JP2006190055A - 事故報告処理装置、方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

事故報告処理装置、方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 事故が発生した時に保険加入者が自分が加入している保険会社やその事故連絡先窓口の電話番号等を覚えていなくとも事故発生の報告を行え、所定の情報を送るだけで保険会社に対して事故報告書の提出が行えるようにする。
【解決手段】 保険加入者の電話番号又はメールアドレスを記憶する保険加入者情報記憶部11と、保険会社の連絡先情報を含む保険会社情報及び、報告書のフォーマットデータを記憶する保険会社情報記憶部12と、保険加入者からの電話又は電子メールによる事故発生の連絡を受け付け、その際の電話番号又はメールアドレスを抽出する受付部15と、抽出された電話番号又はメールアドレスに基づいて、保険加入者が加入している保険会社を特定し、特定した保険会社の連絡先情報及び報告書フォーマットデータとを上記保険加入者の端末に送信する送信部16を有することとした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、保険加入者が保険会社に対して事故報告書を提出するための処理を行う技術に関するものであり、特に小額の損害について保険加入者自身が保険会社に保険金の請求を行うシステムに好適な技術に関する。
損害保険加入者等が、損害保険金の支払いを請求する場合、加入している保険会社に対して事故の連絡を行ったうえで、現場写真などを撮影して保険会社に事故報告書を提出する必要ある。このような事故報告書の提出は、小額の損害(例えば、住宅総合保険加入者が自宅の窓ガラスを割ってしまった場合)でも、同様に事故報告書を保険会社に提出する必要がある。
このような場合、従来はまず保険加入者が、加入している保険証書などを見て、加入している保険会社に電話などで事故発生の第一報を入れると共に、修理業者に修理費用の見積もりを依頼し、その見積もり額及び、現場写真などを添付した事故報告書を作成して保険会社に郵送していた。
また、上述のような事故報告書を作成したり、また事故現場を調査する専門の調査会社の作業をシステム化するためにいくつかのシステムが提案されている。
その一つとして、調査会社等からの事故報告を処理するシステムとして、オペレータがオペレータ端末から入力した、事故 現場の顧客からの通報により聴取した事故の情報から、調査会社等の現場急行担当者がモバイル端末で参照可能な事故情報を生成して、その後にモバイル端末から入力される現場急行担当者の調査結果と共にDBサーバに格納させ、その後にスケジューラがスケジューラ端末を用いて検収した現場急行担当者の調査結果と、オペレータによる顧客からの聴取内容とをリンクさせた情報を、最終的な受付事故の処理を行う担当者に引き継ぐまでの前段階の調査、処理を担当する初動担当が行えるようにしたシステムが提案されている(例えば、先行文献1)。
また、別の交通事故に遭遇したユーザを支援するシステムとして、相談者のユーザ端末2とサービス機関のサーバ3とがネットワーク4を介して送受信可能に接続され、ユーザ端末には、交通事故に遭遇した際の対処に関する支援をサーバに要求する支援要求手段が備えられ、サーバには、交通事故の状況に応じた対処すべき事項を対処情報として記憶する対処情報記憶手段と、ユーザ端末との間で、応答式で情報を送受信することにより、相談者の事故の状況を把握し、ユーザ端末毎に前記対処情報を選んで送信する支援手段とを備え、事故処理に不慣れな者でも、漏れや間違いなく簡単に事故時の対処が可能となるよう支援することができる事故対応システムが提案されている(例えば、先行文献2)。
またさらに別のシステムとしては、保険会社PCからの調査依頼に対して、調査サーバが、現場外注先PCに調査指示を鑑定事務所PCに鑑定指示を送信し、現場外注先で撮影された事故画像データを画像センタサーバに送信して記憶させ、鑑定事務所PCが画像センタサーバにアクセスして画像データ、医療所見、過去の調査レポートを参照して作成した鑑定レポートを画像センタサーバに送信して記憶させ、画像センタサーバから鑑定レポートを調査サーバに提供し、調査会社で総合調査レポートが作成され、その総合調査レポートを調査サーバから保険会社PCに提供する事故報告書提供システムが提案されている(例えば、先行文献3)。
特開2004−126807 特開2004−86844 特開2003−141243
しかし、保険加入者が自分がどこの保険会社のどのような保険に加入しているのか、また加入している保険会社の事故発生時の連絡先などの情報は、常時持っていないことが多い。そのため、事故が発生してから保険会社の連絡先の電話番号をいちいち調べる必要があり、連絡をするのに手間がかかってしまうという問題があった。このような問題は、特に、小額の保険金を請求する場合には、これを調査して事故報告する時間や手間を考えると、保険金の請求をあきらめてしまうことが多くなっていた。
また、保険加入者が自身で事故報告書を提出しようとしても、どういう情報を取得してよいか分からないため、十分な報告書を作成することができなかった。
特に、事故の損害の見積もりについては、専門の修理業者等に依頼しなければその見積もりをすることができないため、自分で専門の業者を選定して見積もり依頼を行っていると、その選定に手間取るばかりか、見積もりに必要な情報などが十分に提供できないなどの問題があった。
さらに、事故報告書を作成するだけでなく、これを保険会社に郵送する必要があるため、保険加入者にとっては非常にわずらわしく、特に小額の保険金の請求の場合には、保険金請求をあきらめてしまうことが多かった。
