JP2006187086A - Dc/dcコンバータ - Google Patents

Dc/dcコンバータ Download PDF

Info

Publication number
JP2006187086A
JP2006187086A JP2004376511A JP2004376511A JP2006187086A JP 2006187086 A JP2006187086 A JP 2006187086A JP 2004376511 A JP2004376511 A JP 2004376511A JP 2004376511 A JP2004376511 A JP 2004376511A JP 2006187086 A JP2006187086 A JP 2006187086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactor
turned
main switch
switch
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004376511A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Tanabe
秀夫 田邊
Shigetoshi Daidoji
重俊 大道寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2004376511A priority Critical patent/JP2006187086A/ja
Publication of JP2006187086A publication Critical patent/JP2006187086A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】スナバコンデンサを不要として、レイアウト上の制約により大型化することがなく、動作が不安定になることもなく、また、コスト高を招かないDC−DCコンバータを提供する。
【解決手段】DC−DCコンバータにおいて、2つの主スイッチS11a,S11bの接続点に、補助リアクトルL14と2つの補助スイッチSrU15a,SrL15bの各直列回路の一端を接続し、その反対側の直列回路の他端を平滑リアクトル13の他端に接続し、平滑リアクトル13を流れる電流が、主スイッチから平滑リアクトル13へ向かう場合、上主スイッチS11aがオン状態になる時点より所定の時間だけ前に上補助スイッチSrU15aを入れ、電流の向きが逆の場合、下主スイッチS11bがオン状態になる時点より所定の時間だけ前に下補助スイッチSrL15bを入れるようにする。
【選択図】図1

Description

この発明は、DC−DCコンバータに関し、特に、略零電流でスイッチングすることができるDC/DCコンバータに関する。
従来、直列に接続された2つの主スイッチと、これら主スイッチ同士の接続点に一端が接続された平滑リアクトルとを備えたDC/DCコンバータが知られている(特許文献1参照)。
図4は、従来のDC/DCコンバータの概略構成を示す回路図である。図4に示すように、DC/DCコンバータ1は、端子B−B間に直列に接続された上主スイッチS2aと下主スイッチS2b、両主スイッチ2a,2bの各々に並列に接続された上ダイオードD3aと下ダイオードD3b及び上コンデンサC4aと下コンデンサC4bを有している。また、両主スイッチ2a,2b同士の接続点に一端が接続された平滑用のリアクトルL5、リアクトル5に並列に接続された補助リアクトルL6及び上補助スイッチSrU7aと下補助スイッチSrL7bの一方、また、上補助スイッチ7aと下補助スイッチ7bの他端を、リアクトル5の他端に接続すると共に一方の端子Bに共通接続の端子A−Aを有している。
図4に示す従来のDC/DCコンバータ1における両主スイッチS,Sの状態の変化は、次の4ケースに分類される。
(ケースA)リアクトル電流I>0で、上主スイッチS:ON(オン)、下主スイッチS:OFF(オフ)から、両スイッチOFFを経て、上主スイッチS:OFF、下主スイッチS:ONに変化。
(ケースB)リアクトル電流I>0で、上主スイッチS:OFF、下主スイッチS:ONから、両スイッチOFFを経て、上主スイッチS:ON、下主スイッチS:OFFに変化。
(ケースC)リアクトル電流I<0で、上主スイッチS:ON、下主スイッチS:OFFから、両スイッチOFFを経て、上主スイッチS:OFF、下主スイッチS:ONに変化。
