JP2006197291A - ユーザ認識機能を有するデジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザ識別機能を有し、ユーザごとにパラメータ、画像を記録することができ、所定のユーザによってのみ画像を再生および消去できるデジタルカメラを提供する。
【解決手段】 デジタルカメラに、その使用が可能なユーザを登録する(ステップS103、S109)。ユーザは、LCDモニタ上のユーザ認識コード入力画面において、ユーザIDを入力(ステップS104)した後にデジタルカメラを使用する。ユーザによって選択されたパラメータは、ユーザを特定するユーザIDと関連づけて、ユーザごとに記録される(ステップS114)。このため、パラメータを設定したユーザ以外のユーザによって、パラメータが変更されることが防止される。また、撮影された画像も、ユーザIDに基づき撮影したユーザを示すユーザ情報と関連づけて記録される(ステップS111)ため、権限のない他のユーザによる再生、消去が防止される。
【選択図】図7

Description

本発明は、ユーザを認識する機能を備えたデジタルカメラに関する。
撮影のための様々な機能を調整するために、一般に、カメラにおいては、ユーザがパラメータ、撮影モードを設定することと、設定されたパラメータ等を記録しておくことが可能である(例えば特許文献1)。また、デジタルカメラにおいては、撮影された画像をモニタにより再生することができる。
特開平7−311403号公報(段落[0035]〜[0040]参照)
デジタルカメラを複数のユーザで使用する場合、あるユーザによって設定されていたパラメータ、撮影モードが別のユーザによって変更され、変更後のパラメータ等が上書き保存されてしまうことがある。また、秘密保持が必要な画像データが、記憶媒体に移されずにデジタルカメラ本体に記録されていた場合、撮影者以外の者により画像が再生および消去されてしまう。
本発明は、ユーザ識別機能を有し、ユーザごとにパラメータ、画像を記録することができ、所定のユーザによってのみ画像を再生および消去できるデジタルカメラを提供することを目的とする。
本発明のデジタルカメラは、使用可能なユーザを登録ユーザとして登録するユーザ登録手段と、使用を試みるユーザが、登録ユーザであるか否かを判断するユーザ判断手段とを備え、ユーザ判断手段が、使用を試みるユーザが登録ユーザであると判断した場合にのみ使用可能となること特徴とする。
デジタルカメラは、登録ユーザが選択したパラメータを記録するパラメータ記録手段をさらに有し、パラメータ記録手段が、選択した登録ユーザを示す情報とパラメータとを関連づけて記録することが好ましい。
パラメータ記録手段は、デジタルカメラが起動している間に最後に選択されたパラメータを記録することが好ましい。また、デジタルカメラは、使用している登録ユーザにより選択されたパラメータに基づいて、被写体を撮影することが望ましい。この場合、デジタルカメラを使用している登録ユーザにより、デジタルカメラの前回の起動時に選択されてパラメータ記録手段により記録されているパラメータに基づいて、被写体を撮影することがより望ましい。
ユーザ判断手段は、例えば、使用を試みるユーザにより入力された認識コードに基づいて、使用を試みるユーザが登録ユーザであるか否かを判断する。
デジタルカメラは、画像を記録する画像記録手段をさらに有し、画像記録手段が、撮影した登録ユーザを示すユーザ情報と画像とを関連づけて記録することが好ましい。そして、デジタルカメラは、画像を再生する画像再生手段をさらに有し、ユーザ登録手段が、他のユーザにより撮影された画像を画像再生手段に再生させることのできる特定の登録ユーザと、自らが撮影した画像のみを画像再生手段に再生させることのできる特定の登録ユーザ以外の登録ユーザとを区別して登録することが可能であることが好ましい。
また、デジタルカメラは、画像を消去する画像消去手段をさらに有し、ユーザ登録手段が、他のユーザにより撮影された画像を画像消去手段に消去させることのできる特定の登録ユーザと、自らが撮影した画像のみを画像消去手段に消去させることのできる特定の登録ユーザ以外の登録ユーザとを区別して登録することが可能であることが好ましい。
