JP2006186503A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006186503A
JP2006186503A JP2004375904A JP2004375904A JP2006186503A JP 2006186503 A JP2006186503 A JP 2006186503A JP 2004375904 A JP2004375904 A JP 2004375904A JP 2004375904 A JP2004375904 A JP 2004375904A JP 2006186503 A JP2006186503 A JP 2006186503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
panel member
flexible substrate
virtual axis
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004375904A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Sugiura
令浩 杉浦
Yoshiaki Usui
善朗 臼井
Shingo Mori
信吾 毛利
Hiroyuki Oyama
裕幸 大山
Shinji Hotta
伸司 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004375904A priority Critical patent/JP2006186503A/ja
Publication of JP2006186503A publication Critical patent/JP2006186503A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Abstract

【課題】フレキシブル基板に無理な力を与えることなく、電子機器の小型化を図る。
【解決手段】フレキシブル基板40は、取付部10を通りケース本体102とパネル部材20とにわたって設けられている。フレキシブル基板40は、取付部10において、第2の仮想軸Yの回りに長円状に巻回されかつ第1の仮想軸Xに沿って扁平に延在して配置されている。フレキシブル基板40が巻回されている長円の中心を通り長円と交差する想像線のうち最も寸法の大きい想像線を長径aとし、最も寸法の小さい想像線を短径bとすると、フレキシブル基板40は取付部ケース12内において長円の短径bを取付部ケース12の厚さ方向に沿わせかつ長円の長径aを取付部ケース12の長さ方向に沿わせて配置されている。
【選択図】図5

Description

本発明はディスプレイ装置が回転可能に取着された電子機器に関する。
例えば、撮像装置であるビデオカメラなどの電子機器では、撮像された画像などを表示するディスクプレイ装置が、電子機器の外装を構成するケース本体に対して揺動可能に取着されたものがある。
このような構成を有する電子機器として、ケース本体に取付部を介して設けられたパネル部材と、パネル部材に組み込まれたディスプレイ装置とを備え、取付部を介しパネル部材がケース本体に対して、第1の方向に延在する第1の仮想軸の回りに揺動可能で、かつ、第1の仮想軸と直交する第2の仮想軸の回りに揺動可能に支持されたものが提案されている(特許文献1)。
特開平8−125890号公報
このような電子機器においては、映像信号や電源などを含む電気信号をケース本体とディスプレイ装置との間で伝達するために、ケース本体とパネル部材とにわたってフレキシブル基板が設けられている。
この場合、ディスプレイ装置がケース本体に対して第2の仮想軸の回りに揺動される際に、取付部においてフレキシブル基板がねじられたり引っ張られたりするような力を受けないようにする必要がある。
したがって、フレキシブル基板を、取付部において第2の仮想軸の回りに第2の仮想軸方向から見て正円状に巻回して配置し、巻回された外側の端部のフレキシブル基板部分をケース本体側に取り回し、巻回された内側の端部のフレキシブル基板部分をパネル部材側に取り回し、ディスプレイ装置が第2の仮想軸の回りに揺動した際に、フレキシブル基板が前記巻回部分の余裕によって無理な力を受けないようにすることが考えられる。
この場合、フレキシブル基板が巻回される円の径を小さくしていくと、巻回部分の余裕量も小さくなっていき、フレキシブル基板にねじれ力や引っ張り力が作用するため、フレキシブル基板が巻回される円の径を小さくするにも限界がある。
