JP2006186291A - 直接露光装置および直接露光方法 - Google Patents

直接露光装置および直接露光方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 露光対象基板面上に照射する光を所望の照度分布に制御することができるとともに、露光条件が変更になった場合でも目的の照度分布を容易に得ることができる直接露光装置および直接露光方法を実現する。
【解決手段】 露光対象物である露光対象基板3に光を照射する光源2を有する直接露光装置1は、露光対象基板3の露光面に相当する位置における光の照度分布を計測する計測手段11と、計測手段11の計測結果に基づいて、目的の照度分布が得られるよう光源2を制御する制御手段12と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、露光対象物(露光対象基板)に光を照射する光源を有する直接露光装置、および、露光対象基板に光源からの光を照射して該露光対象基板を露光する直接露光方法に関する。
配線基板の配線パターンは、一般的には、配線パターンに関する設計データに基づいて基板を露光し、現像することで所望のパターンを基板上に焼き付け、そしてエッチングを施すことで形成される。この露光処理の一例として、フォトマスクを用いた方法がある。この方法では、絶縁体の上に導体層として金属箔を張り合わせた基板に感光性樹脂を貼り付け、所望の配線パターンを描画したフォトマスクを重ねる。そしてこれを露光することで、基板上の感光性樹脂にフォトマスクの配線パターンが写し取られる。その後、現像、エッチング、メッキといった工程を経て、基板上の金属箔が所望の配線パターンの形状に形成される。
フォトマスクを用いた露光方法では、露光前に基板とフォトマスクとを密着させるが、このときフォトマスク上に異物や汚れなどが付着すると、異物や汚れの形も基板上に写し取られてしまう。フォトマスク上に描かれた配線パターンが微細になるほど、異物や汚れの影響を受けやすいので、フォトマスクを特に厳重に管理する必要がある。また、配線パターンの変更や破損があった場合には、新たなフォトマスクを作成しなければならない。また、基板に生じる伸縮、歪み、ずれ等を考慮した補正を行い、何回かフォトマスクを試作しなければならない。これに伴う作成コストおよび時間の増加は、配線基板の製造プロセスの大きな負担となっている。
これに対し、近年、フォトマスクを使用しない直接露光によるパターニング方法が提案されている。この方法によれば、上述した基板の伸縮、歪み、ずれなどに対処するための補正を、露光データの生成の段階で予め行うことができ、あるいはリアルタイムで行うことができるので、製造精度の向上、歩留まりの向上、納期の短縮、製造コストの低減などの点において著しい改善がもたらされる。
直接露光によるパターニング方法として、例えばディジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いて露光パターンを直接露光処理により形成する方法がある(例えば、特許文献1参照)。図18は、DMDを用いた直接露光装置の一従来例を例示する図である。DMD51に対して相対移動する露光対象基板3上に形成したレジストを直接露光するにあたり、露光すべきパターンに対応したパターンデータがパターン生成器52で生成され、このパターンデータはDMD51に入力される。パターン生成器52は、相対移動する露光対象基板3の位置を検出する位置センサ53と連動しており、露光対象基板2の位置に同期してパターンデータを生成することになる。光源2は、拡散板54、レンズ55を介してDMD51に光を照射する。DMD51は、その複数の各微小ミラー(マイクロミラー)をパターンデータに応じて傾動させることにより、DMD51中の各微小ミラーの反射光の向きを適宜変え、露光対象基板3上のレジストにレンズ56を介して照射してパターンデータに対応した露光パターンを形成する。
直接露光方法においては、露光対象基板に光を照射する光源は、良好な露光効果を得るため、露光対象基板面上に照射する光を、場所によってムラのない、均一なものにする必要がある。
図19は、直接露光装置において、反射板を用いて均一な照射光を得る光源の一従来例を示す図である。光源2の背面に反射板57を設置し、光源2から直接発せられる光および反射板57に反射して得られる光について、拡散板54を用いてムラを補正する。
図20は、直接露光装置において、均一な照射光を得るためにレーザダイオードを光源とした一従来例を示す図である。レーザダイオード58を面状に並べて光源2を構成し、ここから発せられる光を拡散板54に照射し、均一な照射光を得る。
さらに、露光対象面上の像の光量分布データに基づいて、DMD中の各微小ミラーの傾動角を制御し、露光対象基板に対して均一な照射光を得る技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−112579号公報 特開2002−367900号公報
露光対象基板面上に照射する光を均一なものにするために反射板を用いる上記対応策は、光源2が理想的な点光源でないために理想的な面光源を作り出すことは現実的には難しい。
また、図21は、レーザダイオードの発光強度分布を示す図であるが、1つのレーザダイオードが発する光の強度分布は、図21に示すようにガウス分布(正規分布)に従う。図22は、レーザダイオードを面状に並べることにより得られる面光源の光の照度分布を模式的に例示する図である。図中、色の濃い個所ほど光の照度は低い。レーザダイオードが発する光の強度はガウス分布に従うので、レーザダイオードの中心から離れると、指数関数的に発光強度は減少していく。通常、レーザダイオードでは、安定した発光出力を得るために、発光強度を制御するフィードバック回路を有する。そのため、レーザダイオードを面状に並べた面光源の場合は、各レーザダイオードの発光量を一定に制御することで面発光に近い特性をある程度は得ることができる。しかしながら、図22に示すように、隣接するレーザダイオードによる影響が小さくなる面光源の周縁部分については光の照度は減少してしまう。つまり、レーザダイオードが個々に持つフィードバック回路だけでは、複数のレーザダイオードを面状に並べた面光源により得られる光の照度分布を十分に制御することができない。
