JP2006184294A - 磁性粒子ベースの電気化学発光検出装置と方法 - Google Patents
磁性粒子ベースの電気化学発光検出装置と方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006184294A JP2006184294A JP2006096563A JP2006096563A JP2006184294A JP 2006184294 A JP2006184294 A JP 2006184294A JP 2006096563 A JP2006096563 A JP 2006096563A JP 2006096563 A JP2006096563 A JP 2006096563A JP 2006184294 A JP2006184294 A JP 2006184294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- magnetic field
- sample composition
- ecl
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/75—Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated
- G01N21/76—Chemiluminescence; Bioluminescence
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/62—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
- G01N21/66—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light electrically excited, e.g. electroluminescence
- G01N21/69—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light electrically excited, e.g. electroluminescence specially adapted for fluids, e.g. molten metal
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/53—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
- G01N33/543—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
- G01N33/54313—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals the carrier being characterised by its particulate form
- G01N33/54326—Magnetic particles
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/58—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving labelled substances
- G01N33/582—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving labelled substances with fluorescent label
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N35/00—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
- G01N35/0098—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor involving analyte bound to insoluble magnetic carrier, e.g. using magnetic separation
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Immunology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Hematology (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
- Pyridine Compounds (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Abstract
【解決手段】試料組成物からの電気化学発光の測定装置であって、a)試料組成物を規定する容量を有するセル、試料組成物に電圧を加えるのに適した電極、および試料組成物内の磁気応答性成分を電極表面に引き寄せるのに適した、1つまたはそれ以上の磁界源からなる捕捉磁石;b)試料組成物内の電気化学発光活性分子種から発光を発生させるのに充分な電圧を電極に加える手段;そしてc)試料組成物内の発生する発光を測定する手段、からなり、磁石は電極の下に位置し、磁石内の少なくとも1つの磁界の磁束線は圧縮および/または分散されるような構成を有する(但し、磁束線が分散のみされる場合、磁石は1つだけの磁界源を含有する)、上記装置が提供される。
【選択図】なし
Description
これらの電気化学発光検出系は、測定が簡便で迅速であり、放射性同位元素を使用せず、ECL−活性分子種の検出限界は極めて低く(200フェトモル/L);ECL−活性特異的定量法のダイナミックレンジは、6オーダー以上の大きさであり;そして、ECL−活性標識物は極めて安定で小さく(約1000ダルトン)、その結果ハプテンまたは大分子を標識することができ、タンパク質またはオリゴヌクレオチドの免疫反応性、溶解性またはハイブリダイズする能力を損なうことなく、これらに複数の標識物を結合させることができるという、他の検出系より多くの利点を有する。
電気化学発光の検出と定量に基づく測定法について、種々のフォーマットが開発されている。例えば、目的のアナライトについてECL−活性残基で標識されたハプテンが抗体と競合する競合測定法については、不均一(1つまたはそれ以上の分離)フォーマットおよび均一(非分離)フォーマットが開発されている。不均一フォーマットでは、ECL検出装置で分析する前に、ハプテンのような標識成分の遊離画分および結合画分は分離される。標識成分の遊離画分と結合画分のECL励起効率が大きく異なる場合、均一フォーマットにおいて1つの画分からのECL強度を他の画分の存在下で定量することができる。
特許文献4は、均一フォーマットにおける発光現象に基づく測定を実施する方法を記載しており、ここではECL−活性残基により生成される発光シグナルの強度の変化は、測定系の特異的結合を追跡する手段を提供する。この方法では、発光シグナルの強度を変化させるために、測定成分のECL−活性分子種に微粒子が結合している。
磁石の非存在下では、励起のための電極表面への磁気応答性微粒子の移動は、主にブラウン運動により制御される。電極の表面で磁気応答性微粒子を捕捉するために磁石を取り込むことにより、ECL−活性分子種の結合画分の励起は、より効率的になる;実際、結合画分からのシグナルは、遊離画分のシグナルより大幅に増強され、均一フォーマットにおける測定法が可能となる。
磁気応答性微粒子を含有させることは、存在するDNAを増幅するためにポリメラーゼチェイン反応(PCR)が使用されるDNAプローブ測定法のような測定の実施方法において、特に有効である。このような測定法では、まず2つのプライマー(そのうち1つはビオチン化プライマーである)を用いて特異的遺伝子を増幅するためにPCR反応を行う。ビオチン化プライマーと形成された2本鎖DNAは、ストレプトアビジン被覆微粒子に結合し、DNA鎖は分離される。粒子の結合した鎖を、ECL−活性標識物を有するDNAプローブでハイブリダイズされる(これは、ECL−検出装置(典型的には磁石を用いるもの)で検出され定量される)。
検出限界を下げ測定法の感度を上げる1つの手段は、試料そして試料組成物からのECLシグナルを増加させることである。これは、測定セル内の試料組成物の残留時間をのばして、より多くの粒子が電極表面に捕捉されるような方法で、試料組成物からの粒子捕捉を改良することにより行われる。感度を改良する他の方法は、電極上の粒子の分布を改良することである。他の粒子の上に重なった粒子は、ECL−活性分子種を電極表面から遠い位置におくため、電極に電圧を加えた時の発光が小さくなる。電極表面の粒子のより均一な分布により、より多くのECL−活性分子種が発光することが可能になり、ECLシグナルが増加するであろう。1つまたはそれ以上の標準的な磁石を用いる通常のECL検出装置は、短時間で有効な粒子捕捉と粒子分布を与えるが、改良が望まれる。
粒子捕捉は、磁気応答性粒子を溶液中で電極表面に引き寄せる磁力に依存する。この磁力は、典型的には粒子の磁性飽和と磁界勾配の積である。高い磁性飽和を有する磁性粒子の選択により、引き寄せる磁力を上昇させることができるが、いったん選択されると、この磁力を上昇させるために磁界勾配を上昇させなければならない。
本発明の別の一般的目的は、改良された感度と速度で、試料組成物内の電気化学発光の測定法を提供することである。
本発明の別の目的は、光電増幅管の妨害を増加することなく、試料組成物内の磁気応答性微粒子の改良された捕捉を提供する構成の捕捉磁石を使用する、ECL検出装置と方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、電極表面上の粒子のより均一な分布を提供する構成の捕捉磁石を用いる、ECL検出装置と方法を提供することである。
