JP2006189516A - 鍵盤楽器のケース体構造 - Google Patents

鍵盤楽器のケース体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2006189516A
JP2006189516A JP2004382084A JP2004382084A JP2006189516A JP 2006189516 A JP2006189516 A JP 2006189516A JP 2004382084 A JP2004382084 A JP 2004382084A JP 2004382084 A JP2004382084 A JP 2004382084A JP 2006189516 A JP2006189516 A JP 2006189516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
key
battery
keyboard
arrangement direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004382084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4244924B2 (ja
Inventor
Yuji Sakurai
裕司 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2004382084A priority Critical patent/JP4244924B2/ja
Priority to US11/315,538 priority patent/US7439436B2/en
Priority to CN2005101356283A priority patent/CN1797540B/zh
Priority to CNU2005201473738U priority patent/CN2886746Y/zh
Publication of JP2006189516A publication Critical patent/JP2006189516A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4244924B2 publication Critical patent/JP4244924B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/32Constructional details

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

【課題】鍵盤楽器に電池ケース部13を形成しながら、他部材と干渉するのを低減して設計自由度を高める。
【解決手段】鍵盤楽器の下前ケース1のストッパ体11と鍵支持部12との間に電池ケース部13を形成する。電池のプラス電極とマイナス電極とにそれぞれ対応する131,132を、ストッパ体11及び鍵支持部12と平行な方向(鍵並び方向)に並べて形成する。単3乾電池を鍵並び方向に横列に配列する。電池ケース部13の鍵並び方向の長さをコンパクトにする。電池ケース部13と交差するように壁リブ1c,1cを形成して下前ケース1を堅牢にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子楽器等の鍵盤楽器のケース体構造に関し、鍵盤部を内装した主ケース部にて電池ケース部を改良した鍵盤楽器のケース体構造に関する。
従来、鍵盤楽器の電池ケースに関する技術として、例えば、実公平7−43943号公報に開示されたものがある。この従来の技術は、鍵盤楽器の下部ケースに鍵並び方向(鍵配列方向)を長手方向とする長箱形の電池収容部を形成するとともに、この電池収容部の底部の鍵並び方向に複数の弾性片対を形成し、電池のガタ付きやビリ付き等を防止するものである。
実公平7−43943号公報
鍵盤楽器では、鍵を支持する鍵支持部と、鍵のストローク範囲を規制するストッパ体とが、鍵並び方向に平行に延設される構造となっているので、電池ケースはこの鍵支持部とストッパ体との間に形成するのが好ましい。前記従来の技術でも電池収容部は鍵支持部とストッパ体との間に電池収容部が形成されている。しかしながら、この従来の技術では、電池収容部が鍵並び方向に長い長箱形となっている。すなわち、複数の電池を鍵並び方向に縦列に収容する構造になっている。全電池の長さに対応した電池蓋を形成すれば電池の出し入れは簡単になるかもしれないが、わずかなケースの落下でも電池蓋ストッパ部が破壊して、電池が飛び出ることがあるので、電池蓋の長さを一般的に電池1個ないし1個半の長さにすることが多い。そうすると、そのせまい入口から、複数電池を縦列して挿入しなければならないので、挿入しにくいという問題がある。また、電池を縦列にすると隣接する2つの電池の電極周囲同士の間隙がきわめて狭くなり、そこに指先を入れて取り出す必要があり、電池を取り出しにくいという問題もある。
