JP2007002458A - 電気錠のクラッチ機構及び電気錠 - Google Patents

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Abstract


【課題】 完全施錠時の正常時のみならず、異常時(例えば停電時)に於いて、仮に中途半端にデッドボルトが突出している場合でも、強制的に解錠状態にできるクラッチ機構を提案すること。
【解決手段】 クラッチ歯車の壁面に第1磁性体を設け、一方、この第1磁性体の極性に対してして吸着し得る第2磁性体及び案内部分を有するクラッチ板をクラッチ歯車に回転自在に組み合わせ、停電時、操作力により駆動アームの係合部がクラッチ歯車の一側面に形成した凹所内の被係合部から離れた瞬間に、クラッチ板は、第2磁性体が第1磁性体に吸着する位置まで回転して駆動アームの係合ポイントをクラッチ板の案内部分へと切換えることを特徴とする電気錠のクラッチ機構。
【選択図】 図13

Description

本発明は、電気錠のクラッチ機構及び電気錠に関する。
特許文献1には、「制御部に制御されて駆動する駆動モータ、この駆動モータの駆動力をダルマに伝達する歯車伝達手段、前記ダルマの駆動力により進退動するデッドボルト、手動の操作力により回転する前記ダルマの駆動力を駆動モータに対して切断可能なクラッチ手段を備えた電気錠のクラッチ機構に於いて、火災や地震が発生した非常時に、錠箱に付設した外部操作部材の操作により、錠箱内に設けた非常解錠手段の作動を介して前記デッドボルトを錠箱内へ後退させる事項」が記載されている。
しかして、前記非常解錠手段は、基本的には、錠箱に直接又は間接的に設けられた棒状の外部操作部材と、錠箱内に回動可能に設けられ、かつ、前記外部操作部材の内端部に一端部が枢着された解除レバーと、この解除レバーの他端部に上端部が係合すると共に、その他端部が解錠用受け歯車にラック部が噛み合うラック板と共働可能に係合連結された長板状の解錠板とから構成されている。
上記構成に於いては、非常時に、錠箱の側壁に添設された外部操作部材用の収納箱の表面板等を破壊し、外部操作部材を一定方向へ操作すると、L形状の解除レバーが傾倒方向へ回転し、その結果、解錠板、ラック板、解錠用受け歯車、ダルマを介してデッドボルトを錠箱内へ後退させることができる。
したがって、特許文献1に記載の発明は、火災や地震の非常時に外部操作部材を操作すると、強制的に電気錠を解錠状態にできるので、劇場、大きなイベント会場等の非常口用の扉に適合している。
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、特定の場所の非常事態を想定した電気錠であるから、非常時に解錠する場合には、収納箱の表面板等を破壊し、外部操作部材を一定方向へ操作する必要性がある。したがって、例えば停電等の異常時に合鍵等の操作部材を利用して解錠状態にすることができない場合があるという問題点がある。
そこで、出願人は、特許文献1の問題点を考慮し、完全施錠時の正常時のみならず、異常時(例えば停電時)に於いて、仮に中途半端にデッドボルトが突出している場合でも、強制的に解錠状態にできる電気錠のクラッチ機構を提案した(以下、この新規提案のクラッチ機構を、「先願発明」という)。
先願発明は、例えば駆動歯車と共働すると共に単独で回転可能な係合板、或いはまた駆動歯車と共働すると共に単独で摩擦回転可能な捕捉板により、特許文献1の問題点を解消した点で優れている。
しかしながら、先願発明の駆動歯車(クラッチ歯車)と、該駆動歯車の凹所に組み込んだ係合板(クラッチ板)との係合関係は、前記凹所内の被係合部(切欠部分)と係合板の弾性係合変位部(樹脂バネ部分)の係合突起との関係であることから、作動時に、駆動歯車が空転する恐れがある。この問題点に関して敷衍する。
例えば第1実施例のクラッチ機構は、「駆動歯車(クラッチ歯車)と、該駆動歯車の一側上面に形成した凹所内に組み込まれ、かつ、正常時には駆動アーム及び駆動歯車と一緒になって共働する非円形状の係合板とから成り、異常時に於いて、合鍵操作によって前記駆動アームを介して係合板に一定以上のトルクが加わった場合には、該係合板は、前記凹所の被係合部から外れるように内側に変位し得る弾性係合変位部を有する合成樹脂製の係合板(クラッチ板)とから構成」されている。
しかしながら、上記第1実施例は、係合板の弾性係合変位部の剛性的機能(硬さ)、弾性変位機能(軟らかさ)、弾性復帰機能(バネ力)等の各機能と駆動歯車の被係合部の形状(係止力、摩擦力)との微妙なバランスが要求される。
すなわち、両部材の係合関係が不十分(係合力が弱い)ならば、駆動歯車が空転する恐れがあり、一方、両部材の係合関係を強固(係合力が強い)ならば、合鍵等の操作部材を用いて解錠する際、相当な力を入れなければ係合板が簡単に単独回転しない(係合関係が弱い力で解消しない)という欠点がある。つまり、異常時、子供やお年寄りが簡単に解錠することができない。
そこで、先願発明の問題点を改良する新規なクラッチ機構(以下、この新規提案のクラッチ機構を、「後願発明」という。)の出現が要望されている。
特開平8−303077公報
先願発明
特願2004−326294
本発明の第1の目的は、異常時(例えば停電時)に於いて、合鍵等の操作部材により、突出しているデッドボルトを、強制的に解錠状態にすることができること。
第2の目的は、少なくとも強制解錠の操作に於いて、合鍵等の操作部材を操作すると、駆動アームの係合ポイントが簡単に切り替わること。
第3の目的は、異常時、子供やお年寄りが簡単に解錠することができるように、係合板(クラッチ板)の回転を滑らかにし、手動側の操作力の軽減化を図ることができること。
第4の目的は、構成する部品点数を少なくすると共に、樹脂バネを利用しないことにより、製作の容易性を図ることができること。
第5の目的は、係合板(クラッチ板)と駆動歯車(クラッチ歯車)を簡単に組み合わせることができること。
第6の目的は、係合板(クラッチ板)の磁性体が駆動歯車(クラッチ歯車)の磁性体から離れたときであっても、必ず両磁性体が吸着し合うことである。
第7の目的は、クラッチ機構の磁性体の信号を利用した電気錠を得ることである。