磁束線が分散のみされる時、磁界強度を増加することなく、すなわち構成に別の磁界源を加えることなく、分散が達成される。こうして磁束線を分散させる時、磁界勾配の分布は、変更でき、磁界の強度を増加させることなく変更し増強することができる。従って、磁界勾配は、表面から磁界を有意に拡大させることなく、電極表面中に広がるように操作することができる。
磁束線が圧縮される時、磁界の磁束密度(磁界強度)は、電極の表面から磁界を有意に拡大することなく増加される。両方の配置は、磁界勾配を表面に広げ、光電増幅管の妨害を低下させることにより、電極上のビーズ捕捉の効率を上昇させるのに役立つ。
本発明の態様は、試料組成物からの電気化学発光の測定装置であって、
a)試料組成物を規定する容量を有するセル、試料組成物に電圧を加えるのに適した電極、および試料組成物内の磁気応答性成分を電極表面に引き寄せるのに適した磁石;
b)試料組成物内の電気化学発光(ECL)活性分子種から発光を発生させるのに充分な電圧を電極に加える手段;そして
c)試料組成物内のECL−活性分子種により発生する発光を測定する手段、
からなり、
磁石は電極の下に位置し、磁石内の少なくとも1つの磁界の磁束線は圧縮および/または分散されるような構成を有する(但し、磁束線が分散のみされる場合、磁石は1つだけの磁界源を含有する)、上記装置である。
本発明はまた、試料組成物からの電気化学発光を測定する方法を提供し、ここで、該試料組成物は、ECL−活性残基と磁気応答性粒子からなる電気化学発光活性分子種を含有し、該方法は:
a)既知量の試料組成物を、電極を含有する測定セル内に導入し;
b)磁気応答性粒子に磁界を与えて、電極の表面に、ECL−活性残基と磁気応答性粒子からなるECL−活性分子種を集め;
c)試料組成物内のECL−活性分子種から発光を誘導するのに充分な大きさの電圧を電極に加え;そして
d)試料組成物から発生した発光を測定する、ことからなり、
ここで、磁気応答性粒子に加えられる磁界は、1つまたはそれ以上の磁界源からなる電極表面の下に位置する捕捉磁石により提供され、該捕捉磁石は、捕捉磁石内の少なくとも1つの磁界源の磁束線は圧縮および/または分散されるような構成を有する(但し、磁束線が分散のみされる場合、磁石は1つだけの磁界源を含有する)。
前記方法の実施において、電極の表面上の複合体を集め濃縮するためのいくつかの異なる不均一および均一フォーマットを使用することができる。不均一測定法では、結合画分を作用電極の表面上で濃縮し、測定セル中の非結合画分の存在下でECLシグナルを測定する。修飾した不均一フォーマットでは、試料組成物をポンプで測定セル内に入れた後in situ分離工程を行い、結合画分を作用電極上に捕捉する。このin situ分離工程では、第2の液をポンプでセル内に入れ、非結合画分を、ECL−活性分子種の結合画分から分離する。測定セル内で結合画分と非結合画分の分離を行う能力は、追加の分離装置を必要とせず、一般に外部分離法よりはるかに迅速なため、有効である。このような分離工程後の結合画分からのECLシグナルの測定は、分離なしの場合より高い正確度と低い検出限界を提供する。
「ECL残基」、「ECL活性残基」および「標識物」という用語は、互換的に用いられ、加えた電圧に曝露すると電気化学発光を生ずる、アナライト、アナライトの類似体、類似体の結合パートナーもしくはその類似体、または他の測定成分のような分子に結合した、Ru(bpy)3 2+のような置換基を意味する。
「電気化学発光」、「電気化学発光性」、「発光」、「発光性」および「発光する」という用語は、光および他の型の電磁放射線の放出を意味する。「検出」および「定量」という用語は、「測定」を意味し、定量は参照組成物の調製および較正を必要とする。「磁束線」、「誘導の線」、「磁束」、「力線」および「磁界線」は、互換的に用いられ、その位置で磁気応答性対象に対して加えられる力による磁界を規定する線を意味する。磁束線の圧縮および/または分散は、磁界勾配の圧縮および/または分散を引き起こすか、および/または磁界のサイズと形の拡大を引き起こす。
「磁界源」という用語は、永久磁石および電気磁石を意味し、これらはN−S磁極を規定する別々の個別のものである。「磁界源」という用語はまた、磁界を発生させる複合材料または構造内の領域を包含する。このような領域は、複合型の磁性酸化鉄粒子内で産生することができる。
図1は、本発明の範囲内のECL検出系の主要な成分を例示する。装置の核心は、作用電極5を含有するセル2(示した電気化学的フローセル)、対極10、および磁石15である。
図2は、本発明の装置で使用することができる、電気化学的フローセルのより詳細な図である。電圧源25によりリード線26と27を介して電圧をかけた時、作用電極5と対極10は、ECL反応を開始する。好ましくは、これらの電極は、金から作成されるが、他の物質を用いて種々の程度でうまくいっている。光検出手段20は、ECL反応の間に放出される光を検出し、光電増幅管(PMT)、フォトダイオード、電荷結合装置写真フィルムまたは乳剤などが有効である。参照電極35は、フローセル2の下流に液体通路50内に置く。ポンプ55は、フローセル2を通過させ、液体通路50を介して種々の液体を引き込む。液体通路50は、出口3からフローセル2につながる単純な導管でもよい。試料組成物は、液体通路40により入り口4を通ってフローセルに導入される。液体通路40は、液体制御手段100から液体を供給する単純な導管でもよい。液体制御手段100は、種々の供給源からフローセル2に入る液体を制御する。図1に、フローセル2のための洗浄溶液および/または調整溶液のバルク供給源である、バルク供給源6と7を示し、また試料組成物のための試料供給源120を示す(これは、並べた試験管でもよい)。電圧源25は、典型的には電極を通過してリード線26と27を介して種々の電圧波型をかけることができるポテンシオスタットである。
典型的な配列では、試料組成物は、典型的には試験管内の試料供給源120から、ポンプ55に提供される真空によりフローセル2に引かれる。試料組成物内の磁気応答性粒子は、磁石15からの磁界により電極5上に捕捉される。随時、粒子を洗浄してECL−活性化合物を洗浄することにより、磁気応答性粒子に結合していないECL活性化合物を除去する。これらは、非特異結合(すなわち、粒子は目的の特異的部位でECL−活性残基に結合していない)に関与する遊離または非結合ECL活性化合物およびECL活性成分を含有する。
作用電極5と対極10にポテンシオスタット25を介してランプ電圧が加えられ、放出された光は、光電増幅管20を用いて測定される。測定後、洗浄溶液および/または調整溶液は、供給源6および/または7から制御装置100(必要であれば)を介してセル2に引かれる。電極の表面を「調整」または標準化して再現性のある測定値を与えるために、調整溶液がセル内にある時、典型的には電圧波型が加えられる。好適な実施態様において、試料のための液体ハンドリング成分、洗浄溶液および/または調整溶液は自動化されている。
作用電極5と対極10は、試料保持容量130内の溶液に電位をかけるためのインターフェースを提供し、これは、化学反応のエネルギーを与え、試料中の電気化学発光を開始させるかおよび/またはセル2の洗浄と調整のためのエネルギーを提供する。作用電極5は、目的の電気化学的およびECL反応が起きるところである。
参照電極35は、参照電圧を提供し、ここに作用電極5から加えられる電圧が参照され(例えば、参照に対して+1.2ボルト)、セル2から遠い位置で排出管50に有効に位置する。ワイアーリード線60、62および82は、作用電極5、対極10および参照電極35をそれぞれ、電圧制御供給源に連結する(これは、示していない)。適当な電圧制御供給源は、従来のポテンシオスタットおよび公開PCT出願WO82/14138に記載の操作回路を含有する。
本発明の装置と方法に使用される磁石は、磁界源の磁束線が分散および/または圧縮されるように、すなわち磁界勾配が分散または圧縮されるような構成を有する。この方法で磁界を操作して、磁界の形と密度を、サイズを有意に拡大することなく調節することができる。磁界の形と分布は、電極表面から有意な拡大を起こすことなく電極表面上に均一な分散を提供するように調節でき、このためPMT妨害の実質的な上昇を起こすことなく電極上に粒子がより均一に分布する(重なりが少ない)。
図8は、図5のチャンネル磁石についての磁界を規定する磁束線を示す。3つの別個の磁界源により、磁束線の同様のパターンが得られる。磁界は、同じ表面積にわたった分布するが、磁束線は典型的には電極表面より拡大し、3つの異なる磁界源の付加作用により光電増幅管の妨害を引き起こす。磁気感受性物質を用いて磁極を拡大することにより、磁界全体を増加させることなく磁界を分散することが可能になる。
本発明の別の態様において、試料組成物内に磁性粒子を捕捉するのに使用される磁石は、磁束線が圧縮されている(すなわち、磁界勾配が圧縮されている)構成を有する。このような態様においては、2つまたはそれ以上の磁界源が使用され、それらの相対する磁界の重複が強制されるように構成される。これは、磁界源の相対する極(N−NまたはS−S)を引き合う極(N−S)より近くに置くこと(すなわち、「強制」構成)により達成される。これは、隣接する反対の極を含有する。図6は、「サンドイッチ磁石」と呼ぶ、強制構成の例であり、反対の極が隣接している。図7は、このような磁石の磁束線の図である。2つまたはそれ以上の磁界源をこのような方法で構成することにより、磁界全体としては、単一の磁界源のものより広くなる。また磁界勾配が圧縮されているため、2つまたはそれ以上の磁界源が付加構成を有するように構成される場合のように磁界を電極表面上に有意に拡大しなくても、磁束密度は増加する。
