JP2018040700A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フローセルの作用極上に均一な液体の流れを形成することで測定の再現性を向上した自動分析装置を提供する。【解決手段】標識物質が結合された磁性粒子を含む流体を吸引するノズル8と、ノズル8から吸引された流体が流れるフローチャンバー14と、フローチャンバー14内に配置される作用極1および対極2と、を備えたフローセル17と、標識物質が結合された磁性粒子を作用極1上に捕捉するための磁場を発生させる磁気トラップ手段7と、作用極1に対して電圧を印加する電圧印加手段と、電圧印加手段による電圧印加に伴い標識物質から発生する発光を検出する光検出素子と、を備えた自動分析装置において、作用極1は環状の形状であり、環状の作用極1の略中央に形成された流路入口9から標識物質が結合された磁性粒子を含む流体がフローチャンバー14内に吸引される。【選択図】図2

Description

本発明は、磁性粒子を使用する分析装置に係わり、抗原(antigen)と抗体(antibody)の反応を利用する免疫分析(immunoassay)装置に関する。
特許文献1には、磁性粒子を用いた免疫分析装置の一例が記載されている。抗体をコーティングした磁性粒子および発光標識が結合した抗体を含む試薬と、分析の目的とする物質(抗原)を含む試料を反応容器にて混合させる。抗原−抗体反応に従い、磁性粒子表面の抗体と発光標識が結合した抗体により、分析の目的物質は磁性粒子表面に捕捉・固定化され、免疫複合体が形成される。作製された免疫複合体を含む試料液を、作用極と対極を流路内部に露出して配置したフローセルに流すと同時に、フローセル外壁に永久磁石を接触させて作用電極上に磁場を作用させる。すると免疫複合体中の磁性粒子が磁場の影響を受けて作用電極上に捕捉され、液相がフローセルから流出する。反応溶液がフローセル内を通過した後、発光誘導物質を含む緩衝液にてフローセル内を置換する。その後、永久磁石をフローセルから離脱させたのち、作用極と対極の間に電圧を印加すると、作用極上の免疫複合体が発光する。その発光を光電子増倍管などの光検出器を用いて検出することで、発光量から試料中の目的物質濃度を定量できる。
また、特許文献2には別方式の電気化学測定装置であって、いわゆる回転電極を備えた装置が記載されている。
特開平8−146002号公報 特開2008−261711号公報
反応溶液中の免疫複合体を作用極上に効率的かつ均一に捕捉することは、検出感度や測定の再現性を高める上で重要である。そのため、フローセル内、特に作用極近傍の流体の流れを均一化することが重要となる。特許文献2に記載されている回転電極方式は電極上に強制的に液の流れを発生させるため、電極上の流体の流れを均一化することができる。
しかしながら、特許文献1に記載されているようなフローセル式の検出器を有する自動分析装置に回転電極を直接的に適用するのは困難である。例えば、フローセル内部に回転部を入れ込むことによりフローセル機体が破損する危険性や、また密閉性の確保が困難になる。また、磁性粒子を用いる免疫分析装置では、磁性粒子を安定的に作用極上に捕捉する必要があるが、回転する平板上に安定的に磁性粒子を捕捉する方法について、特許文献2には何らの示唆、開示はない。
本発明は、上記課題を鑑みて成し遂げられたものであり、フローセルの作用極上に均一な液体の流れを形成した状態で、磁性粒子を捕捉することで測定の再現性を向上した自動分析装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の特徴は、以下の通りである。
すなわち、流路入口と流路出口を有するベース、所定の波長の光を透過する部材からなるカバー、および前記ベースと前記カバーの間に所定の間隔を形成するスペーサにより形成される流路と、前記ベースに固定された対極と、中心に穴部を持った平面状に形成され、当該穴部の中心が前記流路入口上に位置付けられるように前記ベースに固定された作用極と、を備えているフローセル型検出器である。
