JP2006199456A - 丁合装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】丁合搬送路に沿って並んだ複数の給紙部から用紙を1枚ずつ取り出し、丁合搬送路で合流させて重ねる丁合装置であって、隣り合う複数の給紙部を1組として同じ用紙を積載し、このうち1つの給紙部から用紙の供給を行い、用紙が無くなるとこの1組のうちの別の給紙部に給紙動作が移行する丁合装置において、丁合搬送方向下流側から上流側に給紙動作が移った際の用紙抜けを解消する。
【構成】同じ用紙を積載する1組の給紙部の数、用紙の長さ等に応じ、用紙抜けが発生しないように丁合動作の時間間隔を算出する時間間隔算出手段を設け、算出された時間間隔ごとに丁合動作を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の給紙部を丁合搬送路沿いに配置し、各給紙部より1枚ずつ給紙された用紙を丁合搬送路で重ね合わせ、1セットの用紙束を形成する丁合装置に関する。
丁合搬送路沿いに配置された複数の給紙部に用紙の束を積載し、各給紙部より1枚ずつ用紙を取り出しながら丁合搬送路で重ね合わせ、1セットの用紙束を形成する丁合装置は、製本工程や新聞の折り込み広告束の作成に広く利用されている。
図15はこのような丁合装置の一例として、背景技術の新聞広告用の丁合装置101を示す模式図である。
図15に示すように、この背景技術の丁合装置101は、筐体2の図示左側において上下方向に並列して給紙部3a〜3jが、筐体2の図示右側において上下方向に並列して給紙部3k〜3tが設けられ、それぞれの給紙部3に広告Pの束が積載される。
図16は、この背景技術の丁合装置101の給紙部3に広告Pを積載した状態を示す模式図である。給紙部3には固定された給紙板4と、最上位の広告Pの先端上面に圧接する給紙ローラ5と、この給紙ローラ5に下方から圧接するサバキ板6と、最上位の広告Pの先端を給紙ローラ5とサバキ板6との間に進入させるための補助給紙ローラ7とが設けられ、給紙ローラ5と補助給紙ローラ7が駆動回転することにより、最上位の広告Pを給送方向(矢印A方向)に前進させる。このとき、給紙ローラ5と広告P、広告Pとサバキ板6、広告P同士の、それぞれの摩擦係数の相違による作用によって、最上位の広告Pは、2枚目以下の広告Pと分離され、最上位の広告1枚のみが、給紙ローラ5とサバキ板6との間を通り抜けて給送方向に前進する。給送された広告Pはその先端が横搬送ローラ対8に挟持され、ガイド板9に導かれて縦搬送ローラ対10に挟持され、矢印B方向に搬送される。また、この給紙部3には、広告Pが積載されているか否かを検知する用紙有無検知手段であるセンサS1が設けられている。
図15に示すように、並列配置された給紙部3それぞれに対応して設けられた縦搬送ローラ対10と複数のガイド板とによって、筐体2の図示中央部に上下方向に丁合搬送路11が形成されている。各給紙部3から供給された広告Pは、その先端が揃うように、この丁合搬送路11において重ね合わせられ、丁合束を形成しながら下方へ搬送される。
図示左方の最下位の給紙部3aのさらに下方には、折給紙部12が設けられており、給紙部3と同様に給紙ローラ、サバキ板等が設けらている。この折給紙部12には広告P1の束が積載されており、束の最上位の広告P1のみを、図示矢印C方向に給送する。すると広告P1は折込板13内に進入し、その先端がストッパ14に当接していったん停止するとともに、丁合搬送路11において重ね合わせられた広告Pの束が、広告P1の上面中央部に上方から当接する。このとき、ナイフ15を備えたフラップ16が、待機位置16aから折り込み位置16bに移動して、広告P1にナイフ15の先端を当接させることにより、当接した部分を折りローラ対17にくわえ込ませ、広告P1に折り目をつける。この時、広告P1の折り目の内側に丁合搬送路11より搬送されてきた広告Pが挟まれた状態となる。折ローラ対17を通過した広告束は排紙搬送路18を図示左方へ搬送され、排紙口19から機外に排出されてスタッカ20に積載される
このようにして、折り給紙部12から給送された広告P1が二つ折りにされ、その折り目の内側に各給紙部3から給送された広告Pの束が挿入された広告束が形成される(例えば、特許文献1参照)。丁合装置をスタートすると、この丁合動作が一定の時間間隔t1ごとに繰り返し行われる。すなわち、各給紙部3及び折り給紙部12においては、この時間間隔t1をおいて給紙動作が行われ、その動作開始のタイミングは、広告Pが丁合搬送路11で重なった時にその先端が揃うように設定されている。
このような丁合装置101において、複数並列配置された給紙部3のうち、互いに隣り合う複数の給紙部をまとめて連段給紙部組F101とする連段給紙部組指定手段を有するものがある。この連段給紙部組指定手段によって隣り合う複数の給紙部3、たとえば給紙部3r、3s、3tの計3つの給紙部をまとめて連段給紙部組F101に指定して丁合装置をスタートすると、この給紙部3r、3s、3tのうち、用紙が積載されている給紙部の1つが稼動給紙部となり、残りの2つが非稼動給紙部とされ、非稼動給紙部からは広告Pは給送されないように、連段給紙部制御手段により制御される。この連段給紙部制御手段はまた、稼動給紙部において用紙無しが検知されると、この稼動給紙部は非稼動給紙部とされ、残りの2つの給紙部のうち、用紙が積載されている給紙部の1つが、非稼動給紙部から稼動給紙部に変更され、これ以後は変更後の稼動給紙部から広告Pが給送されるように制御する。
たとえばこの連段給紙部組F101のうち、まず給紙部3tが稼動給紙部となった場合、丁合装置がスタートすると、給紙部3r、3sは動作しないので広告Pは給送されず、稼動給紙部である3tと、連段給紙部F101に属さないその他の給紙部3(非連段給紙部)において広告Pが給送され、丁合が行われる。この稼動給紙部3tにおいて広告Pが無くなり、センサS1によって広告無しが検知されると、3tは稼動給紙部から非稼動給紙部に変更されるとともに、残りの給紙部のうちの1つ、例えば給紙部3rが非稼動給紙部から稼動給紙部に変更され、以後は稼動給紙部である3rと、連段給紙部F101に属さないその他の給紙部3(非連段給紙部)において広告Pが給送されるようになり、給紙部3s、3tは動作しないので広告Pは給送されないようになる。
この連段給紙部組に属する給紙部には同じ種類の広告が積載され、このうち稼動給紙部で広告がなくなると、自動的に同じ種類の広告が積載された他の給紙部に稼動給紙部が移行するため、稼動給紙部から広告が給送されている間に非稼動給紙部に広告を補充しておけば、丁合機を停止させずに処理が継続できるというメリットがあり、特に、比較的厚いために給紙部での束の減りが他よりも速い広告等を扱う場合に便利である。
特開2002−3075号公報