図6に示すサンドイッチ磁石は、以下の磁気応答性粒子について図4のような標準的磁石に対して捕捉シグナルの30%または40%の増加を与える:ダイナル(Dynal)280ビーズ、ダイナル(Dynal)450ビーズ、およびローヌ−プーラン(Rhone−Poulenc)ビーズ。PMT妨害が低下するため、ECLシグナルの増加はさらに大きくなり、典型的には通常の操作条件でダイナル(Dynal)280ビーズでは約2.5倍、ダイナル(Dynal)450ビーズでは約3.5倍、およびローヌ−プーラン(Rhone−Poulenc)ビーズについては3.0倍大きくなる。捕捉シグナルの改良は感度の改良と相関する。より有効な粒子捕捉を介する捕捉シグナルの改良以外に、サンドイッチ磁石は標準的磁石より有効に粒子を保持する。ECL検出装置が、試料組成物と洗浄溶液が通過するフロースルーセルを有する場合、ポンプ速度は、シグナル低下を引き起こすことなく増加させることができ、サイクル時間が短縮され、その結果1回により多くの試料が分析できる。標準的磁石に対して捕捉シグナルと保持の同様の改良は、磁束線が圧縮されている他の磁石構成で得られる。
電極の平面に対してほとんど水平である作用電極上の領域中に、磁力線を提供することが好ましい。これは、粒子が電極の表面に位置して、ECL−活性残基が、電極から供給される電気化学的エネルギーに容易に近づくすることができる、磁気応答性粒子の配向を誘導する。図3に示す装置は、電極の真下に位置する磁石を示す。しかし、選択された態様においては、電極表面に対して磁石は可動性であるため、電極表面で磁気応答性粒子の容易な放出または除去を可能にする。ある態様においては、磁石が電極の下にピボットのように固定されて、流路まで延長して粒子を捕捉し、ECL測定のための流路から引っ込むことができることが好ましい。上(up)の位置から下(down)の位置まで約60度の弧が典型的である。このような構成は、PMTの妨害を増加することなく捕捉効率を上昇させる。
電極表面から延長する捕捉磁石の磁束線は、光電陰極から第1のダイオード段階へ移動する時、おそらく正常な電子の軌道を偏向させることによりPMTの妨害を引き起こすのであろう。偏向した電子はゲインが低下する。サンドイッチ磁石を用いると、磁束線は電極の表面から大きく延長しないため、この影響は大幅に減少する。
本発明の方法は、分散および/または圧縮された磁束線を提供する構成を有する磁石を使用する(但し、磁束線が分散のみされる場合、磁石は1つだけの磁界源を含有する)。この方法は、試料セルに試料組成物を導入し(ここで試料組成物は、ECL−活性残基がそこに結合した磁気応答性の懸濁粒子を含有する);電極の表面で磁気応答性物質を集めるのに充分な強度の磁界を試料組成物に加え;ECL活性化合物が発光するのを誘導するのに充分な電圧を電極に加え、放出された発光を測定することからなる。この方法は、図1に示すように本発明の装置で有効に実施される(図1において、試料は試料制御手段100を介してカローセル120から引かれ、セル2に導入される。磁気応答性粒子は、磁石15を有する作用電極5の表面上に集められる。ピボット的に固定される場合、磁石15は、up位置であり、磁気応答性粒子を集めた後、磁石15はup位置から引っ込む。粒子がいったん電極表面上に集められたらポンプは随時止めて、試料組成物は定常状態になり、この間、発光を誘導するのに充分な電圧を電極5と対極10に加える。次に光電増幅管は、試料組成物から放出される発光を測定する。測定後、洗浄溶液により試料セルから試料組成物を追い出してもよい。ピボット的に固定される場合、磁石は、電極の表面から引っ込められ、磁気応答性粒子を放出する。放出後、調整溶液を試料セルに導入し、次に測定用の電極表面を調整するために電圧を加える。
試料組成物内のECL−活性分子種のECL反応は、加えられる電圧により開始される。ECL反応を開始するために多くの異なる電圧波型を加えることができる。図12は、上記式IのRu(bpy)3 2+NHSエステルを有するオリゲン(登録商標)(Origen)1.5アナライザーの電極にTPAで三角波を加えて誘導される作用電極電流とECL強度の測定を例示する。記載した加えられた電圧は、実際は参照電極で測定され、有意に補償された抵抗の作用を含む;従って、作用電極で実際に印加される電圧は、記載したものより実質的に小さい。電極に電圧を加える前にセル中を流れる電流は、おもにTPAの酸化と水の加水分解の結果である。加えられる電圧が約1100mAsに達すると、電気化学発光反応が明らかになる。発光の強度は、電極のTPAが枯渇するまで、加えられた電圧とともに増加する。図12に例示した観察された発光は、通常の光電増幅管により容易に測定される。
ECL残基が有効に結合する粒子は、直径0.0001〜200μmを有する微粒子物質からなる。これらの微粒子は、磁気応答性でなければならず、典型的には二酸化鉄または他の鉄の酸化物からなる。微粒子の表面は、目的のアナライト、その類似体、または結合パートナーに結合できる成分を含有する必要がある。適当な例は、WO92/14138に記載されている。これらは、架橋デンプン、デキストラン、タンパク質などを含む。粒子の密度は大きく変動し、典型的には1.0〜5.0g/mlの密度を有し、好ましくは1.1〜2g/mlの密度を有する。試料組成物を調製するのに使用される粒子の濃度もまた大きく変動し、例えば1〜10,000mg/ml、好ましくは5〜1000mg/mlである。適当な磁性粒子は、米国特許第4,628,037号;4,695,392号;4,695,393号;4,698,302号;4,554,088号;およびEP0180384に記載されている。粒子は常磁性または強磁性でもよい。磁性粒子は、磁気共鳴が小さく、その結果電極表面から磁界を除いた時、粒子が減磁し、セルから排除されることが好ましい。
本発明の方法を用いる、種々の測定法を行うことができる。本発明の方法および本発明の装置は、微量の微生物、薬剤、ホルモン、ウイルス、抗体、核酸および他のタンパク質を測定することができる。
さらに説明しなくても、当業者は前記の説明から本発明を最大に利用できると考えられる。従って、以下の具体例は単に例示のためであり、決して本発明を限定するものではない。
前記および以後の例において、すべての温度は摂氏度であり、特に明記しない場合は、すべての部およびパーセントは重量基準である。
計測
図6のサンドイッチ配置の捕獲磁石を備える、図1〜3に示されるECL−検出装置を本発明を例証する実施例で使用する。比較例では、そのサンドイッチ配置の磁石を図4の標準磁石に代える。各装置の流体取扱用構成部材、ルミノメーター(luminometer)、電位可変器及び電気化学的フローセルは、別に注記されなければ、次の特徴を有するオリゲン(Origen)1.5アナライザーのものである:
カウンター電極−Auディスク、直径3mm
参照電極 −Ag/AgCl
セル間隙 −12ミル。
ECL部位−Ru(bpy)3 2+−NHSエステル=アイゲン社(Igen,Inc.)から入手したRu(2,2,−ビピリジル)2(4−[3−(1,3−ジオキシラン−2−イル)プロピル]−4’−メチル−2,2’−ジピリジン)2+。
ECL緩衝液−KH2PO4・112mM、K2HPO4・3H2O・88mM、NaCl・50μm、NaN3・6.5mM、トリトン(Triton)X−100・0.8μm、ツウィーン(Tween)20・0.4mM、トリプロピルアミンH2O・100mM。
ECL希釈剤−KH2PO4・37.5mml、K2HPO4・3H2O・109.2mM、NaCl・151.7mM、NaN3・0.65mM、ウシの水中血清アルブミン0.43mM。
a)ニューヨーク州(NY)11021、グレート ネック(Great Neck)、ノース ステーション プラザ(North Station Plaza)45のダイナル社(Dynal)から入手した直径4.5μMの超常磁性粒子であるダイナル(Dynal)M−450・ダイナ(Dyna)ビーズ、30mg/mL。
b)ニューヨーク州11021、グレート ネック、ノース ステーション プラザ45のダイナル社(Dynal)から入手した直径2.8μMの超常磁性粒子であるダイナルM−280・ダイナビーズ、10mg/mL。
150マイクロモル/リットルの炭酸/重炭酸−ナトリウム緩衝液(pH9.6)中粒子1mL(30mg)を等容量の0.5〜1.0g/L蛋白質溶液と混合することによって上記微粒子(ダイナル ビーズM−280)を蛋白質で被覆する。この蛋白質溶液を37℃で15分間インキュベートする。その粒子を次いで分離し、そして前記のECL希釈剤中で15分間インキュベートする。
抗体にRu(bpy)3 2+の標識を付けるために、1mgの抗体及び0.5mLの前記燐酸塩緩衝食塩水(pH7.8)と5.0g/LのRu(bpy)3 2+−NHSエステル・無水ジメチルスルホキシド3mLとを混合する。標識付け処理を30分間続け、次いで1.0m/Lのグリシン試薬25μLを添加することにより停止させ、そして10分間更にインキュベートする。この標識付き蛋白質を、次いで、アジ化ナトリウムを0.5g/Lで含む燐酸塩緩衝食塩水(pH7.2)で溶離したセファデックス(Sephadex)G25カラムを通過させることにより精製する。そのRu(bpy)3 2+標識付き蛋白質分を集め、貯えて置く。
免疫検定は、試料100mL、被覆微粒子75mL及び標識付き抗体75mLを混合し、この混合物を撹拌しながら15分間インキュベートすることにより行うことができる。
ECL測定サイクルは3つの工程、即ち1)予備調整;2)測定;及び3)クリーニングより成る。予備調整工程は0.0〜2.2ボルト乃至−1.0〜+0.6ボルトの三角波形電圧を2.0V/秒で印加することを含む。測定工程は+0.6ボルト〜+2.8ボルト〜+2.0ボルトの三角波形電圧を1.0ボルト/秒で印加することを含む。クリーニング工程は0.0〜3.0ボルト乃至−0.5〜0.0ボルトの方形波電圧を印加することを含む。電圧は全てAg/AgCl参照電極に対するものである。
