JP2006190112A - 電子決済システム、個人用端末、加盟店用端末、認証・決済装置、電子決済方法、および電子決済プログラム - Google Patents

電子決済システム、個人用端末、加盟店用端末、認証・決済装置、電子決済方法、および電子決済プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】セキュリティ強化を図るとともに、迅速な決済処理を可能にする電子決済システムを提供する。
【解決手段】この電子決済システムでは、まず、顧客は個人用端末101から決済に利用するために設定された情報とともに当該顧客の生体情報を認証・決済センタに配置される認証・決済装置103へ送り、登録する。加盟店は、顧客が購入した商品の情報、日時などとともに当該顧客の生体情報を、加盟店用端末102から認証・決済装置103へ送る。認証・決済装置103は、送られてきた顧客の生体情報をあらかじめ登録されているデータと照合し、登録済みの顧客であるか否かを判断する。登録済みの顧客である場合に、さらに当該顧客の買物の内容があらかじめ設定された情報に含まれる条件を満足するか否かを判定する。条件を満足する場合に限り、所定の決済処理データを生成し、金融機関104へ送信する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、指紋認証などに代表されるバイオメトリックス技術を用いてセキュリティ強化を図った電子決済システム、電子決済方法、および電子決済プログラムに関する。
近年、インターネット技術の進歩に伴い、これを利用して、実際に現金を用いることなく電子データのやり取りで商品やサービスの対価を支払う電子決済システムが普及してきた(たとえば、特許文献1、2を参照。)。
特開2004−13910号公報 特開2004−252751号公報
上記各特許文献に開示された技術をはじめとする従来の電子決済システムでは、必ずシステムの管理者から審査承認された本人であることを証明する媒体(たとえば、クレジットカードや銀行のキャッシュカードなど)を携帯し、利用時にはその媒体を用いて本人認証を受けなければならない。
しかしながら、本人であることを証明する媒体は、盗難、紛失、偽造などにより、他人に悪用される危険性がある。また、その媒体は、利用時に本人認証のための暗証番号の入力をあわせて求められることがあるが、この暗証番号も盗用されるおそれがあり、セキュリティ対策として万全なものとはいえない。加えて、本人であることを証明する媒体は、その用途に基づき、一人で数種類のものを所持していることが多く、それぞれの媒体ごとに異なる暗証番号が付与されている場合、その暗証番号を失念してしまうおそれもある。暗証番号を失念した場合には、たとえ本人であっても、電子決済システム自体を使用することができないといった問題も生じる。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、セキュリティの強化を図るとともに、迅速な決済処理を可能にする電子決済システム、電子決済方法、および電子決済プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明の請求項1にかかる電子決済システムは、ネットワークを介して接続された、個人用端末と、加盟店用端末と、認証・決済装置と、により構成される電子決済システムであって、前記個人用端末は、顧客の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記生体情報取得手段が取得した顧客の生体情報からその特徴部位を抽出し、生体情報データを生成する生体情報データ生成手段と、顧客が任意に設定した情報を取得する顧客設定情報取得手段と、前記生体情報データ生成手段が生成した生体情報データと前記顧客設定情報取得手段が取得した顧客設定情報との関連付けをおこない、前記認証・決済装置に登録するための登録データを生成する登録データ生成手段と、各種データの前記ネットワークに対する送受信をおこなう通信手段と、を備え、前記加盟店用端末は、顧客の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記生体情報取得手段が取得した顧客の生体情報からその特徴部位を抽出し、生体情報データを生成する生体情報データ生成手段と、顧客が購入した商品情報などを取得する商品情報取得手段と、各種データの前記ネットワークに対する送受信をおこなう通信手段と、を備え、前記認証・決済装置は、各種データの前記ネットワークに対する送受信をおこなう通信手段と、前記登録データを格納するデータベースと、前記登録データを管理し、それらデータの前記データベースに対する書込/読出処理をおこなうデータ管理手段と、前記加盟店用端末から送られてきた顧客の生体情報データと同一データが前記データベースに格納されている登録データ中に存在するか否かを検索するデータ検索手段と、前記データ検索手段による検索の結果、同一の生体情報データの存在が判明した場合に、前記加盟店用端末から送られてきた商品情報の内容が、前記データベースに格納されている登録データに含まれる、前記個人用端末から送られてきた顧客設定情報に含まれる条件を満足するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記顧客設定情報に含まれる条件を満足すると判定された場合に、決済処理をおこなうためのデータを生成する決済処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明にかかる電子決済システムは、請求項1に記載の発明において、前記個人用端末の生体情報取得手段が取得する生体情報は、顧客の指紋、声、網膜、虹彩、耳の形、掌の皺、静脈などに関する情報、本人認証をおこなう際に使用する生体情報の種類やその照合順序などであることを特徴とする。
