JP2006078590A - 平面表示装置および表示装置の駆動制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】輝度劣化の著しい特定表示色の表示画素に対し表示輝度を改善しホワイトバランスを補償する。
【解決手段】電源制御部6は、表示パネル1の累積駆動時間が設定された更新時間に達していると判定した際、パネル管理レジスタから補正電圧値を取得し、この補正電圧値をもとに生成した色補正信号CCにより、表示パネル1のG,Bの表示画素に配線された信号線Xに印加する信号線駆動電圧の幅(印加時間)をプラス補正し、G,Bの表示画素の輝度を改善して表示パネル1のホワイトバランスを補償する。
【選択図】図1
【解決手段】電源制御部6は、表示パネル1の累積駆動時間が設定された更新時間に達していると判定した際、パネル管理レジスタから補正電圧値を取得し、この補正電圧値をもとに生成した色補正信号CCにより、表示パネル1のG,Bの表示画素に配線された信号線Xに印加する信号線駆動電圧の幅(印加時間)をプラス補正し、G,Bの表示画素の輝度を改善して表示パネル1のホワイトバランスを補償する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の蛍光体層と前記複数の蛍光体層に対応した複数の電子放出素子とにより形成される複数の表示画素をマトリクス状に配置した表示パネルを備えた平面表示装置および表示装置の駆動制御方法に関する。
近年、偏平な平面パネル構造の画像表示装置として、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)等が知られている。また、FEDの一種として、表面伝導型の電子放出素子を備えたSED(Surface-conduction Electron-emitter Display)の開発が進められている。
SEDは、所定の隙間を置いて対向配置された前面基板および背面基板を有する。これらの基板は、矩形枠状の側壁を介して周縁部を互いに接合され、内部を真空にされて偏平な平面パネル構造の真空外囲器を構成している。前面基板の内面には3色(R,G,B)の蛍光体層を有する蛍光体スクリーンが設けられ、背面基板の内面には、蛍光体層を励起発光させる電子の放出源として、画素毎に対応する多数の電子放出素子が整列配置されている。また、背面基板の内面上には、電子放出素子を駆動するための多数本の配線がマトリックス状に設けられ、その端部は真空外囲器の外部に引き出されている。
このSEDを動作させる場合は、基板間に10[kV]程度の高電圧(アノード電圧)を与え、配線に接続した駆動回路を介して各電子放出素子に選択的に駆動電圧を印加することにより、各電子放出素子から選択的に電子ビームが放出され、これら電子ビームが所定の放物線軌道を描いて対応する蛍光体層に照射され、蛍光体層が励起発光されてカラー画像が表示されるようになっている。上記SEDの表示パネルにマトリクス状に配列された各電子放出素子は駆動回路により表示駆動される。この駆動回路は、複数の走査線の一端に接続される走査線ドライバ(Yドライバ)と、複数の信号線の一端に接続される信号線ドライバ(Xドライバ)を含む。Yドライバは走査信号を用いて複数の走査線を順次駆動し、Xドライバは各走査線が駆動される間に映像信号に応じてパルス変調された駆動信号若しくは映像信号に応じて電位が変化する駆動信号を用いて複数の信号線を駆動する。各表示画素は上記走査線上の走査信号と上記信号線上の映像信号に応じてパルス幅変調された駆動信号とに対応した輝度で発光する。
特開2002−221933号公報
ところで、上述のようなSEDに於いては、長時間の駆動により表示輝度が劣化する。この表示輝度の劣化要因は、蛍光体(蛍光体スクリーン)の劣化に因るところが大きい。この際、R,G,B3色の蛍光体層がともに同様の経年変化による特性で劣化した場合は当初設定したホワイトバランスがそのまま維持されるが、実際はR,G,Bそれぞれの蛍光体層に於いて経年変化による劣化の特性を異にする。特にRの蛍光体層に対して、G,Bの蛍光体層の劣化が著しい。従って当初設定したホワイトバランスが長期間の駆動により崩れるという問題があった。
本発明の目的は、長時間の駆動による特定色の表示輝度の劣化に伴うホワイトバランスの崩れを回路上で改善して経済的に有利な構成で長時間に亘り安定した表示特性を維持することのできる平面表示装置および表示装置の駆動制御方法を提供することにある。
本発明によれば、複数の蛍光体層と前記複数の蛍光体層に対応した複数の電子放出素子とにより形成される複数の表示画素をマトリクス状に配置した表示パネルと、前記表示パネルに配置された複数の表示画素を走査線と信号線の駆動電圧により駆動する駆動部と、前記表示パネルの累積駆動時間が予め設定された時間に達した際に、前記複数の表示画素に含まれる特定色の表示画素に対し前記信号線に印加する駆動電圧を補正して前記特定色の表示画素の輝度を補正するパネル管理手段とを具備した平面表示装置が提供される。