フラッシュ緩衝液(Flash Buffer)を使用するBMG 280 HBsAGの検定
手動式BMG 280 HBsAg検定を実施する(37℃で15分間インキュベーション)。これは、一方が本発明のサンドイッチ磁石配置を有し、他方が標準捕獲磁石を有する前記のELC検出装置で運転される。試料組成物を両装置により色々な捕獲速度で分析して最適捕獲速度を決定する。検定は全てBMG緩衝液、RACEFシーケンス(走査速度4800mV/秒、走査限界2600mV)を用い、35℃に設定されたヒーターを使用して行う。典型的な結果を以下の表1に示す。
これらの検定結果は、標準磁石からサンドイッチ磁石への計数値の増加が2.08倍であることを示している。この増加の約50%はPMTの増加における改善(PMTに対する低い妨害効果)に因る。残りの増加分はビーズのより効率的な捕獲及び/又はより効率的なECLを可能にするもっと最適な配置で置かれているビーズに因ると考えられる。ピーク電位は磁石を標準配置からサンドイッチ配置に変えることにより100mV以上増加する。これは電極表面上におけるビーズの配向が磁石の設計でどう変わるかを示している。
アイゲン緩衝液(Igen Buffer)を使用するBMG非分離TSHの検定
サンドイッチ磁石設計の性能を更に評価するために、BMG非分離・乾燥甲状腺に類似するホルモン(thyroid stimulating hormone:TSH)の検定を捕獲ポンプ速度を40rpmと80rpmにして行う。レキサン(Lexan)280セル(セル間隙=10ミル)及びRACE280 NEWシーケンスを、標準磁石及び磁石4個のサンドイッチ磁石を備える前記のオリゲン1.5アナライザーで使用する。ECLをTSHキャリブレーター(calibrators)に対して測定する。捕獲速度40rpmに対する捕獲時間は16.8秒に等しく、80rpmに対するそれは8.4秒である。
これらの結果は、サンドイッチ磁石の比は40rpmと80rpmの両方で標準磁石の比より良好であることを示している。図10を参照されたい。両磁石間の、それら磁石が電極表面のビーズ分布に影響するその仕方の違いが再び示される。即ち、ピーク電位のシフトはサンドイッチ磁石を使用した場合により顕著であり、これはビーズ分布が異なることを示している。
アイゲン緩衝液を使用するDNAプローブ検定
標準磁石及び磁石2個のサンドイッチ配置を持つ前記のECL検出装置を40rpmと80rpmで使用してDNA検定を行う。その比は標準磁石を使用したとき余り効果的には改善されないが、但し信号の大きさの増加は40〜100%の範囲であった(図11を参照されたい)。この結果も、サンドイッチ磁石設計を用いると捕獲rpmを80rpmまで高めることができ、検定時間の短縮が可能になることを示している。
これらDNA検定のもう1つの観察結果は、サンドイッチ設計から出る信号が増加すると共に、標準磁石による場合と同じ信号の大きさを維持することで一層速い捕獲速度(捕獲時間は4倍減少する)が可能となる。サンドイッチ磁石で40〜60rpmの捕獲速度を使用すると、40〜50%の信号増加とより速いサイクル時間と言う2つのことに由来する利益が得られる。
本発明により提供される方法には、免疫検定及びDNAプローブ検定のような検定を広範囲に及ぶ種々の様式で遂行する方法が含まれる。1つの検定を行うに当たって、微粒子に結合された、検出と定量が行われる標識付き錯体は、典型的には、その溶液内での反応により形成されるか、又はその溶液内での反応で沈殿する。その標識付き化合物は関心のある検体、その類似体、又は関心のある検体と競争反応する成分となり得る。このような化合物はしばしば“検定の際に生成する化合物(assay producing compounds)”と称される。微粒子に結合したECL標識付き錯体を与える反応は周知であって、その幾つかはWO92/14138に記載され、それには次のものが含まれる:
実施例9及び10−Ru(bpy)3 2+標識付きマウスの抗−TSH;及び
実施例16〜18−核酸の磁性粒子の製造、
ストレプタビジン(Streptavidin)の製造−磁性粒子。
本発明のDNAプローブ検定は重合鎖反応(PCR)法、又は感度を高める他の増幅法を含んでいてもよい。適当な試料調製と試験法はClinical Chemistry、第37巻、第8号(1991年)及びClinical Chemistry、第38巻、第6号(1992年)に記載されている。
当業者は、以上の説明を参照すれば、更に詳細に説明しなくても、本発明を最大限に利用できると考えられる。次の好ましい特定の態様は、従って、単に例示と解されるべきものであって、開示の残りをいかなる意味でも、それが何であれ、限定するものではない。
Claims (32)
- 試料組成物からの電気化学発光の測定装置であって、
a)試料組成物を規定する容量を有するセル、試料組成物に電圧を加えるのに適した電極、および試料組成物内の磁気応答性成分を電極表面に引き寄せるのに適した、1つまたはそれ以上の磁界源からなる捕捉磁石;
b)試料組成物内の電気化学発光活性分子種から発光を発生させるのに充分な電圧を電極に加える手段;そして
c)試料組成物内の発生する発光を測定する手段、
からなり、
磁石は電極の下に位置し、磁石内の少なくとも1つの磁界の磁束線は圧縮および/または分散されるような構成を有する(但し、磁束線が分散のみされる場合、磁石は1つだけの磁界源を含有する)、上記装置。 - 磁界源は永久磁石からなる、請求項1記載の装置。
- 捕捉磁石は、磁気応答性物質を追加的に含有する、請求項2記載の装置。
- 捕捉磁石は、電気化学発光性残基が結合した磁気応答性微粒子を、電極表面上に引き寄せ分布させるのに適した、請求項3記載の装置。
- 捕捉磁石は、ルテニウムまたはオスミウムベースの電気化学発光活性残基を有する磁気応答性微粒子を、電極表面上に引き寄せ分布させるのに適した、請求項4記載の装置。
- 試料組成物からの電気化学発光の測定装置であって、
a)試料組成物を規定する容量を有するセル、入り口、出口、試料組成物に電圧を加えるのに適した電極、および結合した電気化学発光活性残基を有する試料組成物内の磁気応答性成分を、電極表面に引き寄せ分布させるのに適した、2つまたはそれ以上の磁界源からなる捕捉磁石;
b)電極表面上に位置する微粒子に結合した電気化学発光活性残基から発光を発生させるのに充分な電圧を電極に加える手段;そして
c)試料組成物内の発生する発光を測定する手段、
からなり、
捕捉磁石は電極の下に位置し、捕捉磁石内の少なくとも1つの磁界の磁界勾配は圧縮されるような構成を有する、上記装置。 - 捕捉磁石内の磁界源は、磁界源の相対する極(N−NまたはS−S)を磁界源の引き合う極(N−S)より近くに置くように構成される、請求項6記載の装置。
- 捕捉磁石内の磁界源の相対する極は互いに隣接する、請求項6記載の装置。
- 捕捉磁石はサンドイッチ構成を有する、請求項6記載の装置。
- 捕捉磁石は、磁気応答性物質により分離される2〜8個の磁界源からなる、請求項9記載の装置。
- 捕捉磁石は、ルテニウムまたはオスミウムベースの電気化学発光活性残基を有する磁気応答性微粒子を、電極表面上に引き寄せ分布させるのに適した、請求項10記載の装置。
- 電気化学発光検出装置のための捕捉磁石であって、相対する極が隣接して位置する2〜8個の永久磁石、およびその間に位置する磁気応答性物質からなるスペーサーからなり、スペーサーは、最も薄い隣接永久磁石の0.01〜2倍の厚さを有する、上記装置。
- 試料組成物からの電気化学発光の測定装置であって、
a)試料組成物を規定する容量を有するセル、入り口、出口、試料組成物に電圧を加えるのに適した電極、および結合した電気化学発光活性残基を有する試料組成物内の磁気応答性成分を、電極表面に引き寄せ分布させるのに適した、単一の磁界源からなる捕捉磁石;
b)電極表面上に位置する微粒子に結合した電気化学発光活性残基から発光を発生させるのに充分な電圧を電極に加える手段;そして
c)試料組成物内の発生する発光を測定する手段、
からなり、
捕捉磁石は電極の下に位置し、その中の単一の磁界は分散されるような構成を有する、上記装置。 - 捕捉磁石は、単一の磁界源の磁極を延長するように位置した少なくとも1つの磁気応答性物質を追加的に含有する、請求項13記載の装置。
- 捕捉磁石内の磁気応答性物質は、磁界源の延長した磁極の表面積を増加させる形を有する、請求項14記載の装置。
- 捕捉磁石は、チャンネル磁石の構成を有する、請求項13記載の装置。
- 捕捉磁石は、ルテニウムまたはオスミウムベースの電気化学発光活性残基を有する磁気応答性微粒子を、電極表面上に引き寄せ分布させるのに適した、請求項16記載の装置。
- 磁気応答性物質からなるU−型チャンネルの内部のベースに、ただ1つの磁極で単一の永久磁石を結合して含有する、電気化学発光検出装置のための捕捉磁石。
- 試料組成物からの電気化学発光を測定する方法であって、試料組成物は、電気化学発光(ECL)活性残基と磁気応答性粒子からなる電気化学発光活性分子種を含有し、該方法は:
a)既知量の試料組成物を、電極を含有するセル内に導入し;
b)磁気応答性粒子に磁界を与えて、電極の表面に、磁気応答性粒子に結合したECL活性残基からなるECL活性分子種を集め;
c)試料組成物内のECL−活性分子種から発光を誘導するのに充分な大きさの電圧を電極に加え;そして
d)試料組成物から発生した発光を測定する、ことからなり、
ここで、磁気応答性粒子に加えられる磁界は、1つまたはそれ以上の磁界源からなる電極表面の下に位置し、捕捉磁石内の少なくとも1つの磁界源の磁束線は圧縮および/または分散されるような構成を有する捕捉磁石により提供される上記方法(但し、磁束線が分散のみされる場合、磁石は1つだけの磁界源を含有する)。 - 使用される捕捉磁石は、永久磁石の相対する極が永久磁石の引き合う極より近くにある、2つまたはそれ以上の永久磁石からなる、請求項19記載の方法。
