽選プログラム312cからなる。通常時抽選プログラム312aにかかる抽選処理と、CT時抽選プログラム312cにかかる抽選処理とは、ビッグボーナス当選確率が等しい点で共通する。一方、メダルを投入せずに次回のゲームを行なうことが可能になるリプレイ役(図3(b)参照)の当選確率は、通常時抽選プログラム312aにかかる抽選処理よりも、CT時抽選プログラム312cにかかる抽選処理の方が高く設定されている。たとえば、前者のリプレイ当選確率を1/7.3程度とし、後者のリプレイ当選確率を1/3程度とすることができる。なお、CT中はリプレイ役を除く他の小役の当選確率はゼロとすることができる。これにより、抽選処理の簡素化を図ることができる。
リール制御プログラム313は、RAM32の図柄カウンタ32a,32b,32cを管理する処理、並びに図柄カウンタ32a,32b,32cに基づいて各リール26L,26C,26Rの回転角度位置を識別し、その識別結果に基づいて停止位置を制御する処理に関するプログラムである。このリール制御プログラム313を実行することにより、CPU30は、ストップスイッチ20L,20C,20Rが操作されたときのリール26L,26C,26Rの停止位置を制御する。また、リール制御プログラム313は、通常・ビッグボーナス中リール制御プログラム313aと、CT中リール制御プログラム313bとからなる。既に説明したように、通常時およびビッグボーナス時等の非チャレンジタイム中は、全リールについて最大で図柄4コマ分の引き込み制御が許容される。これに対し、チャレンジタイム中は左リール26Lの引き込み制御に制限が課される。該制限は、CT中リール制御プログラム313bの実行により担保される。
図6に示すのは、CT中リール制御プログラム313bの要部を構成する左リール停止処理にかかるフローチャートである。左ストップスイッチ20Lがオンされることにより左リール停止信号が生成され、この左リール停止信号を取得することによりCPU30は左ストップスイッチ20Lがオンとなったことを認識する(ST1)。左リール停止信号を取得すると、CPU30はチェリー(図3(a)参照)が枠内の有効ライン上に停止可能なタイミングで左ストップスイッチ20Lが操作されたか否かを判断する。具体的にCPU30は、RAM32の左図柄カウンタ32aを参照することにより左リール26Lの回転角度位置を識別し、左リール26Lのチェリーが枠上または枠内に位置するか否かを判断する(ST2)。左図柄カウンタ32aのカウンタ値が、チェリーの入賞が可能な範囲にある場合、チェリーを上段または下段に停止させる。チャレンジタイム中の左リール26Lは通常時よりも引き込み範囲が制限されているが、図柄1コマ分の引き込みは許容するので、枠上にチェリーがある場合はこれを枠内の上段に引き込む制御を実行する(ST3)。また、チェリーが枠内の中段にある場合は、下段に引き込む制御を行なう。つまり、チェリーが入賞する場合には必ず上段または下段に停止する。このようにすれば、二重の有効ラインでチェリーが入賞するからメダル払出枚数も2倍になり、目押し初級者でもメダル獲得が容易となる。
一方、左リール26Lのチェリーを引き込み不可能な場合には、リプレイフラグがオンであるか否かを判断する(ST4)。先に説明したように、スタートスイッチ11がオンすることによりゲーム開始信号が生成され、該ゲーム開始信号を取得することによりCPU30は抽選プログラム312を実行する。抽選プログラム312の実行にかかる抽選処理でリプレイ役に当選した場合には、RAM32の所定領域に割り当てられたリプレイフラグがオンされる。CPU30は、RAM32を参照することで、リプレイフラグのオンオフを識別する。リプレイの当選確率は通常時においては約1/7.3であり、CT中においては約1/3に設定されており、通常時よりもCT中の方がリプレイに当選し易くなっている。
ST4でリプレイフラグがオンであると判断した場合、ST5に進み、リプレイ図柄を枠内の有効ライン上に引き込み可能か否かを判断する(ST5)。具体的にCPU30は、左図柄カウンタ32aの参照結果より、枠内の有効ライン上または枠上(有効ラインの図柄1コマ分手前)にリプレイ図柄があるか否かを判断する。リプレイ図柄を引き込み可能な場合には、枠内の有効ライン上にリプレイ図柄を引き込んでリール26Lを停止させる(ST6)。チェリーを入賞させることができない場合でも、リプレイが揃うことによりメダルの減少を抑制することができるので、目押しの苦手な初級者と目押し技量に優れる上級者との格差を縮小することができる。そのため、本発明のスロットマシン1は、初級者に敬遠されることのないCT機となりうる。なお、リプレイ図柄を有効ライン上に停止させることが不可能な場合には、左リール26Lを直ちに停止させる(ST7)。直ちに停止といっても図柄が中途半端な位置で停止しないように、左リール26Lの停止位置は特定の回転角度位置になるよう調整される。つまり、CPU30は、図柄カウンタ32aが特定のカウンタ値に一致するように駆動パルスを出力する。特定のカウンタ値は、枠内の上段、中段および下段に対応して定められる。
また、CT中であっても中央リール26Cおよび右リール26Rについては、フラグ非成立の役が入賞しないようにストップスイッチ25C,26Rの操作時から最大で図柄4コマ分の引き込み制御がなされる。また、リプレイフラグがオンであって、左リール26Lのリプレイ図柄が有効ライン上に停止している場合、中央リール26Cおよび右リール26Rはリプレイ役が入賞するように、ストップスイッチ25C,26Rの操作時から最大で図柄4コマ分の引き込み制御がなされる。中央リール26Cおよび右リール26Rについては、完全に目押しが不要になるから、目押し技量の低い初級者の救済を十分図れる。なお、本実施形態では、左リール26Lが第1停止でない場合(中央リール26Cまたは右リール26Rから停止させる場合)には、図6のCT中左リール停止処理を行なわず、通常時のルールで左リール26Lを停止させる。つまり、チェリーを含めて小役が揃わなくなる。したがって、チェリーを入賞させたくない場合には中央リール26Cまたは右リール26Rから停止させればよいことになり、メダルの増減を調整することも非常に簡単である。