(ケースD)リアクトル電流I<0で、上主スイッチS:OFF、下主スイッチS:ONから、両スイッチOFFを経て、上主スイッチS:ON、下主スイッチS:OFFに変化。
上述したケースD(I<0、S:ON→S:ON)におけるスイッチングの様子を、図5及び図6により説明する。
図5は、図4の主スイッチング素子及びその周辺部分を取り出し半導体素子をスイッチに置き換えて、ケースD状態のスイッチングの様子を説明する回路説明図である。図6は、図5のケースDにおける各波形のタイミングを示すタイミングチャートである。
図5に示すように、ケースDにおいて、状態1→状態2に変化するとき、リアクトル電流Iが上下コンデンサC,Cに半分ずつ流れ込み(図6、a,b参照)、下コンデンサCは充電されるが、下主スイッチSがOFFするときは略0Vであり、このとき、下主スイッチSのスイッチング損失は非常に小さい。状態2´→状態3に変化するときについては、既に上流ダイオードDに電流が流れており(図6、c参照)、上主スイッチSがONしてもスイッチング損失は殆ど発生しない。
また、上述したケースB(I>0、S:ON→S:ON)におけるスイッチングの様子を、図7及び図8により説明する。
図7は、図4の主スイッチング素子及びその周辺部分を取り出し半導体素子をスイッチに置き換えて、ケースB状態のスイッチングの様子を説明する回路説明図である。図8は、図7のケースBにおける各波形のタイミングを示すタイミングチャートである。
図7に示すように、状態1→状態1´に変化するときは、補助スイッチをONにし補助リアクトル電流Iが増加し、状態1´→状態2に変化するとき、リアクトル電流I<補助リアクトル電流Iで両主スイッチS,SがOFFすると、上下コンデンサに電流が流れ込み、下コンデンサCは充電されるが、下主スイッチSがOFFするときは略0Vであり、このとき、下主スイッチSのスイッチング損失は非常に小さい。
状態2→状態3に変化するときについては、リアクトル電流I<補助リアクトル電流Iのとき、上流ダイオードDが導通し、上主スイッチS=0V、その後、補助リアクトル電流Iが減ってきて、上主スイッチSをONし、リアクトル電流I>補助リアクトル電流Iになると上主スイッチSに電流が流れ、零電圧スイッチングになり、上主スイッチSのスイッチング損失は殆ど発生しない。
このケースBにおける動作は、補助スイッチをONとし、リアクトルLとキャパシタCを共振させることで、電流Iを正から負にし、恰もケースDと同じ動作を上下主スイッチS,Sに作り出していると見ることもできる。ケースAやケースCに関しても、上主スイッチSから下主スイッチSがONすることと、ONする補助スイッチが逆になるという違いのみで、原理的には上記と同じ理由により、この従来のDC/DCコンバータ1における主スイッチのスイッチング損失は非常に小さい。
このように、従来のDC/DCコンバータ1においては、素子のスイッチング損失を低減するため、ケースA及びケースDでのスイッチング時は、スナバコンデンサ(両コンデンサC,C)の充放電を利用し、ケースB及びケースCでは、スナバコンデンサと補助リアクトルLの共振を利用するため、何れにおいてもスナバコンデンサが必要である。
特開2004−129393号公報
しかしながら、スナバコンデンサは、主スイッチから離して配置するとインダクタンスを持つため、主スイッチの直近に取り付ける必要があるので、レイアウト上の制約が大きく、結果的にDC/DCコンバータが大型化する大きな要因となる。また、スナバコンデンサを主スイッチの直近に配置すると、主スイッチのゲートを駆動する駆動回路が主スイッチから離れてしまうので、動作が不安定になることがある。更に、スナバコンデンサは、専用設計になってしまうのでコストが高くなるのが避けられない。
この発明の目的は、スナバコンデンサを不要として、レイアウト上の制約により大型化することがなく、動作が不安定になることもなく、また、コスト高を招かないDC−DCコンバータを提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係るDC−DCコンバータは、直列に接続された第1と第2の2つの主スイッチと、前記各主スイッチ同士の接続点に一端が接続された平滑リアクトルとを備え、前記各主スイッチを交互にオン/オフさせると共に、前記第1の主スイッチがオンしたときに、一方の端子に入力した電気エネルギを前記平滑リアクトルに蓄え、前記第2の主スイッチがオンしたときに、前記平滑リアクトルに蓄えられた電気エネルギを他方の端子から出力するDC−DCコンバータにおいて、前記平滑リアクトルの一端も接続されている前記2つの主スイッチの接続点に、補助リアクトルと2つの補助スイッチのそれぞれの直列回路の一端を接続し、その反対側の直列回路の他端を、前記平滑リアクトルの他端に接続し、前記平滑リアクトルを流れる電流が、前記主スイッチから前記平滑リアクトルへ向かって流れる場合は、前記第1の主スイッチがオン状態になる時点より所定の時間だけ前に、前記補助スイッチを入れるようにし、また、前記平滑リアクトルを流れる電流が、前記平滑リアクトルから前記主スイッチへ向かって流れる場合は、前記第2の主スイッチがオン状態になる時点より所定の時間だけ前に、前記補助スイッチを入れるようにしている。
