JP2006196546A - ウエハ検査装置及びウエハ検査方法 - Google Patents

ウエハ検査装置及びウエハ検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
半導体ウエハの検査にかかる測定時間を短縮するウエハ検査装置及びウエハ検査方法を提供すること。
【解決手段】
本発明の一態様にかかるウエハ検査装置200は、1つのパッケージにマウントする複数の半導体素子100が隣接して形成されているウエハの検査装置であって、複数の半導体素子100に対して同時にゲート電圧を印加するゲート電圧端子203と、複数の半導体素子のドレイン−ソース間電流を同時に測定する電流端子202とを有するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウエハ検査装置及びウエハ検査方法に関する。
パワーMOSFET、ダイオードなどの個別素子や複合素子のチップを2つ同時にマウントして、2系統の入力信号によって動作する機能を持たせたパッケージを製造する場合がある。この場合、半導体ウエハ上において、隣り合わせに形成された2つのチップを1つのパッケージとして同時にマウントするため、隣り合わせの2つのチップの両方が良品である必要がある。
パワーMOSFETなどの個別素子は、ドレイン、ゲート、ソースといった端子しかなく、高電圧、大電流で、低抵抗の測定精度を要求されている。このため、電源系、測定系は、1ユニットしかなく、並列測定の検査装置は存在しない。したがって、半導体ウエハ上に形成されたチップの性能は、1つずつ測定を行うことによって検査されていた。
従来、半導体ウエハ上に形成されたチップの検査は、次のようにしてなされていた。図4は、半導体ウエハ上に形成されたパワーMOSFET10の性能検査を説明する概略図である。ここでは説明の簡略化のため、半導体ウエハ上にパワーMOSFET10が、第1のチップ、第2のチップ、第3のチップ、第4のチップと4個並列に形成されている場合について図示している。各パワーMOSEFT10の表面にはソースアルミパッド11及びゲートアルミパッド12が形成されており、一方、裏面には全てのチップに共通の裏面ドレイン端子(不図示)が略全面に形成されている。
これらのパワーMOSFET10の性能検査を行う検査装置20は、ソース電圧端子Sv21、ソース電流端子Si22、ゲート電圧端子Gv23、ゲート電流端子Gi24を備えている。また、それぞれの端子は、パワーMOSFET10のソースアルミパッド11及びゲートアルミパッド12に電流や電圧を印加するプローブ25を備えている。また、パワーMOSFET10の裏面ドレイン端子に接触される検査装置のドレイン端子(不図示)を備えている。
パワーMOSFET10の性能検査を行う場合、図4に示すように、まず第1のチップのソースアルミパッド11に、ソース電圧端子Sv21とソース電流端子Si22とにそれぞれ接続されたプローブ25を接触させる。また、同時に第1のチップのゲートアルミパッド12に、ゲート電圧端子Gvのプローブとゲート電流端子Giとにそれぞれ接続されたプローブ25を接触させる。裏面ドレイン端子は、検査装置20のドレイン端子に接触され、電気的に接続されている。ゲート電圧及びゲート電流は、任意の値である。
上記のような接続状態において、第1のチップのドレイン電流I1−ドレイン電圧V1の特性を測定する。そして、あるドレイン電圧のときのドレイン電流が、あらかじめ設定してある判定規格内(図5、斜線部)であれば、第1のチップのドレイン電流I1−ドレイン電圧V1特性は合格であり、該第1のチップを良品と判定する(図5、参照)。
第1のチップの良否判定が終わると、次に第2のチップについて、上述した測定方法を実行し、同様にドレイン電圧V2−ドレイン電流I2特性を測定して、良否判定を行う。その後、第3のチップ、第4のチップを測定するときも同様に、1チップごとに測定し、良否判定を行う。
図4及び図5に示すように、従来のパワーMOSFET10の検査方法では、1つのチップごとにドレイン電流I−ドレイン電圧Vの測定を行う。したがって、測定にかかる時間は、1つのチップにかかる検査時間×1つの半導体ウエハ上に形成されたチップ数となる。近年、チップサイズはより小さくなり、半導体ウエハ上には多数のチップが形成されている。このため、チップの性能検査にかかる時間は非常に長くなり、製造コストが上昇してしまう問題が発生していた。
そこで、特許文献1では、検査にかかる時間を短縮させたチップの検査方法について開示されている。図6に示すように、各チップ1には、良否判定素子2が配置されている。また、各良否判定素子2は、各チップ1に跨って電気的に接続されている。この検査方法は、半導体ウエハ全体にわたって1つのチップごとに性能検査を行うものではなく、測定端子を選択することによって、全体から部分へと不良チップの抽出を絞り込んでいく構成となっている。
