JP2006023578A - 平面表示装置および表示装置の輝度制御方法 - Google Patents

平面表示装置および表示装置の輝度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表示素子特性にバラツキがあっても表示品位を落とすことなく輝度斑のない滑らかな表示画面を得ることができる。
【解決手段】補正データ処理回路7はタイミング・レベル制御回路5のタイミング制御に従い、補正用データ生成処理回路6の画素間輝度補正テーブル6Aから1ライン分の表示画素に対する補正値をもつ補正データを読み出し、各走査線Y(Y1〜Ym)の走査毎に、走査される信号線X(X1〜Xn)に対応する1水平ライン分(n個)の補正データを画像信号処理回路8に送出する。画像信号処理回路8は1水平走査期間毎に上記入力信号処理回路4から受けた1水平ライン分のRGB映像信号をサンプリングして生成した1ライン分の階調データ(映像データ)に、上記補正データ処理回路7から受けた1ライン分の補正データをもとに輝度補正を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の表示画素が各々発光型または受光型の表示素子として形成される平面表示装置、並びにこの種表示装置の輝度制御方法に関する。
近年、偏平な平面パネル構造の画像表示装置として、液晶ディスプレイ(LCD)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)、プラズマディスプレイ(PDP)等が知られている。また、FEDの一種として、表面伝導型の電子放出素子を備えたSED(Surface-conduction Electron-emitter Display)の開発が進められている。
SEDは、所定の隙間を置いて対向配置された前面基板および背面基板を有する。これらの基板は、矩形枠状の側壁を介して周縁部を互いに接合され、内部を真空にされて偏平な平面パネル構造の真空外囲器を構成している。前面基板の内面には3色(R,G,B)の蛍光体層が形成され、背面基板の内面には、蛍光体層を励起発光させる電子の放出源として、画素毎に対応する多数の電子放出素子が整列配置されている。また、背面基板の内面上には、電子放出素子を駆動するための多数本の配線がマトリックス状に設けられ、その端部は真空外囲器の外部に引き出されている。前面基板と背面基板の間には板状のグリッドが配設されている。このグリッドには、電子放出素子に対して整列した位置関係で多数のビーム通過孔が形成されている。
このSEDを動作させる場合は、基板間に10[kV]程度の高電圧を与え、配線に接続した駆動回路を介して各電子放出素子に選択的に駆動電圧を印加することにより、各電子放出素子から選択的に電子ビームが放出され、これら電子ビームが、グリッドの対応するビーム通過孔を通って対応する蛍光体層に照射され、蛍光体層が励起発光されてカラー画像が表示されるようになっている。この際、上記SEDの表示パネルにマトリクス状に配列された各電子放出素子は駆動回路により表示駆動される。
この駆動回路は、複数の走査線の一端に接続される走査電圧ドライバ(Yドライバ)と、複数の信号線の一端に接続される画像電圧ドライバ(Xドライバ)を含む。Yドライバは走査信号を用いて複数の走査線を順次駆動し、Xドライバは各走査線が駆動される間に映像信号に対応した駆動信号を用いて複数の信号線を駆動する。各表示画素は対応信号線および対応走査線間の画素電圧に対応した輝度で発光する。
特開2002−221933号公報
ところで、上述のようなSEDに於いては、表示画素を構成する素子(電子放出源)の製造プロセスに於いて発生する素子特性のバラツキをなくすことが困難であり、例えば表示パネルをゼロ階調に近い低輝度状態で駆動しているとき、表示輝度の突出した画素が点在すると、斑画面となり画面全体がざらついた表示イメージとなって表示品位が著しく低下する。この低輝度状態下に於ける表示輝度の斑は、表示画素を構成する電子放出素子のカットオフ電圧の差異により生ずる。
上述したように従来では表示素子特性のバラツキにより均一な輝度分布を得る上で問題があり、表示画面を構成する電子放出源にカットオフ電圧の異なる電子放出源が混在すると、表示パネルをゼロ階調に近い低輝度状態で駆動しているとき、表示輝度の突出した画素が点在し、画面全体がざらついた表示イメージとなって表示品位が著しく低下するという問題があった。