さらに、一番問題となるのは、長箱形の電池収容部が少なくとも鍵並び方向に長いスペースを占めるので、他の多くの部位と干渉するのを避けるのが困難であり、設計自由度がきわめて低下するという問題がある。例えば、異機種でケース側の鍵盤部の金型を一部共通とする場合には、電池ケース部そのものの設計も変更する必要があった。
本発明は、鍵盤楽器において電池ケース部を改良して設計自由度を確保することを課題とする。
請求項1の鍵盤楽器のケース体構造は、鍵盤部を内装した主ケース部とそれ以外の副ケース部とからなるケース体構造であって、主ケース部の後方の底面部から立ち上がり形成して鍵並び方向に延設された鍵支持部と、前方の底面部から立ち上がり形成して鍵並び方向に延設されたストッパ体との間に、複数電池用の複数の電池対応端子部を並べて配置するように、電池ケース部を形成するようにした。
複数の電池対応端子部が並べて配置され、複数電池を横列して配置する構造になっているので、電池ケース部は、電池を鍵並び方向に縦列で配置する場合に比べて、少なくとも鍵並び方向の幅がきわめて小さなコンパクトな構造になる。したがって、電池ケース部が鍵盤部の下部で鍵並び方向で占めるスペースがきわめて少なくなり、設計自由度を確保することができる。例えば鍵盤部の下部に設けられる回路基板と、鍵支持部後方に設けられる回路基板とを接続するためのリード線を布設するのに、鍵支持部の数カ所を切り欠いてリード線を通す場合、この切り欠き部分を鍵並び方向に多く設けることができるので、異機種で同一下ケース(主ケース部)を用いることが可能となる。
請求項2の鍵盤楽器のケース体構造は、請求項1において、前記電池対応端子部を鍵支持部及びストッパ体の長手方向に並べて配置し、電池を鍵並び方向に横列して配置するようにした。これにより、電池の長手方向が鍵並び方向と直交するようになるので、例えば電池ケース部の底部を乾電池の円柱面に合わせた円弧面を横列した波形にした場合に、円弧面の軸が鍵並び方向と直交するので主ケース部の前後方向の軸に対する曲げに対して剛性が高まる。また、電池を鍵並び方向に横列する構造になっているので、鍵盤楽器で使用する電圧を変える場合も主ケース部を金型成形する場合の金型を部分的にあまり変えなくてもよい。特に電池を増やす場合も、鍵支持部とストッパ体との間で電池を鍵並び方向に電池の短手幅相当のスペースを取るだけでよい。
請求項3の鍵盤楽器のケース体構造は、請求項請求項1または2において、電池ケース部を鍵盤部の伴奏部分(低音側)に対応する位置に設けた。一般に、伴奏部分は複数鍵同時による演奏が多いため押鍵操作で頻繁に力が加わるが、主ケース部のこの使用頻度の高い部分に電池ケースという構造物があるので剛性が増し、強度を確保することができる。
請求項4の鍵盤楽器のケース体構造は、請求項1〜3のいずれか一項において、鍵並び方向に電池ケース部と交差するように壁リブを設けた。これにより、鍵並び方向の軸に対する曲げに対して剛性が高まる。
請求項1の鍵盤楽器のケース体構造によれば、複数電池を横列して配置する構造になっているので、電池ケース部は、鍵並び方向の幅がきわめて小さなコンパクトな構造になり、鍵盤部の下部で他部材との干渉を低減できたり、鍵支持部後方へリード線を布設するための鍵支持部の切り欠き部分を鍵並び方向に多く設けることができて異機種で同一下ケース(主ケース部)を用いることが可能となるなど、設計自由度を確保することができる。
請求項2の鍵盤楽器のケース体構造によれば、請求項1の効果に加えて、電池の長手方向が鍵並び方向と直交するようになるので、例えば電池ケース部の底部を乾電池の円柱面に合わせた円弧面を横列した波形にして、主ケース部の前後方向の軸に対する曲げに対して剛性を高めることができる。
請求項3の鍵盤楽器のケース体構造によれば、請求項1または2の効果に加えて、主ケース部の伴奏演奏に対する強度を確保することができる。
請求項4の鍵盤楽器のケース体構造によれば、請求項1〜3のいずれか一項の効果に加えて、鍵並び方向の軸に対する曲げに対して剛性を高めることができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、この明細書において、鍵盤楽器及びケース体の「上下左右」を指す場合、演奏時の演奏者側(鍵盤側)から見た正立状態の「上下左右」とする。また、「前後方向を指す場合、演奏者側を「前、手前」、背面側を「後、奥」とする。
