JP2006189362A - 容器搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
所定位置への容器の装着を確認できるようにするとともに、センサを容器受取り側に設けた場合に生じる問題を解決する。
【解決手段】
容器搬送装置は、移動と伸縮が可能なアーム機構10の先端に容器把持機構18を備え、容器把持機構18に容器が把持されていることを検出するセンサ19を備えている。アーム機構10の移動と伸縮を行なうアーム駆動部21は、伸縮をパルスモータ23により駆動し、アーム機構10の伸縮を行なわせる部分にはアーム機構の伸縮量を計測するエンコーダ24が設けられている。搬送制御部40はパルスモータ駆動回路42にパルスモータ駆動信号を送ってパルモータ23を駆動させるとともに、パルスモータ駆動回路42からパルスモータ32に供給される駆動パルス信号のパルス数、エンコーダ24による計測値及びセンサ19の検出信号に基づいて所定位置へラックが搬送されたこと及び装着されたことを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は分析装置や自動前処理装置などにおける容器搬送装置に関し、例えば、分析装置において溶液試料を収容したサンプル容器を試料自動注入装置のサンプル容器装着位置に搬送して装着するための容器搬送装置に関するものである。
液体試料などを収容した容器を分析装置や自動前処理装置の所定位置に搬送して装着する作業を自動で行なう容器搬送装置が使用されている。
そのような容器搬送装置の一例は、サンプル容器であるラックに保持されたマイクロプレートから試料を採取して分析装置に自動的に注入する試料自動注入装置にラックを搬送して装着し、試料注入後はそのラックを元の収納場所に戻すラックチェンジャーと呼ばれるものである。ラックチェンジャーと試料自動注入装置を備えた分析装置で、ラックの搬送を確認する手段を備えていないものもあるが、その場合にはラックを持ち損ねた状態で試料自動注入装置にラックを装着した場合など、試料自動注入装置にラックが正常に装着されていないにもかかわらず、ラックが装着されたと判断して分析動作に進んでしまう事態が発生する。その結果、分析が行なえなかったり、最悪の事態としてマイクロプレートの別の位置に収容されたサンプルを誤って分析してしまったりすることも起こる。
そこで、ラックチェンジャーと試料自動注入装置を備えた分析装置で、ラックの装着を確認する手段を備えたものとして、ラックを受け取り、正常な位置に装着されたことを検出するために、容器受取り側である試料自動注入装置のラック台にフォトセンサやマイクロスイッチなどのセンサを取り付けてラックが正常な位置に装着されたことを検出するようにしたものがある。
ラックなどの容器の装着を検出するセンサを容器受取り側に設ける場合、ラック受け台など容器を装着する部分が交換式となっている場合のようにセンサの取付け場所の確保が困難な場合がある。
また、センサの取付けができた場合でも、センサは搬送装置側ではなく、容器が装着される側に取り付けられていることから、搬送装置側で容器の装着を確認するためには、容器が装着される側にそのセンサの状態を問い合わせるなどの手順が必要になり、搬送手順のプログラミングが面倒になる。
本発明は、所定位置への容器の装着を確認できるようにするとともに、センサを容器受取り側に設けた場合に生じる問題を解決することを目的とするものである。
本発明の容器搬送装置は、移動と伸縮が可能で先端に容器把持機構を備え、前記容器把持機構に容器を把持して伸長することによりその容器を所定位置に搬送し、その後その容器を放して後退することにより容器を所定位置に装着するアーム機構と、前記アーム機構の移動と伸縮を行なうとともに、伸縮はパルスモータにより駆動するアーム駆動部と、前記パルスモータに駆動パルス信号を供給するパルスモータ駆動回路と、前記アーム駆動部のうちアーム機構の伸縮を行なわせる部分に設けられ、アーム機構の伸縮量を計測するエンコーダと、前記容器把持機構に容器が把持されていることを検出するセンサと、前記パルスモータ駆動回路にパルスモータ駆動信号を送ってパルモータを駆動させるとともに、前記パルスモータ駆動回路からパルスモータに供給される駆動パルス信号のパルス数、前記エンコーダによる計測値及び前記センサの検出信号に基づいて所定位置へラックが搬送されたこと及び装着されたことを判定する搬送制御部と、を備えている。
搬送制御部は、所定位置へ容器が搬送されたか否かの判定を、例えば、アーム機構が容器搬送時に伸長するときの駆動パルス信号のパルス数と前記エンコーダによる計測値との比較により行なうことができる。例えば、駆動パルス信号として所定のパルス数を送ったにもかかわらず、エンコーダによる計測値が予定の値に達しなかった場合は、容器が何かに引っ掛かった場合などアーム機構が正しく押し出せなかったことを意味するので、エラーであると判定することができる。