また、事故が発生した場合、その事故が保険の対象となり、保険金を請求できる事故なのかどうか分からず、結局保険金の請求を行わない場合が多くなってしまうという問題があった。
さらに、上述の先行文献1及び先行文献3のシステムでは、専門の調査会社等の担当者が現場に行って調査すること前提としたシステムであり、一般の保険加入者がそれぞれ加入している保険会社への事故発生の報告や、事故報告書を作成する際の支援を行うものではないため、特に小額の保険金の請求には適さないシステムであった。また、先行文献2のシステムでは事故発生時の対処方法に関する情報は提供してくれるが、その後の事故報告書の作成や提出などについては、まったく対処してくれないという問題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、事故が発生した時に保険加入者が自分が加入している保険会社やその事故連絡先窓口の電話番号等を覚えていなくとも、事故発生の報告をワンストップで行えるようにすると共に、所定の情報を送るだけで保険会社に対して事故報告書の提出も行えるようにした仕組みを提供することを目的とする。特に、小額な保険金額であっても、保険加入者が簡単な手続きで保険金を請求することに好適な仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一の観点にかかる事故報告処理装置は、保険加入者が保有する端末と通信可能に構成された装置であって、保険加入者の電話番号又はメールアドレスを記憶する保険加入者情報記憶手段と、保険会社の連絡先情報を含む保険会社情報及び、報告書のフォーマットデータを記憶する保険会社情報記憶手段と、上記保険加入者からの電話又は電子メールによる事故発生の連絡を受け付け、その際の電話番号又はメールアドレスを抽出する受付手段と、上記保険加入者情報記憶手段を参照して上記抽出された電話番号又はメールアドレスに基づいて、当該保険加入者が加入している保険会社を特定し、上記保険会社情報記憶手段を参照して特定した保険会社の連絡先情報を抽出し、抽出した連絡先情報及び報告書フォーマットデータとを上記保険加入者の端末に送信する送信手段とを有することを特徴とする。
また、上記保険加入者の端末から送信され、上記保険加入者が撮影した事故現場の写真データを含む事故報告内容を受付ける報告内容受付手段と、受付けた事故報告内容から、保険会社に提出する事故報告書を作成する事故報告書作成手段と、作成した事故報告書を出力する出力手段とを有してもよい。
また、上記出力手段は、作成された事故報告書を保険会社の装置に対して通信を介して送信するようにしてもよい。
また、上記受付けた事故報告内容を見積者が確認できるように所定のディスプレイに表示出力させると共に、上記見積者が見積もった事故の損害額の見積もり入力を受け付け、受付けた見積もりを上記保険加入者の端末に送信して、保険加入者に承認要求を行う見積処理手段をさらに有してもよい。
上記見積処理手段は、上記保険加入者が見積内容を確認して、事故報告書を保険会社に提出する旨の指示を受け付け、上記事故報告書作成手段は、上記保険加入者からの提出指示に応じて、上記見積内容に基づいた事故報告書を作成し、上記出力手段は、作成された事故報告書を出力するようにしてもよい。
また、上記受付けた見積もり情報を記憶する見積履歴データベースをさらに有し、上記見積処理手段は、上記見積者又は保険加入者からの要求に応じて、上記見積履歴データベースに記憶されている過去の見積情報を提供するようにしてもよい。
上記保険加入者に対して、保険金の支払い対象となる事故の情報と共に、事故報告受け付け先の電話番号又は電子メールアドレスなどの連絡先情報含む電子メールを配信する電子メール配信手段をさらに有してもよい。
また、保険加入者の端末は、撮影装置付移動通信端末であってもよい。
本発明の一の観点にかかる事故報告処理方法は、保険加入者が保有する端末と通信可能に構成され、保険加入者の電話番号又はメールアドレスを記憶する保険加入者情報記憶手段と、保険会社の連絡先情報を含む保険会社情報及び報告書のフォーマットデータを記憶する保険会社情報記憶手段を有するコンピュータにより実行される方法であって、上記コンピュータが、上記保険加入者からの電話又は電子メールによる事故発生の連絡を受け付け、その際の電話番号又はメールアドレスを抽出する処理と、上記保険加入者情報記憶手段を参照して上記抽出された電話番号又はメールアドレスに基づいて、当該保険加入者が加入している保険会社を特定し、上記保険会社情報記憶手段を参照して特定した保険会社の連絡先情報を抽出し、抽出した連絡先情報及び報告書フォーマットデータとを上記保険加入者の端末に送信する処理とを行うことを特徴とする。
本発明の一の観点にかかるコンピュータプログラムは、保険加入者が保有する端末と通信可能に構成され、 保険加入者の電話番号又はメールアドレスを記憶する保険加入者情報記憶手段と、保険会社の連絡先情報を含む保険会社情報及び報告書のフォーマットデータを記憶する保険会社情報記憶手段を有するコンピュータを保険情報処理装置として機能させるコンピュータプログラムであって、上記コンピュータに対して、上記保険加入者からの電話又は電子メールによる事故発生の連絡を受け付け、その際の電話番号又はメールアドレスを抽出する処理と、上記保険加入者情報記憶手段を参照して上記抽出された電話番号又はメールアドレスに基づいて、当該保険加入者が加入している保険会社を特定し、上記保険会社情報記憶手段を参照して特定した保険会社の連絡先情報を抽出し、抽出した連絡先情報及び報告書フォーマットデータとを上記保険加入者の端末に送信する処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、会員は自分が加入している保険会社やその保険会社の事故受付窓口の電話番号などを覚えておかなくとも、事故情報処理装置へ連絡するだけで簡単に保険会社の事故報告先や、事故報告フォーマットを取得することができる。したがって、会員は事故情報処理装置の連絡先だけを覚えておけばよいから、自動車保険、住宅総合保険、火災保険など複数の保険に加入していたとしても、なにか事故が起きたときはすべて事故情報処理装置へ連絡すればよいこととなり、非常に簡単かつ便利となる。