また前記平面表示装置に於いて、前記パネル管理手段は前記複数の蛍光体層に含まれる特定色の蛍光体層に対応する電子放出素子に印加される駆動電圧の幅若しくは値を補正して前記表示パネルのホワイトバランスを補償する平面表示装置が提供される。
また前記平面表示装置に於いて、前記表示パネルは赤、緑、青の蛍光体層を有し、前記パネル管理手段は、設定値に従い少なくとも赤の蛍光体層を除いた特定色の蛍光体層に対応する電子放出素子に印加される駆動電圧の幅を拡げ若しくは電圧値を上げて前記特定色の蛍光体層に対応する表示画素の輝度を上げる補正を行い前記表示パネルのホワイトバランスを補償する平面表示装置が提供される。
また前記平面表示装置に於いて、前記表示パネルは赤、緑、青の蛍光体層を有し、前記パネル管理手段は、設定値に従い赤の蛍光体層に対応する電子放出素子に印加される駆動電圧の幅を狭め若しくは電圧値を下降させて前記赤の蛍光体層に対応する表示画素の輝度を下げる補正を行い前記表示パネルのホワイトバランスを補償する平面表示装置が提供される。
また前記平面表示装置に於いて、前記パネル管理手段は、前記表示パネルの累積駆動時間を計数し累積して保持する計数手段と、前記計数手段に保持された表示パネルの累積駆動時間が予め設定された時間に達する度に、前記計数手段を初期化し、前記表示パネルの累積駆動時間が予め設定された時間に達する度に、前記特定色の蛍光体層に対応する電子放出素子に前記信号線を介して印加される駆動電圧の幅若しくは値を補正して前記特定色の表示画素の輝度を補正する色補正手段とを具備する平面表示装置が提供される。
また前記平面表示装置に於いて、前記パネル管理手段は、前記複数の蛍光体層に含まれる特定色の蛍光体層に対応する電子放出素子の駆動電圧を複数回に亘り更新するための時系列の複数の時間情報および補正値を保持した管理テーブルと、前記管理テーブルから時間情報を取得して、当該取得した時間情報が示す時間と前記表示パネルの累積駆動時間とを比較し、前記表示パネルの累積駆動時間が前記管理テーブルから取得した時間情報が示す時間に達したことを判定する判定手段と、前記判定手段の前記判定に従い前記管理テーブルから補正値を取得して、当該取得した補正値をもとに前記特定色の蛍光体層に対応する駆動電圧の幅若しくは値を補正する色補正手段とを具備する平面表示装置が提供される。
また前記平面表示装置に於いて前記判定手段は前記表示パネルの駆動開始の都度、前記管理テーブルから時間情報を取得して、当該取得した時間情報が示す時間と前記表示パネルの累積駆動時間とを比較する平面表示装置が提供される。
また本発明は、複数の蛍光体層と前記複数の蛍光体層に対応した複数の電子放出素子とにより形成される複数の表示画素をマトリクス状に配置した表示パネルと、前記表示パネルに配置された複数の表示画素を走査線と信号線の駆動信号により駆動する駆動部とを備えた表示装置の駆動制御方法に於いて、前記表示パネルの累積駆動時間が設定時間に達したか否かを判断し、前記表示パネルの累積駆動時間が設定時間に達したことを判断したとき、前記複数の表示画素に含まれる特定色の表示画素に対し前記信号線に印加する駆動電圧を補正して前記特定色の表示画素の輝度を補正することを特徴とする表示装置の駆動制御方法が提供される。
また本発明は、複数の蛍光体層と前記複数の蛍光体層に対応した複数の電子放出素子とにより形成される複数の表示画素をマトリクス状に配置した表示パネルと、前記表示パネルに配置された複数の表示画素を走査線と信号線の駆動信号により駆動する駆動部とを備えた表示装置の駆動制御方法に於いて、前記表示パネルの累積駆動時間が設定時間に達したか否かを判断し、前記表示パネルの累積駆動時間が設定時間に達したことを判断したとき、前記複数の蛍光体層に含まれる特定色の蛍光体層に対応する電子放出素子に印加される駆動電圧の幅若しくは値を設定された補正値にもとづき補正して前記表示パネルのホワイトバランスを補償することを特徴とする表示装置の駆動制御方法が提供される。
また前記表示装置の駆動制御方法に於いて、前記前記表示パネルは赤、緑、青の蛍光体層を有し、前記表示パネルの累積駆動時間が設定時間に達したことを判断したとき、設定値に従い少なくとも赤の蛍光体層を除いた特定色の蛍光体層に対応する電子放出素子に印加される駆動電圧の幅を拡げ若しくは電圧値を上げて前記特定色の蛍光体層に対応する表示画素の輝度を上げる補正を行い前記表示パネルのホワイトバランスを補償する表示装置の駆動制御方法が提供される。