また、搬送制御部は、所定位置へ容器が装着されたか否かの判定を、例えば、アーム機構が容器を放して後退する過程でセンサが容器把持機構に容器が把持されていないことを検出したときの駆動パルス信号のパルス数又はエンコーダによる計測値により行なうことができる。例えば、アーム機構が容器を放して後退する過程で、後退を開始した位置から所定量後退した位置でセンサが容器を放したことを検出しなければ、容器を引きずって後退したことを意味するので、エラーであると判定することができる。
この容器搬送装置が搬送し装着しようとする容器の一例は分析試料が収容されたサンプル容器、例えば試料を収容したマイクロプレートを保持したラックである。その場合、その容器を装着しようとする所定位置の一例は分析装置における試料自動注入装置のラック台などのサンプル容器装着位置であり、この容器搬送装置はサンプル容器が収納されている場所からサンプル容器装着位置へサンプル容器を搬送して装着するものである。
本発明の容器搬送装置では、アーム機構の伸縮を駆動するパルスモータへの駆動パルス信号のパルス数と、アーム機構の伸縮量を計測するエンコーダの計測値と、容器の把持を検出するセンサの検出信号とに基づいて、所定位置へ容器が搬送されたこと及び装着されたことを判定するので、その容器が装着される側での装着検出用のセンサを設けなくても所定位置への容器の装着を判定できるようになった。
また、容器搬送装置側だけで容器の搬送と装着の確認ができるため、搬送装置側は容器が装着される側との余分な通信が不要になり、搬送手順のプログラミングが簡単になる。
以下、本発明の容器搬送装置を、分析装置の試料自動注入装置に試料を収容したマイクロプレートを保持したラックを装着するためのラックチェンジャーにおけるラック搬送装置として適用した一実施例を図面を参照して説明する。
図1は同実施例におけるアーム機構の制御系統を示したブロック図である。
10は移動と伸縮が可能なアーム機構である。アーム機構10はその先端に容器把持機構18を備え、容器把持機構18の先端面には先端が上方向に折れ曲がったL字形をした係合部18aを備えている。その係合部18aは、搬送される対象物としての容器であるラックの側壁面に設けられた穴に挿入され、アーム機構10がわずかに上方に移動させられることによりラックと係合して容器把持機構18がラックを把持することができる。容器把持機構18がラックを把持した状態でラックを台上に載せ、アーム機構10がわずかに下方に移動させられることにより係合部18aとラックの係合を外して容器把持機構18をラックから離すことができる。アーム機構10は、容器把持機構18にラックを把持して伸長することによりそのラックを試料自動注入装置の所定位置に搬送し、その後、係合部18aとラックとの係合を外して後退することにより、ラックを試料自動注入装置の所定位置に装着する。
容器把持機構18には、ラックが把持されていることを検出するセンサ19が設けられている。センサ19は例えばマイクロスイッチであり、容器把持機構18にラックが把持されているとセンサ19の検出信号がオンとなり、容器把持機構18からラックがはずれるとセンサ19の検出信号がオフになる。
21はアーム機構10の移動と伸縮を行なうアーム駆動部である。アーム機構10の移動は、後で図2に示されるガイドレール28に沿った水平面内でのスライド移動と、所定の位置での水平面内での回転を含んでいる。アーム駆動部21は、アーム機構10の伸縮を行なわせるために、駆動源としてパルスモータ23を備えている。42はパルスモータ23に駆動パルス信号を供給するパルスモータ駆動回路である。
アーム駆動部21のうちアーム機構10の伸縮を行なわせる部分には、アーム機構10の伸縮量を計測するエンコーダ24が設けられている。
40は搬送制御部であり、搬送制御部40はパルスモータ駆動回路42にパルスモータ駆動信号を送ってパルモータを駆動させるとともに、パルスモータ駆動回路からパルスモータ23に供給される駆動パルス信号のパルス数、エンコーダ24による計測値及びセンサ19の検出信号に基づいて所定位置へラックが搬送されたこと、及び装着されたことを判定する。搬送制御部40は専用のマイクロプロセッサ、汎用のパーソナルコンピュータ又はこの容器搬送装置が用いられる分析装置の制御装置により実現することができる。
図2は同実施例のラック搬送装置20と、分析装置における試料自動注入装置22を示した平面図である。
アーム駆動部21はガイドレール28に移動可能に支持されており、ガイドレール28に沿った任意の位置に移動して停止する駆動機構を備えている。アーム機構10はアーム駆動部21に伸縮可能に取り付けられており、図1に示されているようにパルスモータ23により伸縮動作が駆動され、その伸縮量はエンコーダ24により計測される。