また、事故情報処理装置側で報告書を作成してくれるため、煩わしかった報告書の作成を行わなくてすむし、またその報告書作成にあたっても事故情報処理装置から要求された報告内容のフォーマットにしたがって報告すればよいから、簡単に事故報告書を作成することができる。そのため、特に、従来手間がかかるため保険金の請求をしていなかった小額の事故であっても、会員は簡単に保険金を請求することができるようになる。
また、事故情報処理装置から保険会社へ事故報告書を送信するようにしたことから、会員は事故報告書を郵送する手間がなくなるし、また保険会社としても事故報告書を電子的に処理することができ、作業効率を高めることができる。
また、事故情報処理装置側でまとめて見積もりを行うようにしたことから、会員側でいちいち業者を探して見積もりを依頼する必要がなく、会員は現場写真などの事故内容を報告するだけでよいから、手間が省け、非常に効率的に事故報告書を作成することができる。
また、見積内容を一旦会員に確認してから保険会社へ提出するようにしたことから、従来のように業者や調査会社などが一方的に決めるのではなく、会員が納得した金額で損害額を算定することができる。
また、見積内容を見積履歴記憶手段に記憶しておくようにしたことから、事故情報処理装置側で見積もりを行う場合に過去のデータを参照して見積もりを行うことができるし、また過去の見積内容をを会員が参照することで、これから報告を行う事故に対する大体の損害額を予測することができる。
また、メール配信手段により、会員に対して、保険金の支払い対象となる事故の情報と共に、事故情報処理装置の事故報告受け付け先の電話番号又は電子メールアドレスなどの連絡先情報含む電子メールを配信するようにしたことから、どのような事故が実際に保険金支払いの対象となっているかを会員が普段から知ることができる。また、事故が発生したときは、このメールに記載されている事故情報処理装置の連絡先に連絡すればよいから、別途事故情報処理装置への連絡先を控えておく必要がなく、いざというときに連絡先を忘れてしまうことを防止できる。
また、会員の撮影装置付き携帯電話端末で事故現場を撮影し、携帯電話端末から事故内容の報告ができるようにしたことから、事故現場で即位時に事故報告をすることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1に本実施形態の全体構成を示す。図1において、センタ装置1と、このセンタ装置1と携帯電話網及びインターネットなどを介して接続可能に構成された保険加入者である会員が保持するカメラ付きの携帯電話端末2と、電話回線、インターネットなどの所定の通信を介してセンタ装置1に接続可能に構成された保険会社装置3及び修理業者端末4から構成されている。
この会員が保持するカメラ付きの携帯電話端末2は、携帯電話としての通信機能を有するほか、インターネットに接続してパケットデータの送受信や電子メールの送受信ができるようになっている。また、携帯電話端末2は、撮影装置としてのカメラ(CCDカメラ)を搭載しており、撮影した画像データをJPEG、GIFなどの所定の形式の画像データとして記憶し、これをパケット通信又は電子メールで送信できるようになっている。
また、この携帯電話端末2は、その携帯電話網の基地局等の設定により、当該携帯電話端末2の電話番号が相手に対して通知される、所為発信電話番号通知の設定がされている。
保険会社装置3は、保険会社が保持するコンピュータ装置であって、センタ装置1からの事項報告書データを受付け、保険会社内で受信したデータを記憶、出力等することで保険金支払い等の処理を行う装置である。この保険会社装置3は、保険会社ごとにそれぞれ設けられており、センタ装置1はこれら複数の保険会社の保険会社装置3と通信可能に構成されている。
修理業者端末4は、保険の対象となっている物の修理等を行う修理業者のコンピュータ端末である。この修理業者は、例えば、家のリフォーム業者、車の修理工場だけでなく、床やカーペットなどのクリーニング業者、ガラス・カーテンなどのクリーニング及びこれら物の販売業者などを含むものである。
この修理業者端末4は、センタ装置1からの見積もり依頼を受付け、センタ装置1に対して見積もり情報を送信する処理を行うことができるようになっている。この処理は、電子メールや所定のデータ通信により行うことができる。また、センタ装置1を介して、会員からの修理要求を受付けることもできる。
センタ装置1は、本発明にかかる事故報告処理装置を構成する。このセンタ装置1はコンピュータにより構成され、CPU(Central Processing Unit)、CPUが実行するコンピュータプログラム、このコンピュータプログラムや所定のデータ等を記憶するRAMなどの内部メモリ及び、ハードディスクドライブなどの外部記憶装置により図2に示した機能ブロックを構成する。
図2に示した機能ブロックは、会員データベース(DB)11、保険会社データベース(DB)12、見積履歴データベース(DB)13、メール配信部14、事故報告受付部15、事故対応情報処理部16、報告内容受付部17、見積処理部18、報告書作成処理部19、出力処理部20から構成されている。
会員データベース11は、本サービスに加入している会員(保険加入者)に関する情報をデータベース化したものである。この会員データベース11には、図3に示すように会員ID、電話番号、個人情報、加入保険情報が記憶できるようになっている。
