JP2004320247A - デジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】記憶媒体が満杯になったときに消去したくない画像を消去せずに消去しても良い画像のみを簡単に消去することができるデジタルカメラを提供すること。
【解決手段】撮影モード時にROM内にある満杯検知部の処理手順にしたがって記憶媒体の容量が所定容量以下である満杯がCPUにより検知されたときに、LCDパネル103a上にサムネイル画像を多数表示させて、太枠内に消去を許容する画像データに対応するサムネイル画像を表示させる。ここで撮影操作が行なわれたら、その表示位置A内に表示されたサムネイル画像に対応する画像データを消去して撮影操作に応じて得られた画像データをその消去した画像データに代えて記憶媒体に記憶する。
【選択図】 図3
【解決手段】撮影モード時にROM内にある満杯検知部の処理手順にしたがって記憶媒体の容量が所定容量以下である満杯がCPUにより検知されたときに、LCDパネル103a上にサムネイル画像を多数表示させて、太枠内に消去を許容する画像データに対応するサムネイル画像を表示させる。ここで撮影操作が行なわれたら、その表示位置A内に表示されたサムネイル画像に対応する画像データを消去して撮影操作に応じて得られた画像データをその消去した画像データに代えて記憶媒体に記憶する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影光学系で固体撮像素子に被写体光を結像させて該固体撮像素子で該被写体光に基づく画像を表わす画像信号を得るデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタルカメラでは撮影操作に応じて得られた画像データが記憶媒体たとえばメモリカードの空き領域に記憶される。そのため、メモリカードに空き領域がなくなると、画像データを記憶することができなくなるといった事態が起こる。この場合には新規にメモリカードを差し替えて新たに挿入されたメモリカードに撮影操作に応じて得られた画像データを記憶するか、あるいはメモリカードに記憶された画像データのうち、いずれかの画像データを消去して、その消去した画像データが記憶されていた領域に、撮影操作に応じて得られた画像データを記憶することが行なわれる。
【0003】
このように既撮影画像を表わす画像データを消去すると、残しておきたい画像を消去してしまうといった事態が発生することがある。
【0004】
このようなことを防止するため、データ通信装置を設けて、記憶媒体の記憶領域が少なくなったことが検出されたときにはデータ通信装置により記憶媒体に記憶されている画像データのうち、もっとも日付の古い画像あるいは色数の少ない画像などを選択して他の通信装置に向けて送信し、記憶媒体に空き領域を作成するデジタルカメラがある(たとえば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平2001−154228号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1のものでは残量検知部で記憶媒体の記憶領域の残量が少ないことが検出されたときにPHS通信で送った画像データを受信する設備が必要になり、その受信設備が受信不能状態に陥ったときには残しておきたい画像データを消失させてしまう危険性がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑み、記憶媒体が満杯になったときに消去したくない画像データを消去せずに消去しても良い画像データのみを簡単に消去することができるデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の第1のカメラは、撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を捉えて画像データを得、撮影操作に応じて得られた画像データを記憶媒体に記憶させるデジタルカメラにおいて、
画像データに基づく画像を表示する画像表示部と、
上記記憶媒体の空き記憶容量が所定容量以下になった満杯を検知する満杯検知部と、
上記画像表示部に、上記撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を捉えた画像データに基づくスルー画像を表示させるとともに、上記満杯検知部により上記満杯が検知されたことを受けて、上記画像表示部に、上記スルー画像に加え、さらに、上記記憶媒体に記憶された画像データの中から選択自在に選択された少なくとも1つの画像データに基づく既撮影画像を表示させる表示制御部と、
上記画像表示部に上記スルー画像とともに上記既撮影画像が表示された場合に、上記画像表示部に表示される既撮影画像の中から消去される画像データにより表わされる既撮影消去画像を選択するための操作子と、
撮影操作に応じて得られた画像データを、上記満杯検知部により上記満杯が検知される前においては該記憶媒体の空き領域に記憶させるとともに、上記満杯検知部により上記満杯が検知された後は、上記記憶媒体中の、上記操作子の操作により選択された上記消去される画像データに代えて記憶させる記憶制御部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明の第1のカメラによれば、上記満杯検知部により満杯が検知されたときに上記表示制御部によりスルー画像とともに少なくとも1つの既撮影画像が上記画像表示部に表示され、撮影中に記憶部の容量が満杯状態であることがユーザに伝えられる。またそれら表示された画像の中から消去しても構わない画像を操作子により選択することができる。その結果、ユーザは消去したくない画像を消去することなく上記満杯検知部により上記満杯が検知されたときに、既撮影画像を消去して簡単に撮影を行なうことができる。
【0010】
ここで上記表示制御部は、上記満杯検知部により上記満杯が検知されたことを受けて、上記画像表示部に、上記スルー画像に加え、上記既撮影画像を複数並べて表示するものであり、
上記操作子は、ユーザによる上記画像表示部に表示された複数の既撮影画像を別の既撮影画像に変更表示させる操作と、表示されている複数の既撮影画像の中から、消去される画像データにより表わされる既撮影消去画像を選択する操作とを受ける操作子であることが好ましい。
【0011】
このように上記画像表示部にスルー画像に加え既撮影画像が複数並べて表示されると、ユーザは複数の画像を一度に確認することができ、撮影時においても迅速に消去可能な画像を選択することができる。
【0012】
また、消去したくない画像が画像表示部に表示されると、消去しても良い画像を選択する操作が必要になるので、消去を許容する画像データに基づく画像をいち早く表示制御部により表示させることができるように画像重要度評価部を備えるとさらに都合が良い。
【0013】
そのときには、本発明のデジタルカメラに、上記記憶媒体に記憶された画像データを、操作に応じて、消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとに区分する画像重要度評価部を設け、
上記表示制御部を、上記満杯検知部により上記満杯が検知されたことを受けて、上記画像表示部に、上記スルー画像に加え、上記画像重要度評価部により消去が許容された画像データの中から選択自在に選択された少なくとも1つの画像データに基づく既撮影画像を優先して表示させるものにすることで、消去を許容する画像データに基づく画像をいち早く表示制御部に表示させることができる。
【0014】
また、画像重要度評価部が、撮影が行なわれる前に、操作に応じて消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとに区分するものである場合には、その画像重要度評価部により消去を許容する画像データに区分された画像データに代えて撮影操作に応じて得られた画像データが記憶される。そうすると上記操作子によって消去を許容する画像データを選択しなくても良くなる。
【0015】
そこで、上記目的を達成する本発明の第2のカメラは、撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を捉えて画像データを得、撮影操作に応じて得られた画像データを記憶媒体に記憶させるデジタルカメラにおいて、
上記記憶媒体の空き記憶容量が所定容量以下になった満杯を検知する満杯検知部と、
上記記憶媒体に記憶された画像データを、操作に応じて消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとに区分する画像重要度評価部と、
撮影操作に応じて得られた画像データを、上記満杯検知部により上記満杯が検出される前においては上記記憶媒体の空き領域に記憶させるとともに、上記満杯検知部により前記満杯が検知された後は、上記記憶媒体の、上記画像重要度評価部により消去が許容された画像データのうちのいずれかの画像データに代えて記憶させる記憶制御部とを備えたことを特徴とする。
【0016】
本発明の第2のデジタルカメラによれば、撮影操作に応じて得られた画像データが、必ず消去が許容される画像データに代えて記憶される。
【0017】
上記画像重要度評価部で消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとに区分するときの操作は、撮影を行なわないときであれば、上記画像表示部に上記記憶媒体に記憶された画像データの中から選択自在に選択された画像データに基づく既撮影画像を表示する再生モードに切り替えて行なわれるものであっても、操作に応じて、上記画像表示部に、上記撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を捉えた画像データに基づくスルー画像を表示するとともに撮影操作に応じて得られた画像データを上記記憶媒体に記憶させる撮影モード時に行なわれるものであっても良い。
【0018】
撮影モード時に行なわれる場合には、画像データに基づく画像を表示する画像表示部を備え、
上記画像重要度評価部は、上記画像表示部に今回の撮影により得られた画像データに基づく既撮影画像を表示させるとともに、該画像表示部に表示された既撮影画像を表わす画像データの消去を許容するか否かを操作に応じて指定するものであることが好ましい。