そのため、取付部においてフレキシブル基板が巻回される円の径を確保する必要があり、取付部が大型化し電子機器の小型化を図る上で不利がある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、ケース本体とパネル部材との間にわたって設けられるフレキシブル基板に無理な力を与えることなく、電子機器の小型化を図る上で有利な電子機器を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、外装を構成するケース本体と、前記ケース本体とは別体のパネル部材と、前記パネル部材を前記ケース本体に対して第1の方向に延在する第1の仮想軸の回りに揺動可能でかつ前記第1の仮想軸と直交する第2の仮想軸の回りに揺動可能に支持する取付部と、前記パネル部材に組み込まれたディスプレイ装置と、前記取付部の内部を通り前記ケース本体と前記パネル部材とにわたって設けられ電気信号を前記ケース本体と前記ディスプレイ装置との間で伝達するフレキシブル基板とを備えた電子機器であって、前記フレキシブル基板は、前記取付部において、前記第2の仮想軸の回りに長円状に巻回されかつ前記第1の仮想軸に沿って扁平に延在して配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、フレキシブル基板が、取付部において、第2の仮想軸の回りに長円状に巻回されかつ第1の仮想軸に沿って扁平に延在して配置されているので、パネル部材の第2の仮想軸回りの揺動に伴って、フレキシブル基板の長円状の巻回部分がその長径方向において縮むか、あるいは、広がることでフレキシブル基板に無理な力を与えることがなく、かつ、フレキシブル基板の巻回されている部分が占有するスペースを削減することにより、電子機器の小型化を図る上で有利となる。
取付部の内部を通りケース本体とパネル部材とにわたって設けられるフレキシブル基板を、取付部において、第2の仮想軸の回りに長円状に巻回されかつ第1の仮想軸に沿って扁平に延在させることによって上記目的を実現した。
次に本発明の実施例1について図面を参照して説明する。
本実施例では電子機器はビデオカメラ100である。
図1は実施例1のビデオカメラ100を前方から見た斜視図、図2はディスプレイ装置が収容位置にある状態のビデオカメラ100を前方から見た斜視図、図3はディスプレイ装置が開放位置にある状態のビデオカメラ100を後方から見た斜視図、図4はディスプレイ装置が開放位置で第2の仮想軸Y回りに揺動された状態のビデオカメラ100を後方から見た斜視図である。
図5は取付部の構成を示す斜視図である。
図6はフレキシブル基板の斜視図である。
図7(A)は実施例1におけるフレキシブル基板の巻回状態の説明図、(B)は比較例におけるフレキシブル基板の巻回状態の説明図である。
図8は(A)、(B)は実施例1におけるディスプレイ装置を開閉した場合のケース本体との関係を示す説明図である。
図9は比較例におけるディスプレイ装置を開閉した場合のケース本体との関係を示す説明図である。
図10(A)は実施例1におけるディスプレイ装置におけるバックライト用LEDの配置の説明図、(B)は比較例におけるディスプレイ装置におけるバックライト用LEDの配置の説明図である。
図1〜図3に示すように、本実施例において電子機器はビデオカメラ100であり、外装を構成するケース本体102を有している。なお、本明細書において左右は、ビデオカメラ100を前方から見た状態でいうものとし、また、光学系の光軸方向で被写体側を前方といい、撮像素子側を後方という。
ケース本体102は、左右方向の幅と、この幅よりも大きな寸法の上下方向の高さと、この高さよりも大きな寸法の前後方向の長さとを有している。
ケース本体102は、前方および後方に臨む前面102Aおよび後面102Bと、上方および下方に臨む上面102Cおよび下面102Dと、左方および右方に臨む左側面102Eおよび右側面102Fとを有している。
ケース本体102の右側面102Fの前部の上下には、後述するパネル部材20を取り付けるための2つの支持部13が突設されている。
ケース本体102の前面102A上部には、撮影光学系104が組み込まれた鏡筒106が前方に臨んで設けられている。
ケース本体102の内部には、撮影光学系104によって導かれた被写体像を撮像する撮像素子、該撮像素子で撮像された被写体像の静止画および動画のデータを記録媒体に記録再生する記録再生部などが収容されている。
ケース本体102の後面102B上部には前記撮像素子によって撮像された被写体像を視認するための電子式ファインダー108が設けられている。
ケース本体102の後面102B、上面102C、左側面102Eには、撮影スタートストップスイッチなどの操作スイッチ103Aや種々の設定を行うための設定スイッチ103Bが設けられている。
さらに、ビデオカメラ100には、ケース本体102の右側面102Fの前部に取付部10を介して設けられたパネル部材20と、パネル部材20に組み込まれたディスプレイ装置30と、ケース本体102とパネル部材10とにわたって設けられ電源または映像信号などを含む電気信号をケース本体102とディスプレイ装置20との間で伝達するフレキシブル基板40(図5)とが設けられている。