また前記表示装置の駆動制御方法に於いて、前記表示パネルは赤、緑、青の蛍光体層を有し、前記表示パネルの累積駆動時間が設定時間に達したことを判断したとき、設定値に従い赤の蛍光体層に対応する電子放出素子に印加される駆動電圧の幅を狭め若しくは電圧値を下降させて前記赤の蛍光体層に対応する表示画素の輝度を下げる補正を行い前記表示パネルのホワイトバランスを補償する表示装置の駆動制御方法が提供される。
長時間の駆動による特定色の表示輝度の劣化に伴うホワイトバランスの崩れを回路上で改善したことにより、経済的に有利な構成で長時間に亘り安定した表示特性を維持することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る平面表示装置について添付図面を参照して説明する。ここではカラー表示画素数が横:縦=1280:720というXGA解像度の電子放出素子を備えたSEDを例に採る。
図1はこの平面表示装置の回路構成を概略的に示す。平面表示装置は、表示パネル1、画像電圧ドライバ(Xドライバ)2、走査電圧ドライバ(Yドライバ)3、入力信号処理回路5、電源制御部6等を備える。
表示パネル1は、横(水平)方向に配されたm(=720)本の走査線Y(Y1〜Ym)と、これら走査線Y1〜Ymに交差して縦(垂直)方向に配されたn(=1280×3)本の信号線X(X1〜Xn)と、これら走査線Y1〜Ymおよび信号線X1〜Xnの交差位置近傍に配置されて表示画面を構成するm×n(=約276万)個の表示画素PXとを支持基板上に有する。
各カラー表示画素は水平方向において隣接する3個の表示画素PXにより構成される。このカラー表示画素では、3個の表示画素PXがそれぞれ電子放出源となる電子放出素子11およびこれら電子放出素子11から放出される電子ビームにより発光する赤(R)、緑(G)、および青(B)の蛍光体12により構成される。すなわち蛍光体スクリーンの各表示画素と電子放出源とは一対一に対応している。各走査線Yは対応行の表示画素PXの電子放出素子11に接続される走査電極として用いられ、各信号線Xは対応列の表示画素PXの電子放出素子11に接続される信号電極として用いられる。
Xドライバ2、Yドライバ3、入力信号処理回路5、および電源制御部6はそれぞれ表示パネル1に対する表示用駆動回路として用いられ、表示パネル1の周囲に配置される。Xドライバ2は信号線X1〜Xnに接続され、Yドライバ3は走査線Y1〜Ymに接続される。
入力信号処理回路5は1水平ライン分の映像信号を一時記憶するラインメモリを有して外部の信号源から供給されるRGB映像信号および同期信号の入力処理を行う。入力信号処理回路5は上記ラインメモリに一時記憶した映像信号をXドライバ2に供給し、同期信号(垂直同期信号および水平同期信号)に従う動作タイミング信号をXドライバ2とYドライバ3に供給する。
電源制御部6は外部電源をもとに表示パネル1を含む表示装置全体の動作用電源を生成し供給制御するもので、マイクロプロセッサによるプログラム制御機能を有する。電源制御部6は表示パネル1の駆動用電源として、表示パネル1に、上述したアノード電圧に加え、Xドライバ2およびYドライバ3に駆動電圧(VDx,VDy)を供給する。Xドライバ2には信号線X(X1〜Xn)を駆動するための信号用の駆動電圧(VDx)を供給し、Yドライバ3には走査線Y(Y1〜Ym)を駆動するための走査用の駆動電圧(VDy)を供給する。
Yドライバ3は上記電源制御部6から供給された走査用の駆動電圧(VDy)と上記入力信号処理回路5から入力した動作タイミング信号とをもとに生成した走査線駆動電圧により走査線Y1〜Ymを順次駆動し、Xドライバ2は上記電源制御部6から供給された信号用の駆動電圧(VDx)と上記入力信号処理回路5から入力した1水平ライン分の映像信号および動作タイミング信号とをもとに生成した信号線駆動電圧により、走査線Y1〜Ymの各々がYドライバ3によって駆動される間に入力信号処理回路5から出力される1水平ライン分の映像信号に対応して信号線X1〜Xnを駆動する。尚、上記Xドライバ2は、信号用の駆動電圧(VDx)をもとに映像信号に従い電位が変化する信号を信号線駆動電圧として出力する構成と、映像信号の階調に従うパルス幅の駆動電圧(VDx)を信号線駆動電圧として出力する構成とがあり、本発明はそのいずれの構成に於いても適用可能であるが、この実施形態では、映像信号の階調に従うパルス幅の駆動電圧(VDx)を信号線駆動電圧として出力する構成を例に採る。
また電源制御部6は、表示パネル1の長期間に亘る駆動に対して生起する、表示画素の色別輝度劣化のばらつきに伴うホワイトバランスの崩れを補償するために、色補正信号CCを生成し、Xドライバ2に供給して、輝度劣化の著しい特定表示色の表示画素に対し表示輝度を改善しホワイトバランスを補償する。この実施形態では、上記色補正信号CCにより、Xドライバ2から出力されるG,Bの信号線駆動電圧のパルス幅が補正される。尚、電源制御部6に於ける上記色補正信号CCの生成手段並びに出力タイミングについては図3乃至図5を参照して後述する。
