JP2006200441A - カムフォロア装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 このラジアルニードル軸受7cとして、金属製の保持器10bを備えたものを使用する。この保持器10bを構成する各柱部12、12を、各ニードル8、8のピッチ円よりも内径側又は外径側に配置する。そして、円周方向に隣り合うニードル8、8同士を近づけ、このニードル8、8の数を確保できる様にする。この結果、上記タペットローラ6の肉厚を特に大きくしなくても、このタペットローラ6に大きな曲げ応力が作用しない様になって、上記課題を解決できる。
【選択図】 図1
Description
図15は、このうちの特許文献2に記載された構造を示している。この図15に示した構造は、事務機等のカム機構部分に組み込むもので、支持軸5aの先端部周囲に円筒状のローラ9を、含油合成樹脂製の保持器10を備えたラジアルニードル軸受7aにより、回転自在に支持している。
又、図16は、上記特許文献3に記載された構造を示している。この図16に示した構造は、電動自動車や電動車椅子等に組み込む摩擦ローラ式変速機を構成するローラ9aを支持軸5bの周囲に、保持器10aを備えたラジアルニードル軸受7bにより、回転自在に支持している。
更に、ラジアルニードル軸受用の金属製保持器を造る方法として従来から、特許文献4〜6等、各種文献に記載された、各種方法が知られている。
このうちの揺動部材は、エンジンのクランクシャフトと同期して回転するカムシャフトに固定されたカムに対向して設けられ、このカムの動きを受けて揺動変位する。
又、上記支持軸は、上記揺動部材にその端部を支持されている。
更に、上記タペットローラは、上記支持軸の周囲に、ラジアルニードル軸受を介して、回転自在に支持されている。
この様に構成すれば、上記各ニードルの軸方向端面が、支持軸の端部を支持した揺動部材の一部側面に突き当たる事を防止して、この一部側面の摩耗を抑えられる。即ち、ロッカーアームの如き、高速で往復運動する上記揺動部材は、軽量化の為にアルミニウム合金等の比較的軟らかい軽金属製とする場合がある。この様な軽金属製の揺動部材の一部側面に、軸受鋼等の硬質金属製(或いはセラミック製)の各ニードルの軸方向端面が(スキューに基づく軸方向移動等により)突き当たった状態で、これら各ニードルが公転運動すると、上記一部側面に著しい摩耗が発生する可能性がある。
これに対して、上述の請求項2に記載した様な構造を採用すれば、上記一部側面に著しい摩耗が発生する事を確実に防止できる。
この様な係止部としては、上記各柱部の円周方向両側面から、或いは上記両リム部の互いに対向する側面から、上記各ポケットの内側に向け突出する小突起を形成する事が考えられる。これら各ポケット内に上記各ニードルを保持させる際には、上記各小突起を弾性変位させつつ、これら各ポケット内に押し込む。押し込んだ後は、互いに対向する小突起の先端同士の間隔が上記各ニードルの直径よりも小さくなるので、これら各ニードルが上記各ポケット内から不用意に脱落する事はなくなる。
この様な構造を採用すれば、上記保持器と、この保持器に保持される複数本のニードルとを不離に結合した、所謂ケージ&ローラとして取り扱える為、部品管理の簡略化やカムフォロア装置の組立性の向上を図れる。
この様なセパレータを使用する構造の場合、各ニードルの軸方向端面が揺動部材の一部側面に突き当たる事を防止できないが、その代わりに、(リム部を備えた保持器を使用する場合に比べてリム部の厚さ寸法分)各ニードルの軸方向寸法を大きくできる。各ニードルの軸方向端面が揺動部材の一部側面に突き当たる事は、この揺動部材が鋼等の硬質金属製である場合、或いはこの一部側面で上記各ニードルの軸方向端面に対向する部分に硬質金属製或いは合成樹脂製のワッシャを設ける場合には、特に問題とならない。上記各ニードルの軸方向寸法を大きくする事は、ラジアルニードル軸受の負荷容量の増大に結び付き、カムフォロア装置の耐久性向上に繋がる。又、負荷容量が同じで良ければ、上記ラジアルニードル軸受及びタペットローラの軸方向寸法を(上記リム部の軸方向寸法分)小さくして、カムフォロア装置の小型・軽量化を図れる。
この様な構成を採用すれば、上記支持軸の外周面及び上記各ニードルの転動面に損傷が発生する事を防止して、優れた耐久性を有するカムフォロア装置を実現できる。
又、上記各離隔素子(保持器或いはセパレータ)を、マグネシウム合金の如き軽合金等のメタルインジェクション成形により造る事も、好ましい実施の形態である。この様な、軽量な金属材料の粉末冶金により上記各離隔素子を造れば、重量軽減と、複雑な形状の各離隔素子の製造作業の能率化とを図れる。
2 カム
3 ロッカーアーム
4 支持壁部
5、5a、5b 支持軸
6 タペットローラ
7、7a、7b、7c ラジアルニードル軸受
8 ニードル
9、9a ローラ
10、10a、10b、10c、10d、10e 保持器
11、11a、11b リム部