- 使用される捕捉磁石は、永久磁石の少なくとも1つの磁極を延長している、磁気応答性物質に結合した1つの永久磁石からなる、請求項19記載の方法。
- 磁気応答性粒子に結合したECL活性残基からなるECL活性分子種を、試料組成物の他の成分から分離する工程をさらに含む、請求項19記載の方法。
- 追加の分離工程は、試料組成物からの発光を測定する工程の前に行われる、請求項22記載の方法。
- 電極表面上に捕捉されたECL−活性分子種を他の成分から分離する追加の工程は、電極の表面上のECL活性分子種を集める工程の後に行われる、請求項22記載の方法。
- 磁気応答性物質は、0.0001〜200ミクロンの範囲の直径と、1.0〜5.0g/mlの密度を有する、請求項19記載の方法。
- ECL活性分子種を集める工程は、磁石をセルに延長し、そして電極に電圧を加える工程の前にセルから磁石を引っ込めることからなる、請求項19記載の方法。
- 試料組成物は運動している液体である、請求項19記載の方法。
- ECL−活性分子種は、ルテニウムまたはオスミウムベースのECL活性残基からなる、請求項19記載の方法。
- ECL−活性分子種は、細胞、細胞内粒子、微生物、ウイルス、ハプテン、抗原、抗体、核酸、またはタンパク質に結合している、請求項28記載の方法。
- 磁気応答性粒子に結合したECL−活性残基からなるECL−活性分子種は、10−3モル未満の濃度で存在する、請求項19記載の方法。
- 磁気応答性粒子に結合したECL−活性残基からなるECL−活性分子種は、約10−12モル以上の濃度で存在する、請求項19記載の方法。
- 試料組成物から測定される発光は、試料組成物から測定される発光の少なくとも2倍であり、捕捉磁石は、分散および/または圧縮される磁束線を有する磁界源は持たない、請求項19記載の方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/339,237 US5744367A (en) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | Magnetic particle based electrochemiluminescent detection apparatus and method |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8516309A Division JPH10509798A (ja) | 1994-11-10 | 1995-11-13 | 磁性粒子ベースの電気化学発光検出装置と方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006184294A true JP2006184294A (ja) | 2006-07-13 |
Family
ID=23328109
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8516309A Withdrawn JPH10509798A (ja) | 1994-11-10 | 1995-11-13 | 磁性粒子ベースの電気化学発光検出装置と方法 |
JP2006096563A Pending JP2006184294A (ja) | 1994-11-10 | 2006-03-31 | 磁性粒子ベースの電気化学発光検出装置と方法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8516309A Withdrawn JPH10509798A (ja) | 1994-11-10 | 1995-11-13 | 磁性粒子ベースの電気化学発光検出装置と方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5744367A (ja) |
EP (1) | EP0871864B1 (ja) |
JP (2) | JPH10509798A (ja) |
AT (1) | ATE339682T1 (ja) |
AU (1) | AU4501596A (ja) |
DE (1) | DE69535223T2 (ja) |
ES (1) | ES2273339T3 (ja) |
WO (1) | WO1996015440A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2103946A2 (en) | 2008-03-17 | 2009-09-23 | Hitachi High-Technologies Corporation | Automatic analyzer |
JP2010525326A (ja) * | 2007-04-19 | 2010-07-22 | ウェルスタット バイオロジックス コーポレイション | 分離されていない循環癌細胞由来のHer−2/neuタンパク質の上昇したレベルの検出および治療 |
JPWO2013099648A1 (ja) * | 2011-12-28 | 2015-05-07 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 試料分析装置及び試料分析方法 |
JP2018040700A (ja) * | 2016-09-08 | 2018-03-15 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 自動分析装置 |
Families Citing this family (60)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7462322B2 (en) * | 1991-02-06 | 2008-12-09 | Bioveris Corporation | Methods and apparatus for improved luminescence assays |
US5744367A (en) * | 1994-11-10 | 1998-04-28 | Igen International, Inc. | Magnetic particle based electrochemiluminescent detection apparatus and method |
US6319670B1 (en) * | 1995-05-09 | 2001-11-20 | Meso Scale Technology Llp | Methods and apparatus for improved luminescence assays using microparticles |
CA2258489C (en) | 1996-06-28 | 2004-01-27 | Caliper Technologies Corporation | High-throughput screening assay systems in microscale fluidic devices |
FR2764381A1 (fr) * | 1997-06-09 | 1998-12-11 | Univ De Neuchatel | Detecteur electrochimioluminescent |
US6200531B1 (en) * | 1998-05-11 | 2001-03-13 | Igen International, Inc. | Apparatus for carrying out electrochemiluminescence test measurements |
AU2006201608B2 (en) * | 1998-05-11 | 2007-06-07 | Bioveris Corporation | Improved Apparatus and Methods for Carrying Out Electrochemiluminescence Test Measurements |
US6300143B1 (en) * | 1999-03-01 | 2001-10-09 | Idec Pharmaceuticals Corporation | Electrochemiluminescent assays for eukaryotic cells |
US6136268A (en) * | 1999-08-17 | 2000-10-24 | Orion Diagnostica | Method for luminescence measurements |
US7141436B2 (en) * | 1999-11-03 | 2006-11-28 | Science And Technology Corp. | Immunoassay and reagents and kits for performing the same |
AU2002245444B2 (en) | 2001-01-16 | 2006-10-05 | E.I. Dupont De Nemours And Company | Transparent paramagnetic polymer |
US7169577B2 (en) * | 2001-07-27 | 2007-01-30 | Surface Logix, Inc. | Cell isolation and screening device and method of using same |
US7285412B2 (en) * | 2001-07-27 | 2007-10-23 | Surface Logix Inc. | Device for magnetic immobilization of cells |
US7169578B2 (en) * | 2001-07-27 | 2007-01-30 | Surface Logix, Inc. | Cell isolation and screening device and method of using same |