本発明の電気錠のクラッチ機構は、クラッチ歯車の壁面に第1磁性体を設け、一方、この第1磁性体の極性に対してして吸着し得る第2磁性体及び案内部分を有するクラッチ板をクラッチ歯車に回転自在に組み合わせ、停電時、操作力により駆動アームの係合部がクラッチ歯車の一側面に形成した凹所内の被係合部から離れた瞬間に、クラッチ板は、第2磁性体が第1磁性体に吸着する位置まで回転して駆動アームの係合ポイントをクラッチ板の案内部分へと切換えることを特徴とする。
本発明の電気錠のクラッチ機構は、軸部を介して回転するクラッチ歯車の一側面に凹所を形成し、この凹所に第1磁性体を設けると共に、駆動アーム用の被係合部を形成し、前記第1磁性体の極性に対応して吸着する第2磁性体を備えると共に、停電時、手動操作力に基づき前記駆動アームの係合ポイントを被係合部から案内部分へと切り換え得るクラッチ板をクラッチ歯車の一側面側に接合したことを特徴とする。そして、本発明の電気錠は、これらの構成要件をそのまま含み、クラッチ機構の磁性体の初期位置の信号を検知する検知手段を備えることを特徴とする。
(1)請求項1、請求項5、請求項8にそれぞれ記載の発明は、異常時(例えば停電時)に於いて、合鍵等の操作部材の操作により、突出しているデッドボルトを、強制的に解錠状態にすることができる。したがって、特許文献1のように、解錠用の外部操作部材、或いは錠箱の外に外端部が突出する解錠用の操作部材等を設ける必要がない。
(2)また、少なくとも強制解錠の操作に於いて、係合板が磁性体の吸着力により所要位置まで回転するので、駆動アームの係合ポイントが簡単に切り替わる。つまり、駆動アームの係合ポイントをクラッチ板のガイド面へと切換えることができる。その結果、駆動アームを所要位置(例えば解錠方向)へとスムースに案内することができる。
(3)さらに、先願発明のように、係合板(クラッチ板)の係合突起が駆動歯車(クラッチ歯車)の凹所の内周壁に圧接しないので、係合板が滑らかに回転し、その結果、手動側の操作力の軽減化を図ることができる。
(4)加えて、クラッチ機構を構成する駆動歯車部材(クラッチ歯車部材)を、「二物品」にすると共に、係合関係(クラッチ関係)に樹脂バネを用いていないので、製作が容易である。
(5)その他係合板(クラッチ板)の磁性体が駆動歯車(クラッチ歯車)の磁性体から離れたときであっても、必ず両磁性体が吸着し合う。したがって、駆動歯車(クラッチ歯車)と係合板(クラッチ板)は、一緒に回転することが可能になる。
(6)また、各部材の組合せや錠箱への組込みが非常に簡単である。
(7)請求項9に記載の発明は、クラッチ機構の磁性体の信号を検知するので、非常に合理的な構成の電気錠を得ることができる。
まず、図1乃至図11に示す先願発明(未公開)の構成・作用を説明する。
(1)環境部材
先願発明の主要部を備える電気錠は、「制御部61に制御されて駆動する駆動モータ41、この駆動モータの駆動力をダルマ21に伝達する歯車伝達手段42、前記ダルマの駆動力により進退動するデッドボルト2、手動の操作力により回転する前記ダルマ21の駆動力を駆動モータ42に対して切断可能なクラッチ手段51,52」を備えている。そこで、まず、環境部材について説明する。
図1、図9に於いて、1は錠箱、2は錠箱1のフロント1cを基準にして駆動モータ41の駆動力により進退動するデッドボルトである。デッドボルト2は、駆動モータ41の駆動力により回転する歯車伝達手段42、クラッチ機能を有する駆動歯車部材51、この駆動歯車部材51に係合する駆動アーム55、この駆動アーム55と共働するダルマ21、ダルマ21に連結されたクランクアーム8を介して進退動する。
錠箱1の上端部の角部分には、配線用取出し口62が設けられ、該取出し口62にはプリント基板63側の接続部分(接続端子)64が嵌り合う。この接続部分64には、図示しない制御室側へ案内される外部配線の接続部分65が脱着自在に接続する。
本実施例では、デッドボルト2を案内する案内部材5を基準にして該案内部材5の後端面5bと錠箱1の後壁4との間に駆動歯車部材51を配設するための空間部分40が設定されている。また、案内部材5の下方には、ダルマ21を配設するための下部空間59が設定されている。そして、案内部材5の上方と錠箱1の上壁との間にその余の空間58が設定されている。
(2)先願発明−クラッチ機構
本願発明の特徴点は、まず、駆動歯車部材(駆動歯車52,係合板53)51を、デッドボルト2の後方と錠箱1の後壁4との間の空間部分40に設けたことである。すなわち、デッドボルト2の後端面14或いは案内部材5の後端面5bと錠箱1の後壁4との間に空間部分40を設け、この空間部分40に駆動モータ41の駆動力により制御される歯車伝達手段42を介して正逆方向に回動可能な駆動モータ側の駆動歯車部材51を配設したことである。
次に、この駆動歯車部材51に対してクラッチ機能を付与すると共に、停電等の異常時に施錠状態或いは中途半端に突出しているデッドボルト2を合鍵等の操作部材の操作により強制的に解錠状態にできるように工夫をしていることである。
クラッチ手段51は、駆動歯車52と、この駆動歯車52の凹所52a内に駆動アーム55の係合突起56を案内する「にがし部分57」を形成するように組み込まれ、かつ、正常時には駆動アーム55及び駆動歯車52と一緒になって共働する非円形状の係合板53とから構成されている。この係合板53は、平常時、弾性係合変位部53aを介して駆動歯車52に一体的に係合している。
しかして、クラッチ手段51は、特に異常時に於いて、合鍵操作によって駆動アーム55を介して係合板53に一定以上のトルクが加わった場合には、該係合板53は、駆動歯車52の凹所52aの内周壁の切欠溝状被係合部52bから外れるように内側に変位し得る弾性係合変位部53aを有する。
ここで、図4及び図5を参照にして駆動歯車52と係合板53の具体的構成を説明する。
合成樹脂製の駆動歯車52は、周側にギヤ部が形成されていると共に、その中心部に軸用の貫通孔を有する。駆動歯車52は貫通孔を貫通(遊挿)する中心軸54に関着状態に設けられている。一側上面に形成した凹所52aは貫通孔と同心円上に設けられている。