【0019】
そうすると上記画像重要度評価部により今回の撮影により得られた画像データの既撮影画像を上記画像表示部に表示させておき、操作に応じて、消去を許容する画像データとして指定することができる。上記満杯検知部で記憶媒体の容量が満杯であることが検知されたときには、その消去を許容する画像データとして指定された画像データに代えて撮影操作に応じて得られた画像データを記憶媒体に記憶することができる。
【0020】
また、この消去を許容するか否かの指定は前述したように再生モードに切り替えて行なっても良い。
【0021】
その場合には、撮影データに基づく画像を表示する画像表示部と、
操作に応じて上記画像表示部に、上記撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を捉えた画像データに基づくスルー画像を表示するとともに、撮影操作に応じて得られた画像データを上記記憶媒体に記憶させる撮影モードと、上記画像表示部に上記記憶媒体に記憶された画像データの中から選択自在に選択された画像データに基づく既撮影画像を表示する再生モードとに切り替えるモード切替部とを備え、
上記画像重要度評価部は上記モード切替部により再生モードに切り替えられている状態において上記画像表示部に変更自在に表示された既撮影画像を表わす画像データの消去を許容するか否かを操作に応じて指定するものであることが好ましい。
【0022】
撮影操作が行なわれないときに再生モードに切り替えて指定を行なっておけば、上記記憶媒体が満杯であることが満杯検知部で検知されたときにその消去を許容された画像に代えて撮影操作に応じて得られた画像データを記憶することができる。したがって上記満杯検知部で上記記憶媒体の容量が満杯であることが検知されたとしても、消去を許容された画像データを簡単に消去することができ、ユーザは記憶媒体の容量が満杯であることを意識せずに撮影を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態であるデジタルカメラの構成を説明する。
【0024】
図1(a)は本実施形態のデジタルカメラ100を、斜め前方から見た構成斜視図である。また、図1(b)はカメラボディ100aを斜め後ろから見た構成斜視図である。
【0025】
図1(a)に示すようにカメラボディ100aの中央にレンズ鏡胴101が備えられており、そのレンズ鏡胴の上方にファインダの対物窓102が設けられている。
【0026】
このファインダの対物窓102を通して得られる被写体像をカメラボディ背面にあるファインダの接眼部から覗いて被写体を視認することによりフレーミングを行なうこともできるが、このファインダの代わりにカメラボディ背面に設けられているLCDパネルに表示されるスルー画像によってもフレーミングを行なえる。
【0027】
図1(b)に示すようにカメラボディ100aの背面にはLCDパネル103が設けられている。このLCDパネル103aの横には操作キーとして十字キー104が設けられており、その十字キー104にはUPキー104a、DOWNキー104b、FFキー104c、REWキー104dの4つのキーがある。また、その十字キー104の下方には、LCDパネルにメニューを表示させるためのメニュー釦105と、そのメニュー釦105が押されたときにLCDパネル103a上に表示されるメニュー画面の中の選択項目をこのデジタルカメラに実行させるための決定釦106と、選択項目を選択しても実行をさせないときに押されるキャンセル釦107とがある。
【0028】
さらにカメラボディ101a上面にはレリーズ釦108と撮影モード・再生モード切替スイッチ109が設けられており、この撮影モード・再生モード切替スイッチ109が撮影側に切り替えられると、撮影モードになってレンズ鏡胴に内蔵された撮影レンズにより被写体が捉えられてLCD画面上にスルー画像が表示されるとともに撮影操作が行なわれたら撮影操作に応じて得られた画像データが記憶媒体に記憶される。この記憶媒体たとえばメモリカードには写真にして何枚か分の画像データを記憶する容量がある。
【0029】
また撮影モード・再生モード切替スイッチ109が再生モードに切り替えられると、メモリカードに記憶されている画像データのいずれかが読み出されてその画像データに基づく画像がLCDパネル103aに表示される。
【0030】
図2(a)はデジタルカメラの内部構成を示す図である。また図2(b)はそのデジタルカメラの内部に配備されるROM内のメモリアロケーションを示す図、図2(c)は信号処理部の中のメモリ部の構成を示す図である。
【0031】
このデジタルカメラ100の動作は統括的にCPU110aにより制御される。このCPU110aはRAM110b、ROM110cを備えており、そのROM110aに格納されているプログラムの手順に基づいてデジタルカメラ100全体の動作がCPU110aにより制御される。またRAM110cはROM110bに記述されているプログラムの手順にしたがってCPU110aが制御を行なっているときに作業領域として使用される。
【0032】
図2(b)にはそのROM110c内にあるプログラムの中で撮影モードに係る手順が抜粋して示されている。ここに本発明にいう表示制御部1101c、記憶制御部1102c、満杯検知部1103c、画像重要度評価部1104cに当たる処理手順が記述されている。このROM110c内には他にも処理の手順を示したプログラムが記述されており、それらのプログラムにしたがってカメラ全体の動作がCPU110aにより制御される。
【0033】
まず撮影モード時の画像データの流れを、図2(a)を参照して説明する。
【0034】
まず撮影モードに切り替えられたら、撮影光学系となるレンズで被写体光を固体撮像素子に結像させ、固体撮像素子で生成される画像データを所定の間隔ごとにCDS部143側へ出力することがCPU110aの指示に基づいて駆動部140により行なわれる。本実施形態のデジタルカメラ100が撮影モードで使用されるときにはフレーミングが任意に行なわれるので、所定の間隔ごとに固体撮像素子142で生成された画像データを信号処理部120側へ出力してLCD103のLCDパネルに表示させる必要がある。このため、撮影光学系の中のレンズ141の位置が常時フレーミングに合わせて調節される。ここではROM110c内にある処理手順にしたがってCPU110aから出される指示に基づいて駆動部140によってレンズ141の位置が調節される。このようにしてその位置が調節されたレンズ141で固体撮像素子142に被写体光が結像される。撮影モード時にはこの結像された被写体光に基づく被写体像がスルー画像を表わす画像データとして、所定の間隔ごとに信号処理部120側に向けて出力される。このときにはCPU110aの指示に基づいてタイミングジェネレータ140aのタイミング信号に基づいて駆動部140で駆動信号が生成される。この駆動部で生成された駆動信号によって固体撮像素子142から信号処理側に向けて固体撮像素子142で生成された画像データ出力される。信号処理部120の前段にはCDS部(Correlation Double Samplingの略)143とそのCDS部143で雑音が低減された画像データをデジタル信号に変換するA/D部144が配備されている。このCDS部143では固体撮像素子142から画像データが出力されるときに発生する雑音の低減が行なわれ、A/D部144ではRGBからなるアナログの画像データがデジタル信号の画像データに変換される。そしてA/D部144でデジタル信号に変換されたRGB信号からなる画像データが信号処理部120と積算部112にそれぞれ供給される。
【0035】
積算部側112ではRGB信号からなる画像データに基づいて撮影画角内の輝度が検出され、積算され、その積算結果がCPU110aに供給されて、絞り(不図示)の調節が行なわれる。
【0036】
一方信号処理部120側ではCPU110aからの指示に基づいてRGB信号からなる画像データに所定の信号処理が施される。この信号処理部120はたとえばDSPからなるもので、CPU110aと協同して画像データの信号処理を行う。この信号処理部120ではCPU110aからの指示に基づいて画像データの信号処理が行なわれ、その信号処理の状態の変化に応じて、その状態の変化を示す信号をCPU110aに返している。
【0037】
この信号処理部はRGB信号をR信号、G信号、B信号に分離してそれらの信号からカラー情報を得る同時化部120aと、その同時化部120aによって分離されたR信号、G信号、B信号を後段のγ補正部120cにそれぞれ供給するためのバッファ部120bと、そのバッファ部120bから供給されたR信号、G信号、B信号にそれぞれγ補正を加えるγ補正部120cと、そのγ補正部120cにより補正されたR信号、G信号、B信号をYC信号に変換するYC処理部120dと、そのYC処理部120dでYC信号に変換された信号を蓄え、LCD103側のLCDドライバ103bに供給するためのメモリ部120eとからなる。
【0038】
固体撮像素子側142からこの信号処理部120に供給されたRGB信号からなる画像データは、まず信号処理部120の入力側にある同時化部120aでR信号、G信号、B信号に分離される。この分離されたR信号、G信号、B信号がバッファ120bを介して後段のγ補正部120cへと供給され、γ補正部120cでR信号、G信号、B信号それぞれにγ補正が加えられる。これらγ補正されたR信号、G信号、B信号がさらに後段のYC処理部120dに供給されてYC信号に変換され、このYC信号に変換された画像データが信号処理部の出力側にあるメモリ部120eに書き込まれる。このメモリに書き込まれた画像データがLCDドライバ103bに供給され、このLCDドライバ103bではそのYC信号に基づいてLCD103のLCDパネル103a上にその画像データに基づく画像の表示が行なわれる。撮影モード時には所定の間隔ごとにこのメモリ部120eの内容が書き換えられ、LCDパネル103a上にスルー画像が表示される。
【0039】
このメモリ120eはそのスルー画像のほかに、記憶媒体130に記憶されている後述する画像ファイルの中にあるサムネイル画像を書き込むことができる程度の容量を有するものであり、撮影モード時に所定の間隔ごとに固体撮像素子142で生成されるスルー画像と、図2(b)に示す満杯検知部にある処理手順にしたがって記憶媒体130の記憶容量が所定の記憶容量以下である満杯がCPU110aによって検知されたときにCPU110aにより記憶媒体130から読み出されるサムネイル画像を記憶するために用いられるので以降の説明においてはこのメモリ120eを合成メモリと記載する。
