JP2006198757A - ワークのエッジの研摩方法及び装置 - Google Patents

ワークのエッジの研摩方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の吸着テーブル方式の問題点を解決し、遊離砥粒の除去の完全化、ワークのエッジの両面及び端面の同時バフ研摩の実現による大幅な省力化、更にはバフ研摩終了後の遊離砥粒の除去の完全化を図ることができる画期的なワークのエッジの研摩方法及び装置を提供する。
【解決手段】シリコンウェーハで代表される半導体ウェーハ等のワーク1を縦方向に、好ましくは水平面に対して60度乃至90度の縦方向の範囲に、最も好ましくは垂直に保持して少くとも3個の回転体20(20A,20B,20C)で回転駆動し、ワーク1の最下部にバフ10を配設し、研摩部1bには下方から遊離砥粒6(スラリー)を噴射してバフ研摩するように構成し、しかも該バフをその厚さ方向の両側から押圧するバフ押圧装置18を備えた構成を特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワークのエッジの研摩方法及び装置に係り、特にワークの一例たるシリコンウェーハ等の半導体ウェーハを縦方向に、好ましくは水平面に対して60度乃至90度の縦方向の範囲に、最も好ましくは垂直に保持して少くとも3個の回転体で回転駆動し、ワークの最下部にバフを配設し、研摩部には下方から遊離砥粒(スラリー)を噴射してバフ研摩するように構成し、しかも該バフをその厚さ方向の両側から押圧するバフ押圧装置を備えることにより、従来の吸着テーブル方式の問題点を解決し、遊離砥粒の除去の完全化、ワークのエッジの両面及び端面の同時バフ研摩の実現による大幅な省力化、更にはバフ研摩終了後の遊離砥粒の除去の完全化を図ることができる画期的なワークのエッジの研摩方法及び装置に関する。
従来の半導体ウェーハ等のワーク1のエッジ1aの研摩方法及び装置は、図17に示すように、ワーク1を、待機位置から研摩位置まで矢印Aの如く移動させて心出しを行い、該ワークを吸着テーブル(図示せず)で横方向、即ち水平に保持して固定し、矢印B又はC方向に低速度で回転させてスピンドル2の回転軸3に固定されたバフ4を適度な圧力でワーク1のエッジ1aに押圧して該バフを矢印Dの如く高速度で回転させ、更にノズル5から遊離砥粒6(ダイヤモンド砥粒等を含みスラリーとも称される)を研摩部1bに噴射して、ワーク1のエッジ1aの表面、裏面及び端面を夫々スピンドル2をワーク1に対して矢印G,Hの如く及び上下方向にも移動させて、3工程で研摩するようにしたものが一般的であった。
しかしながら、このような従来のワークのエッジの研摩方法及び装置においては、ワーク1が横方向に保持されているため、研摩に用いた遊離砥粒6が周囲に飛散して周囲の機械装置等を汚したり、該遊離砥粒がワーク1に付着した場合、そのままの状態で連れ回られることになり、ワーク1から完全に除去することが困難であり、ワーク1のその後の工程において色々な災いをもたらすおそれがあった。例えばその化学的特性の有害性の故に、ワーク1自体に浸食等の損傷を与えたり、機械装置を腐食させたりするという欠点があった。
またバフ4は単なる布等を重ねただけのものであったので、ワーク1のエッジ1aを研摩するにあたり、その表面、裏面及び端面を研摩するのに、第1工程が表面の研摩、第2工程が端面の研摩、第3工程が裏面の研摩というように、どうしても3工程を費やして研摩する必要があり、このため研摩時間が長くかかり、省力化が困難であるばかりでなく、スピンドル2の駆動装置も複雑高価となる欠点があった。
更には、ワーク1を常に吸着テーブルにより吸着するため、ワーク1の裏面にはある程度の吸着痕が残るという欠点を避けることができなかった。
なお、図17において、ワーク1にはオリエンテーションフラット(OF)1f及びノッチ1dの両方が形成されているように図示してあるが、これは参考のための図示であり、実際にはこの両方が1枚のワーク1に形成されることはない。
なお、本願発明者及び出願人は、本願発明に関する公知特許文献及び公知非特許文献を知らないので、その記載を省略する。
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、ワークを縦方向に保持して回転駆動する駆動装置と、ワークのエッジの最下部付近に配設され、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備え、ワークを縦方向に保持して駆動装置により回転駆動し、バフをワークの最下部付近に接触させると共に研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩することによって、遊離砥粒がワークの最下部から下には滴下するが、上方には飛散したりしないようにすることであり、またこれによって遊離砥粒のワークへの飛散や付着を最小限とし、また周囲の機械装置への遊離砥粒の飛散や付着を極力防止し、残渣遊離砥粒による諸々の弊害を防止することである。
また他の目的は、ワークを水平面に対して60度乃至90度の範囲の縦方向に保持して回転駆動する駆動装置と、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備え、ワークを水平面に対して60度乃至90度の範囲の縦方向に保持して駆動装置により回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩することによって、ワークに付着した遊離砥粒をワークの表面に沿って滑落させる力がほぼ最大値に保たれなが、遊離砥粒とワークとの間の摩擦力が急激にかつ一直線状に減少する範囲の縦方向にワークを保持することであり、またこれによって最も効率的に遊離砥粒が下方に流れて該遊離砥粒がその自重により極めて効率よく除去されるようにすることである。
また他の目的は、ワークを垂直方向に保持して該ワークを水平軸回りに回転駆動する駆動装置と、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備え、ワークを垂直方向に保持して駆動装置により水平軸回りに回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩することによって、遊離砥粒とワークの面との間の遊離砥粒の自重による摩擦力を0とし、遊離砥粒の自重による滴下力を最大にして、遊離砥粒が最大の効率でワークから滴下、除去されるようにすることであり、またこれによって遊離砥粒が残渣としてワークに残ったり、周囲の機械装置等に飛散して付着したりすることによる遊離砥粒の諸々の弊害を防止することである。
更に他の目的は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、ワークのエッジの最下部付近に配設され、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備え、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩することによって、ワークを回転駆動するための吸着テーブルを不要とすることであり、またこれによって吸着によって必然的にワークに生ずる吸着痕を皆無とし、また吸着によるワークの汚染のおそれを完全になくすことである。また吸着テーブルによらなくとも、少なくとも3個の回転体をワークの半径方向に移動させることで、簡単にワークの芯出しを行うことができるようにすることである。
また他の目的は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、ワークのエッジの最下部付近に配設され、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、研摩部の直後の工程に配設されワークのエッジに接触させて該エッジに付着した遊離砥粒を除去するブラシとを備え、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩し、研摩部の直後の工程においてブラシをワークのエッジに接触させて該エッジに付着した遊離砥粒を掻き取ることによって、バフ研摩によってワークに付着した遊離砥粒をその直後の工程においてほぼ完全に除去できるようにすることであり、またこれによって遊離砥粒を下方に完全に滴下させてワークから遊離砥粒が最もきれいに除去できるようにすることである。
また他の目的は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、ワークのエッジの最下部付近に配設され、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、ワークの回転中心の両側に分けて配設され該ワークの上方から下方に向けて水を噴射し該水の流れにより遊離砥粒をワークから除去するように構成された水用ノズルとを備え、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩しつつ、ワークの上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて水を噴射し、該水の流れにより遊離砥粒をワークから除去することによって、従来避けることのできなかった吸着テーブルによる吸着痕の発生を皆無としつつ、バフ研摩によってワークに付着した遊離砥粒を垂直方向の水の流れによって下方に流下させて極めて効率的に除去できるようにすることである。
また他の目的は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、ワークのエッジの最下部付近に配設され、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、ワークの回転中心の両側に分けて配設され該ワークの上方から下方に向けて水を噴射し該水の流れにより遊離砥粒をワークから除去するように構成された水用ノズルと、研摩部の直下に配設され遊離砥粒を排出するように構成された遊離砥粒用ダクトと、該遊離砥粒用ダクトの両側に配設され水を遊離砥粒用ダクトの両側に夫々誘導して排出するように構成された水用ダクトとを備え、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩しつつ、ワークの上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて配設された水用ノズルから夫々水を噴射し、該水の流れにより遊離砥粒をワークから除去し、更に遊離砥粒を研摩部の直下の遊離砥粒用ダクトに、水を該遊離砥粒用ダクトの両側に配設された水用ダクトに夫々導いて遊離砥粒と水とを分別除去することによって、遊離砥粒の濃度が最も濃い廃液と、該濃度が薄くほとんど水である廃液とを分別できるようにすることであり、またこれによって装置からの廃液処理の合理化を図ると共に、環境汚染を極力防止することである。