上記電源制御部6から出力される色補正信号CCにより、特定色の表示画素に対して信号線駆動電圧のパルス幅補正を行う機能を備えたXドライバ2の要部の構成を図2に示している。この実施形態では、表示パネル1の長時間駆動によるRGB各色の輝度劣化に於いて、Rの表示画素PXを構成するRの蛍光体12に対し、G(緑)およびB(青)の各表示画素PXを構成するGおよびBの蛍光体12の輝度劣化が著しいことから、Rの表示画素PXを構成するRの蛍光体12に対応して設けられる電子放出素子11に対しては輝度補正を行わず、GおよびBの表示画素PXを構成するGおよびBの蛍光体12に対応して設けられる電子放出素子11に対して輝度を改善するレベル補正を行う。
図2に示すように、Xドライバ2には、入力信号処理回路5に設けられたラインメモリ51から出力される1ライン分の映像信号に相当するカラー画素数のパルス幅制御回路(PWM)23、および出力バッファアンプ(AMP)24が設けられる。
パルス幅制御回路(PWM)23は、上記ラインメモリ51からカラー画素(RGB)単位の映像信号を入力して、その映像信号レベルに従うパルス幅のパルス信号を出力する。例えば0〜1023階調(1024階調)の表示を例にとると、映像信号レベルが最も大きい1023であるとき、最も幅の広い(最大幅の)パルス信号を出力し、映像信号レベルが1であるとき、上記最大幅のパルス信号に対して1/1024の幅をもつ最も狭い(最小幅の)パルス信号を出力し、映像信号レベルが0であるとき、パルス信号を出力しない。
さらに上記パルス幅制御回路(PWM)23は、GおよびBの表示画素PXを構成するGおよびBの蛍光体12に対応して設けられる電子放出素子11に対して輝度を改善するレベル補正を行う。
ここでは、上記1ライン分の映像信号に相当するカラー画素数のパルス幅制御回路(PWM)23,23,…のうち、輝度劣化補正の対象となる、GおよびBの表示画素に配線された信号線Xを駆動する各パルス幅制御回路(PWM)23に対し、上記電源制御部6から色補正信号入力端T2を介して設定された電圧レベルの色補正信号CCが供給される。この色補正信号CCは対応する映像信号に重畳され、これにより映像信号のレベルが色補正信号CCのレベル分だけプラス補正される。この色補正信号CCによるレベル補正は、1階調を超えないレベルの微少電圧によるレベル補正である。
出力バッファアンプ(AMP)24は、駆動電圧入力端T1を介して電源制御部6から信号用の駆動電圧(VDx)を入力し、対応して設けられたパルス幅制御回路(PWM)23から上記幅制御されたパルス信号を入力して、上記パルス信号を上記駆動電圧(VDx)に従うレベルに増幅し、信号線駆動電圧として表示パネル1の信号線Xに出力(印加)する。
このようにして、Xドライバ2は、電源制御部6から色補正信号CCを入力すると、その色補正信号CCにもとづいてRの表示画素を除いた、GおよびBの各表示画素に配線された信号線Xに供給される信号線駆動電圧のパルス幅をプラス補正し、Rの表示画素を除いた、G,Bの各表示画素の表示輝度を改善して、表示パネル1のホワイトバランスを補償する。
電源制御部6は、ドライバ2に上記ホワイトバランスの補償を行わせるために、図3に示すような、初期化処理ルーチンに含まれる表示パネル管理処理ルーチン20の実行機能を有する。
上記した表示パネル1のホワイトバランスを補償する機能を実現するため、上記電源制御部6は、本発明の第1実施形態に於いて、図3に示す初期化処理ルーチンに含まれる表示パネル管理処理ルーチン20と、図4(a)に示すパネル管理レジスタ21と、図4(b)に示すパネル駆動時間累積カウンタ22とを有する。
図3に示す表示パネル管理処理ルーチン20は、図1に示す平面表示装置を用いる、例えばテレビジョン装置本体等の電源投入に伴う動作開始時、すなわち表示パネル1の起動(パワーオン)時に実行される。図4(a)に示すパネル管理レジスタ21には、ホワイトバランスを補償する予め設定された時期、すなわち表示パネル1のG,Bの表示画素に配線された信号線Xに印加する信号線駆動電圧の幅(印加時間)をプラス補正し更新するタイミングを示す更新時間と、その更新を行う補正電圧値とが保持される。図4(b)に示すパネル駆動時間累積カウンタ22には、表示パネル1の駆動時間を計数し累積した累積駆動時間(パネル駆動時間)が保持される。上記パネル管理レジスタ21およびパネル駆動時間累積カウンタ22は不揮発性のメモリ領域に設けられてもよいし、起動時にRTCメモリ等の不揮発性メモリから読み出されて所定のレジスタ領域にセットされるものであってもよい。尚、ここでは平面表示装置内の電源制御部6にパネル駆動時間累積カウンタ22を設けて、電源制御部6が表示パネル1の累積駆動時間をカウントし管理する構成としているが、例えば図1に示す平面表示装置を用いるテレビジョン装置本体側に動作時間を累積し管理するカウンタを設けて、装置の起動時に、このカウンタから累積されたパネル駆動時間を取得する構成であってもよく、この際は上記パネル駆動時間累積カウンタ22を電源制御部6に設けなくともよい。
