JP2006193990A - 電気錠 - Google Patents

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Abstract


【課題】 ラッチギヤを略360度回転させることを前提にした上で、クラッチ機構をシンプル化すること。
【解決手段】 制御部に制御されて駆動する駆動源、この駆動源の駆動力をダルマに伝達する歯車伝達手段、ダルマの駆動力により進退動するデッドボルト、手動の操作力により回転するダルマの駆動力を駆動源に対して切断可能なクラッチ機構を備えた電気錠に於いて、前記クラッチ機構のクラッチギヤは、一側面にクラッチギヤと共働するストップアームを含む駆動アームの他端部側を案内する逃がし溝を有し、また、施・解錠時、駆動源の駆動力により正逆方向へそれぞれ略360度回転すると共に、所定の位置でストッパー手段によって停止され、さらに、該クラッチギヤは、手動時、停止状態となっている反面、駆動アームは前記逃がし溝の範囲内で移動可能であること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気錠に関する。
特許文献1及び2には、電気錠に於いて、合鍵操作でダルマを介してデッドボルトを進退動させた時に、手動による操作力(ダルマの駆動力)を電気錠の駆動モータに伝えない構成(手動操作によるダルマ駆動力の切断機構)が開示されている。
前者は電磁クラッチ式の動力切断構成であり、例えば減速機を構成する歯車列中にクラッチ板を設け、駆動モータの作動時に電磁クラッチに通電させて駆動モータの駆動力をダルマに設けた最終従動歯車へと伝える反面、合鍵操作によりデッドボルトを進退動させる時は、ダルマの駆動力を、クラッチ板を介して断つことを特徴とする。
一方、後者は、駆動モータの出力軸と周方向にギヤ部を有するダルマとの間に施錠用歯車列と解錠用歯車列とを対向状態に配設し、合鍵操作によりデッドボルトを進退動させる時、これらの歯車列との噛合状態を回避するために係脱自在な歯車(例えば遊星歯車)を有するスイングアームを設けたことを特徴とする。
従来の特許文献1及び2には、クラッチ機構が複雑であるという問題点がある。また、錠箱内の空間を有効的に活用することができないという問題点がある。
特許平4−368580号公報(特許第1159613号) 特許平6−108716号公報
本発明の第1の目的は、電気錠のクラッチ機構を、そのクラッチギヤを略360度回転させることを前提にした上で、シンプル化すること。第2の目的は、電動の時は、クラッチギヤを所定の位置に停止させること。第3の目的は、錠箱内の空間を有効的に活用すること。第4の目的は、手動の時は、クラッチ機構が有効的に作動すること。その他、付随的目的として、クラッチ機構の揺れ止めを防止することである。
本発明の電気錠は、制御部に制御されて駆動する駆動源、この駆動源の駆動力をダルマに伝達する歯車伝達手段、ダルマの駆動力により進退動するデッドボルト、手動の操作力により回転するダルマの駆動力を駆動源に対して切断可能なクラッチ機構を備えた電気錠に於いて、前記クラッチ機構のクラッチギヤは、一側面にクラッチギヤと共働するストップアームを含む駆動アームの他端部側を案内する逃がし溝を有し、また、施・解錠時、駆動源の駆動力により正逆方向へそれぞれ略360度回転すると共に、所定の位置でストッパー手段によって停止され、さらに、該クラッチギヤは、手動時、停止状態となっている反面、駆動アームは前記逃がし溝の範囲内で移動可能であることを特徴とする。
(1)クラッチ機構は、クラッチギヤと、クラッチギヤと共働するストップアームを含む駆動アームとで構成されているので、非常にシンプルである。したがって、製作の容易性、組み合わせの容易性、安価性等の利点を得ることができる。
(2)電動の時は、クラッチギヤを略360度回転させることを前提にした上で、該クラッチギヤを所定の位置に停止させる。一方、手動の時は、クラッチ機構が有効的に作動させることができる。
(3)クラッチ機構のクラッチギヤは、ダルマの後方に配設されているので、錠箱内の空間を有効的に活用することができる。
以下、図1乃至図13に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。まず、本発明では独立項に関係する環境部材を簡単に説明し、次に、独立項の構成要件を詳細に説明する。付随的要件の説明は、極力その説明を割愛する(当業者にとって自明事項と同然と考えられる事項も含む)。