また他の目的は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、ワークのエッジの最下部付近に配設され、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、ワークの回転中心の両側に分けて配設され該ワークの上方から下方に向けて水を噴射し該水の流れにより遊離砥粒をワークから除去するように構成された水用ノズルと、研摩部の直下に配設され遊離砥粒を排出するように構成された遊離砥粒用ダクトと、該遊離砥粒用ダクトの両側に配設され水を前記遊離砥粒用ダクトの両側に夫々誘導して排出するように構成された水用ダクトと、水用ノズルの更に外側に配設されエアを上方から下方に向けて噴射してワークの両側にエアカーテンを形成し遊離砥粒の周囲への飛散を防止するように構成されたエア用ノズルとを備え、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩しつつ、ワークの上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて配設された水用ノズルから夫々水を噴射し、該水の流れにより遊離砥粒をワークから除去し、更に遊離砥粒を研摩部の直下の遊離砥粒用ダクトに、水を該遊離砥粒用ダクトの両側に配設された水用ダクトに夫々導いて遊離砥粒と水とを分別除去すると共に、水用ノズルの更に外側のエア用ノズルからエアを上方から下方に向けて噴射してワークの両側にエアカーテンを形成し、遊離砥粒の周囲への飛散を防止することによって、ワークへの吸着痕の防止、遊離砥粒と水の分別回収の実現を図りつつ、バフ研摩による遊離砥粒の周囲の機械装置への飛散を防止し、装置の汚染を最小限に抑制して装置の耐久性の向上を図ることである。
更に他の目的は、ワークを垂直方向に保持して該ワークを水平軸回りに回転駆動する駆動装置と、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備え、駆動装置を、吸着テーブルとし、ワークを縦方向に保持して該ワークを吸着テーブルにより回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩することによって、従来の吸着テーブルの機構をそのまま利用しつつ、ワークを垂直方向に保持することで、バフ研摩によってワークに付着した遊離砥粒のワークの面に対する遊離砥粒の自重による摩擦力を0として、遊離砥粒が最も効率よく下方に滴下するようにして、最も効率的な遊離砥粒の除去を達成することである。
また他の目的は、ワークのエッジに対して接近又は離脱可能なバフを該エッジに接触させ、該ワークの研摩部に遊離砥粒を噴射して該ワークのエッジをバフ研摩するワークのエッジの研摩方法及び装置において、バフがワークのエッジに接触したときに該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧してワークの両面をバフで挟むようにして研摩することによりエッジの両面及び端面を同時にバフ研摩するように構成されたバフ押圧装置を備え、バフがワークのエッジに接触したときに、該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧してワークの両面をバフで挟むようにして研摩することによりエッジの両面及び端面を同時にバフ研摩することによって、バフをあたかも総形研摩具のように使用できるようにすることであり、またこれによってわずか1工程で従来の3工程のバフ研摩を行うことができるようにして、研摩時間の大幅な短縮と、省力化を達成することである。
また他の目的は、ワークのエッジに対して接近又は離脱可能なバフを該エッジに接触させ、該ワークの研摩部に遊離砥粒を噴射して該ワークのエッジをバフ研摩するワークのエッジの研摩方法及び装置において、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、ワークのエッジの最下部付近に配設され、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、バフがワークのエッジに接触したときに該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧してワークの両面をバフで挟むようにして研摩することによりエッジの両面及び端面を同時にバフ研摩するように構成されたバフ押圧装置とを備え、ワークを縦方向に保持して駆動装置により回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に、バフがワークのエッジに接触したときに、該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧してワークの両面をバフで挟むようにして研摩することによりエッジの両面及び端面を同時にバフ研摩することによって、遊離砥粒の自重による滴下の効率を最大とし、また吸着テーブルを用いないことにより吸着痕の発生を皆無としつつ、芯出しの容易化を図り、更にわずか1工程で従来の3工程のバフ研摩を行うことができるようにして、研摩時間の大幅な短縮と、省力化を達成することである。
要するに本発明方法(請求項1)は、ワークを縦方向に保持して駆動装置により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩することを特徴とするものである。
また本発明方法(請求項2)は、ワークを水平面に対して60度乃至90度の範囲の縦方向に保持して駆動装置により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩することを特徴とするものである。
また本発明方法(請求項3)は、ワークを垂直方向に保持して駆動装置により水平軸回りに回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩することを特徴とするものである。
また本発明方法(請求項4)は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩することを特徴とするものである。
また本発明方法(請求項5)は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩し、前記研摩部の直後の工程においてブラシを前記ワークのエッジに接触させて該エッジに付着した前記遊離砥粒を除去することを特徴とするものである。
また本発明方法(請求項6)は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩しつつ、前記ワークの上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて水を噴射し、該水の流れにより前記遊離砥粒を前記ワークから除去することを特徴とするものである。
また本発明方法(請求項7)は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩しつつ、前記ワークの上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて配設された水用ノズルから夫々水を噴射し、該水の流れにより前記遊離砥粒を前記ワークから除去し、更に前記遊離砥粒を前記研摩部の直下の遊離砥粒用ダクトに、前記水を該遊離砥粒用ダクトの両側に配設された水用ダクトに夫々導いて前記遊離砥粒と前記水とを分別除去することを特徴とするものである。
また本発明方法(請求項8)は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩しつつ、前記ワークの上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて配設された水用ノズルから夫々水を噴射し、該水の流れにより前記遊離砥粒を前記ワークから除去し、更に前記遊離砥粒を前記研摩部の直下の遊離砥粒用ダクトに、前記水を該遊離砥粒用ダクトの両側に配設された水用ダクトに夫々導いて前記遊離砥粒と前記水とを分別除去すると共に、前記水用ノズルの更に外側に配設されたエア用ノズルからエアを上方から下方に向けて噴射して前記ワークの両側にエアカーテンを形成し、前記遊離砥粒の周囲への飛散を防止することを特徴とするものである。
また本発明方法(請求項9)は、ワークを縦方向に保持して該ワークを吸着テーブルにより回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩することを特徴とするものである。
また本発明方法(請求項10)は、ワークのエッジに対して接近又は離脱可能なバフを該エッジに接触させ、該ワークの研摩部に遊離砥粒を噴射して該ワークのエッジをバフ研摩する方法において、前記バフが前記ワークの前記エッジに接触したときに、該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧して前記ワークの両面を前記バフで挟むようにして研摩することにより前記エッジの両面及び端面を同時にバフ研摩することを特徴とするものである。
また本発明方法(請求項11)は、ワークを縦方向に保持して駆動装置により回転駆動し、請求項ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に、前記バフが前記ワークの前記エッジに接触したときに、該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧して前記ワークの両面をバフで挟むようにして研摩することによりエッジの両面及び端面を同時にバフ研摩することを特徴とするものである。
また本発明装置(請求項14)は、ワークを縦方向に保持して回転駆動する駆動装置と、前記ワークのエッジの最下部付近に配設され、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備えたことを特徴とするものである。
