JP2006253761A - 撮像装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】逐次記録された各撮影画像を再生画面上で確認する作業を行うことなく、その撮影状態の良否などを確実に特定できるようにする。
【解決手段】CPU1は、撮像部10によって被写体をデジタル撮影した各撮影画像を記録媒体5に逐次記録すると共に、この撮影画像を解析してそのピント状態を認識し、このピント状態が撮影条件記憶部4Cの条件データに合致している場合には、当該撮影画像を合致画像として特定して合致フォルダ3に記録保存する。
【選択図】 図1
【解決手段】CPU1は、撮像部10によって被写体をデジタル撮影した各撮影画像を記録媒体5に逐次記録すると共に、この撮影画像を解析してそのピント状態を認識し、このピント状態が撮影条件記憶部4Cの条件データに合致している場合には、当該撮影画像を合致画像として特定して合致フォルダ3に記録保存する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、被写体を撮影して記録する撮像装置およびプログラムに関する。
一般に、CCDなどの撮像素子を用いて被写体の撮影を行うデジタルカメラなどの撮像装置においては、撮影された撮影画像を内部メモリあるいは着脱可能な外部記録メディアに逐次記録させ、その後撮影画像を必要に応じて撮像装置に備えられたモニター表示部に再生表示するようにしているが、モニター表示部の表示画素数には制限がある為、モニター表示部に再生する再生画像は、実際に記録されている画像より解像度の低い画像とならざるを得ず、表示された再生画像を見ただけでは、ピントの“ずれ”などを容易に確認することができなかった。
そこで、従来においては、被写体に対してピントが合っているか否かをその被写体画像のエッジ部分を検出することによって判断し、ピントが合っていない場合(所謂、ピンぼけの場合)には、その旨を報知して再撮影を促すようにした電子カメラが知られている(特許文献1参照)。
特開2003−262909号公報
そこで、従来においては、被写体に対してピントが合っているか否かをその被写体画像のエッジ部分を検出することによって判断し、ピントが合っていない場合(所謂、ピンぼけの場合)には、その旨を報知して再撮影を促すようにした電子カメラが知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、上述した特許文献1の電子カメラにあっては、ピンぼけ検出時に撮り直しを促すピンぼけ報知機能を備えたものであるが、撮影画像が逐次記録される外部記録メディアなどには、ピンぼけの失敗画像に続き、その撮り直し画像が記録される結果、この失敗画像を外部記録メディアから消去しない限り、外部記録メディアなどには、ピントが合っている画像と、合っていない画像とが混在することになる。このため、写真プリント時には、外部記録メディアなどに逐次記録された各画像撮影を解像度の高い表示装置、例えばパーソナルコンピュータの表示装置に1枚ずつ表示させてそのピント状態を確認しながら印刷対象を選択する作業を行う必要があり、ユーザに大きな負担をかけるという問題があった。
このことは、ピンぼけの場合に限らず、画像全体のコントラスト、輝度、色合いなどの不具合による撮影不良の場合であっても同様であった。
このことは、ピンぼけの場合に限らず、画像全体のコントラスト、輝度、色合いなどの不具合による撮影不良の場合であっても同様であった。
この発明の課題は、逐次記録された各撮影画像を再生画面上で確認する作業を行うことなく、その撮影状態の良否などを確実に特定できるようにすることである。
請求項1記載の発明による撮像装置は、被写体を撮影する撮像手段と、この撮像手段によって撮影された各撮影画像を逐次記録する撮影画像記憶手段と、前記撮影画像を解析することによってその撮影状態が予め定められている条件に合致しているか否かを判別する判別手段と、この判別手段によって条件合致が判別された場合に当該撮影画像を合致画像として記憶する合致画像記憶手段とを具備したことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、前記判別手段が、撮影画像に含まれている被写体部分を解析してそのピント状態が予め決められている条件に合致しているか否かに基づいてピントの合否を判別するようにしたことを特徴とする。
更に、請求項3の発明は、前記条件合致の場合には当該撮影画像を合致画像として合致画像記憶手段に記憶すると共に、条件不一致の場合にはその旨を報知するようにしたことを特徴とする。
請求項4の発明は、前記条件不一致の報知に応答して画像消去がユーザ指示された場合に、前記撮影画像記憶手段に記録されている撮影画像群の中から当該撮影画像を消去するようにしたことを特徴とする。また、請求項5の発明は、更に、前記判別手段による判別を実行させるか否かを任意に切り換え指定する切り換え手段を設け、前記撮像手段によって画像撮影を行う際に前記判別手段の実行が指定されていない場合には、前記判別手段による判別を実行しないことを特徴とする。
更に、請求項6の発明は、更に、前記撮影手段による画像撮影後に前記判別手段を実行させる判別起動指示手段を備え、前記画像記憶手段に既に記録されている撮影画像を順次読み出して前記判別手段による判別を実行することを特徴とする。請求項7の発明は、更に、前記判別手段による判別が不可能であった場合にその旨を報知する報知手段を設けたことを特徴とする。また、請求項8の発明は、前記合致画像記憶手段は前記撮影画像記憶手段とは別途に設けられていることを特徴とする。
更に、請求項9の発明は、コンピュータに対して、被写体をデジタル撮影した各撮影画像を逐次記録する機能と、撮影画像を解析することによってその撮影状態を認識する機能と、この撮影状態が予め定められている条件に合致しているか否かを判別する機能と、条件合致が判別された場合に当該撮影画像を合致画像として特定する機能と、を実現させるためのプログラムを要旨としている。