図1は本発明の実施形態の鍵盤楽器のケース体構造を示す一部断面斜視図であり、下前ケースを上ケースを取り除き、鍵盤部を除いて上方から後方を見た図である。図2は実施形態の鍵盤楽器の側断面図である。図3は実施形態の鍵盤楽器の下前ケース及び下後ケースの平面図であり、上ケースを取り除いて上方から見た平面図である。なお、図1の断面部分は図3におけるA−A断面であり、図2のD1部分図である。図2は図3におけるB−B矢視断面に対応する。
図2に示したように、この鍵盤楽器の外装をなすケース体は、「主ケース部」としての下前ケース1、「副ケース部」としての下後ケース2及び上ケース3の3つのケース部材で構成されており、これらのケース部材は硬質の合成樹脂で金型成型により形成されている。下前ケース1の前方部には、底面部1Aから立ち上げて底側から溝をなすようなストッパ体11が形成されている。このストッパ体11は、鍵並び方向に該鍵盤楽器の略全長にわたって延設されている。なお、ストッパ体11の上にはフェルト等のクッション部材11aが取り付けられ、ここを含めてストッパ体ともいう。
下前ケース1の後方部には、鍵盤部4の鍵41をその基端部41aで支持する鍵支持部12が形成されている。この鍵支持部12は、図2に示したように、前板12aを底面部1Aから立ち上げその上端から支持板部12bを後方に延ばし、さらに後板12cを下に形成し、鍵並び方向に該鍵盤楽器の略全長にわたって延設されている。これにより、鍵支持部12は、下方に開口を有する逆さ樋状の形状をなしている。また、鍵支持部12の開口側には前板12aから後方側に突出した後ケース支持突部12d(図2参照)が鍵並び方向に複数形成されている。さらに、この鍵支持部12には、その一部を鍵並び方向と直角な方向に横断して楽器内側から底面部1A側に深い溝をなす配線用溝12e(図3参照)が形成されている。この実施形態では配線用溝12eは、鍵並び方向の6箇所に形成されている。なお、図2でこの配線用溝12eお示すとすれば12e1部分となる。
下前ケース1のストッパ体11と鍵支持部12との間には、底面部1Aから楽器の内部方向に陥没させた後述の電池ケース部13が形成されている。また、図2及び図3に示すように、下前ケース1の前端部には底面部1Aから立ち上げて前部にせり出し、湾曲して下方に下がるように前フレーム部14が鍵並び方向に形成されている。なお、図1ではこの前フレーム部14は図示を省略してある。また、下前ケース1の左右両側の先端には、底面部側から内部を中空とした内方に立ち上がる突部が形成され、先端にネジ孔を有するボス1a,1a(図3)として構成されている。
図2に示すように、下後ケース2には、その前方部に複数のメインボス21が鍵並び方向の適宜の位置に併設されている。メインボス21の内部は空洞21aとなっており、底面部2A側の開口形状は前後方向を長手方向とする長円の形状になっている。すなわち、メインボス21及び空洞21aは、図2では略三角形の形状をしているが、前方側から見ると上部と下部の幅は型抜き用のテーパを無視すると同寸になっている。また、メインボス21から後方側には底面部2Aから立ち上がるリブ21bが形成されるとともに、メインボス21から前方には、下前ケース1の前記後ケース支持突部12dに当接する突部21cが形成されている。また、下後ケース2は後端部に底面部2Aから略湾曲して立ち上がる後壁22を有し、この後壁22には段部22aが形成されるとともに、この段部22aの鍵並び方向の所定位置に複数のボス2a(図3参照)が形成されている。ボス2aは底面部側から内部を中空とされ先端にネジ孔を有する。
上ケース3は、下前ケース1と下後ケース2との前後幅と略同程度の前後幅を有し、その中程から前方部には鍵盤部4を露出させるための空間としての鍵開放部31を有する。この鍵開放部31の両側には下前ケース1の端部を覆う腕部32が形成されている。また、鍵開放部31の中央前端部31aは鍵支持部12の前板12aの近傍にあり、この中央前端部31aから後方部はパネル面33となっている。このように上ケース3は上から見た平面図としては略コ字状または略U字状となっている。さらに、上ケース3は後端部には略湾曲して下方に下がる後壁34を有し、この後壁34の最下端34aは下後ケース2の後壁22の最上端22bより後方に僅かに出っ張り、これにより上ケース3は下後ケース2を覆う形状となっている。なお、この上ケース3の後壁34には、外部接続端子を露出させるため接続端子用開口34bが形成されている。また、この実施形態の電子楽器では、上ケース3の左右離間した位置にスピーカ10(図2参照)が配設されている。