一方、合成樹脂製の係合板53は、全体として半円形状に形成され、その筒状中心部に前記中心軸54を遊挿するようにして前記凹所52a内に組み込まれる。図4で示すように係合板53が凹所52a内に組み込まれると、係合板53の弾性係合変位部53aの小突起状の係合部53bが駆動歯車52の被係合部52bに係合するので、係合板53は駆動歯車52と合体する(但し、係合板53は単独で摩擦回転可能)。
しかして、係合板53は、「にがし部分57」を形成する両端部に駆動アーム55の係合突起56が選択的に係合する係止面53c,53cを有する。また、係合板53は、環状中心部から幅広状に広がった半円部分を有し、この半円部分の中央部寄りの部位から他端部にかけて貫通孔と同心円上に切欠部が形成されている。そのために、係合板53の弾性係合変位部53aは、半円部分の両端部と連設する周方向の細幅の弧状部となっている。この弧状部の略中央部に駆動歯車52の凹所52aの内周壁に形成した単数又は複数個の切欠溝状被係合部52bに係脱可能な小突起状係合部53bが形成されている。そして、半円部分の一方の幅広端部に磁石M3が固定的に嵌め込まれている。
(3)作用−正常時−手動時の動力切断
図1は施錠状態の説明図、図2は解錠する場合の説明図である。正常時に於いて、電動又は手動を問わず、デッドボルト2が突出した時、デッドボルト2を解錠することができる。正常時における施・解錠に関する詳細説明は、割愛する。
(4)作用−異常時−手動時の強制的動力切断
図3及び図4を参照して異常時における手動時の強制的動力切断について説明する。これは先願発明の特段の作用である。この点、本願発明も同様である。ここで異常時の代表例は「停電」であり、かつ、駆動歯車部材51が「原点位置」でない場合である。
図3は駆動歯車部材51が中途位置に停止している概略説明図である。図4は係合板53がその中途位置から停止状態の駆動歯車52とは別個に解錠位置へと単独回転する場合の概略説明図である。図4は、特に駆動歯車部材51の係合板53と駆動アームの係合突起56の係合位置の関係(係脱関係)を示している。
さて、正常時には給電が可能であるから、施錠又は解錠のいずれの方向であれ、制御部61で制御される駆動モータ41が起動すると、駆動歯車部材51は、駆動モータ41の駆動力により360度回転可能である。
今仮に、制御部61で制御により駆動モータ41が駆動中(例えば各部材が解錠方向に作動中)に緊急事態が発生して「停電」したと仮定する。そうすると、駆動歯車部材51の駆動歯車52は中途でその回転を停止し、駆動モータ41が再起動しない限り動かない。そこで、合鍵等の操作部材で所要の力を入れてダルマ21を解錠方向へ回すと、係合板53は、その弾性係合変位部53aが駆動歯車52の凹所52aの被係合部52bから外れるように内側に変位するので、図4で示すように単独で摩擦回転する。この時、弾性係合変位部53の係合部53bは、駆動歯車52の凹所52aの内周壁に圧接しながら摺接する。
(5)制御部の制御による動力伝達機構
制御部の制御による動力伝達機構は、制御部61に制御される駆動モータ(例えばマイクロモータ)41、この駆動モータ41の駆動力により回転する歯車伝達手段42、この歯車伝達手段42の伝動力により正逆方向へ回転する駆動歯車部材51、この駆動歯車部材51が、所定量回転すると、駆動歯車部材51の係合板53の係止面53c,53c及びこれらの係止面53c,53cに選択的に係合する係合突起56介して所定方向へと移動する駆動アーム55、この駆動アーム55と共働するように軸受け22に設けられたダルマ21、このダルマ21に連結され、かつ、デッドボルト21を押し出す又は引き戻すクランクアーム8とから成る。なお、本実施例の駆動歯車部材51は、例えば360度回転すると、解錠方向では一つの係止面53cは駆動アームを引っ張り、一方、施錠方向では他の係止面53cは駆動アームを押し込む。
(6)歯車伝達手段42
図6及び図7は歯車伝達手段42の一例を示す。歯車伝達手段42は、電動力でデッドボルト2を進退動させる場合にその機能を発揮する。歯車伝達手段42は、複数個の伝動歯車で構成されている。43は駆動モータ41の出力軸に設けられたギヤ部或いは第1伝動歯車、44はこのギヤ部や第1伝動歯車43に噛合する第2伝動歯車、45は第2伝動歯車44に噛合する第3伝動歯車、46は第3伝動歯車45に噛合する第4伝動歯車である。
ところで、前記第4伝動歯車46は、例えば第2伝動歯車44の中心孔47に嵌入する軸状嵌合部48を有し、該軸状嵌合部48の先端部に駆動歯車部材51に噛合する小径のギヤ部46aが形成されている。また、第4伝動歯車46の大径のギヤ部46bは、第3伝動歯車45の一側上面に設けられた小径側のギヤ部45bに噛合している。第3伝動歯車45の大径側のギヤ部45aは第2伝動歯車44の小径側のギヤ部44bに噛合し、その大径側のギヤ部44aが前述した出力軸に設けられたギヤ部43に噛合している。
(7)駆動制御ユニットY
先願発明の電気錠は、錠箱1の配線用取出し口62と連通するその余の空間58にカセットケース型の駆動制御ユニットYが取り外し自在に組み込まれている。この駆動制御ユニットのカセットケース39は、合成樹脂材で扁平容器状に形成され、錠箱1内に組み込んだ時は、ケース身1aとケース蓋1bの対向内壁面にサンドイッチ状に規制支持される。この駆動制御ユニットY内には、少なくとも制御部(マイクロコンピュータ)61を有するプリント基板63と、前記制御部61に制御される横型駆動モータ41とが配設されている。
また、先願発明の電気錠は、デッドボルト2の内端部側2bに磁石M1を設け、一方、この磁石M1の位置に対応して施錠(位置)信号並びに解錠(位置)信号をそれぞれ検出することができる非接触型のスイッチa,bを、プリント基板63の下縁部に所定間隔離間して個別的に配設している。
フロント1c近傍の前方のスイッチaは、施錠時、デッドボルト2の先端部側2aが完全に錠箱1から突出した時、デッドボルト2の磁石M1と対向して該磁石M1の磁界を感応する磁界感度型スイッチである。したがって、前方のスイッチaは、施錠信号検知用の第1スイッチである。
