JP2006194274A - チェーン - Google Patents

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勝敏 園田
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【課題】チェーンの許容摩耗伸びまでの間、スプロケットの歯形による打音発生防止効果が減少するのを抑制できるチェーンを提供する。
【解決手段】外周に回転自在に装着されるローラ14を有する一対のブシュ13,13の両端部を一対の内プレート12,12のブシュ穴に圧入して構成される内リンク15と、一対のピン17,17の両端部を一対の外プレート16,16のピン穴に圧入して構成される外リンク18とを、ブシュ13内に挿入したピン17により交互に連結したローラチェーン11において、外リンク18のピン間ピッチP4を標準のローラチェーン1の外リンク8のピン間ピッチp4より小さくすることにより、予め外リンク18のピッチP2を内リンク15のピッチP1より小さく設定したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、スプロケットと噛み合うときに発生する打音(騒音)をスプロケットの歯形の改良により低減するチェーン用スプロケットに使用して好適なチェーンに関するものである。
従来、チェーンがスプロケットと噛み合うときに発生する打音(騒音)をスプロケットの歯形の改良により低減するチェーン用スプロケットとして、スプロケットの歯のピッチをチェーンのピッチと略同一に設定し、歯の間にチェーンのローラが収まる歯底部を形成したチェーン用スプロケットにおいて、少なくともスプロケットの進行方向に対して各々の歯形の後ろ側の歯面に、噛み合うローラの中心点に一致する隣り合う歯底部の中心点を中心とする円弧形に湾曲する円弧部を形成し、この円弧部の曲率半径をチェーンのピッチからローラの回転半径を差し引いた値とし、円弧部と歯底部とは段差なく滑らかに連続させたチェーン用スプロケットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2890955号公報
上記特許第2890955号公報に開示されたチェーン用スプロケットによれば、スプロケットへのローラチェーンの巻き込み時にチェーンのローラがスプロケットの円弧部に転接することにより、ローラが歯底部に衝突する速度を緩和し、ローラチェーンとスプロケットの間で打音が発生することを防止している。そして、このスプロケットには標準のローラチェーン(すなわち内リンクのピッチと外リンクのピッチが同一のローラチェーン)、例えば、JISB1801のA系ローラチェーンに準拠したローラチェーンがそのまま使用されることを前提としている。
そこで、標準のローラチェーン(JISB1801のA系ローラチェーンに準拠したローラチェーン)が摩耗によって伸びた場合の上記特許第2890955号公報に開示されたチェーン用スプロケットによる上記の打音発生防止効果について以下検討する。
ローラチェーンが摩耗によって伸びた場合、内リンクのピッチは変化せず、外リンクのピッチが大きくなる。その理由は、ローラチェーンの摩耗はブシュ内径とピン外径との間で生じ、ブシュ内径とピン外径との間のクリアランスが増加する。そして、内リンクのピッチはブシュ間ピッチにより決まるのに対して、外リンクのピッチはピン間ピッチと、ブシュ内径とピン外径との間のクリアランスとにより決まる。したがって、内リンクのピッチは変化しないが、外リンクのピッチはブシュ内径とピン外径との間の摩耗によるクリアランスの増加分だけ大きくなる。
以下に、標準のローラチェーンとして、JISB1801のA系ローラチェーンの呼び番号80に準拠したローラチェーンを例にローラチェーンの摩耗による伸びについて、図3、図4を参照して具体的に説明する。図3は従来の標準のローラチェーンの部分断面図である。図4は図3に示す標準のローラチェーンが摩耗により許容伸び(1.5%)まで伸びた状態の部分断面図である。