また、請求項3にかかる電子決済システムは、請求項1または2に記載の発明において、前記個人用端末の顧客設定情報取得手段が取得する顧客設定情報は、顧客が所持するクレジットカードの会員番号や銀行の口座番号、利用可能期間、利用可能限度額、利用可能店舗、利用可能品目などであることを特徴とする。
また、請求項4にかかる電子決済システムは、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記認証・決済装置のデータ管理手段は、前記登録データおよび前記加盟店用端末から送られてきた商品情報を参照し、各顧客の利用実績データを生成することを特徴とする。
また、請求項5にかかる電子決済システムは、請求項4に記載の発明において、前記認証・決済装置は、前記データ管理手段が生成した利用実績データを参照し、所定の期間ごとに各顧客に対して請求すべき利用手数料を算出する手数料算出手段を備えたを特徴とする。
また、請求項6にかかる個人用端末は、前記請求項1〜5のいずれか一つの電子決済システムにおいて用いられることを特徴とする。
また、請求項7にかかる加盟店用端末は、前記請求項1〜5のいずれか一つの電子決済システムにおいて用いられることを特徴とする。
また、請求項8にかかる認証・決済装置は、前記請求項1〜5のいずれか一つの電子決済システムにおいて用いられることを特徴とする。
また、請求項9にかかる電子決済方法は、顧客の生体情報を取得する生体情報取得工程と、前記生体情報取得工程で取得された顧客の生体情報からその特徴部位を抽出し、生体情報データを生成する生体情報データ生成工程と、顧客が購入した商品の詳細情報を取得する商品情報取得工程と、前記生体情報データ生成工程で生成された生体情報データが、あらかじめ登録されている本人認証をおこなうための生体情報データと同一であるか否かを照合する生体情報データ照合工程と、前記生体情報データ照合工程で生体情報データの同一性が判明した場合に、前記商品情報取得工程で取得された商品情報が、あらかじめ登録されている顧客が任意に設定した顧客設定情報に含まれる所定の条件を満足するか否かを判定する条件判定工程と、前記条件判定工程で所定の条件を満足することが判定された場合に、決済をおこなうためのデータを生成する決済データ生成工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項10にかかる電子決済方法は、請求項9に記載の発明において、前記生体情報データ照合工程で用いられる、あらかじめ登録されている本人認証をおこなうための生体情報データは、本人認証をおこなう際に使用するために、顧客自身が選択した複数種類の生体情報であることを特徴とする。
また、請求項11にかかる電子決済方法は、請求項10に記載の発明において、前記生体情報データ照合工程における生体情報データの照合は、あらかじめ登録されている順序にしたがっておこなわれることを特徴とする。
また、請求項12にかかる電子決済方法は、請求項9〜11のいずれか一つに記載の発明において、前記条件判定工程で基準とされる顧客設定情報には、顧客が所持するクレジットカードの会員番号や銀行の口座番号、利用可能期間、利用可能限度額、利用可能店舗、利用可能品目などが含まれていることを特徴とする。
また、請求項13にかかる電子決済プログラムは、請求項9〜12のいずれか一つに記載の電子決済方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
以上説明したように、この発明によれば、電子決済システムのセキュリティの強化を図るとともに、迅速な決済処理が可能になるという効果を奏する。また、前記登録データおよび前記加盟店用端末から送られてきた商品情報を参照し、各顧客の利用実績データを生成するので、顧客の利用実績の管理が容易になるという効果を奏する。また、前記データ管理手段が生成した利用実績データを参照し、所定の期間ごとに各顧客に対して請求すべき利用手数料を算出するので、商品代金とあわせて利用手数料を決済処理することができるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照して、この発明にかかる電子決済システム、個人用端末、加盟店用端末、認証・決済装置、電子決済方法、および電子決済プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(電子決済システムの概要)
まず、この発明の実施の形態にかかる電子決済システムの概要を説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかる電子決済システムの概略構成を示す図である。この電子決済システムは、それぞれネットワーク100を介して接続された、顧客が使用する個人用端末101と、加盟店に配置される加盟店用端末102と、認証・決済センタに配置される認証・決済装置103と、により構成される。
この電子決済システムでは、まず、顧客は個人用端末101から決済処理に利用するために設定した情報(たとえば、金融機関の口座番号や加盟しているクレジットカード番号など)とともに当該顧客の生体情報(たとえば、指紋、声、網膜、虹彩、耳の形、掌の皺などに関する情報や、本人認証をおこなう際に使用する生体情報の種類やその照合順序など)を、認証・決済センタに配置される認証・決済装置103に対して登録する。加盟店は、顧客が購入した商品情報、日時などとともに当該顧客の生体情報を、加盟店用端末102から認証・決済センタに配置される認証・決済装置103へ送る。