ユーザ情報は、使用を試みるユーザにより入力された認識コードに対応することが望ましい。この場合、デジタルカメラは、画像を再生する画像再生手段、もしくは画像を消去する画像消去手段をさらに有し、画像再生手段が、ユーザ情報が示す画像を撮影した登録ユーザと、認識コードを入力したユーザとが同一である場合にのみ、画像を再生し、画像消去手段は、ユーザ情報が示す画像を撮影した登録ユーザと、認識コードを入力したユーザとが同一である場合にのみ、画像を消去することが好ましい。
デジタルカメラは、画像を再生する画像再生手段と、画像再生手段が、ユーザ情報が示す画像を撮影した登録ユーザと、認識コードを入力したユーザとが同一である場合にのみ、画像を再生する第1の再生モードと、画像再生手段が、特定の登録ユーザの操作によって、特定の登録ユーザ以外の登録ユーザにより撮影された画像を再生可能な第2の再生モードとを切換えるモード切換え手段とをさらに有することが望ましい。
デジタルカメラは、画像を消去する画像消去手段と、画像消去手段が、ユーザ情報が示す画像を撮影した登録ユーザと、認識コードを入力したユーザとが同一である場合にのみ、画像を消去する第1の消去モードと、画像消去手段が、特定の登録ユーザの操作によって、特定の登録ユーザ以外の登録ユーザにより撮影された画像を消去可能な第2の消去モードとを切換えるモード切換え手段とをさらに有することが望ましい。
本発明によれば、ユーザ識別機能を有し、ユーザごとにパラメータ、画像を記録することができ、所定のユーザによってのみ画像を再生および消去できるデジタルカメラが実現できる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態におけるデジタルカメラの正面図であり、図2は、デジタルカメラの背面図である。
デジタルカメラ10の上面10Uには、レリーズボタン12およびモードダイヤル14が設けられ、デジタルカメラ10の前面10Fには、ズームレンズを内蔵した撮影光学系16、照明装置20が設けられている。また、デジタルカメラ10の背面10Bには、被写体像を表示するLCDモニタ22と、所定の操作を実行するためのメニューボタン11、フォーカス設定ボタン13、ストロボ設定ボタン15、画像消去ボタン17、十字キー21、OKボタン23、ズームレバー25等が設けられている(図2参照)。
図3は、LCDモニタ22上に表示されたユーザ認識コード入力画面を示す図である。
デジタルカメラ10が初めて使用される場合、ユーザによって初期設定が行なわれる。この初期設定のため、LCDモニタ22上には自動的に所定の画面が表示される。初期設定のための画面のうち、ユーザを登録するための画面を図3に示す。初めてデジタルカメラ10を使用するユーザは、十字キー21、OKボタン23等を使用して、この画面にユーザID(認識コード)とパスワードを入力することにより、所有者ユーザとして登録される。
デジタルカメラ10に登録された所有者ユーザは、デジタルカメラ10の使用を許可するために、他のユーザを通常ユーザとして新たに登録することができる。この場合、メニューボタン11の押下によりメニュー画面がLCDモニタ22に表示され、さらにユーザ登録の画面が選択されることにより、図3に示すユーザ認識コード入力画面が表示される。そして、新たに使用を許可されたユーザによりユーザIDとパスワードが入力され、このユーザは通常ユーザとして登録される。このように、デジタルカメラ10の使用が可能なユーザは、所定の権限のある所有者ユーザと、所有者ユーザに使用を認められた通常ユーザとに区別して登録される。以下、所有者ユーザと通常ユーザとをまとめて登録ユーザと呼ぶ。
また、初めて使用される場合を除く通常のデジタルカメラ10の起動時においても、ユーザを認識するために、ユーザ認識コード入力画面が自動的に表示される。そして、使用を試みるユーザが入力したユーザIDとパスワードとが、予め登録されていた登録ユーザのものであり、さらにパスワードが登録されていたものと一致する場合にのみ、デジタルカメラ10は使用可能な状態となる。
図4は、デジタルカメラ10のブロック図である。
デジタルカメラ10には、全体を制御する制御回路であるマイコン19、画像データ等を記録するための内蔵されたフラッシュメモリ42、マイコン19の信号処理のためのデータが記憶されているEEPROM44等が設けられている。マイコン19には、メインスイッチSWM、モードダイヤル14等が接続されている。メインスイッチSWMは、デジタルカメラ10の電源スイッチであり、ユーザにより操作されるとオン状態になり、マイコン19が作動を開始する。