また本発明装置(請求項15)は、ワークを水平面に対して60度乃至90度の範囲の縦方向に保持して回転駆動する駆動装置と、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを
備えたことを特徴とするものである。
また本発明装置(請求項16)は、ワークを垂直方向に保持して該ワークを水平軸回りに回転駆動する駆動装置と、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備えたことを特徴とするものである。
また本発明装置(請求項17)は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、前記ワークのエッジの最下部付近に配設され、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備えたことを特徴とするものである。
また本発明装置(請求項18)は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、前記ワークのエッジの最下部付近に配設され、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、前記研摩部の直後の工程に配設され前記ワークのエッジに接触させて該エッジに付着した前記遊離砥粒を除去するブラシとを備えたことを特徴とするものである。
また本発明装置(請求項19)は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、前記ワークのエッジの最下部付近に配設され、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、前記ワークの回転中心の両側に分けて配設され該ワークの上方から下方に向けて水を噴射し該水の流れにより前記遊離砥粒を前記ワークから除去するように構成された水用ノズルとを備えたことを特徴とするものである。
また本発明装置(請求項20)は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、前記ワークのエッジの最下部付近に配設され、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、前記ワークの回転中心の両側に分けて配設され該ワークの上方から下方に向けて水を噴射し該水の流れにより前記遊離砥粒を前記ワークから除去するように構成された水用ノズルと、前記研摩部の直下に配設され前記遊離砥粒を排出するように構成された遊離砥粒用ダクトと、該遊離砥粒用ダクトの両側に配設され前記水を前記遊離砥粒用ダクトの両側に夫々誘導して排出するように構成された水用ダクトとを備え、前記遊離砥粒を前記遊離砥粒用ダクトに、前記水を前記水用ダクトに夫々導いて前記遊離砥粒と前記水とを分別除去するように構成したことを特徴とするものである。
また本発明装置(請求項21)は、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、前記ワークのエッジの最下部付近に配設され、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、前記ワークの回転中心の両側に分けて配設され該ワークの上方から下方に向けて水を噴射し該水の流れにより前記遊離砥粒を前記ワークから除去するように構成された水用ノズルと、前記研摩部の直下に配設され前記遊離砥粒を排出するように構成された遊離砥粒用ダクトと、該遊離砥粒用ダクトの両側に配設され前記水を前記遊離砥粒用ダクトの両側に夫々誘導して排出するように構成された水用ダクトと、前記水用ノズルの更に外側に配設されエアを上方から下方に向けて噴射して前記ワークの両側にエアカーテンを形成し前記遊離砥粒の周囲への飛散を防止するように構成されたエア用ノズルとを備えたことを特徴とするものである。
また本発明装置(請求項22)は、ワークを垂直方向に保持して該ワークを水平軸回りに回転駆動する駆動装置と、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備え、前記駆動装置は、吸着テーブルであることを特徴とするものである。
また本発明装置(請求項23)は、ワークのエッジに対して接近又は離脱可能なバフを該エッジに接触させ、該ワークの研摩部に遊離砥粒を噴射して該ワークのエッジをバフ研摩するワークのエッジの研摩装置において、前記バフが前記ワークの前記エッジに接触したときに該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧して前記ワークの両面を前記バフで挟むようにして研摩することにより前記エッジの両面及び端面を同時にバフ研摩するように構成されたバフ押圧装置を備えたことを特徴とするものである。
また本発明装置(請求項24)は、ワークのエッジに対して接近又は離脱可能なバフを該エッジに接触させ、該ワークの研摩部に遊離砥粒を噴射して該ワークのエッジをバフ研摩するワークのエッジの研摩装置において、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、前記ワークのエッジの最下部付近に配設され、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、前記バフが前記ワークの前記エッジに接触したときに該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧して前記ワークの両面を前記バフで挟むようにして研摩することにより前記エッジの両面及び端面を同時にバフ研摩するように構成されたバフ押圧装置とを備えたことを特徴とするものである。
本発明は、上記のように、ワークを縦方向に保持して回転駆動する駆動装置と、ワークのエッジの最下部付近に配設され、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備え、ワークを縦方向に保持して駆動装置により回転駆動し、バフをワークの最下部付近に接触させると共に研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩するようにしたので、遊離砥粒がワークの最下部から下には滴下するが、上方には飛散したりしないようにすることができ、またこの結果遊離砥粒のワークへの飛散や付着を最小限とし得、また周囲の機械装置への遊離砥粒の飛散や付着を極力防止でき、残渣遊離砥粒による諸々の弊害を防止することができる効果がある。
またワークを水平面に対して60度乃至90度の範囲の縦方向に保持して回転駆動する駆動装置と、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備え、ワークを水平面に対して60度乃至90度の範囲の縦方向に保持して駆動装置により回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩するようにしたので、ワークに付着した遊離砥粒をワークの表面に沿って滑落させる力がほぼ最大値に保たれながら、遊離砥粒とワークとの間の摩擦力が急激にかつ一直線状に減少する範囲の縦方向にワークを保持することができ、またこの結果最も効率的に遊離砥粒が下方に流れて該遊離砥粒がその自重により極めて効率よく除去されるという効果がある。
またワークを垂直方向に保持して該ワークを水平軸回りに回転駆動する駆動装置と、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備え、ワークを垂直方向に保持して駆動装置により水平軸回りに回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩するようにしたので、遊離砥粒とワークの面との間の遊離砥粒の自重による摩擦力を0とし得、遊離砥粒の自重による滴下力が最大となり、遊離砥粒が最大の効率でワークから滴下、除去されるという効果があり、またこの結果遊離砥粒が残渣としてワークに残ったり、周囲の機械装置等に飛散して付着したりすることによる遊離砥粒の諸々の弊害を防止することができる効果が得られる。
更には、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、ワークのエッジの最下部付近に配設され、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備え、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩するようにしたので、ワークを回転駆動するための吸着テーブルを不要とすることができ、またこの結果吸着によって必然的にワークに生ずる吸着痕を皆無とし得、また吸着によるワークの汚染のおそれを完全になくすことができる効果がある。また吸着テーブルによらなくとも、少なくとも3個の回転体をワークの半径方向に移動させることで、簡単にワークの芯出しを行うことができるという効果がある。
またワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、ワークのエッジの最下部付近に配設され、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、研摩部の直後の工程に配設されワークのエッジに接触させて該エッジに付着した遊離砥粒を除去するブラシとを備え、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩し、研摩部の直後の工程においてブラシをワークのエッジに接触させて該エッジに付着した遊離砥粒を掻き取るようにしたので、バフ研摩によってワークに付着した遊離砥粒をその直後の工程においてほぼ完全に除去できるという効果があり、またこの結果遊離砥粒を下方に完全に滴下させてワークから遊離砥粒が最もきれいに除去できるという効果がある。
またワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、ワークのエッジの最下部付近に配設され、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、ワークの回転中心の両側に分けて配設され該ワークの上方から下方に向けて水を噴射し該水の流れにより遊離砥粒をワークから除去するように構成された水用ノズルとを備え、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩しつつ、ワークの上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて水を噴射し、該水の流れにより遊離砥粒をワークから除去するようにしたので、従来避けることのできなかった吸着テーブルによる吸着痕の発生を皆無としつつ、バフ研摩によってワークに付着した遊離砥粒を垂直方向の水の流れによって下方に流下させて極めて効率的に除去できるという効果がある。
またワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、ワークのエッジの最下部付近に配設され、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、ワークの回転中心の両側に分けて配設され該ワークの上方から下方に向けて水を噴射し該水の流れにより遊離砥粒をワークから除去するように構成された水用ノズルと、研摩部の直下に配設され遊離砥粒を排出するように構成された遊離砥粒用ダクトと、該遊離砥粒用ダクトの両側に配設され水を遊離砥粒用ダクトの両側に夫々誘導して排出するように構成された水用ダクトとを備え、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩しつつ、ワークの上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて配設された水用ノズルから夫々水を噴射し、該水の流れにより遊離砥粒をワークから除去し、更に遊離砥粒を研摩部の直下の遊離砥粒用ダクトに、水を該遊離砥粒用ダクトの両側に配設された水用ダクトに夫々導いて遊離砥粒と水とを分別除去するようにしたので、遊離砥粒の濃度が最も濃い廃液と、該濃度が薄くほとんど水である廃液とを分別できる効果があり、またこの結果装置からの廃液処理の合理化を図ることができると共に、環境汚染を極力防止することができる効果がある。
またワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、ワークのエッジの最下部付近に配設され、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、ワークの回転中心の両側に分けて配設され該ワークの上方から下方に向けて水を噴射し該水の流れにより遊離砥粒をワークから除去するように構成された水用ノズルと、研摩部の直下に配設され遊離砥粒を排出するように構成された遊離砥粒用ダクトと、該遊離砥粒用ダクトの両側に配設され水を前記遊離砥粒用ダクトの両側に夫々誘導して排出するように構成された水用ダクトと、水用ノズルの更に外側に配設されエアを上方から下方に向けて噴射してワークの両側にエアカーテンを形成し遊離砥粒の周囲への飛散を防止するように構成されたエア用ノズルとを備え、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩しつつ、ワークの上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて配設された水用ノズルから夫々水を噴射し、該水の流れにより遊離砥粒をワークから除去し、更に遊離砥粒を研摩部の直下の遊離砥粒用ダクトに、水を該遊離砥粒用ダクトの両側に配設された水用ダクトに夫々導いて遊離砥粒と水とを分別除去すると共に、水用ノズルの更に外側のエア用ノズルからエアを上方から下方に向けて噴射してワークの両側にエアカーテンを形成し、遊離砥粒の周囲への飛散を防止するようにしたので、ワークへの吸着痕の防止、遊離砥粒と水の分別回収の実現を図りつつ、バフ研摩による遊離砥粒の周囲の機械装置への飛散を防止でき、装置の汚染を最小限に抑制して装置の耐久性の向上を図ることができる効果が得られる。
更には、ワークを垂直方向に保持して該ワークを水平軸回りに回転駆動する駆動装置と、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備え、駆動装置を、吸着テーブルとし、ワークを縦方向に保持して該ワークを吸着テーブルにより回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射してワークのエッジをバフ研摩するようにしたので、従来の吸着テーブルの機構をそのまま利用しつつ、ワークを垂直方向に保持することで、バフ研摩によってワークに付着した遊離砥粒のワークの面に対する遊離砥粒の自重による摩擦力を0として、遊離砥粒が最も効率よく下方に滴下することとなり、最も効率的な遊離砥粒の除去を達成することができる効果がある。
またワークのエッジに対して接近又は離脱可能なバフを該エッジに接触させ、該ワークの研摩部に遊離砥粒を噴射して該ワークのエッジをバフ研摩するワークのエッジの研摩方法及び装置において、バフがワークのエッジに接触したときに該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧してワークの両面をバフで挟むようにして研摩することによりエッジの両面及び端面を同時にバフ研摩するように構成されたバフ押圧装置を備え、バフがワークのエッジに接触したときに、該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧してワークの両面をバフで挟むようにして研摩することによりエッジの両面及び端面を同時にバフ研摩するようにしたので、バフをあたかも総形研摩具のように使用できるという効果があり、またこの結果わずか1工程で従来の3工程のバフ研摩を行うことができることになり、研摩時間の大幅な短縮と、省力化を達成することができる効果がある。
またワークのエッジに対して接近又は離脱可能なバフを該エッジに接触させ、該ワークの研摩部に遊離砥粒を噴射して該ワークのエッジをバフ研摩するワークのエッジの研摩方法及び装置において、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、ワークのエッジの最下部付近に配設され、エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、バフがワークのエッジに接触したときに該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧してワークの両面をバフで挟むようにして研摩することによりエッジの両面及び端面を同時にバフ研摩するように構成されたバフ押圧装置とを備え、ワークを縦方向に保持して駆動装置により回転駆動し、ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを配置して該バフをワークの最下部付近に接触させると共に、バフがワークのエッジに接触したときに、該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧してワークの両面をバフで挟むようにして研摩することによりエッジの両面及び端面を同時にバフ研摩するようにしたので、遊離砥粒の自重による滴下の効率を最大とし得、また吸着テーブルを用いないことにより吸着痕の発生を皆無としつつ、芯出しの容易化を図ることができ、更にわずか1工程で従来の3工程のバフ研摩を行うことができるようになり、研摩時間の大幅な短縮と、省力化を達成することができる効果がある。
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。本発明の第1実施例に係るワークのエッジの研摩装置8は、図1から図11に示すように、駆動装置9と、バフ10と、遊離砥粒噴射ノズル11と、水用ノズル12と、遊離砥粒用ダクト13と、水用ダクト14と、エア用ノズル15と、ブラシ16と、バフ押圧装置18とを備えている。
駆動装置9は、ワーク1(半導体ウェーハ、特にシリコン単結晶からなるシリコンウェーハが主体である。)を縦方向に保持して回転駆動するようにしたものであって、ワーク1の外周部1aを少なくとも3個の回転体20(20A,20B,20C)により回転駆動するようになっている。該回転体20の個数は、ノッチ1d付のワーク1の場合には、3個で十分である(オリエンテーションフラット1f付のワーク1では、図12に示すように、最低5個が必要である。これについては、後述する。)
なお、ここに「縦方向」とは、従来のワーク1の水平保持状態に代表される「横方向」に対するもので、最良の状態は垂直方向であり、好ましくは水平面に対する傾斜角度が60度乃至90度の範囲の縦方向であ。
ここで図10及び図11を参照して、ワーク1の水平面に対する傾斜角度θが60度乃至90度の範囲が理想的であり、60度未満が実用は可能であるがあまり好ましくない理由(数値限定のための境界条件)について説明する。
図10において、遊離砥粒6の粒子6aの質量をm、重力の加速度をg、粒子6aのワーク1の表面1eに対する直角方向の自重による分力、即ちワーク1の表面1eとの間で摩擦力fを発生させる力をF、粒子6aとワーク1の表面1eとの間の摩擦係数をμ、該表面に沿う摩擦力をfとすると、力Fは、F=mg・cosθであり、摩擦力fはf=μF=μmg・cosθとなる。
一方ワーク1の表面1eに沿う方向の分力、即ち粒子6aをワーク1の表面に沿って滑落させる力FPは、FP=mg・sinθである。
ワーク1の傾斜角度θの余弦値(cosθ)に比例して摩擦力fは変化し、ワーク1が水平、即ち傾斜角度θが0度の場合にこの余弦値が1で最大で、垂直の場合、即ち傾斜角度θが90度の場合がこの余弦値が0で最小となるから、傾斜角度θは90度に近い程有利なことは明らかである。
しかし、傾斜角度θが60度の場合、この余弦値(cosθ)は0.5で、正弦値(sinθ)は0.866であり、ワーク1の表面に摩擦力を発生させる力Fよりも表面1eに沿って遊離砥粒6の粒子6a(又は水23の粒子)を滑落させる力FPの方が、1.73倍(73%)も大きく、非常に有利な傾斜角度であることが分かる。
またワーク1の表面1eに発生する粒子6aの摩擦力f=0.5μmgとなり、非常に小さい段階に入るばかりでなく、この傾斜角度を超えて90度までの余弦値は急激に減少し、摩擦力fの値も急激に減少し、非常に有利な範囲であることが分かる。
