JP2006185149A - 購入履歴管理サービス提供システム、購入履歴管理サービス提供方法、および購入履歴管理サービス提供プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】未購入商品に関する効率的かつ確実な情報提供を可能とする。
【解決手段】商品購入情報を受け付ける購入情報受付部１１０と、ユーザ情報に基づくユーザ照合処理を行うユーザ照合部１１１と、購入履歴データベースへの商品購入情報の登録を行う購入履歴登録部１１２と、商品情報データベースにおいて新たな商品の商品情報が新規設定される場合当該新規設定商品の商品情報の属性とマッチングする商品について購入履歴データベースにおける購入済み商品に対する検索を行って当該購入済み商品に新規設定商品が含まれているか否かを判定する新規商品判定部１１３と、判定の結果が購入済み商品に新規設定商品が含まれていないものであった場合新規設定商品の情報を該当ユーザ宛に出力インターフェイスへ出力する出力処理部１１４とからシステム構成する。
【選択図】 図１

Description

本発明は、購入履歴管理サービス提供システム、購入履歴管理サービス提供方法、および購入履歴管理サービス提供プログラムに関する。

コンテンツの検索技術が提案されている。例えば、電子コンテンツの販売を行う事業者が設置した事業者用コンピュータと、電子コンテンツの購入を行う消費者が操作する消費者用コンピュータとを備え、前記事業者用コンピュータと前記消費者用コンピュータとをネットワークを介して接続することにより機能する電子コンテンツの販売システムであって、前記事業者用コンピュータは、販売対象となる個々の電子コンテンツを格納する事業者用コンテンツ格納部と、前記個々の電子コンテンツにそれぞれ対応した書誌情報データをデータベースの形式で格納する事業者用書誌ＤＢ格納部と、前記消費者用コンピュータからの検索要求に基づいて、前記事業者用書誌ＤＢ格納部内のデータベースを検索し、得られた検索結果を前記消費者用コンピュータへ送信する検索処理部と、前記消費者用コンピュータからの送信要求に基づいて、前記事業者用コンテンツ格納部に格納されている送信対象となる電子コンテンツと、前記事業者用書誌ＤＢ格納部に格納されている前記送信対象となる電子コンテンツに対応した書誌情報データとの双方を、前記消費者用コンピュータへ送信するコンテンツ提供部と、を有し、前記消費者用コンピュータは、前記事業者用コンピュータから提供された電子コンテンツを格納する消費者用コンテンツ格納部と、前記事業者用コンピュータから提供された書誌情報データをデータベースの形式で格納する消費者用書誌ＤＢ格納部と、消費者の指示に基づいて前記消費者用コンテンツ格納部内の所定の電子コンテンツを再生して消費者に提示するコンテンツ再生部と、消費者の指示に基づいて前記消費者用書誌ＤＢ格納部内のデータベースを検索してその結果を消費者に提示するコンテンツ検索部と、消費者の指示に基づいて前記検索処理部に対して検索要求を出す処理と、前記検索処理部から送信されてきた検索結果を消費者に提示する処理と、消費者の指示に基づいて前記コンテンツ提供部に対して送信要求を出す処理と、前記コンテンツ提供部から送信されてきた電子コンテンツを前記消費者用コンテンツ格納部に格納する処理と、前記コンテンツ提供部から送信されてきた書誌情報データを前記消費者用書誌ＤＢ格納部にデータベースの形式で格納する処理と、を行う機能をもった交信処理部と、を有することを特徴とするネットワークを利用した電子コンテンツの販売システム（特許文献１参照）などが提案されている。