マイコン19は、LCDモニタ22に所定の指示信号を送信して、ユーザ認識コード入力画面を表示させる。そして、十字キー21、OKボタン23等を使用してユーザIDとパスワードが入力されると、入力に応じた信号がマイコン19に送信される。マイコン19においては、送信された信号の示すユーザIDとパスワードとの組合せが、予めフラッシュメモリ42に記録されている登録ユーザのものと一致するか否かが判断され、一致していた場合にのみデジタルカメラ10は使用可能になる。マイコン19により、ユーザIDとパスワードとの組合せが予めフラッシュメモリ42に記録されているものと一致しないと判断されると、正しいユーザIDとパスワードとが入力されない限り、電源オフ、ユーザIDとパスワードとの入力以外の全ての操作がマイコン19によって無効とされる。この場合、マイコン19からの指示信号により、ユーザに使用不能であることを知らせる警告メッセージがLCDモニタ22に表示される。
被写体の撮影、画像の再生等の切換えは、モードダイヤル14を所定の回転位置に定めることにより生じる信号が、マイコン19へ送られることにより行われる。マイコン19には、メニューボタン11、フォーカス設定ボタン13、ストロボ設定ボタン15、画像消去ボタン17、十字キー21、OKボタン23、そしてズームレバー25の押下によってオンになる望遠、広角撮影のための望遠スイッチSWTと広角スイッチSWWとがそれぞれ接続されており、ユーザの操作に応じた所定の信号がマイコン19に送信される。これらのボタンの操作、もしくはメニュー画面における指示により、ユーザは、撮影のために用いられる様々なパラメータを選択することができる。例えば、記録サイズ(画像の解像度)、画質、ホワイトバランス、AFエリア、測光方式、照明装置20の発光等について、選択可能であるパラメータの中から所望のものが選択され、被写体の撮影に使用される。なお、パラメータの選択とは、数値の設定のみならず、予め設定されている複数のモードの中から所望のものを選択することを含む。
レリーズボタン12が半押しされると、測光スイッチSWSがオン状態となる。被写体の撮影を行う場合に測光スイッチSWSがオン状態となると、測距処理部(図示せず)による測距動作、測光処理部(図示せず)による被写体の測光が行われる。このとき、例えば、フォーカス設定ボタン13の操作により、AFエリアとして中央付近のみをAFの対象とするスポットモードが選択されていた場合、測距は中央部分についてのみ実施され、測光方式として中央部重点測光モードが選択されていた場合、撮影領域の中央部分に設けられた測光範囲に重み付けを加えた測光が実施される。こうして得られた測距データ及び輝度データは、マイコン19に送信される。マイコン19は、測距データに基づき、撮影レンズ30の位置を調整して合焦させるようにAF・絞り駆動機構34を制御する。
レリーズスイッチSWRは、レリーズボタン12を全押しすることによりオン状態になる。レリーズスイッチSWRがオン状態になると、マイコン19からの制御信号に基づいて、AF・絞り駆動機構34が絞り31を所定量だけ開き、シャッタ(図示せず)が所定の開度まで所定時間だけ開放される。なお、予め絞り値、シャッタ速度がユーザにより選択、設定されていた場合には、設定された各パラメータに応じて、絞り31およびシャッタが作動する。そして、CCD駆動回路36により制御されたCCD38が露光され、CCD38には被写体像を示す画像信号が発生する。マイコン19は、測距データ及び輝度データに基づいて被写体を照明する必要があると判断すると、照明のための制御信号をフラッシュ回路(図示せず)へ出力し、照明装置20が照明光を出射する。ただし、照明装置20の発光について、ボタン操作により強制発光モードが選択されていた場合、照明光は、測距データ及び輝度データに関わらず出射され、発光禁止モードが選択されていた場合には、照明光は常に出射されない。
CCD38において発生した画像信号は、CDS回路39においてノイズが低減され、A/D変換器40によりアナログからデジタルに変換される。さらに、デジタル化された画像信号は、ホワイトバランス調整などの様々な信号処理が施された後にマイコン19へ送られる。このとき、ホワイトバランスは、オートモード等のユーザにより選択された所定のモードに応じて調整される。画像信号は、さらに、マイコン19からLCDドライバ(図示せず)に送られ、この画像信号に基づいてLCDモニタ22が駆動され、被写体像がLCDモニタ22に表示される。