本発明の目的は、表示素子特性にバラツキがあっても表示品位を落とすことなく輝度斑のない滑らかな表示画面を得ることができる平面表示装置および表示装置の駆動制御方法を提供することにある。
本発明によれば、複数の表示画素をマトリクス状に配置した表示パネルと、前記表示パネルに配置された複数の表示画素を映像信号に対応して駆動する駆動部と、前記表示パネルに配置された複数の表示画素に於ける素子特性の差異を補償するために前記映像信号を補正する映像信号処理部とを有し、前記映像信号処理部は、前記表示パネルに配置された複数の表示画素中に、輝度が周辺画素に対して突出する特定画素が含まれるとき、前記周辺画素を補正対象として、当該補正対象画素に対し、前記特定画素との輝度差に応じた輝度補正を行う処理手段を具備した平面表示装置が提供される。
また本発明によれば、複数の走査線と信号線との各交差位置に表示画素をマトリクス配置した表示パネルと、前記複数の走査線を順次駆動する走査線ドライバと、前記走査線ドライバによって前記複数の走査線の各々が駆動される間に映像信号の階調レベルに対応するパルス幅の駆動信号により前記複数の信号線を駆動する信号線ドライバとを備えた表示装置の輝度制御方法において、前記表示パネルに配置された複数の表示画素中に、輝度が周辺画素に対して突出する特定画素が含まれるとき、前記周辺画素を補正対象として、当該補正対象画素に対し、前記特定画素との輝度差に応じた輝度補正を行う表示装置の輝度制御方法が提供される。
また本発明によれば、複数の走査線と信号線との各交差位置に表示画素をマトリクス配置した表示パネルと、前記複数の走査線を順次駆動する走査線ドライバと、前記走査線ドライバによって前記複数の走査線の各々が駆動される間に映像信号の階調レベルに対応するパルス幅の駆動信号により前記複数の信号線を駆動する信号線ドライバとを備えた表示装置の輝度制御方法において、前記表示パネルに配置された複数の表示画素中に、輝度が周辺の画素に対して突出する特定画素が含まれるとき、当該特定画素を除いた各画素を補正対象として、当該補正対象画素に対し、前記特定画素との輝度差に応じた輝度補正を行う表示装置の輝度制御方法が提供される。
また本発明によれば、複数の走査線と信号線との各交差位置に表示画素をマトリクス配置した表示パネルと、前記複数の走査線を順次駆動する走査線ドライバと、前記走査線ドライバによって前記複数の走査線の各々が駆動される間に映像信号の階調レベルに対応するパルス幅の駆動信号により前記複数の信号線を駆動する信号線ドライバとを備えた表示装置の輝度制御方法において、前記表示パネルに配置された複数の表示画素中に、輝度が周辺画素に対して突出する特定画素が含まれるとき、前記特定画素と前記周辺画素との輝度差が所定値以下であるときは、前記特定画素を除いた各画素を補正対象として、当該補正対象画素に対し、前記特定画素との輝度差に応じた輝度補正を行い、前記輝度差が所定値を超えているときは、前記周辺画素を補正対象として、当該補正対象画素に対し、前記特定画素との輝度差に応じた輝度補正を行う表示装置の輝度制御方法が提供される。
表示素子特性にバラツキがあっても表示品位を落とすことなく輝度斑のない滑らかな表示画面を得ることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る平面表示装置について添付図面を参照して説明する。ここではカラー表示画素数が横:縦=1280:720というXGA解像度の表面伝導型の電子放出素子を備えたSEDを例に採る。
図1はこの平面表示装置の回路構成を概略的に示す。平面表示装置は、表示パネル1、画像電圧ドライバ(Xドライバ)2、走査電圧ドライバ(Yドライバ)3、入力信号処理回路4、タイミング・レベル制御回路5、補正用データ生成処理回路6、補正データ処理回路7、および画像信号処理回路8等を備える。
表示パネル1は、横(水平)方向に配されたm(=720)本の走査線Y(Y1〜Ym)と、これら走査線Y1〜Ymに交差して縦(垂直)方向に配されたn(=1280×3)本の信号線X(X1〜Xn)と、これら走査線Y1〜Ymおよび信号線X1〜Xnの交差位置近傍に配置され表示画面を構成するm×n(=約276万)個の表示画素PXとを支持基板上に有する。