ケース本体102の右側面102Fは、パネル部材20の収容部を構成しており、パネル部材20はその外形が右側面102Fに合致する外形の扁平な矩形板状を呈し、長方形状の外面2002と、外面2002の四辺から起立された4つの側面2004と、4つの側面2004の先端を接続する矩形枠状の内面2006とを有し、内面2006の内側に開口2008が形成されている。
ディスプレイ装置30は前記撮像素子によって撮像された被写体像などを表示するためのものである。
図10(A)に示すように、ディスプレイ装置30は、画像を形成する液晶表示器32と、液晶表示器32を照明する照明装置34を有している。
液晶表示器32および表示面3202は長方形を呈し、その長辺と短辺をパネル部材20の長辺と短辺にそれぞれ平行させた状態でパネル部材20に組み込まれ、液晶表示器32の表示面3202はパネル部材20の内面2006の内側の開口2008に臨むように配置されている。
照明装置34は、複数の(本実施例では3個の)LED(発光素子)3402からなり、パネル部材20の内部において、液晶表示器32の一方の短辺に臨みこの短辺と平行な直線上で短辺方向に等間隔をおいて配設されている。
したがって、照明装置32の各LED3402が発光すると、その光が液晶表示器32の一方の短辺側から他方の短辺側に向かって入射され、液晶表示器32の内部で表示面3202と対向する面を覆うように配設された拡散板(不図示)によって液晶表示器32の厚さ方向に沿って表示面3202に向けて進行し、これにより液晶表示器32に形成された画像が表示面3202に表示されることになる。
なお、図10(B)に示すように、照明装置34を構成する複数のLED3402をパネル部材20の内部において、液晶表示器32の一方の長辺に臨みこの長辺と平行な直線上で長辺方向に等間隔をおいて配設することもできる。
しかしながら、図10(A)に示すように、液晶表示器32の短辺に沿って各LED3402を配置する場合は、図10(B)に示すように、液晶表示器32の長辺に沿って各LED3402を配置する場合に比較して、LED3402の数を削減でき、ディスプレイ装置30の小型化および低コスト化する上で有利となる。
図2、図3、図5に示すように、取付部10は、パネル部材20をケース本体102に対して、第1の支軸14Xを介して第1の方向(本実施例では上下方向)に延在する第1の仮想軸Xの回りに揺動可能で、かつ、第2の支軸14Yを介して第1の仮想軸Xと直交する方向(本実施例では水平方向)に延在する第2の仮想軸Yの回りに揺動可能に支持するように構成されている。
詳細に説明すると、取付部10は取付部ケース12を有している。
図3、図5に示すように、取付部ケース12は、第1の仮想軸Xに沿った長さと、前記長さよりも小さい寸法で第2の仮想軸Yに沿った幅と、前記長さおよび幅と直交する方向で前記幅よりも小さい寸法の厚さとを有する断面が中空の扁平形状を呈している。
取付部ケース12の厚さはパネル部材20の厚さと同じ寸法で形成され、より詳細には、取付部ケース12の厚さは、パネル部材20が取付部ケース12に臨む部分の厚さと同じ寸法で形成されている。
取付部ケース12は、長さを上下方向に向けてケース本体102の上下の支持部13の間に配置され、取付部ケース12の幅方向の端部に位置する側面とパネル部材20の側面2004とが合わされて配置されている。
前記取付部ケース12の内部には、第1の支軸14Xが第1の仮想軸Xに沿って延在し、第1の支軸14Xの上下両端は取付部ケース12の上下部からそれぞれ突出して上下の支持部13内に挿通され、支持部13内のフランジ1402に回転可能に支持されている。
前記取付部ケース12と第1の支軸14Xとは、第1の仮想軸Xの回りに一体的に揺動するように結合されている。
したがって、パネル部材20およびディスプレイ装置30は、第1の支軸14X回りに揺動され、図3に示すように、右側面102F上に閉じられた収容位置から右側面102Fから右側に突設され開いた開放位置にわたって揺動可能となっている。
第2の支軸14Yは第2の仮想軸Yに沿って延在し、取付部ケース12とパネル部材20とにわたって設けられている。
パネル部材20は、上述したように、厚さと、前記厚さよりも大きな寸法の幅と、前記幅よりも大きな寸法で第2の仮想軸Yに沿った長さを有する扁平な板状に形成され、パネル部材20は、その長さ方向の端部(側面2004)を取り付け部ケース12の幅方向の端部に臨ませて配置されている。
第2の支軸14Yは本実施例では、すり割りが形成された頭部14Y−1と、頭部14Y−1から延在する軸部と、軸部の先端に設けられた雄ねじとを有し、頭部14Y−1がパネル部材20と反対側に位置する取付部ケース12の側面に配置され、軸部が第1の支軸14Xの長さ方向の中央に設けられた細幅部14X−1の軸受け孔内に回転可能に挿通され、雄ねじがパネル部材20に配置されたフランジ2010のねじ孔に螺合されている。
これにより、パネル部材20は取付部ケース12を介して第2の支軸14Yの回りに(第2の仮想軸Yの回りに)揺動可能に結合されている。