(1)錠箱1
図1を参照に環境部材を説明する。1は錠箱で、この錠箱1は扉の自由端部に取り付けられる。錠箱1は、普通一般にケース身と、ケース蓋と、フロントとを有する。本実施例の錠箱1も、普通一般に使用されている商品形態の大きさの(普通の大きさの意味合い)錠箱であり、ケース身1aと、ケース蓋1bと、フロント1cとを有する。錠箱1の細部的事項は省略する。
(2)デッドボルト2
2は錠箱1の案内部又は錠箱内に固定的に設けられた案内部材の案内部にスライド自在に案内されるデッドボルトである。デッドボルト2は、フロント1cを基準にして水平方向にスライド自在に進退動(突出,後退)する。図1は、電動又は手動時に於いて、その外端部側2aがフロント1c側に後退した解錠時の状態である。一方、図2は、デッドボルト2の外端部側2aがフロント1cから突出した施錠時の状態である。なお、本実施例では、デッドボルト2は、カマデッド3を有し、該カマデッド3は、デッドボルト2の進退動に伴ってその鉤状先端部側3aがデッドボルト2の外端部側2aから突出し、又は外端部側2a内へと後退する。
ところで、本実施例のデッドボルト2は、普通一般に使用されているデッドボルトの全長と比較すると相当短い(例えば3分の2程度の長さ)。また、デッドボルト2は、その内端部側2bに可動ピンを横設するための貫通孔を有しているものの、従来のようにダルマの半径外方向に延びた作動アームが係脱する前後の傾斜突起(ハ又は逆ハの字型の係合突起や係合切欠溝)等を有していない。
(3)錠箱の案内部又は案内部材の案内部
錠箱1の案内部又は錠箱1内に固定的に設けられた案内部材の具体的構成については、図面を省略する。錠箱1の案内部材の案内部は、デッドボルト2をスライド自在に案内する。案内部は、ケース身1aとケース蓋1bにそれぞれ対向形成した一対のガイド溝、ガイド孔などである。本発明の実施レベルでは、各部品の組み合わせの効率化や位置決め容易化を考慮し、錠箱1とは別個の部材を用いる。それは案内部材である。案内部材は、金属製又は合成樹脂製の単数の(例えば枠状)支持部材、又は2枚のガイド板である。案内部材は、本発明の実施レベルでは、後述するクラッチギヤが、デッドボルト2の後方と錠箱1の後壁1dとの間に設定された空間部分4に設けることから、その長さ寸法は適宜に設定される。
ところで、本実施例のデッドボルト2は、図1,図2等で示すように、番号を付さないカマデッド用可動ピン、デッド用可動ピン、クランクアーム用可動ピン等を有するが、デッドボルト2を錠箱から押し出す機構は、本発明の限定要件ではないので、その説明を割愛する。なお、デッドボルト2の内端部側2bの後端面5は、施錠時に於いて。クランクアーム6の可動ピン7に支持され得るように湾曲状に形成されている(図2参照)。
(4)ダルマ
ダルマ8は、図示しないシリンダ錠又はサムターンの回転操作により所定量回転するように錠箱1の軸受け12に配設されている。ダルマ8は、錠箱1の中央部、後壁1d寄りの部位等に配設することが可能であるが、本実施例では、一つの用途(例えば電気錠)を考慮して錠箱下部の後壁1d寄りの部位に配設されている。
図3はダルマ8の一例を示している。図3のダルマ8は、施錠時の位置のダルマ8(図2の位置)を、そのまま取出して示している。
このダルマ8の特徴は、従来のようにデッドの逆ハの字型突起や切欠溝に対する半径外方向の作動アームを有さない反面、L型状のクランクアーム6の他端部を、枢軸を介して軸支するための第1連結突起9を有していることである。この第1連結突起9の先端部には、軸孔が形成されており、該軸孔及び枢軸を介してクランクアーム6の他端部がダルマ8に連結されている。
また、ダルマ8には、その余の連結突起も半径外方向に適宜に形成されている。すなわち、10は第1連結突起9に対して指を開いたように連設する第2連結突起で、この第2連結突起10にはダルマ8のポジション位置(施錠位置と解錠位置)に対応して所定方向に切り換え付勢する付勢手段13が連結される(図1,図2参照)。
さらに、ダルマ8には、第1連結突起9及び第2連結突起10に対して反対方向にヒレ状に突設された第3連結突起11を有する。この第3連結突起11は段差状に形成されていると共に、該第3連結突起11には後述するクラッチ機構の駆動アームの一端部が枢着される。
(5)ポジション位置用付勢手段