請求項1記載の発明によれば、被写体をデジタル撮影した各撮影画像を逐次記録すると共に、この撮影画像を解析してその撮影状態を認識し、この撮影状態が予め定められている条件に合致している場合には、当該撮影画像を合致画像として記憶させるようにしたから、逐次記録された各撮影画像を再生画面上で確認する作業を行うことなく、その撮影状態の良い画像だけを確実に特定することができる。たとえば、逐次記録された各撮影画像の中から撮影状態が良好な画像のみを特定して印刷したり、逆に、撮影状態が不良な画像を破棄対象の画像として特定することができるなど、実用性に富んだものとなる。
請求項2記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、撮影画像に含まれている被写体部分を解析してそのピント状態を認識すると共に、このピント状態が予め決められている条件に合致しているか否かに基づいてピントの合否を判別するようにしたから、ピントの合否に応じて合致画像を特定することができる。
請求項3記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、条件合致の場合には当該撮影画像を合致画像として特定するが、条件不一致の場合にはその旨を報知するようにしたから、たとえば、この報知が撮影直後であれば、撮り直しを行うことができるなど、条件不一致に応じた対応が可能となる。
この場合、条件不一致の報知に応答して画像消去がユーザ指示された場合に、逐次記録されている撮影画像群の中から当該撮影画像を消去するようにしたから(請求項4記載の発明)、不必要な画像を即座に消去することができる。
この場合、条件不一致の報知に応答して画像消去がユーザ指示された場合に、逐次記録されている撮影画像群の中から当該撮影画像を消去するようにしたから(請求項4記載の発明)、不必要な画像を即座に消去することができる。
請求項5記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、画像撮影時に画像特定動作の実行が指定されているか否かを判別し、その動作の実行が指定されていれば、撮影画像を逐次記録する動作と共に、その撮影状態に応じて当該撮影画像を合致画像として特定する動作を実行するようにしたから、画像撮影時に合致画像を特定することができる。
ここで、画像撮影後に画像特定動作の実行が指定された場合には、逐次記録されている各撮影画像を順次読み出してその撮影状態を認識すると共に、この撮影状態に応じて当該撮影画像を前記合致画像として特定する画像特定動作を実行するようにしたから(請求項6記載の発明)、画像撮影後に合致画像を特定することができる。
ここで、画像撮影後に画像特定動作の実行が指定された場合には、逐次記録されている各撮影画像を順次読み出してその撮影状態を認識すると共に、この撮影状態に応じて当該撮影画像を前記合致画像として特定する画像特定動作を実行するようにしたから(請求項6記載の発明)、画像撮影後に合致画像を特定することができる。
請求項7記載の発明によれば、上述した請求項 1記載の発明と同様の効果を有する他、条件に合致するか否かを判別することができなかった場合にその旨を報知すると共に、この報知に応答してユーザ指示された指示内容に基づいて当該撮影画像を合致画像として特定するようにしたから、条件に合致するか否かを自動判別できなかった場合に、その判別をユーザに委ねることができる。
請求項8記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、逐次記録される撮影画像とは別途に合致画像として特定された撮影画像を記録保存するようにしたから、逐次記録の画像群と合致画像群とを別々に記録保存することができ、合致画像群のプリントなどを素早く行うこと可能となる。
以下、図1〜図8を参照して本発明の実施例を説明する。
この実施例は、撮像装置として、電子スチルカメラ装置に適用した場合を例示したもので、図1は、電子スチルカメラ装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。
この電子スチルカメラ装置は、被写体を撮影して撮影された静止画像を逐次記録するもので、撮影された静止画像に含まれている被写体部分を解析してその撮影状態(ピント状態)を認識すると共に、このピント状態が予め決められている条件に合致しているか否かに基づいてピントの合否を判別するピント合否判断機能を備え、このピント合否判断機能によってピントが合っていると判別された際に当該撮影画像を合致画像として特定して記録保存するようにしたものである。なお、この実施例において、合致画像とは、撮影状態が良好な撮影画像(ピントが合った画像)を示している。
なお、この実施例の特徴部分を詳述する前に、この実施例のハードウェア上の構成について以下、説明しておく。
この実施例は、撮像装置として、電子スチルカメラ装置に適用した場合を例示したもので、図1は、電子スチルカメラ装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。
この電子スチルカメラ装置は、被写体を撮影して撮影された静止画像を逐次記録するもので、撮影された静止画像に含まれている被写体部分を解析してその撮影状態(ピント状態)を認識すると共に、このピント状態が予め決められている条件に合致しているか否かに基づいてピントの合否を判別するピント合否判断機能を備え、このピント合否判断機能によってピントが合っていると判別された際に当該撮影画像を合致画像として特定して記録保存するようにしたものである。なお、この実施例において、合致画像とは、撮影状態が良好な撮影画像(ピントが合った画像)を示している。
なお、この実施例の特徴部分を詳述する前に、この実施例のハードウェア上の構成について以下、説明しておく。