この背景技術の丁合装置では、上方の給紙棚から先に給送が開始され、順々に下方の給紙棚の給送が開始されることにより、丁合搬送路11において各給紙棚3から給送された広告Pを重ね合わせたときに、その先端が揃うようになっている。この丁合束を短時間で多数作成するため、1セット分の広告束を形成する広告の給送がまだ下方の給紙棚において進行中であるうちに、次のセット分の広告束を形成する広告の給送が上方の給紙棚から開始されるように、給送動作の時間間隔t1が設定されることがある。すなわち、丁合搬送路11内の複数箇所で同時に丁合が進行することになる。
このような丁合装置では、連段給紙部組の中において稼動給紙部が移行する時、移行前と移行後の稼動給紙部の位置と、給送動作の時間間隔t1によっては、移行前の稼動給紙部において給送された最後の一枚を含む丁合束の、その次に丁合される丁合束に対して、移行後の稼動給紙部における最初の一枚の給送が間に合わないことがあった。即ちこの連段給紙部組に積載された広告を含まない丁合束が発生することになり、このような場合には落丁として装置をエラー停止させなければならないという問題点があった。
この問題点について、連段給紙部F101において、稼動給紙部が給紙部3tから給紙部3rに移行する場合を例にとり説明する。図17はこの連段給紙部組F101を示す模式図である。図17に示すように、まず変更前の稼動給紙部3tにおいて最後の1枚である広告Ptが給送され、丁合搬送路11において他の非連段給紙部から給送された広告と重ね合わせられ、第1の丁合束C1が形成される。
広告Ptの後端がセンサStを通過すると、広告Ptにより押し下げられていたセンサStのレバーが上昇することにより、給紙部3tの用紙無しを検知する。その後稼動給紙部は給紙部3tから給紙部3rに変更されるので、給紙部3rから最初の1枚の広告Prが給送される。
しかし、センサStで給紙部3tの用紙無しを検知してから直ちに給紙部3rから最初の1枚の広告Prの給送を開始しても、第1の丁合束C1の次に丁合された第2の丁合束C2の先端が、既に給紙部3rからの搬送路と丁合搬送路11との合流点付近に達しているので、広告Prは第2の丁合束C2に対して遅れて合流することになってしまい、丁合束C2の中で広告Prだけが著しく遅れてはみ出すので、丁合束C2の排出時にジャム等不具合が起きたり、スタッカ20に積んだ束が崩れてしまうことがあった。また、移行前と移行後の給紙部が互いに離れるほど遅れは増すことになり、第2の丁合束C2から広告Prが完全に抜けてしまうこともあった。
そこで、給紙部3tにおいて用紙無しが検知された時点で、移行先の給紙部で給送を開始しても次の丁合束に先端を揃えて合流可能なタイミングに間に合わない場合は、給紙部3rからの給送は行わず、落丁エラーとして丁合装置を停止させていたので時間のロスになる上、既に丁合が始まっている丁合束C2は広告Prが抜けた状態で束が形成されてしまうため、これを手作業で修復しなければならず、全体の丁合作業に要する時間の増大や作業者の負担の増加を招いていた。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、丁合装置において連段給紙部組を指定した場合であっても、落丁によるエラー停止の発生せず、かつ用紙抜けや遅れの発生しない丁合装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の丁合装置は、下記の構成を有する。
第1の構成は、積載した用紙束から用紙を1枚ずつ取り出す給紙部を複数並べて設け、この複数の給紙部に沿って設けられ給紙部から取り出された用紙を搬送する丁合搬送部を有し、給紙部から取り出した用紙を丁合搬送部で搬送しながら互いに重ね合わせ、1セット分の丁合束を形成する丁合動作を、一定の時間間隔おきに繰り返す丁合装置において、下記の各構成を有することを特徴とする丁合装置である。
(イ)前記複数の給紙部それぞれに設けられ、給紙部に用紙が積載されているか否かを検知する用紙有無検知手段。
(ロ)前記複数の給紙部のうちの一部をなすものであって互いに隣り合う2つ以上の給紙部をまとめた連段給紙部組を少なくとも1つ指定することにより、前記複数の給紙部を、連段給紙部組に属する連段給紙部と、連段給紙部組に属さない非連段給紙部とに区分する連段給紙部組指定手段。
(ハ)各連段給紙部組に属する連段給紙部を、1つの稼動給紙部とその他の非稼動給紙部とに分け、丁合動作中に前記用紙有無検知手段によって稼動給紙部の用紙無しが検知されると、この稼動給紙部を非稼動給紙部に変更し、この稼動給紙部と同じ連段給紙部組に属する他の非稼動給紙部のうちの1つを稼動給紙部に変更する連段給紙部制御手段。
(ニ)丁合動作中の用紙取り出し動作は、複数の非連段給紙部と、各連段給紙部組につき1つの稼動給紙部において行われ、非稼動給紙部においては行われないように制御する給紙制御手段。
(ホ)前記連段給紙部制御手段により、各連段給紙部組に属する複数の給紙部のうち丁合搬送方向における最も下流側の稼動給紙部が紙無しとなって非稼動給紙部に変更されるとともに、丁合搬送方向における最も上流側の給紙部が非稼動給紙部から稼動給紙部に変更された場合、変更前の稼動給紙部から取り出された最後の1枚を含んで第1の丁合束が形成された後、第1の丁合束の次に続いて形成される第2の丁合束が、変更後の稼動給紙部から取り出された最初の1枚を含んで形成されるように、連段給紙部組をなす給紙部の数に応じて丁合動作の時間間隔を算出する時間間隔算出手段。
(へ)前記時間間隔算出手段で算出された時間間隔で丁合動作を行う第1の丁合動作制御手段。
第2の構成は、第1の構成のうち、構成(へ)に代えて、下記の各構成を有することを特徴とする丁合装置である。
(ト)丁合作業前に用紙取り出し動作の時間間隔の初期値を設定する時間間隔初期値設定手段。
(チ)前記時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔の初期値と、前記時間間隔算出手段によって算出された時間間隔とを比較し、どちらか長い方の時間間隔で丁合動作を行う第2の丁合動作制御手段。
第3の構成は、第1の構成のうち、構成(へ)に代えて、下記の各構成を有することを特徴とする丁合装置である。
(ト)丁合作業前に用紙取り出し動作の時間間隔の初期値を設定する時間間隔初期値設定手段。
(リ)時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔の初期値と前記時間間隔算出手段によって算出された時間間隔とを選択する時間間隔選択手段。
(ヌ)この時間間隔選択手段により選択された方の時間間隔で丁合動作を行う第3の丁合動作制御手段。
第4の構成は、第1の構成のうち、構成(へ)に代えて、下記の各構成を有することを特徴とする丁合装置である。
(ト)丁合作業前に用紙取り出し動作の時間間隔の初期値を設定する時間間隔初期値設定手段。
(ル)各給紙部に設けられ用紙が残り少なくなったことを検知するニアエンプティ検知手段。
(ヲ)このニアエンプティ検知手段によって前記稼動給紙部の用紙が残り少なくなったことが検知されるまでは、時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔で用紙取り出し動作を行い、ニアエンプティ検知手段によって前記稼動給紙部の用紙が残り少なくなったことが検知されると、その後は時間間隔算出手段によって算出された時間間隔で用紙取り出し動作を行う第4の丁合動作制御手段。