また、利用者が過去に購入した電子ブックデータの目録を利用者別に記録する記録手段と、前記記録手段から利用者の購入済電子ブックデータの目録を抽出して表示する抽出表示手段と、前記抽出表示手段が表示する購入済電子ブックデータの目録から必要な電子ブックデータを選択する選択手段と、前記選択手段が選択した利用者の購入済電子ブックデータを供給センターの電子ブックデータライブラリから抽出して利用者の電子ブックメモリに転送する抽出転送手段とを備えることによって、随時、利用者の電子ブックメモリに転送して見ることができる購入済電子ブックデータのリモート書庫システム（特許文献２参照）なども提案されている。
特開２００３−１２２９６９号公報 特開平７−１２９６０４号公報

ところで、シリーズ化されている書籍、同一作者による多数の書籍、新作が高頻度で出るブランド商品など、同一カテゴリーの商品でありつつもバリエーションの多い商品が存在する。このようにバリエーションの多い商品については、その購入者自身が購入履歴を認識して購入未済を判断することが難しくなっている。したがって、既に購入済みの商品であっても再度購入してしまったり、或いは未購入の商品であるのに購入機会を見過ごしてしまったりという状況も想定される。また、商品の販売者側としても、効率的で消費者側に立った商品情報の提供が困難で、既に購入済みの商品について情報提供を繰り返し行ってしまったり、或いは未購入の商品であるのに商品情報の提供を行わなかったりという状況も想定される。

そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、未購入商品に関する効率的かつ確実な情報提供を可能とする、購入履歴管理サービス提供システム、購入履歴管理サービス提供方法、および購入履歴管理サービス提供プログラムを提供することを主たる目的とする。

上記課題を解決する本発明の購入履歴管理サービス提供システムは、購入済み商品に関する履歴管理サービスを提供するシステムであって、商品情報を格納した商品情報データベースと、ユーザ情報を格納するユーザ情報データベースと、ユーザの商品購入の履歴を格納する購入履歴データベースと、を利用可能であり、ユーザ情報と商品情報とを少なくとも含む商品購入情報を、入力インターフェイスより受け付ける購入情報受付部と、前記商品購入情報に含まれるユーザ情報に基づく、前記ユーザ情報データベースにおけるユーザ照合処理を行うユーザ照合部と、前記ユーザ照合処理により照合されたユーザについて、前記購入履歴データベースへの前記商品購入情報の登録を行う購入履歴登録部と、前記商品情報データベースにおいて新たな商品の商品情報が新規設定される場合、当該新規設定商品の商品情報の属性とマッチングする商品について、前記購入履歴データベースにおける購入済み商品に対する検索を行って、当該購入済み商品に前記新規設定商品が含まれているか否かを判定する、新規商品判定部と、前記判定の結果が、前記購入済み商品に前記新規設定商品が含まれていないものであった場合、前記新規設定商品の情報を該当ユーザ宛に出力インターフェイスへ出力する出力処理部と、を備えることを特徴とする（第１の発明）。

第２の発明は、第１の発明において、前記購入履歴登録部が、前記購入履歴データベースへの前記商品購入情報の登録を行うに際し、該当商品の属する商品カテゴリーまたは当該商品カテゴリーにおける新旧度に関する判定を商品情報に基づいて実行し、当該商品カテゴリーまたは新旧度の情報を該当商品に紐付けて登録することを特徴とする。

第３の発明は、第２の発明において、前記新規商品判定部が、新規設定商品の商品情報の属性とマッチングする商品について、前記購入履歴データベースにおける購入済み商品に対する検索を行うに際し、購入済み商品の商品カテゴリーまたは新旧度を特定し、当該商品カテゴリーまたは新旧度と前記新規設定商品の商品カテゴリーまたは新旧度がマッチングしているか否かを判定する、ことを特徴とする。