図23は、レーザダイオードを面状に並べて面光源とした場合において、より均一な光照度を得るための技術(その1)を説明する図である。この技術では、均一な発光出力を有するレーザダイオードを面状に並べて面光源とした場合において全てのレーザダイオードを発光させるが、隣接するレーザダイオードによる影響が小さくなる面光源の周縁部分に位置するレーザダイオード(図中、白丸で示す。)が発する光についてはフィルタなど(図示せず)を用いて光を遮断し、中央付近に位置するレーザダイオード(図中、黒丸で示す。)が発する光のみを露光に使用する。これにより、より均一な光照度を得ることができるが、露光に貢献しないレーザダイオードが多数存在することになるので効率は悪い。
図24は、レーザダイオードを面状に並べて面光源とした場合において、より均一な光照度を得るための技術(その2)を説明する図である。この技術では、発光出力の異なるレーザダイオードを用いて面光源を構成する。すなわち、図24に示すように、面光源の周縁部分に近い位置(図中、濃い網線で示す。)に配置されるレーザダイオードほど発光出力を大きなものとし、中心部分に近い位置(図中、薄い網線で示す。)に配置されるレーザダイオードほど発光出力を小さなものとする。しかしながら、この技術では、面光源を一度構成してしまうと、その後に再調整することは難しく、また、露光条件の変更などにも柔軟に対応することができない。
また、上記特許文献2(特開2002−367900号公報)に記載された技術では、微小ミラーの傾動角度については、露光対象基板面上の光量に応じて制御するだけでなく、配線パターンを形成するためのパターンデータによっても制御されるものであるので、微小ミラーの傾動角度の制御のためのデータ生成が非常に複雑なものとなる。
従って本発明の目的は、上記問題に鑑み、露光対象基板面上に照射する光を所望の照度分布に制御することができるとともに、露光条件が変更になった場合でも目的の照度分布を容易に得ることができる直接露光装置および直接露光方法を提供することにある。
上記目的を実現するために、本発明においては、直接露光装置の光源が露光対象物である露光対象基板に照射する光の照度分布を計測し、その計測結果に基づいて、目的の照度分布が得られるよう光源を制御する。
図1は、本発明による直接露光装置の原理ブロック図である。
露光対象物である露光対象基板3に光を照射する光源2を有する直接露光装置1は、
露光対象基板3の露光面に相当する位置における光の照度分布を計測する計測手段11と、計測手段11の計測結果に基づいて、目的の照度分布が得られるよう光源2を制御する制御手段12と、を備える。目的の照度分布とは、例えば、場所によってムラのない、均一な照度分布をいう。
本発明によれば、露光対象基板面上に照射する光を所望の照度分布に制御することができるとともに、露光条件が変更になった場合でも目的の照度分布を容易に得ることができる。
図2は、本発明の第1の実施例による直接露光装置の概略的な構成図である。
本実施例による直接露光装置は、図1を参照して説明した計測手段11として、露光対象基板に対する露光処理が開始される前に、露光対象基板相当の露光面における光の照度分布を予め計測するセンサ21を有する。光源2は、本実施例では点光源であるレーザダイオード(図示せず)を面状に複数配列した面光源である。DMD51、拡散板54、レンズ55および56については図18を参照して説明したとおりである。また、参照番号22は、直接露光処理の際に露光対象基板が載せられるステージを示している。なお、図2では、本実施例に特に関係しない位置センサおよびパターン生成器については省略している。
本実施例におけるセンサ21は、ステージ22上に露光対象基板を仮に載せたとした場合に露光対象基板の露光面が位置するであろう高さにセンサ21の検知部分(例えば撮像素子)(図示せず)が位置するよう、配置される。センサ21は光の照度分布を検知可能なものであればよく、好ましくはラインセンサであるが、面センサであってもよい。ラインセンサのほうが、面センサよりも分解能が高いので、微小な配線パターンを形成する直接露光装置には適している。なお、点光源およびセンサの具体例については後述する。
本実施例では、ステージ22に露光対象基板を載せる前に、すなわち露光対象基板に対する露光処理を開始する前に、露光対象基板相当の露光面における光の照度分布を予め計測する。計測した光の照度分布に関するデータはメモリ(図示せず)に一時的に保存しておくのが好ましい。このとき、DMD51には配線パターンを形成するために必要なパターンデータは入力せず、DMD51の微小ミラー(図示せず)を、光源2から照射される光が全てステージ22方向に反射するような向きに傾動させる。このときにセンサ21が検知した光の照度分布は、露光対象基板をステージ22に載せて露光処理を実行する際に該露光対象基板に照射される光の照度分布に相当するものとなる。
ここで、この光の照度分布について説明する。図3は、露光対象基板相当の露光面における光の照度分布を説明する際に用いられる座標軸を示す図である。図示のように、露光対象基板相当の露光面、すなわち、センサ21の検知対象面をXY座標平面上に取り、光の照度をZ軸とする。以下、図4〜6に示すグラフの座標軸は図3に基づく。