したがって、パネル部材20およびディスプレイ装置30は、図2乃至図5に示すように、収容位置と開放位置との間で第1の支軸14X(第1の仮想軸X)回りに揺動でき、また、開放位置で第2の支軸14Y(第2の仮想軸Y)回りに揺動することができるようになっている。
図5に示すように、フレキシブル基板40は、取付部10を通りケース本体102とパネル部材20とにわたって設けられ、電気信号をケース本体102とディスプレイ装置30との間で伝達することで、ディスプレイ装置30によって画像表示が行われるように構成されている。
フレキシブル基板40は厚さと幅と長さを有し、長さ方向の一端がケース本体102の内部の電気回路に電気的に接続され、長さ方向の他端がディスプレイ装置10の液晶表示器32に電気的に接続され、長さ方向の中間部で取付部10を通る箇所は取付部ケース12に収容されている。
なお、フレキシブル基板40は、本実施例では、図6に示すように、同一の幅を有する2枚のフレキシブル基板が幅方向の位置を合致させた状態で重ね合わされて構成されている。
フレキシブル基板40は、取付部10において、第2の仮想軸14Yの回りに長円状に巻回されかつ第1の仮想軸14Xに沿って扁平に延在して配置され、巻回部分の余裕量が大きく確保されている。
フレキシブル基板40は、取付部ケース12に収容されていることから、図7(A)に示すように、取付部ケース12の互いに対向する壁面に沿って直線状に延在する一対の直線部と、それら直線部を接続する一対の半円部とを有している。
実施例1において、フレキシブル基板40が巻回されている長円の中心を通り長円と交差する想像線のうち最も寸法の大きい想像線を長径aとし、最も寸法の小さい想像線を短径bとすると、フレキシブル基板40は取付部ケース12内において長円の短径bを取付部ケース12の厚さ方向に沿わせかつ長円の長径aを取付部ケース12の長さ方向に沿わせて配置されている。
より詳細には、取付部10においてフレキシブル基板40は取付部ケース12に収容され、長円状に巻回されたフレキシブル基板40のうち外側の端部に位置するフレキシブル基板部分4002がケース本体102側に引き出されている。
ケース本体102側に引き出されるフレキシブル基板部分4002は、ケース本体102と取付部ケース12との境の箇所において、第1の仮想軸14Xの延在方向と平行する方向にフレキシブル基板40の幅方向を向けるとともに第1の仮想軸14Xの延在方向と直交する方向に長さ方向を向けて配置されている。
また、長円状に巻回されたフレキシブル基板40のうち内側の端部に位置するフレキシブル基板部分4004がパネル部材20側に引き出されている。本実施例では、長円状に巻回されたフレキシブル基板40のうち内側の端部に位置するフレキシブル基板部分4004は、第2の仮想軸14Yに沿ってパネル部材20側に引き出されている。
パネル部材20側に引き出されるフレキシブル基板部分4004は、取付部ケース12とパネル部材20との境の箇所において、その厚さ方向がパネル部材20の厚さ方向に合わされ第2の仮想軸Y上で該第2の仮想軸Yに沿って延在している。
なお、本実施例では、本体ケース102の支持部13部分の外観性を高め、ビデオカメラ100の美観を向上させるため、パネル部材20の側面2004のうち、支持部13に臨む側面2004に円筒面2004Aが形成されている。
図8(A)、(B)は、第1の仮想軸14X方向(第1の支軸14Xの延在方向)から支持部13を見た状態を示している。
円筒面2004Aは、第1の仮想軸14X方向(第1の支軸14Xの延在方向)から見て、第1の支軸14Xを中心とする円弧状に形成されている。
したがって、図8(B)に示すように、パネル部材20およびディスプレイ装置30を収容位置から開放位置に揺動させた場合に、側面2004の円筒面2004Aと支持部13の角部1302とが干渉せず、かつ、パネル部材20およびディスプレイ装置30が収容位置に位置した状態で側面2004と支持部13の角部1302との隙間Sを最小限にすることができ、本体ケース102の支持部13部分の外観性を高め、ビデオカメラ100の美観を向上させる上で有利となる。
これに対して、図9に示すように、パネル部材20の側面2004のうち、支持部13に臨む側面2004が平坦な平面2004Bとして形成されている比較例について説明する。
比較例の場合、パネル部材20およびディスプレイ装置30を収容位置から開放位置に揺動させた際に側面2004の平坦面2004Bと支持部13の角部1302との干渉を防止するために、支持部13の角部1302を図示するように削り落とした形状とする必要がある。
このため、パネル部材20およびディスプレイ装置30が収容位置に位置した状態で側面2004と支持部13の角部1302との隙間Sが広がってしまい、また、角部1302の削り落とした形状が外方に露出してしまうことから、ビデオカメラ100の美観を向上させる上で不利となる。
これに対して図8に示す実施例1のように側面2004に円筒面2004Aを形成すると、隙間Sを最小限にして美観を向上できるため、この点で比較例に比べて有利となる。
