JP2006184462A - 画像表示装置およびその駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示基板の蛍光面から出力される画像を長期に亘って安定に出力させることのできる画像表示装置およびその駆動方法を提供する。
【解決手段】画像表示装置の表示パネル1に映像信号を供給する映像処理回路4において、補正回路42からXドライバ2に入力される輝度信号を、APL検出回路40およびABL回路41により、動作時間の累計(すなわち累計表示時間)に基づいた所定の時間Haにおいて、予め設定されたレベルまで増大させる。
【選択図】 図2
【解決手段】画像表示装置の表示パネル1に映像信号を供給する映像処理回路4において、補正回路42からXドライバ2に入力される輝度信号を、APL検出回路40およびABL回路41により、動作時間の累計(すなわち累計表示時間)に基づいた所定の時間Haにおいて、予め設定されたレベルまで増大させる。
【選択図】 図2
Description
この発明は、画像表示装置およびその表示駆動方法に係わり、さらに詳しくは、蛍光面を有する表示基板と表示基板の蛍光面に向けて電子を放出する電子源基板とからなる画像表示装置において、表示基板の蛍光面から出力される画像を長期に亘って安定に出力させることのできる画像表示装置およびその駆動方法(画像表示方法)に関する。
陰極線管(CRT)に代わる画像表示装置として、電子放出素子(電子源)を平面状、かつマトリクス状に配列し、所定間隔で対向させた平面状の蛍光面(前面基板)に選択的に電子線を照射することにより、蛍光面から任意の色の光を出力させて画像を表示させる画像表示装置が開発されている。この種の画像表示装置は、フィールド・エミッション・ディスプレイと呼ばれている(以下、FEDと称する)。また、FEDのうち、電子源として表面伝導型エミッタを用いた表示装置は、表面伝導型電子放出ディスプレイ(以下、SEDと呼称する)として区分されることもあるが、本願においては、SEDも含む総称として、FEDという用語を用いる。
FEDは、上述した電子源側の基板と蛍光面側の基板との隙間を数mm以下に設定することができ、周知のCRTと比較して厚さを薄くすることが可能で、LCD装置のような画像表示装置と比較しても同等か、それ以下の厚さにできる。従って、軽量化の面でも、期待がされる。また、CRTやプラズマディスプレイと同様の自己発光型であるため、表示画像の輝度も、得やすい特徴がある。
前面基板の内面に設けられる蛍光面には、赤(R)、青(B)、緑(G)の蛍光体が、所定の大きさ、かつ所定の順に配列されている。蛍光面の個々の蛍光体には、それぞれの蛍光体に所定の掃引電圧を与えるアノード電極が接続されている。
電子源側の基板には、任意の位置のエミッタと対向される蛍光面を発光させるための、予め特定されたエミッタから所定量の電子を放出させるための走査線および信号線がそれぞれ、マトリックス状に接続されている。
上述のFEDは、一般に、表示パネルと、この表示パネルを駆動する駆動ユニットとを備える。表示パネルは、横(水平)方向に伸びる複数の走査線、個々の走査線に交差して縦(垂直)方向に伸びる複数の信号線、並びにそれぞれの走査線および信号線の交差位置に配置される複数の表示画素を含む(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−221933号公報
ところで、近年は、表示パネルの大きさが対角で40インチを超えるような画面の大きなFEDが広くユーザから求められている。このため、輝度が十分に得られるとともに、長期に亘って、維持されなければならない。なお、輝度のばらつき(輝度ムラ)とともに重要視される要素として、輝度寿命(明るさの減少)がある。輝度寿命としては、例えば初期時の全白表示時の輝度が、概ね1/2まで低下する時点を寿命と考えることが一般的である。なお、輝度寿命は、オーバーロードにより、蛍光体の発光能力が低下する時期であることが知られている。
しかしながら、今日のユーザの要求である画面の大きな表示装置において、特に長期に、安定な輝度が得られ、しかもその寿命が長い表示装置は、まだ実現されていない。
この発明の目的は、蛍光面を有する表示基板と表示基板の蛍光面に向けて電子を放出する電子源基板とからなる画像表示装置において、表示基板の蛍光面が出力する光の輝度を長期に亘って一定の輝度以上に維持するとともに、輝度寿命を高めることのできる画像表示装置および画像表示装置の駆動方法を達成することである。