図4および5は、露光対象基板相当の露光面における光の照度分布の一例を示す図であって、図4は、XY座標関係を示す図であり、図5は、XZ座標関係を示す図である。図4に示すように、光源2の周縁部分に近いレーザダイオードから発せられる光の照度は弱く(図中、濃い網線で示す。)、光源2の中心部分に近いレーザダイオードから発せられる光の照度は強い(図中、薄い網線で示す。)。光の照度分布は、図4および5に示すようにメッシュ状に分けられ(図4および5ではその一部を示す。)、メッシュごとにデータ化される。各メッシュの照度データは、例えばそのメッシュ内の平均照度に関するものである。なお、各メッシュは、光源2内の各レーザダイオードとほぼ対応させるのが、光源2の発光出力を制御を容易化する上で好ましい。
図2の制御手段12は、センサ21が検知した光の照度分布を均一にするために、センサ21が検知した光の照度分布に基づいて光源2の発光出力を制御する。上述のように光源2は複数のレーザダイオードを面状に配列されているので、制御回路12は、光源2の各レーザダイオードを、センサ21が検知した光の照度分布に基づいて制御する。
図6は、本発明の第1の実施例における制御手段による光の照度分布の均一化を説明する図である。この図は、図5において目的の照度分布(図中、太線)を重ねて示したものである。図7は、本発明の第1の実施例におけるフィードバック制御を説明するブロック図である。レーザダイオード30は、一般的なレーザダイオードと同様に、安定した発光出力を得るために、発光部31の発光強度を制御するためのフィードバック回路32を備える。
計測手段11の計測結果に基づき、制御手段12は、図6に示すように、光の照度が低い周縁部分については、当該メッシュに対応する光源2中のレーザダイオード30の発光強度を上げ、光の照度が高い中心部分については、当該メッシュに対応する光源2中のダレーザイオード30の発光強度を下げるような制御を行う。これにより、露光対象基板相当の露光面における光の照度分布を均一にすることができる。
ここで、本発明の第1の実施例における制御手段12の具体例について説明する。図8は、点光源とセンサとの位置関係を模式的に説明する図である。図8(a)に示されるように、センサ21は、複数のセンサ個体61がマトリクス状に配列されたセンサアレイの形式を有している。各センサ個体61は等間隔で配列される。なお、1つのセンサ個体61は図中の1マスに相当するものとする。1つのセンサ個体61による光の検知可能領域は、上記の1つのメッシュに対応する。図8(b)に示されるように、光源2は、複数の点光源62がマトリクス状に配列された光源アレイの形式を有している。各点光源62は例えば等間隔に配列される。なお、1つの点光源62は図中の1つの丸印に相当するものとする。通常、点光源62の光の照度分布はガウス分布(正規分布)となるが、1つのセンサ個体61で、複数個の点光源62からの光を検知することができる。センサ21の光源アレイの周縁部付近にあるセンサ個体61は、光源アレイの中心部付近にあるセンサ個体61と比べて、点光源からの光の影響を受けにくいので、光の検知量は少なくなる。
図2を参照して簡単に説明したとおり、センサ21が検知した光源2からの光の照度分布を計測し、この計測結果に基づいて光源2の発光出力を制御する。上記のような点光源およびセンサ個体を有する直接露光装置においては、各センサ個体61の出力は、制御手段12内の演算処理装置(図示せず)に接続されている。該演算処理装置では、各点光源の発光量と各センサ個体の光計測量との間に成り立つ関係式を求め、この関係式を用いて、目的の照度分布を達成するための各点光源ごとの目標発光量を算出する。そして、制御手段12は、該目標発光量が得られるよう、各点光源の発光を制御する。
図9は、本発明の第1の実施例における制御手段内の演算処理について説明する図である。
上述のように、光源アレイの1つの点光源から放射される光は、マトリクス状に配列された複数のセンサ個体で検知される。本実施例では、まず、マトリクス状に配列されたセンサ個体が全て動作している状態において、光源アレイ内の点光源を1つずつ順番に点灯させる。点光源1つの点灯によりいくつかのセンサ個体が光を検知するが、点光源と該点光源の発する光を検知するいくつかのセンサ個体との間の対応関係を、全ての点光源について調べ上げることにより、各点光源の発光量と各センサ個体の光計測量との対応関係が、ある関係式をもって特定できる。この関係式は、例えば、式(1)のような行列(以下、「行列A」と称する。)の形式で表される。
Figure 2006186291
ここで、点光源の数をn個、センサ個体の数をm個とする。1つの光源の発光量を複数のセンサ個体で検知することから一般に点光源の数はセンサ個体の数よりも多い。センサ個体の数のほうが少ないということはコスト低減の意味からも好ましいことである。一例を挙げると、n=100、m=25である。式(1)において、d1、d2、・・・、dnは各点光源D1、D2、・・・、Dnの発光量を表し、s1、s2、・・・、snは各センサ個体S1、S2、・・・、Snの光計測量を表すものとする。