会員IDは、会員を一意に識別するための識別情報であって、会員の入会時にセンタ装置1側で付与したものである。また同時に本人認証のためのパスワードを記憶することができる。これら会員ID及びパスワードは、数字、アルファベットなどの所定の文字又はこれらの組み合わせにより構成することができる。
電話番号は、会員が保持している携帯電話端末2の電話番号である。この電話番号は1つとは限らず、複数の電話番号を登録することも可能である。
個人情報は、会員個人に関する情報であって、個人の氏名、住所、電子メールアドレス、自宅の電話・FAX番号などの情報が含まれる。
加入保険情報は、会員が加入している保険会社名、支店名、住所、電話番号、担当者などの情報である。
保険会社データベース12は、保険会社に関する情報をデータベース化したものである。この保険会社データベース12には、図4に示すように、保険会社ID、保険会社情報、保険約款情報、報告書フォームデータが記憶できるようになっている。
保険会社IDは、保険会社を一意に識別するための識別情報であって、保険会社を登録する際にセンタ装置1側で付与したものである。保険会社IDは、数字、アルファベットなどの所定の文字又はこれらの組み合わせにより構成することができる。また、保険会社IDは、保険会社の支店、支所ごとに付与するようにしてもよい。
保険会社情報は、保険会社に関する情報である。この保険会社情報としては、保険会社名、支店・支所名、それぞれの保険会社の事故発生窓口の電話番号などの連絡先情報が含まれる。
保険約款情報は、当該保険会社が取り扱っている保険商品及びその約款の情報である。
報告書フォームは、保険会社に対して事故報告を行う際の事故報告書の雛形である。この事故報告書の一例を図5に示す。図5に示すように事故報告書としては、提出日、保険加入者情報欄51、事故報告欄52、保険会社情報欄53、通信方法欄54、備考欄55から構成されている。
保険加入者情報欄51には、加入者(会員)の氏名、住所を入力欄がある。事故報告欄52には事故発生日、発生時刻、事故発生場所、事故内容、届出警察署情報、発生状況などの入力欄がある。なお、届出警察署などは事故の種類によっては入力する必要がない。保険会社情報欄53には保険会社名、支店名、住所、電話番号、保険担当者名などの入力欄がある。通信方法欄54は会員と連絡を取る際の通信方法を選択する欄で、電話、FAX、メール、郵送、その他から選択入力できるできるようになっている。
そして、事故報告書フォームには、携帯電話端末2のカメラで撮影した事故現場の写真データが添付され、これにより事故報告書が完成する。この写真データは携帯電話端末2のCCDカメラ等で撮影した写真画像データをJPEGやGIFなどの所定形式のデータとして添付される。
なお、事故報告書は保険会社から指定がある場合には、個別報告フォームを記憶しておくことができるが、特に指定がない場合には各保険会社で統一された同じ報告書フォームを記憶しておくことができる。
見積履歴データベース13は、事故に対する損害額の見積もり履歴をデータベース化したものである。この見積履歴データベース13には、図6に示すように発生年月日、住宅保険・自動車保険などの保険の種別、事故内容、見積額、保険金を支払った保険会社情報が記憶できるようになっている。なお、見積額は実際に支払われた保険金額であってもよい。また、このほかに支払われた会員の会員IDを記憶するようにしてもよく任意である。
メール配信部14は、会員に対して、保険金の支払い対象となる事故の情報と共に、事故報告受け付け先の電話番号又は電子メールアドレスなどの連絡先情報含む電子メールを、メーリングリストにより配信する処理を行う。この配信は、メール配信部14が、会員データベース11に記憶されている会員のメールアドレスに基づいて、定期的又は不定期に配信を行う。
また、配信を行う情報は、センタ装置1側で入力してもよいし、見積履歴データベース13に記憶されているデータを抽出して、過去の事例を配信するようにしてもよい。
この配信メールとしは、図7に示すように、保険金の支払い対象となる事故の情報701と、事故報告受け付け先の電話番号又は電子メールアドレスなどの連絡先情報702から構成されている。したがって、会員が事故にあった時には、この連絡先情報702に記載されている電話番号等を見てセンタ装置1に通報すればよい。
事故報告受付部15は、会員(保険加入者)からの携帯電話端末2からの事故発生の連絡を受け付け、その携帯電話の電話番号を抽出する処理を行う。
この電話番号の抽出処理は、事故報告受付部15が、発信者者番号通知により通知された携帯電話装置2の電話番号を受信することにより行う。
事故対応情報処理部16は、会員データベース11を参照して、抽出された電話番号に基づいて、当該会員が加入している保険会社を特定する処理を行う。
また、事故対応情報処理部16は、保険会社データベース12を参照して、保険会社の連絡先情報を特定し、特定した連絡先情報と、当該保険会社の事故報告書フォーマットデータを会員の携帯電話端末2に送信する処理を行う。
報告内容受付部17は、会員が事故報告フォーマットに基づいて入力した事故報告を受付ける処理を行う。この事故報告はテキストデータ又は所定のファイル形式のデータとして受信することができる。また、この際、報告内容受付部17は、会員の携帯電話端末2から送信された事故現場の写真データをあわせて受信する。
見積処理部18は、受信した事故現場の写真を含む事故報告書の内容を所定のディスプレイに表示して、担当者等からの損害の見積もり内容の入力を受付ける処理を行う。具体的には、センタ装置1側の担当者が表示された事故内容をディスプレイ上で確認して、その内容に基づいた損害金額の見積もりを行い、見積金額をキーボードなどを用いて入力することができる。この際、見積担当者から過去の見積内容の検索要求がされた場合には、見積処理部18が見積履歴データベース13を参照して、検索条件(例えば、保険の種別)に合致した過去の見積情報を抽出してディスプレイに表示するようになっている。