CPU1は、記憶部2内の各種のプログラムに応じてこの電子スチルカメラ装置の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部2はプログラム領域とデータ領域とを有し、プログラム領域は、たとえば、ROM(リード・オンリ・メモリ)によって構成された内部メモリであり、後述する図4および図5に示す動作手順に応じて本実施例を実現するためのプログラムが格納されている。また、データ領域は不揮発性のメモリ(フラッシュメモリなど)によって構成され、上述の合致画像を記録保存する合致フォルダ3が設けられている。
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)4は、ワーク領域を有する内部メモリであり、その構成については後述する。記録媒体5は、着脱自在な記録メディアであり、たとえば、スマートメディア、ICカードなどによって構成されたもので、記録媒体駆動部6に挿入セットされている状態において、カメラ撮影が行われる毎にその撮影画像がBMP、JPEG、TIFなどの予め定められた記録形式によって圧縮されて1画像1ファイル形式で逐次記録される。この記録媒体5には、撮影が行われる毎にその撮影状態の良否などに拘らず、各画像ファイルが撮影順に逐次記録されるが、合致フォルダ3には、後述する如く記録媒体5に記録されている画像群のうち、上述のピント合否判断によって特定された画像ファイルのみが記録保存される。
一方、CPU1には、その入出力周辺デバイスである入力部7、表示部8、伝送制御部9、撮像部10がバスラインを介して接続されており、入出力プログラムに応じてCPU1は、これらの入出力デバイスの動作制御を行う。
入力部7は、電源ON/OFFボタン(キー)7A、シャッターボタン7B、ズームボタン7C、撮影記録モード/画像再生モード/通信モードなどに切り換え指定するモードボタン7D、上下左右の方向にカーソルなどを移動させる方向選択ボタン7Eのほか、上述のピント合否判断機能を動作可能な状態にセットするか否かを切り換え設定するON/OFF設定ボタン7F、合致フォルダ3に記憶された画像データを表示部8に表示させたり電送制御部9を介して外部に転送するための合致フォルダ指定ボタン7Gなどを有し、その操作信号はCPU1に与えられる。
表示部8は、たとえば、タッチパネル付きの液晶表示部であり、モニタ画面/ファインダ画面/再生画面の表示部として使用される。
入力部7は、電源ON/OFFボタン(キー)7A、シャッターボタン7B、ズームボタン7C、撮影記録モード/画像再生モード/通信モードなどに切り換え指定するモードボタン7D、上下左右の方向にカーソルなどを移動させる方向選択ボタン7Eのほか、上述のピント合否判断機能を動作可能な状態にセットするか否かを切り換え設定するON/OFF設定ボタン7F、合致フォルダ3に記憶された画像データを表示部8に表示させたり電送制御部9を介して外部に転送するための合致フォルダ指定ボタン7Gなどを有し、その操作信号はCPU1に与えられる。
表示部8は、たとえば、タッチパネル付きの液晶表示部であり、モニタ画面/ファインダ画面/再生画面の表示部として使用される。
伝送制御部9は、電話回線、ケーブルなどの有線伝送路あるいは電波、赤外線などの無線伝送路を介して外部機器としてのパーソナルコンピュータ、プリンタ装置あるいは電話網回線やインターネットに任意に接続可能なもので、外部機器との間において画像データなどの送受信を制御する。
撮像部10は、静止画撮影のほかに動画撮影も可能なもので、図2においてその詳細な構成を説明するが、撮影レンズ、CCDイメージセンサなどの撮像素子、その駆動系のほか、測距センサ、光量センサ、アナログ処理回路、信号処理回路、圧縮伸張回路等を備え、光学ズームを調整制御したり、オートフォーカス時の駆動制御、シャッター駆動制御、露出、ホワイトバランス等を制御する。
撮像部10は、静止画撮影のほかに動画撮影も可能なもので、図2においてその詳細な構成を説明するが、撮影レンズ、CCDイメージセンサなどの撮像素子、その駆動系のほか、測距センサ、光量センサ、アナログ処理回路、信号処理回路、圧縮伸張回路等を備え、光学ズームを調整制御したり、オートフォーカス時の駆動制御、シャッター駆動制御、露出、ホワイトバランス等を制御する。
図2は、この撮像部10の詳細な構成を示した図である。
撮影レンズ系11からの被写体像は、絞り機構12を通して撮像素子13に結像される。光学系駆動部14は、撮影レンズ系11内の移動レンズの位置を制御して焦点合わせやズーム動作を行い、また、絞り機構12の絞り量を可変して露出調整を行うものである。測距センサ、光量センサなどを含むセンサ部15からの出力に基づいてCPU1は、光学系駆動部14の動作を制御する。駆動回路16は、撮像素子13によって光電変換された各画素対応の電荷をアナログ画像信号として順次取り出してアナログ処理回路17に与える。このアナログ処理回路17は、入力された画像信号に色分離、ゲイン調整、ホワイトバランスなどを施すもので、処理されたアナログ画像信号はA/D変換回路18によってデジタルの画像データに変換され、バッファレジスタ19に一時記憶される。信号処理回路20は、バッファレジスタ19に記憶された画像データを輝度信号および色差信号に変換出力する処理回路であり、圧縮伸張回路31は、シャッター操作に応答して画像データを記録保存する際に画像データを前述したBMP、JPEG、TIFなどの予め定められた記録形式に圧縮処理を行う処理回路である。