この発明によれば、平滑リアクトルの一端も接続されている2つの主スイッチの接続点に、補助リアクトルと2つの補助スイッチのそれぞれの直列回路の一端を接続し、その反対側の直列回路の他端を、平滑リアクトルの他端に接続し、平滑リアクトルを流れる電流が、主スイッチから平滑リアクトルへ向かって流れる場合は、第1の主スイッチがオン状態になる時点より所定の時間だけ前に、補助スイッチを入れるようにし、また、平滑リアクトルを流れる電流が、平滑リアクトルから主スイッチへ向かって流れる場合は、第2の主スイッチがオン状態になる時点より所定の時間だけ前に、補助スイッチを入れるようにしているので、スナバコンデンサを不要として、レイアウト上の制約により大型化することがなく、動作が不安定になることもなく、また、コスト高を招かないDC−DCコンバータとすることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係るDC/DCコンバータの概略構成を示す回路図である。図1に示すように、DC/DCコンバータ10は、端子B−B間に直列に接続された上主スイッチS11aと下主スイッチS11b、両主スイッチ11a,11bの各々に並列に接続された上ダイオードD12aと下ダイオードD12bを有している。また、両主スイッチ11a,11b同士の接続点に一端が接続された平滑用のリアクトルL13、リアクトル13に並列に接続された補助リアクトルL14及び上補助スイッチSrU15aと下補助スイッチSrL15bを、リアクトル13の他端に接続すると共に一方の端子Bに共通接続の端子A−Aを有している。
このDC/DCコンバータ10は、昇降圧DC/DCコンバータであり、端子A−Aに印加された電圧を昇圧して端子B−Bから出力することができ、端子B−Bに印加された電圧を降圧して端子A−Aから出力することができる。上主スイッチSと下主スイッチSは、図示しない制御回路及び駆動回路により、相補パルス幅変調(pulse width modulation:PWM)信号で駆動される。
つまり、この発明に係るDC/DCコンバータ10は、回路構成上、従来のDC/DCコンバータ1(図4参照)に比べ、スナバコンデンサからなる上コンデンサCと下コンデンサCを有していない。
次に、DC/DCコンバータ10の回路動作を説明する。
図2は、図1のDC/DCコンバータのケースBにおける各波形のタイミングを示すタイミングチャートである。ここで、ケースBは、上主スイッチSがOFF(オフ)状態、下主スイッチSがON(オン)状態にあって、リアクトル電流Iが端子Aに向かって流れている(I>0)状態から、両スイッチS,SのOFF状態を経て、上主スイッチSがON状態、下主スイッチSがOFF状態に変化する。
図2に示すように、先ず、下主スイッチSがON状態からOFF状態に変化するときを説明する。下主スイッチSがON状態では、下ダイオードDに電流が流れており、下主スイッチSは略零電圧、零電流でスイッチングされるため、スイッチング損失は殆ど発生しない。
次に、上主スイッチSがOFF状態からON状態に変化するときを説明する。上主スイッチSがON状態になる時点より時間Tだけ前に、上補助スイッチSrUをON状態にする。ON状態にしたときの補助リアクトルLの一端の電圧VSLは0Vであり、他端の電圧はVである。このため、補助リアクトルLには、図2の(f)に示す補助リアクトル電流Iが流れる。
リアクトル電流Iは、リアクトルがあるため短時間で略一定であり、電流Iは、Ie=I−Iの関係より次第に減少し0に近づく。このとき、上主スイッチSをON状態にすれば、本来のリアクトル電流Iより電流Iは小さいため、上主スイッチSのスイッチング損失を減少させることができる。
更に、リアクトル電流I、A端子側のDC/DCコンバータ入出力電圧Vを計測し、時間Tを、
=L/V・I