各カラー表示画素は水平方向において隣接する3個の表示画素PXにより構成される。このカラー表示画素では、3個の表示画素PXがそれぞれ電子放出源となる表面伝導型電子放出素子11およびこれら電子放出素子11から放出される電子ビームにより発光する赤(R)、緑(G)、および青(B)の蛍光体12により構成される。すなわち蛍光体スクリーンの各表示画素と電子放出源とは一対一に対応している。各走査線Yは対応行の表示画素PXの電子放出素子11に接続される走査電極として用いられ、各信号線Xは対応列の表示画素PXの電子放出素子11に接続される信号電極として用いられる。
Xドライバ2、Yドライバ3、入力信号処理回路4、タイミング・レベル制御回路5、補正用データ生成処理回路6、補正データ処理回路7、および画像信号処理回路8はそれぞれ表示パネル1に対する表示用駆動回路として用いられ、表示パネル1の周囲に配置される。Xドライバ2は信号線X1〜Xnに接続され、Yドライバ3は走査線Y1〜Ymに接続される。入力信号処理回路4は外部の信号源から供給されるRGB映像信号および同期信号の入力処理を行い、映像信号を画像信号処理回路8に供給し、同期信号をタイミング・レベル制御回路5に供給する。タイミング・レベル制御回路5は入力信号処理回路4から受けた同期信号(垂直同期信号および水平同期信号)に基づいてXドライバ2、Yドライバ3、補正データ処理回路7、および画像信号処理回路8の動作タイミングを制御する。この制御により、Yドライバ3は走査信号を用いて走査線Y1〜Ymを順次駆動し、Xドライバ2は走査線Y1〜Ymの各々がYドライバ3によって駆動される間に画像信号処理回路8から出力される1水平ライン分の映像信号に対応して信号線X1〜Xnを駆動する。
補正用データ生成処理回路6は、表示パネル1の輝度調整時において、後述する測定器20より取得した表示パネル1の全画素データをもとに、表示パネル1に配置された複数の表示画素中に、輝度が周辺画素に対して突出する特定画素が含まれるとき、その周辺画素を補正対象として、当該補正対象画素に対し、上記特定画素との輝度差に応じた輝度補正を行うための画素間輝度補正テーブル6Aを生成し保持する。この画素間輝度補正テーブル6Aのデータ例等については後述する。
測定器20は表示パネル1の輝度調整時においてのみ用いられるもので、表示パネル1上の表示画素に対して、ゼロ階調近傍の低輝度レベルの電圧を印加し、その印加電圧を段階的に可変して、各段階毎の表示パネル1上の画像パターン(表示画素各々の発光状態)を観察し、各段階毎の画像パターンに対応する全画素データを生成して補正用データ生成処理回路6に供給する。この際の測定例としては、表示パネル1を、測定用に定めた段階的に可変可能な走査電圧、若しくは一定の走査電圧と最小階調(0階調)から段階的に変化する映像信号電圧とにより駆動して、その各段階毎の表示パネル1の全ての表示画素PXの輝度(発光)状態を観察し、その観察結果の内容から輝度レベルを表す全画素データを生成して、この全画素データを補正用データ生成処理回路6に供給する。
補正用データ生成処理回路6は、プロセッサ機能および画素間輝度補正テーブル6Aを有する。画素間輝度補正テーブル6Aは表示パネル1の表示画素各々に対応する記憶領域を有して構成される。補正用データ生成処理回路6は、表示パネル1の輝度調整時において、測定器20より表示パネル1の低輝度レベルでの全画素データを取得し、取得したデータをもとに、表示パネル1に配置された複数の表示画素中に、輝度が周辺画素に対して突出する(明るさが目立つ)特定画素が含まれているか否かを判定して、特定画素が含まれているとき、その周辺画素を補正対象として、当該補正対象画素に対し、上記特定画素との輝度差に応じた輝度補正を行うための補正値を生成し、この補正値を画素間輝度補正テーブル6Aに表示画素に対応付けて記憶する。この際の補正対象画素としては、表示パネル1にマトリクス配置された表示画素について、例えば特定画素を中心に、当該特定画素から放射状(縦、横、斜めの八方向)に連なる2乃至5画素程度を対象に、これを補正対象画素とする。これらの補正対象画素に対して、特定画素から離れる画素毎に補正量を低減するように補正値を設定する。例えば、階調数を0階調〜1023階調としたとき、階調1の表示状態下に於いて、大半の表示素子が階調1の表示状態(明るさ)にある中で、極く少数の表示素子が階調4の表示状態にある場合、階調4の表示状態にある表示素子を特定素子として、その特定素子に隣接する周囲の各素子に2階調分底上げした階調3の表示状態になる補正値を設定し、さらにその素子に隣接する各素子に1階調分底上げした階調2の表示状態になる補正値を設定する。この際の具体的な輝度調整については図面を参照して後述する。