本発明によれば、フローセル型検出器を利用した分析装置において、フローセル内に配置された作用極上の流体の流れを均一化することにより、再現性の高い測定結果を得ることが出来る。上記以外の課題、構成及び効果は以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例における自動分析装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施例におけるフローセルおよび磁気トラップ手段の縦断面図である。 図1におけるI−I線断面図である。 図1におけるII−II線断面図である。 図1におけるIII−III線断面図である。 図1に示す磁気トラップ手段7によって、作用極1近傍に形成される磁界を示した模式図である。 本発明の一実施例の変形例を示す、フローセルおよび磁気トラップ手段の縦断面図である。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明はこれらの記載に限定されるものではない。
図1は本発明の実施例における自動分析装置の概略構成を示す図である。
本発明における自動分析装置は、測定する反応液を保持する反応液ハンドリング部、フローセル17からなる検出部、フローセルに対して液体を送液する送液部、そして各部位の動作を制御する制御部からなる。
まず検出部について説明する。検出部は主にフローセル17、電圧印加手段38、磁気トラップ手段7、光電子増倍管19からなる。フローセル17の中央にはノズル8が接続されることで、流路入口9が形成される。フローセル17の外周部底面には複数の流路出口10が形成されている。流路出口10は、ニップルを介して第二流路21と接続されている。更に、フローセル17の外周部側面には、後述する洗浄液及び発光誘導体を含む緩衝液をフローチャンバー内に導入するための導入口18が形成されている。導入口18は、ニップルを介して第一流路20と接続されている。
さらにフローセル17内には、作用極、対極及び参照極が配置されている。これらの作用極、対極、参照極は、リード線35,36、37を介して、電圧印加手段38に接続されている。電圧印加手段は適切なタイミングで各電極に電圧を印加し、作用極上に捕捉された免疫複合体に後述の発光現象を起こさせる。フローセル17のその他の詳細な構造は後述する。
磁気トラップ手段7はフローセル17の下方に設置されている。磁気トラップ手段7は、ノズル8を通じてフローセル17内に導入された試料液中に含まれる磁性粒子をフローセル内に捕捉する。
光電子増倍管19はフローセル17の上方に配置されている。光電子倍増管19はフローセル17内で発生した光を計測するものである。光電子倍増管19の上方にはソケットが取付けられ、このソケットを介して光電子倍増管19の検出信号が制御装置42に送られ、光強度が計測される。
なお、図示されていないが、当該自動分析装置はフローセル17を略水平に固定するためのフローセル取り付け部を有する。
次に反応液保持部について説明する。反応液ハンドリング部は、反応液を収容した反応溶液ボトル30と、廃液ボトル32をその上に保持する反応液ボトル保持部43、反応液ボトル保持部43を水平・垂直方向に移動させるモータ33、モータ33よりなる。なお、反応液ボトル保持部43の上には更に別の試薬ボトルを保持可能としても良い。例えば後述する緩衝液ボトル28や洗浄液ボトル29を保持するようにしても良い。
次に送液部について説明する。送液部は、流路入口9および流路出口10を介してフローセル17内に反応液の導入・排出を制御するシリンジポンプ27、フローセル17内に緩衝液ボトルや洗浄液ボトル内の液体の導入・排出を制御するシリンジポンプ26、廃液を収容する廃液ボトル31、それらの構成を接続した流路20,21、各流路のオンオフを制御するピンチ弁からなる。
次に制御部42について説明する。制御部42は反応液ハンドリング部のモータ33、検出部の光電子増倍管19、電圧印加手段38、シリンジ26,27の動作を制御する。また各ピンチ弁のオンオフ切換えについても制御する。さらに制御部42は一般的に、ユーザが検出部での測定結果を確認するための測定結果画面を表示する表示装置と、指示を入力する入力装置を備えていることが望ましい。
次に、上記のように構成した本実施例の免疫分析装置の動作を説明する。
免疫分析装置で分析対象とする成分(分析対象物)は、試料が血清の場合、抗原、ペプチドホルモン、ステロイドホルモン、薬剤、ウィルス抗体、各種の腫瘍マーカー、抗体、抗体複合物、単一タンパク質などである。