撮影レンズ系11からの被写体像は、絞り機構12を通して撮像素子13に結像される。光学系駆動部14は、撮影レンズ系11内の移動レンズの位置を制御して焦点合わせやズーム動作を行い、また、絞り機構12の絞り量を可変して露出調整を行うものである。測距センサ、光量センサなどを含むセンサ部15からの出力に基づいてCPU1は、光学系駆動部14の動作を制御する。駆動回路16は、撮像素子13によって光電変換された各画素対応の電荷をアナログ画像信号として順次取り出してアナログ処理回路17に与える。このアナログ処理回路17は、入力された画像信号に色分離、ゲイン調整、ホワイトバランスなどを施すもので、処理されたアナログ画像信号はA/D変換回路18によってデジタルの画像データに変換され、バッファレジスタ19に一時記憶される。信号処理回路20は、バッファレジスタ19に記憶された画像データを輝度信号および色差信号に変換出力する処理回路であり、圧縮伸張回路31は、シャッター操作に応答して画像データを記録保存する際に画像データを前述したBMP、JPEG、TIFなどの予め定められた記録形式に圧縮処理を行う処理回路である。
図3は、RAM4の一部の記憶領域の内容を示した図である。
このRAM4のモード情報記憶領域4Aにセットされている「M」は、上述したモードボタン7Dに応じて切り換え指定される静止画面撮影モード/画像再生モード/編集モード/通信モードなどを示すモード指定情報である。また、RAM4の合否情報記憶領域4Bにセットされている「T」は、上述したピント合否判断機能を動作可能な状態にセットするか否かを切り換え設定するON/OFF設定ボタン7Fの操作に応じてセットされたON/OFF情報であり、「T=1」は、ピント合否判断機能を動作可能な状態にセットされていることを示し、「T=0」は、不可能状態にセットされていることを示している。ここで、ピント合否の判断を撮影時に行わせる場合には、撮影に先立ってON/OFF設定ボタン7Fを操作して「T=1」に設定しておけばよい。
このRAM4のモード情報記憶領域4Aにセットされている「M」は、上述したモードボタン7Dに応じて切り換え指定される静止画面撮影モード/画像再生モード/編集モード/通信モードなどを示すモード指定情報である。また、RAM4の合否情報記憶領域4Bにセットされている「T」は、上述したピント合否判断機能を動作可能な状態にセットするか否かを切り換え設定するON/OFF設定ボタン7Fの操作に応じてセットされたON/OFF情報であり、「T=1」は、ピント合否判断機能を動作可能な状態にセットされていることを示し、「T=0」は、不可能状態にセットされていることを示している。ここで、ピント合否の判断を撮影時に行わせる場合には、撮影に先立ってON/OFF設定ボタン7Fを操作して「T=1」に設定しておけばよい。
また、RAM4には、撮影条件記憶部4Cおよびワークエリア4Dが設けられている。撮影条件記憶部4Cは、撮影時の、例えばシャッタースピードや、絞り量、ホワイトバランス補正値などの撮影条件を記憶すると共に、ピント合否を判断する際の判断基準値(条件データ)を記憶するもので、予め任意に設定されたものである。この場合、被写体が人物の場合を例に挙げると、CPU1は、撮影画像(静止画像)に含まれている被写体部分(人物の目の部分)を解析してそのエッジ状態を認識すると共に、このエッジの鋭さが所定値以上か否かに基づいて条件に合致するか否か(ピントの合否)を判別する。なお、ピント状態を認識する場合、エッジの鋭さ度合いを認識する場合に限らず、エッジの長さなどであってもよく、また、赤外線によって測定された被写体までの距離あるいは画像コントラストなどを参照してもよく、どのようにしてピント状態を認識するかは任意である。また、撮影条件記憶部4Cは、人物、建物などの被写体の種類毎にピント合否を判断する基準値(条件データ)を記憶するようにしてもよい。なお、ワークエリア4Dは、ピント合否を判断する際には、その対象となる撮影画像(静止画像)が展開される作業域として使用される。
次ぎに、この実施例における電子スチルカメラ装置の処理動作を図4および図5に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、記憶部12のROMに読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードに従った動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他に、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施例特有の動作を実行することもできる。
図4は、モードボタン7Dによって撮影記録モードにセットされている場合において、ユーザ操作に応じて実行開始される画像撮影処理を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、RAM4をアクセスしてモード指定情報「M」を参照し、撮影記録モードにセットされているかをチェックすると共に、撮影記録モードにセットされている場合には、さらにシャッターボタン7Bが1段押し(つまり、半押し)されたか否かをチェックする(ステップA1)。ここで、撮影記録モードにおいてシャッターボタン7Bの操作でなく、例えばズームボタン7Cなどの他のボタン操作であれば(ステップA1でNO)、操作ボタンに応じてズームアップ処理などの他のキー処理の実行に移るが(ステップA2)、撮影記録モードにおいてシャッターボタン7Bが半押しされた際には、撮像部10内のセンサ出力に応じてオートフォーカス、露出量、シャツタースピード、ホワイトバランス補正量などを決定制御する事前処理を実行した後(ステップA3)、シャッターボタン7Bが2段押し(全押し)されるまで待機する(ステップA4)。