ラック搬送装置20にはラック待機場所25が設けられ、ラック待機場所25には複数のラック12が収納される。試料自動注入装置22の所定の位置にはラックを装着するためのラック台13が設けられている。アーム機構10はガイドレール28に沿って所定の位置に位置決めされ、伸縮してラック待機場所25から所定のラック12を把持し、水平面内で180度回転した後に伸縮してその把持したラック12をラック台13に装着する。
ラック待機場所25は高さの異なる複数段が設けられることもある。その場合には、アーム駆動部21は高さ方向にも移動できるように支持され、任意の高さに停止して所定の段のラック待機場所25からラック12を把持できるように構成される。
試料自動注入装置22とラック搬送装置20はRS232C通信端子26を介して接続されており、試料自動注入装置22からラック搬送装置20に対して所定のラック12をラック台13に装着する指示が送られる。
図3はラック台13と、それに装着されるラック12を示したものである。ラック12は1個のマイクロプレート14を保持しており、マイクロプレート14の表面には試料を収容する複数のウエルが設けられている。マイクロプレート14はラック12に保持された状態でラック台13に装着され、試料自動注入装置22によって所定のウエルから試料が採取されて分析装置に注入される。
図4はラック12を試料自動注入装置22のラック台13に装着するときの動作を示したものである。ラック12とラック台13にはラック12を装着位置まで押し込んだ状態で固定する止め具16,17をそれぞれ備えている。(A)は容器把持機構18がラック12を把持した状態を示しており、その後、(B)に示されるようにアーム機構10が伸長してラック12をラック台13に押し込む。さらにラック12をラック台13に押し込むと止め具16が止め具17にあたり、それからさらに押し込むと止め具16が止め具17を越えて、(C)に示されたようにラック12がラック台13に完全に装着された状態となる。その後、アーム機構10をわずかに下方向に移動させて容器把持機構18の係合部18aをラック12から外し、アーム機構10を後退させると、(D)に示されるように、ラック12はラック台13に装着された状態で残る。この状態では止め具16と17が係合しているため、ラック12がラック台13から脱落することが防止される。
ラック12をラック台13に搬送し装着するときの動作を図5と図6のフローチャートを参照してさらに詳細に示す。
(ラック搬送)
図5はラック12をラック台13に押し込むときの動作を示している。
動作を開始すると、待機場所25に待機しているラック12の1つを選択し、アーム機構10の容器把持機構18によってそのラック12を把持する(ステップS1)。アーム機構10を移動させ回転させて、伸長すればラック12をラック台13に押し込める位置に位置決めする。この状態でエンコーダ24の値を確認する。
ラック押込み時にエラーが発生すると3回までやり直しができるようにカウンタN「N=0」に設定する(ステップS2)。
エンコーダ24が計測を開始し(ステップS3)、パルスモータ23に駆動パルス信号として指定のパルス数だけ送り(ステップS4)、アーム機構10を伸長させてラック12をラック台13に押し込む。この指定パルス数はラック12がラック台13に装着される位置まで押し込まれるようにアーム機構10が伸長する量に対応したものである。この指定パルス数又はそれに対応したモータ回転数が搬送制御部40に設定されており、搬送制御部40からパルスモータ駆動回路42に指示がなされる。また、搬送動作が正常に行なわれた場合に、エンコーダ24が計測するパルス数が予定パルス数として搬送制御部40に設定されている。
搬送制御部40はエンコーダ24が予定パルス数を計測したか否かを判定する(ステップS5)。
エンコーダ24が予定パルス数を計測したときは、駆動パルス信号の指定パルス数に対応する距離だけアーム機構10が伸長してラック12をラック台13に搬送したことを意味し、ラックの搬送が正常であったと判定する。
エンコーダ24が予定パルス数まで計測しなかったときは、駆動パルス信号の指定パルス数に対応する距離だけアーム機構が伸長しなかったことを意味し、搬送エラーと判定する。搬送エラーの場合はカウンタNに1を加算し(ステップS6)、N=4になっていなければ(ステップS7)、やり直しをするためのリトライ処理を行なう(ステップS8)。リトライ処理はアーム機構10を、伸長を開始した状態まで後退させることである。その後、ステップS3に戻ってラック12をラック台13に搬送する動作をやり直す。やり直しは3回まで(N=4になるまで)行なうことができ、それでも正常に搬送できないときは搬送エラーとして動作を停止する。エラーによる停止の場合はオペレータに知らせるように警報又は表示を行なう。