また、必要がある場合には、見積処理部18は、受信した事故報告書の内容を修理業者端末4に送信して見積もり依頼を行う。
そして、見積内容の入力が完了すると、見積処理部18は、見積内容を会員の携帯電話端末2に送信して、見積もりの確認要求の処理を行う。
報告書作成処理部19は、受付けた事故報告内容及び会員に承認を受けた見積もり内容から、保険会社に提出する事故報告書を作成する処理を行う。
この保険会社に提出する事故報告書は、会員から提出された事項報告内容に基づいて事故報告書を作成すると共に、会員が撮影した現場写真と見積書を添付することで、最終的な事故報告書が作成される。
出力処理部20は、作成された事故報告書をネットワークを介して保険会社装置3へ送信する処理を行う。この送信は、インターネットなどの所定のネットワークを介して行ってもよいし、また保険会社装置3とVPN(Virtual Private Network)接続して送信してもよい。
次に、本実施形態のシステム全体の処理の流れについて図8を参照して説明する。
図8において、まず事前登録としてセンタ装置1が保険会社の情報を登録して保険会社情報データベース13に記憶する。この保険会社情報登録の際には、保険会社の事故連絡先窓口の電話番号などを含む保険会社情報、当該保険会社が取り扱っている保険商品の保険約款情報、また事故報告書フォーマットデータを登録し、センタ装置1が各保険会社の情報に対して保険会社IDを付与する。
なお、この登録は、保険会社装置3から行ってもよいし、またセンタ装置1側でキーボードなどにより入力したり、ファイルを取り込むことにより登録処理を行うことができる。
また同様に事前登録として、会員から本サービスの会員登録の申し込みを受けて、その会員情報を会員データベース11に記憶する。この際、会員の携帯電話端末2の電話番号、氏名、住所、パスワードなどの個人情報、加入保険会社の情報などを登録し、センタ装置1が各会員に対して会員IDを発行する。
なお、この個人情報の登録処理は、例えば、FAXシートで加入している保険証書又は保険証書の内容を記載した会員登録用紙をセンタ装置1へFAX送信し、これをセンタ装置1側でOCRにより読み込み、又は担当者が入力することで会員登録処理を行うようにしてもよい。また、保険証書の内容等を電子メール、インターネットを介して送信することで登録処理を行うようにしてもよい。
また、日常的にはセンタ装置1のメール配信部14が、定期的又は不定期に保険に関する電子メールを会員の携帯電話端末2に対して配信するサービスを行う。
これにより、会員は保険に関する情報や、どのような事故に対して保険金が支払われたかを知ることができ、自分に起こった事故が保険の対象になるかどうかを判断するときの材料となる。
会員登録等が完了した状態で、事故が発生すると会員が携帯電話端末2でセンタ装置1に対して電話をして事故発生通知を行う(S1)。
会員が電話する電話番号は、メール配信部14により配信された電子メール内に記載されているセンタ装置1の受付電話番号である。これにより、会員の加入している保険会社がどこの保険会社であろうと、すべて同じセンタ装置1の電話番号に電話することになる。
事故発生通知があると、センタ装置1は、会員が加入している保険会社の事故受付電話番号を含む加入保険会社情報と、事故内容の報告書フォーマットを、電子メール等で会員の携帯端末2へ送信する(S2)。
会員は送信された保険会社の事故受付電話番号をみて、携帯電話端末2から保険会社へ事故発生の通知を電話で行う(S3)。これにより、保険会社では、会員(保険加入者)に事故が発生したことの第一報をうけることができる。これにより、保険会社は、会員(保険加入者)から事故報告書が送られてくるのを待っている状態となる。
また、会員は、携帯電話端末2が搭載しているカメラ(CCDカメラ)で事故現場の写真を撮影するとともに、送られた報告書フォーマットに所定の内容を記入して、撮影した写真データと併せて事故内容をセンタ装置1へ送信する(S4)。
センタ装置1側では受信した事故内容を見て、損害額(保険金)の見積もりを行い、これを会員の携帯電話端末2へ送信して、送信した見積金額でよいか否かの承認要求を行う(S5)。
なお、この際、必要に応じてセンタ装置1から修理業者端末4に対して、修理見積もりの問合せをするようにしてもよい。この際には、センタ装置1から事故内容を修理業者端末4に送信して見積もり依頼を行うこととなる。
この確認要求に対して、会員が携帯電話端末2から見積内容の承認通知をセンタ装置1に通知すると(S6)、センタ装置1は会員からの写真を含む事故内容及び見積額から保険会社に提出する事故報告書データを作成し、これをインターネット等を介して保険会社装置3へ送信する(S7)。
これにより、事故報告手続きが完了し、その後は、保険会社から事故の被害者、加害者(会員)に対して示談書等が郵送され、示談が完了することにより保険会社から損害見積に基づいた保険金が支払われることになる。
次に、上記実施形態におけるセンタ装置1の詳細な処理について図9を参照して説明する。図9において、会員が事故を起こしてセンタ装置1に電話連絡をすると、まず、事故報告受付部15が、会員の携帯電話端末2から事故発生通知を受信すると、携帯電話網の基地局からの発信電話番号通知により通知された携帯電話端末2の電話番号を受信する(S101)。
事故対応情報処理部16は、会員データベース11の登録されている電話番号を参照して、受信した携帯電話番号から発信者である会員を特定し、当該会員が加入している保険の保険会社IDを抽出する(S102)。