先ず、CPU1は、RAM4をアクセスしてモード指定情報「M」を参照し、撮影記録モードにセットされているかをチェックすると共に、撮影記録モードにセットされている場合には、さらにシャッターボタン7Bが1段押し(つまり、半押し)されたか否かをチェックする(ステップA1)。ここで、撮影記録モードにおいてシャッターボタン7Bの操作でなく、例えばズームボタン7Cなどの他のボタン操作であれば(ステップA1でNO)、操作ボタンに応じてズームアップ処理などの他のキー処理の実行に移るが(ステップA2)、撮影記録モードにおいてシャッターボタン7Bが半押しされた際には、撮像部10内のセンサ出力に応じてオートフォーカス、露出量、シャツタースピード、ホワイトバランス補正量などを決定制御する事前処理を実行した後(ステップA3)、シャッターボタン7Bが2段押し(全押し)されるまで待機する(ステップA4)。
この状態において、シャッターボタン7Bの全押しを検出すると(ステップA4でYES)、CPU1は、撮像部10から圧縮処理後の撮影画像を取得すると共に、この圧縮画像を画像ファイルとして記録媒体5に逐次記録する処理を行った後(ステップA5)、RAM4をアクセスしてON/OFF情報「T」を参照し、ピント合否判断機能のON/OFF状態をチェックする(ステップA6)。ここで、「T=0」であれば(ステップA6でNO)、ピント合否判断機能がOFFに設定されているため、この時点で画像撮影処理の終了となるが、「T=1」であれば、ピント合否判断機能を起動させる。
先ず、今回撮影した撮影画像(圧縮画像)を記録媒体5から取得すると共に、この圧縮画像を所定サイズに伸張してRAM4のワークエリア4Dに展開する(ステップA7)。この状態においてワークエリア4D上の撮影画像を解析しながらピント判定処理を実行する(ステップA8)。すなわち、CPU1は、被写体が人物の場合には、画像全体を解析しながら顔部分が含まれているかを認識するが、その際、顔の輪郭、目、口、鼻などの形あるいはそれらの位置関係を総合的に判断して顔部分を認識した後、目の部分を特定する。そして、目の部分を解析しながらそのエッジ状態を認識し、このエッジの鋭さ度合いからピント状態(合焦度)を判定する。これによって求めた目の部分のピント状態と撮影条件記憶部4Cに設定されている判断基準値(条件データ)とを比較し、ピント状態が予め決められている条件に合致するか否かに基づいてピント合否を判別する(ステップA9)。
ここで、ピント合焦度が判断基準値未満の場合、つまり、ピントが合っていない画像であると認識した場合には(ステップA9でNO)、その旨を示すガイダンスを表示出力させる(ステップA11)。なお、ガイダンス表示時にはブザー(図示せず)からアラーム音を発生出力させてもよい。
図6は、カメラ撮影時にピントが合っていない場合に、その旨を報知するガイダンス画面を示した図である。
このガイダンス画面の上部領域G1には、ピントが合っていない旨を示す文字列がメッセージ表示され、また、この画面内の画像表示領域G2には、該当する撮影画像が貼り付け表示される。そして、このガイダンス画面には、貼り付け表示されている画像を記録媒体5から消去するか否かを問い合わせるための二者選択式のチェックボックスC1、C2が設けられており、画像消去の有無に応じて何れかのチェック項目を選択指定するようにしている。
図6は、カメラ撮影時にピントが合っていない場合に、その旨を報知するガイダンス画面を示した図である。
このガイダンス画面の上部領域G1には、ピントが合っていない旨を示す文字列がメッセージ表示され、また、この画面内の画像表示領域G2には、該当する撮影画像が貼り付け表示される。そして、このガイダンス画面には、貼り付け表示されている画像を記録媒体5から消去するか否かを問い合わせるための二者選択式のチェックボックスC1、C2が設けられており、画像消去の有無に応じて何れかのチェック項目を選択指定するようにしている。
ここで、CPU1は、ガイダンス画面内の何れかのチェックボックスが選択されたかを調べ(ステップA12)、「消去する」のチェック項目が選択された場合には、記録媒体5から該当画像を消去する(ステップA13)。
一方、ピント合焦度が判断基準値以上の場合、つまり、ピントが合っている画像であると認識した場合には(ステップA9でYES)、この撮影画像を記憶部2の合致フォルダ3に記録保存させる(ステップA10)。この場合、記録媒体5の記録形式と同様に、合致フォルダ3には圧縮画像として記録保存される。この際、図6に示したガイダンス画面と同様の表示が所定時間、例えば2秒間表示されるが、この場合は、画像表示領域G2に該当する撮影画像が表示されると共にガイダンス画面の上部領域G1には、ピントが合っているため、合致フォルダ3に記録保存される旨がメッセージ表示され、これら以外の情報(チェックボックス及び対応する文字等)は表示されない。
一方、ピント合焦度が判断基準値以上の場合、つまり、ピントが合っている画像であると認識した場合には(ステップA9でYES)、この撮影画像を記憶部2の合致フォルダ3に記録保存させる(ステップA10)。この場合、記録媒体5の記録形式と同様に、合致フォルダ3には圧縮画像として記録保存される。この際、図6に示したガイダンス画面と同様の表示が所定時間、例えば2秒間表示されるが、この場合は、画像表示領域G2に該当する撮影画像が表示されると共にガイダンス画面の上部領域G1には、ピントが合っているため、合致フォルダ3に記録保存される旨がメッセージ表示され、これら以外の情報(チェックボックス及び対応する文字等)は表示されない。
図5は、カメラ撮影がなされ、撮影された画像データ記録媒体5に記録された後にピント合否判断機能の起動が指定された場合の動作を示したフローチャートである。
この場合、ON/OFF設定ボタン7Fが操作されることによってピント合否判断機能が「OFF」から「ON」に切り換えられた後において、この判断機能の起動を指示するボタン操作、たとえば、2つのボタンの同時操作が行われた場合には(ステップB1でYES)、記録媒体5をアクセスして、既に記憶されている複数の画像ファイルのうち、最も直近に撮影された1画像分の画像ファイル(圧縮画像)を読み出し、この画像を伸張してRAM4のワークエリア4Dに展開する(ステップB2)。なお、記録媒体5から画像ファイルを読み出す際には、直近撮影分の画像を読み出す場合に限らず、どの範囲の画像を読み出すかは任意であり、たとえば、最も古く記憶された画像から読み出してもよく或いは所望する撮影日時を入力指定し、この指定日時に撮影された画像を読み出し対象としてもよい。