この発明は、電子線源を保持した第1基板と、前記電子線源から出力された電子線が照射されることで所定の色の光を出力するマトリクス状に区画された複数の蛍光体を含む蛍光体層を保持し、前記第1基板に所定間隔で対向された第2基板と、前記第1基板および前記第2基板を密閉構造とする側壁と、を備える表示パネルの駆動方法において、蛍光体層の個々の区画された蛍光体を発光させる駆動回路に供給される駆動電圧を、累計動作時間または駆動電流の大きさを参照し、所定時間経過時に、駆動回路に供給される駆動電圧を増大させることを特徴とする画像表示装置の駆動方法を提供するものである。
また、この発明は、複数の走査線と、前記複数の走査線に交差する複数の信号線と、前記複数の走査線および前記複数の信号線との交差位置に配置され各々一対の走査線および信号線間の画素電圧に対応して駆動される複数の表示画素と、前記複数の走査線を順次駆動する走査線ドライバと、前記走査線ドライバによって前記複数の走査線の各々が駆動される間に前記複数の信号線を駆動する信号線ドライバと、個々の前記表示画素を発光させるための、それぞれの画素に供給される駆動電圧を、累計動作時間または駆動電流の大きさを参照し、所定時間経過時に、前記信号線ドライバに供給される駆動電圧を増大させる駆動電圧補正回路と、を有することを特徴とする画像表示装置を提供するものである。
また、この発明は、複数の走査線と、前記複数の走査線に交差する複数の信号線と、前記複数の走査線および前記複数の信号線との交差位置に配置され各々一対の走査線および信号線間の画素電圧に対応して駆動される複数の表示画素とを備える画像表示装置の駆動方法であって、前記複数の走査線を順次駆動し、前記複数の走査線の各々が駆動される間に複数の信号線を駆動して、個々の表示画素を発光させる際に、それぞれの前記表示画素に供給される駆動電圧を、累計動作時間または駆動電流の大きさを参照して検知される所定時間経過時に、所定のレベルまで増大されることを特徴とする画像表示装置の駆動方法を提供するものである。
本発明によれば、蛍光面を有する表示基板と表示基板の蛍光面に向けて電子を放出する電子源基板とからなる画像表示装置において、表示基板の蛍光面から出力される光の輝度が長期に亘って一定の輝度以上に維持可能となる。従って、輝度寿命が増大され、画像表示装置としての寿命も長期化される。また、その輝度寿命に達するまでの間、安定な画像の表示が可能な画像表示装置が得られる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、この発明が適用される平面画像表示装置の回路構成の一例を示す。
図1に示す画像表示装置は、例えば横1280×縦768の表示画素が形成されたフィールド・エミッション・ディスプレイ(FED)装置である。画像表示装置は、表示パネル1、Xドライバ(信号線駆動回路)2、Yドライバ(走査線駆動回路)3、および映像信号処理回路4を有する。
表示パネル1は、横(水平すなわちY)方向に、概ね平行に設けられた768本の走査線Y(m=768,Y1〜Ym)、走査線Y1〜Ymに、直交する縦(垂直すなわちX)方向に設けられた1280×3本の信号線X(n=1280,X1〜Xn)を有する。
それぞれの走査線Y1〜Ymおよび信号線X1〜Xnの交差位置には、m×n(=約276万)個の表示画素PXが設けられている。各表示画素PXは、図示しないが水平方向において隣接する3個の表示画素PX(R,G,B)を含む。
表示パネル1の個々の表示画素PX(R,G,Bのそれぞれ)は、いずれも表面伝導型電子放出素子11および個々の電子放出素子11から放出される電子ビームにより発光する赤(R)、緑(G)、および青(B)の蛍光体12(図5に断面の一例を示す)を含む。
各走査線Y1〜Ymは、対応する水平ライン(行)の表示画素PXの電子放出素子11に接続され、走査電極として用いられる。各信号線X1〜Xnは、対応する列(垂直方向)の表示画素PXの電子放出素子11に接続され、信号電極として用いられる。
信号線駆動回路2、走査線駆動回路3、および映像信号処理回路4は、表示用駆動ユニットとして表示パネル1の周囲に配置され、例えば外部に設けられるタイミングコントローラ(図示せず)から制御信号および画像信号が供給されることで、表示パネル1に画像を表示させる。
映像信号処理回路4は、外部の信号源から供給され、R,G,B信号を含む映像信号をデジタル形式で処理する。走査線駆動回路3は、走査信号を用いて、走査線Y1〜Ymを順次駆動し、信号線駆動回路2は、走査線Y1〜Ymの各々が走査線駆動回路3によって駆動される間に映像信号処理回路4からの映像信号に対応して、信号線X1〜Xnを駆動する。