例えば、点光源D1のみを点灯させると、各センサ個体S1、S2、・・・、Snの光計測量は、(s1、s2、・・・、sn)=(a111、a211、・・・、am11)で表される。また例えば、点光源Dnのみを点灯させると、各センサ個体S1、S2、・・・、Snの光計測量は、(s1、s2、・・・、sn)=(a1nn、a2nn、・・・、amnn)で表される。まとめると、点光源Di(ただし、1≦i≦n)のみを点灯させると、各センサ個体S1、S2、・・・、Snの光計測量は、(s1、s2、・・・、sn)=(a1ii、a2ii、・・・、amii)で表されるということである。つまり、点光源Di(ただし、1≦i≦n)のみを点灯させると、各センサ個体S1、S2、・・・、Snはそれぞれ幾らかの光を計測することになるが、行列Aの成分aji(ただし、1≦j≦m)は、点光源Diの発光量diとセンサ個体Sjの光計測量sjとの関係を表すパラメータであるということがわかる。本実施例においては、各点光源を1つずつ点灯したときの計測手段の計測結果に基づいて、第1の算出手段71は、各点光源の発光量と各センサ個体の光計測量との対応関係を、行列の形式で算出する。なお、光源アレイ内の点光源を1つずつ順番に点灯させる処理はコンピュータ制御により実現するのが好ましい。
第2の算出手段72は、第1の算出手段71で算出された行列Aに基づいて、目的の照度分布を達成するための各点光源ごとの目標発光量を算出する。つまり、行列Aを用いて、目的の照度分布から各点光源の目標発光量を逆算する。
ここで、行列Aが正方行列であれば行列Aの逆行列を求めることができるので、上記目標発光量の逆算は容易である。しかしながら、上述したように点光源の数はセンサ個体の数よりも多ので、行列Aは正方行列とはならず、したがって、行列Aの逆行列を求めることはできない。そこで、本実施例では、図10に示すような処理で目標発光量を予測演算する。
なお、センサ個体や点光源ごとに個体差が存在し得るので、各点光源を同時に全て点灯させたときにおける、センサ個体により計測される実際の光の照度分布の測定結果をフィードバックして目標発光量を算出すれば、より精度の高い光源精度が実現可能である。
図10は、本発明の第1の実施例における制御手段内の第2の算出手段による目標発光量の算出を説明するフローチャートである。
式(2)に示すように、行列Aに対して、s’1、s’2、・・・、s’nは各センサ個体S1、S2、・・・、Snが計測可能な領域における目標とすべき光量(以下、単に「目標値」と称する。)を示し、d’1、d’2、・・・、d’nは、該目標値s’1、s’2、・・・、s’nを達成することができる各点光源D1、D2、・・・、Dnの目標発光量を表す。その他のパラメータについては式(1)に関して説明した通りである。
Figure 2006186291
本実施例では、各点光源D1、D2、・・・、Dnをある発光レベルで点灯させたと仮定した場合にどの程度の光照射量になるかを行列Aを用いて順次計算していくことで、上記目標とすべき光量を達成し得る各点光源D1、D2、・・・、Dnの発光目標量を見つけ出す。つまり、各点光源D1、D2、・・・、Dnの1つを選択して、該点光源の発光レベルを例えば単位量だけ上げたときの、予想される各センサ個体S1、S2、・・・、Snの光計測量を、行列Aを用いて算出する。そして、算出された光計測量が、いずれかの目標値を超えるものである場合は、単位量だけ発光レベルが上げられた光源に最も影響を及ぼす行列Aの成分を見つけ出し、さらに、見つけ出された行列Aの成分に関与することになる光源を見つけ出し、該光源の発光レベルを下げる。以上の処理を繰り返すことにより、目標とすべき光量を達成し得る各点光源D1、D2、・・・、Dnの発光目標量を見つけ出す。具体的には次の通りである。
まず、図10のステップS201において、全ての目標値が算出されたかが判定される。全ての目標値が算出されていれば、処理を終了する。
ステップS202では、まだ目標値を達成していないような光源が存在するか否かが判定される。もはや存在しない場合は、処理を終了する。
ステップS203では、ある点光源を選択し、当該光源の発光レベルを単位量だけ上げたときの、予想される各センサ個体S1、S2、・・・、Snの光計測量を、行列Aを用いて算出する。
次いで、ステップS204では、ステップS203で予測計算された光計測量が、いずれかの目標値を超えるものであるか否かを判定する。いずれの目標値も超えていない場合はステップS201に戻り、どれか1つでも超えている場合はステップS205へ進む。
ステップS205では、行列Aの各成分を検索し、単位量だけ発光レベルが上げられ、上記目標値を超えることとなったセンサ個体に最も影響を及ぼす行列Aの成分を見つけ出す。
ステップS206では、ステップS205において見つけ出された行列Aの成分に、影響を及ぼすことになる光源を選択し、該光源の発光レベルを下げる。そしてステップS204へ戻る。なお、ステップS206で下げられる発光レベル量は、上記ステップS203における単位量と同じ値であっても、異なる値であってもよい。
以上の処理を繰り返すことにより、各点光源の目標発光量が算出される。制御手段は、目標発光量が得られるよう、各点光源の発光出力を制御する。
ここで、第2の算出手段72による目標発光量の算出について具体的数値を挙げて説明する。なお、簡単化のため点光源を3個、センサ個体を2個とする。また、露光に必要な照度レベルの目標値はフォトレジストの特性を考慮して設定するが、ここでは一例として、各センサ個体S1およびS2が計測可能な領域における目標値s’1およびs’2をそれぞれ100に設定する。また、点光源D1、D2およびD3を発光レベル10で1つずつ順番に点灯させた場合におけるセンサ個体S1およびS2が計測した照度レベルを、表1のように仮定する。
Figure 2006186291
表1から行列Aは式(3)のように求まる。
Figure 2006186291
この行列Aを用いて、各点光源D1、D2およびD3の発光レベルのそれぞれを例えば単位量1だけ上げたときの、予想される各センサ個体S1およびS2光計測量s1およびs2を、算出する。すなわち、(d1、d2、d3)=(1、0、0)、(1、1、0)、(1、1、1)、(2、1、1)、(2、2、1)、(2、2、2)、(3、2、2)、(3、3、2)、(3、3、3)といったように単位量1ずつ発光レベルを上げていく。この間、予測計算された照度レベルが目標値である100を超えるか否かを判定する。