この場合、ON/OFF設定ボタン7Fが操作されることによってピント合否判断機能が「OFF」から「ON」に切り換えられた後において、この判断機能の起動を指示するボタン操作、たとえば、2つのボタンの同時操作が行われた場合には(ステップB1でYES)、記録媒体5をアクセスして、既に記憶されている複数の画像ファイルのうち、最も直近に撮影された1画像分の画像ファイル(圧縮画像)を読み出し、この画像を伸張してRAM4のワークエリア4Dに展開する(ステップB2)。なお、記録媒体5から画像ファイルを読み出す際には、直近撮影分の画像を読み出す場合に限らず、どの範囲の画像を読み出すかは任意であり、たとえば、最も古く記憶された画像から読み出してもよく或いは所望する撮影日時を入力指定し、この指定日時に撮影された画像を読み出し対象としてもよい。
このようにして1枚目の撮影画像がワークエリア4Dに展開されている状態において、CPU1は、ワークエリア4D上の撮影画像を解析しながらピント判定処理を実行する(ステップB3)。このピント判定処理も図4のステップA8で詳述した場合と同様であり、被写体が人物の場合には、画像全体を解析しながら顔部分を特定した後に目の部分を特定し、この目の部分を解析のエッジの鋭さ度合いからピント状態(合焦度)を判定する。そして、このピント状態と撮影条件記憶部4Cの条件データとを比較し、ピント状態は予め決められている条件に合致するか否かに基づいてピント合否を判別する(ステップB4)。
この結果、画像のピントが合っていれば(ステップB4)、ピント合っている旨を報知するガイダンス画面を表示出力させた後(ステップB7)、この画像ファイルを合致フォルダ3に記録保存させるが(ステップB8)、画像のピントが合っていなければ(ステップB4)、合致フォルダ3に記録保存されない旨を報知するガイダンス画面を表示出力させる(ステップB10)。なお、ピントが合っていなければ、当該画像ファイルは合致フォルダ3に記録されないことは上述の場合と同様である。
図7は、カメラ撮影後のピント合否判断時において、1枚目の画像のピントが合っている旨を報知するガイダンス画面を示した図である。
このガイダンス画面の上部領域G11には、1枚目の画像のピントが合っていることを示す文字列がメッセージ表示され、また、この画面内の画像表示領域G12には、該当する撮影画像が貼り付け表示される。なお、1枚目の画像のピントが合っていなければ、このガイダンス画面の上部領域G11には、1枚目の画像のピントが合っていないことを示す文字列がメッセージ表示される。なお、ガイダンス表示と共にアラーム音を発生させてもよい。
このガイダンス画面の上部領域G11には、1枚目の画像のピントが合っていることを示す文字列がメッセージ表示され、また、この画面内の画像表示領域G12には、該当する撮影画像が貼り付け表示される。なお、1枚目の画像のピントが合っていなければ、このガイダンス画面の上部領域G11には、1枚目の画像のピントが合っていないことを示す文字列がメッセージ表示される。なお、ガイダンス表示と共にアラーム音を発生させてもよい。
ここで、上述のステップB4においては、ピントの合否を判別するほかに、合否判別が不能(不定)という判別をするようにしている。たとえば、ピント合否を判断する際の判断基準値(条件データ)を“X”とすると、“X±α”を撮影条件記憶部4Cの条件データとして設定しておけば、ピント状態(合焦度)が“±α”で示される範囲であれば、合否不能と判別される。このようにステップB4で合否判別不能と判別された場合には、当該画像ファイルを合致フォルダ3に記録保存させるかを問い合わせるためのガイダンスを表示出力させる(ステップB5)。
図8は、カメラ撮影後のピント合否判断時において、合否判別不能と判別され場合のガイダンス画面を示した図である。
このガイダンス画面の上部領域G21には、合否判別不能を示す文字列がメッセージ表示され、また、この画面内の画像表示領域G22には、該当する撮影画像が貼り付け表示される。そして、このガイダンス画面には、貼り付け表示されている画像を合致フォルダ3に記録保存させるかを問い合わせるための二者選択式のチェックボックスC21、C22が設けられており、記録保存の有無に応じて何れかのチェック項目を選択指定するようにしている。なお、ガイダンス表示と共にアラーム音を発生させてもよい。
このガイダンス画面の上部領域G21には、合否判別不能を示す文字列がメッセージ表示され、また、この画面内の画像表示領域G22には、該当する撮影画像が貼り付け表示される。そして、このガイダンス画面には、貼り付け表示されている画像を合致フォルダ3に記録保存させるかを問い合わせるための二者選択式のチェックボックスC21、C22が設けられており、記録保存の有無に応じて何れかのチェック項目を選択指定するようにしている。なお、ガイダンス表示と共にアラーム音を発生させてもよい。
ここで、CPU1は、ガイダンス画面内の何れかのチェックボックスが選択されたかを調べ(ステップB6)、「記録する」のチェック項目が選択された場合には、図7に示すようなガイダンス画面を表示出力させた後(ステップB7)、この画像ファイルを合致フォルダ3に記録保存させる(ステップB8)。また、「記録しない」のチェック項目が選択された場合には(ステップB6でNO)、合致フォルダ3に記録保存されない旨を報知するガイダンス画面を表示出力させる(ステップB10)。
このようにして1枚目の画像に対する処理が終了すると、記録媒体5をアクセスして最後の画像に対する処理が終了したかをチェックし(ステップB9)、残りの未処理の画像があれば(ステップB9でNO)、次ぎの画像を指定した後(ステップB11)、記録媒体5から指定した1画像分の画像ファイル(圧縮画像)を読み出し、この画像を伸張してRAM4のワークエリア4Dに展開する(ステップB2)。以下、ステップB9で最後の画像であることが検出されるまで上述の動作が繰り返される。