撮影された被写体像の画像データは、DRAM45に一時的に記録された後に、例えば「1600×1200」画素など、予め選択されていた記録サイズでフラッシュメモリ42に記録される。さらに、ここでは、メモリカード46がデジタルカメラ10の本体に挿入されているため、画像データは、インターフェイス43を介してメモリカード46に送信され、メモリカード46にも記録される。メモリカード46に記録された画像データは、モードダイヤル14の操作によって再生モードが選択され、十字キー21の操作によって画像送りされることにより、LCDモニタ22上で再生表示される。さらに、画像消去ボタン17の押下によって、マイコン19の制御による画像データの消去が可能である。
図5は、フラッシュメモリ42において登録ユーザごとに記録されるパラメータを概略的に示す図である。図6は、メモリカード46において登録ユーザごとに記録される画像データを概略的に示す図である。
ユーザによる使用が終了し、デジタルカメラ10の電源がオフになるときには、その直前に選択されていたパラメータ、すなわちデジタルカメラ10の起動中に最後に選択されていたパラメータが、使用していた登録ユーザのユーザIDと関連づけられてフラッシュメモリ42に記録される。そして、デジタルカメラ10の起動時には、デジタルカメラ10を使用する登録ユーザによって入力されたユーザIDに基づいて、その登録ユーザにより前回の使用時に記録されていたパラメータが、自動的にマイコン19によって読み出され、被写体の撮影に使用される。例えば、使用中の登録ユーザが、ユーザ1であった場合、ホワイトバランスモードは「オート」、記録サイズは「1600×1200」画素に設定される。
パラメータがそれまでに選択されていなかった場合や、登録ユーザが初めてデジタルカメラ10を使用する場合においては、EEPROM44に記録されている各パラメータの初期設定データが自動的に選択され、使用される。例えば、画質においては「ノーマル」、ホワイトバランスモードにおいては「太陽光モード」が初期設定データである(図5の下線部参照)。
画像データは、メモリカード46においては、ユーザIDに基づいて撮影者がいずれのユーザであるかを示すユーザ情報等を含むタグ情報と関連付けられて、記録されている(図6参照)。すなわち、メモリカード46においては、画像データは、ユーザID、そのユーザが再生、消去可能な画像の範囲等のユーザ情報を含むタグ情報と対応するように記録されている。また、フラッシュメモリ42においては、画像データとその画像について選択、設定されていたパラメータ(図5参照)とが対応するように記録されている。このため、その画像を撮影した登録ユーザが所有者ユーザであるか通常ユーザであるかの情報も、フラッシュメモリ42に記録されている。
使用中のユーザが通常ユーザである場合、原則としてその通常ユーザが撮影した画像データのみがメモリカード46から読み出されてLCDモニタ22上に表示されることが可能である。ただし、撮影したユーザによって、撮影者以外の登録ユーザによる画像再生を許可する設定が予めなされていた場合には、その通常ユーザ以外の登録ユーザが撮影した画像データもLCDモニタ22に表示される。このように、撮影した登録ユーザ以外のユーザによる再生を許可するモードは、LCDモニタ22に表示されるメニュー画面におけるボタン操作により可能である。また、デジタルカメラ10とは異なるカメラにて撮影された画像がメモリカード46に記録されていた場合であって、ユーザ情報が含まれていない画像データも再生可能な場合がある。そして、使用中のユーザが所有者ユーザである場合には、メモリカード46に記録されている全ての画像データがLCDモニタ22上に表示可能であるように、マイコン19により制御される。
画像の再生と同様に、マイコン19の制御により、通常ユーザは原則としてその通常ユーザ自身が撮影した画像データのみを消去可能であり、所有者ユーザは、メモリカード46に記録されている全ての画像データを消去することが可能である。そして、撮影に先立って、メニュー画面でのボタン操作により撮影した登録ユーザ以外のユーザによる消去を許可するモードが選択されていた場合には、撮影者以外の登録ユーザによっても画像の消去が可能である。なお、消去の指示がなされた画像が消去されない場合、マイコン19からの指示信号により、使用中の登録ユーザにこのことを知らせる警告メッセージがLCDモニタ22に表示される。