ある点光源の発光レベルを単位量1上げたときに目標値を超えることになった場合は、当該点光源の発光レベルについては固定し、当該点光源以外の点光源について、同様に単位量1ずつ発光レベルを上げていく。発光レベルを上げることができる点光源がなくなるまでこの処理を繰り返す。この例では、各点光源D1、D2およびD3の発光レベルが(d1、d2、d3)=(44、44、43)となった状態で、予測計算された照度レベルが(s1、s2)=(94.6、100.1)となる。
目標値100を超えることになったセンサ個体S2に係る照度レベルs2に最も影響を及ぼす行列Aの成分は、2行3列目の成分である「11/10」である。そして、当該成分に影響を及ぼす点光源はD3である。そこで、点光源D3の発光レベルを1だけ下げる。その結果、各点光源D1、D2およびD3の発光レベルは(d1、d2、d3)=(44、44、42)となる。
各点光源D1、D2およびD3の発光レベルが上記の(d1、d2、d3)=(44、44、42)となった状態では、予測計算される照度レベルは(s1、s2)=(96.0、99.0)となる。そしてこの状態から再度、上記のような処理を繰り返す。すなわち各点光源D1、D2およびD3の発光レベルのそれぞれを単位量1だけ上げたときの、予想される各センサ個体S1およびS2の光計測量s1およびs2を、算出し、目標値100を超えることになったセンサ個体に係る照度レベルに最も影響を及ぼす行列Aの成分を見つけ出し、当該成分に影響を及ぼす点光源の発光レベルを1だけ下げる処理を行う。この処理は、予測計算される照度レベルが目標値を超えない範囲での上限値に収束するまで繰り返される。ここで挙げた数値例では、(d1、d2、d3)=(49、43、41)となった状態で、予測計算される照度レベルの、目標値を超えない範囲での上限値(s1、s2)=(99.8、99.7)が得られる。したがって、各点光源D1、D2およびD3の発光レベルの目標発光量は(d’1、d’2、d’3)=(49、43、41)となる。制御手段は、該目標発光量が得られるよう、各点光源の発光出力を制御する。
なお、より精度の高い光源精度が実現するために、センサ個体により計測される実際の光の照度分布の測定結果をフィードバックして目標発光量を算出する場合は、次のような処理を行う。すなわち、各点光源D1、D2およびD3の発光レベルについて予測計算された照度レベルと、当該発光レベルで各点光源D1、D2およびD3を実際に発光させたときに各センサ個体S1およびS2が計測する実際の照度分布とを比較し、該比較の結果、これらの間に誤差があった場合は、当該段階については、予測計算された照度レベルを実際の照度分布に置き換えてから、上記処理を続行する。
例えば、各点光源D1、D2およびD3の発光レベルが(d1、d2、d3)=(44、44、43)である状態において、予測計算される照度レベルが(s1、s2)=(94.6、100.1)であったにもかかわらず、実際に各点光源D1、D2およびD3を発光レベル(d1、d2、d3)=(44、44、43)で発光させたときに各センサ個体S1およびS2が計測した実際の照度レベルが(s”1、s”2)=(100.2、96.5)であったような場合は、処理に用いる照度レベルを(s1、s2)=(94.6、100.1)から(s”1、s”2)=(100.2、96.5)に置き換えて処理を実行する。したがってこの場合、目標値100を超えることになったセンサ個体はセンサ個体S2ではなくセンサ個体S1あるので、センサ個体S1に係る照度レベルs1に最も影響を及ぼす行列Aの成分は、1行1列目の成分である「10/10」であり、当該成分に影響を及ぼす点光源はD1である。そこで、点光源D1の発光レベルを1だけ下げることになる。その結果、各点光源D1、D2およびD3の発光レベルは(d1、d2、d3)=(43、44、43)となる。
以上の処理を繰り返すことにより、各点光源の目標発光量をよりより一層正確に算出することができるので、精度の高い各点光源の発光制御を実現可能である。
図11〜13は、図7に示す直接露光装置の動作フローを示すフローチャートである。制御手段12の処理(図12に示す。)と、レーザダイオード30のフィードバック回路32の処理(図10に示す。)とは、それぞれ独立に動作しており、図12および13に示す各処理は、図11に示すメイン処理に対して、必要に応じて割り込みをかける。
はじめに、図11のステップS100において、レーザダイオード30の発光出力を上げる信号を出す。次いでステップS101において、制御手段12よりフィードバックされた信号が何であるか判定する。一番最初の段階では、フィードバックされる信号が無いいわゆるデフォルト状態であるため、ステップS104へ進む。ステップS104では、レーザダイオード30のフィードバック回路32よりフィードバックされた信号が何であるか判定する。一番最初の段階では、フィードバックされる信号が無いいわゆるデフォルト状態であるため、ステップS107へ進む。ステップS107では、レーザダイオード30の出力を上げる。これにより、レーザダイオード30の発光部31は発光を開始することになる。
そして、図12のステップS108において計測手段11が光を感知すると、制御手段12は、ステップS109において、レーザダイオード30の発光出力を下げる必要があるか否かを判定する。ステップS109において、発光出力を下げる必要があると判定された場合は、ステップS110において、制御手段12は発光出力を下げる信号を作る。一方、発光出力を下げる必要がないと判定された場合は、ステップS111において、制御手段12は、レーザダイオード30の発光出力を上げる必要があるか否かを判定する。ステップS111において、発光出力を上げる必要があると判定された場合は、ステップS112において、制御手段12は発光出力を上げる信号を作る。一方、発光出力を上げる必要がないと判定された場合は、ステップS113において、光の照度分布が均一であるということを示す信号を作る。ステップS110、S112もしくはS113の処理が完了すると、これら各処理のいずれかで作られた信号は、制御手段12によりフィードバックされ(S114)、処理は図11のステップS101へ戻る。