尚、フローチャートでは示していないが、画像再生モードにおいて、合致フォルダ指定ボタン7Gが操作されると合致フォルダ3に記憶されている画像データが表示部に順次1画面ずつ表示され、通信モードにおいて合致フォルダ指定ボタン7Gが操作されると、合致フォルダ3に記憶されている全画像データが伝送制御部9を介して外部の電子機器に転送されるようになっている。
以上のように、この実施例においてCPU1は、撮像部10によって被写体をデジタル撮影した各撮影画像を記録媒体5に逐次記録すると共に、この撮影画像を解析してそのピント状態を認識し、このピント状態が撮影条件記憶部4Cの条件データに合致している場合には、当該撮影画像を合致画像として特定して合致フォルダ3に記録保存するようにしたから、逐次記録された各撮影画像を再生画面上で確認する作業を行うことなく、、この各撮影画像の中からピント状態が良好な画像のみを特定して合致フォルダ3に収集管理することが可能となると共に、合致画像群のプリントなどを素早く行うこと可能となる。
ここで、CPU1は、ピントが合っていない場合にはその旨をガイダンス画面に報知するようにしたから、たとえば、この報知が撮影直後であれば、撮り直しを行うことができるなど、条件不一致に応じた対応が可能となる。この際、ガイダンス画面には当該画像を記録媒体5から消去するか否かの問い合わせを行うと共に、この問い合わせ応答して画像消去がユーザ指示された際には、記録媒体5から当該撮影画像を消去するようにしたから、不必要な画像を記録媒体5から即座に消去することができる。
また、CPU1は、カメラ撮影時にRAM4をアクセスしてON/OFF情報「T」を参照し、ピント合否判断機能のON/OFF状態をチェックし、ピント合否判断機能がONされている場合には、撮影画像を記録媒体5に逐次記録する動作と共に、そのピント状態に応じて当該撮影画像を合致画像として記録保存する動作を実行するようにしたから、画像撮影時に合致画像を特定して記録保存することができる。また、カメラ撮影後にピント合否判断機能の起動が指示された場合には、記録媒体5に逐次記録されている各撮影画像を順次読み出してそのピント状態を認識すると共に、このピント状態に応じて当該撮影画像を合致画像として記録保存するようにしたから、カメラ撮影後であっても合致画像を特定して記録保存することができる。
カメラ撮影後にピント合否判断機能の起動が指示された場合において、CPU1は、ピント合否を判別することができなかった場合には、その旨を示すガイダンス画面を表示出力させると共に、当該画像を合致フォルダ3に記録保存するかの問い合わせを行い、これに応答してユーザ指示された指示内容に基づいて合致フォルダ3に記録するか否かを決定するようにしたから、ピント合否を自動判別することができなかった場合に、その判別をユーザに委ねることができる。
なお、上述した実施例においては、ピントの合否に基づいて合致画像を特定して合致フォルダ3に記録保存するようにしたが、ピントがどの程度合っているかのレベルを判断し、そのレベルに応じて合致画像を分類仕分けするようにしてもよい。
また、上述した実施例においては、ピントが合っている画像のみを特定して合致フォルダ3に記録保存するようにしたが、これとは逆に、ピントが合っていない画像のみを特定して合致フォルダ3に記録保存するようにしてもよい。この場合、ピント不良な画像を破棄対象の画像として特定するようにしてもよい。
また、上述した実施例においては、ピントが合っている画像のみを特定して合致フォルダ3に記録保存するようにしたが、これとは逆に、ピントが合っていない画像のみを特定して合致フォルダ3に記録保存するようにしてもよい。この場合、ピント不良な画像を破棄対象の画像として特定するようにしてもよい。
上述した実施例においては、ピントの合否を判別する際に、被写体部分(人物の目の部分)を解析してそのエッジ状態を認識するようにしたが、画像全体のコントラストが基準値よりも低いか否かによってピント状態を判別するようにしてもよく、さらに、輝度、色合いが基準値を満たしているか否かによって撮影状態を判別するようにしてもよく、被写体が人物であれば、標準的な肌色を基準としてもよい。また、撮影状態はピントの合否に限らず、たとえば、被写体の構成要素を解析することによって被写体の一部が欠けているか否かを判別するようにしてもよい。
その他、電子スチルカメラに限らず、ビデオ撮影機能を備えたデジタルカメラ、カメラ機能付きの携帯電話、カメラ機能付きPDA、カメラ機能付き音楽再生機などにも適用可能である。
その他、電子スチルカメラに限らず、ビデオ撮影機能を備えたデジタルカメラ、カメラ機能付きの携帯電話、カメラ機能付きPDA、カメラ機能付き音楽再生機などにも適用可能である。
一方、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(たとえば、CD−ROM、フレキシブルディスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、被写体をデジタル撮影した各撮影画像を逐次記録する機能と、撮影画像を解析することによってその撮影状態を認識する機能と、この撮影状態が予め定められている条件に合致しているか否かを判別する機能と、条件合致が判別された場合に当該撮影画像を合致画像として特定する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
1 CPU
2 記憶部
3 合致ホルダ
4 RAM
4A 撮影条件記憶部
5 記録媒体
7 入力部
8 表示部
10 撮像部
7B シャッターボタン
7F ON/OFF設定ボタン
2 記憶部
3 合致ホルダ
4 RAM