認証・決済装置103は、送られてきた顧客の生体情報をあらかじめ登録されているデータと照合し、登録済みの顧客であるか否かを判断する。未登録の顧客である場合には、その旨を加盟店用端末102へ通知し、加盟店での取引を停止させる。登録済みの顧客である場合には、さらに買物の内容があらかじめ登録されている情報に含まれる条件を満足しているか否かを判定する。条件を満足しない場合には、その旨を加盟店用端末102へ通知し、加盟店での取引を停止させる。条件を満足する場合は、決済処理データを生成し、金融機関104へ送信する。
つぎに、この発明の実施の形態にかかる電子決済システムを構成する各装置の機能的構成について説明する。
(個人用端末の機能的構成)
まず、個人用端末101の機能的構成を説明する。図2は、この個人用端末101の機能的構成を示すブロック図である。この個人用端末101は、制御部200と、生体情報取得部201と、生体情報データ生成部202と、顧客設定情報取得部203と、登録データ生成部204と、表示部205と、通信制御部206と、を含み構成される。
制御部200は、この個人用端末101全体の制御を司る。生体情報取得部201は、電子決済システムを利用する顧客の生体情報(たとえば、指紋、声、網膜、虹彩、耳の形、掌の皺などに関する情報や、本人認証をおこなう際に使用する生体情報の種類やその照合順序など)を取得する。生体情報データ生成部202は、生体情報取得部201が取得した顧客の生体情報からその特徴部位を抽出し、生体情報データを生成する。
顧客設定情報取得部203は、各顧客が設定した情報(たとえば、顧客が所持するクレジットカードの会員番号や銀行の口座番号、利用可能期間、利用可能限度額、利用可能店舗、利用可能品目など)を取得する。登録データ生成部204は、生体情報データ生成部202が生成した生体情報データと顧客設定情報取得部203が取得した顧客設定情報との関連付けをおこない、認証・決済装置103に登録するための登録データを生成する。表示部205は、各種情報を表示する。通信制御部206は、ネットワーク100に対するデータなどの送受信の制御をおこなう。
(加盟店用端末の機能的構成)
つぎに、加盟店用端末102の機能的構成を説明する。図3は、この加盟店用端末102の機能的構成を示すブロック図である。この加盟店用端末102は、制御部300と、生体情報取得部301と、生体情報データ生成部302と、商品情報取得部303と、利用実績管理部304と、格納部305と、表示部306と、通信制御部307と、を含み構成される。
制御部300は、この加盟店用端末102全体の制御を司る。生体情報取得部301は、電子決済システムを利用する顧客の生体情報を取得する。ここで取得される生体情報は、本人認証をおこなう際に使用するために、あらかじめ顧客自身が選択した種類の生体情報である。また、顧客が生体情報の照合順序を設定している場合はその順序にしたがって生体情報を取得する。生体情報データ生成部302は、生体情報取得部301が取得した顧客の生体情報からその特徴部位を抽出し、生体情報データを生成する。
商品情報取得部303は、顧客が購入した商品の品名(種類)、数量、価格などの商品情報とともに加盟店情報(店舗名など)を取得する。利用実績管理部304は、当該加盟店において顧客が購入した商品情報や、認証・決済装置103と通信の際に取得する顧客の個人情報などを取得し、管理する。この利用実績管理部304が管理する情報は、加盟店が顧客へのアフターサービスなどに用いるものであり、顧客の生体情報は含まれないものとする。格納部305は、利用実績管理部304が取得した各種情報を格納する。表示部306は、各種情報を表示する。通信制御部307は、ネットワーク100に対するデータなどの送受信の制御をおこなう。
(認証・決済装置の機能的構成)
続いて、認証・決済装置103の機能的構成を説明する。図4は、この認証・決済装置103の機能的構成を示すブロック図である。この認証・決済装置103は、制御部400と、通信制御部401と、データ管理部402と、データベース403と、データ検索部404と、結果通知部405と、判定部406と、決済処理部407と、手数料算出部408と、を含み構成される。
制御部400は、認証・決済装置103全体の制御を司る。通信制御部401は、ネットワーク100に対するデータなどの送受信の制御をおこなう。データ管理部402は、個人用端末101から送られてきた登録データ、加盟店用端末102から送られてきた顧客の生体情報データや商品情報を管理する。また、前記登録データや前記商品情報に基づき、顧客の利用実績データを生成する。そして、これらデータのデータベース403に対する書込/読出処理をおこなう。
データベース403は、生体情報データベース403aと、顧客設定情報データベース403b、利用実績データベース403cと、を備えている。各顧客の生体情報データは生体情報データベース403aに、それと関連付けられた顧客設定情報は顧客設定情報データベース403bに、各顧客の利用実績データは利用実績データベース403cに蓄積される。データ検索部404は、加盟店用端末102から送られた生体情報データと同一のデータが生体情報データベース403aに蓄積されているか否かを検出する。この検索結果は、結果通知部405へ送られる。