第４の発明は、購入済み商品に関する履歴管理サービスを、商品情報を格納した商品情報データベースと、ユーザ情報を格納するユーザ情報データベースと、ユーザの商品購入の履歴を格納する購入履歴データベースと、を利用可能であるコンピュータにより提供する方法であって、ユーザ情報と商品情報とを少なくとも含む商品購入情報を、入力インターフェイスより受け付け、前記商品購入情報に含まれるユーザ情報に基づく、前記ユーザ情報データベースにおけるユーザ照合処理を行い、前記ユーザ照合処理により照合されたユーザについて、前記購入履歴データベースへの前記商品購入情報の登録を行い、前記商品情報データベースにおいて新たな商品の商品情報が新規設定される場合、当該新規設定商品の商品情報の属性とマッチングする商品について、前記購入履歴データベースにおける購入済み商品に対する検索を行って、当該購入済み商品に前記新規設定商品が含まれているか否かを判定し、前記判定の結果が、前記購入済み商品に前記新規設定商品が含まれていないものであった場合、前記新規設定商品の情報を該当ユーザ宛に出力インターフェイスへ出力する、ことを特徴とする。

第５の発明は、購入済み商品に関する履歴管理サービスの提供方法を、商品情報を格納した商品情報データベースと、ユーザ情報を格納するユーザ情報データベースと、ユーザの商品購入の履歴を格納する購入履歴データベースと、を利用可能であるコンピュータに実行させるプログラムであって、ユーザ情報と商品情報とを少なくとも含む商品購入情報を、入力インターフェイスより受け付けるステップと、前記商品購入情報に含まれるユーザ情報に基づく、前記ユーザ情報データベースにおけるユーザ照合処理を行うステップと、前記ユーザ照合処理により照合されたユーザについて、前記購入履歴データベースへの前記商品購入情報の登録を行うステップと、前記商品情報データベースにおいて新たな商品の商品情報が新規設定される場合、当該新規設定商品の商品情報の属性とマッチングする商品について、前記購入履歴データベースにおける購入済み商品に対する検索を行って、当該購入済み商品に前記新規設定商品が含まれているか否かを判定するステップと、前記判定の結果が、前記購入済み商品に前記新規設定商品が含まれていないものであった場合、前記新規設定商品の情報を該当ユーザ宛に出力インターフェイスへ出力するステップと、を含むことを特徴とする。

その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。

本発明によれば、未購入商品に関する効率的かつ確実な情報提供が可能となる。

−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図１は本実施形態における購入履歴管理サービス提供システムを含むネットワーク構成図である。本実施形態においては、購入履歴管理サービスの対象商品の一例として、ｗｅｂ上で販売される書籍を想定する。勿論、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではなく、シリーズ化されている書籍、同一作者による多数の書籍、新作が高頻度で出るブランド商品、新刊ではなく古本の書籍といった、同一カテゴリーの商品でありつつもバリエーションの多い商品であればいずれも適用対象の商品とすることができる。

本発明の購入履歴管理サービス提供システム１００（以下、システム１００）は、本発明の購入履歴管理サービス提供方法を実行する機能を実現すべく書き換え可能メモリなどのプログラムデータベース１０１に格納されたプログラム１０２をメモリ１０３に読み出し、演算装置たるＣＰＵ１０４により実行する。

また、前記システム１００は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入出力インターフェイス１０５、ならびに商品を購入するユーザが備えるユーザ端末２０００や商品としてのコンテンツを前記ユーザ端末２００に提供するコンテンツプロバイダ端末３００との間のデータ授受を担う通信手段１０６などを有している。

システム１００は、前記通信手段１０６により、前記ユーザ端末２００やコンテンツプロバイダ端末３００らと例えばインターネットやＬＡＮ、シリアル・インターフェース通信線などのネットワーク１３０を介して接続し、商品購入の情報を受信したり、未購入の商品に関する情報を送信したりする。システム１００の各種機能部と通信手段１０６との間ではＩ／Ｏ部１０７がデータのバッファリングや各種仲介処理を実行している。

続いて、前記システム１００が例えばプログラム１０２に基づき構成・保持する機能部につき説明を行う。なお、システム１００は、商品情報を格納した商品情報データベース１２５と、ユーザ情報を格納するユーザ情報データベース１２６と、ユーザの商品購入の履歴を格納する購入履歴データベース（図１：ユーザ定義購入履歴データベース１２７またはｗｅｂサイト商品購入履歴データベース１２８）と、を利用可能であるものとする。