ポジション位置用付勢手段13は、デッドボルト2とダルマ8の間に配設されている。図4で示すように、この付勢手段13は、棒状の連結杆14と、この連結杆14に巻装された付勢バネ15とを含んでいる。そして、前記連結杆14の一端部は連結ピン16を介してダルマ8の第2連結突起10に連結されており、その他端部は錠箱1内に固定された柱状の案内手段17に貫通状態に支持されている。
(6)本発明の主要部
本発明の電気錠Xの主要部は、クラッチ機構である。したがって、図1で示すように、電気錠Xは、制御部21に制御されて駆動する駆動源22、この駆動源22の駆動力をダルマ8に伝達する歯車伝達手段23、前記ダルマ8の駆動力により進退動するデッドボルト2、手動の操作力により回転する前記ダルマ8の駆動力を駆動源22に対して切断可能なクラッチ機構25を備えている。駆動源22としては、電動モータが用いられている。また、歯車伝達手段23は、一つの軸を共通軸24とし、かつ、減速機能を有する。
(7)クラッチ機構
クラッチ機構25は、図2で示すように、クラッチギヤ26と、このクラッチギヤの一側上面に一体的に組み込まれ、かつ、該クラッチギヤ26と共働するストップアーム27と、該ストップアーム27に他端部が組み込まれ、かつ、該ストップアームを介してクラッチギヤ26と共働する駆動アーム28とで構成され、前記クラッチギヤ26は歯車伝達手段23に噛合し、一方、前記駆動アーム28の一端部は、前述したようにダルマ8の第3連結突起11に軸支されている。
しかして、前記クラッチギヤ26は、前記歯車伝達手段23とダルマ8との間に介在すると共に、一側面に該クラッチギヤ26と共働するストップアーム27を含む駆動アーム28の他端部28b側を案内する逃がし溝33を有する。また、施・解錠時に駆動源22の駆動力により正逆方向へそれぞれ略360度回転すると共に所定の位置でストッパー手段29によって停止される。さらに、該クラッチギヤ26は、手動時には歯車伝達手段23との噛合関係により停止状態となっている反面、駆動アーム28は前記逃がし溝33の範囲内で移動可能である。前記ストッパー手段29は、望ましくは、クラッチギヤ26のそばに配設され、単数又は複数個の機能を有する。
そこで、図5乃至図7は、クラッチギヤ26とストップアーム27との関係を示す。まず、クラッチギヤ26の構成を説明する。31は軸30用の中心孔、32は偏芯位置に形成された表面提灯形状の係止部(楕円形状の溝、多角形の溝など)、33は弧状の逃がし溝である。係止部32や逃がし溝33の形状は任意に形成することができる。
次に、ストップアーム27の構成を説明する。ストップアーム27は、やや幅広板状のアーム部35を有し、該アーム部35の基端部27aには、クラッチギヤ26の一側上面に向かって延び、かつ、クラッチギヤ26の係止部32に係入する係合爪片36が設けられている。基端部27aの係合爪片36はストップアーム27の「軸芯」に相当し、係止部32に一旦係入すると容易に外れないと共に、該係止部32内で摺接可能である。一方、アーム部35の他端部27bの両面にはそれぞれ突起部が設けられている。
図5を基準にすると、アーム部35の下面側の突起部37は、逃がし溝33に係合し、一方、アーム部35の上面側の筒状突起部38には、駆動アーム28の他端部28bの小突起が係入する。したがって、駆動アーム28はストップアーム27の他端部28bを介して前記逃がし溝33に係合している。さらに、本実施例では、ストップアーム27の基端部寄りの部位に、ストップアーム27に変位力を付与するために適当な切欠部分39を形成している。
ところで、ストップアーム27は合成樹脂材で形成され、図7で示すようにその弾性変位力を利用してクラッチギヤ26の一側面に一体的に組み込まれる。そして、前述したようにストップアーム27の筒状他端部(自由端部)27bに駆動アーム28の他端部28bが共働可能に係合する。なお、ストップアーム27は、その材質自体により弾性変位力及び弾性復帰力を有する。
(8)ストッパー手段
図8で示すように、ストッパー手段29は、手前の端面から見ると、逆L形状に形成され、錠箱1の後壁1dの下端部側の空間内に固定的に配設されている。したがって、本実施例では、ストッパー手段29はクラッチギヤ26のそばに配設されている。
ここで、図8を基準にしてストッパー手段29の構成を説明すると、41は錠箱1のケース身1aの内壁底面に支持されるベース部分、42は該ベース部分に直交方向に連結する垂直部分である。
しかして、前記垂直部分42の内側の上端部側は、クラッチギヤ26の形状に沿って弧状に形成され、該弧状の上端部と下端部は、施・解錠時、略360度回転するクラッチギヤ26のストッパー部としの機能を発揮する。