図7は、ユーザごとにパラメータを設定、記録するパラメータ設定・記録ルーチンを示すフローチャートである。
パラメータ設定・記録ルーチンは、ユーザがメインスイッチSWMをオンにすると開始する。ステップS101では、デジタルカメラ10の電源がオンになりステップS102に進む。ステップS102では、誰もユーザ登録されていない状態であって、初期設定が必要であるか否かが判断される。そして、初期設定が必要である場合、ステップS103に進み、初期設定が不要である場合にはステップS104に進む。ステップS103では、ユーザIDとパスワードとの入力により所有者ユーザが登録され、ステップS106に進む。
ステップS104においては、LCDモニタ22に表示されたユーザ認識コード入力画面において、ユーザIDとパスワードとが入力され、ステップS105に進む。ステップS105では、使用を試みるユーザが登録されているか否か、すなわち入力されたユーザIDとパスワードとの組合せがフラッシュメモリ42に予め記録されたものと一致するか否かが、マイコン19により判断される。そして、使用を試みるユーザが登録されていると判断されると、ステップS106に進む。
ステップS106では、デジタルカメラ10が起動し、使用中のユーザによって設定され、フラッシュメモリ42に記録されていたパラメータが読み出され、パラメータ設定がなされる。なお、初めて所有者ユーザがデジタルカメラ10を使用している場合等においては、各パラメータの初期値が設定される。そして、ステップS107において、使用中のユーザが所有者ユーザであるか否かが判断される。ステップS107にて、使用中のユーザが所有者ユーザであると判断されると、ステップS108において、デジタルカメラ10の使用を許可する新たな通常ユーザが、登録されるか否かが判断される。通常ユーザが登録されると判断されると、ステップS109において、所有者ユーザの操作により通常ユーザが登録され、ステップS110に進む。
ステップS110では、モードダイヤル14の操作によって撮影モードが設定されているか否かが判断される。撮影モードが選択されていると判断された場合、ステップS111に進み、撮影モードが選択されていないと判断された場合にはステップS112に進む。ステップS111では、撮影した画像の記録などの撮影処理が施され、ステップS112に進む。ステップS112では、画像を再生、消去する画像処理ルーチン(図8参照)が実施され、ステップS113に進む。ステップS113では、デジタルカメラ10の電源をオフにする指示がなされたか否かが判断され、電源オフの指示がされていないと判断された場合にはステップS110に戻り、電源オフの指示がされたと判断された場合、ステップS114に進む。ステップS114において、デジタルカメラ10の電源がオフになる直前にユーザによって選択されていたパラメータが、ユーザIDと関連づけてフラッシュメモリ42に記録され、パラメータ設定・記録ルーチンは終了する。
図8は、画像を再生、消去する画像処理ルーチンを示すフローチャートである。
画像処理ルーチンは、パラメータ設定・記録ルーチンにおいて被写体が撮影されると開始する。ステップS201では、モードダイヤル14等の操作によってユーザにより画像の再生が指示され、ステップS202に進む。ステップS202では、使用中のユーザによって再生可能な画像があるか否かが判断される。ここで、デジタルカメラ10を使用しているユーザが、記録されている全ての画像の再生が可能な所有者ユーザであるか、通常ユーザであって自らが撮影した画像が記録されているか、もしくは撮影者以外の登録ユーザによる再生が許可された画像が記録されている場合には、再生可能な画像があると判断される。このように、再生可能な画像があると判断された場合、ステップS203に進み、再生可能な画像がないと判断されると、ステップS204に進む。ステップS203では、再生可能と判断された画像がユーザのボタン操作に応じて再生され、ステップS205に進む。一方、ステップS204では、画像を再生できない旨を伝える警告メッセージがLCDモニタ22上に表示され、ステップS209に進む。