図3、図4に示すように、JISB1801のA系ローラチェーンの呼び番号80に準拠したローラチェーン1(以下、単にローラチェーン1という)は、外周に回転自在に装着されるローラ4を有する一対のブシュ3,3の両端部を一対の内プレート2,2のブシュ穴に圧入して構成される内リンク5と、一対のピン7,7の両端部を一対の外プレート6,6のピン穴に圧入して構成される外リンク8とを、ブシュ3内に挿入したピン7により交互に連結して構成されている。なお、ローラチェーン1は、内リンク5と外リンク8とをピン7により交互に連結した後にピン7の両端がかしめられている。
次に、ローラチェーン1の各寸法を以下に示す。図3に示す摩耗前のローラチェーン1の各寸法は、内リンク5のピッチp1は25.40mm、内リンク5のブシュ間ピッチp3は25.40mm、ブシュ内径3dは8.095mm、ピン外径7dは7.94mm、ブシュ内径3dとピン外径7d間のクリアランスcは0.155mm、外リンク8のピッチp2は25.40mm、外リンク8のピン間ピッチp4は25.245mmである。
また、図4に示す許容摩耗後のローラチェーン1は、摩耗により許容伸び(1.5%)まで伸びた状態を示しており、ローラチェーン1の摩耗による許容伸び(1.5%)の許容チェーン伸び量ΔP(チェーンの公称ピッチPに対する許容チェーン伸び量)は0.762mmである。そして、ローラチェーン1の摩耗は、ブシュ内径3dとピン外径7d間で生じるから、図4に示す許容摩耗後のローラチェーン1の各寸法において、内リンク5のピッチp1(25.40mm)、内リンク5のブシュ間ピッチp3(25.40mm)、ブシュ内径3d(8.095mm)及び外リンク8のピン間ピッチp4(25.245mm)は、図3に示す摩耗前のローラチェーン1の各寸法と同一であり、摩耗後のピン外径7d’は7.178mm、ブシュ内径3dとピン外径7d’間の摩耗後のクリアランスc’は0.917mm、摩耗後の外リンク8のピッチp2’は26.162mmとなっている。なお、ブシュ内径3dとピン外径7d間での摩耗は、図4に示す例では、ピン外径7d’のみに生じた場合を示している。
以上の記載から明らかなように、図3に示す摩耗前のローラチェーン1の内リンク5のピッチp1と図4に示す許容摩耗後のローラチェーン1の内リンク5のピッチp1は、ともには25.40mmで変化はない。しかし、図3に示す摩耗前のローラチェーン1の外リンク8のピッチp2は25.40mmであるのに対して、図4に示す許容摩耗後のローラチェーン1の外リンク8のピッチp2’は26.162mmとなっている。これは、図4に示す許容摩耗後のクリアランスc’(0.917mm)が図3に示す摩耗前のクリアランスc(0.155mm)より増加していることに起因するもので、クリアランスc’(0.917mm)とクリアランスc(0.155mm)との差(0.917mm−0.155mm=0.762mm)分だけ、図4に示す許容摩耗後のローラチェーン1の外リンク8のピッチp2’(26.162mm)は図3に示す摩耗前のローラチェーン1の外リンク8のピッチp2(25.40mm)より大きくなっている。これにより、ローラチェーン1の許容摩耗伸びまでの間で、ローラチェーン1の摩耗の進行に比例して内リンク5のピッチp1と外リンク8のピッチp2’間のピッチ差が拡大することになる。そして、内リンク5のピッチp1(25.40mm)と外リンク8のピッチp2’(26.162mm)のピッチ差は最大で0.762mmとなる。
そして、上記特許第2890955号公報に開示されたチェーン用スプロケットに図3に示す標準のローラチェーン1(すなわち内リンク5のピッチp1と外リンク8のピッチp2が同一のローラチェーン1)を使用した場合、ローラチェーン1の許容摩耗伸びまでの間で、ローラチェーン1の摩耗の進行に比例して内リンク5のピッチp1と外リンク8のピッチp2’間のピッチ差が拡大し、上記チェーン用スプロケットの円弧部による上記の打音発生防止効果が減少する、いう問題がある。この点をさらに詳述すると、ローラチェーン1の摩耗による伸びが初期の間は、内リンク5のピッチp1と外リンク8のピッチp2’との差があまり大きくなっていないので、スプロケットへのローラチェーン1の巻き込み時に内外リンク5,8のローラはいずれもスプロケットの円弧部に転接し、ローラが歯底部に衝突する速度を緩和し、ローラチェーン1とスプロケットの間で打音が発生することを防止する。しかし、上述のように、内リンク5のピッチp1は変化しないため内リンク5のローラはスプロケットの円弧部に転接するが、ローラチェーン1の摩耗による伸びが進行するに比例して、外リンク8のピッチp2’は大きくなるので外リンク8のローラはスプロケットの円弧部に転接しなくなり、スプロケットの円弧部による上記の打音発生防止効果が減少する。