と決めることにより、電流I≒0で上主スイッチSをON状態にすることができ(図2、(a)参照)、このときのスイッチング損失を殆ど0にすることができる。
上主スイッチSがON状態にした後は、補助リアクトルLの一端の電圧VSLはB端子側のDC/DCコンバータ入出力電圧Vになり、他端の電圧はA端子側のDC/DCコンバータ入出力電圧Vであり、V>Vであることから、補助リアクトル電流Iは次第に減少し0になる。補助リアクトル電流Iが0になった後、上補助スイッチSrUをOFF状態にする。なお、上補助スイッチSrUは、ON・OFF何れの状態共に電流0で行うため、スイッチング損失は発生しない。
図3は、図1のDC/DCコンバータのケースCにおける各波形のタイミングを示すタイミングチャートである。ここで、ケースCは、上主スイッチSがON状態、下主スイッチSがOFF状態にあって、リアクトル電流Iが端子AからリアクトルLに向かって流れている(I<0)状態から、両スイッチS,SのOFF状態を経て、上主スイッチSがOFF状態、下主スイッチSがON状態に変化する。
図3に示すように、先ず、上主スイッチSがON状態からOFF状態に変化するときを説明する。上主スイッチSがON状態では、上ダイオードDに電流が流れており、上主スイッチSは略零電圧、零電流でスイッチングされるため、スイッチング損失は殆ど発生しない。
次に、下主スイッチSがOFF状態からON状態に変化するときを説明する。下主スイッチSがON状態になる時点より時間Tだけ前に、下補助スイッチSrLをON状態にする。ON状態にしたときの補助リアクトルLの一端の電圧VSLは、Vであり、他端の電圧はVである。このため、補助リアクトルLには、図3の(f)に示す補助リアクトル電流Iが流れる。
リアクトル電流Iは、リアクトルがあるため短時間では略一定であり、電流Iは、I=I−Iの関係より次第に減少し0に近づく。このとき、下主スイッチSをON状態にすれば、本来のリアクトル電流Iより電流Iは小さいため、下主スイッチSのスイッチング損失を減少させることができる。
更に、リアクトル電流I、A端子電圧V、B端子電圧Vを計測し、時間Tを、
=L/(V−V)・|I
と決めることにより、電流I≒0で下主スイッチSをON状態にすることができ(図3、(a)参照)、このときのスイッチング損失を殆ど0にすることができる。
下主スイッチSがON状態になった後は、補助リアクトルLの一端の電圧VSLは0に、他端の電圧はVであり、補助リアクトル電流Iは次第に減少し0になる。補助リアクトル電流Iが0になった後、下補助スイッチSrLをOFF状態にする。なお、上補助スイッチSrUは、ON・OFF何れの状態共に電流0で行うため、スイッチング損失は発生しない。
なお、ケースAとケースDでは、通常のハードスイッチングを行う。
以上のように、上記実施の形態によれば、DC−DCコンバータ10は、共振用のスナバコンデンサを用いることなく、PWM1サイクルで2回あるスイッチ状態の変化の内、一つのケースで零電流スイッチングができ、全てのケースがハードスイッチングに比べてスイッチング損失を半減することができる。
つまり、DC−DCコンバータ10は、リアクトルL13の一端も接続されている上下主スイッチS11a,S11bの接続点に、補助リアクトルL14と各補助スイッチSrU15a,SrL15bの直列回路の一端を接続し、その反対側の直列回路の他端を、リアクトルL13の他端に接続する構成を有している。そして、DC/DCコンバータ10のリアクトルL13を流れる電流Iが、主スイッチからリアクトルL13へ向かって流れている場合は、上主スイッチS11aがON状態になる時点より所定の時間(T)だけ前に、上補助スイッチSrU15aを入れるようにする。また、リアクトルL13を流れる電流Iが、リアクトルL13から主スイッチへ向かって流れている場合は、下主スイッチS11bがON状態になる時点より所定の時間(T)だけ前に、下補助スイッチSrL15bを入れるようにする。
これにより、主スイッチがスイッチングするときに、主スイッチに流れている電流を減少させることができる。スイッチング損失は、スイッチに流れる電流に比例するため、このようにスイッチング時の電流を減少させることにより、スイッチング損失を大幅に減少させることができ、低損失・高効率のDC/DCコンバータとすることができる。更に、従来のDC/DCコンバータに設けられていたスナバコンデンサが不要になるため、コストの低減が可能になり、レイアウトの制約がなくなって小型化を図ることができると共に、駆動回路を主スイッチの直近に配置することができ、動作が不安定になることがない。