補正データ処理回路7はタイミング・レベル制御回路5のタイミング制御に従い、上記補正用データ生成処理回路6の画素間輝度補正テーブル6Aから1ライン分の表示画素に対する補正値をもつ補正データを読み出し、各走査線Y(Y1〜Ym)の走査毎に、走査される信号線X(X1〜Xn)に対応する1水平ライン分(n個)の補正データを画像信号処理回路8に送出する。
画像信号処理回路8は1水平走査期間毎に上記入力信号処理回路4から受けた1水平ライン分のRGB映像信号をサンプリングして並列的に出力するラインメモリを有し、上記RGB映像信号をサンプリングして生成した1ライン分の階調データ(映像データ)に、上記補正データ処理回路7から受けた1ライン分の補正データをもとに上記ラインメモリ上でライン上の各表示素子に輝度補正を行い、Xドライバ2に並列的に出力する。
ここで、上記画素間輝度補正テーブル6Aを用いた輝度調整について図2乃至図6を参照して説明する。
SEDの表示パネル1にマトリクス配置される電子放出素子の中には極く少数ではあるが低輝度レベルに於いて周囲の画素に比べて輝度が高く明るさが目立つ素子(特定素子若しくは輝度が高いイレギュラーな素子と称す)が混在する場合がある。この特定素子とその周囲に配置される大半の標準的な輝度特性の素子(通常素子と称す)との各素子特性の違いを図2にV−I特性で示している。ここでは通常素子の特性をA、特定素子の特性をBで示している。特性Aの素子は、ある一定のカットオフ電圧を超えると印加する電圧(V)に応じて電流(I)が増加するが、特性Bの素子は特性Aの素子より低い電位から一定の電流の放出が始まる。この電流は微少であるためにカットオフ電圧以上で通常の電子放出が始まると徐々にその電流量に吸収されて目立たなくなる。しかし、階調の低い低輝度の表示画面(暗い映像など)では、この画素間の輝度差によりザラザラした表示画面になり表示品位が低下するという問題がある。この際の輝度が高いイレギュラーな素子による表示画素の輝度は、例えば0.5〜1cd/m程度であり、高輝度領域(TVでは100〜400cd/m)では、画素間の差は1%以下で目立たないが、1cd/m近傍の領域では約2倍の大きな差となり目立ってしまう。
そこで、本発明は、表示パネル1の低輝度状態での各画素の輝度を計測し、図3に示すように、輝度の高いイレギュラーな画素(画素6)の輝度に、その周辺の画素(画素1〜5,7〜9)の輝度を合わせるように周辺画素の輝度を連続的に変化させて(補正して)表示画面のザラザラ感を低減する。この例では輝度の高いイレギュラーな画素(特定画素)に対してその放射方向に連なる3つの周辺画素を補正対象画素として、当該補正対象画素に対して、特定画素から離れる画素毎に補正量が一定の割合で漸減するように補正を行っている。この際の補正(r3〜r5,r7〜r9)は上述したように映像信号の補正により行われる。
この際の補正は、補正データ処理回路7がタイミング・レベル制御回路5のタイミング制御に従い、補正用データ生成処理回路6の画素間輝度補正テーブル6Aから1ライン分の表示画素に対する補正値をもつ補正データを読み出し、各走査線Y(Y1〜Ym)の走査毎に、走査される信号線X(X1〜Xn)に対応する1水平ライン分(n個)の補正データを画像信号処理回路8に送出し、画像信号処理回路8が1水平走査期間毎に上記入力信号処理回路4から受けた1水平ライン分のRGB映像信号をサンプリングして生成した1ライン分の階調データ(映像データ)に、上記補正データ処理回路7から受けた1ライン分の補正データをもとに輝度補正を行うことにより行われる。この補正は、映像信号レベルを補正値に従い底上げして輝度補正を行う方法、若しくは映像信号の階調レベルに従う時間幅で信号線を駆動する方式に於いて上記補正データをもとに上記時間幅を拡幅して輝度補正を行う方法のいずれであってもよい。