また、上記特許第2890955号公報に開示されたチェーン用スプロケットに、ローラを有しない標準のブシュチェーン(すなわち内リンクのピッチと外リンクのピッチが同一のブシュチェーン)(図示しない)を使用した場合は、ブシュの外周面が上記スプロケットの円弧部に係合するものである。したがって、上記標準のローラチェーン1を使用した場合と同様に、ブシュチェーンの許容摩耗伸びまでの間で、ブシュチェーンの摩耗の進行に比例して内リンクのピッチと外リンクのピッチ間のピッチ差が拡大し、上記チェーン用スプロケットの円弧部による上記の打音発生防止効果が減少する、いう問題が発生する。
そこで、本発明は、チェーンの許容摩耗伸びまでの間、スプロケットの歯形による打音発生防止効果が減少するのを抑制できるチェーンを提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、外周に回転自在に装着されるローラを有するか又は該ローラを有しない一対のブシュの両端部を一対の内プレートのブシュ穴に圧入して構成される内リンクと、一対のピンの両端部を一対の外プレートのピン穴に圧入して構成される外リンクとを、前記ブシュ内に挿入した前記ピンにより交互に連結したチェーンにおいて、予め前記外リンクのピッチを前記内リンクのピッチより小さく設定したものである。
請求項1記載の発明によれば、内リンクと外リンクをピンにより交互に連結したチェーンにおいて、予め外リンクのピッチを内リンクのピッチより小さく設定したので、チェーンの許容摩耗伸びまでの間、内リンクのピッチと外リンクのピッチとのピッチ差が小さくなり、スプロケットの歯形による打音発生防止効果が減少するのを抑制できるという効果を有する。
請求項1記載の発明をローラチェーンに適用した実施の形態は次のとおりである。
外周に回転自在に装着されるローラを有する一対のブシュの両端部を一対の内プレートのブシュ穴に圧入して構成される内リンクと、一対のピンの両端部を一対の外プレートのピン穴に圧入して構成される外リンクとを、ブシュ内に挿入したピンにより交互に連結したローラチェーンにおいて、外リンクのピン間ピッチを標準のローラチェーンの外リンクのピン間ピッチより小さくすることにより、予め外リンクのピッチを内リンクのピッチより小さく設定したものである。その実施例を以下に説明する。
本発明に係る実施例を図1、図2に基づいて説明する。図1は本発明の実施例に係るローラチェーンの部分断面図である。図2は図1に示すローラチェーンが摩耗により許容伸び(1.5%)まで伸びた状態の部分断面図である。
図1に示す本発明に係る実施例のローラチェーン11は、JISB1801のA系ローラチェーンの呼び番号80(ピッチが25.40mm)に準拠したローラチェーンを改良して、後述するように、内リンク15のピッチP1を25.40mmとし、外リンク18のピッチP2を25.019mmとし、外リンク18のピッチP2を内リンク15のピッチP1より小さく設定したものである。
本発明に係る実施例のローラチェーン11について、以下詳細に説明する。図1、図2に示すように、本発明に係る実施例のローラチェーン11は、外周に回転自在に装着されるローラ14を有する一対のブシュ13,13の両端部を一対の内プレート12,12のブシュ穴に圧入して構成される内リンク15と、一対のピン17,17の両端部を一対の外プレート16,16のピン穴に圧入して構成される外リンク18とを、ブシュ13内に挿入したピン17により交互に連結して構成されている。なお、ローラチェーン11は、内リンク15と外リンク18とをピン17により交互に連結した後にピン17の両端がかしめられている。