前記システム１００は、ユーザ情報と商品情報とを少なくとも含む商品購入情報を、入力インターフェイスより受け付ける購入情報受付部１１０を備える。

また、システム１００は、前記商品購入情報に含まれるユーザ情報に基づく、前記ユーザ情報データベース１２６におけるユーザ照合処理を行うユーザ照合部１１１を備える。

また、システム１００は、前記ユーザ照合処理により照合されたユーザについて、前記購入履歴データベースへの前記商品購入情報の登録を行う購入履歴登録部１１２を備える。

なお、前記購入履歴登録部１１２が、前記購入履歴データベースへの前記商品購入情報の登録を行うに際し、該当商品の属する商品カテゴリーまたは当該商品カテゴリーにおける新旧度に関する判定を商品情報に基づいて実行し、当該商品カテゴリーまたは新旧度の情報を該当商品に紐付けて登録することとすれば好適である。

また、システム１００は、前記商品情報データベース１２５において新たな商品の商品情報が新規設定される場合、当該新規設定商品の商品情報の属性とマッチングする商品について、前記購入履歴データベースにおける購入済み商品に対する検索を行って、当該購入済み商品に前記新規設定商品が含まれているか否かを判定する、新規商品判定部１１３を備える。

なお、前記新規商品判定部１１３が、新規設定商品の商品情報の属性とマッチングする商品について、前記購入履歴データベースにおける購入済み商品に対する検索を行うに際し、購入済み商品の商品カテゴリーまたは新旧度を特定し、当該商品カテゴリーまたは新旧度と前記新規設定商品の商品カテゴリーまたは新旧度がマッチングしているか否かを判定することとすれば好適である。

またシステム１００は、前記判定の結果が、前記購入済み商品に前記新規設定商品が含まれていないものであった場合、前記新規設定商品の情報を該当ユーザ宛に出力インターフェイスへ出力する出力処理部１１４を備える。

なお、これまで示した システム１００における各機能部１１０〜１１４は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやＨＤＤ（Hard Disk Drive）などの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、前記ＣＰＵ１０４がプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをメモリ１０３に読み出して、これを実行することとなる。

また、前記ネットワーク１３０に関しては、インターネット、ＬＡＮの他、ＡＴＭ回線や専用回線、ＷＡＮ（Wide Area Network）、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網、シリアル・インターフェース通信線など様々なネットワークを採用することも出来る。また、ＶＰＮ（Virtual Private Network）など仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立され好適である。なお、前記シリアル・インターフェイスは、単一の信号線を用いて１ビットずつ順次データを送るシリアル伝送で、外部機器と接続するためのインターフェースを指し、通信方式としてはRS-232C、RS-422、IrDA、USB、IEEE1394、ファイバ・チャネルなどが想定できる。

−−−データベース構造−−−
次に、本実施形態における前記システム１００が利用するデータベースの構造について説明する。図２は、本実施形態における、（ａ）商品情報データベース、（ｂ）ユーザ情報データベース、（ｃ）ユーザ定義購入履歴データベース、（ｄ）ｗｅｂサイト商品購入履歴データベースの各データ構造例を示す図である。

前記商品情報データベース１２５は、商品情報を格納するデータベースである。このデータベース１２５は、例えば商品たる書籍等のコンテンツのＩＤをキーとして、コンテンツのタイトル、書誌情報、シリーズ化されている場合の各コンテンツ毎のシリーズＩＤ、巻数、といったデータを関連づけたレコードの集合体となっている。

また、前記ユーザ情報データベース１２６は、購入履歴管理サービスを享受するユーザのユーザ情報を格納するデータベースである。このデータベース１２６は、例えばユーザＩＤをキーとして、ユーザ名、決済情報といったデータを関連づけたレコードの集合体となっている。