一方、プリント基板63の下縁部の中央部に設けられた後方のスイッチbは、解錠時、デッドボルト2が完全に錠箱1内に後退した時、前記磁石M1と対向して該磁石M1の磁界を感応する磁界感度型スイッチである。したがって、後方のスイッチbは、解錠信号検出用の第2スイッチである。
これらの第1及び第2スイッチa,bは、いわゆる非接触型のスイッチであり、磁石M1の磁界(S極)の強弱に対してON/OFすることから、「ホールICの原理」を利用した磁気式検知手段である。
ところで、先願発明の電気錠は、前記第1及び第2スイッチa,bのみならず、この種の磁気式検知手段をプリント基板63にさらに単数又は複数個適宜に配設している。その一つとして、プリント基板63の前方の縁部には、閉扉時、戸枠側(例えば受け金具)66に配設した磁石M2の位置に対応して閉扉信号を検出する非接触型の第3スイッチcが配設されている。
さらに、プリント基板63の下縁部の後方には、ダルマ21の駆動力を駆動モータ41に対して切断可能な駆動歯車部材51の係合板53に設けられた磁石M3の位置に対応して該駆動歯車部材51の回転位置信号を検出する非接触型の第4スイッチdが配設されている。この磁石M3と第4スイッチdは、駆動モータ41の駆動力によりデッドボルト2を進退動させた時に於いて、クラッチ機能を有する駆動歯車部材51を常に定位置に戻し、「手動(合鍵又はサムターン)」でダルマ21をスムースに回すことができるようにするためのものである。
したがって、カセットケース39内の制御部61は、第1及び第2スイッチa,bが、施錠信号又は解錠信号をそれぞれ検出した時に、クラッチ手段の駆動歯車部材51が常に定位置に戻るように駆動モータ41を制御して、例えば駆動歯車部材51を時計方向又は反時計方向へと回転させると共に、第4スイッチdが駆動歯車部材51の磁石M3の磁界を検出した時に該駆動モータ41の回転を停止させる。それ故に、第4スイッチdに対して磁石M3が対向した時が「駆動歯車部材51の原点位置」である。なお、磁石M1ないし磁石M3については、説明の便宜上、図面では黒塗している。
(8)案内部材5の特徴事項
先願発明の電気錠では、錠箱1内の空間部分40を有効的に活用するために、デッドボルト21を案内する案内部材5の後端面5bを弧状に形成し、駆動歯車部材51を十分に配設することができるようにしてある。
(9)その他の事項−デッドボルト
2は錠箱の案内部又は錠箱内に固定的に設けられた案内部材5の案内部6にスライド自在に案内されるデッドボルトで、このデッドボルト2は、フロント1cを基準にして水平方向にスライド自在に進退動(突出,後退)する。図1はデッドボルト2の外端部側2aがフロント1cから突出した施錠時の状態、一方、図9はその外端部側2aがフロント1c側に後退した解錠時の状態である。デッドボルト2の端面形状は、左側面視下向きコ字型に形成されている。施錠時、この下向き凹内からカマデッド3の先端部側3aが突出する。カマデッド3は、デッドボルト2の進退動に伴ってその鉤状先端部側3aがデッドボルト2の外端部側2aから突出し、又は外端部側2a内へと後退する。
(10)錠箱又は案内部材の案内部
錠箱1の案内部又は錠箱1内に固定的に設けられた案内部材5の案内部6は、デッドボルト2をスライド自在に案内する。案内部材5は、金属製又は合成樹脂製の単数の(例えば枠状)支持部材、又は2枚のガイド板である。
案内部材5は、例えば横長状の板体に形成され、その先端面5aはフロント1c側に間隙を有さず、又は若干の間隙を有するように配設される。そして、その後端面5bとケース身1aの後壁4との間には、他の部材を配設することができる空間部分40を設定する。
さて、案内部材5の要部について説明する。6はデッドボルト2を複数個の可動ピンを介して押出す又は引き戻すために案内部材5に形成した単数又は複数個の長孔案内部である。この長孔状案内部6は、水平部分6aと、この水平部分6aに連通する段差状曲り部分6bから成る。
長孔案内部6は、水平部分6aに段差状曲り部分6bを一連に形成した合計2個の可動ピン用の一つの係合長孔である。この長孔案内部6は、デッドボルト2が進退動する際には、デッドボルト2と一体のデッド用第1可動ピン7及びクランクアーム8と一体のクランク用第2可動ピン9を同時に案内する。
すなわち、図1で示すように、デッドボルト2は、デッドカマ用の可動ピン10及びデッド用第1可動ピン7をそれぞれ有するが、後者のデッド用第1可動ピン7の両端部はデッドボルト2の両側壁にそれぞれ形成した円形の貫通孔11から突出し、かつ、案内部材5,5の対応する前記水平部分6aにそれぞれ係合しているために、デッドボルト2が進退動する際には水平部分6aに案内されて摺動する。
一方、クランクアーム8の一端部に横設された第2可動ピン9も、その一端部8aと他端部8bの中間に相当する部分の両側壁にそれぞれ形成した円形の貫通孔から突出し、かつ、案内部材5の対応する段差状曲り部分6bにそれぞれ係合しているために、デッドボルト2が進退動する際には段差状曲り部分6bに案内されて摺動する。この場合第2可動ピン9は弧状の軌跡を描く。
ところで、第1可動ピン7及び第2可動ピン9は、図1で示す施錠時、案内部材5の水平部分6aに位置すると共に、後方の第2可動ピン9は、水平部分6aと段差状曲り部分6bの共通面に相当する縦方向支持面13に入り込んでいる。本実施例の案内部6の段差状曲り部分6bは、前記縦方向支持面13から後端面5bに向かって形成されている。
したがって、施錠時、デッドボルト2が完全に突出した場合には、フック状の先端部にクランクアーム8の第2可動ピン9が落ち込み、該第2可動ピン9は前記縦方向支持面13に支持(拘束)される。この時、第2可動ピン9はデッドボルト2の弧状に形成された後端面14と前記縦方向支持面13との間に挟まった状態となる。したがって、デッドボルト2は錠箱1内へ後退することが不可となる。
一方、第1可動ピン7及び第2可動ピン9は、解錠時、デッドボルト2が錠箱1内に完全に後退した場合には、前方に位置する第1可動ピン7は案内部材5の水平部分6a或いは段差状曲り部分6bの前記縦方向支持面13に位置するのに対して、後方の第2可動ピン9は、フック状段差状曲り部分6bの後端部にクランクアーム8の第2可動ピン9が入り込み、該第2可動ピン9は後端部の弧状係止面15に支持(拘束)される。この時、第2可動ピン9は段差状曲り部分6bの弧状係止面15に多少落ち込んだ格好となる。