特開平3−89529号公報
しかしながら、本発明が対象としているパワーMOSあるいはダイオードなどの個別素子や複合素子のチップでは、チップ上に良否判定素子を形成する場所的な余裕は全くなく、上述した特許文献1に記載の方法は適用することができない。
また、パワーMOSFETなどは、比較的チップ自体のコストは低く、良品率が高い。したがって、製造コストの上昇は、チップの性能検査にかかる時間が支配的な要因となっている。
また、半導体ウエハ上において隣り合うチップをセットにして、1つのパッケージに組み立てる場合、一方のチップが良品であっても、もう一方のチップが不良品であることがある。このような場合、1つのパッケージ、すなわち1つの製品として全体が不良となってしまう。また、性能検査は、すべてのチップ対してそれぞれ行うため、不良品のパッケージ内の一方の良品のチップの性能検査にかかる測定時間がムダとなってしまう。
1チップごとの性能検査の結果から、隣り合わせの2つのチップが両方とも良品である真の良品数を求めることは、非常に困難な作業で、複雑なソフトウェアの開発が必須である。また、マウント時にも、特別なソフトウェアを用いて、マウントする2つのチップが両方とも良品であるかどうかを識別する必要がある。ウエハ検査のハードウェアは、個別素子の売価の比率で考えると非常に高価格であり、ウエハ検査の費用低減が大きな課題である。
本発明にかかるウエハ検査装置は、1つのパッケージにマウントする複数の半導体素子が隣接して形成されているウエハの検査装置であって、前記複数の半導体素子に対して同時にゲート電圧を印加するゲート電圧端子と、前記複数の半導体素子のドレイン−ソース間電流を同時に測定する電流端子とを有するものである。これによって、半導体ウエハ上に形成された隣接する半導体素子を同時に測定することができ、検査にかかる時間を短縮することが可能である。
本発明によれば、半導体素子の検査にかかる測定時間を短縮することが可能である。また、半導体ウエハ上において隣接する複数のチップを同時にマウントして1つのパッケージとする場合の、ムダな検査を省略可能にすることができる。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1にかかる半導体ウエハの検査装置について、図1を参照して説明する。図1は、本実施の形態にかかる半導体ウエハの検査装置の構成を示す模式的概略図である。ここでは説明の簡略化のため、パワーMOSFET100が、第1のチップ、第2のチップ、第3のチップ、第4のチップと、4個並列に形成されている半導体ウエハを検査する場合について図示している。各パワーMOSEFT100の表面にはソースアルミパッド101及びゲートアルミパッド102が形成されており、一方、裏面には全てのチップに共通の裏面ドレイン端子(不図示)が略全面に形成されている。
これらのパワーMOSFET100の性能検査を行うウエハ検査装置200は、ソース電圧端子Sv201、ソース電流端子Si202、ゲート電圧端子Gv203、ゲート電流端子Gi204を備えている。また、それぞれの端子は、パワーMOSFET100のソースアルミパッド101及びゲートアルミパッド102に電流や電圧を印加するプローブ205を備えている。また、パワーMOSFET100の裏面ドレイン端子に接触されるテスターのドレイン端子(不図示)を備えている。
ソース電流端子Si202は、隣接する2つのパワーMOSFET100のソースアルミパッド101に同時に接触するように、ソース電流端子Si202と電気的に接続された2つのプローブ205を備えている。
また、ゲート電流端子Gi204は、隣接する2つのパワーMOSFET100のゲートアルミパッド102に同時に接触するように、ゲート電流端子Gi204と電気的に接続された2つのプローブ205を備えている。
半導体ウエハ上のパワーMOSFET100の性能検査を行う場合、まず、第1のチップのソースアルミパッド101には、ソース電圧端子Svに接続されたプローブ205と、ソース電流端子Siに接続されたプローブ205の2本が接触される。また、第2のチップのゲートアルミパッド102には、ゲート電圧端子Gvに接続されたプローブ205と、ゲート電流端子Giに接続されたプローブ205の2本が接触される。
同時に、第1のチップに隣接した第2のチップのソースアルミパッド101上には、ソース電流端子Si202と電気的に接続されているプローブ205が接触される。また、第2のチップのゲートアルミパッド102上には、ゲート電流端子Gi204と電気的に接続されているプローブ205が接触される。
すなわち、ソース電流端子Si202に接続されている2本のプローブ205はそれぞれ、隣接する2つのパワーMOSFET100のソースアルミパッド101に同時に接触される。また、ゲート電流端子Gi204に接続されている2本のプローブはそれぞれ、隣接する2つのパワーMOSFET100のゲートアルミパッド102に同時に接触される。