映像処理回路4は、例えば1フレーム分のRGB映像信号のレベルを合計して平均レベルを検出するAPL検出回路(平均検出回路)40、高輝度部分の面積が多い画像パターンについて輝度を一律に低下させるためにAPL検出回路40によって検出された平均レベルに基づいてRGB映像信号を調整するABL(輝度制限回路)41、ABL回路41から出力されるRGB映像信号の階調レベルすなわちエミッタ11に印加される駆動電圧Vfを補正する補正回路42を含む。なお、APL検出回路40は、1または複数フレーム分のRGB映像信号の平均階調レベルおよび、1または複数水平ライン分のRGB映像信号の平均階調レベルの少なくとも一方を検出するように構成されても良い。また、APL検出回路40は、1または複数フレーム分の映像信号、あるいは、1または複数水平ライン分の映像信号の平均階調レベルを複数の表示画素PXに実際に流れる発光電流あるいは放電電流から検出するように構成されても良い。
Xドライバ(信号線駆動回路)2は、映像処理回路4から供給される1水平ライン分の映像信号を、水平同期信号HDに同期してサンプリングし、保持するラインメモリ20、およびこのラインメモリ20から並列的に出力される1水平ライン分の映像信号にそれぞれ対応する、n個の駆動信号を発生する駆動信号発生部21を含む。
駆動信号発生部21は、各々対応する画素の映像信号の階調レベルに比例するパルス幅のパルス信号を発生するn個のパルス幅変調回路22、および各々対応パルス幅変調回路22からのパルス信号のパルス幅に等しい期間だけ駆動用基準電圧端子からの基準電圧Vrefを、信号線X1〜Xnに、所定タイミングで出力するn個の出力バッファ(AMP)23を含む。
パルス幅変調回路22および出力バッファ23は、1信号線Xに対する駆動信号出力部として機能する。すなわち、パルス幅変調回路22から発生されるパルス信号として、例えば基準電圧Vrefが出力され、n個のパルス幅変調回路22に供給される。
Yドライバ(走査線駆動回路)3は、シフトレジスタ31に接続され、m個の出力バッファ(AMP)32を介して、それぞれに対応する走査線Y1〜Ymのそれぞれに、走査信号を供給する。すなわち、全ての走査線Y1,Y2,Y3,…,Ym−1,Ymには、順に、1ラインごとに、走査信号が供給される。
従って、任意の走査線に走査信号が供給されている状態で、Xドライバ2の任意のAMP(バッファ)23通じて画像信号(輝度信号)Vfが供給されることで、それぞれのラインが交差する位置の表示画素PXの電子放出素子(電子源すなわちエミッタ)11が選択的にオンされ、対応する画素PXから所定の色の光が出力される。
ところで、今日、ユーザの要求の高い横長の表示パネル1においては、既に説明したように、1280×768もの表示画素PXが存在する(R,G,B単位では、合計数はその3倍である)。特に近年は、表示パネルの大きさが対角で40インチを超えるような画面の大きなFEDが広くユーザから求められている。このため、輝度が十分に得られるとともに、長期に亘って維持されることが必要である。なお、蛍光面221(または表示パネル1)の寿命は、初期の輝度に比較して概ね1/2に低下する(半減する)レベルとされている。
映像処理回路4は、上述したように、APL検出回路(平均検出回路)40とABL回路(輝度制限回路)41とを有する。
ところで、図2に示すように、表示画素PXから放射される光の強度(画像光の輝度)は、動作時間(累計表示時間)に比例して、次第に低下する。
ここで、図3に示すように、補正回路42に入力される輝度信号を、APL検出回路40およびABL回路41とにより、動作時間の累計すなわち(累計表示時間)に基づいた所定の時間Haにおいて、予め設定されたレベルまで増大させることにより、図2に示す通り、輝度(全白輝度)を、動作時間の累計がほとんどない初期時における輝度のレベルまで向上させることができる。
すなわち、補正回路42は、図示しない動作時間カウンタもしくは図示しない輝度レベル検出器(通常は、映像処理回路4から補正回路42を通じてXドライバ2の個々のバッファ23に供給される駆動電圧に対応する駆動電流の大きさを検出する)により検出される累計動作時間を参照し、所定時間経過時に、バッファ23に供給される駆動電圧を増大させる。
従って、図2に示したように、表示画素PXから放射される光の強度(画像の輝度)は、動作時間(累計表示時間)に比例して次第に低下するものの、動作時間の累計に基づいた所定時間Haにおいて、駆動電圧が増大されることにより、動作時間の累計がほとんどない初期時における輝度のレベルまで向上される。
これにより、表示パネル1の寿命が非制御時(図2の点線の曲線)に比較して大幅に増大される。
なお、駆動電圧を増大させる際の増加率やそのタイミング(累計動作時間)は、映像処理回路4が出力可能な駆動電圧の範囲で任意に設定可能であることはいうまでもない。
図4および図5に、図1に示した画像表示装置に組み込まれる表示パネルの構造の一例を示す。