【0040】
図2(c)は合成メモリ120eの記憶領域の構成を示す図である。
【0041】
図2(c)に示すように合成メモリにはスルー画像データの記憶領域1200eとサムネイル画像データの記憶領域1201eとがある。
【0042】
ここで、撮影操作が行なわれたときの処理を図2(a),図2(b),図2(c)を参照して説明する。
【0043】
LCDパネル103a上にスルー画像が表示されているときにレリーズ釦108が押下され撮影操作が行なわれたら、撮影操作が行なわれたときに固体撮像素子142で生成されていた画像データが信号処理部120から圧縮伸張部150を経由して記憶媒体コントローラ130aによって記憶媒体130に記憶される。このときにはROM110c内の記憶制御部1102cにある処理手順にしたがってCPU110aにより圧縮伸張部150および記憶媒体コントローラ130aが制御される。この圧縮伸張部150での圧縮作業は記憶媒体130の記憶効率を向上させるために行われるものであり、この圧縮によって記憶媒体130に多数の画像データが記憶されるようになる。しかし記憶効率を向上させるために圧縮を行っただけでは画像データに基づく画像データを再生することができない。そこでCPU110aではその圧縮伸張部150により圧縮が行なわれたときに、その圧縮情報を画像データに付加して画像ファイルとして記憶媒体130に記憶するようにしている。こうすることによって撮影モード/再生モードスイッチ109が再生モードに切り替えられたときにCPU110aではその圧縮情報に基づいて圧縮された画像データの伸張を圧縮伸張部150によって行なえる。また、CPU110aでは圧縮情報のほかに撮影日時なども管理されているので、ヘッダには撮影日時などの撮影情報も付加されている。最近では、パーソナルコンピュータの表示でも見られるようにファイル名だけでなく、そのファイルを収納している場所を示すフォルダ表示というものがよく用いられている。このデジタルカメラにおいてもそのフォルダ表示を行うことができ、さらにそのフォルダに縮小画像に当たるサムネイル画像と呼ばれる画像を表示させることができる。そこで、再生時にそのサムネイル画像を表示画面に表示させることができるようにサムネイル画像を表わす画像データも画像ファイルのヘッダ情報として書き込まれている。このようにサムネイル画像をフォルダとして表示画面に表示させると、画像ファイル内にある画像データに基づく画像が一目瞭然となる。
【0044】
撮影モード時に次々と撮影が行なわれて記憶媒体130が満杯になったときには、図2(b)に示すROM110c内の満杯検知部1103cにある処理手順によって記憶媒体130の満杯がCPU110aによって検出される。このように記憶媒体130の記憶容量が所定容量以下になった満杯であることが満杯検知部1103cにある処理手順にしたがってCPU110aにより検知されたときには撮影を行なっても撮影操作に応じて得られる画像データを記憶媒体130に記憶するところがない。このときに撮影モード・再生モード切替スイッチ109を再生モードに切り替えて画像データの消去を行なうとシャッタチャンスを逸してしまう。そこで、そのときには表示制御部にある処理手順にしたがって画像ファイルのヘッダ部にあるサムネイル画像データが記憶媒体130から読み出されて図2(c)に示す合成メモリ120eに書き込まれ、LCDパネル103a上にスルー画像とともにサムネイル画像が表示される。このように撮影モード時にサムネイル画像がLCDパネル103aに表示されると、撮影者に対し記憶媒体130の記憶容量が所定の記憶容量以下である満杯であることを伝えることができる。
【0045】
ここでは図2(b)に示すように表示制御部1101cと満杯検知部1103cとがROM110c内に格納されているので、満杯検知部1103cの処理手順にしたがって記憶媒体130の記憶容量が所定の容量以下になった満杯がCPU110aにより検知されたら、同じROM内にある表示制御部の処理手順にしたがってLCDパネル103a上に、スルー画像に加え、既撮影画像を複数並べて表示させることをCPU110aにより行なえる。
【0046】
このようにすると、ユーザはLCDパネル103aの表示を見て記憶媒体130の空き記憶容量が所定容量以下になった満杯状態であることを認識することができる。このときにサムネイル画像が複数表示されると、それらサムネイル画像の中から既撮影消去画像を選択することができ、その既撮影消去画像を選択してから撮影操作を行うことができる。
【0047】
図3はLCDパネル103a上の表示例である。
【0048】
図3はユーザがLCDパネル103aを見て撮影を行なっているときに、4つのサムネイル画像A〜Dがスルー画像と並べて表示されたときの例が示されている。この4つのサムネイル画像A〜Dが表示されているときに、その4つのサムネイル画像A〜Dの中からいずれかのサムネイル画像を十字キー107により選択して指定することができる。ここでは太枠Aの表示位置に表示されたサムネイル画像に対応する既撮影画像が既撮影消去画像としてCPUによって認識され、撮影操作に応じて得られた画像データがその表示位置Aにあるサムネイル画像に対応する画像データに代えて記憶媒体130に記憶されるようになっている。このときに十字キー107のうちFFキー107cあるいはREWキー107dが操作されると、LCDパネル103a上に表示された複数のサムネイル画像を別のサムネイル画像に変更表示させることもできる。そうすると消去を許容する画像が選択自在になり、それらのキーを操作することにより表示位置Bあるいは表示位置Cあるいは表示位置Dにあるサムネイル画像を表示位置Aの表示位置に表示させることができる。また、このときには記憶媒体130に記憶されている多数の画像ファイルのうち、いずれかのサムネイル画像を記憶媒体130から読み出して表示させることもできるので消去を許容する画像データを選択自在に指定することができる。
【0049】
このように一度に複数のサムネイル画像を表示するだけでなくそれらサムネイル画像が次々に変更表示されると、ユーザにとっては多数ある既撮影画像の中から既撮影消去画像の選択を行なえ、またサムネイル画像を確認しながら既撮影消去画像を表わす画像データの消去作業を行なえるので、消去を禁止する既撮影画像を表わす画像データを誤って消去するといった率が低減される。
【0050】
しかし、このように十字キー107により既撮影消去画像に対応するサムネイル画像を選択している間にシャッタチャンスを逸してしまうことが起こらないとも限らない。そこで、ユーザが消去を許容する画像を予め指定しておいてその指定された画像データに対応するサムネイル画像を表示させることを行なうと、撮影操作を素早く行なえてシャッタチャンスを逸する率がかなり低減される。
【0051】
このように予め消去を許容する画像の指定がROM110c内にある画像重要度評価部1104cの処理手順によって指定されていると、同じROM110c内にある満杯検知部1103cの処理手順にしたがって記憶媒体130の満杯がCPU110aによって検知されたときにその指定された画像データに対応するサムネイル画像をスルー画像に加え、いち早くLCDパネル103a上に表示させることができる。この画像重要度評価部1104cの処理手順にしたがってたとえば撮影日時の古いものを、消去を許容する画像データに指定すると、画像ファイルのヘッダ情報から撮影日時の古いものをCPU110aにより選択して、LCDパネル103a上にいち早く表示させることができる。
【0052】
このようにして画像重要度評価部1104cの処理手順にしたがって指定された消去を許容する画像データに対応するサムネイル画像をCPU110aによってLCDパネル103aの表示位置A〜Dに素早く表示させることができる。その結果、ユーザは表示位置Aにあるサムネイル画像を確認するだけで素早く撮影操作を行なえてシャッタチャンスを逸するといった率がさらに低減される。またユーザによっては消しても良いと思っていた画像を残しておきたいと思うこともある。そのときには十字キーを操作して表示位置B〜表示位置Dに表示されているほかの消去を許容した画像データを今回の撮影操作における既撮影消去画像に置き換えることもできる。このときには1タッチで操作を行なえるのでそれほどの時間を要さずに撮影操作を行なえる。
【0053】
なお、図3では4つのサムネイル画像を表示させたが、本発明はこれに拠らず4つ以上のサムネイル画像をスルー画像とともに表示させても良い。
【0054】
また、画像重要度評価部1104cがROM110c内に配備された場合には、特にサムネイル画像を表示制御部1101cの処理手順にしたがってCPU110aにより表示させなくても、記憶媒体130の容量が所定の容量以下である満杯であることがCPU110aによって検知されたときに、ユーザに意識させずに消去を許容する画像データを消去して撮影を行なうようにすることもできる。
【0055】
図4、図5は本発明のほかの実施形態を説明する図である。
【0056】
本実施形態のデジタルカメラの外観は図1に示すものと同様であるが、予め消去を許容する画像データと消去を禁止することができるようようにROM110c内にある画像重要度評価部の処理手順を変更したものである。
【0057】
記憶媒体の容量が満杯になる前に予め画像データに消去を許容するという情報を指定する方法としては再生モードに切り替えてその指定を行う方法と、撮影モード中にその指定を行う方法の2通りの方法が考えられる。
【0058】
再生モードに切り替えて指定を行う場合には図4に示すように再生モード時の選択メニューの中に「再生順位設定」の項目を付加しておく方法である。この方法によれば撮影を行なわないときに画像重要度評価部の手順にしたがって消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データの区分を行なえる。他の方法もあるのでその他の方法と区別するためにこの方法を以降方法1と記載する。この「再生順位設定」の項目が選択されたときにはROM内の画像重要度評価部にある処理手順にしたがってCPU110aにより消去を許容する画像データの指定が行なわれる。