上記図3に示した例は、輝度の高いイレギュラーな画素(特定画素)に対してその放射方向に連なる3つの周辺画素を補正対象画素として、当該補正対象画素に対して、特定画素から離れる画素毎に補正量が一定の割合で漸減するように補正を行っているが、特定画素に対してその放射方向に連なる2つの周辺画素を補正対象画素として、当該補正対象画素に対して、特定画素から離れる画素毎に補正量が一定の割合で漸減するように補正を行う例を図4に示している。この図4に示す例では、表示パネル1の表示階調数を例えば0階調〜1023階調としたとき、階調1の表示状態下に於いて、大半の表示素子が階調1の表示状態(明るさ)にある中で、極く少数の表示素子が階調4の表示状態にある場合、この階調4の表示状態にある表示素子を特定素子PX(a)として、その特定素子PX(a)に対して放射方向に連なる2つの周辺画素を補正対象画素PX(b)として、当該補正対象画素PX(b)に対して、特定画素から離れる画素毎に補正量が一定の割合で漸減するように補正を行っている。
図5に示す例では、表示パネル1の表示階調数を上記図4と同様の階調としたとき、階調1の表示状態下に於いて、大半の表示素子が階調1の表示状態(明るさ)にある中で、2つの表示素子が、いくつかの表示素子を挟んで、階調5の表示状態にある場合、この階調5の表示状態にある表示素子を特定素子PX(a)として、その特定素子PX(a)に対して放射方向に連なる2つの周辺画素を補正対象画素PX(b)として、当該補正対象画素PX(b)に対して、特定画素から離れる画素毎に補正量が一定の割合で漸減する(階調4→3→2)ように補正を行っている。さらに上記2つの特定素子PX(a)に挟まれた各表示素子に対しては、その2つの特定素子PX(a)の輝度が互いに目立たなくなるように特定素子PX(a)の輝度に近い輝度となるように補正を行っている。
図6には、上記した各補正例が、特定画素から離れる画素毎に補正量が一定の割合で漸減するように表示素子の輝度を階調レベルに従い補正していたのに対して、特定画素の輝度と大半の標準的な輝度特性の通常素子との輝度差がある程度低い場合(例えば0.5〜1cd/mの範囲内)に、特定画素を除いた各表示画素を一律に輝度補正する補正例を示している。この図6に示す例では、輝度の高いイレギュラーな特定画素(画素6)に対して、その特定画素を除く各表示画素をそれぞれ補正対象画素として、一律に特定画素の輝度を超えない一定の範囲(L1−L2)内で輝度補正している。この補正は上述したように映像信号の底上げにより行う。この輝度補正手段は、特定画素の輝度と大半の標準的な輝度特性の通常素子との輝度差がある程度低い場合に有効な補正手段となる。このような補正に於いても輝度斑のない滑らかな表示画面を得ることができる。
なお、上述した実施形態ではSEDを対象に電子放出素子のカットオフ電圧の差異に起因する輝度斑を補償するように画素単位の輝度補正を行っているが、SEDに限らず、カットオフ電圧の差異が生じ得る電子放出素子を配列した、例えばFED等の画像表示装置に於いても本発明を適用可能である。また本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
本発明の実施形態に係る平面表示装置の構成を示すブロック図。 上記実施形態に係る表示画素のカットオフ電圧の差異によるV−I特性の一例を示す図。 上記実施形態に係る輝度補正動作を説明するための補正例を示す図。 上記実施形態に係る輝度補正動作を説明するための補正例を示す図。 上記実施形態に係る輝度補正動作を説明するための補正例を示す図。 上記実施形態に係る輝度補正動作を説明するための補正例を示す図。
符号の説明
1…表示パネル、2…Xドライバ、3…Yドライバ、4…入力信号処理回路、5…タイミング・レベル制御回路、6…補正用データ生成処理回路、6A…画素間輝度補正テーブル、7…補正データ処理回路、8…画像信号処理回路、11…表面伝導型電子放出素子、12…蛍光体、20…測定器、X…信号線、Y…走査線、PX…表示画素。

Claims (11)

  1. 複数の表示画素をマトリクス状に配置した表示パネルと、
    前記表示パネルに配置された複数の表示画素を映像信号に対応して駆動する駆動部と、
    前記表示パネルに配置された複数の表示画素に於ける素子特性の差異を補償するために前記映像信号を補正する映像信号処理部とを有し、
    前記映像信号処理部は、前記表示パネルに配置された複数の表示画素中に、輝度が周辺画素に対して突出する特定画素が含まれるとき、前記周辺画素を補正対象として、当該補正対象画素に対し、前記特定画素との輝度差に応じた輝度補正を行う処理手段を具備することを特徴とする平面表示装置。
  2. 前記処理手段は、前記表示パネルを低輝度状態で駆動した際の前記特定画素と前記周辺画素との輝度差をもとに決定した前記特定画素に対する前記周辺画素の補正値を保持するテーブルを備え、当該テーブルを参照して前記映像信号を補正することを特徴とする請求項1記載の平面表示装置。