表示パネル1は、電子放出素子(電子源すなわちエミッタ)11を有する電子源側基板(第1基板、以下リアパネルと呼称する)100と、リアパネル100に所定の間隔で対向され、エミッタ11から出力された電子線が照射されることで蛍光を出力する蛍光面(R,G,B蛍光体12)を含む蛍光面側基板(第2基板、以下フェースプレートと呼称する)200とを有する。
リアパネル100およびフェースプレート200は、それぞれ、所定面積が与えられた矩形状の背面(電子源側)ガラス基材101と前面(蛍光面側)201とを含み、それぞれの基材101および201の主要な部分すなわち表示領域相当部には、電子源(電子放出素子)と蛍光体(発光素子)とが所定数設けられている。
両基板100,200は、1〜2mmのギャップ(間隔)で対向され、両基板100,200の周縁部に設けられる側壁301により、相互に接合されている。すなわち、表示パネル1は、2枚の基板100,200と側壁301とにより密閉構造の外囲器401となる。なお、外囲器401の内部は、例えば10−4Pa程度の真空度に維持される。
リアパネル100およびフェースプレート200のガラス基材相互間には、外囲器401として組み立てられた状態で、それぞれに作用する大気圧に抗するため、板状あるいは柱状に形成された多数のスペーサ501が配置されている。
フェースプレート200に用いられるガラス基材201の一方の面、すなわち外囲器401として組み立てた際に内側に面する面には、上述したR,G,Bのそれぞれの蛍光体12が所定の順に配列された蛍光面211が設けられている。なお、蛍光面211には、後段に詳述するが、アノード電極として機能する金属薄膜(メタルバック層)が設けられる。なお、電子源とアノード電極との間に、例えば10〜15kVの掃引電圧が印加される。
蛍光面211には、図4および図5に示すように、リアパネル100の個々のエミッタ11から放射される電子が衝突されることでR,G,Bの光を放出する3種類の蛍光体12−1(R),12−2(G),12−3(B)と、それぞれの蛍光体を区画するマトリックス状に配列された光遮光層(ブラックマスク)221が設けられている。
各蛍光体12−1,12−2,12−3は、フェースプレート200(ガラス基材201)の長手方向を第1方向(X方向)、X方向(長手方向)と直交する幅方向を第2方向(Y方向)とした場合、例えばY方向に延びたストライプ状に形成されている。なお、各蛍光体12−1〜−3は、前に説明したが、3つを1単位として配列される。
光遮光層221は、例えばカーボンとバインダ材との混合物であって、その抵抗値が、例えば103〜108[Ω]に設定されている。なお、バインダ材の含有量は、最大で80%に規定されている。
光遮光層(ブラックマスク)221は、図4および図5から容易に理解できるとおり、X方向(列方向)とY方向(行方向)のそれぞれに、1280×3列および768行、配列されているとする。例えば、1画素の大きさを0.6mm四方とすると、個々の蛍光体層が帯状に伸びるY方向に関しては、その幅(X方向)に対応する領域の太さは、横線部の太さに比較して、狭い。一例を示すと、縦線部の幅は、R,G,Bからなる1画素間すなわちB(12−3)とR(12−1)との間で20〜100μm、より好ましくは40〜50μmで、残りの部分すなわちR(12−1)とG(12−2)もしくはG(12−2)とB(12−3)との間20〜100μm、より好ましくは20〜30μmである。これに対し、横線部の幅は、150〜450μm、より好ましくは300μmである。
蛍光面211には、光遮光層221により区画されたそれぞれの蛍光体領域12−1,12−2,12−3を覆う全面に設けられ、表面に凹凸のある蛍光体領域に、以下に説明するように、アノード電極として機能するとともに各蛍光体領域で放出された光をガラス基板201側に反射させるために利用される金属薄層すなわちメタルバック層231が、所定の厚さに形成される。なお、メタルバック層という用語を用いているが、この層は、アノードとして機能することが可能であれば、金属(メタル)に限定されるものではなく、種々の材料を使うことが可能である。また、メタルバック層231が形成されるに先だって、蛍光体領域の全面に、例えば樹脂等の蛍光体粒子を相互に固定することのできる平滑化層が設けられてもよい。
以上説明したように、映像処理回路において、輝度低下時にAPL設定レベルを変えることにより、初期時の輝度とすることができ、これにより大幅に寿命が増大できる。
上述の各実施形態では、映像処理回路からXドライバ(信号線駆動回路)に入力される輝度信号を、APL検出回路およびABL回路とにより、動作時間の累計すなわち(累計表示時間)に基づいた所定の時間を区切りとして、予め設定されたレベルまで増大させることにより、表示パネルから出力される光の輝度(全白輝度)を、動作時間の累計がほとんどない初期時における輝度のレベルまで向上させることができる。なお、駆動信号が電圧振幅駆動方式であってもパルス幅変調駆動方式であってもかまわない。また、両駆動方式を併用する場合にも適用可能である。