ソース電圧端子Sv201から第1のチップのソースアルミパッド101に印加される所定の電圧は、ソース電流端子Siに接続されたプローブ205を介して、第2のチップのソースアルミパッド101にも印加される。また、ゲート電圧端子Gv203から第1のチップのゲートアルミパッド102に印加される所定の電圧は、ゲート電流端子Giに接続されたプローブ205を介して、第2のチップのゲートアルミパッド102にも印加される。つまり、隣接する2つのパワーMOSFET100の性能検査を同時に行うことが可能である。
なお、ソース電圧端子Sv201及びゲート電圧端子Gv203にそれぞれ2本のプローブ205を接続し、隣接する2つのパワーMOSFET100のソースアルミパッド101及びゲートアルミパッド102にそれぞれ電圧を印加するようにしてもよい。
図2を参照して、半導体ウエハの検査方法について説明する。図2(a)は、ウエハ検査装置200に接続された状態の第1のチップ及び第2のチップの回路図であり、図2(b)は、ウエハ検査装置200によって測定された電気的特性を示す図である。ウエハ検査装置200の各プローブ205は、上述したように、第1のチップ及び第2のチップのソースアルミパッド101及びゲートアルミパッド102にそれぞれ接続されている。
図2(a)に示すように、2つのパワーMOSFET100は、並列に接続されている。このような接続状態において、まず、ある特定のゲート電圧を印加する。このゲート電圧は、任意の値とする。そして、第1のチップ及び第2のチップをまとめたドレイン電流I−ドレイン電圧Vの特性を一度に測定する。その後、あらかじめ設定されたあるドレイン電圧時のドレイン電流が判定規格内(図2(b)斜線部)であれば、第1のチップ及び第2のチップのドレイン電流I−ドレイン電圧V特性は合格と判定する。すなわち、第1のチップ及び第2のチップはまとめて良品と判定される。
一方、あらかじめ設定されたあるドレイン電圧時のドレイン電流が判定規格外(図2(b)白い部分)であれば、第1のチップ及び第2のチップのドレイン電流I−ドレイン電圧V特性は不合格と判定する。すなわち、第1のチップ及び第2のチップはまとめて不良品と判定される。つまり、2つのチップのうち一方でも不良品である場合、これら2つともが不良品であるとする。
その後、第3のチップ及び第4のチップを同時に性能検査のための測定を行う。第3のチップ及び第4のチップを測定するときも同様に、2チップ同時に測定し、パワーMOSFET100の良否判定を実行する。このように図2に示すような電気的に接続した回路において、2つのチップのドレイン電流I−ドレイン電圧Vを1度に測定するため、2つのパワーMOSFET100の良否判定を同時に行うことが可能である。
パワーMOSFETは、比較的チップ自体のコストは低く、良品率が高い。したがって、製造コストの上昇は、チップの性能検査にかかる時間が支配的な要因となっていた。しかし、上述のように、2つまとめて良否判定を行っているので、検査にかかる時間を短縮することが可能である。
また、隣接する2つのパワーMOSFET100が、1つのパッケージとして同時にマウントされる場合、従来、1つ1つ測定を行っていた場合には、片方のみが良品と判定されても、パッケージとしては不良品となっていた。しかし、同時にマウントする2つのパワーMOSFET100をまとめて良否判定しているため、ムダな検査(片方のみが良品と判定される検査)を省略することができる。
このように、2つのパワーMOSFET100を1つのセットとする製品(1パッケージ)を製造する場合の半導体ウエハの検査において、測定時間を1/2に短縮することができる。したがって、半導体ウエハの検査工程にかかる時間を短縮することができ、単位時間当たりの生産数を向上させ、製造コストを低減させることが可能である。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2にかかる半導体ウエハの検査装置200の構成について説明する。図3は、実施の形態2にかかる半導体ウエハの検査装置200の構成を説明する模式的概略図である。図3において、図1と同じ構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。本実施の形態において、実施の形態1と異なる点は、ソース電流端子Si202、ゲート電流端子Gi204にそれぞれ接続されているプローブ205が3つずつ設けられている点である。
ここでもまた、上述したように、説明の簡略化のため、パワーMOSFET100が、第1のチップ、第2のチップ、第3のチップ、第4のチップと、4個並列に形成されている半導体ウエハを検査する場合について図示している。各パワーMOSEFT100の表面にはソースアルミパッド101及びゲートアルミパッド102が形成されており、一方、裏面には全てのチップに共通の裏面ドレイン端子(不図示)が略全面に形成されている。