下前ケース1には鍵盤部4が内装されており、この鍵盤部4は、鍵(白鍵及び黒鍵)41を図1及び図3の矢印の鍵並び方向、図2の図面に直交する方向に複数鍵配設したものである。鍵41は後方側の基端部41aにおいて下前ケース1の鍵支持部12に取り付けられている。また、鍵41には基端部41aから延びる弾性を有する薄板状のヒンジ部41bが形成されており、鍵41は基端部41aを略支点として揺動可能になっている。鍵41の中程前寄りにはL形のストッパ当接片41cが下方に延設されており、その下端は下当接部41dとなるとともに、その後方突出部の上面は上当接部41eとなっている。なお、図2では下当接部41dは白鍵のもの、下当接部41d′は黒鍵のものである。
下前ケース1の中程には、鍵並び方向の所定位置に複数の基板取付ボス1bが前後距離を隔てて立設されており、この基板取付ボス1bの上端に、キースイッチ51(図2参照)等を取り付けた回路基板5が配設されている。そして、鍵41は図2において反時計回りに押鍵され、ストッパ当接片41cの下当接部41dがストッパ体11のクッション部材11aに当接して押鍵ストロークの下限位置となる。離鍵すると鍵41はヒンジ部41bの弾性回復力により図2において時計回りに回動し、ストッパ当接片41cの上当接部41eが回路基板5の裏面のクッション部材52に当接して図2の状態に復帰し、押鍵ストロークの上限位置となる。なお、回路基板5のキースイッチ51は、鍵41の押離鍵の鍵操作に応じたキーオン、キーオフ、イニシャルタッチ等を検出するものである。
当該電子楽器は以下のようにして組み立てられる。下前ケース1の鍵支持部12の支持板部12b上に鍵盤部4の基端部41aを図示しない位置決め手段により位置決めして取り付け、鍵支持部12の樋状の内側に下後ケース2のメインボス21を挿入し、メインボス21の上端を鍵支持部12の支持板部12bの裏面に当接させる。このとき、下後ケース2のメインボス21から前方に形成された突部21cを、下前ケース1の前記後ケース支持突部12dに当接させる。次に、上ケース3を下前ケース1と下後ケース2に被せ、下前ケース1の先端左右両側のボス1a,1a、下後ケース2の後端部のボス2a,…により、下前ケース1と下後ケース2を上ケース3にネジ止めする。なお、図示は省略するが、上ケース3にはボス1a,2aに対応する位置に該ネジ止め用のボスが形成されている。次に、メインボス21の空洞21aからネジN1を挿入する。このとき、ネジN1は鍵41の基端部41aに形成された長孔内を貫通する。そして、ネジN1を上ケース3の裏側にネジ止めする。これにより、鍵盤部4が鍵支持部12に固定される。なお、上ケース3における鍵開放部31の中央前端部31aとこれに続くパネル面33とによって、鍵41のヒンジ部41bと基端部41a、及び下後ケース2内の収容部品(図示せず。)が覆われている。
図1及び図3に示すように、下前ケース1の電池ケース部13は単3乾電池を6本収納するものであり、平面形状が略90ミリ×55ミリの矩形のケースとなっている。この電池ケース部13はストッパ体11と鍵支持部12との間に形成され、鍵盤部4に向かって左側(演奏者に対して左側)に配置されている。また、ストッパ体11と鍵支持部12との間には、基板取付ボス1bを連ねるよう鍵並び方向に長尺の2つの壁リブ1cが底面部1Aから立設されている。さらに、この壁リブ1cと直交するように多数のリブ1dが底面部1Aから立設されている。このうち、長尺の壁リブ1cは電池ケース部13と交差している。また、電池ケース部13は複数(この実施形態では6本)の電池をそれぞれ収納するための複数の電池嵌合凹部13a,13a,…を有している。各電池嵌合凹部13a,13a,…は電池の側面形状に対応する円柱の一部となる円弧面を有している。なお、この電池ケース部13は底面側から図1のように電池蓋Hにより蓋される。該電池蓋Hは閉蓋時に全電池に対向した対向面を有し、開放時には、全電池が対向せず、となし、電池の着脱が容易となっている。