US20030040129A1 (en) * | 2001-08-20 | 2003-02-27 | Shah Haresh P. | Binding assays using magnetically immobilized arrays |
AU2003215388A1 (en) * | 2002-02-22 | 2003-09-09 | Purdue Research Foundation | Magnetic nanomaterials and methods for detection of biological materials |
US7214427B2 (en) * | 2002-03-21 | 2007-05-08 | Aviva Biosciences Corporation | Composite beads comprising magnetizable substance and electro-conductive substance |
US7553448B2 (en) * | 2002-06-20 | 2009-06-30 | Bioveris Corporation | Electrochemiluminescence flow cell and flow cell components |
US20040096368A1 (en) * | 2002-06-28 | 2004-05-20 | Igen International, Inc. | Assay systems and components |
CA2491093A1 (en) * | 2002-06-28 | 2004-01-08 | Purdue Research Foundation | Magnetic nanomaterials and methods for detection of biological materials |
US7960184B2 (en) * | 2002-09-20 | 2011-06-14 | George Mason Intellectual Properties, Inc. | Methods and devices for active bioassay |
US9790539B2 (en) * | 2004-06-30 | 2017-10-17 | Russell Biotech, Inc. | Methods and reagents for improved selection of biological molecules |
US20080227219A1 (en) * | 2004-11-17 | 2008-09-18 | Frank Gamez | Electrochemiluminescent assay |
US20060275841A1 (en) * | 2004-12-20 | 2006-12-07 | Martin Blankfard | Assay method and apparatus with reduced sample matrix effects |
US7300631B2 (en) | 2005-05-02 | 2007-11-27 | Bioscale, Inc. | Method and apparatus for detection of analyte using a flexural plate wave device and magnetic particles |
US7648844B2 (en) * | 2005-05-02 | 2010-01-19 | Bioscale, Inc. | Method and apparatus for detection of analyte using an acoustic device |
US7749445B2 (en) * | 2005-05-02 | 2010-07-06 | Bioscale, Inc. | Method and apparatus for analyzing bioprocess fluids |
US7611908B2 (en) * | 2005-05-02 | 2009-11-03 | Bioscale, Inc. | Method and apparatus for therapeutic drug monitoring using an acoustic device |
US8211279B2 (en) * | 2005-06-03 | 2012-07-03 | Board Of Regents Of The University Of Texas System | Electrochemistry and electrogenerated chemiluminescence with a single faradaic electrode |
US7709197B2 (en) | 2005-06-15 | 2010-05-04 | Callida Genomics, Inc. | Nucleic acid analysis by random mixtures of non-overlapping fragments |
US20070116600A1 (en) * | 2005-06-23 | 2007-05-24 | Kochar Manish S | Detection device and methods associated therewith |
US8227261B2 (en) * | 2005-11-23 | 2012-07-24 | Bioscale, Inc. | Methods and apparatus for assay measurements |
US20080118402A1 (en) * | 2006-11-21 | 2008-05-22 | David Brancazio | Method and apparatus for analyte processing |
US8202491B2 (en) | 2006-11-21 | 2012-06-19 | Bioscale, Inc. | Apparatus for analyte processing |
US8026071B2 (en) * | 2007-03-12 | 2011-09-27 | Fabrico Technology, Inc. | Systems and methods for detecting target analytes |
EP2171097A2 (en) | 2007-06-29 | 2010-04-07 | Population Genetics Technologies LTD. | Methods and compositions for isolating nucleic acid sequence variants |
US8354280B2 (en) * | 2007-09-06 | 2013-01-15 | Bioscale, Inc. | Reusable detection surfaces and methods of using same |
US8397762B2 (en) * | 2008-02-04 | 2013-03-19 | Bioscale, Inc. | Fluidic system with improved flow characteristics |
ES2457541T3 (es) * | 2008-04-11 | 2014-04-28 | Board Of Regents Of The University Of Texas System | Método y aparato para la amplificación de la quimioluminiscencia electrogenerada por nanopartículas |
CA2717454C (en) | 2008-05-08 | 2017-02-14 | Board Of Regents Of The University Of Texas System | Luminescent nanostructured materials for use in electrogenerated chemiluminescence |
WO2011100358A2 (en) * | 2010-02-09 | 2011-08-18 | Fabrico Technology, Inc. | Systems and methods for detecting target analytes |
WO2011155489A1 (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-15 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 試料分析装置及び試料分析方法 |
CN101957322B (zh) * | 2010-08-17 | 2012-01-11 | 中国科学院苏州纳米技术与纳米仿生研究所 | 一种用于电化学发光检测的流通池及其系统 |
EP2616819A1 (en) | 2010-09-17 | 2013-07-24 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Magnetic system for particle attraction in a plurality of chambers |
WO2012051476A1 (en) | 2010-10-15 | 2012-04-19 | The United States Of America, As Represented By The Secretary, Department Of Health And Human Services | Mid-infrared imaging of microarrays |