【0059】
この「再生順位設定」という項目名は記憶媒体130の満杯が検知されたときにサムネイル画像を表示させる順位を決めるためのものであるのでこの項目名を付してある。
【0060】
図4は画像重要度評価部にある処理手順にしたがって再生モード時に消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとの区分を行う方法1を説明する図である。
【0061】
図4に示すように、まず撮影を行なわないときに撮影モード・再生モード切替スイッチ109が再生モード側(図中手順1を示すものとして1という番号が付されている)に切り替えられている。そしてメニュー釦105が押されてLCDパネル103a上にメニューが表示されたら十字キー103のいずれかを操作して「再生順位設定」の項目のあるメニューをLCDパネルに表示させる(図中手順2を示すものとして2という番号が付されている)。そしてLCDパネルに「再生順位設定」の項目が表示されたら、その「再生順位設定」の項目に十字キーによりカーソルを合わせて決定釦106を押す(図中手順3を示すものとして3という番号が付されている)。
【0062】
この決定釦106が押されて再生順位設定モードになったら、記憶媒体130の中にあるいずれかの既撮影画像データが再生モード側にある画像再生部(図2(b)参照)の処理手順にしたがってCPU110aにより記憶媒体から画像データが読み出されて合成メモリ120eに書き込まれ、その画像データに基づく画像がLCDパネル103a上に表示される。このときには再生順位設定モードが選択されているので、図5に示すようにLCDパネル103a上に「消去可」の文字が付加されて、記憶媒体から読み出された画像データに基づく既撮影画像が表示される。ここで消去を許容する画像の選択がユーザにより行なわれる。このときに消去を許容されないものが消去を禁止する画像になる。なお、図5では撮影モード/再生モード切替スイッチ109が撮影モード側に切り替えられているが、これは後述する撮影モード時の方法2を説明するためのもので、方法1ではこの撮影モード/再生モード切替スイッチ109が再生モード側に切り替えられて同様の表示を行うようになっている。
【0063】
LCDパネル103a上に「消去可」の文字が表示されているときに、十字キー107の中のFFキー104cあるいはREWキー104dが操作されると他の既撮影画像を表わす画像データが次々と記憶媒体130から読み出され、その画像データに基づく既撮影画像に次々と変更表示される。ここでいずれかの既撮影画像が表示されているときに決定釦106が押されると、そのLCDパネル上103aに表示されている画像が消去を許容する既撮影消去画像になる。
【0064】
ここでは画像ファイルのヘッダにあるサムネイル画像に「消去可」という文字が付加されてサムネイル画像データとして記憶される。そして撮影モード時に記憶媒体の満杯が検知されたときには、そのサムネイル画像を表わす画像データの中に消去可の文字がある画像ファイルが読み出される。このようにしておけば、ROM110c内にある満杯検知部1103cの処理手順にしたがってCPU110aが記憶媒体130の満杯を検知したときに、表示制御部1101cの処理手順にしたがっていち早く消去を許容すると指定されたサムネイル画像に対応する画像データが記憶されている領域をCPUにより特定することができる。ここでレリーズ釦108が押下され撮影操作が行なわれたら、そのCPUにより消去を許容した画像データと特定された画像データに代えて撮影操作に応じて得られた画像データを記憶することができる。
【0065】
また消去を許容された画像データが多数あるときには、それら画像データを撮影操作回数に応じて順次消去させることができ、連続撮影を行なう場合においても消去したくない画像を消去するという率が低減される。
【0066】
そうすると、撮影操作に応じて得られた画像データを記憶するために消去される画像データを探索する手間が省かれ、短時間のうちにその消去を許容された画像データに代えて撮影操作に応じて得られた画像データを記憶することができる。このように画像重要度評価部を設けておくと、消去を許容された既撮影画像を既撮影消去画像としてLCDパネル103上に表示させることも、また表示させずにその消去を許容された画像データを撮影操作と同時に消去してユーザに意識させずに撮影操作に応じて得られた画像データをその消去された画像データに代えて記憶媒体130に記憶することもできる。また、消去が許容された画像データが多数ある場合には、連続撮影が行なわれても撮影操作に応じて得られた画像データを、それら消去が許容された画像データに代えて次々と記憶することができる。
【0067】
以上方法1は撮影を行なわないときに再生モードに切り替えて消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとを予め操作に応じて区分するものであったが、撮影モード時に同じような区分を行なうこともできる。
【0068】
図5は撮影モード時に消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとを区分する方法2を説明する図である。
【0069】
図5に示すように方法2では撮影モードの中に「消去可設定モード」を設けて区分が行なわれる。撮影モード切替スイッチが撮影側に切り替えられ、この「消去可設定モード」が選択されると図5に示すように「消去可」という文字がLCDパネル103a上に表示される。この「消去可設定モード」を処理する処理手順がROM内の画像重要度評価部に記述されている。この「消去可設定モード」が選択されて「消去可」がLCDパネル103a上に表示されているときに撮影操作が行なわれたら、その撮影操作に応じて得られた画像データが「消去可」の文字とともに記憶媒体に記憶される。このときに「消去可」の文字をヘッダのサムネイル画像領域に書き込むようにしておけば、方法1と同様の効果が得られる。
【0070】
このようにROM内にある画像重要度評価部の処理手順にしたがって、ユーザが消去を許容する画像データを予め指定しておくと、ユーザに消去画像の選択を行なわせる必要がなくなり、消去を禁止する既撮影画像を誤って消去するといったことがさらになくなる。また素早く撮影操作に移れるのでシャッタチャンスを逸する率が低減される。
【0071】
またこれらはすべてROM内に格納されるプログラムに記述されるものであるので、別途データ伝送装置を設けるよりも遥かに低廉なものになる。
【0072】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のカメラによれば、記憶媒体が満杯になったときに消去したくない画像データを消去せずに消去しても良い画像データのみを簡単に消去することができるデジタルカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1(a)】本実施形態のデジタルカメラ100を斜め前方から見た構成斜視図である。
【図1(b)】本実施形態のデジタルカメラ100を斜め後ろから見た構成斜視図である。
【図2(a)】デジタルカメラの内部構成を示す図である。
【図2(b)】図2(a)に示すROMのメモリロケーションを示す図である。
【図2(c)】図2(a)に示すメモリ部の構成を示す図である。
【図3】LCDパネル上の表示例である。
【図4】方法1を説明する図である。
【図5】方法1および方法2を説明する図である。
【符号の説明】
100 デジタルカメラ
101 レンズ鏡胴
102 ファインダの対物窓
103 LCD
103a LCDパネル
104 十字キー
104a UPキー
104b DOWNキー
104c FFキー
104d REWキー
105 メニュー釦
106 決定釦
107 キャンセルキー
108 レリーズ釦
109 撮影モード/再生モード切替スイッチ
110a CPU
110b RAM
110c ROM
111a 111b カメラ操作部
112 積算部
120 信号処理部
130 記憶媒体
140 駆動部
141 レンズ
142 固体撮像素子
143 CDS部
144 A/D変換部
150 圧縮伸張部
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影光学系で固体撮像素子に被写体光を結像させて該固体撮像素子で該被写体光に基づく画像を表わす画像信号を得るデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタルカメラでは撮影操作に応じて得られた画像データが記憶媒体たとえばメモリカードの空き領域に記憶される。そのため、メモリカードに空き領域がなくなると、画像データを記憶することができなくなるといった事態が起こる。この場合には新規にメモリカードを差し替えて新たに挿入されたメモリカードに撮影操作に応じて得られた画像データを記憶するか、あるいはメモリカードに記憶された画像データのうち、いずれかの画像データを消去して、その消去した画像データが記憶されていた領域に、撮影操作に応じて得られた画像データを記憶することが行なわれる。
【0003】
このように既撮影画像を表わす画像データを消去すると、残しておきたい画像を消去してしまうといった事態が発生することがある。
【0004】
このようなことを防止するため、データ通信装置を設けて、記憶媒体の記憶領域が少なくなったことが検出されたときにはデータ通信装置により記憶媒体に記憶されている画像データのうち、もっとも日付の古い画像あるいは色数の少ない画像などを選択して他の通信装置に向けて送信し、記憶媒体に空き領域を作成するデジタルカメラがある(たとえば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平2001−154228号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1のものでは残量検知部で記憶媒体の記憶領域の残量が少ないことが検出されたときにPHS通信で送った画像データを受信する設備が必要になり、その受信設備が受信不能状態に陥ったときには残しておきたい画像データを消失させてしまう危険性がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑み、記憶媒体が満杯になったときに消去したくない画像データを消去せずに消去しても良い画像データのみを簡単に消去することができるデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の第1のカメラは、撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を捉えて画像データを得、撮影操作に応じて得られた画像データを記憶媒体に記憶させるデジタルカメラにおいて、