電源制御部6は、平面表示装置の起動(パワーオン)時に於いて、平面表示装置の各コンポーネントを駆動する動作用電源を生成し、平面表示装置の各コンポーネントに供給制御する。電源制御部6は表示パネル1の駆動用電源として、表示パネル1に、上述したアノード電圧に加え、Xドライバ2およびYドライバ3に駆動電圧(VDx,VDy)を供給する。この際、Yドライバ3には、例えば10V程度の走査用駆動電圧(VDy)を供給する。Yドライバ3は上記電源制御部6から供給された走査用の駆動電圧(VDy)と上記入力信号処理回路5から入力した動作タイミング信号とをもとに生成した走査線駆動電圧により走査線Y1〜Ymを順次駆動し、Xドライバ2は上記電源制御部6から供給された信号用の駆動電圧(VDx)と上記入力信号処理回路5から入力した1水平ライン分の映像信号および動作タイミング信号とをもとに生成した信号線駆動電圧により、走査線Y1〜Ymの各々がYドライバ3によって駆動される間に入力信号処理回路5から出力される1水平ライン分の映像信号に対応して信号線X1〜Xnを駆動する。これにより、表示パネル1には、例えば外部の信号源から供給されるRGB映像信号に従う横×縦比が1280×720のカラー表示画素でなるXGA解像度の表示画像が表示される。
電源制御部6は、上記平面表示装置の起動(パワーオン)時に於いて、図3に示す初期化処理ルーチンに含まれる表示パネル管理処理ルーチン20を実行する。
この処理は、まずパネル管理レジスタ21から更新時間を取得し、パネル駆動時間累積カウンタ22から表示パネル1の累積駆動時間を取得する(ステップS11)。上記取得した、パネル管理レジスタ21に設定された更新時間と、パネル駆動時間累積カウンタ22に保持された表示パネル1の累積駆動時間とを比較し、上記表示パネル1の累積駆動時間が上記更新時間と等しいとき若しくは上記更新時間を超えているとき、表示パネル1の累積駆動時間が設定された更新時間に達していると判定する(ステップS12 Yes)。例えば、パネル管理レジスタ21に更新時間として、15000時間(H)が設定されていたとすると、パネル駆動時間累積カウンタ22のカウント値が15000時間以上であれば、表示パネル1の累積駆動時間が設定された更新時間に達していると判定する。また上記表示パネル1の累積駆動時間が、設定された更新時間に達していないとき(ステップS12 No)は、この表示パネル管理処理ルーチン20を終了する。
表示パネル1の累積駆動時間が設定された更新時間に達していると判定した際(ステップS12 Yes)は、パネル管理レジスタ21から補正電圧値を取得して(ステップS13)、この補正電圧値をもとに生成した色補正信号CCにより、上述したように表示パネル1のG,Bの表示画素に配線された信号線Xに印加する信号線駆動電圧の幅(印加時間)をプラス補正し、G,Bの表示画素に対する信号線駆動電圧を更新する(ステップS14)。
この表示パネル1のG,Bの表示画素に配線された信号線X上の信号線駆動電圧のプラス補正による更新により、当該G,Bの表示画素の電子放出素子11から対応する蛍光体12に向けて放出される電子の量が増加して上記G,Bの表示画素の輝度が改善される。このG,Bの表示画素の輝度の改善により表示パネル1のホワイトバランスが補償される。この際の表示パネル1に於けるGおよびBの表示画素の輝度改善の様子を図6に示し、このGおよびBの表示画素の輝度改善に伴い表示パネル1のホワイトバランスが補償される様子を図7に示している。図6に於いて、TaはGおよびBの信号線駆動電圧を補正する(GおよびBの表示画素の輝度改善を行う)ための、パネル管理レジスタ21に設定された更新時間である。この更新により、GおよびBの表示画素の輝度は図6にG‘,B’で示すように改善される。この色補正信号CCによるGおよびBの表示画素の輝度改善により、図7に色座標で示す表示パネル1のホワイトバランス(W)が破線(CC)で示すように上記色補正信号CCにより補償される。
このように、表示パネル1の長期間駆動による表示画素の色単位の表示輝度の劣化のばらつきに起因するホワイトバランスの崩れを色補正信号CCを用い回路上で補償したことにより、経済的に有利な構成で、長時間に亘り安定した表示輝度特性を維持することができる。