事故対応情報処理部16は、保険会社データベース12を参照して、会員が加入している保険会社IDに基づいて、当該保険会社の事故連絡先電話番号、登録されている事故報告フォーマットを抽出し(S103)、抽出した事故連絡先電話番号及び事故報告フォーマットを会員の携帯電話端末2へ送信する(S104)。
この際、会員の携帯電話端末2に表示される画面の一例を図11に示す。図11に示すように、まず先頭に事故連絡情報201が表示され、会員が加入している保険会社の連絡先電話番号が表示され、TELボタン202を指示することで当該電話番号に発信するようになっている。そして、事故内容報告として、保険会社への事故連絡が済んだか否かのチェック欄203が設けられ、その後に会員ID、パスワード、事故発生年月日などの事故の状況説明欄204が設けられている。この事故状況説明欄の記入欄は、図5に示した事故報告書の記入欄に対応した項目が設けられている。
そして、入力が完了すると、送信ボタン205を指示することで、入力された内容がセンタ装置1へ送信される。また、報告しない場合にはキャンセルボタン206を指示することで処理が中止されるようになっている。
また、事故現場写真を送る画面を図12に示す。現場写真送信画面210は、写真画像ファイルを添付する添付欄211、そして写真の内容を説明する説明欄212が設けられている。なお。この説明欄212の記入は任意である。そして、写真を添付して送信ボタン213を指示することで、入力された内容がセンタ装置1へ送信される。また、報告をしない場合にはキャンセルボタン214を指示することで処理が中止される。
なお、図11、図12の例では写真送信画面が別画面となっている例に付いて説明したが、図11及び図12の画面を1画面としてもよい。
会員が携帯電話端末2で撮影した事故現場写真を含む事故報告内容を送信すると、報告内容受付部17が事故現場写真を含む事故報告内容を受信して、メモリ等に一時的に記憶する(S105)。
そして、報告内容受付部17は、受信した事故報告内容の入力項目及び写真データのチェックを行う(S106)。このチェックは、事故報告フォーマットの入力欄すべてに入力があるか否か、保険会社への連絡がされているか否か、また事故現場の写真が添付されているか否かのチェックを行う。
チェックの結果、適正でない(NG)の場合には、会員の携帯電話端末2に対して再送要求を行い(S107)、処理を終了する。この再送要求に基づいて再送された場合には、上述のS105の処理から繰り返されることになる。
S106のチェックの結果、適正である(OK)の場合には、見積処理部18が報告内容を所定のディスプレイに表示させて、センタ装置1側の担当者に対して、当該事故に対する損害(保険金)の見積金額の入力を要求する(S108)。
この際、担当者が修理業者への見積もり依頼が必要と判断した場合には、見積処理部18が修理業者端末4に対して報告内容を送信して見積もり依頼を行うこととなる。
見積金額が入力されると、見積処理部18は入力された見積もり内容を、会員の携帯電話端末2へ送信して、見積もり内容確認要求を行う(S109)。
携帯電話端末2に表示される見積もり確認画面の例を図13に示す。図13に示した見積もり確認画面220は、最初に説明文が記載され、その後入力された見積金額表示欄221、見積金額の内訳などを表示する説明欄222が設けられている。なお説明欄221を設けるか否か、また担当者がこの欄に記入するか否かは任意である。
そして、表示された見積もり内容を承認する場合には承認ボタン223を指示し、承認しないで再度見積もりを依頼する場合には再見積ボラン224が指示され、これによりセンタ装置1へ通知されることとなる。
見積処理部18は、この要求に対して、会員が見積内容を承認し事故報告書の提出指示(OK)をしたか、あるいは承認しない(NG)旨のいずれの回答がされたかを判別する(S110)。
判別の結果、会員が見積もり内容を承認せずに、再見積もりを要求してきた場合には、S109の処理に戻って、再度担当者に対して見積もり入力を要求する。
引き続き図10を参照して、S110の判別の結果、会員が見積もり内容を承認した(OK)場合には、報告書作成処理部19が会員からの報告内容及び見積内容に基づいて、保険会社へ提出する事故報告書データを作成する(S111)。
この事故報告書の作成は、報告書作成処理部19が、図5に示した事故報告書フォーマットの対応する入力項目に当てはめるとともに、会員が撮影した写真データと、会員に承認された見積書を添付して事故報告書を作成する。
事故報告書が作成されると、出力処理部20が作成された事故報告書データを、インターネットなどの通信を介して保険会社装置3へ送信出力する(S112)。これにより、保険会社への事故報告が完了することとなる。
また、見積処理部18は、作成した見積内容を見積データベース13に記憶して(S113)、処理を終了する。
このように、上述の実施形態によれば、会員は自分が加入している保険会社やその保険会社の事故受付窓口の電話番号などを覚えておかなくとも、センタ装置1へ連絡するだけで簡単に保険会社の事故報告先の電話番号や、事故報告フォーマットを取得することができる。したがって、会員はセンタ装置1の連絡先だけを覚えておけばよいから、自動車保険、住宅総合保険、火災保険など複数の保険に加入していたとしても、なにか事故が起きたときはすべてセンタ装置1へ連絡すればよいこととなり、手続が非常に簡潔になる。
また、センタ装置1側で事故報告書を作成してくれるため、煩わしかった報告書の作成を行わなくてすむし、またその報告書作成にあたってもセンタ装置1から要求された事故報告フォーマットにしたがって入力するだけでよいから、専門的な知識を必要とせず簡単に事故報告書を作成することができる。そのため、特に、従来手間がかかるため保険金の請求をしていなかった小額の事故(例えば、ガラスを割っり、自転車を壊したなど)であっても、会員は簡単に保険金を請求することができる。