また、補助スイッチがON状態になってから上主スイッチS11aがON状態になるまでの時間をTrB、補助スイッチがON状態になってから下主スイッチS11bがON状態になるまでの時間をTrCとし、リアクトル電流I(A)、A端子側のDC/DCコンバータ入出力電圧V(V)、B端子側のDC/DCコンバータ入出力電圧V(V)の3データを計測し、それに基づいて、
rB=L/V・I,TrC=L/(V−V)・|I
のタイミングで補助スイッチをON状態にする。なお、L(H)は、補助リアクトルL14のインダクタンス値である。
このように、上記タイミングで補助スイッチをON状態にすることにより、DC/DCコンバータ10のリアクトルLを流れる電流が、主スイッチからリアクトルL13へ向かって流れている場合に、上主スイッチS11aをON状態にするとき、上主スイッチS11aに流れる電流を殆ど零にすることができる。また、DC/DCコンバータ10のリアクトルL13を流れる電流が、リアクトルL13から主スイッチへ向かって流れている場合に、下主スイッチS11bをON状態にするとき、下主スイッチS11bに流れる電流を殆ど零にすることができる。
つまり、上述した何れの場合も、スイッチ損失を殆ど零にすることができ、且つ、リアクトル電流Iや入出力電圧V,Vが変動した場合も、電流零でスイッチングさせることができるため、DC/DCコンバータの広い使用範囲において、低損失・高効率を、スナバコンデンサ無しで実現することができる。
この発明に係るDC/DCコンバータは、直列に接続された第1と第2の2つの主スイッチと、各主スイッチ同士の接続点に一端が接続された平滑リアクトルとを備え、各主スイッチを交互にオン/オフさせると共に、第1の主スイッチがオンしたときに、入力側の端子に接続された直流電源からの電気エネルギを平滑リアクトルに蓄え、第2主スイッチがオンしたときに、平滑リアクトルに蓄えられた電気エネルギを出力側の端子に接続された負荷へ放出するDC−DCコンバータにおいて、平滑リアクトルの一端も接続されている2つの主スイッチの接続点に、補助リアクトルと2つの補助スイッチのそれぞれの直列回路の一端を接続し、その反対側の直列回路の他端を、平滑リアクトルの他端に接続し、平滑リアクトルを流れる電流が、主スイッチから平滑リアクトルへ向かって流れる場合は、上主スイッチがON状態になる時点より所定の時間だけ前に、補助スイッチを入れるようにし、また、平滑リアクトルを流れる電流が、平滑リアクトルから主スイッチへ向かって流れる場合は、下主スイッチがON状態になる時点より所定の時間だけ前に、補助スイッチを入れるようにしている。
また、補助スイッチがオン状態になってから第1の主スイッチがオン状態になるまでの時間をTrB、補助スイッチがオン状態になってから第2の主スイッチがオン状態になるまでの時間をTrC、補助リアクトルのインダクタンス値をLとし、平滑リアクトルを流れるリアクトル電流I、一方の端子側の入出力電圧V、他方の端子側の入出力電圧Vの3データを計測し、それに基づいて、
rB=L/V・I,TrC=L/(V−V)・|I
のタイミングで補助スイッチをオン状態にしている。
このように、この発明によれば、DC−DCコンバータにおいて、平滑リアクトルLの一端も接続されている2つの主スイッチS,Sの接続点に、補助リアクトルLと2つの補助スイッチSrU,SrLのそれぞれの直列回路の一端を接続し、その反対側の直列回路の他端を、平滑リアクトルLの他端に接続し、平滑リアクトルLを流れる電流が、主スイッチから平滑リアクトルLへ向かって流れる場合は、第1の主スイッチがオン状態になる時点より所定の時間だけ前に、補助スイッチを入れるようにし、また、平滑リアクトルLを流れる電流が、平滑リアクトルLから主スイッチへ向かって流れる場合は、第2の主スイッチがオン状態になる時点より所定の時間だけ前に、補助スイッチを入れるようにしているので、スナバコンデンサを不要として、レイアウト上の制約により大型化することがなく、動作が不安定になることもなく、また、コスト高を招かないDC−DCコンバータとすることができる。