画像データに基づく画像を表示する画像表示部と、
上記記憶媒体の空き記憶容量が所定容量以下になった満杯を検知する満杯検知部と、
上記画像表示部に、上記撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を捉えた画像データに基づくスルー画像を表示させるとともに、上記満杯検知部により上記満杯が検知されたことを受けて、上記画像表示部に、上記スルー画像に加え、さらに、上記記憶媒体に記憶された画像データの中から選択自在に選択された少なくとも1つの画像データに基づく既撮影画像を表示させる表示制御部と、
上記画像表示部に上記スルー画像とともに上記既撮影画像が表示された場合に、上記画像表示部に表示される既撮影画像の中から消去される画像データにより表わされる既撮影消去画像を選択するための操作子と、
撮影操作に応じて得られた画像データを、上記満杯検知部により上記満杯が検知される前においては該記憶媒体の空き領域に記憶させるとともに、上記満杯検知部により上記満杯が検知された後は、上記記憶媒体中の、上記操作子の操作により選択された上記消去される画像データに代えて記憶させる記憶制御部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明の第1のカメラによれば、上記満杯検知部により満杯が検知されたときに上記表示制御部によりスルー画像とともに少なくとも1つの既撮影画像が上記画像表示部に表示され、撮影中に記憶部の容量が満杯状態であることがユーザに伝えられる。またそれら表示された画像の中から消去しても構わない画像を操作子により選択することができる。その結果、ユーザは消去したくない画像を消去することなく上記満杯検知部により上記満杯が検知されたときに、既撮影画像を消去して簡単に撮影を行なうことができる。
【0010】
ここで上記表示制御部は、上記満杯検知部により上記満杯が検知されたことを受けて、上記画像表示部に、上記スルー画像に加え、上記既撮影画像を複数並べて表示するものであり、
上記操作子は、ユーザによる上記画像表示部に表示された複数の既撮影画像を別の既撮影画像に変更表示させる操作と、表示されている複数の既撮影画像の中から、消去される画像データにより表わされる既撮影消去画像を選択する操作とを受ける操作子であることが好ましい。
【0011】
このように上記画像表示部にスルー画像に加え既撮影画像が複数並べて表示されると、ユーザは複数の画像を一度に確認することができ、撮影時においても迅速に消去可能な画像を選択することができる。
【0012】
また、消去したくない画像が画像表示部に表示されると、消去しても良い画像を選択する操作が必要になるので、消去を許容する画像データに基づく画像をいち早く表示制御部により表示させることができるように画像重要度評価部を備えるとさらに都合が良い。
【0013】
そのときには、本発明のデジタルカメラに、上記記憶媒体に記憶された画像データを、操作に応じて、消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとに区分する画像重要度評価部を設け、
上記表示制御部を、上記満杯検知部により上記満杯が検知されたことを受けて、上記画像表示部に、上記スルー画像に加え、上記画像重要度評価部により消去が許容された画像データの中から選択自在に選択された少なくとも1つの画像データに基づく既撮影画像を優先して表示させるものにすることで、消去を許容する画像データに基づく画像をいち早く表示制御部に表示させることができる。
【0014】
また、画像重要度評価部が、撮影が行なわれる前に、操作に応じて消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとに区分するものである場合には、その画像重要度評価部により消去を許容する画像データに区分された画像データに代えて撮影操作に応じて得られた画像データが記憶される。そうすると上記操作子によって消去を許容する画像データを選択しなくても良くなる。
【0015】
そこで、上記目的を達成する本発明の第2のカメラは、撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を捉えて画像データを得、撮影操作に応じて得られた画像データを記憶媒体に記憶させるデジタルカメラにおいて、
上記記憶媒体の空き記憶容量が所定容量以下になった満杯を検知する満杯検知部と、
上記記憶媒体に記憶された画像データを、操作に応じて消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとに区分する画像重要度評価部と、
撮影操作に応じて得られた画像データを、上記満杯検知部により上記満杯が検出される前においては上記記憶媒体の空き領域に記憶させるとともに、上記満杯検知部により前記満杯が検知された後は、上記記憶媒体の、上記画像重要度評価部により消去が許容された画像データのうちのいずれかの画像データに代えて記憶させる記憶制御部とを備えたことを特徴とする。
【0016】
本発明の第2のデジタルカメラによれば、撮影操作に応じて得られた画像データが、必ず消去が許容される画像データに代えて記憶される。
【0017】
上記画像重要度評価部で消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとに区分するときの操作は、撮影を行なわないときであれば、上記画像表示部に上記記憶媒体に記憶された画像データの中から選択自在に選択された画像データに基づく既撮影画像を表示する再生モードに切り替えて行なわれるものであっても、操作に応じて、上記画像表示部に、上記撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を捉えた画像データに基づくスルー画像を表示するとともに撮影操作に応じて得られた画像データを上記記憶媒体に記憶させる撮影モード時に行なわれるものであっても良い。
【0018】
撮影モード時に行なわれる場合には、画像データに基づく画像を表示する画像表示部を備え、
上記画像重要度評価部は、上記画像表示部に今回の撮影により得られた画像データに基づく既撮影画像を表示させるとともに、該画像表示部に表示された既撮影画像を表わす画像データの消去を許容するか否かを操作に応じて指定するものであることが好ましい。
【0019】
そうすると上記画像重要度評価部により今回の撮影により得られた画像データの既撮影画像を上記画像表示部に表示させておき、操作に応じて、消去を許容する画像データとして指定することができる。上記満杯検知部で記憶媒体の容量が満杯であることが検知されたときには、その消去を許容する画像データとして指定された画像データに代えて撮影操作に応じて得られた画像データを記憶媒体に記憶することができる。
【0020】
また、この消去を許容するか否かの指定は前述したように再生モードに切り替えて行なっても良い。
【0021】
その場合には、撮影データに基づく画像を表示する画像表示部と、
操作に応じて上記画像表示部に、上記撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を捉えた画像データに基づくスルー画像を表示するとともに、撮影操作に応じて得られた画像データを上記記憶媒体に記憶させる撮影モードと、上記画像表示部に上記記憶媒体に記憶された画像データの中から選択自在に選択された画像データに基づく既撮影画像を表示する再生モードとに切り替えるモード切替部とを備え、
上記画像重要度評価部は上記モード切替部により再生モードに切り替えられている状態において上記画像表示部に変更自在に表示された既撮影画像を表わす画像データの消去を許容するか否かを操作に応じて指定するものであることが好ましい。
【0022】
撮影操作が行なわれないときに再生モードに切り替えて指定を行なっておけば、上記記憶媒体が満杯であることが満杯検知部で検知されたときにその消去を許容された画像に代えて撮影操作に応じて得られた画像データを記憶することができる。したがって上記満杯検知部で上記記憶媒体の容量が満杯であることが検知されたとしても、消去を許容された画像データを簡単に消去することができ、ユーザは記憶媒体の容量が満杯であることを意識せずに撮影を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態であるデジタルカメラの構成を説明する。
【0024】
図1(a)は本実施形態のデジタルカメラ100を、斜め前方から見た構成斜視図である。また、図1(b)はカメラボディ100aを斜め後ろから見た構成斜視図である。
【0025】
図1(a)に示すようにカメラボディ100aの中央にレンズ鏡胴101が備えられており、そのレンズ鏡胴の上方にファインダの対物窓102が設けられている。
【0026】
このファインダの対物窓102を通して得られる被写体像をカメラボディ背面にあるファインダの接眼部から覗いて被写体を視認することによりフレーミングを行なうこともできるが、このファインダの代わりにカメラボディ背面に設けられているLCDパネルに表示されるスルー画像によってもフレーミングを行なえる。
【0027】
図1(b)に示すようにカメラボディ100aの背面にはLCDパネル103が設けられている。このLCDパネル103aの横には操作キーとして十字キー104が設けられており、その十字キー104にはUPキー104a、DOWNキー104b、FFキー104c、REWキー104dの4つのキーがある。また、その十字キー104の下方には、LCDパネルにメニューを表示させるためのメニュー釦105と、そのメニュー釦105が押されたときにLCDパネル103a上に表示されるメニュー画面の中の選択項目をこのデジタルカメラに実行させるための決定釦106と、選択項目を選択しても実行をさせないときに押されるキャンセル釦107とがある。
【0028】