第5の構成は、第1の構成のうち、構成(へ)に代えて、下記の各構成を有することを特徴とする丁合装置である。
(ト)丁合作業前に用紙取り出し動作の時間間隔の初期値を設定する時間間隔初期値設定手段。
(ル)各給紙部に設けられ用紙が残り少なくなったことを検知するニアエンプティ検知手段。
(ワ)このニアエンプティ検知手段によって前記稼動給紙部の用紙が残り少なくなったことが検知されるまでは、時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔で用紙取り出し動作を行い、ニアエンプティ検知手段によって前記稼動給紙部の用紙が残り少なくなったことが検知されると、その後は時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔の初期値と、前記時間間隔算出手段によって算出された時間間隔とを比較し、どちらか長い方の時間間隔で丁合動作を行う第5の丁合動作制御手段。
第6の構成は、第1の構成のうち、構成(へ)に代えて、下記の各構成を有することを特徴とする丁合装置である。
(ト)丁合作業前に用紙取り出し動作の時間間隔の初期値を設定する時間間隔初期値設定手段。
(カ)前記稼動給紙部における用紙の取り出し回数が所定の回数を超えるまでは、時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔で用紙取り出し動作を行い、前記稼動給紙部における用紙の取り出し回数が所定の回数を超えた後は、時間間隔算出手段によって算出された時間間隔で用紙取り出し動作を行う第6の丁合動作制御手段。
第7の構成は、第1の構成のうち、構成(へ)に代えて、下記の各構成を有することを特徴とする丁合装置である。
(ト)丁合作業前に用紙取り出し動作の時間間隔の初期値を設定する時間間隔初期値設定手段。
(ヨ)前記稼動給紙部における用紙の取り出し回数が所定の回数を超えるまでは、時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔で用紙取り出し動作を行い、前記稼動給紙部における用紙の取り出し回数が所定の回数を超えた後は、時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔の初期値と、前記時間間隔算出手段によって算出された時間間隔とを比較し、どちらか長い方の時間間隔で丁合動作を行う第6の丁合動作制御手段。
第8の構成は、第1ないし第7の構成における時間間隔算出手段が、連段給紙部組指定手段により複数の連段給紙部組が指定されたとき、この複数の連段給紙部組のうち、構成する給紙部の数が最も多い連段給紙部組に属する給紙部の数に応じて、丁合動作の時間間隔を算出することを特徴とする丁合装置である。
第9の構成は、第1ないし第8の構成に加え、給紙部から取り出される用紙の取り出し方向の長さを測定する用紙長さ測定手段を設け、前記連段給紙部のうち、稼動給紙部において測定された用紙長さに応じて、丁合動作の時間間隔を算出することを特徴とする丁合装置である。
第10の構成は、第1ないし第9の構成に加え、時間間隔算出手段によって算出された時間間隔を表示する第1の表示手段を有することを特徴とする丁合装置である。
第11の構成は、第2ないし第9の構成に加え、時間間隔初期値設定手段により設定された時間間隔の初期値で丁合動作が行われているのか、時間間隔算出手段によって算出された時間間隔で用紙取り出し動作が行われているか、どちらであるのかを表示する第2の表示手段を有することを特徴とする丁合装置である。
本発明においては、各連段給紙部組に属する複数の給紙部のうち、丁合搬送方向における最も下流側の給紙部が紙無しとなって稼動給紙部から非稼動給紙部に変更されるとともに、丁合搬送方向における最も上流側の給紙部が非稼動給紙部から稼動給紙部に変更された場合、変更前の稼動給紙部から取り出された最後の1枚を含んで第1の丁合束が形成された後、第1の丁合束の次に続いて形成される第2の丁合束が、変更後の稼動給紙部から取り出された最初の1枚を含んで形成されるように、連段給紙部組をなす給紙部の数に応じて丁合動作の時間間隔を算出する時間間隔算出手段を有し、この時間間隔算出手段で算出された時間間隔で丁合動作を行うので、丁合装置において連段給紙部組を指定した場合であっても、落丁によるエラー停止や用紙抜け・遅れは発生せず、作業者の負担を減少させ、全体の丁合作業に要する時間を減らすことができるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。なお、背景技術と同一の形状・機能を有する部材・構成には同一の符号を用い、その詳細な説明は省略する。
図1は本発明の第1実施形態の丁合装置1を示す模式正面図である。図1に示すように、この本発明の丁合装置1は、筐体2の図示左右にそれぞれ上下方向に並列して給紙部3a〜3j、給紙部3k〜1tが設けられ、それぞれの給紙部3に広告Pの束が積載される。それぞれの給紙部3の構成は、背景技術の給紙部(図16参照)と同一である。
すなわち図16に示すように、給紙部3には固定された給紙板4と、最上位の広告Pの先端上面に圧接する給紙ローラ5と、この給紙ローラ5に下方から圧接するサバキ板6と、最上位の広告Pの先端を給紙ローラ5とサバキ板6との間に進入させるための補助給紙ローラ7とが設けられている。この給紙ローラ5と補助給紙ローラ7が駆動回転することにより、最上位の広告Pは2枚目以下の広告Pと分離されて給送方向(矢印A方向)に前進し、横搬送ローラ対8に挟持され、ガイド板9に導かれて縦搬送ローラ対10に挟持され、矢印B方向に搬送される。
給紙ローラ5は、それぞれ個別に独立制御可能なモータM(図2参照)により制御される。各給紙部には用紙有無検知センサS1が設けられており、広告Pの束が積載されていれば、このセンサS1の腕部S1aを広告Pによって押し下げ、用紙が有ることを検知する。広告Pがなくなると、適宜の付勢手段によって腕部S1の腕部S1aが、広告積載面に適宜設けられた開口を通して広告積載面よりも上方に突出し、この状態では用紙が無いと認識するようになっている。
図1に示すように、図示中央部に上下方向に丁合搬送路11が形成されていて、各給紙部3から供給された広告Pはこの丁合搬送路11において重ね合わせられ、丁合束を形成する。この丁合搬送路11の下方には、折ローラ対17、ナイフ15を備えたフラップ16、排紙搬送路18が設けられ、その図示左方には折給紙部12、図示右方には折込板13、折給紙部12の下方には排紙口19、スタッカ20が設けられている。これらの各部材の構成、機能は背景技術の丁合装置101と同一である。
図2は、本発明の丁合装置1の制御を示すブロック図である。なお、この図2においては記載が煩雑になるのを避けるため、各給紙部のうち、図1に示す右下方の給紙部3p、3q、3r、3s、3tを抜き出して記載してあるものであって、実際にはすべての給紙部に対して同様の制御がなされるものとする。