また、前記ユーザ定義購入履歴データベース１２７は、ユーザの商品購入の履歴を格納する購入履歴データベースの一つである。このデータベース１２７は、例えば登録日をキーとして、ユーザＩＤ、購入日、購入済みコンテンツＩＤといったデータを関連づけたレコードの集合体となっている。なお、このユーザ定義購入履歴データベース１２７は、例えば、購入履歴管理サービス提供システム１００と契約を結んだコンテンツプロバイダではない販売元からユーザが購入した商品について、その商品を購入した情報を格納するデータベースとなる。或いは、全ての購入履歴の情報をこのユーザ定義購入履歴データベース１２７に格納するとすれば、本発明における購入履歴データベースはこのユーザ定義購入履歴データベース１２７単体で事足りることとなる。

また、前記ｗｅｂサイト商品購入履歴データベース１２８は、ユーザの商品購入の履歴を格納する購入履歴データベースの一つである。このデータベース１２８は、例えば購入日をキーとして、ユーザＩＤ、購入コンテンツＩＤといったデータを関連づけたレコードの集合体となっている。なお、このｗｅｂサイト商品購入履歴データベース１２８は、例えば、購入履歴管理サービス提供システム１００と契約を結んだコンテンツプロバイダでユーザが商品購入を行った際に、その購入商品についてシステム１００が前記コンテンツプロバイダ端末３００より購入した情報を取得し格納するデータベースとなる。或いは、全ての商品販売が前記コンテンツプロバイダ端末３００にて行われるものとすれば、本発明における購入履歴データベースはこのｗｅｂサイト商品購入履歴データベース１２８単体で事足りることとなる。

−−−処理フロー−−−
以下、購入履歴管理サービス提供方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する購入履歴管理サービス提供方法に対応する各種動作は、前記システム１００がメモリ１０３に読み出して実行するプログラム１０２によって実現される。そして、このプログラム１０２は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。

図３は本実施形態における購入履歴管理サービス提供方法の実際手順１を示すフロー図である。まずシステム１００は、購入履歴管理サービスを提供するに先立ち、予めユーザ登録を行う必要がある。そのため、ユーザ端末２００より、ユーザ登録要求があった場合（ｓ１０００）、これを受け付けて、このユーザ登録要求に含まれるユーザ名、決済情報等を、新たに設定したユーザＩＤに絡めてユーザ情報データベース１２６に格納する（ｓ１００１）。

図４は本実施形態における購入履歴管理サービス提供方法の実際手順２を示すフロー図である。またシステム１００は、ユーザが商品購入を行った際の情報について、ユーザ定義購入履歴データベース１２７またはｗｅｂサイト商品購入履歴データベース１２８に格納する必要がある。ここでは、ユーザが前記コンテンツプロバイダ端末３００以外の販売元より商品購入を行った場合の商品購入情報を格納する処理を述べる。

この場合、ユーザ端末２００からのユーザ定義購入履歴の登録・更新要求（ｓ１０１０）に応じて、システム１００では、ユーザ情報と商品情報とを少なくとも含む商品購入情報を受け付け、これを前記ユーザ定義購入履歴データベース１２７に該当ユーザと絡めて格納する。この時に格納する情報としては、例えば登録日、ユーザＩＤ、購入日、購入済みコンテンツのＩＤといったものが含まれる。このような商品購入情報を蓄積することで、該当ユーザが、例えばあるシリーズ化された書籍のうち、どの巻数の書籍を購入済みであるかの情報をシステム１００が獲得できる。

なお、前記格納処理に先立ち、システム１００において、前記商品購入情報に含まれるユーザ情報に基づく、前記ユーザ情報データベース１２６におけるユーザ照合処理を行ってユーザ認証と特定の処理を実行しているものとする。