このように、装着しようとする容器を受け取る側に検出センサを取り付けなくても、容器把持機構に対する容器着脱を検出するセンサを搬送装置側に取り付けることにより容器の搬送を検出することができ、また搬送が失敗した場合に再度搬送処理を行なう「リトライ処理」を簡単に行なうことができるようになる。
(ラック装着)
図6はラック12をラック台13に搬送した後、ラック12を容器把持機構18から外しアーム機構10を後退させてラック12をラック台13に残すことによってラック台13へのラック12の装着を完了する動作を示したものである。
ラック12をラック台13に搬送したところから説明すると、アーム機構10の引戻しに先立ち、マイクロスイッチ19がオンであること、すなわちラック12が容器把持機構18に把持されていることを確認する(ステップS11)。
エンコーダ24が計測を開始し(ステップS12)、ラック12を容器把持機構18から外して、アーム機構10引戻しのためのパルスモータ23の回転を開始する(ステップS13)。ラック12を容器把持機構18から外すには、ラック12をラック台13に装着した状態でアーム機構10をわずかに下方向に移動させて係合部18aとラック12の係合を解除する。
アーム機構12を引き戻していく際に、ラック12が容器把持機構18から外れてマイクロスイッチ19がオフになれば(ステップS14)、そのときのステップモータ回転量(駆動パルス信号のパルス数)又はエンコーダ24の計測値を保存する(ステップS15)。ラック12が容器把持機構18から外れるときのステップモータ回転量(駆動パルス信号のパルス数)又はエンコーダ24の計測値は予めわかっており、搬送制御部40に設定されている。
アーム機構12を完全に引き戻すために必要な指定パルス数に対応する指定量だけパルスモータ23が回転すると(ステップS16)、マイクロスイッチ19がオフになったときのステップモータ回転量(駆動パルス信号のパルス数)又はエンコーダ24の計測値が搬送制御部40に設定されている値と比較して正常であると判断されれば(ステップS17)、アーム機構12の引戻しが正常であって、ラック12がラック台13に正しく装着されたと判定される。
もし、マイクロスイッチ19がオフにならなかったか、オフになったとしてもそのときのステップモータ回転量(駆動パルス信号のパルス数)又はエンコーダ24の計測値が搬送制御部40に設定されている値と比較して正常でなかった場合は装着エラーであると判定される(ステップS17)。その場合、マイクロスイッチ19がオンのままであれば「ラック12が外れなかったエラー」と判定され、オフになったがそのときのステップモータ回転量(駆動パルス信号のパルス数)又はエンコーダ24の計測値が正常でなかったときは「ラック12を途中まで引きずったエラー」と判定される(ステップS18)。
分析の終了したマイクロプレートはそれを保持しているラックとともにラック待機場所25に戻される。その動作は、図7に示されるように、ラック台13へのラック装着とは逆の工程である。
図7において、(A)はラック台13に装着されているラック12を戻すためにアーム機構10が伸長している過程であり、ステップモータ23が指定量回転すると(B)に示されるようにアーム機構10の容器把持機構18がラック12と当接する。その状態でアーム機構10をわずかに上方に移動すると容器把持機構18がラック12を把持した状態となる。その後、(C)に示されるようにアーム機構10が後退してラック12をラック台13から引き出し、(D)に示されるようにステップモータ23が指定量だけ逆回転を完了した状態となる。その後、アーム機構10が水平面内で回転し、ラック待機場所25の所定の位置まで移動してラックを収納する。
ラック12をラック待機場所25に収納する過程においても、その収納動作が確実に行なわれたことを確認するためにマイクロセンサ19とエンコーダ24を用いることができる。
ラック12をラック台13から引き出す過程でマイクロセンサ19とエンコーダ24を用いる場合の動作を図8と図9に示す。
図8はラック台13に装着されているラック12をアーム機構10の容器把持機構18で把持するまでの動作を示したものである。
アーム機構10を移動させ、伸長すればラック台13に装着されているラック12に当接できる位置に位置決めする。
パルスモータ23に駆動パルス信号として指定のパルス数だけ送り(ステップS21)、アーム機構10を伸長させて容器把持機構18をラック台13に装着されているラック12に当接させ、マイクロスイッチ19がオンになったことを確認する(ステップS22)。この指定パルス数はラック台13に装着されるラック12に容器把持機構18が当接するまでにアーム機構10が伸長する量に対応したものである。容器把持機構18がラック12に当接した状態でアーム機構10をわずかに上方に移動させて容器把持機構18にラック12を把持させる(ステップS23)。