一方、正弦値(sinθ)は、傾斜角度θが60度で、0.866とほぼ飽和状態に達し、それ以上大きな増大はしないから、図11に示すように、傾斜角度θが60度まではかなり変化が大きいが、傾斜角度θが60度でほぼ飽和状態に達し、その後は余り大きく変化せず最大値を保つ。
このことは、傾斜角度θが60度以上では、粒子6aを滑落させる力FPは、傾斜角度θの正弦値に比例し、FP=mg・sinθであるから、力FPがほとんど最大値に近い飽和状態に達することを意味する。
さて、図11から明らかなように、傾斜角度θが60度未満では、この力FPは大幅な減少に転じ、傾斜角度θ=0度で0になるまで急激に小さくなる。
これに対して傾斜角度θが60度未満の範囲の摩擦力fは、傾斜角度θが60度以上の場合と差ほど変わらずに増大して行く。
換言すれば、傾斜角度θが60度乃至90度の範囲では、粒子6aを滑落させる力FPはほとんど最大値に保たれていながら、摩擦力fは、60度ですでに非常に小さくなっているのに加えて急激に小さくなる範囲であることを意味する。
よって、この遊離砥粒6の粒子6aのワーク1の表面1eに対する自重による摩擦力fが急激に小さくなり、かつ粒子6aを滑落させる力FPが最大でほぼ一定となり、この力FPが最大値に保たれて余り変わらなくなる範囲が傾斜角度θが60度乃至90度の範囲である。
このことは、換言すれば、粒子6aをワーク1の表面1eに沿って滑落させる力FPがほとんど最大値に保たれていながら、ワーク1の表面1eと粒子6aとの間の摩擦力fを発生させる力Fは急激に小さくなる範囲、即ち好ましい範囲であることを意味する。
傾斜角度θが61度では余弦値cosθは0.485で60度の場合の3%減、62度では0.469で同じく6.2%減、63度では0.454で同じく9.2%減、64度では0.438で同じく12.4%減、65度では0.423で同じく15.4%減、66度では0.407で同じく18.6%減、67度では0.391で同じく21.8%減、68度では0.375で同じく25.0%減、69度では0.358で同じく28.4%減、70度では0.342で同じく31.6%減という具合に小さくなるので、摩擦力fもこの余弦値に比例して小さくなる。
そして逆に、傾斜角度θが60度未満の場合を検討して見ると、傾斜角度θが59度では余弦値cosθは0.515で60度の場合の3%増、58度では0.530で同じく6%増、57度では0.545で同じく9%増、56度では0.559で同じく12%増、55度では0.574で同じく15%増、54度では0.588で同じく17.6%増、53度では0.602で同じく20.4%増、52度では0.616で同じく23.2%増、51度では0.629で同じく25.8%増、50度では0.643で同じく28.6%増という具合に大きくなるので、摩擦力fもこの余弦値に比例して大きくなる。
次に、傾斜角度θが60度を境にして、プラスマイナス10度の範囲を検討してみると、70度での余弦値cosθ、即ち摩擦力fの60度の場合に対する減少率が31.6%であるから、この範囲の1度当たりの摩擦力fの平均減少率は3.16%であるのに対して、50度での摩擦力fの60度の場合に対する減少率が28.6%であるから、この範囲の1度当たりの摩擦力fの平均減少率は2.86%であり、差ほど大きな差異はないが、60度以上の方が有利であることは明らかである。
また傾斜角度θが60度を境にして、プラスマイナス20度の範囲では、80度での摩擦力fの60度の場合に対する減少率が65.2%であるから、この範囲の1度当たりの平均減少率が6.52%であるのに対して、40度での摩擦力fの60度の場合に対する増加率が53.2%であるから、この範囲の1度当たりの平均増加率が5.32%であり、差ほど大きな差異はないが、やはり60度以上の方が有利であることが分かる。
一方、粒子6aを滑落させる力FPは、上記のように傾斜角度θの正弦値sinθに比例するから、傾斜角度θが60度を中心にしてプラスマイナス10度の範囲でこの力FPを比較してみると、傾斜角度70度では、正弦値は0.939であるから60度の場合に比べて8.4%(1度当たり0.84%)の増大であるのに対して、傾斜角度50度では、正弦値は0.766であるから、11.5%(1度当たり1.15%)の減少となり、60度以上の場合に比べて60度未満の場合には力FPが大幅に減少してしまうことが分かる。
また60度を中心にしてプラスマイナス20度の範囲では、この力FPは、傾斜角度80度では正弦値は0.985であるから60度の場合に比べて13.7%(1度当たり1.37%)の小さな増大であるのに対して、傾斜角度40度では、正弦値は0.643であるから、25.8%(1度当たり2.58%)の大幅な減少となる。
これによって、傾斜角度θは60度乃至90度の範囲では、粒子6aを滑落させる力FPはほぼ最大値に保たれながら、摩擦力fは急激に減少して、非常に有利であり、傾斜角度θが60度未満では、摩擦力fが60度以上の場合と大差なく増大するのに加えて、遊離砥粒6をワーク1の表面1eに沿って滑落させる力FPが急激に小さくなって、水23によって遊離砥粒6の粒子6aを流そうとしても、ワーク1に付着してしまう可能性が大きくなる。
よって、この摩擦力fが急激に小さくなり、しかも遊離砥粒6の粒子6aをワーク1の表面1eに沿って滑落させる力FPがほぼ一定の最大値に保たれる範囲が傾斜角度θが60度乃至90度の範囲であり、この範囲であれば、遊離砥粒6はその自重によって滑落して除去され易い。
しかし、傾斜角度θが60度未満では、傾斜角度θの余弦値が0.5を超えることにより摩擦力fが大きくなり、しかも60度以上の場合と大差なく増加するのに対して、粒子6aを滑落させる力FPが急激に小さくなって、これらがあいまって相乗的に遊離砥粒6の粒子6aの自重による滑落の可能性が小さくなり、ワーク1の表面1eに付着し易くなるのである。
なお、傾斜角度θが90度を超える範囲は、ワーク1を垂直方向から逆方向へ傾斜させたと同じことであるから、全く意味のない範囲であるので、検討を要しない無意味の範囲として除いたものである。
以上の検討結果から、ワーク1の水平面に対する傾斜角度θは、60度乃至90度の範囲が好ましく、60度未満では、縦方向であれば、実用状可能ではあるが、あまり好ましくないのである。
なお、遊離砥粒6の粒子6aをワーク1の表面1eに沿って滑落させようとする力FPと、これを阻止しようとする粒子6aとワーク1の表面1eとの間の摩擦力fが等しくなったとき、即ちFP=f、従ってmg・sinθ=μmg・cosθ、よってsinθ=μcosθのときに粒子6aに作用する下向きと上向きの力が釣合い、粒子6aの滑落は停止する。
ここで摩擦係数μを0.3と仮定すると、実用的にはこの条件を満足させる傾斜角度θは約17度であり(sinθ=0.29、μ・cosθ=0.3×0.96=0.29)、この角度を超える傾斜角度、即ち傾斜角度θ=18度以上であれば、ワーク1の本願発明でいうところの「縦方向」には該当する。
次に、回転体20について説明すると、3個の回転体20は、例えばテフロン系の剛性樹脂で製作され、120度間隔で垂直方向に配設されており、夫々水平軸回りに回動自在に構成されている。そして夫々芯出し機構(図示せず)を有し、ワーク1の半径方向に矢印I,Jの如く移動可能に構成され、ワーク1の外周部1cに接触して該ワークの芯出しを行うことができるようになっている。
回転体20の外周部20cには、ワーク1の外周部1cが入り込める程度のV字形の溝20aが形成され、該溝によって回転体20とワーク1の外周部1cとの間の摩擦力によってワーク1を回転駆動するようになっており、回転体20はねじ27によりホルダ7に固定され、該ホルダはスピンドル17の回転軸21に固着されている。スピンドル17は、電動モータ(図示せず)により低速度で回転駆動され、各回転体20が矢印K方向に低速度で回転するようになっている。
バフ10は、ワーク1のエッジ1aに対して矢印L,Mの如く接近又は離脱可能に構成され、多数の柔らかな布を重ねた一般的なバフであり、該バフはねじ37によりホルダ43に固定され、該ホルダはスピンドル47の回転軸22に固着されている。スピンドル47は、電動モータ(図示せず)により高速度で回転駆動され、バフ10は矢印N方向に高速度で回転するように構成されている。なお、バフ10はねじ37によりホルダ43に対して着脱自在であり、交換容易に構成されている。
遊離砥粒噴射ノズル11は、ワーク1の研摩部1bに対して遊離砥粒6を研摩中連続して矢印Pの如く噴射するものであって、研摩部1bに対して、図中斜め左上に傾斜して設けられている。遊離砥粒6は、ダイヤモンド砥粒等を含む液状の研摩剤であり、一種の薬液で、通常「スラリー」と称されているものである。
水用ノズル12は、図1及び図2に示すように、ワーク1の上方から下方に向けて矢印Qの如く水23を噴射し、該水の流れにより遊離砥粒6をワーク1から除去するように構成されており、ワーク1の回転中心の両側に分けて配設され、図示の実施例では、その断面は長方形状に形成され、例えばステンレス鋼板等で製作されている。
遊離砥粒用ダクト13は、図1、図2及び図7に示すように、なるべく水23を混ぜないで使用済の遊離砥粒6のみを排出するように構成されたもので、ワーク1の研摩部1bの直下に配設されており、例えば断面正方形状に形成され、前後の壁面には、バフ10の形状に合わせた半円形の凹部13aが夫々形成され、例えばステンレス鋼板又は耐薬品性の非常に高いチタン合金等で製作されている。
水用ダクト14は、図1、図2及び図7に示すように、使用済の水23を遊離砥粒用ダクト13の両側に夫々誘導して排出するように構成されており、遊離砥粒用ダクト13に夫々隣接して配設され、断面長方形状に形成され、図中左右の両側には傾斜板14aが夫々形成され、なるべく広い範囲の水23をダクト内に誘導できるようになっている。
エア用ノズル15は、図1、図2及び図7に示すように、エア24を矢印Rの如く上方から下方に向けて噴射してワーク1の両側にエアカーテン25を形成し、遊離砥粒6の周囲への飛散を防止するように構成されており、断面長方形状に形成されている。
ブラシ16は、図1、図2及び図6に示すように、ワーク1のエッジ1aに接触させて該エッジに付着した遊離砥粒6を除去するようにしたものであって、ワーク1の研摩部1bの直後の工程に配設されており、図示の実施例では、一例として回転ブラシを採用している。ブラシ16は、回転軸28に固定され、該回転軸は電動モータ(図示せず)により回転駆動されるようになっており、ブラシ16は矢印S,Tの如くワーク1の半径方向に移動可能に構成され、矢印Uの方向に回転するようになっている。