固相として使用する磁性粒子の表面には、抗体が固定されている。磁性粒子は、例えば鉄、酸化鉄、ニッケル、コバルト、酸化クロム等の磁気吸引物質の粉末をマトリクス内にうめ込んで形成されており、このマトリクス自体は、多くの合成及び天然の重合性物質(たとえばセルロース、ポリエステル、ポリスチレン、シリカ、デキストラン、アルブミン等)からなる広い範囲の物質からなる。
免疫反応によって分析対象物(抗原)及び発光標識物質を含む免疫複合体が、磁性粒子上に結合される。この免疫複合体は、反応混合物中の他の共存物質とともに懸濁液の形でフローセルに導入される。
以下では、一例として、TSH(甲状腺刺激ホルモン)を含む血清、尿等の生体液由来の試料を分析する場合を説明する。試料50μlと、緩衝液中に分散させた磁性粒子溶液50μlと、末端をビオチン処理したTSH抗体を含む試薬50μlと、末端をビオチン処理し、かつ励起により化学発光を生じる前記の標識物質を結合させたTSH抗体を含む試薬50μlと、発光誘導物質を含むpH7.4前後の緩衝液50μlとが、所定の順番に従って分注、混合され、反応液ボトル30に注入される。
反応液ボトル30は例えば図示しないインキュベータや恒温槽等で一定温度(この実施例では37℃)に保温され、適切なタイミングで図示しない振動装置により撹拌されることにより反応を進行させる。一定時間(この実施例では15分間)保温と撹拌を継続することにより、磁性粒子、試料中のTSH、及び2種のTSH抗体が結合した反応生成物を含む懸濁液が反応液ボトル30に生成される。
反応が終了した反応液ボトルはモータ33により、水平方向および垂直方向への移動がコントロールされる反応液ボトル保持部43に移載される。移載する際には、例えば反応容器の外壁を複数のアームで掴んだ状態で任意の場所へ移動するロボットアーム等を用いる。
次に反応液ボトル30内の懸濁液をフローセル17内に導入するため、モータ33を駆動して反応液ボトル30の開口部を流路入口9の直下位置に水平移動させた後、上方に移動させることにより、流路入口9の先端に配置されるノズル8を反応液ボトル30内の懸濁液に挿入する。
次に、制御部42は、第一ピンチ弁22及び第四ピンチ弁25を閉じ、第三ピンチ弁24を開けた状態に制御する。同時に、磁気トラップ手段7を制御してフローセル17内に磁界を発生させる。この状態で、シリンジポンプ27により反応液ボトル30内の前記反応生成物を含む250μlの懸濁液のうち120μlの懸濁液をノズル内に吸引する。その後にモータ33を駆動して反応液ボトル30を下方に移動させることによりノズル8の先端部を懸濁液の外に出し、その後再びシリンジポンプ27により吸引動作を行う。この吸引により120μlの懸濁液がフローセル17内に導入される。このとき、懸濁液がフローセル17内に線速度50mm/sで導入されるようにシリンジ11の操作を制御する。
磁気トラップ手段によって局部的に形成される磁場により、反応生成物(免疫複合体)と未反応の磁性粒子のみが作用極1上に捕捉され、その他の液相は流路出口10から第二流路21を通り、シリンジポンプ27へと吸引される。このようにして、140μlの懸濁液に含まれていた全ての反応生成物をフローチャンバー14内に集められB/F分離が行われる。
次に、第三ピンチ弁24を閉じ、第四ピンチ弁25を開けた状態で、シリンジポンプ27を押し出し動作することにより、シリンジポンプ27内の液相を廃液ボトル31に排出する。
次に、コントローラー33を駆動して廃液ボトル32を流路入口9の位置に水平移動させた後、上方に移動させることにより、流路入口9の先端に配置されるノズル8を廃液ボトル32内に配置する。第五ピンチ弁40を閉じ、第二ピンチ弁23を開いた状態において、プローブ34は、発光誘導体を含む緩衝液が貯留されるボトル28上に水平移動した後、下方に移動することにより、緩衝液ボトル28内に挿入される。次にシリンジポンプ26を稼動し、緩衝液ボトル28内の緩衝液30mlをシリンジポンプ26に吸引する。
第一ピンチ弁22及び第五ピンチ弁40を開き、第二ピンチ弁23を閉じた状態において、シリンジポンプ26を稼動することにより、第一流路20および導入口18を経て、緩衝液をフローセル17内に導入、充填する。過剰の緩衝液は、ノズル8から廃液タンク32に排出される。この緩衝液の導入により、フローチャンバー14内に残存していた未反応の試薬が洗い流され、狭雑物は廃液ボトルに排出される。測定対象物である免疫複合体のみが作用極上に捕捉された状態となり、B/F分離が完了する。
