JP2006204064A - インバータ制御装置とその制御方法 - Google Patents

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敏勝 安部
Yohei Araki
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Abstract

【課題】過電流抑制回路を追加しなくとも、過電流抑制ができるインバータ制御装置とその制御方法を提供する。
【解決手段】速度指令周波数とすべり周波数を加算した周波数から電圧指令を生成するVF変換手段5と、dq軸電圧指令を3相電圧指令に変換する電圧座標変換手段6と、3相電流をdq軸電流に変換する電流座標変換手段8と、すべり周波数生成手段9とを有するインバータ制御装置において、dq軸電流から所定の関数を経て第1の係数を生成する関数発生手段21と、第1の係数を時間に対してスローアップ、スローダウンして第2の係数を生成するスローアップダウン手段22と、第2の係数と前記電圧指令を乗算して新たな電圧指令を生成する電圧指令乗算手段16とを備えるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、過電流抑制機能をもつインバータ制御装置とその制御方法に関する。
インバータ制御装置の過電流抑制に関する従来技術には、例えば特許文献1がある。従来技術を、図7を用いて説明する。図7において、交流電源、120から供給される交流電流をダイオードブリッジを用いた整流手段119 によって整流し、この電流を平滑用コンデンサ118に流してこれを充電し、直流電源を作っている。コンデンサ118の正負端子間にはQ1〜Q6のパワー半導体素子(電圧駆動型のIGBT、 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタを適用している)を三相ブリッジ構成に接続したインバータ主回路117 とその負極側にシャント抵抗Rsを直列に接続している。パワー半導体素子Q1〜Q6にはそれぞれ逆並列にダイオードD1〜D6が接続されており、Q1〜Q6に対する逆電流を流す。このような構成のインバータ117を用いてU,V,W各相の出力端子からモータ116に可変周波数の交流電流を供給する。モータ電流の極性は、出力端子からモータに流れ込む電流を正の極性とし、モータからインバータに流れ込む電流を負の極性とする。また、101はパワー半導体素子Q1〜Q6を上記変調波に応じてオン, オフさせる制御回路である。制御回路101の内部に設けた過電流制限について説明する。制御回路101は、インバータ117のU,V,W各相を独立に駆動するため、上アーム素子用駆動回路102−1 , 下アーム素子用駆動回路102−2、及び浮動電位状態にある駆動回路102−1 に信号を伝達するレベルシフト回路103を各相分備えており、図7ではU相分についてのみ図示している。マイコン115が出力する三相正弦波交流の電圧指令、及び周波数指令は通常、ディジタル信号であり、この信号は制御手段101に含まれるD / A コンバータ113によってアナログ信号に変換される。コンパレータ112−1 , 112−2及び112−3は、D/Aコンバータ113でアナログ信号に変換されたU, V,W各相用の変調波信号と可変振幅三角波発生器111が出力する三角波を比較する手段であり、変調波信号の瞬時値が三角波信号の瞬時値に比べて大きい場合には各相の上アームをオンさせ、逆に小さい場合には下アームをオンさせる。コンパレータ112−1,12−2及び112−3の出力は、変調波信号と三角波信号を比較して結果をハイ(H ) 或いはロー( L )という2値化にした信号であり、この信号に応じて各相の上アーム或いは下アームのいずれをオンさせるかの判断を判断回路105で決める。判断回路105の処理内容は、第1は、非ラップ期間の挿入、第2は、過電流検出時に特定のアームのみをオンからオフに変える過電流制限である。
図8のフローチャ−トを用いて過電流制限について説明する。図8は図7の電流極性検出回路104の処理を示しており、各相の電流極性検出回路による極性の判断は、コンパレータ106が過電流を検出したか否かに関わらず、インバータ117の動作中常時行われる。各相の下アームにオン信号が与えられている期間において、出力電圧が正の値であれば電流は負の極性であり、逆に出力電圧が負の値であれば電流は正の極性と識別する。コンパレータ106によってシャント抵抗両端の電圧が過電流レベルに相当する基準電圧V1を越えたことが検出されると、判断回路105は各相の電流極性検出回路104の検出結果をもとに、各相の電流極性で他の相と極性が異なる相を選び、かつ、その極性が正負のいずれであるかという情報から、Q1〜Q6どのパワー素子に過電流が流れているかを判断し、過電流が流れていると判断されたアームのパワー素子を直ちにオフに切り替え、モータ電流を過電流レベル以上に増加させないよう制限する。過電流が流れていたパワー素子を再びオン再び過電流レベルを越えると上で述べたのと同様な判断で再びこれをオフさせる。こうした動作を繰り返すと、モータ電流は過電流レベル以上には増加しないが、三相正弦波交流の関係が崩れてしまうので、過電流が検出された回数に応じて三角波の振幅を変化させ、相対的に電圧指令値を減少させる制御を行うというものである。