そこで、前記上端部43及び下端部44は、微妙な設計ではあるが、電動時には回転するクラッチギヤ26と共働回転するストップアーム27の他端部(自由端部)27bが上端部43と下端部44の間の弧状内へと入り込まないような摩擦抵抗の形状となっている反面、手動時には、駆動アーム28の他端部28b側の接線方向の力が該ストッパー部43,44の受け面に対して限度以上に加わると、駆動アーム28の他端部28b側は、該他端部(自由端部)の停止位置から、さらに、受け面の摩擦抵抗に打ち勝って、上端部43又は下端部44を摺接することができる。
したがって、駆動アーム28の他端部28b側は、図9で示すように、図示しないキー操作により、ダルマ8が施錠方向から解錠方向へと回転した場合には、上端部43側から下端部44側へと移動し、一方、解錠方向から施錠方向へと回転した場合には、下端部44側から上端部43側へと移動し、結局、クラッチギヤ26の逃がし溝33の範囲内で上下動する。
また、本実施例のストッパー手段29は、クラッチギヤ26に対するストッパー機能の他に、駆動アーム28がケース蓋1bの内外方向(紙面の向うまたは手前側)に揺れるのを防止する機能を有する。そのために、垂直部分42の内側の下端部側には、ダルマ8の連結突起11に干渉しないように弧状に形成された揺れ止め突起部分45が形成されている。この揺れ止め突起部分45の手前の端面とケース蓋1bの内壁面の間に補強のリム部を有する駆動アーム29が上下動可能に配設される。
(9)作用
手動時の駆動アーム28の作用は、前項で説明したとおりである。また、ストップアーム27に関して簡単に説明すると、図9で示すように、駆動アーム29と連動可能なストップアーム27は、手動時には、基端部27aの軸芯が固定状態のまま、その他端部27bが駆動アーム28と共働してクラッチギヤ26の逃がし溝33に案内される。この点は、後述の電動の場合とは相違する。
ここでは、図10乃至図13を参照にして、施・解錠時、クラッチギヤ26が駆動源22の駆動力により正逆方向へそれぞれ略360度回転すると共に、所定の位置でストッパー手段29のストッパー部(下端部44,上端部43)に当たって停止する旨の説明をする。
図10で示すように、解錠時、ストップアーム27或いは駆動アーム28の他端部側27b,28bは、下方に位置している。既に手動時の説明で触れたように、解錠時、駆動アーム28の他端部側28bは、ストッパー手段29の下端部44に当接するので、クラッチギヤ26はその位置で停止する。公知のように、デッドボルト2が錠箱1内に完全に後退した時、図示しない検出手段から停止信号を取得した制御部21は、電動モータ22を停止するように制御する。
そこで、図11は、制御部21が電動モータ22を、解錠から施錠へと制御する場合の説明図である。図11で示すように、制御部11の駆動制御により、歯車伝達手段23を介してクラッチギヤ26が矢印で示す施錠方向(時計方向)へ回転した場合には、クラッチギヤ26の逃がし溝33は時計方向へと移行していく。その移動状態は、角度(60度,120度等)の各図で示す通りである。そこで、クラッチギヤ26が「210度」回転したところで、逃がし溝33の一方の係止面33aがストップアーム27の他端部27bを係止する。そして、クラッチギヤ26がそのまま時計方向へと回転すると、駆動アーム28の他端部28bは前記係止面33aを介して上方に引き上げられる格好となる(例えば120度,210度を参照)。
一方、このように駆動源22の駆動力によりクラッチギヤ26が回転する時は、ストップアーム27の基端部(一端部)27aの軸芯が偏芯して移動する。そして、クラッチギヤ26が略360度回転すると、駆動アーム28の他端部側28bは、上方に位置し、図12の右側で示すように、ストッパー手段29の上端部43に当接するので、クラッチギヤ26はその位置で停止する。
一方、図13は、制御部21が電動モータ22を、施錠から解錠へと制御する場合の説明図である。この場合、図11とは逆の作動態様となり、クラッチギヤ26は、反時計方向へと略360度回転する。その回転途中である「120度」のところでは、今度は逆に逃がし溝33の他方の係止面33bがストップアーム27の他端部27bを係止する(例えば120度,150度を参照)。
そして、反時計方向へ略360度回転すると、前述したように、駆動アーム28の他端部側28bは、ストッパー手段29の下端部44に当接し、クラッチギヤ26はその位置で停止する。