なお、ブラシ16は、回転ブラシに限定されず、固定式のブラシでもよい。
バフ押圧装置18は、図4、図8及び図9に示すように、バフ10がワーク1のエッジ1aに接触したときに該バフの厚さ方向の両側を一対の押圧部材29により押圧してワーク1の両面をバフ10で挟むようにして研摩することにより、エッジ1aの両面及び端面を同時にバフ研摩するように構成されており、図8及び図9に示すように、押圧部材29が矢印V,Wの如く移動可能に構成され、矢印Vのように移動することでバフ10を挟むようになっている。
次に、図12及び図13に示す本発明の第1実施例の別の形態について説明すると、ワークのエッジの研摩装置8は、オリエンテーションフラット1cを形成したワーク1を対象としたもので、ワーク1を縦方向に保持して回転駆動する駆動装置9の回転体20(20A,20B,20C,20D,20E)を、5個とし、例えばそのうちの1個の回転体20Bがオリエンテーションフラット1cに対向して回転駆動ができない場合でも、他の4個の回転体20A,20C,20D,20Eがワーク1を支障なく回転駆動できるようにしたものであり、その他の構成は、上記図7までに示す実施例と同様であるので、同一の部分には、図面に同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、図14から図16に示す本発明の第2実施例に係るワークのエッジの研摩装置8について説明すると、これはワーク1の駆動装置9を、水平軸回りに回転する吸着テーブル30としたものであり、吸着テーブル30は、縦方向に保持されたワーク1の裏面1gを吸着するように構成されている。その他の構成は、上記第1実施例と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付してその説明を省略する。
そして本発明方法(請求項1)は、ワーク1を縦方向に保持して駆動装置9により回転駆動し、ワーク1のエッジ1aの最下部付近に回転するバフ10を配置して該バフをワーク1の最下部付近に接触させると共に研摩部1bに向けて遊離砥粒6を噴射してワーク1のエッジ1aをバフ研摩する方法である。
また本発明方法(請求項2)は、ワーク1を水平面に対して60度乃至90度の範囲の縦方向に保持して駆動装置9により回転駆動し、ワーク1のエッジ1aの最下部付近に回転するバフ10を配置して該バフをワーク1の最下部付近に接触させると共に研摩部1bに向けて遊離砥粒6を噴射してワーク1のエッジ1aをバフ研摩する方法である。
また本発明方法(請求項3)は、ワーク1を垂直方向に保持して駆動装置9により水平軸回りに回転駆動し、ワーク1のエッジ1aの最下部付近に回転するバフ10を配置して該バフをワーク1の最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒6を噴射してワーク1のエッジ1aをバフ研摩する方法である。
また本発明方法(請求項4)は、ワーク1を縦方向に保持して該ワークの外周部1cを少なくとも3個の回転体20(20A,20B,20C)により回転駆動し、ワーク1のエッジ1aの最下部付近に回転するバフ10を該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワーク1の最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部1bに向けて遊離砥粒6を噴射してワーク1のエッジ1aをバフ研摩する方法である。
また本発明方法(請求項5)は、ワーク1を縦方向に保持して該ワークの外周部1cを少なくとも3個の回転体20(20A,20B,20C)により回転駆動し、ワーク1のエッジ1aの最下部付近に回転するバフ10を該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワーク1の最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒6を噴射してワーク1のエッジ1aをバフ研摩し、研摩部1bの直後の工程においてブラシ16をワーク1のエッジ1aに接触させて該エッジに付着した遊離砥粒6を除去する方法である。
また本発明方法(請求項6)は、ワーク1を縦方向に保持して該ワークの外周部1cを少なくとも3個の回転体20(20A,20B,20C)により回転駆動し、ワーク1のエッジ1aの最下部付近に回転するバフ10を該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワーク1の最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部1bに向けて遊離砥粒6を噴射してワーク1のエッジ1aをバフ研摩しつつ、ワーク1の上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて水23を噴射し、該水の流れにより遊離砥粒6をワーク1から除去する方法である。
また本発明方法(請求項7)は、ワーク1を縦方向に保持して該ワークの外周部1cを少なくとも3個の回転体20(20A,20B,20C)により回転駆動し、ワーク1のエッジ1aの最下部付近に回転するバフ10を該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワーク1の最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部1bに向けて遊離砥粒6を噴射してワーク1のエッジ1aをバフ研摩しつつ、ワーク1の上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて配設された水用ノズル12から夫々水23を噴射し、該水の流れにより遊離砥粒6をワーク1から除去し、更に遊離砥粒6を研摩部1bの直下の遊離砥粒用ダクト13に、水23を該遊離砥粒用ダクトの両側に配設された水用ダクト14に夫々導いて遊離砥粒6と水23とを分別除去する方法である。
また本発明方法(請求項8)は、ワーク1を縦方向に保持して該ワークの外周部1cを少なくとも3個の回転体20(20A,20B,20C)により回転駆動し、ワーク1のエッジ1aの最下部付近に回転するバフ10を該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフをワーク1の最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部1bに向けて遊離砥粒6を噴射してワーク1のエッジ1aをバフ研摩しつつ、ワーク1の上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて配設された水用ノズル12から夫々水23を噴射し、該水の流れにより遊離砥粒6をワーク1から除去し、更に遊離砥粒6を研摩部1bの直下の遊離砥粒用ダクト13に、水23を該遊離砥粒用ダクトの両側に配設された水用ダクト14に夫々導いて遊離砥粒6と水23とを分別除去すると共に、水用ノズル12の更に外側に配設されたエア用ノズル15からエア24を上方から下方に向けて噴射してワーク1の両側にエアカーテン25を形成し、遊離砥粒6の周囲への飛散を防止する方法である。
また本発明方法(請求項9)は、ワーク1を縦方向に保持して該ワークを吸着テーブル30により回転駆動し、ワーク1のエッジ1aの最下部付近に回転するバフ10を該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフ10をワーク1の最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部1bに向けて遊離砥粒6を噴射してワーク1のエッジ1aをバフ研摩する方法である。
また本発明方法(請求項10)は、ワーク1のエッジ1aに対して接近又は離脱可能なバフ10を該エッジに接触させ、該ワークの研摩部1bに遊離砥粒6を噴射して該ワークのエッジをバフ研摩する方法において、前記バフ10がワーク1のエッジ1aに接触したときに、該バフの厚さ方向の両側を押圧部材29により押圧してワーク1の両面をバフ10で挟むようにして研摩することによりエッジ1aの両面及び端面を同時にバフ研摩する方法である。
また本発明方法(請求項11)は、ワーク1のエッジ1aに対して接近又は離脱可能なバフ10を該エッジに接触させ、該ワークの研摩部1bに遊離砥粒6を噴射して該ワークのエッジ1をバフ研摩する方法において、ワーク1を縦方向に保持して駆動装置9により回転駆動し、ワーク1のエッジ1aの最下部付近に回転するバフ10を配置して該バフをワーク1の最下部付近に接触させると共に、バフ10がワーク1のエッジ1aに接触したときに、該バフの厚さ方向の両側を押圧部材29により押圧してワーク1の両面を前記バフで挟むようにして研摩することによりエッジ1aの両面及び端面を同時にバフ研摩する方法である。
本発明は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。まず図5から図7により本発明の第1実施例の作用について説明すると、図5において、ノッチ1dを有するワーク1を3個の回転体20A,20B,20Cの間にセットすると、芯出し機構が作動し、各回転体20が夫々矢印Iの方向に移動してワーク1の芯出しを行う。
この芯出しが完了すると、ワーク1の中心はその回転中心に一致し、偏心がなくなり、各回転体20は電動モータ等により矢印K方向に回転を開始し、ワーク1は各回転体20A,20B,20Cの溝20aとワーク1の外周部1cとの間の摩擦力により矢印B方向に低速度で回転を開始する。
このように、吸着テーブルによらず、ワーク1の外周部1cを3個の回転体20A,20B,20Cで回転駆動することにより、従来必ず避けることのできなかった吸着テーブルによる吸着痕を完全に防止することができ、バフ研摩終了後のワーク1の損傷をその分だけ小さくすることができる。
ここで、図7に示すように、エア用ノズル15からエア24が噴射され、エアカーテン25がワーク1の図中左右両側に形成され、その周囲と該エアカーテンによって遮断される。
すると、図6及び図7に示すように、水用ノズル12から水23が噴射され、ワーク1の表裏両面に水流が形成され、ワーク1は水23によって完全に包まれる。これによってワーク1に付着するすべての物が水23によって下方に洗い流される態勢が整う。
そして、図5から図7に示すように、遊離砥粒噴射ノズル11から遊離砥粒6がワーク1の研摩部1bに向けて噴射され、遊離砥粒6がワーク1のこれからバフ研摩しようとする研摩部1bに付着する。