したがって、デッドボルト2が振動等により容易に突出しない。このように、案内部材5の長孔案内部6は、複数個の支持面或いは係止面13,15を有し、施錠時及び解錠時の両方に於いて、クランクアーム8の第2可動ピン9を支持(拘束)し、前者の場合には、デッドボルト2が錠箱1内へ後退するのを防止し、一方、後者の場合には、デッドボルト2が錠箱1内から突出するのを防止している。
(11)デッドボルト2とカマデッド3
デッドボルト2は「端面下向きコ字状」に形成されている。デッドボルト2は、カマデッド3,クランクアーム8との組み合わせの関係上空洞に形成され、例えば適宜箇所に切欠部を形成している。一方、カマデッド3は鉤状に形成され、デッドカマ用可動ピン10、カマ長孔及び錠箱1のフロント1c側のカマ軸16を介して所定量回転可能に設けられている。
ところで、このデッドボルト2は、普通一般に使用されているデッドボルトの全長と比較すると相当短い(例えば3分の2程度の長さ)。また、デッドボルト2は、その内端部側2bにデッド用第1可動ピン7を横設するための貫通孔11を有しているものの、従来のようにダルマの半径外方向に延びた作動アームが係脱する前後の傾斜突起(ハ又は逆ハの字型の係合突起や係合切欠溝)等を有していない。さらに、内端部側2bの後端面14は、クランクアーム8の第2可動ピン9にスムースに支持されるように湾曲状に形成されている。
(12)ダルマ21
図10で示すように、ダルマ21は、シリンダ錠又はサムターンの回転操作により所定量回転するように錠箱1の軸受け22に配設されている。ダルマ21は、錠箱1の中央部、後壁4寄りの部位等に配設することが可能であるが、一つの用途(例えば電気錠)を考慮して錠箱下部の後壁4寄りの部位に配設されている。
このダルマ21の特徴は、従来のようにデッドの逆ハの字型突起や切欠溝に対する半径外方向の作動アームを有さない反面、クランクアーム8の他端部8bを、枢軸17を介して軸支するための第1連結突起23を有していることである。やや幅広の第1連結突起23の先端部には、長孔状軸孔24が形成されており、該軸孔24及び枢軸17を介してクランクアーム8の他端部8bがダルマ21に連結されている。
ダルマ21には、その余の連結突起も半径外方向に適宜に形成されている。すなわち、25は第1連結突起23に対して指を開いたように連設する第2連結突起で、この第2連結突起25にはダルマ21のポジション位置(施錠位置と解錠位置)に対応して所定方向に切り換え付勢する付勢手段31が連結される。
ところで、付勢手段31は、デッドボルト2とダルマ21の間に配設され、棒状の連結杆32と、この連結杆32に巻装された付勢バネ33とを含んでいる。そして、前記連結杆32の一端部は連結ピン34を介してダルマ21の第2連結突起25に連結されており、その他端部は錠箱1内に固定された柱状の案内手段35に貫通状態に支持されている。
さらに、26は第1連結突起23及び第2連結突起25に対して反対方向にヒレ状に突設された第3連結突起で、この第3連結突起26は段差状に形成されている。第3連結突起26には、駆動アーム55の一端部が枢着される。
(13)クランクアーム8
図11で示すように、クランクアーム8の一端部8aは、空洞状のデッドボルト2のデッド用第1可動ピン7に連結されていると共に、クランクアーム8の中間部分に設けられたクランク用第2可動ピン9は案内部材5の案内部6に係合し、かつ、クランクアーム8の他端部8bは、ダルマ21の半径外方向突起する第1連結突起23に枢着されている。
このクランクアーム8は、一対のL形状の係合片と、これらの係合片を連結する連結板とを有している。本発明には関係がないが、クランクアーム8の端部には単数又は複数個の係合爪が形成されている。
12は一端部8aと他端部8bの中間部分に形成された第2可動ピン9が貫通する円形の貫通孔である。この貫通孔12を基準にすると、前方に相当する一端部8aには第1可動ピン7用の貫通孔18が、一方、角度方向の他端部8bには付勢手段31の連結ピン34用貫通孔19がそれぞれ形成されている。
しかして、クランクアーム8の一端部8aはデッド用第1可動ピン7を介してデッドボルト2に連結状態で枢着され、一方、その他端部8bはダルマ21の第1連結突起23に枢軸17を介して連結状態で枢着されている。そして、クランク用第2可動ピン9は案内部材5の案内部6の水平部分6aに続く段差状曲り部分6bに案内される。デッドボルト2はクランクアーム8を介して押し出され、又は引き戻される。
本願発明
次に、先願発明の構成と同一の構成部分を援用(説明を割愛)した上で、図12乃至図20に示す本願発明(クラッチ機構並びに電気錠)を詳細に説明する。
なお、本願発明の構成を説明するに当たって、用語の混同が生じないように、先願発明の駆動歯車部材51、駆動歯車52及び係合板53にそれぞれ相当する各部材を、「クラッチ歯車部材51A」、「クラッチ歯車52A」及び「クラッチ板53A」とする。そして、先願発明と同一の部分には、同一の符号又は同様の符号を付す。
(1)総論
まず、図12は図4に対応し、また、図13は図5に対応する。そして、図14はクラッチ歯車の正面図、図15はクラッチ歯車部材51Aを構成するクラッチ歯車52A及びクラッチ板53Aを中心軸54に各筒状軸部71、72を介して嵌め込み、かつ、クラッチ歯車52A一側上面にクラッチ板53Aの一側下面を摺接自在に組み合わせた状態の拡大断面説明図、図16はクラッチ板53Aの正面図である。
本実施例では、クラッチ歯車52Aの筒状軸部71にクラッチ板53Aの筒状軸部72を外嵌合した上で、クラッチ歯車部材51Aを錠箱1側の中心軸54に貫通状態に嵌挿する。
図12乃至図16を参照にして基本的構成を説明する。まず、クラッチ歯車52Aは、周壁にギヤ部70を有し、かつ、一側上面(図13では手前側)に凹所52aが形成されている。この凹所52aの中央部には、凹所52aを形成するギヤ部70の一側上面(図15では上側)70aから所要量突出する筒状軸部71が設けられている。