以上の操作によりフローセル17内は、反応生成物と未反応の磁性粒子が捕捉されており、それらの周囲が、標識物質の励起を誘引するために用いられるトリプロピルアミン(TPA)を含む緩衝液によって満たされた状態となる。上記工程終了の後、フローセル17に対して定められたシーケンスに基づいた電圧を電圧印加手段38により印加し、下記の反応を行わせる。
1)TPA→TPA +e
2)TPA →TPA +H
3)Ru(bpy) 2+→Ru(bpy) 3++e
4)Ru(bpy) 3++TPA →Ru(bpy) 2+*
5)Ru(bpy) 2+* →Ru(bpy) 2++photon(620nm)
すなわち、電圧の印加により緩衝液中のTPAが還元され、反応生成物中の標識物質であるRu(bpy) 2+が発光する。この反応によって発生した光は、フローセル17の上方に設けられた光電子倍増管19の光電面に導入されてその発光量が計測され、TSH濃度既知のコントロール物質を測定した際の発光量と比較して試料中のTSH濃度が算出される。
上記反応工程に際して、作用極1上に磁性粒子と結合してなる反応生成物を捕捉する目的で、配置した磁気トラップ手段7は、光電子増倍管の増倍効率に対する磁界の影響を少なくするため、電圧の印加による電気化学的反応により発光を行わせる直前に、作用極1近傍の磁界をなくすように制御される。
発光反応終了後、フローセル17内の洗浄を行う。まず、第一ピンチ弁22および第四ピンチ弁25を閉じ、第三ピンチ弁24を開けた状態で、シリンジポンプ27を稼動することにより、フローセル17内の緩衝液および磁性粒子をシリンジポンプ27内に吸引する。
次に、第三ピンチ弁24を閉じ、第四ピンチ弁25を明けた状態で、シリンジポンプ27を稼動することにより、シリンジポンプ27内の廃液を、廃液タンク31に排出する。その後、第五ピンチ弁40を閉じ、第二ピンチ弁23を開いた状態において、プローブ34は、洗浄液が貯留されるボトル29上に水平移動した後、下方に移動することにより、洗浄液ボトル29内に挿入される。次にシリンジポンプ26稼動し、洗浄液ボトル29内の洗浄液30mlをシリンジポンプ26に吸引する。
第一ピンチ弁22及び第五ピンチ弁40を開き、第二ピンチ弁23を閉じた状態において、シリンジポンプ26を稼動することにより、第一流路20および導入口18を経て、洗浄液をフローセル17内に導入、充填され、フローセル17内に残留した反応終了後の緩衝液、反応生成物及び未反応の磁性粒子が洗い流される。この操作にて一試料に対するTSHの測定が完了する。
なお、緩衝液および洗浄液はプローブ34を介してフローセル17内に導入される構成について説明したが、緩衝液ボトル28および洗浄液ボトル29が反応液ボトル保持部43に設置可能な場合、反応液と同様にノズル8を介してフローセル17内に導入しても良い。
次に、図2を用いて本発明のフローセル構造の例を説明する。図2は本発明のフローセルの垂直断面図である。
本実施例におけるフローセル17は、上面を覆うカバー11、底面を構成するセルベース15、カバーとセルベースの間隔を規定するスペーサ13、カバーとセルベースを一体に固定するセルホルダー12により形成される流路と、流路内に配置された作用極1、対極2、参照極3、ノズル8、流路入口9、流路出口10、洗浄液及び緩衝液導入口18等からなる。
カバー11は、非導電性かつ透明な材料である。フローセル内で発光する所定の波長の光を透過すれば良く、必ずしも透明な材料である必要はない。一例として厚さ4mm、有効直径40mmの円板状のアクリル樹脂である。