ここで、図8及び図9に示すように、バフ押圧装置18の押圧部材29がバフ10の上部の両側から矢印Vの方向に移動し、適宜な圧力でバフ10を押圧する。するとバフ10の上部は明確なコの字形に形成される。
次いで、図5から図7に示すように、バフ10がバフ駆動機構(図示せず)によってかなりの高速度で回転を開始すると共に、矢印Lの如く上昇し、その上部の一部がワーク1のエッジ1aを超えて進み、結果として該エッジがバフ10の中に入り込んだ状態となる。
バフ10の上部は、ワーク1のエッジ1aを包み込むような形、即ちコの字の総形刃具のような形となり、バフ10はワーク1の表裏両面及び端面に同時に接触し、これらのすべての研摩部1bを同時にバフ研摩する。
この場合、従来表面、端面、裏面の3工程のバフ研摩が必要であったものが、本発明では、1/3のわずか1工程でこの3つの面のバフ研摩を行うことができる。
この際、バフ押圧装置18により押圧部材29のバフ10に対する押圧力を制御して、バフ10による研摩能力を調節し、最適の状態でバフ研摩を続行することができる。
一方ブラシ16は、図6及び図7に示すように、ブラシ駆動機構(図示せず)により回転軸28を介して矢印Uの方向に回転を開始すると同時に、矢印Sの如く移動して、ワーク1のエッジ1aに接触し、ワーク1のエッジ1aに付着した遊離砥粒6をはぎ取り、連続的に除去する。これによってブラシ16を通過した後のワーク1の研摩部1bにはほとんど遊離砥粒6が残留しておらず、これは水23によって洗い流されてしまうので、バフ研摩完了後のワーク1は遊離砥粒6が全く付着しないきれいな状態となる。
水23は、バフ研摩中、常時水用ノズル12から矢印Qの如く噴射されて流下しているので、ワーク1の付着したすべての遊離砥粒6や研摩粕を下方に流し去り、主として遊離砥粒6は、中央の遊離砥粒用ダクト13内に流れ込み、分別収集される。
この場合、図示の実施例では、ワーク1は縦方向のうちで、理想的な垂直の方向に保持されているので、粘性摩擦を無視すれば、ワーク1の面に沿う遊離砥粒6の粒子6aの滑落を阻止する方向の摩擦力fは0であり、遊離砥粒6の粒子6aの自重により滑落する力FPは最大となり、水23の力も借りて極めて順調に下方に流れ去る。
また縦方向として、図10に示すように、ワーク1の水平面に対する傾斜角度θを60度乃至90度に保持することにより、90度の場合は上記「垂直」ということで除いたとしても、摩擦力fが相当小さい上に、遊離砥粒6の粒子6aをワーク1の面に沿って滑落させる力FPが非常に大きい範囲であるので、垂直の場合と遜色なくワーク1の遊離砥粒6を含む諸々の付着物を、水23の力も借りて効率よく除去することができる。
また上記傾斜角度θが60度未満の場合であっても、ワーク1を、最低18度位以上の縦方向に保持することにより、遊離砥粒6の粒子6aはその自重により滑落を開始するので、従来の水平保持に比べればかなりよい付着物除去効果を得ることができる。
次に、遊離砥粒6と水23の分別回収について説明すると、図7に示すように、遊離砥粒6はワーク1の直下の研摩部1bから最も多く遊離砥粒用ダクト13内に流入して回収される。これは上方から常時水23が流下しているので、バフ研摩と同時にその直下に流されるためである。従ってこの遊離砥粒用ダクト13で回収された廃液は、ほとんど遊離砥粒6であるので、これに適した後処理を集中的に行うことができる。
また多少ワーク1に残った残渣となる遊離砥粒6は、ブラシ16により除去されると共に、上方からの水23の流れによって洗い流され、この水23と共に水用ダクト14内に流入して回収される。この水23の中の残留遊離砥粒6は非常に希釈であるので、水用ダクト14で回収された水23とわずかの遊離砥粒6の処理は容易であり、このためバフ研摩の後の廃液の処理が容易である。
このように本発明の第1実施例によれば、バフ研摩中において、いずれにしてもワーク1を縦方向に保持してバフ研摩を行うので、従来の水平保持に比べて格段に優れた遊離砥粒6等のワーク1への付着物をきれいに除去することができ、この結果バフ研摩終了後の残留遊離砥粒6に起因するワーク1のエッチング状の腐食又は浸食を防止することができ、仕上がりの非常に良好な半導体ウェーハ等のワーク1を得ることができる。また吸着テーブルを用いていないので、吸着痕を完全になくすことも可能である。また廃液も分別回収しているため、廃液処理も容易である。
バフ研摩が終了すると、各機構が上記と反対に作動し、まず遊離砥粒噴射ノズル12からの遊離砥粒6の噴射が停止し、次いでバフ押圧装置18が作動して押圧部材18が矢印W方向に移動して、バフ10を解放し、バフ10がその駆動機構により矢印M方向に移動して後退してその回転が停止する。
その後しばらくして、ブラシ16が矢印Tの方向に移動して、その回転が停止し、水23の噴射が停止し、ワーク1の駆動装置9が各回転体20A,20B,20Cの回転を停止させ、ワーク1の回転が停止する。
その後エア24の噴射が停止して、エアカーテン24が消える。
そこで各回転体20A,20B,20Cが矢印J方向に移動して、ワーク1の外周部1cから離れ、ワーク1が取出し機構(図示せず)によって取り出されて、1個のワーク1のバフ研摩工程が完了する。
以下同様の動作が繰り返されて、次々とワーク1のバフ研摩を効率よく行うことができる。
次に、図12及び図13に示す本発明の第1実施例の別の態様の作用について説明する。これはオリエンテーションフラット1fを有するワーク1のバフ研摩を同様に縦方向に保持して行うものであって、ワーク1の駆動装置9の5個の回転体20A,20B,20C,20D,20Eによりワーク1を回転させて、上記第1実施例と全く同様にワーク1のエッジ1aのバフ研摩を行う。
この場合、図12に示すように、例えば回転体20Bのところにオリエンテーションフラット1fが差し掛かった際には、回転体20Bは遊び状態となるが、他の4個の回転体20A,20C,20D,20Eにより回転駆動されるので問題はなく、また図13に示すように、オリエンテーションフラット1fが回転体20Cのところに差し掛かると、回転体20Cは遊び状態となるが、他の4個の回転体20A,20B,20D,20Eにより回転駆動されるので問題がなく、ワーク1は連続して回転駆動される。
その他の作用は、上記第1実施例と全く同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して、その作用の説明は省略する。
次に、図14から図16に示す本発明の第2実施例の作用について説明する。この実施例では、ワーク1の駆動装置9を従来と同様の吸着テーブル30としたものであるから、まずワーク1を縦方向、図示の実施例では垂直方向に保持して吸着テーブル30により真空引き等の手段でその裏面1gを吸着し、吸着テーブル30を低速度で回転させてワーク1を低速度で回転させる。
これによって、従来どおりの吸着痕はワーク1の裏面1gに付くが、その他の作用は第1実施例と同様であり、発明としての効果も、吸着痕が除去できない点を除けば、全く同様の効果を得ることができる。これらの作用効果については、第1実施例と全く同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付して、その作用の説明は省略する。
図1から図13は本発明の第1実施例に係り、
はワークのエッジの研摩装置の斜視図である。 はワークのエッジの研摩装置の部分縦断面正面図である。 はワークのエッジの研摩装置の要部部分縦断面正面図である。 は側方から見たワークのエッジの研摩装置の縦断面図である。 はワークのエッジの研摩装置の作用を示す部分縦断面正面図である。 はバフ研摩中のワークのエッジの研摩装置の作用を示す要部部分縦断面正面図である。 はバフ研摩中のワークのエッジの研摩装置の作用を示す部分縦断面正面図である。 はバフ研摩中のワークの側方から見たワークのエッジの研摩装置の縦断面図である。 はバフ研摩中のワークの側方から見たワークのエッジの研摩装置の作用を示す要部部分縦断面側面図である。 はワーク1の水平面に対する傾斜角度を60度乃至90度の縦方向に保持した状態の遊離砥粒の粒子に作用するその自重による力の力学的関係を示す説明図である。 はワークの傾斜角度の好ましい範囲を示す余弦曲線、正弦曲線と遊離砥粒の粒子の滑落を阻止する摩擦力と、粒子が自重で滑落する力の変化を示す線図である。 及び図13は本発明の第1実施例の別の態様を示し、図12はバフ研摩中のワークのエッジの研摩装置の部分縦断面正面図である。 はバフ研摩中のワークのエッジの研摩装置の作用を示す要部部分縦断面正面図である。 から図16は本発明の第2実施例に係り、図14はワークのエッジの研摩装置の斜視図である。 はワークのエッジの研摩装置の右側面図である。 はバフ研摩中のワークのエッジの研摩装置の要部右側面図である。 は従来例に係るワークのエッジの研摩装置の作用を示す斜視図である。
符号の説明
1 ワーク
1a エッジ
1b 研摩部
1c 外周部
1d ノッチ
1e 表面
1f オリエンテーションフラット
1g 裏面
6 遊離砥粒
6a 粒子
8 ワークのエッジの研摩装置
9 駆動装置
10 バフ
12 水用ノズル
13 遊離砥粒用ダクト
14 水用ダクト
15 エア用ノズル
16 ブラシ
18 バフ押圧装置
20 回転体
20A 回転体
20B 回転体
20C 回転体
20D 回転体
20E 回転体
23 水
24 エア
25 エアカーテン
29 押圧部材
30 吸着テーブル

Claims (26)

  1. ワークを縦方向に保持して駆動装置により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩することを特徴とするワークのエッジの研摩方法。
  2. ワークを水平面に対して60度乃至90度の範囲の縦方向に保持して駆動装置により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩することを特徴とするワークのエッジの研摩方法。
  3. ワークを垂直方向に保持して駆動装置により水平軸回りに回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩することを特徴とするワークのエッジの研摩方法。
  4. ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩することを特徴とするワークのエッジの研摩方法。
