JP2010041445A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像装置の部品点数を削減し、薄型化を実現する。
【解決手段】撮像装置は、撮像素子25と、撮像素子が実装された第1の面を有するプリント配線板29と、液晶表示ユニット27と、液晶表示ユニットをバックライト照明するための光源24と、光源からの光を端面から入射させ、該光を液晶表示ユニットの背面に導く導光板28とを有する。導光板と液晶表示ユニットは、プリント配線板における第1の面とは反対側の第2の面に沿って配置されている。光源は、プリント配線板の第2の面に実装されている。
【選択図】図3
【解決手段】撮像装置は、撮像素子25と、撮像素子が実装された第1の面を有するプリント配線板29と、液晶表示ユニット27と、液晶表示ユニットをバックライト照明するための光源24と、光源からの光を端面から入射させ、該光を液晶表示ユニットの背面に導く導光板28とを有する。導光板と液晶表示ユニットは、プリント配線板における第1の面とは反対側の第2の面に沿って配置されている。光源は、プリント配線板の第2の面に実装されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、デジタルスチルカメラ等の撮像装置に関し、特に画像を表示するための液晶表示素子と、該表示素子を撮影するための撮像素子を備えた電子撮像装置の構造に関する。
撮像装置では、レンズ鏡筒ユニット、プリント配線板ユニット、メインシャーシユニット、液晶表示ユニット、外装カバーユニット等の複数のユニットに区分され、各ユニットのフレームを支持部材として個別に組み立てる構造が採用されることが一般的である。ただし、このような構造では、各ユニットがそれぞれのフレームによって仕切られるため、スペース効率を高めることが困難であり、撮像装置の小型化や薄型化が妨げられる。撮像装置のさらなる小型化及び薄型化を実現するためには、このような構造を改良する必要がある。
撮像装置の構造において、撮像素子をプリント配線板に直接実装することは従来実施されている。この場合には、撮像装置の厚み方向に、レンズ鏡筒ユニット、プリント配線板ユニット(撮像素子を含む)、装置の強度を確保する補強部材ユニット、画像表示ユニット及び外装カバーユニットが配置される。
ここで、液晶表示ユニットとして透過型液晶表示素子を用いる場合、該液晶表示素子を背面側から照明するための光源(LED)を持ったバックライトユニットが搭載される。
図2には、従来のバックライトユニットの構成を示している。バックライトユニットは、光学シート12、13と、LEDからの光を端面から入射させて均一に拡げて液晶表示素子の背面に導く導光板14とを有する。さらに、光学シート12と導光板14との間に挟まれる形でフレキシブル基板15aが設けられている。
LEDはフレキシブル基板15aに実装されている。さらに、フレキシブル基板15aの先端部には、LEDの発光電源を供給するためのコネクタ部15bが取り付けられている。
また、バックライトユニットは、遮光部材16を有する。遮光部材16は、LEDや導光板14からの側面方向への光の漏れを防止する役割と、導光板14及び光学シート12、13を保持する役割とを有する。さらに、バックライトユニットは、反射シート17と、光学シート12〜反射シート17を保持するための金属フレーム18とを有する。不図示の液晶表示素子は、光学シート12側に配置されて金属フレーム18で保持される。
これらの複数の部材が互いに重なるように配置されることによって、バックライトユニットが構成されている。
そして、このようなバックライトユニットが、上述した複数のユニットに加わることにより、撮像装置の厚みがさらに増加する。
特許文献1には、撮像素子を含む電気部品を両面に実装可能な基板の表側にレンズ鏡筒ユニットを配置し、該基板の裏側に液晶表示ユニットを配置した撮像装置が開示されている。両ユニットで基板を挟み込んでビス止めすることにより、撮像装置の薄型化と強度増加を図った撮像装置が開示されている。
特開2003−78797号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された撮像装置では、液晶表示ユニット自体は独立したユニットのままであり、該ユニットを構成するフレームが存在する。このため、撮像装置の薄型化のための構造としての不十分であり、さらに、部品点数も増えてしまう。
また、レンズ鏡筒ユニットと画像表示ユニットの位置を横方向に互いにずらして配置する場合もあるが、液晶表示素子のサイズが大きくなるとこのような配置を採用できなくなる。
本発明は、内部のユニット数を減らして装置をより薄型化することができるようにした撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、撮像素子と、撮像素子が実装された第1の面を有するプリント配線板と、液晶表示ユニットと、液晶表示ユニットをバックライト照明するための光源と、光源からの光を端面から入射させ、該光を液晶表示ユニットの背面に導く導光板とを有する。導光板と液晶表示ユニットは、プリント配線板における第1の面とは反対側の第2の面に沿って配置されている。そして、光源が、プリント配線板の第2の面に実装されていることを特徴とする。