また、前記ユーザ定義購入履歴データベース１２７への前記商品購入情報の登録を行うに際し、システム１００は、該当商品の属する商品カテゴリーまたは当該商品カテゴリーにおける新旧度に関する判定を、前記商品情報データベース１２５とユーザ端末２００より得た商品情報との照合処理に基づいて実行し、当該商品カテゴリーまたは新旧度の情報を該当商品に紐付けてユーザ定義購入履歴データベース１２７へ登録することとすれば好適である。

図５は本実施形態における購入履歴管理サービス提供方法の実際手順３を示すフロー図である。またシステム１００は、ユーザが前記コンテンツプロバイダ端末３００より商品購入を行った際の情報について、ｗｅｂサイト商品購入履歴データベース１２８に格納する必要がある。

ユーザ端末２００からのコンテンツ販売要求があった場合（ｓ１０４０）、前記コンテンツプロバイダ端末３００ではコンテンツ販売を実行する（ｓ１０４１）。一方、システム１００は、コンテンツプロバイダ端末３００より商品購入情報たる、ｗｅｂサイト商品購入履歴の情報を受けつける（ｓ１０４２）。システム１００は、この処理でユーザ情報と商品情報とを少なくとも含む情報をコンテンツプロバイダ端末３００より受け付け、これを前記ｗｅｂサイト商品購入履歴データベース１２８に該当ユーザと絡めて格納する。 この時に格納する情報としては、例えば購入日、ユーザＩＤ、購入コンテンツのＩＤといったものが含まれる。このような商品購入情報を蓄積することで、該当ユーザが、例えばあるシリーズ化された書籍のうち、どの巻数の書籍を購入済みであるかの情報をシステム１００が獲得できる。

なお、前記ｗｅｂサイト商品購入履歴データベース１２８への情報格納処理に続いて、システム１００は、前記商品購入情報に含まれる商品情報およびユーザ情報に基づく、前記ユーザ定義購入履歴データベース１２７におけるユーザ特定とその購入履歴について抽出を行う。これによりシステム１００は、ユーザ定義購入履歴データベース１２７において、例えば前記商品と同一シリーズの商品について購入履歴があるか否かを判定する（ｓ１０４４）。

この判定において、ユーザ定義購入履歴データベース１２７において、例えば前記商品と同一シリーズの商品について購入履歴がない場合（ｓ１０４４：ＮＯ）、処理を終了する。他方、ユーザ定義購入履歴データベース１２７において、例えば前記商品と同一シリーズの商品について購入履歴がある場合（ｓ１０４４：ＹＥＳ）、前記ユーザ定義購入履歴データベース１２７において該当ユーザの該当シリーズの商品に関する、購入履歴の更新、つまりは前記ｗｅｂサイト商品購入履歴データベース１２８との同期を実行し（ｓ１０４５）、処理を終了する。

なお、前記格納処理に先立ち、システム１００において、前記商品購入情報に含まれるユーザ情報に基づく、前記ユーザ情報データベース１２６におけるユーザ照合処理を行ってユーザ認証と特定の処理を実行しているものとする。

また、前記ｗｅｂサイト商品購入履歴データベース１２８への前記商品購入情報の登録を行うに際し、システム１００は、該当商品の属する商品カテゴリーまたは当該商品カテゴリーにおける新旧度に関する判定を、前記商品情報データベース１２５とユーザ端末２００より得た商品情報との照合処理に基づいて実行し、当該商品カテゴリーまたは新旧度の情報を該当商品に紐付けてｗｅｂサイト商品購入履歴データベース１２８へ登録することとすれば好適である。

図６は本実施形態における購入履歴管理サービス提供方法の実際手順４を示すフロー図である。前記商品情報データベース１２５において新たな商品の商品情報が新規設定される場合、システム１００は、前記新規設定商品の商品情報をコンテンツプロバイダ端末３００（またはシステム運営者端末）より受信しこれを商品情報データベース１２５に格納する（ｓ１０２０、１０２１）。