この発明の一実施の形態に係るDC/DCコンバータの概略構成を示す回路図である。 図1のDC/DCコンバータのケースBにおける各波形のタイミングを示すタイミングチャートである。 図1のDC/DCコンバータのケースCにおける各波形のタイミングを示すタイミングチャートである。 従来のDC/DCコンバータの概略構成を示す回路図である。 図4の主スイッチング素子及びその周辺部分を取り出し半導体素子をスイッチに置き換えて、ケースD状態のスイッチングの様子を説明する回路説明図である。 図5のケースDにおける各波形のタイミングを示すタイミングチャートである。 図4の主スイッチング素子及びその周辺部分を取り出し半導体素子をスイッチに置き換えて、ケースB状態のスイッチングの様子を説明する回路説明図である。 図7のケースBにおける各波形のタイミングを示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 DC/DCコンバータ
11a 上主スイッチS(第1の主スイッチ)
11b 下主スイッチS(第2の主スイッチ)
12a 上ダイオードD
12b 下ダイオードD
13 リアクトルL
14 補助リアクトルL
15a 上補助スイッチSrU
15b 下補助スイッチSrL
A,B 端子

Claims (4)

  1. 直列に接続された第1と第2の2つの主スイッチと、前記各主スイッチ同士の接続点に一端が接続された平滑リアクトルとを備え、前記各主スイッチを交互にオン/オフさせると共に、前記第1の主スイッチがオンしたときに、一方の端子に入力した電気エネルギを前記平滑リアクトルに蓄え、前記第2の主スイッチがオンしたときに、前記平滑リアクトルに蓄えられた電気エネルギを他方の端子から出力するDC−DCコンバータにおいて、
    前記平滑リアクトルの一端も接続されている前記2つの主スイッチの接続点に、補助リアクトルと2つの補助スイッチのそれぞれの直列回路の一端を接続し、その反対側の直列回路の他端を、前記平滑リアクトルの他端に接続し、
    前記平滑リアクトルを流れる電流が、前記主スイッチから前記平滑リアクトルへ向かって流れる場合は、前記第1の主スイッチがオン状態になる時点より所定の時間だけ前に、前記補助スイッチを入れるようにし、また、前記平滑リアクトルを流れる電流が、前記平滑リアクトルから前記主スイッチへ向かって流れる場合は、前記第2の主スイッチがオン状態になる時点より所定の時間だけ前に、前記補助スイッチを入れるようにするDC−DCコンバータ。
  2. 前記補助スイッチがオン状態になってから前記第1の主スイッチがオン状態になるまでの時間をTrB、前記補助スイッチがオン状態になってから前記第2の主スイッチがオン状態になるまでの時間をTrC、補助リアクトルのインダクタンス値をLとし、前記平滑リアクトルを流れるリアクトル電流I、前記一方の端子側の入出力電圧V、前記他方の端子側の入出力電圧Vの3データを計測し、それに基づいて、
    rB=L/V・I,TrC=L/(V−V)・|I
    のタイミングで前記補助スイッチをオン状態にする請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記一方の端子に印加された電圧を昇圧して前記他方の端子から出力することができ、前記他方の端子に印加された電圧を降圧して前記一方の端子から出力することができる昇降圧DC/DCコンバータである請求項1または2に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 前記2つの主スイッチは、制御回路及び駆動回路により相補パルス幅変調信号で駆動される請求項1から3のいずれか一項に記載のDC−DCコンバータ。
JP2004376511A 2004-12-27 2004-12-27 Dc/dcコンバータ Withdrawn JP2006187086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376511A JP2006187086A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 Dc/dcコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376511A JP2006187086A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 Dc/dcコンバータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006187086A true JP2006187086A (ja) 2006-07-13

Family