図1に示すように、電池嵌合凹部13aのストッパ体11側の端部と鍵支持部12側の端部は、電池対応端子部131,132となっており、隣接する電池対応端子部131,131,…及び隣接する電池対応端子部132,132,…はそれぞれ並べて配置されている。すなわち、電池嵌合凹部13a,13a,…は電池を横列して配置する構造になっている。また、この実施形態では、電池対応端子部131,131,…132,132,…は、鍵支持部12及びストッパ体11の長手方向に並べて配置されており、電池をその長手方向を鍵並び方向と直角となるようにして配置するような構造になっている。電池対応端子部131,132には、電池のプラス極に対応するプラス極側端子61とマイナス極に対応するマイナス極側端子62が取り付けられている。この端子61,62は弾性を有する導線で形成されており、プラス極側端子61はコ字状に、マイナス極側端子62はバネ状に形成されている。なお、図1では破線で示す部分は略して図示してあるが、隣接する電池で接続する部分はプラス側端子61とマイナス側端子62が一体に形成されている。
このように、複数電池を横列して配置する構造になっているので、電池ケース部13は、電池を鍵41の並び方向に縦列で配置する場合に比べて、少なくとも鍵並び方向の幅がきわめて小さなコンパクトな構造になっている。ここで、図3に示す配線用溝12eは回路基板5からのリード線を下後ケース2側の図示しないメイン回路基板側に配線するためのものであるが、電池ケース部13が回路基板5の下部で鍵並び方向で占めるスペースがきわめて少なくなっているので、図3に示すように、6つの配線用溝12eのうちの5つの配線用溝12eが、ストッパ体11と鍵支持部12の間の空間(すなわち回路基板5の下部)に直に連結している。したがって、配線を容易に行うことができるとともに、他機種にこの回路基板5からのリード線を配線用溝12e内に容易に配線することができる。また、多くの配線用溝12eを容易に利用できるので、この下前ケースを他の機種に用いることも容易であり、設計自由度を確保することができる。
また、この実施形態では、電池を鍵並び方向に横列して配置するような構造で、しかも図1に示したように電池ケース部13の底部が円弧面を横列した波形になっている。したがって、円弧面の軸が鍵並び方向と直交するので、下前ケース11の前後方向の軸に対する曲げに対して剛性が高い。電池ケース部13が左側の伴奏部分(低音側)に対応する位置にあるので、伴奏等により演奏時の押鍵操作で頻繁に力が加わっても高い剛性により、強度を確保することができる。
さらに、他機種に適用して電圧を変える場合も、金型成形の金型を部分的にあまり変えなくてもよい。また、鍵支持部12とストッパ体11との間で電池を鍵並び方向に任意に増やすことができる。
なお、この実施形態では、下前ケース1の左右両端近傍には、前後方向を長手方向にして底面部1Aからケース内側に窪ませた脚嵌合部1BL,1BRが形成されている。また、図2及び図3に示すように、下後ケース1の左右両端近傍には、前記下前ケース1の脚嵌合部1BL,1BRに連なるように、底面部2Aからケース内側に窪ませた脚嵌合部2BL,2BRが形成されている。そして、この脚嵌合部1BL,2BLと脚嵌合部1BR,2BRにおいてそれぞれ図示しない脚部で楽器本体を支持することもできる。また、実施形態では、鍵並び方向に電池ケース部13と交差する壁リブ1c,1cが形成されているので、鍵並び方向の軸に対する曲げに対して剛性が高まる。したがって、脚嵌合部1BL,2BL,1BR,2BRで両持ちで支持しても高い剛性により姿勢を安定させて演奏することができる。なお、実施形態では壁リブ1c,1cが電池ケース13と交差(オーバーラップ)しているが、交差しなくてもよい。
このような脚嵌合部1BL,1BRを含めて、スイッチ基板や、鍵支持部反対側の鍵ストッパや、鍵ガイドなど、鍵盤部の周囲には各種のスペース上の制約があるが、本発明によれば、電池を横列したことにより、これらの制約を難なく解消している。
実施形態では、電池を鍵並び方向に横列配置するような構造になっているので、前述のように好適な例となっているが、電池ケース部13はストッパ体11と鍵支持部12の間で電池を横列配置する構造でにあれば、横列する方向は鍵並び方向でなくてもよい。
また、実施形態では下前ケース1、下後ケース2及び上ケース3の3つのケース体で本体ケースを構成しているが下ケースと上ケースという構成でもよいし、その他の構成でもよい。
本発明の実施形態の鍵盤楽器のケース体構造を示す一部断面斜視図である。 本発明の実施形態の鍵盤楽器の側断面図である。 本発明の実施形態の鍵盤楽器の下前ケース及び下後ケースの平面図である。
符号の説明
1…下前ケース(主ケース部)、2…下後ケース(副ケース部)、3上ケース(副ケース部)、1A…底面部、4…鍵盤部、11…ストッパ体、12…鍵支持部、13…電池ケース部、41…鍵、41a…基端部、131,132…電池対応端子部