12、12a、12b 柱部
13 ポケット
14 ヘッド
15 リング
16 潤滑油
17a、17b 係止突片
18 内径側円筒部
19 外径側円筒部
20 傾斜部
21 中間素材
22 係止突部
23 内径側係止部
Claims (5)
- エンジンのクランクシャフトと同期して回転するカムシャフトに固定されたカムに対向して設けられ、このカムの動きを受けて揺動変位する揺動部材と、この揺動部材にその端部を支持された支持軸と、この支持軸の周囲にラジアルニードル軸受を介して回転自在に支持されたタペットローラとを備えたカムフォロア装置に於いて、このラジアルニードル軸受を構成する複数本のニードルは、円周方向に隣り合うニードル同士の間に上記支持軸の中心軸と平行に配置された、金属製の離隔素子により、互いの転動面同士が接触しない状態に離隔されており、上記支持軸及びタペットローラの径方向に関する、上記各離隔素子の厚さ寸法は、上記各ニードルの直径よりも小さく、且つ、これら各離隔素子の内外両側面のうちの一方の側面が上記タペットローラの内周面と上記支持軸の外周面とのうちの一方の周面に摺接若しくは近接対向して上記径方向に関する位置決めを図られており、上記各離隔素子の内外両側面のうちの他方の側面と上記タペットローラの内周面と上記支持軸の外周面とのうちの他方の周面との間には、上記一方の側面と上記一方の周面との間に存在する隙間よりも大きな隙間が存在する事を特徴とするカムフォロア装置。
- 各離隔素子は、籠形保持器を構成する柱部であり、これら各柱部の両端部が連結された1対のリム部が、各ニードルの軸方向両端面と、揺動部材に設けられて支持軸の両端部を支持固定した、1対の支持壁部の内側面との間に配置されている、請求項1に記載したカムフォロア装置。
- それぞれが円周方向に隣り合う柱部と1対のリム部とにより四周を囲まれる各ポケットの内面に、これら各ポケット内に保持されたニードルが当該ポケットから脱落する事を防止する為の係止部が設けられている、請求項2に記載したカムフォロア装置。
- 各離隔素子が、互いに独立した棒状のセパレータである、請求項1に記載したカムフォロア装置。
- 支持軸の外周面と各ニードルの転動面とのうちの少なくとも一方の面に浸炭窒化層を形成した、請求項1〜4の何れか1項に記載したカムフォロア装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005012831A JP2006200441A (ja) | 2005-01-20 | 2005-01-20 | カムフォロア装置 |
PCT/JP2006/300287 WO2006075658A1 (ja) | 2005-01-13 | 2006-01-12 | カムフォロア装置 |
US11/813,932 US20090050091A1 (en) | 2005-01-13 | 2006-02-12 | Cam follower apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005012831A JP2006200441A (ja) | 2005-01-20 | 2005-01-20 | カムフォロア装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006200441A true JP2006200441A (ja) | 2006-08-03 |
JP2006200441A5 JP2006200441A5 (ja) | 2007-09-06 |
Family
ID=36958660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005012831A Pending JP2006200441A (ja) | 2005-01-13 | 2005-01-20 | カムフォロア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006200441A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009293603A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Ntn Corp | ロッカーアーム用カムフォロアおよびカムフォロア装置 |
-
2005
- 2005-01-20 JP JP2005012831A patent/JP2006200441A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009293603A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Ntn Corp | ロッカーアーム用カムフォロアおよびカムフォロア装置 |
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