一方、図13のステップS115において発光部31の発光をレーザダイオード30内のセンサで感知すると、ステップS116において、レーザダイオード30の発光出力を下げる必要があるか否かを判定する。ステップS116において、発光出力を下げる必要があると判定された場合は、ステップS117において発光出力を下げる信号を作る。一方、発光出力を下げる必要がないと判定された場合は、ステップS118において発光出力を上げる信号を作る。ステップS117もしくはS118の処理が完了すると、これら各処理のいずれかで作られた信号は、フィードバック回路32によりフィードバックされ(S119)、処理は図11のステップS101へ戻る。
ステップS101において、制御手段12よりフィードバックされた信号が何であるか判定する。ステップS101において光の照度分布が均一であるということを示す信号であると判定された場合は、処理を終了する。一方、ステップS101において発光出力を下げる信号であると判定された場合は、ステップS102においてレーザダイオード30の出力を下げる。これにより、レーザダイオード30の発光部31の発光出力は弱まる。また、ステップS101において発光出力を上げる信号であると判定された場合は、ステップS103においてレーザダイオード30の出力を上げる。これにより、レーザダイオード30の発光部31の発光出力は強まる。
ステップS104において、フィードバック回路32よりフィードバックされた信号が何であるか判定する。ステップS104において発光出力を下げる信号であると判定された場合は、ステップS105においてレーザダイオード30の出力を下げる。これにより、レーザダイオード30の発光部31の発光出力は弱まる。一方、ステップS104において発光出力を上げる信号であると判定された場合は、ステップS106においてレーザダイオード30の出力を上げる。これにより、レーザダイオード30の発光部31の発光出力は強まる。
上述のように、制御手段12の処理と、フィードバック回路32の処理とは、それぞれ独立に動作しており、これら各処理は、図11に示すメイン処理に対して、必要に応じて割り込みをかける。例えば、フィードバック回路32からの信号が、制御手段12からの信号より先にフィードバックされた場合は、図11のステップS105もしくはS106が実行される。また例えば、フィードバック回路32からの信号と制御手段12からの信号とが同時にフィードバックされた場合は、制御手段12からフィードバックされた信号が優先され、フィードバック回路32からフィードバックされた信号は無視されることになる。
以上の処理は、光の照度分布が均一になるまで繰り返される。
上述の本発明の第1の実施例による処理は、ステージに露光対象基板を載せる前に、すなわち露光対象基板に対する露光処理が開始される前に、実行される。例えば、露光対象基板が直接露光装置内のステージ上にローダによりロードされるまでの間に上述の本発明の第1の実施例による処理を実行すればよい。また、本処理を、露光対象基板のロードごとに実行してもよく、あるいは、露光対象基板の何回かのロードのごとに実行してもよい。
上述したように、点光源が発する光の強度はガウス分布に従うので、点光源の中心から離れると、指数関数的に発光強度は減少していく。そのため、複数の点光源をマトリクス状に配列した光源アレイにおいては、隣接する点光源による影響が小さくなる光源アレイの周縁部分については光の照度は減少してしまう問題がある。上述の実施例は、このような問題を解決するものであるが、この変形例として、上述のような点光源の制御に加えて、次に説明する図14および15のように点光源の配置そのものにも工夫を加えてもよい。
図14は、本発明の第1の実施例における点光源の配置の第1の変形例を説明する図である。本変形例は、光源アレイ80上に点光源を等間隔に配置することには変わりないが、隣接する点光源による影響が小さくなる光源アレイ80の周縁部分、特に光源アレイ80の4隅に位置する点光源については、通常の点光源62に比べて高輝度の点光源63を用いるものである。
図15は、本発明の第1の実施例における点光源の配置の第2の変形例を説明する図である。本変形例は、光源アレイ80の中心付近81に比べて光源アレイ80の4隅部分82の点光源62の配置密度を高くするものである。
図16は、本発明の第1の実施例における光源アレイの構成についての変形例を示す図である。上述の変形例のように、高輝度の点光源を用いたり点光源の配置密度を高くするような場合には、点光源自体の大きさにより、隣接する点光源との間隔を十分に確保できないようなことがある。このような場合は、各点光源62の配列を別途設け、これらから光ファイバ64を用いて光を光源アレイ80まで導くような構成とすればよい。なお、図中、光ファイバ64の光源アレイ80における発光端65に面する拡散板54も示されている。
図17は、本発明の第2の実施例による直接露光装置の概略的な構成図である。
上述の本発明の第1の実施例による処理は、ステージに露光対象基板を載せる前に、すなわち露光対象基板に対する露光処理が開始される前に、実行されるものであった。これに対し、本発明の第2の実施例は、実際の露光処理中に実行され、露光対象物に照射される光の照度分布をリアルタイムに計測し、計測結果を光源の制御に迅速に反映させるものである。