Claims (4)

  1. 鍵盤部を内装した鍵盤楽器のケース体構造において、
    該ケース体は鍵盤部を内装した主ケース部とそれ以外の副ケース部とからなるケース体構造であって、
    前記主ケース部は、前記鍵盤部の各鍵をその基端部で支持するための鍵支持部を、後方部の底面部から立ち上がり形成して鍵並び方向に延設するとともに、さらに前記鍵盤部の各鍵の操作時にその自由端部を止めるためのストッパ体を、前方部の底面部から立ち上がり形成して鍵並び方向に延設されてなり、
    前記鍵支持部と前記ストッパ体との間に、複数電池用の複数の電池対応端子部を並べて配置するように電池ケース部を形成したことを特徴とする鍵盤楽器のケース体構造。
  2. 前記電池対応端子部が前記鍵支持部及びストッパ体の長手方向に並べて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤楽器のケース体構造。
  3. 前記電池ケース部を、前記鍵盤部の伴奏部分に対応する位置に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の鍵盤楽器のケース体構造。
  4. 前記鍵並び方向に、前記鍵支持部と前記ストッパ体との間に、前記電池ケース部と交差するように壁リブを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の鍵盤楽器のケース体構造。
JP2004382084A 2004-12-28 2004-12-28 鍵盤楽器のケース体構造 Active JP4244924B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004382084A JP4244924B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 鍵盤楽器のケース体構造
US11/315,538 US7439436B2 (en) 2004-12-28 2005-12-21 Main case body of musical keyboard instrument
CN2005101356283A CN1797540B (zh) 2004-12-28 2005-12-27 键盘乐器的主壳体
CNU2005201473738U CN2886746Y (zh) 2004-12-28 2005-12-27 键盘乐器的主壳体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004382084A JP4244924B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 鍵盤楽器のケース体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006189516A true JP2006189516A (ja) 2006-07-20
JP4244924B2 JP4244924B2 (ja) 2009-03-25