これらのパワーMOSFET100の性能検査を行うウエハ検査装置200は、実施の形態1において説明したように、ソース電圧端子Sv201、ソース電流端子Si202、ゲート電圧端子Gv203、ゲート電流端子Gi204を備えている。また、それぞれの端子は、MOSFET100のソースアルミパッド101及びゲートアルミパッド102に電流や電圧を印加するプローブ205を備えている。また、MOSFET100の裏面ドレイン端子に接触されるテスターのドレイン端子(不図示)を備えている。
ソース電流端子Si202は、隣接する3つのMOSFET100のソースアルミパッド101に同時に接触するように、電気的に接続された3つのプローブ205をそれぞれ備えている。また、ゲート電流端子Gi204は、隣接する3つのMOSFET100のゲートアルミパッド102に同時に接触するように、ゲート電流端子Gi204と電気的に接続された3つのプローブ205をそれぞれ有している。
半導体ウエハ上のMOSFET100の性能検査を行う場合、まず、上述したように、第1のチップのソースアルミパッド101には、ソース電圧端子Svに接続されたプローブ205と、ソース電流端子Siに接続されたプローブ205の2本が接触される。また、第2のチップのゲートアルミパッド102には、ゲート電圧端子Gvに接続されたプローブ205と、ゲート電流端子Giに接続されたプローブ205の2本が接触される。
同時に、第1のチップに隣接した第2のチップのソースアルミパッド101上には、ソース電流端子Si202と電気的に接続されているプローブ205が接触される。また、第2のチップのゲートアルミパッド102上には、ゲート電流端子Gi204と電気的に接続されているプローブ205が接触される。さらに、第2のチップに隣接した第3のチップのソースアルミパッド101上には、ソース電流端子Si202と電気的に接続されているもう1つのプローブ205が接触されている。また、第3のチップのゲートアルミパッド102上には、ゲート電流端子Gi204と電気的に接続されているもう1つのプローブ205が接触される。
すなわち、ソース電流端子Si202に接続されている3本のプローブ205は、隣接する3つのパワーMOSFET100のソースアルミパッド101に同時に接触する。また、ゲート電流端子Gi203に接続されている3本のプローブは、隣接する3つのパワーMOSFET100のゲートアルミパッド102に同時に接触する。つまり、3つのパワーMOSFET100の性能検査を同時に行うことが可能である。
ソース電圧端子Sv201から第1のチップのソースアルミパッド101に印加される所定の電圧は、ソース電流端子Siに接続された3本のプローブ205を介して、第2のチップ及び第3のチップのソースアルミパッド101にも印加される。また、ゲート電圧端子Gv203から第1のチップのゲートアルミパッド102に印加される所定の電圧は、ゲート電流端子Giに接続されたプローブ205を介して、第2のチップ及び第3のチップのゲートアルミパッド102にも印加される。つまり、隣接する3つのパワーMOSFET100の性能検査を同時に行うことが可能である。
なお、ソース電圧端子Sv201及びゲート電圧端子Gv203にそれぞれ3本のプローブ205を接続し、隣接する3つのパワーMOSFET100のソースアルミパッド101及びゲートアルミパッド102にそれぞれ電圧を印加するようにしてもよい。
これらのパワーMOSFET100の良否判定は、上述したような検査方法を用いて実行する。すなわち、3つのパワーMOSFET100にそれぞれのプローブ205が接続した状態において、まず、ある特定のゲート電圧を印加する。そして、第1のチップ、第2のチップ及び第3のチップをまとめたドレイン電流I−ドレイン電圧Vの特性を一度に測定する。その後、あらかじめ設定されたあるドレイン電圧時のドレイン電流が判定規格内であれば、第1のチップ、第2のチップ及び第3のチップをまとめて良品と判定する。
一方、あらかじめ設定されたあるドレイン電圧時のドレイン電流が判定規格外であれば、第1のチップ、第2のチップ及び第3のチップはまとめて不良品と判定される。つまり、3つのチップのうち1つでも不良品である場合、これら3つともが不良品であるとする。
上述のように、3つまとめて良否判定を行っているので、検査にかかる時間をさらに短縮することが可能である。また、隣接する3つのパワーMOSFET100が、1つのパッケージとして同時にマウントされる場合、従来、1つ1つ測定を行っていた場合には、3つのうちの1つのみが良品と判定されても、パッケージとしては不良品となっていた。しかし、同時にマウントする3つのパワーMOSFET100をまとめて良否判定しているため、ムダな検査(3つのチップセットのうちのいずれかが良品と判定されるような検査)を省略することができる。このようにすることによって、3つのチップを1つのセットとする製品(1パッケージ)を製造する工程の半導体ウエハの検査において、測定時間を1/3に短縮することができる。