セルベース15は、試料中の蛋白成分などによる汚れの付着しにくさ、及び洗浄液などによる劣化を極力防止するため、例えば、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、ポリエーテルエーテル樹脂、及びアクリル樹脂等の電気非導電性物質が用いられる。本実施例においては一例としてポリエーテルエーテル樹脂を用いた。セルベース15の水平面内の形状はカバー11と略同形状の円形状を有する。円形状の中心には流路入口9が形成されている。流路入口10の直径は約1mmである。流路入口9には着脱可能なノズル8が接続されている。またセルベース15の外周部底面には流路出口10が形成され、排出ボトル31へ連通した第二流路21が接続されている。なお、本実施例においてはノズル8をフローセル17に対して着脱可能とするように、ノズル8の外壁にネジ構造を設けている。ノズル8をフローセル17と分離可能とすることにより、フローセル17のみを交換することが可能となる。
流路入口9に近い内周側には、ノズルから流入された液体が均一に流れるように、滑らかな上面を持った内周部44が形成されている。内周部の上面には作用極1(作用電極)が設置されている。本実施例では内周部は水平に構成されているが、滑らかな平面を有していればよく、例えば滑らかな傾斜面により形成されていても良い。流路入口9から遠い外周部には、円周方向に溝が形成されており、溝の底面には液体を外部に流出するための流路出口10が形成されている。
カバー11とセルベース15は、スペーサ13によって一定の間隔を保って離れた状態で固定されている。スペーサ13は、例えばオーリングなどの環状構造体であり、フッ素樹脂、ブチルゴム、シリコンゴム等からなる。セルカバー11およびセルベース15は、スペーサ13を介して、セルホルダー12によって固定・一体化され、フローセル17の機体を形成する。先に述べたようなセルベースの形状により、外周部では内周部と比較して、カバー11とセルベース15により厚みのある空間が形成される。一例として、カバー11とセルベース15の距離は、作用極1が配置される内周部領域において最小0.2mm、流路出口が配置される外周部領域(溝部)において最大20mmである。カバー11とセルベース15との距離が、環状の作用極1が配される内周部領域に対し、外周部の溝部領域の方が大きくなるように設計することにより、溝部の側壁に対極2や参照極3を設置する空間を確保するとともに、電極のレイアウトの自由度が向上する。また、対極2を溝部に設置することにより、作用極上で発生した光を対極2で遮蔽することなく、光電子増倍管で測定することが可能となる。
作用極1は、中心に穴部を有する平板形状を有する。作用極1の形状は、円形状や多角形状を採用することが出来るが、フローセル17内に流入した液体の放射状の液流に適合する円形状が好ましい。作用極1の穴径は、後述する磁気トラップ手段7の実装性を考慮し、約8mm以上が好ましい。また作用極1の面積は約20から100mmとすることにより、作用極1上に磁性粒子を均一に捕捉できる。約20mm以下では、磁性粒子の積層が発生しやすくなり、発光量の低下に繋がる。また、約100mm以上では、磁性粒子が捕捉されない領域が増加し、当該領域からの不要発光(バックグラウンド発光)が増加することにより、感度の低下に繋がる。一例として本実施例では、作用極1は白金によりなり、穴の径は約8mm、平板の外径は約12mmの環状に形成されており、面積は約63mmである。対極2は、チタンからなる直径10mmのネジに対し、フローチャンバー14内で接液する部分に、めっきにより白金を成膜して形成したものである。本実施例では後述する図3に示すように、3つの対極2を、流路入口9と各対極2が成す角度が120度となるように設置されている。
参照極3は、銀−塩化銀電極を使用し、セルベース15の外周側壁において、2つの対極2の中間位置に設置されている。
なお、本実施例では外周部を溝により構成したが、この構成は必須ではなく、外周部は内周部と滑らかに接続された平面により構成されていても良い。例えば内周部から外周部にかけて傾斜した斜面で構成された場合も、外周部側に流路出口、対極、参照極を配置することが可能である。
図3は、図2のI−I線断面図である。環状の作用極1とセルベース15は、各々の中心軸が、中央の流路入口9の中心軸と略一致するような配置を取る。つまり、作用極1に設けられた穴部とセルベース15に設けられた流路入口の位置が一致するように配置する。これにより、フローセル17の対称性が向上し、作用極1の円周方向における流体の流れの均一化に寄与する。