次に作用について説明する。
パネル部材20およびディスプレイ装置30が図2に示す収容位置から図3に示す開放位置に揺動される場合には、取付部10とケース本体102の境の箇所においてフレキシブル基板40は、第1の仮想軸Xの延在方向と平行する方向にフレキシブル基板40の幅方向を向けているので、フレキシブル基板40は第1の仮想軸X回りの揺動に伴って厚さ方向に容易に撓むことができ、フレキシブル基板40に無理な力がかかることはない。
さらに、図5に示すように、開放位置においてパネル部材20およびディスプレイ装置30が第2の支軸14Y(第2の仮想軸Y)回りに揺動される場合には、フレキシブル基板40が、取付部ケース12内において、第2の仮想軸Yの回りに巻回部分の余裕量が大きく確保された扁平な長円状に巻回して配置されているので、パネル部材20およびディスプレイ装置30の第2の仮想軸Y回りの揺動に伴って、フレキシブル基板40の巻回部分が縮むか、あるいは、広がることができ、フレキシブル基板40に無理な力がかかることはない。
ここで、図7(A)に示すように、フレキシブル基板40が実施例1のように長円状に巻回されている場合と、図7(B)に示すように、正円状に巻回されている場合とを比較して説明する。
図7(A)、(B)において、巻回されているフレキシブル基板40の長さ方向の寸法は同一であり、図7(B)に示すように、フレキシブル基板40が巻回されている正円の直径をc=dとする。
図7から明らかなように、実施例1では、フレキシブル基板40が巻回されている長円の長径aは正円の直径c、dよりも大きな寸法となるが、短径bは正円の直径c、dよりも小さな寸法とすることができる。
このため、取付部10において、フレキシブル基板40の巻回されている部分の短径bの向きが、パネル部材20およびディスプレイ装置30の厚さ方向と合致するように配設することが可能となり、フレキシブル基板40の巻回されている部分が前記厚さ方向に占有するスペースを削減する上で有利となる。
したがって、ケース本体102とパネル部材20との間にわたって設けられるフレキシブル基板40に無理な力を与えることなく、ビデオカメラ100の小型化を図る上で有利となる。
なお、実施例では、電子機器がビデオカメラである場合について説明したが、本発明の電子機器はこれに限定されるものではなく、種々の電子機器、例えばカメラ付パーソナルデジタルアスタント(PDA)、カメラ付携帯電話機、あるいは種々の撮像装置、例えばデジタルスチルカメラなどであってもよいことはもちろんである。
実施例1のビデオカメラ100を前方から見た斜視図である。 ディスプレイ装置が収容位置にある状態のビデオカメラ100を前方から見た斜視図である。 ディスプレイ装置が開放位置にある状態のビデオカメラ100を後方から見た斜視図である。 ディスプレイ装置が開放位置で第2の仮想軸Y回りに揺動された状態のビデオカメラ100を後方から見た斜視図である。 取付部の構成を示す斜視図である。 フレキシブル基板の斜視図である。 (A)は実施例1におけるフレキシブル基板の巻回状態の説明図、(B)は比較例におけるフレキシブル基板の巻回状態の説明図である。 (A)、(B)は実施例1におけるディスプレイ装置を開閉した場合のケース本体との関係を示す説明図である。 比較例におけるディスプレイ装置を開閉した場合のケース本体との関係を示す説明図である。 (A)は実施例1におけるディスプレイ装置におけるバックライト用LEDの配置の説明図、(B)は比較例におけるディスプレイ装置におけるバックライト用LEDの配置の説明図である。
符号の説明
10……取付部、20……パネル部材、30……ディスプレイ装置、40……フレキシブル基板、100……ビデオカメラ、102……ケース本体、X……第1の仮想軸、Y……第2の仮想軸。

Claims (10)

  1. 外装を構成するケース本体と、
    前記ケース本体とは別体のパネル部材と、
    前記パネル部材を前記ケース本体に対して第1の方向に延在する第1の仮想軸の回りに揺動可能でかつ前記第1の仮想軸と直交する第2の仮想軸の回りに揺動可能に支持する取付部と、
    前記パネル部材に組み込まれたディスプレイ装置と、
    前記取付部の内部を通り前記ケース本体と前記パネル部材とにわたって設けられ電気信号を前記ケース本体と前記ディスプレイ装置との間で伝達するフレキシブル基板とを備えた電子機器であって、
    前記フレキシブル基板は、前記取付部において、前記第2の仮想軸の回りに長円状に巻回されかつ前記第1の仮想軸に沿って扁平に延在して配置されている、