本発明の丁合装置1では、複数並列配置された給紙部3のうち、互いに隣り合う複数の給紙部をまとめて連段給紙部組Fとする連段給紙部組指定手段を有している。この連段給紙部組指定手段によって隣り合う複数の給紙部3、たとえば給紙部3r、3s、3tの計3つの給紙部をまとめて連段給紙部組F1に指定したとすると、各給紙部3は、連段給紙部組F1に属する連段給紙部(3r、3s、3t)と、この連段給紙部組F1に属さない非連段給紙部(3a、3b・・・3p、3q)に分けられる。
連段給紙部組指定手段は、図2に示すように、各給紙部3ごとにスイッチ22(22a、22b・・・22p、22q、22r、22s、22t)が設けられ、このスイッチ22は「連」と「単」とで切換可能となっていて、スイッチ22が「連」となっている給紙部3と、その上方に隣接する給紙部3とが、連段給紙部組となる。「連」となっている給紙部が複数段連続していた場合、その連続した複数段と、その複数段の上方に隣接する給紙部とが、連段給紙部組となる。
例えば、図2における給紙部3sのスイッチ22s、給紙部3tのスイッチ22tが「連」となっていれば、この給紙部3s、3tに加え、その上方にある給紙部3rを含めた3個の給紙部が連段給紙部組F1として指定される。連段給紙部組指定手段は、一例としてこのように設けられるが、この構成に限られず、たとえばスイッチが「連」となっている給紙部のみで連段給紙部組を構成したり、操作パネル上で任意の給紙部を選択して連段給紙部組を指定しても良い。
この連段給紙部組指定手段によって連段給紙部組が指定されると、どの給紙部が連段給紙部組とされたかを示す情報と、各連段給紙部のセンサS1による用紙有無情報が、CPU21(図5参照)内に設けられた連段給紙部制御手段23に送られる。すると連段給紙部制御手段23は各連段給紙部組に属する給紙部のうち、用紙が積載されている給紙部のうちの1つを稼動給紙部とし、それ以外の給紙部を非稼動給紙部とする。用紙が積載されている連段給紙部が複数ある場合は、その複数の給紙部のどれを稼動給紙部としても良く、例えば上方にある給紙部を優先して稼動給紙部としても良いし、ランダムに選択しても良い。さらに、連段給紙部制御手段23から各連段給紙部に、その給紙部が稼動給紙部であるのか、非稼動給紙部であるのか、の情報を送信し、各連段給紙部に設けられた記憶部24に記憶させる。
例えば、連段給紙部組F1が指定されると、各給紙部のうち、給紙部3r、3s、3tが連段給紙部組F1に指定されたという情報と、給紙部3r、3s、3tにおけるセンサS1r、S1s、S1rによる用紙有無情報が、連段給紙部制御手段23に送られる。このうち、給紙部3r、3tに広告が積載されていて、給紙部3sには広告が積載されていなかった場合、給紙部3r、3tのどちらかが稼動給紙部とされる。給紙部3r、3tはどちらを稼動給紙部として選択しても良いので、例えば給紙部3tを選択して稼動給紙部とする。すると、残り2つの給紙部3r、3sは非稼動給紙部となる。すると連段給紙部制御手段23から給紙部3tに、給紙部3tが稼動給紙部である旨の情報を送って給紙部3tの記憶部24tに記憶させるとともに、給紙部3r、3sに、給紙部3r、3sが非稼動給紙部である旨の情報を送って給紙部3r、3sの記憶部24r、24sに記憶させる。
丁合装置がスタートすると、CPU21内に設けられた給紙制御手段25によって給紙スタート信号が各給紙部に送られる。すると、各給紙部は所定のタイミングでモータMを駆動させ、広告を給送する。このとき連段給紙部組においては、各連段給紙部は各自が稼動給紙部であるか非稼動給紙部であるかを記憶しているので、稼動給紙部のみでモータMが駆動されて広告が給送され、非稼動給紙部ではモータMは駆動せず、広告も給送されない。なお、連段給紙部組に属さない非連段給紙部からは、広告が積載されているすべての給紙部から給送するか、もしくは別途指定手段によって指定された給紙部のみから給送する。
丁合動作中に、稼動給紙部において用紙無しが検知されると、連段給紙部制御手段23によってこの稼動給紙部は非稼動給紙部とされ、残りの2つの給紙部のうち、用紙が積載されている給紙部の1つが、非稼動給紙部から稼動給紙部に変更され、これ以後は変更後の稼動給紙部から広告Pが給送される。
例えば、連段給紙部組F1において、稼動給紙部3tのセンサS1tによって用紙無しが検知されると、この検知信号が連段給紙部制御手段23に送信される。連段給紙部制御手段23からは、この給紙部3tを非稼動給紙部に変更するため、給紙部3tの記憶部24tに給紙部3tを非稼動給紙部とする旨の情報を送信し、記憶部24tの情報を書き換えることにより、給紙部3tは非稼動給紙部に変更される。さらに残りの給紙部3r、3sのうち、用紙が積載されている給紙部3rを稼動給紙部に変更するため、給紙部3rの記憶部24rに給紙部3rを稼動給紙部とする旨の情報を送信し、記憶部24rの情報を書き換えることにより、給紙部3rは稼動給紙部に変更される。するとこれ以降は、稼動給紙部3rから広告が給送され、非稼動給紙部3s、3tからは広告が給送されなくなる。
この後、稼動給紙部3rから広告が給送されているうちに、非稼動給紙部のうちの少なくとも1つ、例えば給紙部3sに広告を積載しておけば、給紙部3rから広告がなくなったとき、連段給紙部制御手段23によって稼動給紙部が給紙部3sに移行し、以後は給紙部3sから広告が給送されるようになる。
図3は本発明の丁合装置1における、各給紙部の給紙ローラ5の動作タイミングを示すタイムチャートである。このタイムチャートは記載簡略化のため、図1に示す筐体2右側に位置する給紙部3k〜3tの動作のみを示す。図3に示すように、先ずタイミングT110に最上段である給紙部3kにおいて、給紙ローラ5の駆動が開始される。この給紙ローラ5の駆動は一定時間後のタイミングT111までの間だけ行われる。給紙部3kにおいては、給紙ローラ5の駆動によって、積載された広告のうち最上位の広告Pkを繰出す。タイミングT111においては、既に広告Pkは、常時回転駆動している横搬送ローラ対8にその先端がくわえられている。したがってタイミングT111における給紙ローラ5の駆動停止後も、広告Pkは横搬送ローラ対8によって丁合搬送路11へと搬送される。給紙ローラ5とその回転軸との間にはワンウェイクラッチが挿入されているので、給紙ローラ5は広告Pkに対し従動回転する。
タイミングT110から一定時間t2後のタイミング120において、今度は上から2段目の給紙棚3lにおいて、給紙ローラ5の駆動が開始される。すると、この給紙棚3lに積載されていた最上位の広告Plが取り出され、丁合搬送路11において上方から搬送されてきた広告Pkと、その先端がほぼ揃った状態で重なる。
こうして一定時間t2ごとに、順々に下方の給紙部の給紙ローラ5を駆動することにより、丁合搬送部11においては下方へ搬送されるにつれて広告が合流し、第1の丁合束C1が形成される。

さらにタイミングT110から一定の時間間隔t2をおいたタイミングT210において、最上段である給紙部3kの給紙ローラ5の駆動が開始される。このタイミングT210を起点として一定時間t2ごとに、順々に下方の給紙部の給紙ローラ5を駆動することにより、第2の丁合束C2が形成される。