US9791465B2 (en) * | 2012-02-22 | 2017-10-17 | Hitachi High-Technologies Corporation | Automatic analyzer |
US9081001B2 (en) | 2012-05-15 | 2015-07-14 | Wellstat Diagnostics, Llc | Diagnostic systems and instruments |
US9213043B2 (en) | 2012-05-15 | 2015-12-15 | Wellstat Diagnostics, Llc | Clinical diagnostic system including instrument and cartridge |
US9625465B2 (en) | 2012-05-15 | 2017-04-18 | Defined Diagnostics, Llc | Clinical diagnostic systems |
CN103048314A (zh) * | 2012-10-25 | 2013-04-17 | 宁波大学 | 一种负载量子点包被纳米金介孔材料构建的电化学发光免疫传感器及对hiv的检测方法 |
JP6239243B2 (ja) * | 2013-02-08 | 2017-11-29 | エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft | 自動分析装置 |
CN106232827A (zh) | 2014-02-21 | 2016-12-14 | 哈佛学院董事及会员团体 | 变构蛋白的从头设计 |
EP2977765A1 (en) * | 2014-07-23 | 2016-01-27 | Roche Diagniostics GmbH | Sample container carrier, laboratory sample distribution system and laboratory automation system |
US9663780B2 (en) | 2014-10-15 | 2017-05-30 | Alpaqua Engineering, LLC | Solid-core ring-magnet |
EP3093071A1 (en) | 2015-05-11 | 2016-11-16 | Roche Diagniostics GmbH | Test tube carrier |
EP3211426A1 (en) | 2016-02-25 | 2017-08-30 | Roche Diagnostics GmbH | Sample container carrier |
EP3775261A4 (en) | 2018-03-26 | 2021-11-24 | Rootpath Genomics, Inc. | COMPOSITIONS OF TARGET UNITS AND METHODS OF USE |
US11242519B2 (en) | 2018-08-23 | 2022-02-08 | Alpaqua Engineering, LLC | Discontinuous wall hollow core magnet |
EP3906412A1 (en) * | 2019-01-03 | 2021-11-10 | Meso Scale Technologies, LLC | Compositions and methods for carrying out assay measurements |
US11951476B2 (en) * | 2020-11-19 | 2024-04-09 | Rutgers, The State University Of New Jersey | Electronic-sensing and magnetic-modulation (ESMM) biosensor for phagocytosis quantification in pathogenic infections and methods of use thereof |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2650528A1 (de) * | 1976-11-04 | 1978-05-18 | Kloeckner Humboldt Deutz Ag | Magnetscheider |
GB2053576A (en) * | 1979-06-19 | 1981-02-04 | Coin Controls | Magnet holder |
US4695393A (en) * | 1983-05-12 | 1987-09-22 | Advanced Magnetics Inc. | Magnetic particles for use in separations |
US4698302A (en) * | 1983-05-12 | 1987-10-06 | Advanced Magnetics, Inc. | Enzymatic reactions using magnetic particles |
US4695392A (en) * | 1983-05-12 | 1987-09-22 | Advanced Magnetics Inc. | Magnetic particles for use in separations |
US4554088A (en) * | 1983-05-12 | 1985-11-19 | Advanced Magnetics Inc. | Magnetic particles for use in separations |
US4628037A (en) * | 1983-05-12 | 1986-12-09 | Advanced Magnetics, Inc. | Binding assays employing magnetic particles |
US4518627A (en) * | 1984-09-04 | 1985-05-21 | Polaroid Corporation | Apparatus and method for disorienting magnetic particles in magnetic recording media |
US5238808A (en) * | 1984-10-31 | 1993-08-24 | Igen, Inc. | Luminescent metal chelate labels and means for detection |
DE3582649D1 (de) * | 1984-11-01 | 1991-05-29 | Technicon Instr | Magnetisch empfindlicher reagenstraeger und verfahren zur herstellung. |
US5147806A (en) * | 1988-04-29 | 1992-09-15 | Igen, Inc. | Method and apparatus for conducting electrochemiluminescence measurements |
ATE259064T1 (de) * | 1987-11-04 | 2004-02-15 | Igen Int Inc | Lumineszente rhenium-komplexe und verfahren zur herstellung |
WO1990005301A1 (en) * | 1988-11-03 | 1990-05-17 | Igen, Inc. | Electrochemiluminescent assays |
IL100866A (en) * | 1991-02-06 | 1995-10-31 | Igen Inc | Luminescence test method and device based on magnetic tiny particles, containing many magnets |
IL100867A (en) * | 1991-02-06 | 1995-12-08 | Igen Inc | Method and device for improved luminescence testing |
KR100212178B1 (ko) * | 1991-07-10 | 1999-08-02 | 리차드 제이 마세이 | 입자농도 및 화학발광 검출을 이용한 개선된 발광 검정 장치 및 방법 |
US5250084A (en) * | 1992-07-28 | 1993-10-05 | C Four Pty. Ltd. | Abrasive tools and process of manufacture |
JP2578712B2 (ja) * | 1992-11-13 | 1997-02-05 | 株式会社トミー精工 | 蒸気滅菌器 |
DE19501916A1 (de) * | 1994-01-24 | 1995-07-27 | Hitachi Ltd | Verfahren und Analysator zum Immuntest unter Verwendung magnetischer Teilchen |
US5744367A (en) * | 1994-11-10 | 1998-04-28 | Igen International, Inc. | Magnetic particle based electrochemiluminescent detection apparatus and method |
US5781005A (en) * | 1995-06-07 | 1998-07-14 | Allegro Microsystems, Inc. | Hall-effect ferromagnetic-article-proximity sensor |