本発明の本質的事項は、クラッチ機構25のクラッチギヤ26は、クラッチギヤ26の一側面(図1の紙面上、手前側の面又は向こう側の面)にクラッチギヤ26と共働するストップアーム27を含む駆動アーム28の他端部側28bを案内する逃がし溝33が設けられていること、クラッチギヤ26は、施・解錠時、駆動源22の駆動力により正逆方向へそれぞれ略360度回転すること、略360度回転したクラッチギヤ26は、錠箱1内に固定的に配設されたストッパー手段29の抵抗があるストッパー部43,44で所定位置に停止すること、一方、手動時、クラッチギヤ26は、歯車伝達手段23との噛合関係により停止状態となっている反面、駆動アーム28は、その他端部28b側を介して前記逃がし溝33の範囲内で移動可能であることである。その他の事項は、新規な部分を除き、付随的事項である。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図13は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
本発明の一実施例を示す概略説明図(解錠時)。 主要部の概略説明図(施錠時)。 要部の正面図(ダルマ)。 付随的事項(付勢手段)の概略説明図。 主たる部材を分解した概略斜視図。 主たる部材を分解した概略説明図。 主たる部材を組み合わせる場合の概略説明図。 主たる部材の正面からの説明図。 手動時、ストップアームと駆動アームの動きを示す概略説明図。 電動時、解錠状態の概略説明図。 電動時、解錠から施錠への作用の説明図。 電動時、施錠状態の概略説明図。 電動時、解錠から施錠への作用の説明図。
符号の説明
1…錠箱、2…デッドボルト、3…後壁、4…空間部分6…クランクアーム、8…ダルマ、9,10,11…連結突起、12…軸受け、13…付勢手段、21…制御部、22…駆動源、23…歯車伝達手段、25…クラッチ機構、26…クラッチギヤ、31…中心孔、32…係止部、33…逃がし溝、33a,33b…係止面、27…ストップアーム、35…アーム部、36…係合爪片、27a…基端部、27b…他端部、37…下面側の突起、38…上面側の筒状突起、28…駆動アーム、28a…一端部、28b…他端部、29…ストッパー手段、43、44…ストッパー部。

Claims (7)

  1. 制御部に制御されて駆動する駆動源、この駆動源の駆動力をダルマに伝達する歯車伝達手段、ダルマの駆動力により進退動するデッドボルト、手動の操作力により回転するダルマの駆動力を駆動源に対して切断可能なクラッチ機構を備えた電気錠に於いて、前記クラッチ機構のクラッチギヤは、一側面にクラッチギヤと共働するストップアームを含む駆動アームの他端部側を案内する逃がし溝を有し、また、施・解錠時、駆動源の駆動力により正逆方向へそれぞれ略360度回転すると共に、所定の位置でストッパー手段によって停止され、さらに、該クラッチギヤは、手動時、停止状態となっている反面、駆動アームは前記逃がし溝の範囲内で移動可能であることを特徴とする電気錠。
  2. 請求項1に於いて、駆動アームの他端部は、ストップアームの他端部を介して逃がし溝に係合していると共に、一端部がダルマに枢着されていることを特徴とする電気錠。
  3. 請求項1に於いて、クラッチギヤの一側面には、駆動アームと連動可能なストップアームを設け、該ストップアームは、手動時には、基端部の軸芯が固定状態のまま他端部が駆動アームと共働してクラッチギヤの逃がし溝に案内され、一方、駆動源の駆動力によりクラッチギヤが回転する時は、前記一端部の軸芯が偏芯して移動することを特徴とする電気錠。
  4. 請求項1に於いて、ストッパー手段は、クラッチギヤを所定位置で停止させるために該クラッチギヤのそばに配設され、垂直部分に駆動アームの他端部側を受け止めるストッパー部を有することを特徴とする電気錠。
  5. 請求項1に於いて、クラッチギヤは、デッドボルトの後方と錠箱の後壁との間に設定された空間部分に設けられていることを特徴とする電気錠。
  6. 請求項1に於いて、ストップアームは、その弾性変位力を利用してクラッチギヤの一側面に一体的に組み込まれて、該ストップアームの自由端部に駆動アームの他端部が共働可能に係合していることを特徴とする電気錠。
  7. 請求項1に於いて、ストッパー手段の垂直部分には、駆動アームの揺れを防止するための揺れ止め突起部分が形成されていることを特徴とする電気錠。
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