Family

ID=36609887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004382084A Active JP4244924B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 鍵盤楽器のケース体構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7439436B2 (ja)
JP (1) JP4244924B2 (ja)
CN (2) CN2886746Y (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010078790A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Yamaha Corp 鍵盤装置
JP2011017942A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Yamaha Corp 鍵盤楽器の鍵盤支持構造

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7425672B2 (en) * 2004-12-24 2008-09-16 Yamaha Corporation Exterior structure for keyboard instrument
JP4244924B2 (ja) * 2004-12-28 2009-03-25 ヤマハ株式会社 鍵盤楽器のケース体構造
JP5641177B2 (ja) * 2009-07-09 2014-12-17 ヤマハ株式会社 電子楽器の鍵盤装置
CN102890542B (zh) * 2012-10-24 2015-04-01 赛恩倍吉科技顾问(深圳)有限公司 夹持装置及具有该夹持装置的外接键盘
JP6384117B2 (ja) * 2014-05-09 2018-09-05 ヤマハ株式会社 鍵盤楽器の鍵盤蓋の軸支構造
JP6311905B1 (ja) * 2017-06-01 2018-04-18 カシオ計算機株式会社 鍵盤楽器
JP6323700B1 (ja) 2017-06-01 2018-05-16 カシオ計算機株式会社 鍵盤楽器
JP7183768B2 (ja) * 2018-12-20 2022-12-06 カシオ計算機株式会社 楽器

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5669790U (ja) * 1979-10-30 1981-06-09
JPS6451997U (ja) * 1987-09-25 1989-03-30
JPH0734490U (ja) * 1993-12-03 1995-06-23 株式会社河合楽器製作所 電子あるいは電気楽器における電池ボックス
JPH08185837A (ja) * 1994-12-27 1996-07-16 Sanyo Electric Co Ltd パック電池
JP2001325996A (ja) * 2000-05-19 2001-11-22 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 電気自動車用バッテリ構造及び電池モジュール

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4914999A (en) * 1987-09-04 1990-04-10 Yamaha Corporation Keyboard assembly for forming keyboard apparatus of electronic musical instrument
JP4244924B2 (ja) * 2004-12-28 2009-03-25 ヤマハ株式会社 鍵盤楽器のケース体構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5669790U (ja) * 1979-10-30 1981-06-09
JPS6451997U (ja) * 1987-09-25 1989-03-30
JPH0734490U (ja) * 1993-12-03 1995-06-23 株式会社河合楽器製作所 電子あるいは電気楽器における電池ボックス
JPH08185837A (ja) * 1994-12-27 1996-07-16 Sanyo Electric Co Ltd パック電池
JP2001325996A (ja) * 2000-05-19 2001-11-22 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 電気自動車用バッテリ構造及び電池モジュール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010078790A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Yamaha Corp 鍵盤装置
JP2011017942A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Yamaha Corp 鍵盤楽器の鍵盤支持構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN1797540B (zh) 2010-10-27
US20060137508A1 (en) 2006-06-29
JP4244924B2 (ja) 2009-03-25
CN1797540A (zh) 2006-07-05
CN2886746Y (zh) 2007-04-04
US7439436B2 (en) 2008-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7439436B2 (en) Main case body of musical keyboard instrument
JP4604897B2 (ja) 鍵盤装置
US7332663B2 (en) Keyboard apparatus
JP5861862B2 (ja) 鍵構造および鍵盤装置
CN101149917A (zh) 电子键盘乐器
JP2011221560A (ja) 鍵盤装置
JP3137737U (ja) アダプタ構造
JP7460965B2 (ja) 鍵盤楽器
KR101830252B1 (ko) 배선 기구용 장착 프레임, 액추에이터, 및 스위치 장치
JP5590502B2 (ja) 鍵盤装置
JP5017949B2 (ja) 鍵盤装置
JP4682943B2 (ja) 鍵盤装置
JP4674501B2 (ja) 鍵盤装置
JP2020064195A (ja) 電子鍵盤楽器
JP4858588B2 (ja) 鍵盤楽器のケース体構造
JP2006234865A (ja) 音響機器の筐体構造
JP2019070833A (ja) 鍵盤楽器の製造方法
JPS6326874Y2 (ja)
JP2023135985A (ja) 電子楽器
JP7143165B2 (ja) 分離機能を有する鍵盤装置
JP2018205469A (ja) 鍵盤楽器
JPH0641279Y2 (ja) 電子楽器のキャビネット構造
JPH0743943Y2 (ja) 電子楽器の電池保持部の構造
JP2023024624A (ja) 鍵盤楽器
JP4407578B2 (ja) 鍵盤楽器のケース体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081229

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4244924

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140116

Year of fee payment: 5