本発明の第2の実施例による直接露光装置は、図1を参照して説明した計測手段11として、露光処理中に露光対象基板3に照射される光のうち、一部の光を分光するハーフミラー23と、ハーフミラー23によって分光された一部の光の照度分布を計測するセンサ21と、を有する。センサ21は光の照度分布を検知可能なものであればよく、好ましくはラインセンサであるが、面センサであってもよい。また、光源2は、第1の実施例と同様に、本実施例では複数のレーザダイオード(図示せず)を面状に配列させた面光源である。その他、ステージ22、DMD51、拡散板54、レンズ55および56については図18を参照して説明したとおりである。なお、図17は、本実施例に特に関係しない位置センサおよびパターン生成器については省略している。
本実施例では、露光処理中に露光対象基板に照射される光の一部をハーフミラーによって分光する。分光した光の照度分布は、実際に露光対象基板に照射されている光の照度分布にほぼ一致するものであるので、これをセンサ21によって計測し、制御手段12によってフィードバックして光源2の制御に反映させる。このときの具体的な動作は図7〜10を参照して説明したものと同じである。
以上説明した本発明の第2の実施例によれば、分光した光の照度分布に基づいて実際の露光処理中の照度分布を予測計算し、これに応じて光源を制御するので、露光処理中に露光条件やその他の状況が変化して光源の照度分布にムラが生じても、迅速に光の照度分布を均一化することができる。もちろん、露光処理前においても、ハーフミラーによって分光された光の照度分布を計測し、この計測結果に基づいて光源の発光出力を制御してもよい。
本発明の第2の実施例の変形例として、ミラーを、必要に応じて、露光対象基板に照射される光の光路上に配置するようにしてもよい。このためには、露光対象基板に照射される光の光路上にミラーを配置可能とする光路切替え手段を設ければよい。また、この場合において、露光処理前では露光対象基板に照射される光の光路上にミラーを配置し、ミラーによって反射された光の照度分布を計測し、この計測結果に基づいて光源を制御し、一方で露光処理中は、該光路上からミラーを退避させるようにしてもよい。ただし、この場合は露光処理中に露光条件やその他の状況が変化してもリアルタイムに光源の制御をすることはできない。
以上、本発明によれば露光対象基板面上に照射する光を所望の照度分布に制御することができるとともに、露光条件が変更になった場合でも目的の照度分布を容易に得ることができる。
なお、本発明を、光源の発光出力を均一に保つ制御に限らず、露光対象基板に対する光の照度分布を部分的に変更する制御に応用してもよい。
また、本発明は、計測手段による計測結果に基づいて光源を制御したが、光源とDMDとの間に液晶フィルタを設け、計測手段による計測結果に基づいて液晶フィルタが呈する濃淡色(光の透過率)を制御して露光対象基板相当の露光面における光の照度分布を制御するようにしてもよい。
上記各実施例および変形例の点光源としては例えばレーザダイオードが好ましいがLEDなどであってもよい。また、各実施例および変形例は適宜組み合わせて実施してもよい。
本発明によれば、露光対象基板面上に照射する光を所望の照度分布に制御することができるとともに、露光条件が変更になった場合でも目的の照度分布を容易に得ることができる。直接露光処理によれば、高精度な配線形成を容易かつ高速に行うことができ、また、配線の形成密度が上がる。したがって、特に高精度が要求される複雑な配線パターンを直接露光により形成する際に最適であり、また、将来の超微細配線およびそれに伴う露光データの大容量化にも十分に対応可能である。
本発明による直接露光装置の原理ブロック図である。 本発明の第1の実施例による直接露光装置の概略的な構成図である。 露光対象基板相当の露光面における光の照度分布を説明する際に用いられる座標軸を示す図である。 露光対象基板相当の露光面における光の照度分布の一例を示す図であって、XY座標関係を示す図である。 露光対象基板相当の露光面における光の照度分布の一例を示す図であって、XZ座標関係を示す図である。 本発明の第1の実施例における制御手段による光の照度分布を均一化を説明する図である。 本発明の第1の実施例におけるフィードバック制御を説明するブロック図である。 点光源とセンサとの位置関係を模式的に説明する図である。 本発明の第1の実施例における制御手段内の演算処理について説明する図である。 本発明の第1の実施例における制御手段内の第2の算出手段による目標発光量の算出を説明するフローチャートである。 図7に示す直接露光装置の動作フローを示すフローチャート(その1)である。 図7に示す直接露光装置の動作フローを示すフローチャート(その2)である。 図7に示す直接露光装置の動作フローを示すフローチャート(その3)である。 本発明の第1の実施例における点光源の配置の第1の変形例を説明する図である。 本発明の第1の実施例における点光源の配置の第2の変形例を説明する図である。 本発明の第1の実施例における光源アレイの構成についての変形例を示す図である。 本発明の第2の実施例による直接露光装置の概略的な構成図である。 DMDを用いた直接露光装置の一従来例を例示する図である。 直接露光装置において、反射板を用いて均一な照射光を得る光源の一従来例を示す図である。 直接露光装置において、均一な照射光を得るためにレーザダイオードを光源とした一従来例を示す図である。 レーザダイオードの発光強度分布を示す図である。 レーザダイオードを面状に並べることにより得られる面光源の光の照度分布を模式的に例示する図である。 レーザダイオードを面状に並べて面光源とした場合において、より均一な光照度を得るための技術(その1)を説明する図である。 レーザダイオードを面状に並べて面光源とした場合において、より均一な光照度を得るための技術(その2)を説明する図である。