また、データ管理部402は、データ検索部404による検索の結果、加盟店用端末102から送られた生体情報データと同一のデータが生体情報データベース403aに蓄積されていることが判明した場合に、当該生体情報と関連する顧客設定情報を顧客設定情報データベース403bから読み出す。判定部406は、加盟店用端末102から送信された商品情報を参照し、顧客があらかじめ設定した顧客設定情報に含まれる条件内の買物であるか否かを判定する。この照会結果も結果通知部405へ送られる。
結果通知部405は、加盟店用端末102に対して、生体情報データの検索結果および顧客設定情報に基づく判定結果を通知する。決済処理部407は、判定部406の処理により、顧客があらかじめ設定した顧客設定情報に含まれる条件内の買物であることが判明した場合に、決済処理をおこなうためのデータを生成する。このデータは、通信制御部401により前記顧客設定情報に含まれる金融機関104に対して送信される。
手数料算出部408は、利用手数料を徴収する必要がある場合に、利用実績データベース403cに蓄積されている各顧客の利用実績データを参照し、所定の期間ごとに各顧客に対して請求すべき利用手数料を算出する。なお、この利用手数料は、決済処理部407が生成するデータに加算され、金融機関104へ通知される。
つぎに、この発明の実施の形態にかかる電子決済システムを構成する各装置のハードウェア構成について説明する。
(個人用端末のハードウェア構成)
まず、個人用端末101のハードウェア構成を説明する。図5は、この個人用端末101のハードウェア構成を示す図である。この個人用端末101は、CPU501と、ROM502と、RAM503と、ディスプレイ504と、指紋リーダ505と、カメラ506と、マイクロホン507と、キーボード508と、カードリーダ509と、I/F(インタフェース)510と、を備えている。そして、上記各構成部はバス500によってそれぞれ接続されている。
CPU501は、前述の制御部200の機能を実現して個人用端末101全体の制御を司るとともに、前述の生体情報データ生成部202、登録データ生成部204の機能も実現する。ROM502は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。ディスプレイ504は、前述の表示部205の機能を実現し、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。
指紋リーダ505は、生体情報の一つである指紋情報を取得する。カメラ506は、生体情報の一つである網膜、虹彩、耳の形を撮影する。マイクロホン507は、生体情報の一つである声を取得する。指紋リーダ505、カメラ506、およびマイクロホン507で前述の生体情報取得部201の機能を実現する。
キーボード508は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、各種情報の入力をおこなう。タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。カードリーダ509は、金融機関104が発行したキャッシュカードやクレジットカードなどの磁気情報を読み取る。キーボード508とカードリーダ509で前述の顧客設定情報取得部203の機能を実現する。なお、キーボード508は、生体情報取得部201の機能の一部を実現する場合もある。
I/F510は、通信回線511を通じてネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介して、認証・決済装置103などと接続する。そして、I/F510は、ネットワーク100と個人用端末101とのインタフェースを司り、個人用端末101に対するデータの入出力を制御する。I/F510は、たとえばモデムやLANアダプタなどである。このI/F510は、前述の通信制御部206の機能を実現する。
(加盟店用端末のハードウェア構成)
つぎに、加盟店用端末102のハードウェア構成を説明する。図6は、この加盟店用端末102のハードウェア構成を示す図である。この加盟店用端末102は、CPU601と、ROM602と、RAM603と、HDD(ハードディスクドライブ)604と、HD(ハードディスク)605と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)606と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)607と、ディスプレイ608と、指紋リーダ609と、カメラ610と、マイクロホン611と、バーコードリーダ612、キーボード613と、I/F614と、を備えている。そして、上記各構成部はバス600によってそれぞれ接続されている。
CPU601は、前述の制御部300の機能を実現して加盟店用端末102全体の制御を司るとともに、前述の生体情報データ生成部302、利用実績管理部304の機能も実現する。ROM602は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM603は、CPU601のワークエリアとして使用される。
HDD604は、CPU601の制御にしたがってHD605に対するデータのリード/ライトを制御する。HD605は、HDD604の制御で書き込まれたデータを記憶する。FDD606は、CPU601の制御にしたがってFD607に対するデータのリード/ライトを制御する。