尚、上記した第1実施形態のによるホワイトバランスの改善例は、表示パネル1の累積駆動時間が例えば1万時間以上の長期間に亘った際に、色補正信号CCにより特定色(ここではG,B)のG,Bの表示画素の輝度を改善して表示パネル1のホワイトバランスを補償しているが、例えば表示パネル1の累積駆動時間が比較的短い設定時間(例えば1000時間)に達したならば、色補正信号CCにより特定色の表示画素の輝度を改善して表示パネル1のホワイトバランスを補償し、この際、上記表示パネル1の累積駆動時間を一旦「0」に戻して(初期化して)、再び、表示パネル1の累積駆動時間を計数し、当該累積駆動時間が再び設定時間(例えば1000時間)に達したならば、上記同様に色補正信号CCにより特定色の表示画素の輝度を改善して表示パネル1のホワイトバランスを補償する処理を繰り返し行うことも可能である。このように、比較的短い表示パネル1の累積駆動時間毎に、色補正信号CCにより特定色の表示画素の輝度を改善して表示パネル1のホワイトバランスを補償することによって長期間に亘る駆動の中で常に正常なホワイトバランスの状態を保つことができる。
次に図4を参照して本発明の第2実施形態を説明する。この第2実施形態は、上記した第1実施形態が、パネル管理レジスタ21に設定した単一の更新時間および補正電圧値により、表示パネル1の長期間駆動による表示画素の色単位の表示輝度の劣化のばらつきに起因するホワイトバランスの崩れを補償しているのに対して、長期間に亘る稼働の中で、複数回に亘り、その都度、色補正信号CCによりGおよびBの信号線駆動電圧を補正し、ホワイトバランスを改善している。この第2実施形態に於いては、上記図1に示す電源制御部6に、図3に示す初期化処理ルーチンに含まれる表示パネル管理処理ルーチン20と、図4(b)に示すパネル駆動時間累積カウンタ22と、図5に示すパネル管理テーブル31とを有する。パネル管理テーブル31には、図5に示すように、予め設定された上記図6に示すTaに相当する更新時間を時系列に設定した複数の更新時間と、その各更新時の補正電圧値とがそれぞれ保持される。
電源制御部6は、上記図3に示す表示パネル管理処理ルーチン20に於いて、まずパネル管理テーブル31から初回(第1回目)の更新時間(例えば5000H)を取得し、パネル駆動時間累積カウンタ22から表示パネル1の累積駆動時間を取得する(ステップS11)。上記パネル管理テーブル31から取得した更新時間(例えば5000H)と、パネル駆動時間累積カウンタ22に保持された表示パネル1の累積駆動時間とを比較し、上記表示パネル1の累積駆動時間が上記更新時間と等しいとき若しくは上記更新時間を超えているとき、表示パネル1の累積駆動時間が第1回目の更新時間(5000H)に達していると判定する(ステップS12 Yes)。また上記表示パネル1の累積駆動時間が、設定された更新時間に達していないとき(ステップS12 No)は、この表示パネル管理処理ルーチン20を終了する。
表示パネル1の累積駆動時間が設定された更新時間に達していると判定した際(ステップS12 Yes)は、パネル管理テーブル31から上記初回(第1回目)の更新時間に対応して設定された補正電圧値を取得して(ステップS13)、この補正電圧値をもとに色補正信号CCを生成し、当該色補正信号CCにより上述したように表示パネル1のG,Bの表示画素に配線された信号線Xに印加する信号線駆動電圧の幅(印加時間)をプラス補正し、G,Bの表示画素に対する信号線駆動電圧を更新する(ステップS14)。
この表示パネル1のG,Bの表示画素に配線された信号線X上の信号線駆動電圧の更新により、電子放出素子11に印加される配線電圧の積がプラス補正され、これに伴い当該電子放出素子11から対応する蛍光体12に向けて放出される電子の量が増加することで上記G,Bの表示画素の輝度が改善される。このG,Bの表示画素の輝度の改善により表示パネル1のホワイトバランスが補償される(図6および図7参照)。
上記第1回目の更新後は、上記表示パネル管理処理ルーチン20に於いて、パネル管理テーブル31から第2回目の更新時間(例えば10000H)を取得し、パネル駆動時間累積カウンタ22から表示パネル1の累積駆動時間を取得して、上記パネル管理テーブル31から取得した更新時間(10000H)と、パネル駆動時間累積カウンタ22に保持された表示パネル1の累積駆動時間とを比較し、上記表示パネル1の累積駆動時間が上記更新時間と等しいとき若しくは上記更新時間を超えているとき、表示パネル1の累積駆動時間が第2回目の更新時間(10000H)に達していると判定する(ステップS12 Yes)。このような処理を繰り返し実行することで、長期間に亘る稼働の中で、複数回に亘り、その都度、表示パネル1のG,Bの表示画素に配線された信号線X上の信号線駆動電圧が更新されることから、きめの細かいホワイトバランスの改善処理が可能となる。