符号の説明
1 直接露光装置
2 光源
3 露光対象基板
11 計測手段
12 制御手段
21 センサ
22 ステージ
23 ハーフミラー
30 レーザダイオード
31 発光部
32 フィードバック回路
51 DMD
52 パターン生成器
53 位置センサ
54 拡散板
55 レンズ
56 レンズ
57 反射板
58 レーザダイオード

Claims (18)

  1. 露光対象物に光を照射する光源を有する直接露光装置であって、
    露光対象物の露光面に相当する位置における光の照度分布を計測する計測手段と、
    該計測手段の計測結果に基づいて、目的の照度分布が得られるよう前記光源を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする直接露光装置。
  2. 前記計測手段は、露光対象物に対する露光処理が開始される前に、露光対象物相当の露光面における光の照度分布を予め計測するセンサを有する請求項1に記載の直接露光装置。
  3. 前記計測手段は、前記センサが計測したデータを保存するメモリをさらに有する請求項2に記載の直接露光装置。
  4. 前記計測手段は、
    露光処理中に露光対象物に照射される光のうち、一部の光を分光するハーフミラーと、
    該ハーフミラーによって分光された前記一部の光の照度分布を計測するセンサと、を有する請求項1に記載の直接露光装置。
  5. 前記計測手段は、
    ミラーと、
    露光対象物に照射される光の光路上に前記ミラーを配置可能とする光路切替え手段と、
    露光対象物に照射される光のうち、前記ミラーによって反射された一部の光の照度分布を計測するセンサと、
    を有する請求項1に記載の直接露光装置。
  6. 前記光源は、複数の点光源がマトリクス状に配列された光源アレイを有し、
    前記計測手段は、複数のセンサ個体がマトリクス状に配列されたセンサアレイを有する請求項1に記載の直接露光装置。
  7. 前記制御手段は、
    各前記点光源を1つずつ点灯したときの前記計測手段の計測結果に基づいて、各前記点光源の発光量と各前記センサ個体の光計測量との対応関係を、行列の形式で算出する第1の算出手段と、
    前記行列に基づいて、前記目的の照度分布を達成するための各前記点光源ごとの目標発光量を算出する第2の算出手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記目標発光量が得られるよう各前記点光源を制御する請求項6に記載の直接露光装置。
  8. 前記第2の算出手段は、前記行列と各前記点光源を同時に全て点灯したときの前記計測手段の計測結果とに基づいて、前記目標発光量を算出する請求項7に記載の直接露光装置。
  9. 前記第1の算出手段は、各前記点光源の1つを点灯したときの当該点光源の発光量と、当該点光源を点灯したときに各前記センサ個体が計測する光計測量と、に基づいて前記行列中の各成分を導出する請求項7に記載の直接露光装置。
  10. 露光対象物に光源からの光を照射して該露光対象物を露光する直接露光方法であって、
    露光対象物の露光面に相当する位置における光の照度分布を計測する計測ステップと、
    該計測ステップにおける計測結果に基づいて、目的の照度分布が得られるよう前記光源を制御する制御ステップと、
    を備えることを特徴とする直接露光方法。
  11. 前記計測ステップでは、露光対象物に対する露光処理が開始される前に、露光対象物相当の露光面における光の照度分布をセンサを用いて予め計測する請求項10に記載の直接露光方法。
  12. 前記センサが計測したデータをメモリに保存する保存ステップと、をさらに備える請求項11に記載の直接露光方法。
  13. 前記計測ステップでは、露光処理中に露光対象物に照射される光のうち、ハーフミラーによって分光された光の照度分布を計測する請求項10に記載の直接露光方法。
  14. 前記計測ステップは、露光対象物に照射される光の光路上にミラーを配置可能とする光路切替えステップをさらに備え、
    露光対象物に照射される光のうち、前記ミラーによって反射された光の照度分布を計測する請求項10に記載の直接露光方法。
  15. 前記光源は、複数の点光源がマトリクス状に配列された光源アレイを有し、
    前記計測ステップでは、複数のセンサ個体がマトリクス状に配列されたセンサアレイを用いて光の照度分布を計測する請求項10に記載の直接露光方法。
  16. 前記制御ステップは、
    各前記点光源を1つずつ点灯したときの前記計測ステップの計測結果に基づいて、各前記点光源の発光量と各前記センサ個体の光計測量との対応関係を、行列の形式で算出する第1の算出ステップと、
    前記行列に基づいて、前記目的の照度分布を達成するための各前記点光源ごとの目標発光量を算出する第2の算出ステップと、を備え、
    前記制御ステップは、前記目標発光量が得られるよう各前記点光源を制御する請求項15に記載の直接露光方法。
  17. 前記第2の算出ステップは、前記行列と各前記点光源を同時に全て点灯したときの前記計測ステップの計測結果とに基づいて、前記目標発光量を算出する請求項16に記載の直接露光方法。
  18. 前記第1の算出ステップは、各前記点光源の1つを点灯したときの当該点光源の発光量と、当該点光源を点灯したときに各前記センサ個体が計測する光計測量と、に基づいて前記行列中の各成分を導出する請求項16に記載の直接露光方法。
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