国際公開第97/50162号パンフレット(図1)
従来のインバータ制御装置の過電流抑制手段では、過電流抑制回路を追加しなければならないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、過電流抑制回路を追加しなくとも、過電流抑制ができるインバータ制御装置とその制御方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明は、速度指令周波数とすべり周波数を加算した周波数から電圧指令を生成するVF変換手段と、dq軸電圧指令を3相電圧指令に変換する電圧座標変換手段と、3相電流をdq軸電流に変換する電流座標変換手段と、すべり周波数生成手段とを有するインバータ制御装置において、dq軸電流から所定の関数を経て第1の係数を生成する関数発生手段と、第1の係数を時間に対してスローアップ、スローダウンして第2の係数を生成するスローアップダウン手段と、第2の係数と前記電圧指令を乗算して新たな電圧指令を生成する電圧指令乗算手段とを備えるようにしたものである。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のインバータ制御装置において、関数発生手段は、dq軸電流が、所定値を超えないときは1であり、所定値以上のときはdq軸電流に比例して減少させるようにしたものである。
請求項3記載の本発明は、請求項1記載のインバータ制御装置において、関数発生手段は、dq軸電流が、所定値を越えないときは1であり、所定値以上のときはdq軸電流に反比例して減少させるようにしたものである。
請求項4記載の本発明は、速度指令周波数とすべり周波数を加算した周波数から電圧指令を生成するVF変換手段と、dq軸電圧指令を3相電圧指令に変換する電圧座標変換手段と、3相電流をdq軸電流に変換する電流座標変換手段と、すべり周波数生成手段とを有するインバータの制御方法において、dq軸電流から所定の関数を経て第1の係数を生成するステップと、第1の係数を時間に対してスローアップ、スローダウンして第2の係数を生成するステップと、第2の係数と前記電圧指令を乗算して新たな電圧指令を生成するステップとを備えるようにしたものである。
本発明によると、過電流抑制回路を追加しなくとも、過電流抑制ができるインバータ制御装置とその制御方法を提供できる。
以下、本発明の方法の具体的実施例について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の構成を示すブロック図である。図1において、1はインバータ、2は整流電源、3は電流検出手段、4はコンデンサ、5はVF変換手段、6は電圧座標変換手段、7はPWM手段、8は電流座標変換手段、9はすべり周波数生成手段、10はRI補償手段、11は安定性補償手段、12は電圧指令補正手段、13は積分手段、14、15は除算手段、16は電圧指令乗算手段である。
次に動作について説明する。加算器17は速度指令周波数とすべり周波数を加算して駆動周波数を生成する。VF変換手段5は駆動周波数から電圧指令を生成する。電圧指令はRI補償手段で生成されたRI補償電圧を加算器18によって加算され、安定性手段11で生成された安定性補償電圧を加算器19によって加算され新たな電圧指令となる。さらに電圧指令補正手段12はq軸電流Iqから係数を生成し、電圧指令と電圧指令乗算手段16によって乗算され、補償電圧指令を生成する。電圧座標変換手段6は補償電圧指令を駆動周波数を積分して得た電気角によりdq−3相電圧座標変換をし、U相、V相、W相の3相電圧指令を生成する。PWM手段7は3相電圧指令をPWM信号に変換し、インバータを駆動する。インバータが駆動されて電流が流れるとモータはトルクを発生し、負荷に応じて回転する。電流検出手段3は、3相電流検出信号を生成する。電流座標変換手段8は3相電流検出信号をdq軸電流に変換する。