ノズル8を介して流路入口9からフローセル17内に磁性粒子を含む流体が導入されると、流体はカバー11の下面に衝突し、作用極1上を放射状に広がる流れを形成する。作用極1の形状を流体の流れに合わせた環状とすることにより、作用極1上に均一な流体の流れを形成することができ、磁性粒子の均一な捕捉に寄与する。
図4は、図2のII−II線断面図である。対極2および参照極3は、セルベース15外壁側面からフローチャンバー14内に向けて挿入し、ネジ止めすることで設置する。対極2および参照極3をねじ式に挿入できる構造とすることにより、各電極の設置、交換が容易となり、作業性が向上する。
対極2を複数設置する場合は、作用極1と対極2の間に電圧印加した際に発生する電界分布を均一化するため、対極2の設置位置は、作用極1との距離が略等しく、流路入口9と各対極2が成す角度が略等しくなる位置が好ましい。一つの対極2を使用する場合は、環状の形状とした対極2を、フローチャンバー14内に設置することで実現できる。参照極3の設置位置は、溶液抵抗に基づく電圧低下を避けるために、作用極1にできるだけ近いことが望ましい。また、作用極1の電圧を正確に制御するために、参照極3と対極2との間の距離よりも、参照極3と作用極1との間の距離が近くなるように、参照極3を設置することが望ましい。
作用極1及び対極2の材料は、例えば、金、白金、パラジウム、タングステン、イリジウム、ニッケル及びそれらの合金や炭素材料などである。また、作用極1及び対極2は、例えばチタンなどの母材に、前記材料をめっき、スパッタリング等で成膜したものを使用しても良い。
セルベース15外壁側面には、洗浄液及び発光誘導体を含む緩衝液をフローチャンバー内に導入するための導入口18が形成されている。発光誘導体を含む緩衝液は、磁性粒子を作用極1上に捕捉した後に、導入口18を介してフローチャンバー14内に導入される。フローチャンバー14が緩衝液で満たされると、作用極1に電圧を印加して発光測定が行われる。洗浄液は、発光測定が終了した後に導入口18を介してフローチャンバー14内に導入され、フローチャンバー14内の洗浄が実施され、作用極1上の磁性粒子は流路出口10から排出される。
図5は、図2のIII−III線断面図であり、本発明の磁気トラップ手段7を示している。
磁気トラップ手段7は、作用極の位置・形状に対応して、作用極1の直下に適切な磁場を形成できるよう、セルベース15の外壁下部に設置される。本実施例において磁気トラップ手段7は径の異なる2つの筒状の電磁鋼板4及び5と電磁石6からなる。
本実施例における電磁鋼板4は、作用極1近傍において厚さ約1mmで外径約13mmの筒形状を有し、電磁鋼板5は、作用極1近傍において厚さ約1mmで外径約8mmの筒形状を有する。この電磁鋼板4および5は、受け入れ部16において、作用極15の表面に対して1mm離れた距離に置かれる。電磁鋼板4及び5の下方には4つの電磁石6が等間隔に設置され、電磁鋼板4側にN極、電磁鋼板5側にS極となるように配置され、磁束密度は0.85Tを有している。
電磁鋼板4及び5の管径は、図2に示されるように、作用極1近傍では、各々環状の作用極1の内径及び外径に対応しており、各々の中心軸が、中央の流路入口9の中心軸と略一致するように配置される。更に、フローセル17から離れた場所における電磁鋼板4及び5の管径は、作用極1近傍部に対し、大きくなるように設計されている。このように設計することで、電磁鋼板4及び5の間に設置する電磁石6の大きさや、個数の選択を広げることが出来る。
電磁石6は、2つの管状の電磁鋼板4及び5の間に設置され、電磁石6の励磁、消磁の切り替えにより、電磁鋼板を通じて作用極1近傍に発生する磁場を制御する。電磁石6の代わりに永久磁石を使用する場合は、永久磁石を電磁鋼板に接触させるか、離すかによって制御することができる。電磁石6は、電磁鋼板から発生する磁界を均一化するために、上下左右均等な位置に設置することが望ましい。
本実施例においては、作用極1近傍の磁束密度を0.5〜3Tとし、また作用極面との距離を0.5〜3mmまで近接させることができるように電磁鋼板4および5を配置することにより、流路入口9を通ってフローチャンバー14内を流れてくる懸濁液中の反応生成物に対し局部的に最適な磁界を与えることができるため、懸濁液中のより多くの反応生成物を再現性よく、より均一かつ広範囲な分布をもって捕捉することが可能となる。