さらにカメラボディ101a上面にはレリーズ釦108と撮影モード・再生モード切替スイッチ109が設けられており、この撮影モード・再生モード切替スイッチ109が撮影側に切り替えられると、撮影モードになってレンズ鏡胴に内蔵された撮影レンズにより被写体が捉えられてLCD画面上にスルー画像が表示されるとともに撮影操作が行なわれたら撮影操作に応じて得られた画像データが記憶媒体に記憶される。この記憶媒体たとえばメモリカードには写真にして何枚か分の画像データを記憶する容量がある。
【0029】
また撮影モード・再生モード切替スイッチ109が再生モードに切り替えられると、メモリカードに記憶されている画像データのいずれかが読み出されてその画像データに基づく画像がLCDパネル103aに表示される。
【0030】
図2(a)はデジタルカメラの内部構成を示す図である。また図2(b)はそのデジタルカメラの内部に配備されるROM内のメモリアロケーションを示す図、図2(c)は信号処理部の中のメモリ部の構成を示す図である。
【0031】
このデジタルカメラ100の動作は統括的にCPU110aにより制御される。このCPU110aはRAM110b、ROM110cを備えており、そのROM110aに格納されているプログラムの手順に基づいてデジタルカメラ100全体の動作がCPU110aにより制御される。またRAM110cはROM110bに記述されているプログラムの手順にしたがってCPU110aが制御を行なっているときに作業領域として使用される。
【0032】
図2(b)にはそのROM110c内にあるプログラムの中で撮影モードに係る手順が抜粋して示されている。ここに本発明にいう表示制御部1101c、記憶制御部1102c、満杯検知部1103c、画像重要度評価部1104cに当たる処理手順が記述されている。このROM110c内には他にも処理の手順を示したプログラムが記述されており、それらのプログラムにしたがってカメラ全体の動作がCPU110aにより制御される。
【0033】
まず撮影モード時の画像データの流れを、図2(a)を参照して説明する。
【0034】
まず撮影モードに切り替えられたら、撮影光学系となるレンズで被写体光を固体撮像素子に結像させ、固体撮像素子で生成される画像データを所定の間隔ごとにCDS部143側へ出力することがCPU110aの指示に基づいて駆動部140により行なわれる。本実施形態のデジタルカメラ100が撮影モードで使用されるときにはフレーミングが任意に行なわれるので、所定の間隔ごとに固体撮像素子142で生成された画像データを信号処理部120側へ出力してLCD103のLCDパネルに表示させる必要がある。このため、撮影光学系の中のレンズ141の位置が常時フレーミングに合わせて調節される。ここではROM110c内にある処理手順にしたがってCPU110aから出される指示に基づいて駆動部140によってレンズ141の位置が調節される。このようにしてその位置が調節されたレンズ141で固体撮像素子142に被写体光が結像される。撮影モード時にはこの結像された被写体光に基づく被写体像がスルー画像を表わす画像データとして、所定の間隔ごとに信号処理部120側に向けて出力される。このときにはCPU110aの指示に基づいてタイミングジェネレータ140aのタイミング信号に基づいて駆動部140で駆動信号が生成される。この駆動部で生成された駆動信号によって固体撮像素子142から信号処理側に向けて固体撮像素子142で生成された画像データ出力される。信号処理部120の前段にはCDS部(Correlation Double Samplingの略)143とそのCDS部143で雑音が低減された画像データをデジタル信号に変換するA/D部144が配備されている。このCDS部143では固体撮像素子142から画像データが出力されるときに発生する雑音の低減が行なわれ、A/D部144ではRGBからなるアナログの画像データがデジタル信号の画像データに変換される。そしてA/D部144でデジタル信号に変換されたRGB信号からなる画像データが信号処理部120と積算部112にそれぞれ供給される。
【0035】
積算部側112ではRGB信号からなる画像データに基づいて撮影画角内の輝度が検出され、積算され、その積算結果がCPU110aに供給されて、絞り(不図示)の調節が行なわれる。
【0036】
一方信号処理部120側ではCPU110aからの指示に基づいてRGB信号からなる画像データに所定の信号処理が施される。この信号処理部120はたとえばDSPからなるもので、CPU110aと協同して画像データの信号処理を行う。この信号処理部120ではCPU110aからの指示に基づいて画像データの信号処理が行なわれ、その信号処理の状態の変化に応じて、その状態の変化を示す信号をCPU110aに返している。
【0037】
この信号処理部はRGB信号をR信号、G信号、B信号に分離してそれらの信号からカラー情報を得る同時化部120aと、その同時化部120aによって分離されたR信号、G信号、B信号を後段のγ補正部120cにそれぞれ供給するためのバッファ部120bと、そのバッファ部120bから供給されたR信号、G信号、B信号にそれぞれγ補正を加えるγ補正部120cと、そのγ補正部120cにより補正されたR信号、G信号、B信号をYC信号に変換するYC処理部120dと、そのYC処理部120dでYC信号に変換された信号を蓄え、LCD103側のLCDドライバ103bに供給するためのメモリ部120eとからなる。
【0038】
固体撮像素子側142からこの信号処理部120に供給されたRGB信号からなる画像データは、まず信号処理部120の入力側にある同時化部120aでR信号、G信号、B信号に分離される。この分離されたR信号、G信号、B信号がバッファ120bを介して後段のγ補正部120cへと供給され、γ補正部120cでR信号、G信号、B信号それぞれにγ補正が加えられる。これらγ補正されたR信号、G信号、B信号がさらに後段のYC処理部120dに供給されてYC信号に変換され、このYC信号に変換された画像データが信号処理部の出力側にあるメモリ部120eに書き込まれる。このメモリに書き込まれた画像データがLCDドライバ103bに供給され、このLCDドライバ103bではそのYC信号に基づいてLCD103のLCDパネル103a上にその画像データに基づく画像の表示が行なわれる。撮影モード時には所定の間隔ごとにこのメモリ部120eの内容が書き換えられ、LCDパネル103a上にスルー画像が表示される。
【0039】
このメモリ120eはそのスルー画像のほかに、記憶媒体130に記憶されている後述する画像ファイルの中にあるサムネイル画像を書き込むことができる程度の容量を有するものであり、撮影モード時に所定の間隔ごとに固体撮像素子142で生成されるスルー画像と、図2(b)に示す満杯検知部にある処理手順にしたがって記憶媒体130の記憶容量が所定の記憶容量以下である満杯がCPU110aによって検知されたときにCPU110aにより記憶媒体130から読み出されるサムネイル画像を記憶するために用いられるので以降の説明においてはこのメモリ120eを合成メモリと記載する。
【0040】
図2(c)は合成メモリ120eの記憶領域の構成を示す図である。
【0041】
図2(c)に示すように合成メモリにはスルー画像データの記憶領域1200eとサムネイル画像データの記憶領域1201eとがある。
【0042】
ここで、撮影操作が行なわれたときの処理を図2(a),図2(b),図2(c)を参照して説明する。
【0043】
LCDパネル103a上にスルー画像が表示されているときにレリーズ釦108が押下され撮影操作が行なわれたら、撮影操作が行なわれたときに固体撮像素子142で生成されていた画像データが信号処理部120から圧縮伸張部150を経由して記憶媒体コントローラ130aによって記憶媒体130に記憶される。このときにはROM110c内の記憶制御部1102cにある処理手順にしたがってCPU110aにより圧縮伸張部150および記憶媒体コントローラ130aが制御される。この圧縮伸張部150での圧縮作業は記憶媒体130の記憶効率を向上させるために行われるものであり、この圧縮によって記憶媒体130に多数の画像データが記憶されるようになる。しかし記憶効率を向上させるために圧縮を行っただけでは画像データに基づく画像データを再生することができない。そこでCPU110aではその圧縮伸張部150により圧縮が行なわれたときに、その圧縮情報を画像データに付加して画像ファイルとして記憶媒体130に記憶するようにしている。こうすることによって撮影モード/再生モードスイッチ109が再生モードに切り替えられたときにCPU110aではその圧縮情報に基づいて圧縮された画像データの伸張を圧縮伸張部150によって行なえる。また、CPU110aでは圧縮情報のほかに撮影日時なども管理されているので、ヘッダには撮影日時などの撮影情報も付加されている。最近では、パーソナルコンピュータの表示でも見られるようにファイル名だけでなく、そのファイルを収納している場所を示すフォルダ表示というものがよく用いられている。このデジタルカメラにおいてもそのフォルダ表示を行うことができ、さらにそのフォルダに縮小画像に当たるサムネイル画像と呼ばれる画像を表示させることができる。そこで、再生時にそのサムネイル画像を表示画面に表示させることができるようにサムネイル画像を表わす画像データも画像ファイルのヘッダ情報として書き込まれている。このようにサムネイル画像をフォルダとして表示画面に表示させると、画像ファイル内にある画像データに基づく画像が一目瞭然となる。
【0044】
撮影モード時に次々と撮影が行なわれて記憶媒体130が満杯になったときには、図2(b)に示すROM110c内の満杯検知部1103cにある処理手順によって記憶媒体130の満杯がCPU110aによって検出される。このように記憶媒体130の記憶容量が所定容量以下になった満杯であることが満杯検知部1103cにある処理手順にしたがってCPU110aにより検知されたときには撮影を行なっても撮影操作に応じて得られる画像データを記憶媒体130に記憶するところがない。このときに撮影モード・再生モード切替スイッチ109を再生モードに切り替えて画像データの消去を行なうとシャッタチャンスを逸してしまう。そこで、そのときには表示制御部にある処理手順にしたがって画像ファイルのヘッダ部にあるサムネイル画像データが記憶媒体130から読み出されて図2(c)に示す合成メモリ120eに書き込まれ、LCDパネル103a上にスルー画像とともにサムネイル画像が表示される。このように撮影モード時にサムネイル画像がLCDパネル103aに表示されると、撮影者に対し記憶媒体130の記憶容量が所定の記憶容量以下である満杯であることを伝えることができる。