FD607は、FDD606の制御で書き込まれたデータを記憶したり、FD607に記録されたデータを情報処理装置などへ読み取らせたりする。着脱可能な記録媒体として、FD607のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリーカードなどであってもよい。これらHDD604、HD605、FDD606、FD607などで前述の格納部305の機能を実現する。
ディスプレイ608は、前述の表示部306の機能を実現し、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。
指紋リーダ609は、生体情報の一つである指紋情報を取得する。カメラ610は、生体情報の一つである網膜、虹彩、耳の形を撮影する。マイクロホン611は、生体情報の一つである声を取得する。指紋リーダ609、カメラ610、およびマイクロホン611で前述の生体情報取得部301の機能を実現する。
バーコードリーダ612は、商品に付けられたタグのバーコードを読み取ることによって、当該商品の品名や価格などの商品情報を取得する。キーボード613は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、各種情報の入力をおこなう。タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。バーコードリーダ612とキーボード613で前述の商品情報取得部303の機能を実現する。
I/F614は、通信回線615を通じてネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介して、認証・決済装置103などと接続する。そして、I/F614は、ネットワーク100と加盟店用端末102とのインタフェースを司り、加盟店用端末102に対するデータの入出力を制御する。I/F614は、たとえばモデムやLANアダプタなどである。このI/F614は、前述の通信制御部307の機能を実現する。
(認証・決済装置のハードウェア構成)
続いて、認証・決済装置103のハードウェア構成を説明する。図7は、この認証・決済装置103のハードウェア構成を示す図である。この認証・決済装置103は、CPU701と、ROM702と、RAM703と、HDD704と、HD705と、ディスプレイ706と、キーボード707と、マウス708と、I/F709と、を備えている。そして、上記各構成部はバス700によってそれぞれ接続されている。
CPU701は、前述の制御部400の機能を実現して認証・決済装置103全体の制御を司るとともに、前述のデータ検索部404、結果通知部405、判定部406、決済処理部407、および手数料算出部408の機能も実現する。ROM702は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM703は、CPU701のワークエリアとして使用される。
HDD704は、CPU701の制御にしたがってHD705に対するデータのリード/ライトを制御する。このHDD704とCPU701で前述のデータ管理部402の機能を実現する。HD705は、HDD704の制御で書き込まれたデータを記憶する。このHD705は、前述のデータベース403の機能を実現する。
ディスプレイ706は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。
キーボード707は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、各種情報の入力をおこなう。タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス708は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウインドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様の機能を備えるものであれば、トラックボール、ジョイスティック、十字キー、ジョグダイヤルなどであってもよい。
I/F709は、通信回線710を通じてネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介して、個人用端末101や加盟店用端末102、金融機関104などと接続する。そして、I/F709は、ネットワーク100と認証・決済装置103とのインタフェースを司り、認証・決済装置103に対するデータの入出力を制御する。I/F709は、たとえばモデムやLANアダプタなどである。このI/F709は、前述の通信制御部401の機能を実現する。
つぎに、この発明の実施の形態にかかる電子決済システムの処理について説明する。
(個人情報の登録手順)
まず、個人情報の登録手順を説明する。図8は、この個人情報の登録手順を示すフローチャートである。
図8に示すフローチャートにおいて、まず、個人用端末101の生体情報取得部201が、この電子決済システムを利用しようとする顧客の生体情報(たとえば、指紋、声、網膜、虹彩、耳の形、掌の皺などに関する情報や、本人認証をおこなう際に使用する生体情報の種類やその照合順序など)を取得する(ステップS801)。つぎに、生体情報データ生成部202が、生体情報取得部201が取得した顧客の生体情報からその特徴部位を抽出し、生体情報データを生成する(ステップS802)。
顧客設定情報取得部203が、顧客がこの電子決済システムを利用する場合に必要になるようにあらかじめ設定した顧客設定情報(たとえば、顧客が所持するクレジットカードの会員番号や銀行の口座番号、利用可能期間、利用可能限度額、利用可能店舗、利用可能品目など)を取得する(ステップS803)。登録データ生成部204が、生体情報データ生成部202が生成した生体情報データと顧客設定情報取得部203が取得した顧客設定情報との関連付けをおこない、認証・決済装置103に登録するための登録データを生成する(ステップS804)。