本発明によれば、バックライト用の光源が撮像素子が実装されたプリント配線板に実装されることで、従来フレームを含むユニットとされていたバックライトユニットが不要となる。このため、撮像装置の薄型化を実現することができる。しかも、バックライト用の光源は、これが実装されたプリント配線板から直接、電源供給を受けることができる。このため、従来のバックライトユニットにおいて設けられていた光源を実装するためのフレキシブル基板や、該フレキシブル基板が接続されて光源に対して電源供給を行うためのコネクタが不要となる。したがって、部品点数を削除することが可能となり、撮像装置のより薄型化及び小型化を図ることができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である撮像装置の外観を示している。撮像装置1は、沈胴式の撮影レンズ鏡筒2と、ファインダ対物窓3と、補助光発光窓4と、フラッシュ5と、撮影画像を確認するための液晶表示部6と、ファインダ接眼窓7とを有する。また、撮像装置1は、電源のON/OFFを行うための電源ボタン8と、ズーミングを行わせるためのズームボタン9と、撮像時及び再生時の各種設定を行うための操作ボタン10、11を有する。
図3には、撮像装置1の内部構造を上面から見て示している。また、図4には、図3の一部を拡大して示している。さらに、図5には、後述する撮像素子やバックライト用の光源等が実装されたプリント配線板を示している。
プリント配線板29は、両面実装が可能なハード基板としてのプリント基板である。図3に示すように、該プリント配線板29のうちレンズ鏡筒ユニット19側の第1の面には、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子25が実装されている。レンズ鏡筒ユニット19は、図1に示した撮影レンズ鏡筒2と、該撮影レンズ鏡筒2をズーム及び沈胴動作させるアクチュエータ等を含んでいる。
また、プリント配線板29における第1の面とは反対側の第2の面には、バックライト用の光源(LED)24が直接、実装されている。本実施例では、図5に示すように、複数(4つ)の光源24が実装されている。ただし、光源の数は、撮像装置の仕様に合わせて任意に決定することが可能である。すなわち、光源を1つのみ設けてもよいし、5つ以上設けてもよい。プリント配線板29の第1の面と第2の面にはそれぞれ、撮像素子25及び光源24以外の電気部品22,23も実装されている。
また、プリント配線板29に対してレンズ鏡筒ユニット19側の領域には、バッテリーボックスユニット20及びフラッシュ発光用のメインコンデンサ30が配置されている。
さらに、プリント配線板29における第2の面に沿って、導光板28及び液晶表示ユニット27が配置されている。導光板28と液晶表示ユニット27との間には、光学シート32、33が挟まれる。なお、液晶表示ユニット27は、画像を表示する液晶表示素子と、偏光フィルタと、液晶表示素子及び偏光フィルタを保護するためのガラス基板とがユニット化されて構成されている。また、導光板28には、光学シート32、33を保持するため不図示の保持部材も含まれている。
バックライト用の光源24は、プリント配線板29の第2の面のうち、該第2の面に沿って配置された導光板28の側端面(撮影レンズ鏡筒2の光軸方向に対して直交する方向の端面)に対向する位置に実装されている。導光板28は、その側端面から光源24からの光を入射させ、均一に拡散させて光学シート32、33を通して液晶表示ユニット27の背面に導く。これにより、液晶表示ユニット27を背後から照明し、液晶表示ユニット27に表示された画像を表面側から観察することができる。
導光板28及び液晶表示ユニット27は、撮像装置全体の強度を高めるためのフレームを構成するメインシャーシ26とレンズ鏡筒ユニット19との間に、プリント配線板29とともに挟み込まれている。レンズ鏡筒ユニット19は、メインシャーシ26にねじ21a、21bにより締結される(取り付けられる)。これにより、プリント配線板29、導光板28、光学シート32、33及び液晶表示ユニット27が、メインシャーシ26及びレンズ鏡筒ユニット19によって挟み込まれた状態で保持される。
以上の構成により、従来のように保持部材としてのバックライト用フレームを含むバックライトユニットを用いなくても、バックライト照明系を構成する光源24、導光板28及び光学シート32、33を保持することができる。したがって、バックライト用フレームを不要とし、この結果、撮像装置の薄型化を実現できる。
また、バックライト用の光源24をプリント配線板29に直接実装しているため、プリント配線板29から光源24に直接、電源を供給することができる。このため、図2に示した従来の構成において必要であったLEDを実装するためのフレキシブル基板15aや電源供給用コネクタ15bが本実施例では不要となり、部品点数を削減することができる。そして、部品点数の削減により、撮像装置のさらなる薄型化や小型化を実現することが可能となる。
なお、図4及び図5に示すように、プリント配線板29において光源24が実装されている第2の面のうち導光板28(及び液晶表示ユニット27)に重なる領域には、光を反射させる金属塗料(反射塗料)31が塗布されている。なお、金属塗料31と第2の面との間に絶縁層を介在させてもよい。つまり、絶縁層の表面に金属塗料を塗布してもよい。この場合も、第2の面のうち導光板28に重なる領域に反射塗料が塗布されているものとみなすことができる。
これにより、導光板28から液晶表示ユニット27とは反対側に射出した光を金属塗料31で反射させて、液晶表示ユニット27側に導くことができる。したがって、光源24からの光の利用効率を向上させ、液晶表示ユニット27をより明るく照明することができる。
従来は、金属塗料31の代わりに図2に示した反射シート17が配置されていた。本実施例によれば、反射シート17が不要となり、さらに部品点数の削減と撮像装置の薄型化とを実現することができる。
なお、金属塗料31をプリント配線板29のGNDに繋ぐと、電気的に安定するため、より好ましい。
図6には、本発明の実施例2である撮像装置の内部構造を示している。本実施例において、実施例1と共通する構成要素には実施例1と同符号を付して説明に代える。