また、センタ装置1から保険会社装置3へ事故報告書を送信するようにしたことから、会員は事故報告書を郵送する手間がなくなるし、また保険会社としても事故報告書を電子的にしょりすることができ、作業効率を高めることができる。
また、センタ装置1側でまとめて見積もりを行うようにしたことから、会員側でいちいち業者を探して見積もりを依頼する必要がなく、会員は現場写真などの事故内容を報告するだけでよいから、手間が省け、非常に効率的に事故報告書を作成することができる。
また、見積内容を一旦会員に確認してから保険会社へ提出するようにしたことから、従来のように業者や調査会社などが一方的に決めるのではなく、会員が納得した金額で損害額を算定することができる。
また、見積内容を見積履歴データベース13に記憶しておくようにしたことから、センタ装置1側で見積もりを行う場合に過去のデータを参照して見積もりを行うことができるし、また過去の見積内容をを会員が参照することで、これから報告を行う事故に対する大体の損害額を予測することができる。
また、どの保険会社がどのような損害に対して、保険金額を支払ったのかを見ることができ、会員が加入する保険会社を選択する時の参考にもすることができる。
また、メール配信部14により、会員に対して、保険金の支払い対象となる事故の情報と共に、センタ装置1の事故報告受け付け先の電話番号又は電子メールアドレスなどの連絡先情報含む電子メールを配信するようにしたことから、どのような事故が実際に保険金支払いの対象となっているかを会員が普段から知ることができる。また、事故が発生したときは、このメールに記載されているセンタ装置1の連絡先に連絡すればよいから、別途センタ装置1への連絡先を控えておく必要がなく、いざというときに連絡先を忘れてしまうことを防止できる。
また、会員のカメラ付携帯電話端末2で事故現場を撮影し、携帯電話端末2から事故内容の報告ができるようにしたことから、事故現場で即位時に事故報告をすることができる。
なお、携帯電話端末2に代えて、通信機能を持ったカメラ付きの移動端末(たとえば、PDA端末)などであってもよい。
なお、上述の実施形態では、事故が発生した場合、電話でセンタ装置1に連絡する例について説明したが、これに限らず電子メールで連絡するようにしてもよい。この場合、会員データベース11に会員が保有している電子メールアドレス(携帯電話端末2の電子メールアドレス等)を記憶しておき、事故報告受付部15が受信した電子メールの送信元の電子メールアドレスから会員を特定するようにすればよい。これによっても、上述の例と同様な効果を奏することができる。
上記例は、出力処理部20が事故報告書をネットワークを介して直接保険会社装置3へ送信する例について説明したが、事故報告書を会員が保持している携帯電話端末2やそのほかの会員の端末へ送信して、会員が保険会社へ事故報告書を送信又は郵送するようにしてもよい。
また、出力処理部20が事故報告書を印刷して、これを会員へ郵送等により渡してもよい。
また、出力処理部20が事故報告書をFAXなどにより保険会社へ送信してもよい。
上述の例に加えて、会員側で見積もりを行う業者の中から、所定の業者を選択して、見積もりを依頼するようにしてもよい。これにより、例えば、いつも依頼している修理業者や、また一番希望に合った見積もりをしてくれる業者を会員が選択できることとなる。また、センタ側では見積もりを行わずに会員が、例えば、いつも依頼している修理業者に依頼できるようにしてもよい。
上述の例では、センタ装置1が事故報告を行うだけでなく、会員からの要求に応じて、会員に修理業者を紹介するするようにしてもよい。これにより、会員は修理業者を自分で捜さなくともセンタ側で選定してくれることとなり、より一層利便性が向上する。
上述の例では、会員が加害者の場合について説明したが、これに限らず会員が被害者の場合であってもよい。また、自損事故や自然災害のように、加害者、被害者の区別がない場合でも、同様な処理により保険金の請求書処理を行うことができる。
また、上述の例では、会員制とした例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
上述のセンタ装置1の処理をコンピュータに対して実行させるコンピュータプログラムは、これをCD−ROMなどの媒体に固定して、又はネットワークなどを通じて配信することで流通させることができる。
本発明にかかる事故報告処理システムの全体構成の一実施形態を示した概略図。 本実施形態にかかるセンタ装置の機能ブロック図。 会員データベースに記憶されるデータ項目の一例を示した図。 保険会社データベースに記憶されるデータ項目の一例を示した図。 事故報告書の一例を示した図。 見積データベースに記憶されるデータ項目の一例を示した図。 会員に配信される電子メールの一例を示した図。 システム全体の処理の流れを示した図。 センタ装置の詳細な処理の流れを示した図。 センタ装置の詳細な処理の流れを示した別の図。 事故報告を行う場合の画面の一例を示した図。 現場写真送信画面の一例を示した図。 見積通知画面の一例を示した図。
符号の説明
1 センタ装置
2 携帯電話端末
3 保険会社装置
4 修理業者端末
11 会員データベース
12 保険会社データベース
13 見積履歴データベース
14 メール配信処理部
15 事故報告受付部
16 事故対応情報処理部
17 報告内容受付部
18 見積処理部
19 報告書作成処理部
20 出力処理部

Claims (10)

  1. 保険加入者が保有する端末と通信可能に構成された装置であって、
    保険加入者の電話番号又はメールアドレスを記憶する保険加入者情報記憶手段と、