図4は、本発明の丁合装置1において、図1における右下方の給紙部3r、3s、3tを連段給紙部組F1とし、この連段給紙部組F1のうち最も丁合搬送方向下流側の給紙部3tが稼動給紙部となった場合の動作タイミングを示すタイムチャートである。このタイムチャートは記載簡略化のため、図1に示す筐体2右側に位置する給紙部3k〜3tの動作のみを示す。
図4に示すように、給紙部3r、3s、3tのうち、3tのみがタイミングT200において給紙ローラ5の駆動が開始される。3rと3sは非稼動給紙部であるので、給紙ローラ5は動作しない。したがって給紙部3r、3s、3tそれぞれに積載された広告Pr、Ps、Ptのうち、広告Ptのみが給送される。
図5は、本発明の丁合装置1において、図1における右下方の給紙部3r、3s、3tを連段給紙部組F1とし、この連段給紙部組F1のうち最も丁合搬送方向下流側の稼動給紙部3tにおいて最後の1枚である広告Ptlが給送されて、この最後の広告Ptlを含んで第1の丁合束C1が形成され、この給紙部3tのセンサStで給紙部3tの広告がなくなったことを検知し、給紙部3tが稼動給紙部から非稼動給紙部に変更されるとともに、連段給紙部組F1のうち最も丁合搬送方向上流側の給紙部3rが非稼動給紙部から稼動給紙部に変更され、この給紙部3rから給送された最初の1枚である広告Prfを給送し、この広告Ptfを含んで第2の丁合束C2が形成される場合の動作タイミングを示すタイムチャートである。このタイムチャートは記載簡略化のため、図1に示す筐体2右側に位置する給紙部3k〜3tの動作のみを示す。
図5に示すように、第1の丁合束C1の丁合動作においては、タイミングT200において給紙部3tの給紙ローラ5が駆動開始される。この給紙ローラ5の駆動により、給紙部3tに積載されている最後の1枚の広告Ptlが給送され、タイミングT202においてその後端がセンサStを通過する。この時点で給紙部3tにおいて広告がなくなったことを装置が認識するので、稼動給紙部は給紙部3rに移行する。そして第2の丁合束C2の丁合動作においては、タイミングT280において給紙部3rの給紙ローラ5が駆動開始され、給紙部3rに積載されている最初の広告Prfが給送される。給紙部3s、3tは非稼動給紙部であるので、広告の給送は行われない。
このとき、時間間隔t1が短い場合、すなわち第1の丁合束C1の丁合動作と第2の丁合束C2の丁合動作との間隔が小さい場合、図6に示すように、給紙部3tにおいて広告がなくなったことを認識するタイミングT202が、第2の丁合束C2の丁合動作において給紙部3rの給紙ローラ5を駆動開始すべきタイミングT280よりも遅くなってしまう。そうすると給紙部3rにおける最初の1枚の広告Prfが、第2の丁合束C2に間に合わなくなってしまう。本発明では図6に示すこのような現象が発生しないように、タイミングT202がT280よりも前になるように、時間間隔t1が自動調整される。
以下、その調整について述べる。図2に示すように、本発明の丁合装置1は、一定の時間間隔t1ごとに行われる丁合動作の時間間隔t1を算出する時間間隔算出手段26を有している。この時間間隔算出手段26は、連段給紙部制御手段により、各連段給紙部組に属する複数の給紙部のうち丁合搬送方向における最も下流側の稼動給紙部が紙無しとなって非稼動給紙部に変更するとともに、丁合搬送方向における最も上流側の給紙部が非稼動給紙部から稼動給紙部に変更された場合、変更前の稼動給紙部から取り出された最後の1枚を含んで第1の丁合束C1が形成された後、第1の丁合束の次に続いて形成される第2の丁合束C2が、変更後の稼動給紙部から取り出された最初の1枚を含んで形成されるように、連段給紙部組をなす給紙部の数に応じて丁合動作の時間間隔を算出する。
本発明の丁合装置1において、図1における右下方の給紙部3r、3s、3tを連段給紙部組F1とした場合の、時間間隔算出手段26における時間間隔t1の算出方法の例を説明する。図7はこの連段給紙部組F1を示す模式図である。ここで、給紙ローラ5、横搬送ローラ対8、縦搬送ローラ対10は、すべて同じ線速度V1で回転するものとする。
時間間隔t1は、図7に示すように、稼動給紙部が給紙部3tから給紙部3rに移行するときに、給紙部3rから給送された最後の1枚である広告Ptlが給送されて、この広告Ptlを含んで第1の丁合束C1が形成され、この次に丁合される第2の丁合束C2が、給紙部3rから給送された最初の1枚の広告Prfを含んで形成されることが可能である程度に、第1の丁合束C1と第2の丁合束C2との時間間隔が開くように設定される。
図2及び図7を参照して詳細に説明する。給紙部3tにおいて広告Ptlが給送されて、広告Ptlの後端がセンサS1rを通過すると、センサS1rが紙無し信号を連段給紙部制御手段23に送信する。連段給紙部制御手段23はこの信号を受けて稼動給紙部を給紙部3rに変更する。この変更が行われた後に給紙部3rの給紙ローラ5rが回転することになる。
H1は並べて配置されている給紙部の配置間隔である。仮に給紙ローラ5tと給紙ローラ5rとが同時に駆動開始したとすると、第1の丁合束C1の先端と第2の丁合束C2の先端の丁合搬送路11における間隔は、給紙部3rと給紙部3tとの配置間隔、すなわち、2×H1と等しければ良いことになり、すなわち時間間隔は2×H1×V1となる。しかし実際には、給紙部3tにおいて紙無しが検知されるまで給紙ローラ5rは駆動開始できないので、この2×H1×V1に、給紙ローラ5tが駆動開始されてからセンサS1tにおいて紙無しが検知されるまでの時間、すなわち(L1−L2)×V1を加える必要がある。ここでL2は給紙ローラ5tと広告Ptlとの接点から、センサS1tの腕部と広告Ptlとの接点までの距離である。L1は広告Ptlの搬送方向長さとするのが良いのであるが、搬送方向の長さは広告の種類によって異なるので、広告の搬送方向長さの仕様上の最大値とする。
また、給紙ローラ5tの駆動開始時に、広告Ptlの先端が給紙ローラ5tに到達していない場合は、補助給紙ローラ7tによって先端を呼び込むので、この呼び込み分の時間が余計にかかることがある。また、給紙ローラ5t及びサバキ板6tと広告との間のスリップによって広告が遅れる場合もある。これらの要素を考慮した補正値αを加えておくのが望ましい。
以上より、時間間隔t1の算出は、以下の式51によって行われる

t1={(L1−L2)+H1×N}×V1+α (式51)
ここでNは連段給紙部組F1を構成する給紙部の数である。すなわち時間間隔t1は、連段給紙部組を構成する給紙部の数が多いほど長くなる。
時間間隔算出手段26はこのようにして算出した時間間隔t1を、丁合動作制御手段27に送信する。丁合動作制御手段27は給紙制御手段25に対して、時間間隔t1ごとに給紙スタート信号を送るように制御する。
なお、本発明の丁合装置1では、連段給紙部組を複数設定することができる。連段給紙部組が複数設定されている場合は、そのうち、連段給紙部組を構成する給紙部の数が最も多い連段給紙部組の給紙部の数に基づいて算出される。