なお、上述した実施形態ではSEDを対象に、表示パネル1の長期間使用によるホワイトバランスの改善を行っているが、SEDに限らず、例えばFED等の画像表示装置に於いても本発明を適用可能である。また本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば上記した実施形態に於いては、いずれも説明を容易にするため、RGBの各表示画素のうち、GとBに対して同様の輝度補正を行っているが、カラー表示画素PXを構成する蛍光体12の劣化特性等に応じて、適宜、輝度補正の対象となる色の表示画素を特定し、当該特定した色の表示画素に対して輝度補正を行う構成であってもよい。この際、例えばGの蛍光体12とBの蛍光体12との間に劣化特性に大きな差があるときは、Gの表示画素とBの表示画素との配線電圧の印加幅若しくは電圧値をそれぞれ2種の色補正信号CCにより個別に補正することも可能である。また、上記した各実施形態では特定色の表示画素に配線された信号線X上の信号線駆動電圧をプラス補正しているが、例えば、Rの表示画素に対してGおよびBの表示画素の劣化が著しいとき、色補正信号CCによりRの表示画素に対してその駆動電圧にマイナス補正をかけて、ホワイトバランスを改善することも可能である。また、上記した実施形態では、色補正信号CCにより信号線駆動電圧の幅を補正して特定色の表示画素に配線された信号線X上の信号線駆動電圧を補正しているが、X配線の電位により階調制御を行う構成に於いては上記色補正信号CCにより信号線駆動電圧を補正して特定色の信号線X上の信号線駆動電圧を更新することも可能である。また、表示パネル1、Xドライバ2、電源制御部6等の構成についても上記実施形態に限るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変更してもよい。
1…表示パネル、2…Xドライバ、3…Yドライバ、5…入力信号処理回路、6…電源制御部、11…表面伝導型電子放出素子、12…蛍光体、21…パネル管理レジスタ、22…パネル駆動時間累積カウンタ、23…パルス幅制御回路(PWM)、24…出力バッファアンプ(AMP)、31…パネル管理テーブル、CC…色補正信号、T1…駆動電圧入力端、T2…色補正信号入力端、X…信号線、Y…走査線、PX…表示画素。
Claims (12)
- 複数の蛍光体層と前記複数の蛍光体層に対応した複数の電子放出素子とにより形成される複数の表示画素をマトリクス状に配置した表示パネルと、
前記表示パネルに配置された複数の表示画素を走査線と信号線の駆動電圧により駆動する駆動部と、
前記表示パネルの累積駆動時間が予め設定された時間に達した際に、前記複数の表示画素に含まれる特定色の表示画素に対し前記信号線に印加する駆動電圧を補正して前記特定色の表示画素の輝度を補正するパネル管理手段と
を具備したことを特徴とする平面表示装置。 - 前記パネル管理手段は前記複数の蛍光体層に含まれる特定色の蛍光体層に対応する電子放出素子に印加される駆動電圧の幅若しくは値を補正して前記表示パネルのホワイトバランスを補償する請求項1記載の平面表示装置。
- 前記表示パネルは赤、緑、青の蛍光体層を有し、前記パネル管理手段は、設定値に従い少なくとも赤の蛍光体層を除いた特定色の蛍光体層に対応する電子放出素子に印加される駆動電圧の幅を拡げ若しくは電圧値を上げて前記特定色の蛍光体層に対応する表示画素の輝度を上げる補正を行い前記表示パネルのホワイトバランスを補償する請求項2記載の平面表示装置。
- 前記表示パネルは赤、緑、青の蛍光体層を有し、前記パネル管理手段は、設定値に従い赤の蛍光体層に対応する電子放出素子に印加される駆動電圧の幅を狭め若しくは電圧値を下降させて前記赤の蛍光体層に対応する表示画素の輝度を下げる補正を行い前記表示パネルのホワイトバランスを補償する請求項2記載の平面表示装置。
- 前記パネル管理手段は、
前記表示パネルの累積駆動時間を計数し累積して保持する計数手段と、
前記計数手段に保持された表示パネルの累積駆動時間が予め設定された時間に達する度に、前記計数手段を初期化し、前記表示パネルの累積駆動時間が予め設定された時間に達する度に、前記特定色の蛍光体層に対応する電子放出素子に前記信号線を介して印加される駆動電圧の幅若しくは値を補正して前記特定色の表示画素の輝度を補正する色補正手段と
を具備する請求項2記載の平面表示装置。 - 前記パネル管理手段は、
前記複数の蛍光体層に含まれる特定色の蛍光体層に対応する電子放出素子の駆動電圧を複数回に亘り更新するための時系列の複数の時間情報および補正値を保持した管理テーブルと、