【0045】
ここでは図2(b)に示すように表示制御部1101cと満杯検知部1103cとがROM110c内に格納されているので、満杯検知部1103cの処理手順にしたがって記憶媒体130の記憶容量が所定の容量以下になった満杯がCPU110aにより検知されたら、同じROM内にある表示制御部の処理手順にしたがってLCDパネル103a上に、スルー画像に加え、既撮影画像を複数並べて表示させることをCPU110aにより行なえる。
【0046】
このようにすると、ユーザはLCDパネル103aの表示を見て記憶媒体130の空き記憶容量が所定容量以下になった満杯状態であることを認識することができる。このときにサムネイル画像が複数表示されると、それらサムネイル画像の中から既撮影消去画像を選択することができ、その既撮影消去画像を選択してから撮影操作を行うことができる。
【0047】
図3はLCDパネル103a上の表示例である。
【0048】
図3はユーザがLCDパネル103aを見て撮影を行なっているときに、4つのサムネイル画像A〜Dがスルー画像と並べて表示されたときの例が示されている。この4つのサムネイル画像A〜Dが表示されているときに、その4つのサムネイル画像A〜Dの中からいずれかのサムネイル画像を十字キー107により選択して指定することができる。ここでは太枠Aの表示位置に表示されたサムネイル画像に対応する既撮影画像が既撮影消去画像としてCPUによって認識され、撮影操作に応じて得られた画像データがその表示位置Aにあるサムネイル画像に対応する画像データに代えて記憶媒体130に記憶されるようになっている。このときに十字キー107のうちFFキー107cあるいはREWキー107dが操作されると、LCDパネル103a上に表示された複数のサムネイル画像を別のサムネイル画像に変更表示させることもできる。そうすると消去を許容する画像が選択自在になり、それらのキーを操作することにより表示位置Bあるいは表示位置Cあるいは表示位置Dにあるサムネイル画像を表示位置Aの表示位置に表示させることができる。また、このときには記憶媒体130に記憶されている多数の画像ファイルのうち、いずれかのサムネイル画像を記憶媒体130から読み出して表示させることもできるので消去を許容する画像データを選択自在に指定することができる。
【0049】
このように一度に複数のサムネイル画像を表示するだけでなくそれらサムネイル画像が次々に変更表示されると、ユーザにとっては多数ある既撮影画像の中から既撮影消去画像の選択を行なえ、またサムネイル画像を確認しながら既撮影消去画像を表わす画像データの消去作業を行なえるので、消去を禁止する既撮影画像を表わす画像データを誤って消去するといった率が低減される。
【0050】
しかし、このように十字キー107により既撮影消去画像に対応するサムネイル画像を選択している間にシャッタチャンスを逸してしまうことが起こらないとも限らない。そこで、ユーザが消去を許容する画像を予め指定しておいてその指定された画像データに対応するサムネイル画像を表示させることを行なうと、撮影操作を素早く行なえてシャッタチャンスを逸する率がかなり低減される。
【0051】
このように予め消去を許容する画像の指定がROM110c内にある画像重要度評価部1104cの処理手順によって指定されていると、同じROM110c内にある満杯検知部1103cの処理手順にしたがって記憶媒体130の満杯がCPU110aによって検知されたときにその指定された画像データに対応するサムネイル画像をスルー画像に加え、いち早くLCDパネル103a上に表示させることができる。この画像重要度評価部1104cの処理手順にしたがってたとえば撮影日時の古いものを、消去を許容する画像データに指定すると、画像ファイルのヘッダ情報から撮影日時の古いものをCPU110aにより選択して、LCDパネル103a上にいち早く表示させることができる。
【0052】
このようにして画像重要度評価部1104cの処理手順にしたがって指定された消去を許容する画像データに対応するサムネイル画像をCPU110aによってLCDパネル103aの表示位置A〜Dに素早く表示させることができる。その結果、ユーザは表示位置Aにあるサムネイル画像を確認するだけで素早く撮影操作を行なえてシャッタチャンスを逸するといった率がさらに低減される。またユーザによっては消しても良いと思っていた画像を残しておきたいと思うこともある。そのときには十字キーを操作して表示位置B〜表示位置Dに表示されているほかの消去を許容した画像データを今回の撮影操作における既撮影消去画像に置き換えることもできる。このときには1タッチで操作を行なえるのでそれほどの時間を要さずに撮影操作を行なえる。
【0053】
なお、図3では4つのサムネイル画像を表示させたが、本発明はこれに拠らず4つ以上のサムネイル画像をスルー画像とともに表示させても良い。
【0054】
また、画像重要度評価部1104cがROM110c内に配備された場合には、特にサムネイル画像を表示制御部1101cの処理手順にしたがってCPU110aにより表示させなくても、記憶媒体130の容量が所定の容量以下である満杯であることがCPU110aによって検知されたときに、ユーザに意識させずに消去を許容する画像データを消去して撮影を行なうようにすることもできる。
【0055】
図4、図5は本発明のほかの実施形態を説明する図である。
【0056】
本実施形態のデジタルカメラの外観は図1に示すものと同様であるが、予め消去を許容する画像データと消去を禁止することができるようようにROM110c内にある画像重要度評価部の処理手順を変更したものである。
【0057】
記憶媒体の容量が満杯になる前に予め画像データに消去を許容するという情報を指定する方法としては再生モードに切り替えてその指定を行う方法と、撮影モード中にその指定を行う方法の2通りの方法が考えられる。
【0058】
再生モードに切り替えて指定を行う場合には図4に示すように再生モード時の選択メニューの中に「再生順位設定」の項目を付加しておく方法である。この方法によれば撮影を行なわないときに画像重要度評価部の手順にしたがって消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データの区分を行なえる。他の方法もあるのでその他の方法と区別するためにこの方法を以降方法1と記載する。この「再生順位設定」の項目が選択されたときにはROM内の画像重要度評価部にある処理手順にしたがってCPU110aにより消去を許容する画像データの指定が行なわれる。
【0059】
この「再生順位設定」という項目名は記憶媒体130の満杯が検知されたときにサムネイル画像を表示させる順位を決めるためのものであるのでこの項目名を付してある。
【0060】
図4は画像重要度評価部にある処理手順にしたがって再生モード時に消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとの区分を行う方法1を説明する図である。
【0061】
図4に示すように、まず撮影を行なわないときに撮影モード・再生モード切替スイッチ109が再生モード側(図中手順1を示すものとして1という番号が付されている)に切り替えられている。そしてメニュー釦105が押されてLCDパネル103a上にメニューが表示されたら十字キー103のいずれかを操作して「再生順位設定」の項目のあるメニューをLCDパネルに表示させる(図中手順2を示すものとして2という番号が付されている)。そしてLCDパネルに「再生順位設定」の項目が表示されたら、その「再生順位設定」の項目に十字キーによりカーソルを合わせて決定釦106を押す(図中手順3を示すものとして3という番号が付されている)。
【0062】
この決定釦106が押されて再生順位設定モードになったら、記憶媒体130の中にあるいずれかの既撮影画像データが再生モード側にある画像再生部(図2(b)参照)の処理手順にしたがってCPU110aにより記憶媒体から画像データが読み出されて合成メモリ120eに書き込まれ、その画像データに基づく画像がLCDパネル103a上に表示される。このときには再生順位設定モードが選択されているので、図5に示すようにLCDパネル103a上に「消去可」の文字が付加されて、記憶媒体から読み出された画像データに基づく既撮影画像が表示される。ここで消去を許容する画像の選択がユーザにより行なわれる。このときに消去を許容されないものが消去を禁止する画像になる。なお、図5では撮影モード/再生モード切替スイッチ109が撮影モード側に切り替えられているが、これは後述する撮影モード時の方法2を説明するためのもので、方法1ではこの撮影モード/再生モード切替スイッチ109が再生モード側に切り替えられて同様の表示を行うようになっている。
【0063】
LCDパネル103a上に「消去可」の文字が表示されているときに、十字キー107の中のFFキー104cあるいはREWキー104dが操作されると他の既撮影画像を表わす画像データが次々と記憶媒体130から読み出され、その画像データに基づく既撮影画像に次々と変更表示される。ここでいずれかの既撮影画像が表示されているときに決定釦106が押されると、そのLCDパネル上103aに表示されている画像が消去を許容する既撮影消去画像になる。
【0064】
ここでは画像ファイルのヘッダにあるサムネイル画像に「消去可」という文字が付加されてサムネイル画像データとして記憶される。そして撮影モード時に記憶媒体の満杯が検知されたときには、そのサムネイル画像を表わす画像データの中に消去可の文字がある画像ファイルが読み出される。このようにしておけば、ROM110c内にある満杯検知部1103cの処理手順にしたがってCPU110aが記憶媒体130の満杯を検知したときに、表示制御部1101cの処理手順にしたがっていち早く消去を許容すると指定されたサムネイル画像に対応する画像データが記憶されている領域をCPUにより特定することができる。ここでレリーズ釦108が押下され撮影操作が行なわれたら、そのCPUにより消去を許容した画像データと特定された画像データに代えて撮影操作に応じて得られた画像データを記憶することができる。
【0065】