次に、ローラチェーン11の各寸法を以下に示す。図1に示す摩耗前のローラチェーン11の各寸法は、内リンク15のピッチP1は25.40mm、内リンク15のブシュ間ピッチP3は25.40mm、ブシュ内径13dは8.095mm、ピン外径17dは7.94mm、ブシュ内径13dとピン外径17d間のクリアランスCは0.155mm、外リンク18のピッチP2は25.019mm、外リンク18のピン間ピッチP4は24.864mmである。すなわち、ローラチェーン11は、外リンク18のピン間ピッチP4(24.864mm)を標準のローラチェーン1(図3参照)の外リンク8のピン間ピッチp4(25.245mm)より小さくすることにより、予め外リンク18のピッチP2(25.019mm)を内リンク15のピッチP1(25.40mm)より小さく設定している。これにより、内リンク15のピッチP1(25.40mm)と外リンク18のピッチP2(25.019mm)に0.381mmのピッチ差を設けている。
また、図2に示す許容摩耗後のローラチェーン11は、摩耗により許容伸び(1.5%)まで伸びた状態を示しており、ローラチェーン11の摩耗による許容伸び(1.5%)の許容チェーン伸び量ΔP(チェーンの公称ピッチPに対する許容チェーン伸び量)は0.762mmである。そして、ローラチェーン11の摩耗は、ブシュ内径13dとピン外径17d間で生じるから、図2に示す許容摩耗後のローラチェーン11の各寸法において、内リンク15のピッチP1(25.40mm)、内リンク15のブシュ間ピッチP3(25.40mm)、ブシュ内径13d(8.095mm)及び外リンク18のピン間ピッチP4(24.864mm)は、図1に示す摩耗前のローラチェーン11の各寸法と同一であり、許容摩耗後のピン外径17d’は7.178mm、ブシュ内径13dとピン外径17d’間の許容摩耗後のクリアランスC’は0.917mm、許容摩耗後の外リンク18のピッチP2’は25.781mmとなっている。なお、ブシュ内径13dとピン外径17d間での摩耗は、図2に示す例では、ピン外径17d’のみに生じた場合を示している。
以上の記載から明らかなように、図1に示す摩耗前のローラチェーン11の内リンク15のピッチP1と図2に示す許容摩耗後のローラチェーン11の内リンク15のピッチP1は、ともには25.40mmで変化はない。しかし、図1に示す摩耗前のローラチェーン11の外リンク18のピッチP2は25.019mmであるのに対して、図2に示す許容摩耗後のローラチェーン11の外リンク18のピッチP2’は25.781mmとなっている。これは、図2に示す許容摩耗後のクリアランスC’(0.917mm)が図1に示す摩耗前のクリアランスC(0.155mm)より増加していることに起因するもので、クリアランスC’(0.917mm)とクリアランスC(0.155mm)との差(0.917mm−0.155mm=0.762mm)分だけ、図2に示す許容摩耗後のローラチェーン11の外リンク18のピッチP2’(25.781mm)は図1に示す摩耗前のローラチェーン11の外リンク18のピッチP2(25.019mm)より大きくなっている。
しかし、図1に示す摩耗前のローラチェーン11において、予め内リンク15のピッチP1(25.40mm)と外リンク18のピッチP2(25.019mm)に0.381mmのピッチ差を設けているので、ローラチェーン11の許容摩耗伸びまでの間で、ローラチェーン11の摩耗が進行して外リンク18のピッチP2’が最大25.781mmまて大きくなっても、内リンク15のピッチP1と外リンク18のピッチP2’間のピッチ差が0.381mmに抑えられている。
上述のように、上記実施例は、外リンク18のピン間ピッチP4を標準のローラチェーン1の外リンク8のピン間ピッチp4より小さくすることにより、予め外リンク18のピッチP2を内リンク15のピッチP1より小さく設定しているので、内リンク15のピッチP1と外リンク18のピッチP2,P2’とのピッチ差(0.381mm)の絶対値が小さくなっている。そして、図3、4に示す標準のローラチェーン1と同じ許容チェーン伸び量ΔP(0.762mm)であっても、ローラチェーン11の許容摩耗伸びまでの間、上記実施例の内リンク15のピッチP1と外リンク18のピッチP2,P2’とのピッチ差(0.381mm)は、標準のローラチェーン1の内リンク5のピッチp1と外リンク8のピッチp2,p2’とのピッチ差(0.762mm)の半分になっている。したがって、上記実施例に係るローラチェーン11は標準のローラチェーン1に比して、噛み合う前記スプロケットの歯形による打音発生防止効果が減少するのを抑制できる。