通信制御部206が、登録データ生成部204が生成した登録データを認証・決済装置103へ送信する(ステップS805)。認証・決済装置103のデータ管理部402が、個人用端末101から送られてきた登録データをデータベース403に格納する(ステップS806)。このとき、顧客の生体情報データは生体情報データベース403aに、それと関連付けられた顧客設定情報は顧客設定情報データベース403bにそれぞれ格納される。
(電子決済システムにおける決済処理手順)
つぎに、この電子決済システムにおける決済処理手順について説明する。図9は、この電子決済システムにおける決済処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すフローチャートにおいて、まず、加盟店に配置される加盟店用端末102の生体情報取得部301が、電子決済システムを利用する顧客の生体情報を取得する(ステップS901)。ここで取得される生体情報は、本人認証をおこなう際に使用するために、あらかじめ顧客自身が設定した種類の生体情報である。また、顧客が生体情報の照合順序を設定している場合はその順序にしたがって生体情報を取得する。つぎに、生体情報データ生成部302が、生体情報取得部301が取得した顧客の生体情報からその特徴部位を抽出し、生体情報データを生成する(ステップS902)。
商品情報取得部303が、顧客が購入した商品の品名(種類)、数量、価格などの商品情報を加盟店情報(店舗名など)とともに取得する(ステップS903)。通信制御部307が、ステップS902で生成された生体情報データおよびステップS903で取得された商品情報を認証・決済装置103へ送信する(ステップS904)。
そして、認証・決済装置103のデータ検索部404がステップS904の処理で加盟店用端末102から送られてきた生体情報データと同一のデータが生体情報データベース403aに存在するか否かを検出する(ステップS905)。加盟店用端末102から送られてきた生体情報データと同一のデータが生体情報データベース403aに存在する場合(ステップS905:Yes)は、ステップS907へ移行する。加盟店用端末102から送られてきた生体情報データと同一のデータが生体情報データベース403aに存在しない場合(ステップS905:No)は、結果通知部405が、加盟店用端末102に対して、利用不可である旨を通知し(ステップS906)、処理終了となる。なお、このステップS906による通知は、加盟店用端末102の表示部306に表示される。
加盟店用端末102から送られてきた生体情報データと同一のデータが生体情報データベース403aに存在する場合(ステップS905:Yes)は、データ管理部402が、当該生体情報データと関連する顧客設定情報を顧客設定情報データベース403bから読み出す(ステップS907)。続いて、判定部406が、ステップS904の処理により加盟店用端末102から送信された商品情報が、前記顧客設定情報の条件を満足するか否かを判定する(ステップS908)。
前記顧客設定情報の条件を満足する場合(ステップS908:Yes)は、ステップS910へ移行する。なお、前記顧客設定情報の条件を満足する場合とは、前記商品情報が、上記ステップS902の処理で設定された、利用可能期間、利用可能限度額、利用可能店舗、利用可能品目などの条件をすべて満足している場合である。前記顧客設定情報の条件を満足しない場合(ステップS908:No)は、結果通知部405が、加盟店用端末102に対して、利用不可である旨を通知し(ステップS909)、処理終了となる。なお、このステップS909による通知は、加盟店用端末102の表示部306に表示される。
最後に、前記顧客設定情報の条件を満足する場合(ステップS908:Yes)は、決済処理部407が、決済処理をおこなうためのデータを生成し、前記顧客設定情報に含まれる金融機関104に対して送信する(ステップS910)。
(利用手数料の決済手順)
最後に、利用手数料の決済手順について説明する。利用手数料は、認証・決済装置103が配置されている認証・決済センタの利用に際して、顧客に利用手数料を徴収する必要がある場合に算出される。図10は、この利用手数料の決済手順を示すフローチャートである。
図10に示すフローチャートにおいて、まず、データ管理部402が、利用実績データベース403cに格納されている利用実績データを読み出す(ステップS1001)。つぎに、手数料算出部408が、ステップS1001の処理で読み出された利用実績データを参照し、所定の期間ごとに各顧客に対して請求すべき利用手数料を算出する(ステップS1002)。最後に、決済処理部407が、ステップS1002の処理で算出された利用手数料をもとに決済処理をおこなうためのデータを生成し、金融機関104へ送信する(ステップS1003)。
以上説明したように、この発明の実施の形態にかかる電子決済システムは、従来使用されていた暗証番号に代えて、他人では決して取得することのできない、指紋、声、網膜、虹彩、耳の形などの生体情報を用いて本人認証をおこなう。したがって、暗証番号を使用する際に懸念される、暗証番号を失念したり、盗用されたりすることがなく、高いセキュリティ精度を維持することができる。また、この電子決済システムでは、本人認証をおこなうための生体情報の組み合わせや、本人認証をおこなうために読み取らせる生体情報の順番を指定して登録することが可能であるため、よりセキュリティの強化が図れる。