ステップS205では、再生された画像を消去する指示がなされたか否かが判断される。ユーザによって、画像を消去する指示がなされたと判断されると、ステップS206に進み、画像を消去する指示がなされなかったと判断されると、ステップS203に戻る。ステップS206では、画像消去を指示したユーザが、指示した画像を消去可能なユーザであるか否かが判断される。画像消去を指示したユーザが、その画像を消去可能なユーザであった場合、ステップS207に進み、画像を消去できないユーザであった場合にはステップS208に進む。ステップS207では、指示された画像が消去されてステップS209に進む。また、ステップS208では、画像が消去されずにステップS209に進む。ステップS209では、再生モードから、撮影モード等の他のモードに変更する指示があるか否かが判断される。そして他のモードへの変更指示がないと判断されると、ステップS201に戻り、他のモードへの変更指示があると判断されると、画像処理ルーチンは終了する。
以上のように本実施形態によれば、使用中のユーザを認識し、ユーザごとにパラメータ、画像を記録するとともに、ユーザに予め認められている権限に応じた画像の再生、消去を可能にするデジタルカメラ10が実現される。このため、設定されていたパラメータが他のユーザによって誤って変更されてしまうことや、秘密保持が必要な画像等が誤って再生、消去されることが防止される。
パラメータ、およびモードは、撮影のためのものに限定されず、画像再生等のためのパラメータを設定しても良い。
画像の再生、消去については、所有者ユーザと通常ユーザとの区別なしに、ユーザ情報に基づいて、画像を撮影したユーザのみがその画像データの再生、消去が可能であるように設定しても良い。また、所有者ユーザと通常ユーザとを区別しない第1の再生、消去モードと、所有者ユーザと通常ユーザとを区別する第2の再生、消去モードとを切換え可能に設定しても良い。この場合、所有者ユーザは、メニューボタン11の操作によりLCDモニタ22上に表示されるメニューの選択により、所有者ユーザと通常ユーザとを区別せずに、ユーザ情報が示す画像を撮影したユーザと、ユーザIDを入力した使用中のユーザとが同一である場合にのみ、その画像を再生、消去可能にする第1の再生、消去モードと、所有者ユーザのみは、通常ユーザにより撮影された全ての画像を再生、消去可能にする第2の再生、消去モードとを切換える。
使用を試みるユーザの識別方法は、ユーザ認識コードの入力に限定されず、例えば電源スイッチがユーザの指紋を検知しても良い。
デジタルカメラ10を短期間の使用目的で貸し出す場合等のために、通常ユーザがパスワードの入力無しに使用可能となるように、所有者ユーザが設定可能であっても良い。
本実施形態におけるデジタルカメラの正面図である。 デジタルカメラの背面図である。 LCDモニタに表示されたユーザ認識コード入力画面を示す図である。 デジタルカメラのブロック図である。 登録ユーザごとに記録されるパラメータを概略的に示す図である。 登録ユーザごとに記録される画像データを概略的に示す図である。 パラメータ設定・記録ルーチンを示すフローチャートである。 画像処理ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
10 デジタルカメラ
11 メニューボタン(パラメータ設定手段)
13 フォーカス設定ボタン(パラメータ設定手段)
15 ストロボ設定ボタン(パラメータ設定手段)
17 画像消去ボタン(画像消去手段)
19 マイコン(ユーザ判断手段)
21 十字キー(パラメータ設定手段)
22 LCDモニタ(画像再生手段・ユーザ登録手段・ユーザ判断手段)
23 OKボタン(パラメータ設定手段)
42 フラッシュメモリ(ユーザ登録手段・パラメータ記録手段・画像記録手段)
46 メモリカード(画像記録手段)

Claims (14)

  1. 使用可能なユーザを登録ユーザとして登録するユーザ登録手段と、
    使用を試みるユーザが、前記登録ユーザであるか否かを判断するユーザ判断手段とを備え、
    前記ユーザ判断手段が、前記使用を試みるユーザが前記登録ユーザであると判断した場合にのみ使用可能となることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記登録ユーザが選択したパラメータを記録するパラメータ記録手段をさらに有し、
    前記パラメータ記録手段が、選択した前記登録ユーザを示す情報と前記パラメータとを関連づけて記録することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 前記パラメータ記録手段が、前記デジタルカメラが起動している間に最後に選択されたパラメータを記録することを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