図9はラック12をラック台13から引き出す動作を示したものである。
ラック12をラック台13から引き出すのに先立ち、マイクロスイッチ19がオンであること、すなわちラック12が容器把持機構18に把持されていることを確認する(ステップS31)。
エンコーダ24が計測を開始し(ステップS32)、アーム機構10を引戻すためにパルスモータ23に指定パルス数だけの駆動パルス信号を送る(ステップS33)。
アーム機構12の引戻しが完了した段階でマイクロスイッチ19がオンのままであり、エンコーダ24の計測値が予定パルス数を計測して正常であると判断されれば、ラックの引戻しは正常に行なわれたと判定される(ステップS34,S35)。
アーム機構12の引戻しが完了した段階でマイクロスイッチ19がオフになっておれば、「ラックが外れたエラー」と判定される(ステップS34)。
アーム機構12の引戻しが完了した段階でマイクロスイッチ19がオンのままであるが、エンコーダ24の計測値が予定パルス数より少なければ、ラックが何かに引っかかって正常に引戻されなかったと判断されれば、「ラックが引っかかったエラー」と判定される(ステップS34,S35)。
本発明は分析装置や自動前処理装置などにおいて、溶液試料を収容したサンプル容器などを所定の位置に装着する場合などに利用することができる。
一実施例におけるアーム機構の制御系統を示したブロック図である。 同実施例のラック搬送装置と、分析装置における試料自動注入装置を示した平面図である。 同実施例におけるラック台とそれに装着されるラックを示す要部斜視図である。 同実施例においてラックをラック台に装着するときの動作を示した断面図であり、(A)は容器把持機構がラックを把持した状態、(B)はラックをラック台に押し込む状態、(C)はラックをラック台に装着した状態、(D)はアーム機構を引き戻す状態をそれぞれ表わす。 同実施例におけるラック搬送動作を示すフローチャート図である。 同実施例におけるラック装着動作を示すフローチャート図である。 同実施例においてラックをラック台から引き出すときの動作を示した断面図であり、(A)はラックを伸長させている状態、(B)はラックを把持した状態、(C)はラックをラック台から引き出している状態、(D)はアーム機構を引き戻した状態をそれぞれ表わす。 同実施例におけるラック把持動作を示すフローチャート図である。 同実施例におけるラック引戻し動作を示すフローチャート図である。
符号の説明
10 アーム機構
12 ラック
13 ラック台
18 容器把持機構
18a 係合部
19 マイクロスイッチ(センサ)
20 ラック搬送装置
21 アーム駆動部
23 パルスモータ
24 エンコーダ
40 搬送制御部
42 パルスモータ駆動回路

Claims (4)

  1. 移動と伸縮が可能で先端に容器把持機構を備え、前記容器把持機構に容器を把持して伸長することにより前記容器を所定位置に搬送し、その後その容器を放して後退することにより前記容器を所定位置に装着するアーム機構と、
    前記アーム機構の移動と伸縮を行なうとともに、伸縮はパルスモータにより駆動するアーム駆動部と、
    前記パルスモータに駆動パルス信号を供給するパルスモータ駆動回路と、
    前記アーム駆動部のうちアーム機構の伸縮を行なわせる部分に設けられ、アーム機構の伸縮量を計測するエンコーダと、
    前記容器把持機構に容器が把持されていることを検出するセンサと、
    前記パルスモータ駆動回路にパルスモータ駆動信号を送ってパルモータを駆動させるとともに、前記パルスモータ駆動回路からパルスモータに供給される駆動パルス信号のパルス数、前記エンコーダによる計測値及び前記センサの検出信号に基づいて所定位置へラックが搬送されたこと及び装着されたことを判定する搬送制御部と、を備えたことを特徴とする容器搬送装置。
  2. 前記搬送制御部は、所定位置へ容器が搬送されたか否かの判定を、前記アーム機構が容器搬送時に伸長するときの前記駆動パルス信号のパルス数と前記エンコーダによる計測値との比較により行なう請求項1に記載の容器搬送装置。
  3. 前記搬送制御部は、所定位置へ容器が装着されたか否かの判定を、前記アーム機構が容器を放して後退する過程で前記センサが前記容器把持機構に容器が把持されていないことを検出したときの前記駆動パルス信号のパルス数又は前記エンコーダによる計測値により行なう請求項1又は2に記載の容器搬送装置。
  4. 前記容器は分析試料が収容されたサンプル容器であり、前記所定位置は分析装置における試料自動注入装置のサンプル容器装着位置であり、この容器搬送装置はサンプル容器が収納されている場所から前記サンプル容器装着位置へサンプル容器を搬送して装着するものである請求項1から3のいずれかに記載の容器搬送装置。
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