本実施例では、プリント配線板29の厚み内に、電気部品34が組み込まれている。特に、プリント配線板29における導光板28に重なる領域においてプリント配線板29の厚み内に電気部品34が配置されている。
本実施例でもプリント配線板29の第2の面のうち導光板28に重なる領域には光反射用の金属塗料を塗布した絶縁部材を配置しているため、プリント配線板29の第2の面のうち導光板28に重なる領域には、電気部品を実装できない。すなわち、電気部品の実装面積を十分に確保できない可能性がある。
しかし、電気部品34をプリント配線板29の厚み内に組み込むことで、実装面積を十分に確保することができ、この結果、撮像装置のそらなる薄型化を実現することができる。また、実装面積を十分に確保することができるため、プリント配線板29の面積を小さくすることも可能であり、撮像装置の小型化を図ることもできる。
以上説明したように、上記各実施例では、バックライト用の光源24をプリント配線板29に直接実装している。さらに、導光板28と液晶表示ユニット27を、レンズ鏡筒ユニット19と締結されるメインシャーシ26との間にプリント配線板29とともに挟み込んで保持している。これにより、撮像装置の薄型化と部品点数の削減を実現することができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
1 撮像装置
2 撮影レンズ鏡筒
19 レンズ鏡筒ユニット
20 バッテリボックス
21a,21b ねじ
22,23 電気部品
24 バックライト用光源
25 撮像素子
26 メインシャーシ
27 液晶表示ユニット
28 導光板
29 プリント配線板
30 メインコンデンサ
31 金属塗料
32,33 光学シート
34 電気部品
2 撮影レンズ鏡筒
19 レンズ鏡筒ユニット
20 バッテリボックス
21a,21b ねじ
22,23 電気部品
24 バックライト用光源
25 撮像素子
26 メインシャーシ
27 液晶表示ユニット
28 導光板
29 プリント配線板
30 メインコンデンサ
31 金属塗料
32,33 光学シート
34 電気部品
Claims (4)
- 撮像素子と、
前記撮像素子が実装された第1の面を有するプリント配線板と、
液晶表示ユニットと、
前記液晶表示ユニットをバックライト照明するための光源と、
前記光源からの光を端面から入射させ、該光を前記液晶表示ユニットの背面に導く導光板とを有し、
前記導光板と前記液晶表示ユニットが、前記プリント配線板における前記第1の面とは反対側の第2の面に沿って配置されており、
前記光源が、前記プリント配線板の前記第2の面に実装されていることを特徴とする撮像装置。 - レンズ鏡筒ユニットと、
該レンズ鏡筒ユニットが取り付けられたシャーシとを有し、
前記導光板及び前記液晶表示ユニットが、前記プリント配線板とともに前記シャーシと前記レンズ鏡筒ユニットとの間に挟み込まれて保持されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記プリント配線板の前記第2の面のうち前記導光板に重なる領域に、反射塗料が塗布されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記プリント配線板における前記導光板に重なる領域において、該プリント配線板の厚み内に電気部品が配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の撮像装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008202557A JP2010041445A (ja) | 2008-08-06 | 2008-08-06 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008202557A JP2010041445A (ja) | 2008-08-06 | 2008-08-06 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010041445A true JP2010041445A (ja) | 2010-02-18 |
Family
ID=42013505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008202557A Pending JP2010041445A (ja) | 2008-08-06 | 2008-08-06 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010041445A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8837059B2 (en) | 2011-09-15 | 2014-09-16 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image reading apparatus |
-
2008
- 2008-08-06 JP JP2008202557A patent/JP2010041445A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8837059B2 (en) | 2011-09-15 | 2014-09-16 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image reading apparatus |
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