  4. 前記デジタルカメラを使用している前記登録ユーザにより選択された前記パラメータに基づいて、被写体を撮影することを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
  5. 前記デジタルカメラを使用している前記登録ユーザにより、前記デジタルカメラの前回の起動時に選択され、前記パラメータ記録手段により記録されている前記パラメータに基づいて、被写体を撮影することを特徴とする請求項4に記載のデジタルカメラ。
  6. 前記ユーザ判断手段が、前記使用を試みるユーザにより入力された認識コードに基づいて、前記使用を試みるユーザが前記登録ユーザであるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  7. 画像を記録する画像記録手段をさらに有し、
    前記画像記録手段が、撮影した前記登録ユーザを示すユーザ情報と前記画像とを関連づけて記録することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  8. 前記画像を再生する画像再生手段をさらに有し、
    前記ユーザ登録手段が、他のユーザにより撮影された画像を前記画像再生手段に再生させることのできる特定の登録ユーザと、自らが撮影した画像のみを前記画像再生手段に再生させることのできる前記特定の登録ユーザ以外の登録ユーザとを区別して登録することが可能であることを特徴とする請求項7に記載のデジタルカメラ。
  9. 前記画像を消去する画像消去手段をさらに有し、
    前記ユーザ登録手段が、他のユーザにより撮影された画像を前記画像消去手段に消去させることのできる特定の登録ユーザと、自らが撮影した画像のみを前記画像消去手段に消去させることのできる前記特定の登録ユーザ以外の登録ユーザとを区別して登録することが可能であることを特徴とする請求項7に記載のデジタルカメラ。
  10. 前記ユーザ情報が、前記使用を試みるユーザにより入力された認識コードに対応することを特徴とする請求項7に記載のデジタルカメラ。
  11. 前記画像を再生する画像再生手段をさらに有し、
    前記画像再生手段が、前記ユーザ情報が示す前記画像を撮影した前記登録ユーザと、前記認識コードを入力した前記ユーザとが同一である場合にのみ、前記画像を再生することを特徴とする請求項10に記載のデジタルカメラ。
  12. 前記画像を消去する画像消去手段をさらに有し、
    前記画像消去手段が、前記ユーザ情報が示す前記画像を撮影した前記登録ユーザと、前記認識コードを入力した前記ユーザとが同一である場合にのみ、前記画像を消去することを特徴とする請求項10に記載のデジタルカメラ。
  13. 前記画像を再生する画像再生手段と、
    前記画像再生手段が、前記ユーザ情報が示す前記画像を撮影した前記登録ユーザと、前記認識コードを入力した前記ユーザとが同一である場合にのみ、前記画像を再生する第1の再生モードと、前記画像再生手段が、特定の登録ユーザの操作によって、前記特定の登録ユーザ以外の登録ユーザにより撮影された前記画像を再生可能な第2の再生モードとを切換えるモード切換え手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項10に記載のデジタルカメラ。
  14. 前記画像を消去する画像消去手段と、
    前記画像消去手段が、前記ユーザ情報が示す前記画像を撮影した前記登録ユーザと、前記認識コードを入力した前記ユーザとが同一である場合にのみ、前記画像を消去する第1の消去モードと、前記画像消去手段が、特定の登録ユーザの操作によって、前記特定の登録ユーザ以外の登録ユーザにより撮影された前記画像を消去可能な第2の消去モードとを切換えるモード切換え手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項10に記載のデジタルカメラ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110312964A (zh) * 2016-12-23 2019-10-08 伟博泰有限公司 具有照相机的测量装置和/或传感器装置

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