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記長円状に巻回された前記フレキシブル基板のうち外側の端部に位置する前記フレキシブル基板部分が前記ケース本体側に引き出され、前記長円状に巻回された前記フレキシブル基板のうち内側の端部に位置する前記フレキシブル基板部分が前記パネル部材側に引き出されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記長円状に巻回された前記フレキシブル基板のうち外側の端部に位置する前記フレキシブル基板部分が前記ケース本体側に引き出され、前記長円状に巻回された前記フレキシブル基板のうち内側の端部に位置する前記フレキシブル基板部分が前記第2の仮想軸に沿って前記パネル部材側に引き出されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 前記取付部は前記第1の仮想軸に沿った長さと、前記長さよりも小さい寸法で前記第2の仮想軸に沿った幅と、前記長さおよび幅と直交する方向で前記幅よりも小さい寸法の厚さとを有する断面が中空の扁平形状を呈する取付部ケースを有し、前記取付部において前記フレキシブル基板は前記取付部ケースの内部に収容されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 前記取付部は前記第1の仮想軸に沿った長さと、前記長さよりも小さい寸法で前記第2の仮想軸に沿った幅と、前記長さおよび幅と直交する方向で前記幅よりも小さい寸法の厚さとを有する断面が中空の扁平形状を呈する取付部ケースを有し、前記フレキシブル基板は前記取付部ケース内において長円の短径を前記取付部ケースの厚さ方向に沿わせかつ長円の長径を前記取付部ケースの長さ方向に沿わせて配置されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  6. 前記取付部は、前記フレキシブル基板が長円状に巻回され扁平に延在して収容される取り付け部ケースを有し、前記ケース本体に対して前記取り付け部ケースは、第1の仮想軸に沿って延在する第1の支軸によりこの第1の支軸の回りに揺動可能に支持され、前記取付部ケースに対して前記パネル部材は、前記第2の仮想軸に沿って延在する第2の支軸によりこの第2の支軸の回りに揺動可能に結合されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  7. 前記取付部は、前記フレキシブル基板が長円状に巻回され扁平に延在して収容される取り付け部ケースを有し、前記取り付け部ケースは前記ケース本体に対して、第1の仮想軸に沿って延在する第1の支軸によりこの第1の支軸の回りに揺動可能に支持され、前記取付部ケースに対して前記パネル部材は、前記第2の仮想軸に沿って延在する第2の支軸によりこの第2の支軸の回りに揺動可能に結合され、前記取付部ケースは前記第1の仮想軸に沿った長さと、前記長さよりも小さい寸法で前記第2の仮想軸に沿った幅と、前記長さおよび幅と直交する方向で前記幅よりも小さい寸法の厚さとを有し、前記パネル部材は、厚さと、前記厚さよりも大きな寸法の幅と、前記幅よりも大きな寸法で前記第2の仮想軸に沿った長さを有する扁平な板状に形成され、前記パネル部材は、その長さ方向の端部を前記取り付け部ケースの幅方向の端部に臨ませて配置され、前記取付部ケースの厚さと前記パネル部材の厚さは同じ寸法で形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  8. 前記フレキシブル基板は幅と長さを有し、前記ケース本体と前記取付部との境の箇所において、前記フレキシブル基板は、前記第1の仮想軸の延在方向と平行する方向に前記フレキシブル基板の幅方向を向けるとともに前記第1の仮想軸の延在方向と直交する方向に長さ方向を向けて配置されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  9. 前記取付部は、前記フレキシブル基板が長円状に巻回され扁平に延在して収容される取り付け部ケースを有し、前記ケース本体に対して前記取り付け部ケースは、第1の仮想軸に沿って延在する第1の支軸によりこの第1の支軸の回りに揺動可能に支持され、前記取付部ケースに対して前記パネル部材は、前記第2の仮想軸に沿って延在する第2の支軸によりこの第2の支軸の回りに揺動可能に結合され、前記取付部ケースとパネル部材との境の箇所において、前記フレキシブル基板は前記第2の仮想軸上で該第2の仮想軸に沿って延在していることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  10. 前記パネル部材は厚さと、前記厚さよりも大きな寸法の幅と、前記幅よりも大きな寸法で前記第2の仮想軸に沿った長さを有する扁平な板状に形成され、前記取付部は、前記フレキシブル基板が長円状に巻回され扁平に延在して収容される取り付け部ケースを有し、前記ケース本体に対して前記取り付け部ケースは、第1の仮想軸に沿って延在する第1の支軸によりこの第1の支軸の回りに揺動可能に支持され、前記取付部ケースに対して前記パネル部材は、前記第2の仮想軸に沿って延在する第2の支軸によりこの第2の支軸の回りに揺動可能に結合され、前記フレキシブル基板は厚さを有し、前記取付部ケースとパネル部材との境の箇所において、前記フレキシブル基板はその厚さ方向が前記パネル部材の厚さ方向に合わされ前記第2の仮想軸上で該第2の仮想軸に沿って延在していることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