-
1994
- 1994-11-10 US US08/339,237 patent/US5744367A/en not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-11-13 AU AU45015/96A patent/AU4501596A/en not_active Abandoned
- 1995-11-13 JP JP8516309A patent/JPH10509798A/ja not_active Withdrawn
- 1995-11-13 WO PCT/US1995/014847 patent/WO1996015440A1/en active IP Right Grant
- 1995-11-13 EP EP95943578A patent/EP0871864B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-11-13 DE DE69535223T patent/DE69535223T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-11-13 ES ES95943578T patent/ES2273339T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1995-11-13 AT AT95943578T patent/ATE339682T1/de active
-
1998
- 1998-04-27 US US09/066,704 patent/US6133043A/en not_active Expired - Lifetime
-
2006
- 2006-03-31 JP JP2006096563A patent/JP2006184294A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010525326A (ja) * | 2007-04-19 | 2010-07-22 | ウェルスタット バイオロジックス コーポレイション | 分離されていない循環癌細胞由来のHer−2/neuタンパク質の上昇したレベルの検出および治療 |
EP2103946A2 (en) | 2008-03-17 | 2009-09-23 | Hitachi High-Technologies Corporation | Automatic analyzer |
JPWO2013099648A1 (ja) * | 2011-12-28 | 2015-05-07 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 試料分析装置及び試料分析方法 |
JP2018040700A (ja) * | 2016-09-08 | 2018-03-15 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 自動分析装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0871864B1 (en) | 2006-09-13 |
DE69535223T2 (de) | 2007-09-20 |
DE69535223D1 (de) | 2006-10-26 |
US6133043A (en) | 2000-10-17 |
WO1996015440A1 (en) | 1996-05-23 |
US5744367A (en) | 1998-04-28 |
ATE339682T1 (de) | 2006-10-15 |
EP0871864A1 (en) | 1998-10-21 |
JPH10509798A (ja) | 1998-09-22 |
AU4501596A (en) | 1996-06-06 |
ES2273339T3 (es) | 2007-05-01 |
EP0871864A4 (en) | 1999-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006184294A (ja) | 磁性粒子ベースの電気化学発光検出装置と方法 | |
KR100212178B1 (ko) | 입자농도 및 화학발광 검출을 이용한 개선된 발광 검정 장치 및 방법 | |
US5779976A (en) | Apparatus for improved luminescence assays | |
US5746974A (en) | Apparatus for improved luminescence assays using particle concentration, electrochemical generation of chemiluminescence and chemiluminescence detection | |
US5798083A (en) | Apparatus for improved luminescence assays using particle concentration and chemiluminescence detection | |
US5705402A (en) | Method and apparatus for magnetic microparticulate based luminescence assay including plurality of magnets | |
KR100381462B1 (ko) | 전기화학발광을이용한생체분자반응속도측정방법 | |
AU637775B2 (en) | Electrochemiluminescent assays | |
US6448091B1 (en) | Method and apparatus for improved luminescence assays using particle concentration chemiluminescence detection | |
AU668085B2 (en) | Methods and apparatus for improved luminescence assays | |
JPH06508203A (ja) | 複数の磁石を含む磁性微粒子に基づいたルミネッセンス・アッセイのための方法ならびに装置 | |
US20030008339A1 (en) | Methods and apparatus for improved luminescence assays | |
US20140072963A1 (en) | Electrochemiluminescence immunoassay method | |
US5962218A (en) | Methods and apparatus for improved luminescence assays | |
JP4388693B2 (ja) | 電気化学発光結合反応テストを利用したサンプルの分析方法 | |
US5770459A (en) | Methods and apparatus for improved luminescence assays using particle concentration, electrochemical generation of chemiluminescence detection | |
JPH0795034B2 (ja) | 電気化学ルミネセンス測定を行うための方法と装置 | |
US6132955A (en) | Method for derivitizing electrodes and assay methods using such derivitized electrodes | |
JPH07209189A (ja) | 試料液に電位を印加することにより、光学的に検出できるシグナルを発生する装置と方法 | |
GB2217007A (en) | Electrochemical analysis of analytes in solution | |
US7462322B2 (en) | Methods and apparatus for improved luminescence assays | |
AU676665C (en) | Methods and apparatus for improved luminescence assays usingparticle concentration and chemiluminescence detection | |
JPH10332590A (ja) | 電気化学フロースルーセル及びこれを用いる分析方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060725 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070402 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070423 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20070402 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070402 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070523 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070717 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070821 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20070907 |