なお、この発明は、前記各実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形もしくは変更が可能である。また、各実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて実施されてもよく、その場合、組み合わせによる効果が得られる。
1…表示パネル、2…信号線駆動回路、3…走査線駆動回路、4…映像信号処理回路、11…表面伝導型電子放出素子(エミッタ)、12…蛍光体、12−1…蛍光体(R)、12−2…蛍光体(G)、12−3…蛍光体(B)、20…ラインメモリ、21…駆動信号発生部、22…パルス幅変調回路、23…出力バッファ(AMP)、31…シフトレジスタ、32…出力バッファ(AMP)、40…APL検出回路、41…ABL回路、42…補正回路、100…リアパネル(電子源側基板,第1基板)、101…第1基板の基材、200…フェースプレート(蛍光面側基板,第2基板)、201…第2基板の基材、211…蛍光面、221…光遮光層(ブラックマスク)、231…メタルバック層(金属薄膜,掃引電圧印加部)、241…ゲッタ(不純物吸着)層、301…側壁、401…密閉構造(外囲器)、501…スペーサ。
Claims (7)
- 電子線源を保持した第1基板と、前記電子線源から出力された電子線が照射されることで所定の色の光を出力するマトリクス状に区画された複数の蛍光体を含む蛍光体層を保持し、前記第1基板に所定間隔で対向された第2基板と、前記第1基板および前記第2基板を密閉構造とする側壁と、を備える表示パネルの駆動方法において、
蛍光体層の個々の区画された蛍光体を発光させる駆動回路に供給される駆動電圧を、累計動作時間または駆動電流の大きさを参照し、所定時間経過時に、駆動回路に供給される駆動電圧を増大させることを特徴とする画像表示装置の駆動方法。 - 駆動回路に供給される駆動電圧は、任意のタイミングで任意の大きさだけ増大可能であることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置の駆動方法。
- 駆動電圧が増大される少なくとも1つのタイミングは、表示画素から白画像を出力させた際の輝度が初期の輝度の概ね1/2の輝度となるタイミングであることを特徴とする請求項2記載の画像表示装置の駆動方法。
- 複数の走査線と、
前記複数の走査線に交差する複数の信号線と、
前記複数の走査線および前記複数の信号線との交差位置に配置され各々一対の走査線および信号線間の画素電圧に対応して駆動される複数の表示画素と、
前記複数の走査線を順次駆動する走査線ドライバと、
前記走査線ドライバによって前記複数の走査線の各々が駆動される間に前記複数の信号線を駆動する信号線ドライバと、
個々の前記表示画素を発光させるための、それぞれの画素に供給される駆動電圧を、累計動作時間または駆動電流の大きさを参照し、所定時間経過時に、前記信号線ドライバに供給される駆動電圧を増大させる駆動電圧補正回路と、
を有することを特徴とする画像表示装置。 - 前記駆動電圧補正回路は、入力される映像信号のレベルを合計して平均レベルを検出するAPL検出回路と、高輝度部分の面積が多い画像パターンについて輝度を一律に低下させるために前記APL検出回路によって検出された平均レベルに基づいて入力される映像信号の輝度レベルを設定するABL回路とにより生成される補正信号に従って、前記信号線ドライバに供給される駆動電圧を設定することを特徴とする請求項4記載の画像表示装置。
- 複数の走査線と、
前記複数の走査線に交差する複数の信号線と、
前記複数の走査線および前記複数の信号線との交差位置に配置され各々一対の走査線および信号線間の画素電圧に対応して駆動される複数の表示画素とを備える画像表示装置の駆動方法であって、
前記複数の走査線を順次駆動し、前記複数の走査線の各々が駆動される間に複数の信号線を駆動して、個々の表示画素を発光させる際に、それぞれの前記表示画素に供給される駆動電圧を、累計動作時間または駆動電流の大きさを参照して検知される所定時間経過時に、所定のレベルまで増大されることを特徴とする画像表示装置の駆動方法。 - 駆動回路に供給される駆動電圧は、任意のタイミングで任意の大きさだけ増大可能であることを特徴とする請求項6記載の画像表示装置の駆動方法。
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