前記管理テーブルから時間情報を取得して、当該取得した時間情報が示す時間と前記表示パネルの累積駆動時間とを比較し、前記表示パネルの累積駆動時間が前記管理テーブルから取得した時間情報が示す時間に達したことを判定する判定手段と、
前記判定手段の前記判定に従い前記管理テーブルから補正値を取得して、当該取得した補正値をもとに前記特定色の蛍光体層に対応する駆動電圧の幅若しくは値を補正する色補正手段と
を具備する請求項2記載の平面表示装置。 - 前記判定手段は前記表示パネルの駆動開始の都度、前記管理テーブルから時間情報を取得して、当該取得した時間情報が示す時間と前記表示パネルの累積駆動時間とを比較する請求項6記載の平面表示装置。
- 複数の蛍光体層と前記複数の蛍光体層に対応した複数の電子放出素子とにより形成される複数の表示画素をマトリクス状に配置した表示パネルと、前記表示パネルに配置された複数の表示画素を走査線と信号線の駆動信号により駆動する駆動部とを備えた表示装置の駆動制御方法に於いて、
前記表示パネルの累積駆動時間が設定時間に達したか否かを判断し、前記表示パネルの累積駆動時間が設定時間に達したことを判断したとき、前記複数の表示画素に含まれる特定色の表示画素に対し前記信号線に印加する駆動電圧を補正して前記特定色の表示画素の輝度を補正することを特徴とする表示装置の駆動制御方法。 - 複数の蛍光体層と前記複数の蛍光体層に対応した複数の電子放出素子とにより形成される複数の表示画素をマトリクス状に配置した表示パネルと、前記表示パネルに配置された複数の表示画素を走査線と信号線の駆動信号により駆動する駆動部とを備えた表示装置の駆動制御方法に於いて、
前記表示パネルの累積駆動時間が設定時間に達したか否かを判断し、前記表示パネルの累積駆動時間が設定時間に達したことを判断したとき、前記複数の蛍光体層に含まれる特定色の蛍光体層に対応する電子放出素子に印加される駆動電圧の幅若しくは値を設定された補正値にもとづき補正して前記表示パネルのホワイトバランスを補償することを特徴とする表示装置の駆動制御方法。 - 前記表示パネルを駆動する度に、前記表示パネルの累積駆動時間が設定時間に達したか否かを判断する請求項8または9記載の表示装置の駆動制御方法。
- 前記表示パネルは赤、緑、青の蛍光体層を有し、前記表示パネルの累積駆動時間が設定時間に達したことを判断したとき、設定値に従い少なくとも赤の蛍光体層を除いた特定色の蛍光体層に対応する電子放出素子に印加される駆動電圧の幅を拡げ若しくは電圧値を上げて前記特定色の蛍光体層に対応する表示画素の輝度を上げる補正を行い前記表示パネルのホワイトバランスを補償する請求項8または9または10記載の表示装置の駆動制御方法。
- 前記表示パネルは赤、緑、青の蛍光体層を有し、前記表示パネルの累積駆動時間が設定時間に達したことを判断したとき、設定値に従い赤の蛍光体層に対応する電子放出素子に印加される駆動電圧の幅を狭め若しくは電圧値を下降させて前記赤の蛍光体層に対応する表示画素の輝度を下げる補正を行い前記表示パネルのホワイトバランスを補償する請求項8または9または10記載の表示装置の駆動制御方法。
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JP2004260015A JP2006078590A (ja) | 2004-09-07 | 2004-09-07 | 平面表示装置および表示装置の駆動制御方法 |
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JP2006078590A true JP2006078590A (ja) | 2006-03-23 |
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JP2004260015A Pending JP2006078590A (ja) | 2004-09-07 | 2004-09-07 | 平面表示装置および表示装置の駆動制御方法 |
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JP (1) | JP2006078590A (ja) |
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US10325970B2 (en) | 2017-06-19 | 2019-06-18 | Samsung Display Co., Ltd. | Display device |
-
2004
- 2004-09-07 JP JP2004260015A patent/JP2006078590A/ja active Pending
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