例えば上記連段給紙部組F1の他に、図1に示す左上側の給紙部3a、3b、3c、3dが連段給紙部組F2とされたとすると、連段給紙部組F1の構成給紙部数は3であり、連段給紙部組F2の構成給紙部数は4であるから、多い方の構成給紙部数4に基づいて時間間隔t1を算出する。連段給紙部制御手段23が各給紙部のスイッチ22の設定状況を受信して、連段給紙部組の数と、それぞれの構成給紙部数を把握・比較し、そのうち最も多い構成給紙部数を時間間隔算出手段26に送信するようになっている。
続いて本発明の第2実施形態について説明する。図8はこの第2実施形態の丁合装置の制御を示すブロック図である。この第2実施形態の丁合装置においては、図8に示すように、上記第1実施形態に加え、時間間隔初期値設定手段28を有している。時間間隔初期値設定手段28は、丁合装置の操作パネルからの入力や、丁合装置に設けられたツマミ等により、操作者が任意に時間間隔t3を設定できるようになっており、設定された時間間隔t3を丁合動作制御手段27vに送信する。一方、時間間隔算出手段26は第1実施形態と同様の方法で時間間隔t1を算出し、丁合動作制御手段27vに送信する。丁合動作制御手段27vではこの時間間隔t1とt3を比較し、どちらか長い方の時間間隔を選択して、この選択された方の時間間隔ごとに給紙スタート信号を発生するように、給紙制御手段25に信号を送る。
この第2実施形態によれば、操作者によって任意に時間間隔が設定できるので、排出部からの丁合束の取り出し作業や、丁合装置に連結された後処理装置の都合により自由に時間間隔が設定でき、かつ、設定した時間間隔が短すぎる場合は、連段給紙部組を指定した場合の稼動給紙部の移行時であっても、落丁によるエラー停止は発生しないように自動的に時間間隔が設定されるので、使い勝手がよくなるというメリットがある。
続いて本発明の第3実施形態について説明する。図9はこの第3実施形態の丁合装置の制御を示すブロック図である。この第3実施形態の丁合装置においては、図9に示すように、上記第1実施形態に加え、時間間隔初期値設定手段28と、時間間隔選択手段29を有している。時間間隔初期値設定手段28は、第2実施形態と同様の方法で操作者が任意に時間間隔t3を設定でき、その時間間隔t3を丁合動作制御手段27に送信し、また、時間間隔算出手段26は第1及び第2実施形態と同様の方法で時間間隔t1を算出し、丁合動作制御手段27に送信するようになっている。
さらに、時間間隔選択手段29によって、丁合装置の操作パネルからの入力や、丁合装置に設けられたスイッチ等により、操作者が、時間間隔初期値設定手段28による設定値t3か、時間間隔算出手段26による算出値のどちらの時間間隔t1のどちらで丁合動作を行うかが選択設定できるようになっている。この選択設定情報は丁合動作制御手段27wに送信され、丁合動作制御手段27wはこの選択設定情報により、時間間隔t1、t3のどちらかを選択し、この選択された方の時間間隔ごとに給紙スタート信号を発生するように、給紙制御手段25に信号を送る。
この第3実施形態によれば、時間間隔算出手段によって算出された時間間隔で丁合作業を行うか否かが選択できるので、たとえば急を要する作業時に時間間隔算出機能を使用せずに時間間隔t1よりも速いペースで丁合を行うことが可能になるので、操作者の選択の幅が広がるというメリットがある。
続いて本発明の第4実施形態について説明する。図10はこの第4実施形態の丁合装置の給紙部を示す模式正面図、図11はこの第4実施形態の丁合装置の制御を示すブロック図である。
図10に示すように、この第4実施形態の丁合装置の給紙部には、第1実施形態の給紙部に加え、ニアエンプティ検知手段S2が設けられている。このニアエンプティ検知手段S2は、給紙部3に積載した広告Pの側端をガイドする側端ガイド30等に設けられた反射型光学センサ等で構成され、積載されている広告Pの束の上面が所定の高さよりも低くなったことを検知する。
図10に示すように、このニアエンプティ検知手段S2の検知結果は、連段給紙部制御手段23xに送信される。連段給紙部制御手段23xは、ニアエンプティ検知手段S2によって連段給紙部組のうちの稼動給紙部の広告束上面が所定の高さよりも低くなる、すなわち稼動給紙部の広告が残り少なくなったことが検知された場合に、丁合動作制御手段27xに信号を送る。また本実施形態の丁合装置は第2、第3実施形態と同様の時間間隔初期値設定手段28を有し、操作者が任意に設定した時間間隔t3を丁合動作制御手段27xに送る。すると丁合動作制御手段27xは、稼動給紙部のニアエンプティ検知を受信するまでの間は時間間隔t3ごとに給紙スタート信号を発生するように給紙制御手段25に信号を送り、稼動給紙部のニアエンプティ検知を受信した後は、時間間隔算出手段26で算出された時間間隔t1ごとに給紙スタート信号を発生するように給紙制御手段25に信号を送る。さらに稼動給紙部が移行した後は、再び時間間隔t3ごとに給紙スタート信号を発生するようにする。
この第4実施形態によれば、時間間隔t3を時間間隔t1よりも短く設定しておけば、稼動給紙部の広告が残り少なくなるまでの間は速いペースで丁合作業をすることができるので、落丁によるエラー停止を起こすことなく、全体の作業時間を短縮できるというメリットがある。
また、この第4実施形態の変形例として、稼動給紙部のニアエンプティ検知後の時間間隔を、時間間隔t1と時間間隔t3の、どちらか長い方の時間間隔を選択して丁合動作を行うようにしても良い。
続いて本発明の第5実施形態について説明する。図12はこの第5実施形態の丁合装置の給紙部を示す模式正面図、図13はこの第5実施形態の丁合装置の制御を示すブロック図である。
図12に示すように、この第5実施形態の丁合装置の給紙部には、給紙ローラ5の下流側にセンサS3が設けられている。このセンサS3は透過式または反射式の光学センサであって、給紙ローラ5によって給送された広告がこのセンサを通過する時間を計測することにより、広告Pの給送方向の長さL3を測定する。
図13に示すように、センサS3で計測された長さ情報は、連段給紙部制御手段23yに送信される。連段給紙部制御手段23yは、連段給紙部組のうちの稼動給紙部で測定された長さ情報を、時間間隔算出手段26yに送る。時間間隔算出手段26yにおいては、式51における用紙長さL1(仕様上の最大値)に代えて、稼動給紙部のセンサS3で測定された長さL3(実測値)を用いた式52によって、時間間隔t4が算出される。
t4={(L3−L2)+H1×N}×V1+α (式52)
丁合動作を開始すると、この時間間隔t4算出前は、あらかじめ長めに設定された時間間隔または、時間間隔初期値設定手段による操作者が設定した時間間隔で丁合動作を行う。時間間隔t4算出後は、この時間間隔t4が丁合動作制御手段27yに送られ、丁合動作制御手段27yはこの時間間隔t4ごとに給紙スタート信号を発生するように給紙制御手段25に信号を送る。
この第5実施形態によれば、用紙長さに実測値を用いて時間間隔を算出するので、仕様上の最大値によって算出するよりも時間間隔を短くすることができるので、丁合作業のペースが向上するというメリットがある。