そして、この筒状軸部71の外周面の近傍には、多少の間隙(クラッチ板53Aの軸部72が入り込む隙間)を有して弧状の摺接面73aを有する第1支持部73が設けられている。この第1支持部73は、凹所52aの底壁内面から連設状態に突出しているが、その摺接面73aは、ギヤ部70の一側上面(周面)70aより若干低い(図15参照)。
本実施例では、クラッチ板53Aの軸部72が入り込む隙間を形成し、かつ、前記摺接面73aをギヤ部70の一側上面(周面)70aより若干低くすることにより、クラッチ板53Aをクラッチ歯車52Aの凹所内に少しでも嵌合させ、クラッチ歯車部材51Aのコンパクト化を図っている。
なお、この第1支持部73の位置、形状、大きさ等は、駆動アームの係合突起56の軌道、停電時にはクラッチ歯車52Aの停止位置が常に決っている訳でないこと等を考慮して適宜に設けられている。
ところで、本実施例では、前記第1支持部73と同様の機能を有する摺接面74a,75aが、駆動アーム55の係合部56用の被係合部或いは係合部を有する複数個(合計2個)の支持部74、75に設けられている。ここでは、図14を基準にして、クラッチ歯車52Aの凹所52aの内周壁の右側(一方側)に連設形成された突起部を「第2支持部74」とし、前記内周壁の左側(他方側)に連設形成された突起部を「第3支持部75」とする。
したがって、符号74aは第2摺接面であり、また、符号75aは第3摺接面である。これら第2支持部74及び第3支持部75は、凹所52aの内周壁の一部に連設して該内周壁の周方向に所要量延びている。望ましくは、第2支持部74及び第3支持部75の周方向に延びる各内壁は、係合突起56の移動がスムースに行くよう曲面状に形成されている。
このように、クラッチ歯車52Aの凹所52a内の支持部は、所定箇所に離間する複数個の支持部であることから、クラッチ板53Aは、これらの各摺接面73a、74a、75a(合計3箇所)に接合した状態で回転可能である。
ところで、第2支持部74の一端部(図14では、上側の端部)には、曲面状の被係合部76が形成されている。この被係合部76には、駆動アーム55の係合突起56が係脱可能である。一方、第3支持部75の一端部にも曲面状の被係合部77が形成され、該被係合部77にも、駆動アーム55の係合突起56が係脱可能である。一方の被係合部77は他方の被係合部76に対して逆方向に向いている。
したがって、クラッチ歯車52Aの回転方向如何により、各支持部74,75の被係合部75,76は、駆動アーム55の係合突起56に選択的に係合可能である。付言すると、クラッチ歯車52Aの回転方向如何により、被係合部は係合突起56を押し上げ、又は係合突起56を押し下げる。
また、一つの支持部、本実施例では、第3支持部75の中央部或いは中央部寄りの部位に第1磁性体80が固定的に設けられている。この第1磁性体80は形態(本実施例では、小円柱状)の如何を問わないが、クラッチ板53Aの回転に支障がないように、少なくとも第3摺接面75aと面一状に組み込まれている。
次に、クラッチ板53Aについて説明する。クラッチ板53Aは、第1磁性体80の極性に対応して吸着し得る第2磁性体81及び駆動アーム55の係合部(本実施例では係合突起)56を凹所52aの通り道78へ案内する単数又は複数の案内部分83を有し、クラッチ歯車52Aに回転自在に摺接嵌合している。
クラッチ板53Aは、図16(正面図)で示すように、全体として「船の錨形状」のイメージを彷彿させるような形態に形成されている。具体的には、クラッチ板53Aは、筒状軸部72と、該筒状軸部72の外周壁の中央部分から半径外方向に舌片状に延びる第1突部82と、該第1突部82とは反対側に半径外方向に両腕を上げた如く延びる弧状板部分(第2突部)と、弧状板部分に半径方向に固定された第2磁石体81とから成り、前記弧状板部分の左右端部は、本実施例では駆動フーム55の係合突起56を案内し得る案内部分83となっている。
しかして、前記案内部分83は、本実施例では、錠前の左右勝手を考慮して左右対象に形成され、かつ、左右の案内部分83の内側のガイド面83a,83aは、クラッチ歯車52Aの凹所52aの内周壁に対して指先状或いは爪状に延びている。本実施例では、前記左右のガイド面83aは、凹所52aの内周壁まで至る。なお、実施の可能性の範囲内に於いて、ガイド面83aの先と内周壁との間に若干の間隙を設定しても良い。
上記構成に於いて、このクラッチ板53Aは、停電時、図示しない操作部材(例えば合鍵)の操作力により駆動アーム55の係合部(係合突起)56がクラッチ歯車52Aの凹所52a内の一つの被係合部76から離れた瞬間に、その第2磁性体81が停止中のクラッチ歯車52Aの第1磁性体80に吸着する位置まで回転して(ここでは、クラッチ板53Aが吸着位置へ若干回転することを意味する。)、クラッチ板53Aの一つのガイド面83a(図12では右側のガイド面)が「乗り出し(案内部分83aの爪先が被係合部76の曲面状の係合面に断ち塞がるように先に突き出ることを意味する。)」、一旦離れた駆動アーム55の係合部56を、例えばクラッチ歯車52Aの被係合部76よりも先に受け止め(先に係合し)、係合突起56の係合ポイントを一つのガイド面83aへと切換える。
その結果、クラッチ板53Aは、回転しながら操作力で回転する(この時、駆動アーム、ダルマ、デッド等は解錠方向へ移動している)係合突起56を、凹所52bの通り道78へ案内する。ここで、凹所52bの通り道78とは、例えば筒状軸部71の外周面と第2支持部の弧状内周面との間の係合突起用隙間を意味する。
ここで、クラッチ歯車52Aとクラッチ板53Aとの組合せについて説明する。本実施例のクラッチ板53Aは、筒状軸部72を有していることから、まず、該筒状軸部72をクラッチ板53Aの筒状軸部72を外嵌合する。そうすると、第1磁性体80と第2磁性体81とが極性に対応して吸着するので、クラッチ歯車52Aとクラッチ板53Aが素早く一体的になり、「クラッチ歯車部材51A」となる。次に、クラッチ歯車部材51Aを錠箱1側の中心軸54に貫通状態に嵌挿する。したがって、部材の組合せ乃至錠箱内への組込みが非常に簡単である。
(2)各論
各論は、本発明の目的に関係のある作動態様について説明する。つまり、駆動モータの駆動力で施・解錠する時の作動態様の説明は、重複的になるので割愛する。「停電時における手動操作」について説明する。