また、システム１００は、前記新規設定商品の商品情報の属性とマッチングする商品、例えば同一シリーズの商品群（または巻数等の新旧度）について、前記ユーザ定義購入履歴データベース１２７における購入済み商品に対する検索を行って、当該購入済み商品に前記新規設定商品が含まれているか否かを判定する（ｓ１０２２）。

この判定において、前記購入済み商品に前記新規設定商品が含まれている場合（ｓ１０２２：ＮＯ）、前記新規設定商品が、前記シリーズ化された商品のうち既に購入済みの商品であると認識し処理は終了する。他方、購入済み商品に前記新規設定商品が含まれていない場合（ｓ１０２２：ＹＥＳ）、前記新規設定商品が、前記シリーズ化された商品のうち未購入の商品であると認識し、前記新規設定商品の情報（例：新刊案内情報）を該当ユーザのユーザ端末２００宛に出力する（ｓ１０２３）。ユーザ端末２００ではこれを受信し新刊案内の情報を取得する（ｓ１０２４）。

図７は本実施形態における購入履歴管理サービス提供方法の実際手順５を示すフロー図である。また、システム１００は、ユーザ端末２００からのユーザ定義購入履歴データベース１２７の閲覧要求を受け付けて（ｓ１０３０）、これに応じた検索処理を実行し（ｓ１０３１）、ユーザ端末２００に返す処理を提供することもできる。ユーザ端末２００ではこの検索結果を取得し（ｓ１０３２）、ユーザ閲覧に供することとなる。

本発明によれば、未購入商品に関する効率的かつ確実な情報提供が可能となる。

以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。

本実施形態における購入履歴管理サービス提供システムを含むネットワーク構成図である。 本実施形態における、（ａ）商品情報データベース、（ｂ）ユーザ情報データベース、（ｃ）ユーザ定義購入履歴データベース、（ｄ）ｗｅｂサイト商品購入履歴データベースの各データ構造例を示す図である。 本実施形態における購入履歴管理サービス提供方法の実際手順１を示すフロー図である。 本実施形態における購入履歴管理サービス提供方法の実際手順２を示すフロー図である。 本実施形態における購入履歴管理サービス提供方法の実際手順３を示すフロー図である。 本実施形態における購入履歴管理サービス提供方法の実際手順４を示すフロー図である。 本実施形態における購入履歴管理サービス提供方法の実際手順５を示すフロー図である。

符号の説明

１００ 購入履歴管理サービス提供システム、システム
１０１ プログラムデータベース
１０２ プログラム
１０３ メモリ
１０４ ＣＰＵ
１０５ 入出力インターフェイス
１０６ 通信手段
１０７ Ｉ／Ｏ部
１１０ 購入情報受付部
１１１ ユーザ照合部
１１２ 購入履歴登録部
１１３ 新規商品判定部
１１４ 出力処理部
１２５ 商品情報データベース
１２６ ユーザ情報データベース
１２７ ユーザ定義購入履歴データベース
１２８ ｗｅｂサイト商品購入履歴データベース
１３０ ネットワーク
２００ ユーザ端末
３００ コンテンツプロバイダ端末

Claims (5)