  3. 前記テーブルには、前記特定画素からその周辺に放射状に配される複数の画素を補正対象画素として、当該補正対象画素各々に、前記特定画素から離間する毎に補正量が減少する補正値を記憶したことを特徴とする請求項2記載の平面表示装置。
  4. 前記テーブルには、前記特定画素に隣接する周囲の画素それぞれに、前記特定画素と前記周囲の画素との輝度差に応じた補正値を記憶したことを特徴とする請求項2記載の平面表示装置。
  5. 前記処理手段は、前記表示パネルに配置された複数の表示画素中に、輝度が周辺画素に対して突出する特定画素が含まれるとき、当該特定画素を除いた各画素を補正対象として、当該補正対象画素に対し、前記特定画素との輝度差に応じた輝度補正を行う請求項1記載の平面表示装置。
  6. 複数の走査線と信号線との各交差位置に表示画素をマトリクス配置した表示パネルと、前記複数の走査線を順次駆動する走査線ドライバと、前記走査線ドライバによって前記複数の走査線の各々が駆動される間に映像信号の階調レベルに対応するパルス幅の駆動信号により前記複数の信号線を駆動する信号線ドライバとを備えた表示装置の輝度制御方法において、
    前記表示パネルに配置された複数の表示画素中に、輝度が周辺画素に対して突出する特定画素が含まれるとき、前記周辺画素を補正対象として、当該補正対象画素に対し、前記特定画素との輝度差に応じた輝度補正を行うことを特徴とする表示装置の輝度制御方法。
  7. 前記輝度補正は、前記表示パネルを低輝度状態で駆動した際の前記特定画素と前記周辺画素との輝度差をもとに決定した前記特定画素に対する前記周辺画素の補正値を保持するテーブルを備え、当該テーブルを参照して行う請求項6記載の表示装置の輝度制御方法。
  8. 前記テーブルには、前記特定画素からその周辺に放射状に配される複数の画素を補正対象画素として、当該補正対象画素各々に、前記特定画素から離間する毎に補正量が減少する補正値を記憶した請求項7記載の表示装置の輝度制御方法。
  9. 前記テーブルには、前記特定画素に隣接する周囲の画素それぞれに、前記特定画素と前記周囲の画素との輝度差に応じた補正値を記憶した請求項7記載の表示装置の輝度制御方法。
  10. 複数の走査線と信号線との各交差位置に表示画素をマトリクス配置した表示パネルと、前記複数の走査線を順次駆動する走査線ドライバと、前記走査線ドライバによって前記複数の走査線の各々が駆動される間に映像信号の階調レベルに対応するパルス幅の駆動信号により前記複数の信号線を駆動する信号線ドライバとを備えた表示装置の輝度制御方法において、
    前記表示パネルに配置された複数の表示画素中に、輝度が周辺の画素に対して突出する特定画素が含まれるとき、当該特定画素を除いた各画素を補正対象として、当該補正対象画素に対し、前記特定画素との輝度差に応じた輝度補正を行うことを特徴とする表示装置の輝度制御方法。
  11. 複数の走査線と信号線との各交差位置に表示画素をマトリクス配置した表示パネルと、前記複数の走査線を順次駆動する走査線ドライバと、前記走査線ドライバによって前記複数の走査線の各々が駆動される間に映像信号の階調レベルに対応するパルス幅の駆動信号により前記複数の信号線を駆動する信号線ドライバとを備えた表示装置の輝度制御方法において、
    前記表示パネルに配置された複数の表示画素中に、輝度が周辺画素に対して突出する特定画素が含まれるとき、前記特定画素と前記周辺画素との輝度差が所定値以下であるときは、前記特定画素を除いた各画素を補正対象として、当該補正対象画素に対し、前記特定画素との輝度差に応じた輝度補正を行い、前記輝度差が所定値を超えているときは、前記周辺画素を補正対象として、当該補正対象画素に対し、前記特定画素との輝度差に応じた輝度補正を行うことを特徴とする表示装置の輝度制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013235075A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Mitsubishi Electric Corp 映像表示装置の画質改善方法

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