4A 撮影条件記憶部
5 記録媒体
7 入力部
8 表示部
10 撮像部
7B シャッターボタン
7F ON/OFF設定ボタン
Claims (9)
- 被写体を撮影する撮像手段と、
この撮像手段によって撮影された各撮影画像を逐次記録する撮影画像記憶手段と、
前記撮影画像を解析することによってその撮影状態が予め定められている条件に合致しているか否かを判別する判別手段と、
この判別手段によって条件合致が判別された場合に当該撮影画像を合致画像として記憶する合致画像記憶手段と、
を具備したことを特徴とする撮像装置。 - 前記判別手段は、撮影画像に含まれている被写体部分を解析してそのピント状態が予め決められている条件に合致しているか否かに基づいてピントの合否を判別するようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記条件合致の場合には当該撮影画像を合致画像として合致画像記憶手段に記憶すると共に、条件不一致の場合にはその旨を報知するようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記条件不一致の報知に応答して画像消去がユーザ指示された場合に、前記撮影画像記憶手段に記録されている撮影画像群の中から当該撮影画像を消去するようにしたことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
- 更に、前記判別手段による判別を実行させるか否かを任意に切り換え指定する切り換え手段を設け、前記撮像手段によって画像撮影を行う際に前記判別手段の実行が指定されていない場合には、前記判別手段による判別を実行しないことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 更に、前記撮影手段による画像撮影後に前記判別手段を実行させる判別起動指示手段を備え、前記画像記憶手段に既に記録されている撮影画像を順次読み出して前記判別手段による判別を実行することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の撮像装置。
- 更に、前記判別手段による判別が不可能であった場合にその旨を報知する報知手段を設けたことを特徴とする請求項1あるいは請求項6記載の撮像装置。
- 前記合致画像記憶手段は前記撮影画像記憶手段とは別途に設けられていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の撮像装置。
- コンピュータに対して、
被写体をデジタル撮影した各撮影画像を逐次記録する機能と、
撮影画像を解析することによってその撮影状態を認識する機能と、
この撮影状態が予め定められている条件に合致しているか否かを判別する機能と、
条件合致が判別された場合に当該撮影画像を合致画像として特定する機能と、
を実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005063496A JP2006253761A (ja) | 2005-03-08 | 2005-03-08 | 撮像装置およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005063496A JP2006253761A (ja) | 2005-03-08 | 2005-03-08 | 撮像装置およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006253761A true JP2006253761A (ja) | 2006-09-21 |
Family
ID=37093819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005063496A Pending JP2006253761A (ja) | 2005-03-08 | 2005-03-08 | 撮像装置およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006253761A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011024067A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Sony Corp | 画像処理装置および方法、並びにプログラム |
JP2017215337A (ja) * | 2011-03-31 | 2017-12-07 | ノバラム ディーエックス リミテッド | ソフトウェアアプリケーションおよびプロセッサ |
-
2005
- 2005-03-08 JP JP2005063496A patent/JP2006253761A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011024067A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Sony Corp | 画像処理装置および方法、並びにプログラム |
US8698910B2 (en) | 2009-07-17 | 2014-04-15 | Sony Corporation | Apparatus, camera, method, and computer-readable storage medium for generating advice for capturing an image |
JP2017215337A (ja) * | 2011-03-31 | 2017-12-07 | ノバラム ディーエックス リミテッド | ソフトウェアアプリケーションおよびプロセッサ |
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