また、図3(a)の図柄配列に示すごとく、本実施形態ではCT中における左リール26Lのリプレイ図柄の引き込み率が100%になっていないが、100%となる図柄配列を採用することも可能である。すなわち、CT中において、チェリーが入賞不可能なタイミングで左ストップスイッチ20Lが操作され、尚かつリプレイフラグが成立している場合には、リプレイ役が必ず入賞するように構成することができる。このような構成によれば、リプレイ図柄すら目押しする必要がなくなるため、初級者にとって有意である。
以上、本明細書ではメダルを遊技媒体として使用する通常のスロットマシンで説明を行なったが、パチンコ玉を用いて遊技を行なうスロットマシン(いわゆるパロット)に本発明の要旨を適用することも可能である。また、本実施形態では第1リール(左リール26L)のみ引き込み制御を制限し、第2リール(中央リール26C)および第3リール(右リール26R)は通常の引き込み制御を実行する構成としたが、CT中は全てのリールをストップスイッチの操作後75msec(図柄1コマ分)以内に停止するようにしてもよい。
また、CT中にリプレイに内部当選したら、ストップスイッチを有効化する以前または略同じタイミングで、リプレイ当選である旨を遊技者に報知する報知手段を設けるようにしてもよい。このような報知手段を設けることにより、リプレイの内部当選が報知された場合は、遊技者が安心して目押しをすることができる。目押しを失敗してもリプレイ入賞による救済があるからである。逆に、リプレイの内部当選が報知されない場合は目押しに失敗しても救済されないので、遊技者は慎重に目押しをする。なお、このような報知手段は目押しに熟練している上級者には不要なので、CT中における払出状況に応じて上記の報知手段を作動させるのが好ましい。すなわち、払出状況が悪い場合は遊技者が目押し初級者である可能性が高いので、上記報知手段を作動させることに意味があるといえる。払出状況の良否の判断手法は、たとえば{(CT中の払出枚数)/(CT中の実行ゲーム数)}を変数Aとして求め、この変数Aと設計上の規定値Bとを比較し、変数Aの方が規定値Bよりも大である場合に払出状況が良好、それ以外を不良として判断する方法を例示できる。CT中の払出枚数は純増枚数でもよいし総払出枚数でもよい。なお、報知手段としては、液晶表示部19および/またはスピーカ17を利用することができる。
1 スロットマシン
20L,20C,20R ストップスイッチ
25L,25C,25R ステッピングモータ
26L,26C,26R リール
30 CPU(抽選手段、スイッチ操作タイミング判定手段、チャレンジタイム中リール制御手段)
100 メイン基板
200 制御装置
20L,20C,20R ストップスイッチ
25L,25C,25R ステッピングモータ
26L,26C,26R リール
30 CPU(抽選手段、スイッチ操作タイミング判定手段、チャレンジタイム中リール制御手段)
100 メイン基板
200 制御装置
Claims (3)
- スタート条件の成立に応じて図柄を変動表示するリールと、
前記スタート条件の成立に応じて役の抽選処理を実行する抽選手段と、
前記リールの回転を停止させる契機を生成するストップスイッチと、
前記ストップスイッチが操作された際の前記リールの引き込み制御を制限する遊技モードであるチャレンジタイム中のゲームにおいて、特定小役の入賞が可能なタイミングで前記ストップスイッチが操作されたか否かを判定するスイッチ操作タイミング判定手段と、
前記特定小役の入賞が可能であるとの判定を前記スイッチ操作タイミング判定手段がした場合には前記特定小役を入賞させる一方、前記特定小役の入賞が不可能であるとの判定を前記スイッチ操作タイミング判定手段がした場合には、前記抽選処理において次のゲームでメダル等の遊技媒体が不要なリプレイ役に当選していることを条件に、該リプレイ役が入賞するように前記リールの引き込み制御を実行するチャレンジタイム中リール制御手段と、
を備えたことを特徴とするスロットマシン。 - 前記抽選手段は、前記チャレンジタイム中のゲームにおける前記リプレイ役の当選確率が、非チャレンジタイム中のゲームにおける前記リプレイ役の当選確率よりも高くなるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
- 前記スイッチ操作タイミング判定手段は、前記特定小役の入賞が不可能であると判断した場合に前記リプレイ役が入賞可能か否かを判断し、
前記チャレンジタイム中リール制御手段は、前記スイッチ操作タイミング判定手段が前記リプレイ役の入賞は可能であると判断した場合には、引き込み制御を制限しつつ前記リプレイにかかる図柄を前記有効ライン上に停止させる一方、前記スイッチ操作タイミング判定手段が前記リプレイ役の入賞も不可能であると判断した場合には、引き込み制御を行なわないで前記リールを停止することを特徴とする請求項1または2記載のスロットマシン。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005020332A JP2006204532A (ja) | 2005-01-27 | 2005-01-27 | スロットマシン |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008061776A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Sankyo Kk | スロットマシン |
JP2010259473A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
JP2016025878A (ja) * | 2015-08-04 | 2016-02-12 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
-
2005
- 2005-01-27 JP JP2005020332A patent/JP2006204532A/ja active Pending
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