ID=36739763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004376511A Withdrawn JP2006187086A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 Dc/dcコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006187086A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125187A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Nissan Motor Co Ltd Dc−dcコンバータ
JP2009112142A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Nissan Motor Co Ltd コンバータ回路およびコンバータ制御方法
WO2017038122A1 (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 国立大学法人東京工業大学 双方向チョッパ回路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125187A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Nissan Motor Co Ltd Dc−dcコンバータ
JP2009112142A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Nissan Motor Co Ltd コンバータ回路およびコンバータ制御方法
WO2017038122A1 (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 国立大学法人東京工業大学 双方向チョッパ回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5049637B2 (ja) Dc/dc電力変換装置
US7209371B2 (en) Method and apparatus for extending the operating range of a flyforward converter
JP4984569B2 (ja) スイッチングコンバータ
JP4976086B2 (ja) 昇降圧dc−dcコンバータ
JP2012050330A (ja) Dc/dc電力変換装置
JP2003189602A (ja) Dc−dcコンバータおよびそれを用いた電子装置
US7352600B2 (en) Electric power unit
JP2007116834A (ja) マルチフェーズ型dc/dcコンバータ回路
KR101935452B1 (ko) Dc-dc 컨버터 및 이를 포함하는 2단 전력단 컨버터
JP2008072856A (ja) Dc/dc電力変換装置
JP2009177899A (ja) 電力変換システム
JP4358277B2 (ja) Dc/dc電力変換装置
JP4880630B2 (ja) Dc/dc電力変換装置
EP2475087B1 (en) Power supply device, for example for light sources
KR20190025196A (ko) 절연형 dc-dc 컨버터 및 그 구동방법
JP2006187086A (ja) Dc/dcコンバータ
JP5535290B2 (ja) 双方向コンバータ
JPH10215564A (ja) チャージポンプ型dc−dcコンバータ
US20080157597A1 (en) Multiple output isolated converter circuit
JP2001309646A (ja) スイッチング電源装置
US20060164869A1 (en) Inverter
JP4894469B2 (ja) Dc−dcコンバータ
CN103532380B (zh) 一种直流-直流转换电路
CN203590030U (zh) 一种直流-直流转换电路
JP2020048342A (ja) スイッチング素子のゲート駆動回路

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20060608

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20090821

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761