同様の技術的思想により、N個のチップをひとつのセットとする製品(1パッケージ)を製造する場合、の半導体ウエハの検査において、測定時間を1/Nに短縮することができる。したがって、複数のパワーMOSFET100を1つのセットとして1つのパッケージを製造するときにかかる時間を短縮することができ、単位時間当たりの製造生産数を向上させ、製造コストを低減させることが可能である。
また、ここでは、説明のためにパワーMOSFETを検査する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ダイオードなどを複数個まとめて1つのパッケージとしてマウントする場合などの、半導体ウエハの検査にも用いることができる。
本発明の実施の形態1にかかるウエハ検査装置の一例を説明する模式的概略図である。 本発明の実施の形態1にかかるウエハ検査方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態2にかかるウエハ検査装置の一例を説明する模式的概略図である。 従来のウエハ検査装置及を説明する図である。 従来のウエハ検査方法を説明する図である。 従来の良品判定素子の配置を示す図である。
符号の説明
100 パワーMOSEFT
101 ゲートアルミパッド
102 ソースアルミパッド
200 検査装置
201 ソース電圧端子
202 ソース電流端子
203 ゲート電圧端子
204 ゲート電流端子
205 プローブ

Claims (10)

  1. 1つのパッケージにマウントする複数の半導体素子が隣接して形成されているウエハの検査装置であって、
    前記複数の半導体素子に対して同時にゲート電圧を印加するゲート電圧端子と、
    前記複数の半導体素子のドレイン−ソース間電流を同時に測定する電流端子とを有するウエハ検査装置。
  2. ソース電流端子に接続される複数の第1のプローブと、
    ゲート電流端子に接続される複数の第2のプローブと、
    を有し、
    前記複数の第1のプローブを、前記ウエハ上において隣接する半導体素子のソースパッドに同時に接触させ、
    前記複数の第2のプローブを、前記ウエハ上において隣接する半導体素子のゲートパッドに同時に接触させる請求項1に記載のウエハ検査装置。
  3. ソース電圧端子に接続される第3のプローブと、ゲート電圧端子に接続される第4のプローブとをさらに備え、
    前記第3のプローブを前記複数の第1のプローブが接触しているソースパッドのうちの1つに接触させ、
    前記第4のプローブを前記複数の第2のプローブが接触しているゲートパッドのうちの1つに接触させる請求項1又は2に記載のウエハ検査装置。
  4. 1つのパッケージにマウントする、ウエハ上において隣接する半導体素子の個数に対応して、前記第1のプローブ及び前記第2のプローブが設けられている請求項1、2又は3に記載のウエハ検査装置。
  5. 前記1つのパッケージにマウントする、ウエハ上において隣接する半導体素子を1つのセットとして検査を行い、不良と判定された場合、該セットをまとめて不良と判定する請求項1〜4のいずれか1項に記載のウエハ検査装置。
  6. 1つのパッケージにマウントする複数の半導体素子が隣接して形成されているウエハの検査方法であって、
    前記複数の半導体素子に対して同時にゲート電圧を印加し、
    前記複数の半導体素子のドレイン−ソース間電流を同時に測定するウエハ検査方法。
  7. ソース電流端子に接続される複数の第1のプローブを前記ウエハ上において隣接する半導体素子のソースパッドに同時に接触させ、
    ゲート電流端子に接続される複数の第2のプローブを前記ウエハ上において隣接する半導体素子のゲートパッドに同時に接触させる請求項6に記載のウエハ検査方法。
  8. ソース電圧端子に接続される第3のプローブを前記複数の第1のプローブが接触しているソースパッドのうちの1つに接触させ、
    ゲート電圧端子に接続される第4のプローブを前記複数の第2のプローブが接触しているゲートパッドのうちの1つに接触させる請求項6又は7に記載のウエハ検査方法。
  9. 1つのパッケージにマウントする、ウエハ上において隣接する半導体素子の個数に対応して、前記第1のプローブ及び前記第2のプローブが設けられている請求項6、7又は8に記載のウエハ検査方法。
  10. 前記1つのパッケージにマウントする隣接する半導体素子を1つのセットとして検査を行い、不良と判定された場合、該セットをまとめて不良と判定する請求項6〜9のいずれか1項に記載のウエハ検査方法。
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