次に、過電流を抑制する電圧指令抑制手段について図2と用いて説明する。図2において、21は関数発生手段、22はスローアップダウン手段である。関数発生手段21はq軸電流から第1の係数を生成し、スローアップダウン手段は第1の係数から第2の係数を生成する。図3は第1の係数とインバータ電流との関係を示したものであり、電流が所定値である標準動作レベル以下のときは1である。電流が標準動作レベル以上になると直線的に比例ゲインPを減少し、最大電流レベル(最大電流は連続時間流すことはできず、周囲温度により時間とデューティが決定される。)では、下限ゲインになる。このように電流に応じて出力電圧を低減するので過電流を抑制することができる。
図4はインバータ制御装置において、関数発生手段21が第1の係数を生成するグラフである。図4を用いて本発明を説明する。
電流がある所定値(標準動作レベル)を超えた時、新規に設けた過負荷時の電流レベル(最大電流レベル)を使って、出力電流に対する第1の係数を算出する。
図5は出力周波数に対する出力電圧(VF特性)において、第1の係数の可変範囲を示すグラフであり、全領域で第1の係数を可変し、飽和領域も可変にした例である。
このように、第1の係数の可変は飽和領域(出力電圧一定域)でも行うことができるので、出力電圧一定運転時及び回転体の過負荷始動にも出力電圧を低減することができる。
図6は本発明の制御方法を示すフローチャートである。図6において、ステップST1ではdq軸電流から所定の関数を使用して第1の係数を生成する。次にステップST2で、第1の係数をスローアップ、スローダウンさせ時間的に立ち上がり、立下りに勾配をもたせた第2の係数を生成する。次にステップST3で、第2の係数と、電圧指令を乗算して新たな電圧指令である補正電圧指令を生成する。
本発明は、過電流抑制回路を追加しなくとも、インバータ電流が所定値を越えた場合、出力電圧を所定の関数で下げるので過電流を抑制でき、ポンプ負荷及び回転体の過負荷始動の用途など一般産業機械への適用が期待できる。
本発明の構成を示すブロック図。 本発明の電圧指令補正手段を示すブロック図 本発明の電流と第1の係数の関係を示すグラフ 本発明の第1の係数の範囲を示すグラフ 本発明の第1の係数の範囲を示すグラフ 本発明の方法を示すフローチャート 従来例の構成を示すブロック図 従来例の電流抑制を説明するフローチャート
符号の説明
1 インバータ
2 整流電源
3 電流検出手段
4 コンデンサ
5 VF変換手段
6 電圧座標変換手段
7 PWM手段
8 電流座標変換手段
9 すべり周波数生成手段
10 RI補償手段
11 安定性補償手段
12 電圧指令補正手段
13 積分手段
14、15 除算手段
16 電圧指令乗算手段
17、18、19 加算手段
21 関数発生手段
22 スローアップダウン手段

Claims (4)

  1. 速度指令周波数とすべり周波数を加算した周波数から電圧指令を生成するVF変換手段と、dq軸電圧指令を3相電圧指令に変換する電圧座標変換手段と、3相電流をdq軸電流に変換する電流座標変換手段と、すべり周波数生成手段とを有するインバータ制御装置において、
    前記dq軸電流から所定の関数により第1の係数を生成する関数発生手段と、
    前記第1の係数を時間に対してスローアップ、スローダウンして第2の係数を生成するスローアップダウン手段と、
    前記第2の係数と前記電圧指令を乗算して新たな電圧指令を生成する電圧指令乗算手段と、
    を備えることを特徴とするインバータ制御装置。
  2. 前記関数発生手段は、前記dq軸電流が、所定値を超えないときは1であり、所定値以上のときはdq軸電流に比例して減少させることを特徴とする請求項1記載のインバータ制御装置。
  3. 前記関数発生手段は、前記dq軸電流が、所定値を越えないときは1であり、所定値以上のときは前記dq軸電流に反比例して減少させることを特徴とする請求項1記載のインバータ制御装置。
  4. 速度指令周波数とすべり周波数を加算した周波数から電圧指令を生成するVF変換手段と、dq軸電圧指令を3相電圧指令に変換する電圧座標変換手段と、3相電流をdq軸電流に変換する電流座標変換手段と、すべり周波数生成手段とを有するインバータの制御方法において、
    前記dq軸電流から所定の関数により第1の係数を生成するステップと、
    前記第1の係数を時間に対してスローアップ、スローダウンして第2の係数を生成するステップと、
    前記第2の係数と前記電圧指令を乗算して新たな電圧指令を生成するステップと、
    を備えることを特徴とするインバータの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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