  5. ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩し、前記研摩部の直後の工程においてブラシを前記ワークのエッジに接触させて該エッジに付着した前記遊離砥粒を除去することを特徴とするワークのエッジの研摩方法。
  6. ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩しつつ、前記ワークの上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて水を噴射し、該水の流れにより前記遊離砥粒を前記ワークから除去することを特徴とするワークのエッジの研摩方法。
  7. ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩しつつ、前記ワークの上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて配設された水用ノズルから夫々水を噴射し、該水の流れにより前記遊離砥粒を前記ワークから除去し、更に前記遊離砥粒を前記研摩部の直下の遊離砥粒用ダクトに、前記水を該遊離砥粒用ダクトの両側に配設された水用ダクトに夫々導いて前記遊離砥粒と前記水とを分別除去することを特徴とするワークのエッジの研摩方法。
  8. ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩しつつ、前記ワークの上方から下方に向けて該ワークの回転中心の両側に分けて配設された水用ノズルから夫々水を噴射し、該水の流れにより前記遊離砥粒を前記ワークから除去し、更に前記遊離砥粒を前記研摩部の直下の遊離砥粒用ダクトに、前記水を該遊離砥粒用ダクトの両側に配設された水用ダクトに夫々導いて前記遊離砥粒と前記水とを分別除去すると共に、前記水用ノズルの更に外側に配設されたエア用ノズルからエアを上方から下方に向けて噴射して前記ワークの両側にエアカーテンを形成し、前記遊離砥粒の周囲への飛散を防止することを特徴とするワークのエッジの研摩方法。
  9. ワークを縦方向に保持して該ワークを吸着テーブルにより回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを該ワークに対して接近又は離脱可能に配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に該ワークの研摩部に向けて遊離砥粒を噴射して前記ワークのエッジをバフ研摩することを特徴とするワークのエッジの研摩方法。
  10. ワークのエッジに対して接近又は離脱可能なバフを該エッジに接触させ、該ワークの研摩部に遊離砥粒を噴射して該ワークのエッジをバフ研摩する方法において、前記バフが前記ワークの前記エッジに接触したときに、該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧して前記ワークの両面を前記バフで挟むようにして研摩することにより前記エッジの両面及び端面を同時にバフ研摩することを特徴とするワークのエッジの研摩方法。
  11. ワークのエッジに対して接近又は離脱可能なバフを該エッジに接触させ、該ワークの研摩部に遊離砥粒を噴射して該ワークのエッジをバフ研摩する方法において、ワークを縦方向に保持して駆動装置により回転駆動し、前記ワークのエッジの最下部付近に回転するバフを配置して該バフを前記ワークの最下部付近に接触させると共に、前記バフが前記ワークの前記エッジに接触したときに、該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧して前記ワークの両面を前記バフで挟むようにして研摩することにより前記エッジの両面及び端面を同時にバフ研摩することを特徴とするワークのエッジの研摩方法。
  12. ワークは、半導体ウェーハであることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載のワークのエッジの研摩方法。
  13. ブラシは、回転ブラシであることを特徴とする請求項5に記載のワークのエッジの研摩方法。
  14. ワークを縦方向に保持して回転駆動する駆動装置と、前記ワークのエッジの最下部付近に配設され、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備えたことを特徴とするワークのエッジの研摩装置。
  15. ワークを水平面に対して60度乃至90度の範囲の縦方向に保持して回転駆動する駆動装置と、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備えたことを特徴とするワークのエッジの研摩装置。
  16. ワークを垂直方向に保持して該ワークを水平軸回りに回転駆動する駆動装置と、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備えたことを特徴とするワークのエッジの研摩装置。
  17. ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、前記ワークのエッジの最下部付近に配設され、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備えたことを特徴とするワークのエッジの研摩装置。
  18. ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、前記ワークのエッジの最下部付近に配設され、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、前記研摩部の直後の工程に配設され前記ワークのエッジに接触させて該エッジに付着した前記遊離砥粒を除去するブラシとを備えたことを特徴とするワークのエッジの研摩装置。
  19. ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、前記ワークのエッジの最下部付近に配設され、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、前記ワークの回転中心の両側に分けて配設され該ワークの上方から下方に向けて水を噴射し該水の流れにより前記遊離砥粒を前記ワークから除去するように構成された水用ノズルとを備えたことを特徴とするワークのエッジの研摩装置。
  20. ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、前記ワークのエッジの最下部付近に配設され、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、前記ワークの回転中心の両側に分けて配設され該ワークの上方から下方に向けて水を噴射し該水の流れにより前記遊離砥粒を前記ワークから除去するように構成された水用ノズルと、前記研摩部の直下に配設され前記遊離砥粒を排出するように構成された遊離砥粒用ダクトと、該遊離砥粒用ダクトの両側に配設され前記水を前記遊離砥粒用ダクトの両側に夫々誘導して排出するように構成された水用ダクトとを備え、前記遊離砥粒を前記遊離砥粒用ダクトに、前記水を前記水用ダクトに夫々導いて前記遊離砥粒と前記水とを分別除去するように構成したことを特徴とするワークのエッジの研摩装置。
  21. ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、前記ワークのエッジの最下部付近に配設され、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、前記ワークの回転中心の両側に分けて配設され該ワークの上方から下方に向けて水を噴射し該水の流れにより前記遊離砥粒を前記ワークから除去するように構成された水用ノズルと、前記研摩部の直下に配設され前記遊離砥粒を排出するように構成された遊離砥粒用ダクトと、該遊離砥粒用ダクトの両側に配設され前記水を前記遊離砥粒用ダクトの両側に夫々誘導して排出するように構成された水用ダクトと、前記水用ノズルの更に外側に配設されエアを上方から下方に向けて噴射して前記ワークの両側にエアカーテンを形成し前記遊離砥粒の周囲への飛散を防止するように構成されたエア用ノズルとを備えたことを特徴とするワークのエッジの研摩装置。
  22. ワークを垂直方向に保持して該ワークを水平軸回りに回転駆動する駆動装置と、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルとを備え、前記駆動装置は、吸着テーブルであることを特徴とするワークのエッジの研摩装置。
  23. ワークのエッジに対して接近又は離脱可能なバフを該エッジに接触させ、該ワークの研摩部に遊離砥粒を噴射して該ワークのエッジをバフ研摩するワークのエッジの研摩装置において、前記バフが前記ワークの前記エッジに接触したときに該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧して前記ワークの両面を前記バフで挟むようにして研摩することにより前記エッジの両面及び端面を同時にバフ研摩するように構成されたバフ押圧装置を備えたことを特徴とするワークのエッジの研摩装置。
  24. ワークのエッジに対して接近又は離脱可能なバフを該エッジに接触させ、該ワークの研摩部に遊離砥粒を噴射して該ワークのエッジをバフ研摩するワークのエッジの研摩装置において、ワークを縦方向に保持して該ワークの外周部を少なくとも3個の回転体により回転駆動する駆動装置と、前記ワークのエッジの最下部付近に配設され、前記エッジに対して接近又は離脱可能に構成されたバフと、前記ワークの研摩部に対して遊離砥粒を噴射する遊離砥粒噴射ノズルと、前記バフが前記ワークの前記エッジに接触したときに該バフの厚さ方向の両側を押圧部材により押圧して前記ワークの両面を前記バフで挟むようにして研摩することにより前記エッジの両面及び端面を同時にバフ研摩するように構成されたバフ押圧装置とを備えたことを特徴とするワークのエッジの研摩装置。
  25. 前記ワークは、半導体ウェーハであることを特徴とする請求項14乃至請求項24のいずれかに記載のワークのエッジの研摩装置。
  26. 前記ブラシは、回転ブラシであることを特徴とする請求項18に記載のワークのエッジの研摩装置。
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