    保険会社の連絡先情報を含む保険会社情報及び、報告書のフォーマットデータを記憶する保険会社情報記憶手段と、
    上記保険加入者からの電話又は電子メールによる事故発生の連絡を受け付け、その際の電話番号又はメールアドレスを抽出する受付手段と、
    上記保険加入者情報記憶手段を参照して上記抽出された電話番号又はメールアドレスに基づいて、当該保険加入者が加入している保険会社を特定し、上記保険会社情報記憶手段を参照して特定した保険会社の連絡先情報を抽出し、抽出した連絡先情報及び報告書フォーマットデータとを上記保険加入者の端末に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする事故報告処理装置。
  2. 上記保険加入者の端末から送信され、上記保険加入者が撮影した事故現場の写真データを含む事故報告内容を受付ける報告内容受付手段と、
    受付けた事故報告内容から、保険会社に提出する事故報告書を作成する事故報告書作成手段と、
    作成した事故報告書を出力する出力手段と、
    を有する請求項1記載の事故報告処理装置。
  3. 上記出力手段は、作成された事故報告書を保険会社の装置に対して通信を介して送信する、
    請求項2記載の事故報告処理装置。
  4. 上記受付けた事故報告内容を見積者が確認できるように所定のディスプレイに表示出力させると共に、上記見積者が見積もった事故の損害額の見積もり入力を受け付け、受付けた見積もりを上記保険加入者の端末に送信して、保険加入者に承認要求を行う見積処理手段をさらに有する、
    請求項2又は3記載の事故報告処理装置。
  5. 上記見積処理手段は、上記保険加入者が見積内容を確認して、事故報告書を保険会社に提出する旨の指示を受け付け、
    上記事故報告書作成手段は、上記保険加入者からの提出指示に応じて、上記見積内容に基づいた事故報告書を作成し、
    上記出力手段は、作成された事故報告書を出力する、
    請求項4記載の事故報告処理手段。
  6. 上記受付けた見積もり情報を記憶する見積履歴データベースをさらに有し、
    上記見積処理手段は、上記見積者又は保険加入者からの要求に応じて、上記見積履歴データベースに記憶されている過去の見積情報を提供する、
    請求項4記載の事故報告処理装置。
  7. 上記保険加入者に対して、保険金の支払い対象となる事故の情報と共に、事故報告受け付け先の電話番号又は電子メールアドレスなどの連絡先情報含む電子メールを配信する電子メール配信手段をさらに有する、
    請求項1〜6のいずれかの項に記載の事故報告装置。
  8. 上記保険加入者の端末は、撮影装置付移動通信端末である、
    請求項1〜7のいずれかの項に記載の事故報告装置。
  9. 保険加入者が保有する端末と通信可能に構成され、 保険加入者の電話番号又はメールアドレスを記憶する保険加入者情報記憶手段と、保険会社の連絡先情報を含む保険会社情報及び報告書のフォーマットデータを記憶する保険会社情報記憶手段を有するコンピュータにより実行される方法であって、
    上記コンピュータが、
    上記保険加入者からの電話又は電子メールによる事故発生の連絡を受け付け、その際の電話番号又はメールアドレスを抽出する処理と、
    上記保険加入者情報記憶手段を参照して上記抽出された電話番号又はメールアドレスに基づいて、当該保険加入者が加入している保険会社を特定し、上記保険会社情報記憶手段を参照して特定した保険会社の連絡先情報を抽出し、抽出した連絡先情報及び報告書フォーマットデータとを上記保険加入者の端末に送信する処理と、
    を行うことを特徴とする事故報告処理方法。
  10. 保険加入者が保有する端末と通信可能に構成され、 保険加入者の電話番号又はメールアドレスを記憶する保険加入者情報記憶手段と、保険会社の連絡先情報を含む保険会社情報及び報告書のフォーマットデータを記憶する保険会社情報記憶手段を有するコンピュータを保険情報処理装置として機能させるコンピュータプログラムであって、
    上記コンピュータに対して、
    上記保険加入者からの電話又は電子メールによる事故発生の連絡を受け付け、その際の電話番号又はメールアドレスを抽出する処理と、
    上記保険加入者情報記憶手段を参照して上記抽出された電話番号又はメールアドレスに基づいて、当該保険加入者が加入している保険会社を特定し、上記保険会社情報記憶手段を参照して特定した保険会社の連絡先情報を抽出し、抽出した連絡先情報及び報告書フォーマットデータとを上記保険加入者の端末に送信する処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017045317A (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 株式会社リックサポート 損害保険金の請求支援装置および損害保険金の請求支援プログラム
JP2017162082A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 日本生命保険相互会社 保険手続支援システム、及び保険手続支援方法
JP2017182469A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 Aigジャパン・ホールディングス株式会社 サービス提供システム、保険者サーバ、及びサービス提供方法
CN109035031A (zh) * 2018-06-04 2018-12-18 安行惠保(北京)科技发展有限公司 车辆查勘信息处理方法及其系统

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