まず、図17及び図18は、駆動モータ41の駆動力(電動)により、施錠状態から解錠状態へ向かっているときに、例えば「停電」した場合における各説明図である。
図17(a)は、施錠状態である。この時、クラッチ歯車部材51Aの両部材52A、53Aの磁性体80、81は原点位置(図1参照)にあり、互いに吸着している。
図17(b)は、電動で解錠し始めた所。つまり、クラッチ歯車52Aは、解錠方向(図面上、時計方向)へ回転開始。この段階では、まだ、クラッチ歯車52Aの一方の被係合部(第3支持部の曲面状の端面)77は駆動アーム55の係合突起56に当たっていない。
したがって、実際には、駆動アーム、ダルマ、クランク等の各部材が解錠方向へ作動しているわけではない。クラッチ歯車52Aは吸着中のクラッチ板53Aを連れて一緒に時計方向に回転中であり、クラッチ板53Aの一方の案内部分83のガイド面83aも次第に駆動アーム55の係合突起56に接近している。
図17(c)は、電動で、実際に駆動アーム等の各部材が解錠を開始する説明図である(ダルマ、クランク等は省略)。クラッチ歯車52Aが吸着中のクラッチ板53Aと共に時計方向に回転すると、総論で述べたように、クラッチ板53Aの一つのガイド面83a(図では右側のガイド面)が「乗り出している」ことから、クラッチ板53Aが先に駆動アーム55の係合突起56に衝突する。この時、例えば錠前の付勢手段(クリックバネ)31が強いため、駆動アーム55は内側に傾倒しない。
したがって、クラッチ板53Aは磁性体80,81の吸着力に抗して若干突き上げられる。つまり、クラッチ板53Aは反時計方向に多少動き、その吸着状態が外れる。一方、電動でクラッチ歯車52Aは回転し続けることから、クラッチ歯車52Aの小凹所状の被係合部77に駆動アーム55の係合突起56が引っ掛かる。この状態で駆動アーム55は図面上下降する。
図17(d)は、電動で解錠中に「停電」した時の説明図である。この時、当然のことながら、駆動アーム55も停止する。
そこで、図18を参照にして手動操作(合鍵を利用)する場合を説明する。
ここで、手動操作する場合には、二つの操作態様がある。その一つは、合鍵をそのまま解錠方向へ回して駆動アーム55を下げる場合である。これが図18(a)の状態である。これにより、停電時であっても、クラッチ歯車52Aの凹所52aを利用して駆動アーム55をそのまま下げることができる。
ところで、図18(a)で示すように、一度手動で解錠方向(時計方向)へ回すと、駆動アーム55がクラッチ板53Aから離れ、その結果、クラッチ板53Aは磁性体80,81の吸着力により元の位置(吸着位置)に戻る。この時、駆動アーム55は、負荷がないため、「酔っ払いの如くフラフラの状態」である。
そこで、もう一つの操作態様である。この操作態様は、電動開始時の図17(a)の初期状態に戻したい場合である。つまり、施錠状態にしたい場合である。
図18(b)は、手動操作により、ダルマ22を反時計方向に回し始めた所である。手動施錠時、駆動アーム55はフラフラの状態のため、磁性体80,81の吸着力に負け、その係合突起56は「乗り出している」クラッチ板53Aの一つのガイド面83aに案内され、図面上、矢印で示すように多少左側に倒れる。
図18(c)は、ダルマ22がさらに施錠方向へ回っているときの説明図である。ダルマ22がさらに反時計方向へ回ると、クラッチ板53Aは案内部分83を介して上方に押し上げられることから、軸部71,72を介して反時計方向へと回転する。この時、クラッチ板53Aの第2磁性体81は第1磁性体80から離れると共に、駆動アーム55の係合突起56は、凹所の通り道78へと入り込む。
したがって、停電時、手動により、駆動アーム、ダルマ等の各部材を「解錠位置」又は「施錠位置」のいずれかに動かすことができる。
次に、図19及び図20は、駆動モータ41の駆動力(電動)により、解錠状態から施錠状態へ向かっているときに、例えば「停電」した場合における各説明図である。なお、本発明の作動態様の一例については、図17及び図18を参照して詳細に説明したので、重複的な部分は省略する
図19(a)は、解錠状態である。磁性体80、81は原点位置(図9参照)にあり、互いに吸着している。
図19(b)は、電動で施錠し始めた所である。クラッチ歯車52Aは、施錠方向(図面上、反時計方向)へ回転開始。この段階では、まだ、クラッチ歯車52Aの他方の被係合部(第2支持部の曲面状の端面)76は駆動アーム55の係合突起56に当たっていない。クラッチ板53Aの他方の案内部分83のガイド面83aが次第に駆動アーム55の係合突起56に接近している。
図19(c)は、電動で、実際に駆動アーム等の各部材が解錠を開始する説明図である(ダルマ、クランク等は省略)。クラッチ板53Aの一つのガイド面83a(図では右側のガイド面)が「乗り出している」ことから、クラッチ板53Aが先に駆動アーム55の係合突起56に衝突するが、前述したように、錠前の付勢手段31が強いため、駆動アーム55は内側に傾倒しない。図面上、クラッチ板53Aは磁性体80,81の吸着力に抗して若干押し下げられ、吸着状態が外れる。この時、電動でクラッチ歯車52Aは回転し続けることから、クラッチ歯車52Aの他方の被係合部76は駆動アーム55の係合突起56に係合する。この状態で駆動アーム55は上降する。
図19(d)は、電動で施錠中に「停電」した時の説明図である。施錠中に「停電」した場合にも、手動で駆動アーム55を解錠方向(図面上、下降方向)に移動させることができる。なお、合鍵で操作する場合には、そのまま施錠方向にも操作可能である。
そこで、図20を参照にして手動操作(合鍵を利用)で解錠する場合の態様を説明する。
まず、図20(a)で示すように、一度手動で施錠方向(反時計方向)へ多少回すと、駆動アーム55の係合突起56がクラッチ歯車の被係合部76から離れる。その結果、クラッチ板53Aは磁性体80,81の吸着力により元の位置(吸着位置)に戻る。
図20(b)は、手動操作により、ダルマ22を時計方向に回し始めた所である。手動解錠すると、駆動アーム55はフラフラの状態のため、磁性体80,81の吸着力に負け、その係合突起56は「乗り出している」クラッチ板53Aの一つのガイド面83aに案内され、図面上、左側に倒れる。