上記のように構成される上記実施例によれば、ローラチェーン11において、外リンク18のピン間ピッチP4を標準のローラチェーン1の外リンク8のピン間ピッチp4より小さくすることにより、予め外リンク18のピッチP2を内リンク15のピッチP1より小さく設定したので、ローラチェーン11の許容摩耗伸びまでの間、内リンク15のピッチP1と外リンク18のピッチP2,P2’とのピッチ差が小さくなり、スプロケットの歯形による打音発生防止効果が減少するのを抑制できる、という効果を有する。
なお、上記実施例では、外リンク18のピン間ピッチP4を標準のローラチェーン1の外リンク8のピン間ピッチp4より小さくすることにより、予め外リンク18のピッチP2を内リンク15のピッチP1より小さく設定した例を示しているが、請求項1記載の発明においては、標準のローラチェーン1のブシュ内径3dやピン外径7dを変更することにより、予め外リンク18のピッチP2を内リンク15のピッチP1より小さく設定することもできる。
また、上記実施例は請求項1記載の発明をローラチェーンに適用した場合であるが、請求項1記載の発明は、ローラチェーンだけでなく、前述したようにローラチェーンと同様の問題点がある、ローラを有しないブシュチェーン(図示しない)にも適用できる。
そして、請求項1記載の発明を適用したローラを有しないブシュチェーンは、外リンクのピン間ピッチを従来の標準のブシュチェーンの外リンクのピン間ピッチより小さくすることにより、予め外リンクのピッチを内リンクのピッチより小さく設定する。また、従来の標準のブシュチェーンのブシュ内径やピン外径を変更することにより、予め外リンクのピッチを内リンクのピッチより小さく設定することもできる。
そして、この請求項1記載の発明を適用したローラを有しないブシュチェーンは、上記実施例のローラチェーン11と同様の効果を有する。すなわち、このブシュチェーンにおいて、予め外リンクのピッチを内リンクのピッチより小さく設定したので、ブシュチェーンの許容摩耗伸びまでの間、内リンクのピッチと外リンクのピッチとのピッチ差が小さくなり、スプロケットの歯形による打音発生防止効果が減少するのを抑制できるという効果を有する。
本発明の実施例に係るローラチェーンの部分断面図である。 図1に示すローラチェーンが摩耗により許容伸び(1.5%)まで伸びた状態の部分断面図である。 従来の標準のローラチェーンの部分断面図である。 図3に示す標準のローラチェーンが摩耗により許容伸び(1.5%)まで伸びた状態の部分断面図である。
符号の説明
11 ローラチェーン
12 内プレート
13 ブシュ
13d ブシュ内径
14 ローラ
15 内リンク
16 外プレート
17 ピン
17d ピン外径
17d’ 許容摩耗後のピン外径
18 外リンク
P1 内リンクのピッチ
P2 外リンクのピッチ
P2’ 許容摩耗後の外リンクのピッチ
P3 内リンクのブシュ間ピッチ
P4 外リンクのピン間ピッチ
C ブシュ内径とピン外径間のクリアランス
C’ 許容摩耗後のブシュ内径とピン外径間のクリアランス
ΔP 許容チェーン伸び量

Claims (1)

  1. 外周に回転自在に装着されるローラを有するか又は該ローラを有しない一対のブシュの両端部を一対の内プレートのブシュ穴に圧入して構成される内リンクと、一対のピンの両端部を一対の外プレートのピン穴に圧入して構成される外リンクとを、前記ブシュ内に挿入した前記ピンにより交互に連結したチェーンにおいて、
    予め前記外リンクのピッチを前記内リンクのピッチより小さく設定したことを特徴とするチェーン。
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JP2008298187A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Tsubakimoto Chain Co ローラチェーン
JP2014125341A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Tsubakimoto Chain Co 搬送チェーン

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