続いて本発明の第6実施形態について説明する。図14は本発明の第6実施形態の制御を示すブロック図である。図14に示すように、この第6実施形態の丁合装置にはセンサS3が設けられ、このセンサS3による広告の通過検知信号がCPU21に設けられた計数手段31に送られる。この計数手段では各給紙部の用紙給送動作の回数を計数する。
この計数手段31による計数の結果が連段給紙部制御手段23zに送信され、連段給紙部制御手段23zは、連段給紙部組のうちの稼動給紙部の計数結果が、所定の数値を上回った場合に、丁合動作制御手段27zに信号を送る。また本実施形態の丁合装置は第2、第3、第4実施形態と同様の時間間隔初期値設定手段28を有し、操作者が任意に設定した時間間隔t3を丁合動作制御手段27zに送る。すると丁合動作制御手段27zは、稼動給紙部の計数結果が所定の数値を上回るまでの間は時間間隔t3ごとに給紙スタート信号を発生するように給紙制御手段25に信号を送り、稼動給紙部の計数結果が所定の数値を上回った後は、時間間隔算出手段26で算出された時間間隔t1ごとに給紙スタート信号を発生するように給紙制御手段25に信号を送る。さらに稼動給紙部が移行した後は、再び時間間隔t3ごとに給紙スタート信号を発生し、計数はゼロから再開するようにする。
この第6実施形態によれば、時間間隔t3を時間間隔t1よりも短く設定しておけば、稼動給紙部の広告が所定数給送されるまでの間は速いペースで丁合作業をすることができるので、落丁によるエラー停止を起こすことなく、全体の作業時間を短縮できるというメリットがある。
また、この第6実施形態の変形例として、、稼動給紙部の計数結果が所定の数値を上回った後の時間間隔を、時間間隔t1と時間間隔t3の、どちらか長い方の時間間隔を選択して丁合動作を行うようにしても良い。
本発明の第1ないし第6実施形態において、時間間隔算出手段によって算出された時間間隔を、表示する第1の表示手段を設けても良い。この表示手段は、丁合装置の各種設定や操作を行う操作パネルの一部等、操作者が視認できるように表示するのが良い。この第1の表示手段によれば、操作者がどのくらいのペースで丁合を行うことができるかを確認できるので便利である。
さらに、本発明の第1ないし第6実施形態において、時間間隔初期値設定手段により設定された時間間隔の初期値で丁合動作が行われているのか、前記時間間隔算出手段によって算出された時間間隔で用紙取り出し動作が行われているか、どちらであるのかを表示する第2の表示手段を設けても良い。この表示手段は、丁合装置の各種設定や操作を行う操作パネルの一部等、操作者が視認できるように表示するのが良い。この第2の表示手段によれば、現在丁合を行っている時間間隔や、装置の時間間隔の変更状況等が操作者が確認できるというメリットがある。
さらに、本発明の第1ないし第6実施形態において、時間間隔算出手段26、26yでは、上記した式(51)、(52)ではなく、あらかじめメモリ等に格納された時間間隔テーブルを参照して時間間隔を決定するようにしてもよい。
なお、図8、図9、図11、図13、図14に示すブロック図は、図2と同様に各給紙部のうち図1に示す右下方の給紙部3p、3q、3r、3s、3tを抜き出して記載してあるものであって、実際にはすべての給紙部に対して同様の制御がなされるものとする。
本発明の実施形態においては、本発明を新聞広告丁合機に適用した例を記載したが、本発明の技術的範囲は新聞広告用の丁合機に限られるのではなく、印刷製本用や帳票作成用等すべての丁合装置に適用可能であることはいうまでもない。
本発明の第1実施形態の丁合装置1を示す模式正面図である 本発明の丁合装置1の制御を示すブロック図である。 本発明の丁合装置1における、各給紙部の給紙ローラ5の動作タイミングを示すタイムチャートである。 本発明の丁合装置1において、図1における右下方の給紙部3r、3s、3tを連段給紙部組F1とし、この連段給紙部組F1のうち最も丁合搬送方向下流側の給紙部3tが稼動給紙部となった場合の動作タイミングを示すタイムチャートである。 本発明の丁合装置1において、図1における右下方の給紙部3r、3s、3tを連段給紙部組F1とし、この連段給紙部組F1のうち最も丁合搬送方向下流側の稼動給紙部3tにおいて最後の1枚である広告Ptlが給送されて、この最後の広告Ptlを含んで第1の丁合束C1が形成され、この給紙部3tのセンサStで給紙部3tの広告がなくなったことを検知し、給紙部3tが稼動給紙部から非稼動給紙部に変更されるとともに、連段給紙部組F1のうち最も丁合搬送方向上流側の給紙部3rが非稼動給紙部から稼動給紙部に変更され、この給紙部3rから給送された最初の1枚である広告Prfを給送し、この広告Ptfを含んで第2の丁合束C2が形成される場合の動作タイミングを示すタイムチャートである。 仮に時間間隔t1を短く設定した場合の動作タイミングを示すタイムチャートである。 本発明の丁合装置1における、連段給紙部組F1を示す模式図である。 本発明の第2実施形態の丁合装置の制御を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態の丁合装置の制御を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態の丁合装置の給紙部を示す模式正面図である。 本発明の第4実施形態の丁合装置の制御を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態の丁合装置の給紙部を示す模式正面図である。 本発明の第5実施形態の丁合装置の制御を示すブロック図である。 本発明の第6実施形態の丁合装置の制御を示すブロック図である。 背景技術の新聞広告用の丁合装置101を示す模式図である。 背景技術の丁合装置101の給紙部3に広告Pを積載した状態を示す模式図である。 背景技術の丁合装置101における、連段給紙部組F101を示す模式図である。
符号の説明
1;丁合装置
2;筐体
3;給紙部
4;給紙板
5;給紙ローラ
6;サバキ板
7;補助給紙ローラ
8;横搬送ローラ対
9;ガイド板
10;縦搬送ローラ対
11;丁合搬送路
12;折給紙部
101;丁合装置
A,B,C;矢印
F,F1,F2,F101;連段給紙部組
P,P1;広告
S1;センサ
t0,t1,t3,t4;時間間隔

Claims (11)

  1. 積載した用紙束から用紙を1枚ずつ取り出す給紙部を複数並べて設け、この複数の給紙部に沿って設けられ給紙部から取り出された用紙を搬送する丁合搬送部を有し、給紙部から取り出した用紙を丁合搬送部で搬送しながら互いに重ね合わせ、1セット分の丁合束を形成する丁合動作を、一定の時間間隔おきに繰り返す丁合装置において、下記の各構成を有することを特徴とする丁合装置。
    (イ)前記複数の給紙部それぞれに設けられ、給紙部に用紙が積載されているか否かを検知する用紙有無検知手段。
    (ロ)前記複数の給紙部のうちの一部をなすものであって互いに隣り合う2つ以上の給紙部をまとめた連段給紙部組を少なくとも1つ指定することにより、前記複数の給紙部を、連段給紙部組に属する連段給紙部と、連段給紙部組に属さない非連段給紙部とに区分する連段給紙部組指定手段。