図20(c)は、ダルマ22がさらに解錠方向へ回っているときの説明図である。ダルマ22がさらに時計方向へ回ると、クラッチ板53Aは案内部分83を介して下方に押し下げられることから、軸部71,72を介して時計方向へと回転する。この時、クラッチ板53Aの第2磁性体81は第1磁性体80から離れると共に、駆動アーム55の係合突起56は、凹所のもう一つの通り道78へと入り込む。したがって、停電時、手動により、駆動アーム、ダルマ等の各部材を「解錠位置」へと動かすことができる。
実施例のクラッチ歯車52Aは、中心部に筒状の軸部71を有しているが、該軸部71は、必ずしも筒状でなくても良い。もちろん、クラッチ歯車52Aの中心部に棒状の軸を予め一体に設けても良い。
クラッチ歯車52Aの一側面に凹所52aを形成し、該凹所52a内にクラッチ板53Aを嵌合しているが、必ずしもクラッチ板53Aを凹所52a内に嵌め込まなくても良い。また、クラッチ板53Aの筒状軸部72は前記軸部71に外嵌合しているが、必ずしも外嵌合させる必要はない。さらに、凹所52aの支持部の数や形状は、任意に設計変更可能である。当然のことながら、例えば駆動アームの係合突起とクラッチ歯車52Aの曲面状被係合部との係合関係の設計変更は、本願発明の本質的事項に影響を与えない(同一発明である)。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図11は先願発明の最良の実施例を示す各説明図。図12乃至図20は本願発明の最良の実施例を示す各説明図。
先願発明の一実施例を示す概略説明図(電動又は手動による施錠時)。 主要部の概略説明図(手動による解錠時)。 停電時における駆動歯車の位置を示す概略説明図。 停電時、係合板が停止状態の駆動歯車とは別個に解錠位置へと単独回転する場合の概略説明図。 駆動歯車部材の分解斜視図。 歯車伝達機構の斜視からの概略説明図。 歯車伝達機構の概略説明図。 制御部、スイッチ等の要部を示す概略説明図。 先願発明の本発明の一実施例を示す概略説明図(電動又は手動による解錠時)。 ダルマの説明図。 クランクアームの説明図。 停電時、クラッチ板(係合板)が停止状態のクラッチ歯車(駆動歯車)とは別個に解錠位置へと単独回転する場合の概略説明図。 クラッチ歯車部材(駆動歯車部材)の分解斜視図。 クラッチ歯車の正面図。 主要部の概略断面説明図。 クラッチ板の正面図。 施錠状態から解錠(解錠中に停電)の概略断面説明図。 図17を前提とする手動操作の概略断面説明図。 解錠状態から施錠(施錠中に停電)の概略断面説明図。 図19を前提とする手動操作の概略断面説明図。
符号の説明
51A…クラッチ歯車部材(51:駆動歯車部材)、52A…クラッチ歯車(52:駆動歯車)、52a…凹所、53A…クラッチ板(53:係合板)、54…中心軸、55…駆動アーム、56…係合部(係合突起)、70…ギヤ部、71…クラッチ歯車の軸部、72…クラッチ板の軸部、73…第1支持部、74…第2支持部、75…第3支持部、73a,74a,75a…摺接面、76…第2支持部の被係合部、77…第3支持部の被係合部、80…クラッチ歯車側の第1磁性体、81…クラッチ板側の第2磁性体、83…案内部分、83a…ガイド面、42…歯車伝達機構、1…錠箱、2…デッドボルト、3…カマデッド、8…クランクアーム、21…ダルマ、31…付勢手段。

Claims (9)

  1. クラッチ歯車の壁面に第1磁性体を設け、一方、この第1磁性体の極性に対してして吸着し得る第2磁性体及び案内部分を有するクラッチ板をクラッチ歯車に回転自在に組み合わせ、停電時、操作力により駆動アームの係合部がクラッチ歯車の一側面に形成した凹所内の被係合部から離れた瞬間に、クラッチ板は、第2磁性体が第1磁性体に吸着する位置まで回転して駆動アームの係合ポイントをクラッチ板の案内部分へと切換えることを特徴とする電気錠のクラッチ機構。
  2. 請求項1に於いて、クラッチ板の案内部分は、クラッチ歯車の凹所の内周壁に沿って指先状に延びていることを特徴とする電気錠のクラッチ機構。
  3. 請求項2に於いて、クラッチ板の案内部分は、左右対称に形成されていることを特徴とする電気錠のクラッチ機構。
  4. 請求項1に於いて、クラッチ板は、その一側面がクラッチ歯車の凹所に設けた支持部の摺接面に摺接自在に支持されるようにクラッチ歯車に嵌合していることを特徴とする電気錠のクラッチ機構。
  5. 中心部に軸部を有するクラッチ歯車の壁面に第1磁性体を設け、一方、この第1磁性体の極性に対してして吸着し得る第2磁性体及び案内部分を有するクラッチ板をクラッチ歯車に回転自在に組み合わせ、停電時、操作力により駆動アームの係合部がクラッチ歯車の一側面に形成した凹所内の被係合部から離れた瞬間に、クラッチ板は、第2磁性体が第1磁性体に吸着する位置まで回転して駆動アームの係合ポイントをクラッチ板の案内部分へと切換え、操作力で移動する駆動アームは、前記凹所の通り道へ案内されることを特徴とする電気錠のクラッチ機構。
  6. 請求項5に於いて、クラッチ板の軸部は筒状に形成され、かつ、該軸部はクラッチ歯車の軸部に外嵌合していることを特徴とする電気錠のクラッチ機構。
  7. 請求項5に於いて、クラッチ歯車の凹所内に摺接面及び被係合部を有する支持部が離間して複数個設けられ、かつ、前記クラッチ板は、前記凹所に嵌合状態で回転可能であることを特徴とする電気錠のクラッチ機構。
  8. 軸部を介して回転するクラッチ歯車の一側面に凹所を形成し、この凹所に第1磁性体を設けると共に、駆動アーム用の被係合部を形成し、前記第1磁性体の極性に対応して吸着する第2磁性体を備えると共に、停電時、手動操作力に基づき前記駆動アームの係合ポイントを被係合部から案内部分へと切り換え得るクラッチ板をクラッチ歯車の一側面側に接合したことを特徴とする電気錠のクラッチ機構。
  9. 請求項8に記載の構成要件をそのまま含み、クラッチ機構の磁性体の初期位置の信号を検知する検知手段を備える電気錠。
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