1. 購入済み商品に関する履歴管理サービスを提供するシステムであって、
   商品情報を格納した商品情報データベースと、ユーザ情報を格納するユーザ情報データベースと、ユーザの商品購入の履歴を格納する購入履歴データベースと、を利用可能であり、
   ユーザ情報と商品情報とを少なくとも含む商品購入情報を、入力インターフェイスより受け付ける購入情報受付部と、
   前記商品購入情報に含まれるユーザ情報に基づく、前記ユーザ情報データベースにおけるユーザ照合処理を行うユーザ照合部と、
   前記ユーザ照合処理により照合されたユーザについて、前記購入履歴データベースへの前記商品購入情報の登録を行う購入履歴登録部と、
   前記商品情報データベースにおいて新たな商品の商品情報が新規設定される場合、当該新規設定商品の商品情報の属性とマッチングする商品について、前記購入履歴データベースにおける購入済み商品に対する検索を行って、当該購入済み商品に前記新規設定商品が含まれているか否かを判定する、新規商品判定部と、
   前記判定の結果が、前記購入済み商品に前記新規設定商品が含まれていないものであった場合、前記新規設定商品の情報を該当ユーザ宛に出力インターフェイスへ出力する出力処理部と、
   を備えることを特徴とする購入履歴管理サービス提供システム。
2. 請求項１において、
   前記購入履歴登録部が、前記購入履歴データベースへの前記商品購入情報の登録を行うに際し、該当商品の属する商品カテゴリーまたは当該商品カテゴリーにおける新旧度に関する判定を商品情報に基づいて実行し、当該商品カテゴリーまたは新旧度の情報を該当商品に紐付けて登録することを特徴とする購入履歴管理サービス提供システム。
3. 請求項２において、
   前記新規商品判定部が、新規設定商品の商品情報の属性とマッチングする商品について、前記購入履歴データベースにおける購入済み商品に対する検索を行うに際し、購入済み商品の商品カテゴリーまたは新旧度を特定し、当該商品カテゴリーまたは新旧度と前記新規設定商品の商品カテゴリーまたは新旧度がマッチングしているか否かを判定する、ことを特徴とする購入履歴管理サービス提供システム。
4. 購入済み商品に関する履歴管理サービスを、
   商品情報を格納した商品情報データベースと、ユーザ情報を格納するユーザ情報データベースと、ユーザの商品購入の履歴を格納する購入履歴データベースと、を利用可能であるコンピュータにより提供する方法であって、
   ユーザ情報と商品情報とを少なくとも含む商品購入情報を、入力インターフェイスより受け付け、
   前記商品購入情報に含まれるユーザ情報に基づく、前記ユーザ情報データベースにおけるユーザ照合処理を行い、
   前記ユーザ照合処理により照合されたユーザについて、前記購入履歴データベースへの前記商品購入情報の登録を行い、
   前記商品情報データベースにおいて新たな商品の商品情報が新規設定される場合、当該新規設定商品の商品情報の属性とマッチングする商品について、前記購入履歴データベースにおける購入済み商品に対する検索を行って、当該購入済み商品に前記新規設定商品が含まれているか否かを判定し、
   前記判定の結果が、前記購入済み商品に前記新規設定商品が含まれていないものであった場合、前記新規設定商品の情報を該当ユーザ宛に出力インターフェイスへ出力する、ことを特徴とする購入履歴管理サービス提供方法。
5. 購入済み商品に関する履歴管理サービスの提供方法を、
   商品情報を格納した商品情報データベースと、ユーザ情報を格納するユーザ情報データベースと、ユーザの商品購入の履歴を格納する購入履歴データベースと、を利用可能であるコンピュータに実行させるプログラムであって、
   ユーザ情報と商品情報とを少なくとも含む商品購入情報を、入力インターフェイスより受け付けるステップと、
   前記商品購入情報に含まれるユーザ情報に基づく、前記ユーザ情報データベースにおけるユーザ照合処理を行うステップと、
   前記ユーザ照合処理により照合されたユーザについて、前記購入履歴データベースへの前記商品購入情報の登録を行うステップと、
   前記商品情報データベースにおいて新たな商品の商品情報が新規設定される場合、当該新規設定商品の商品情報の属性とマッチングする商品について、前記購入履歴データベースにおける購入済み商品に対する検索を行って、当該購入済み商品に前記新規設定商品が含まれているか否かを判定するステップと、
   前記判定の結果が、前記購入済み商品に前記新規設定商品が含まれていないものであった場合、前記新規設定商品の情報を該当ユーザ宛に出力インターフェイスへ出力するステップと、
   を含むことを特徴とする購入履歴管理サービス提供プログラム。
   

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