    (ハ)各連段給紙部組に属する連段給紙部を、1つの稼動給紙部とその他の非稼動給紙部とに分け、丁合動作中に前記用紙有無検知手段によって稼動給紙部の用紙無しが検知されると、この稼動給紙部を非稼動給紙部に変更し、この稼動給紙部と同じ連段給紙部組に属する他の非稼動給紙部のうちの1つを稼動給紙部に変更する連段給紙部制御手段。
    (ニ)丁合動作中の用紙取り出し動作は、複数の非連段給紙部と、各連段給紙部組につき1つの稼動給紙部において行われ、非稼動給紙部においては行われないように制御する給紙制御手段。
    (ホ)前記連段給紙部制御手段により、各連段給紙部組に属する複数の給紙部のうち丁合搬送方向における最も下流側の稼動給紙部が紙無しとなって非稼動給紙部に変更されるとともに、丁合搬送方向における最も上流側の給紙部が非稼動給紙部から稼動給紙部に変更された場合、変更前の稼動給紙部から取り出された最後の1枚を含んで第1の丁合束が形成された後、第1の丁合束の次に続いて形成される第2の丁合束が、変更後の稼動給紙部から取り出された最初の1枚を含んで形成されるように、連段給紙部組をなす給紙部の数に応じて丁合動作の時間間隔を算出する時間間隔算出手段。
    (へ)前記時間間隔算出手段で算出された時間間隔で丁合動作を行う第1の丁合動作制御手段。
  2. 請求項1記載の各構成のうち、構成(へ)に代えて、下記の各構成を有することを特徴とする請求項1記載の丁合装置。
    (ト)丁合作業前に用紙取り出し動作の時間間隔の初期値を設定する時間間隔初期値設定手段。
    (チ)前記時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔の初期値と、前記時間間隔算出手段によって算出された時間間隔とを比較し、どちらか長い方の時間間隔で丁合動作を行う第2の丁合動作制御手段。
  3. 請求項1記載の各構成のうち、構成(へ)に代えて、下記の各構成を有することを特徴とする請求項1記載の丁合装置。
    (ト)丁合作業前に用紙取り出し動作の時間間隔の初期値を設定する時間間隔初期値設定手段。
    (リ)時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔の初期値と前記時間間隔算出手段によって算出された時間間隔とを選択する時間間隔選択手段。
    (ヌ)この時間間隔選択手段により選択された方の時間間隔で丁合動作を行う第3の丁合動作制御手段。
  4. 請求項1記載の各構成のうち、構成(へ)に代えて、下記の各構成を有することを特徴とする請求項1記載の丁合装置。
    (ト)丁合作業前に用紙取り出し動作の時間間隔の初期値を設定する時間間隔初期値設定手段。
    (ル)各給紙部に設けられ用紙が残り少なくなったことを検知するニアエンプティ検知手段。
    (ヲ)このニアエンプティ検知手段によって前記稼動給紙部の用紙が残り少なくなったことが検知されるまでは、時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔で用紙取り出し動作を行い、ニアエンプティ検知手段によって前記稼動給紙部の用紙が残り少なくなったことが検知されると、その後は時間間隔算出手段によって算出された時間間隔で用紙取り出し動作を行う第4の丁合動作制御手段。
  5. 請求項1記載の各構成のうち、構成(へ)に代えて、下記の各構成を有することを特徴とする請求項1記載の丁合装置。
    (ト)丁合作業前に用紙取り出し動作の時間間隔の初期値を設定する時間間隔初期値設定手段。
    (ル)各給紙部に設けられ用紙が残り少なくなったことを検知するニアエンプティ検知手段。
    (ワ)このニアエンプティ検知手段によって前記稼動給紙部の用紙が残り少なくなったことが検知されるまでは、時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔で用紙取り出し動作を行い、ニアエンプティ検知手段によって前記稼動給紙部の用紙が残り少なくなったことが検知されると、その後は時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔の初期値と、前記時間間隔算出手段によって算出された時間間隔とを比較し、どちらか長い方の時間間隔で丁合動作を行う第5の丁合動作制御手段。
  6. 請求項1記載の各構成のうち、構成(へ)に代えて、下記の各構成を有することを特徴とする請求項1記載の丁合装置。
    (ト)丁合作業前に用紙取り出し動作の時間間隔の初期値を設定する時間間隔初期値設定手段。
    (カ)前記稼動給紙部における用紙の取り出し回数が所定の回数を超えるまでは、時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔で用紙取り出し動作を行い、前記稼動給紙部における用紙の取り出し回数が所定の回数を超えた後は、時間間隔算出手段によって算出された時間間隔で用紙取り出し動作を行う第6の丁合動作制御手段。
  7. 請求項1記載の各構成のうち、構成(へ)に代えて、下記の各構成を有することを特徴とする請求項1記載の丁合装置。
    (ト)丁合作業前に用紙取り出し動作の時間間隔の初期値を設定する時間間隔初期値設定手段。
    (ヨ)前記稼動給紙部における用紙の取り出し回数が所定の回数を超えるまでは、時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔で用紙取り出し動作を行い、前記稼動給紙部における用紙の取り出し回数が所定の回数を超えた後は、時間間隔初期値設定手段によって設定された時間間隔の初期値と、前記時間間隔算出手段によって算出された時間間隔とを比較し、どちらか長い方の時間間隔で丁合動作を行う第6の丁合動作制御手段。
  8. 前記時間間隔算出手段は、連段給紙部組指定手段により複数の連段給紙部組が指定されたとき、この複数の連段給紙部組のうち、構成する給紙部の数が最も多い連段給紙部組に属する給紙部の数に応じて、丁合動作の時間間隔を算出することを特徴とする請求項1ないし7記載の丁合装置。
  9. 請求項1ないし8記載の構成に加え、給紙部から取り出される用紙の取り出し方向の長さを測定する用紙長さ測定手段を設け、前記連段給紙部のうち、稼動給紙部において測定された用紙長さに応じて、丁合動作の時間間隔を算出することを特徴とする請求項1ないし8記載の丁合装置。
  10. 請求項1ないし9記載の構成に加え、前記時間間隔算出手段によって算出された時間間隔を表示する第1の表示手段を有することを特徴とする請求項1ないし9記載の丁合装置。
  11. 請求項2ないし9記載の構成に加え、前記時間間隔初期値設定手段により設定された時間間隔の初期値で丁合動作が行われているのか、前記時間間隔算出手段によって算出された時間間隔で用紙取り出し動作が行われているか、どちらであるのかを表示する第2の表示手段を有することを特徴とする請求項2ないし9記載の丁合装置。
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