また消去を許容された画像データが多数あるときには、それら画像データを撮影操作回数に応じて順次消去させることができ、連続撮影を行なう場合においても消去したくない画像を消去するという率が低減される。
【0066】
そうすると、撮影操作に応じて得られた画像データを記憶するために消去される画像データを探索する手間が省かれ、短時間のうちにその消去を許容された画像データに代えて撮影操作に応じて得られた画像データを記憶することができる。このように画像重要度評価部を設けておくと、消去を許容された既撮影画像を既撮影消去画像としてLCDパネル103上に表示させることも、また表示させずにその消去を許容された画像データを撮影操作と同時に消去してユーザに意識させずに撮影操作に応じて得られた画像データをその消去された画像データに代えて記憶媒体130に記憶することもできる。また、消去が許容された画像データが多数ある場合には、連続撮影が行なわれても撮影操作に応じて得られた画像データを、それら消去が許容された画像データに代えて次々と記憶することができる。
【0067】
以上方法1は撮影を行なわないときに再生モードに切り替えて消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとを予め操作に応じて区分するものであったが、撮影モード時に同じような区分を行なうこともできる。
【0068】
図5は撮影モード時に消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとを区分する方法2を説明する図である。
【0069】
図5に示すように方法2では撮影モードの中に「消去可設定モード」を設けて区分が行なわれる。撮影モード切替スイッチが撮影側に切り替えられ、この「消去可設定モード」が選択されると図5に示すように「消去可」という文字がLCDパネル103a上に表示される。この「消去可設定モード」を処理する処理手順がROM内の画像重要度評価部に記述されている。この「消去可設定モード」が選択されて「消去可」がLCDパネル103a上に表示されているときに撮影操作が行なわれたら、その撮影操作に応じて得られた画像データが「消去可」の文字とともに記憶媒体に記憶される。このときに「消去可」の文字をヘッダのサムネイル画像領域に書き込むようにしておけば、方法1と同様の効果が得られる。
【0070】
このようにROM内にある画像重要度評価部の処理手順にしたがって、ユーザが消去を許容する画像データを予め指定しておくと、ユーザに消去画像の選択を行なわせる必要がなくなり、消去を禁止する既撮影画像を誤って消去するといったことがさらになくなる。また素早く撮影操作に移れるのでシャッタチャンスを逸する率が低減される。
【0071】
またこれらはすべてROM内に格納されるプログラムに記述されるものであるので、別途データ伝送装置を設けるよりも遥かに低廉なものになる。
【0072】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のカメラによれば、記憶媒体が満杯になったときに消去したくない画像データを消去せずに消去しても良い画像データのみを簡単に消去することができるデジタルカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1(a)】本実施形態のデジタルカメラ100を斜め前方から見た構成斜視図である。
【図1(b)】本実施形態のデジタルカメラ100を斜め後ろから見た構成斜視図である。
【図2(a)】デジタルカメラの内部構成を示す図である。
【図2(b)】図2(a)に示すROMのメモリロケーションを示す図である。
【図2(c)】図2(a)に示すメモリ部の構成を示す図である。
【図3】LCDパネル上の表示例である。
【図4】方法1を説明する図である。
【図5】方法1および方法2を説明する図である。
【符号の説明】
100 デジタルカメラ
101 レンズ鏡胴
102 ファインダの対物窓
103 LCD
103a LCDパネル
104 十字キー
104a UPキー
104b DOWNキー
104c FFキー
104d REWキー
105 メニュー釦
106 決定釦
107 キャンセルキー
108 レリーズ釦
109 撮影モード/再生モード切替スイッチ
110a CPU
110b RAM
110c ROM
111a 111b カメラ操作部
112 積算部
120 信号処理部
130 記憶媒体
140 駆動部
141 レンズ
142 固体撮像素子
143 CDS部
144 A/D変換部
150 圧縮伸張部
Claims (6)
- 撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を捉えて画像データを得、撮影操作に応じて得られた画像データを記憶媒体に記憶させるデジタルカメラにおいて、
画像データに基づく画像を表示する画像表示部と、
前記記憶媒体の空き記憶容量が所定容量以下になった満杯を検知する満杯検知部と、
前記画像表示部に、前記撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を捉えた画像データに基づくスルー画像を表示させるとともに、前記満杯検知部により前記満杯が検知されたことを受けて、前記画像表示部に、前記スルー画像に加え、さらに、前記記憶媒体に記憶された画像データの中から選択自在に選択された少なくとも1つの画像データに基づく既撮影画像を表示させる表示制御部と、
前記画像表示部に前記スルー画像とともに前記既撮影画像が表示された場合に、前記画像表示部に表示される既撮影画像の中から消去される画像データにより表わされる既撮影消去画像を選択するための操作子と、
撮影操作に応じて得られた画像データを、前記満杯検知部により前記満杯が検知される前においては該記憶媒体の空き領域に記憶させるとともに、前記満杯検知部により前記満杯が検知された後は、前記記憶媒体中の、前記操作子の操作により選択された前記消去される画像データに代えて記憶させる記憶制御部とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。 - 前記表示制御部は、前記満杯検知部により前記満杯が検知されたことを受けて、前記画像表示部に、前記スルー画像に加え、前記既撮影画像を複数並べて表示するものであり、
前記操作子は、ユーザによる前記画像表示部に表示された複数の既撮影画像を別の既撮影画像に変更表示させる操作と、表示されている複数の既撮影画像の中から、消去される画像データにより表わされる既撮影消去画像を選択する操作とを受ける操作子であることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。 - 前記記憶媒体に記憶された画像データを、操作に応じて、消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとに区分する画像重要度評価部を備え、
前記表示制御部は、前記満杯検知部により前記満杯が検知されたことを受けて、前記画像表示部に、前記スルー画像に加え、前記画像重要度評価部により消去が許容された画像データの中から選択自在に選択された少なくとも1つの画像データに基づく既撮影画像を表示させるものであることを特徴とする請求項1記載のカメラ。 - 撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を捉えて画像データを得、撮影操作に応じて得られた画像データを記憶媒体に記憶させるデジタルカメラにおいて、
前記記憶媒体の空き記憶容量が所定容量以下になった満杯を検知する満杯検知部と、
前記記憶媒体に記憶された画像データを、操作に応じて、消去を許容する画像データと消去を禁止する画像データとに区分する画像重要度評価部と、
撮影操作に応じて得られた画像データを、前記満杯検知部により前記満杯が検出される前においては前記記憶媒体の空き領域に記憶させるとともに、前記満杯検知部により前記満杯が検知された後は、前記記憶媒体中の、前記画像重要度評価部により消去が許容された画像データのうちのいずれかの画像データに代えて記憶させる記憶制御部とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。 - 画像データに基づく画像を表示する画像表示部を備え、
前記画像重要度評価部は、前記画像表示部に今回の撮影により得られた画像データに基づく既撮影画像を表示させるとともに、該画像表示部に表示された既撮影画像を表わす画像データの消去を許容するか否かを操作に応じて指定するものであることを特徴とする請求項4記載のデジタルカメラ。 - 撮影データに基づく画像を表示する画像表示部と、
操作に応じて、前記画像表示部に、前記撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を捉えた画像データに基づくスルー画像を表示するとともに撮影操作に応じて得られた画像データを前記記憶媒体に記憶させる撮影モードと、前記画像表示部に前記記憶媒体に記憶された画像データの中から選択自在に選択された画像データに基づく既撮影画像を表示する再生モードとに切り替えるモード切替部とを備え、
前記画像重要度評価部は、前記モード切替部により再生モードに切り替えられている状態において前記画像表示部に変更自在に表示された既撮影画像を表わす画像データの消去を許容するか否かを操作に応じて指定するものであることを特徴とする請求項4記載のデジタルカメラ。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007251900A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-09-27 | Sanyo Electric Co Ltd | 画像撮影装置 |
CN106681667A (zh) * | 2017-01-09 | 2017-05-17 | 北京奇虎科技有限公司 | 一种图片展示方法、装置及移动终端 |
-
2003
- 2003-04-14 JP JP2003109468A patent/JP2004320247A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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