さらに、この電子決済システムでは、取得した生体情報をそのまま用いずにその特徴を抽出して、効率的な照合処理を可能にする生体情報データを生成し、この生体情報を本人認証に用いている。このため、本人認証に要する時間を短縮することができる。
また、あらかじめ、本人認証をおこなうための生体情報と関連付けて利用する金融機関104の口座番号やクレジットカードの会員番号、利用可能期間、利用可能限度額などを登録するため、利用時にキャッシュカードやクレジットカードを持参する必要がない。したがって、キャッシュカードやクレジットカードの紛失や盗難の危険性がない。さらに、利用時には、生体情報を読み取らせるだけで、キャッシュカードやクレジットカードを読み取らせる必要はないため、使い勝手が向上する。
なお、本実施の形態で説明した電子決済方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
(運用例)
最後に、この発明の実施の形態にかかる電子決済システムの具体的な運用例を以下に示す。図11、図12は、この電子決済システムの一運用例を説明するための図である。
まず、クレジット会社のキャッシング機能を利用する場合は、図11に示すように、(1)あらかじめ登録されている生体情報(図では、右手第一指(1指)→左手第二指(2指)→右手第二指(2指)の順に)を読み取らせて本人認証をおこなう。この場合、前述した加盟店用端末102がクレジット会社のキャッシュディスペンサに設置されていることが前提となる。
つぎに、(2)本人認証がなされた後、(3)キャッシングする金額(たとえば、1万円)を設定する。(4)キャッシングする金額が利用限度額内で、かつ利用時が利用可能期間内であることが確認された後に、(5)本人に対して1万円が貸し出される。(6)この1万円は、クレジット会社が所定の期日に本人の指定口座から引き落とす。なお、金融機関104のキャッシュカードで引き出す場合は、(6)の処理がなく、キャッシングした金額が即時本人の指定口座から引き落とされる点が異なる。
つぎに、クレジットで買物をする場合は、図12に示すように、まず、(1)加盟店であらかじめ登録されている生体情報(図では、虹彩→右手第三指の順に)を読み取らせて本人認証をおこなう。つぎに、(2)本人認証がなされた後、(3)商品の代金(たとえば、1万円)を入力する。(4)商品の代金が利用限度額内で、かつ買物をした日時が利用可能期間内であることが確認された後に、(5)クレジット契約が成立し、本人は商品を手に入れることができる。
(6)商品代金の1万円は、クレジット会社が所定の期日に本人の指定口座から引き落とす。なお、顧客が、クレジットではなく、デビットカードを使用するのと同様な処理を希望する場合は、(6)の処理がなく、商品の代金が即時本人の指定口座から引き落とされる点が異なる。
また、この電子決済システムでは、自らがクレジットカードや金融機関104に口座を保持していない場合でも利用できる。たとえば、クレジットカードや口座を持たない子供であっても、その親が契約しているクレジット会社や金融機関104の口座を利用できるように、子供の生体情報の登録をおこなえばよい。
以上のように、本発明にかかる電子決済システム、個人用端末、加盟店用端末、認証・決済装置、電子決済方法、および電子決済プログラムは、情報処理装置を用いておこなわれる電子決済に有用であり、特に、セキュリティの強化が望まれる電子決済に適している。
この発明の実施の形態にかかる電子決済システムの概略構成を示す図である。 個人用端末の機能的構成を示すブロック図である。 加盟店用端末の機能的構成を示すブロック図である。 認証・決済装置の機能的構成を示すブロック図である。 個人用端末のハードウェア構成を示す図である。 加盟店用端末のハードウェア構成を示す図である。 認証・決済装置のハードウェア構成を示す図である。 個人情報の登録手順を示すフローチャートである。 電子決済システムにおける決済処理手順を示すフローチャートである。 利用手数料の決済手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる電子決済システムの一運用例を説明するための図である。 この発明の実施の形態にかかる電子決済システムの一運用例を説明するための図である。
符号の説明
100 ネットワーク
101 個人用端末
102 加盟店用端末
103 認証・決済装置
104 金融機関
200,300,400 制御部
201,301 生体情報取得部
202,302 生体情報データ生成部
203 顧客設定情報取得部
204 登録データ生成部
205,306 表示部
206,307,401 通信制御部
303 商品情報取得部
304 利用実績管理部
305 格納部
402 データ管理部
403 データベース
403a 生体情報データベース
403b 顧客設定情報データベース
403c 利用実績データベース
404 データ検索部
405 結果通知部
406 判定部
407 決済処理部
408 手数料算出部

Claims (13)

  1. ネットワークを介して接続された、個人用端末と、加盟店用端末と、認証・決済装置と、により構成される電子決済システムであって、
    前記個人用端末は、
    顧客の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記生体情報取得手段が取得した顧客の生体情報からその特徴部位を抽出し、生体情報データを生成する生体情報データ生成手段と、