JP2004375904A 2004-12-27 2004-12-27 電子機器 Pending JP2006186503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004375904A JP2006186503A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004375904A JP2006186503A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006186503A true JP2006186503A (ja) 2006-07-13

Family

ID=36739302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004375904A Pending JP2006186503A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006186503A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10290084A (ja) * 1997-04-15 1998-10-27 Sony Corp 電子機器
JP2001245267A (ja) * 2000-02-28 2001-09-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ビデオカメラ付き携帯型情報通信端末装置
JP2004271706A (ja) * 2003-03-06 2004-09-30 Nikon Corp カメラの実装構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10290084A (ja) * 1997-04-15 1998-10-27 Sony Corp 電子機器
JP2001245267A (ja) * 2000-02-28 2001-09-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ビデオカメラ付き携帯型情報通信端末装置
JP2004271706A (ja) * 2003-03-06 2004-09-30 Nikon Corp カメラの実装構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060082658A1 (en) Device for image stabilization of camera module
WO2018221377A1 (ja) 撮像装置
JP2010026263A (ja) 撮影装置
JPH1188750A (ja) 電子カメラ
US8780468B2 (en) Lens barrel
US8665365B2 (en) Image-pickup apparatus
JP2014239394A (ja) 撮像装置
US8456587B2 (en) Electronic apparatus
JP2006186503A (ja) 電子機器
JP5645634B2 (ja) 撮像装置
JP2009273111A (ja) 撮像装置
JP2020020977A (ja) 電子機器
JP2007212775A (ja) 携帯機器
JP3698429B2 (ja) 画像表示応用機器及び画像表示応用機器本体
JP4781772B2 (ja) レンズ鏡筒
JP2008310285A (ja) フレキシブルプリント基板、およびそれを備えた撮像装置
JP2008283668A (ja) 撮像装置
JP2009151090A (ja) レンズ鏡筒及びカメラ
JP2010078958A (ja) レンズ鏡胴及び撮像装置
JP2010041445A (ja) 撮像装置
KR200274103Y1 (ko) 박형 디지털 카메라
JP2003134364A (ja) カメラ
JP2006194958A (ja) レンズ装置、撮像装置及び光学装置
JP2005117573A (ja) 撮像装置
JP2005318064A (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070711

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090812

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100301

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100513