    顧客が任意に設定した情報を取得する顧客設定情報取得手段と、
    前記生体情報データ生成手段が生成した生体情報データと前記顧客設定情報取得手段が取得した顧客設定情報との関連付けをおこない、前記認証・決済装置に登録するための登録データを生成する登録データ生成手段と、
    各種データの前記ネットワークに対する送受信をおこなう通信手段と、
    を備え、
    前記加盟店用端末は、
    顧客の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記生体情報取得手段が取得した顧客の生体情報からその特徴部位を抽出し、生体情報データを生成する生体情報データ生成手段と、
    顧客が購入した商品情報などを取得する商品情報取得手段と、
    各種データの前記ネットワークに対する送受信をおこなう通信手段と、
    を備え、
    前記認証・決済装置は、
    各種データの前記ネットワークに対する送受信をおこなう通信手段と、
    前記登録データを格納するデータベースと、
    前記登録データを管理し、それらデータの前記データベースに対する書込/読出処理をおこなうデータ管理手段と、
    前記加盟店用端末から送られてきた顧客の生体情報データと同一データが前記データベースに格納されている登録データ中に存在するか否かを検索するデータ検索手段と、
    前記データ検索手段による検索の結果、同一の生体情報データの存在が判明した場合に、前記加盟店用端末から送られてきた商品情報の内容が、前記データベースに格納されている登録データに含まれる、前記個人用端末から送られてきた顧客設定情報に含まれる条件を満足するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記顧客設定情報に含まれる条件を満足すると判定された場合に、決済処理をおこなうためのデータを生成する決済処理手段と、
    を備えたことを特徴とする電子決済システム。
  2. 前記個人用端末の生体情報取得手段が取得する生体情報は、顧客の指紋、声、網膜、虹彩、耳の形、掌の皺、静脈などに関する情報、本人認証をおこなう際に使用する生体情報の種類やその照合順序などであることを特徴とする請求項1に記載の電子決済システム。
  3. 前記個人用端末の顧客設定情報取得手段が取得する顧客設定情報は、顧客が所持するクレジットカードの会員番号や銀行の口座番号、利用可能期間、利用可能限度額、利用可能店舗、利用可能品目などであることを特徴とする請求項1または2に記載の電子決済システム。
  4. 前記認証・決済装置のデータ管理手段は、前記登録データおよび前記加盟店用端末から送られてきた商品情報を参照し、各顧客の利用実績データを生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電子決済システム。
  5. 前記認証・決済装置は、前記データ管理手段が生成した利用実績データを参照し、所定の期間ごとに各顧客に対して請求すべき利用手数料を算出する手数料算出手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の電子決済システム。
  6. 前記請求項1〜5のいずれか一つの電子決済システムにおいて用いられることを特徴とする個人用端末。
  7. 前記請求項1〜5のいずれか一つの電子決済システムにおいて用いられることを特徴とする加盟店用端末。
  8. 前記請求項1〜5のいずれか一つの電子決済システムにおいて用いられることを特徴とする認証・決済装置。
  9. 顧客の生体情報を取得する生体情報取得工程と、
    前記生体情報取得工程で取得された顧客の生体情報からその特徴部位を抽出し、生体情報データを生成する生体情報データ生成工程と、
    顧客が購入した商品の詳細情報を取得する商品情報取得工程と、
    前記生体情報データ生成工程で生成された生体情報データが、あらかじめ登録されている本人認証をおこなうための生体情報データと同一であるか否かを照合する生体情報データ照合工程と、
    前記生体情報データ照合工程で生体情報データの同一性が判明した場合に、前記商品情報取得工程で取得された商品情報が、あらかじめ登録されている顧客が任意に設定した顧客設定情報に含まれる所定の条件を満足するか否かを判定する条件判定工程と、
    前記条件判定工程で所定の条件を満足することが判定された場合に、決済処理をおこなうためのデータを生成する決済データ生成工程と、
    を含んだことを特徴とする電子決済方法。
  10. 前記生体情報データ照合工程で用いられる、あらかじめ登録されている本人認証をおこなうための生体情報データは、本人認証をおこなう際に使用するために、顧客自身が選択した複数種類の生体情報であることを特徴とする請求項9に記載の電子決済方法。
  11. 前記生体情報データ照合工程における生体情報データの照合は、あらかじめ登録されている順序にしたがっておこなわれることを特徴とする請求項10に記載の電子決済方法。
  12. 前記条件判定工程で基準とされる顧客設定情報には、顧客が所持するクレジットカードの会員番号や銀行の口座番号、利用可能期間、利用可能限度額、利用可能店舗、利用可能品目などが含まれていることを特徴とする請求項9〜11のいずれか一つに記載の電子決済方法。
  13. 請求項9〜12のいずれか一つに記載の電子決済方法をコンピュータに実行させることを特徴とする電子決済プログラム。

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