セルベース15の外壁下部には電磁鋼板4及び5の受け入れ部16が形成されている。受け入れ部16は、例えば電磁鋼板4及び5の板厚、形状に合わせた溝である。受け入れ部16の形成により、電磁鋼板4及び5の位置あわせを容易に、再現良く実施することが可能となり、測定の再現性にも寄与する。
図6は磁気トラップ手段7により形成される、作用極1近傍の磁界を示した模式図である。
電磁石6を励磁することにより、電磁鋼板の先端では電磁鋼板4から電磁鋼板5に向かう磁界が発生し、作用極1上では概ね水平方向の磁場を形成することができる。これのより、作用極1上に運ばれてきた磁性粒子を均一に捕捉する事が可能となる。以上の構造をもつフローセル17により、血清、尿等の生体液試料中の特定成分を、より迅速かつ簡便な方法で高感度かつ再現性よく分析することが可能となる。
以上の操作及びフローセル17を用いて発光測定を実施した。比較例として、作用極1の中心の位置を、流路入口9の位置に対して1mmずらしたフローセルを用いて、同様に測定した結果、比較例に対し実施例1は測定値の再現性が向上した。比較例では、流路入口9からフローチャンバー14内に流体が導入された際に形成される放射状に広がる流れに対し、作用極1の設置位置が中心からずれることにより、対称性が失われる。対称性が失われることにより、作用極1上の液流の流れが不均一になり、再現性が悪化したと考える。一方、実施例1では、作用極1は、中心軸が、流路入口9の中心軸と略一致するような配置を取ることで、液流に対する対称性が保たれ、測定の再現性が向上したと考える。
図7に基づき本発明の実施例2について説明する。
図7に示すフローセルは、セルベース15の外壁底面において、電磁鋼板4及び5が固定体39を介して、セルベース15に固定化されていることを除き、実施例1と同様の構成をとっている。固定体39は、電磁鋼板4および5をセルベースに固定化する目的が達せられれば良く、特に限定されるものではないが、例えばエポキシ樹脂が挙げられる。実施例1と同様に測定を実施した結果、実施例1と比較し、更に測定の再現性が向上した。
これは、実施例1では、装置動作時に発生する僅かな振動により、電磁鋼板4および5の位置が僅かにずれることで、作用極に対する磁界の均一性が悪化しためと考えられる。一方、実施例2では、電磁鋼板4および5をセルベースに固定化することにより、装置動作時の僅かな振動による位置ずれを抑制することにより、再現性が向上したと考える。
1 作用極
2 対極
3 参照極
4 電磁鋼板
5 電磁鋼板
6 電磁石
7 磁気トラップ手段
8 ノズル
9 流路入口
10 流路出口
11 カバー
12 セルホルダー
13 スペーサ
14 フローチャンバー
15 セルベース
16 受け入れ部
17 フローセル
18 洗浄液及び緩衝液導入口
19 光電子増倍管
20 第一流路
21 第二流路
22 第一ピンチ弁
23 第二ピンチ弁
24 第三ピンチ弁
25 第四ピンチ弁
26 シリンジポンプ
27 シリンジポンプ
28 発光誘導体を含む緩衝液ボトル
29 洗浄液ボトル
30 反応溶液ボトル
31 廃液ボトル
32 廃液ボトル
33 コントローラー
34 プローブ
35 リード線(作用極)
36 リード線(対極)
37 リード線(参照極)
38 電圧印加手段
39 固定体
40 第五ピンチ弁
41 反応容器保持部
42 制御部
43 反応液ボトル保持部
44 内周部

Claims (15)

  1. 流路入口と流路出口を有するベース、所定の波長の光を透過する部材からなるカバー、および前記ベースと前記カバーの間に所定の間隔を形成するスペーサにより形成され、
    前記ベースに固定された対極と、
    平面状に形成され、前記流路入口を囲むように配置されるように前記ベースに固定された作用極と、を備えたフローセル。
  2. 請求項1記載のフローセルにおいて、
    前記作用極は中心に穴部を有する平面あるいは複数の作用極を穴部の周方向に配置した構成である、フローセル
  3. 請求項1記載のフローセルにおいて、
    前記流路入口に着脱可能に装着されたノズルを備えた、フローセル。
  4. 請求項1記載のフローセルにおいて、
    前記対極は中心に穴部を有する平面状に形成された、フローセル。
  5. 請求項1記載のフローセルにおいて、
    前記ベースは前記作用極が固定された領域の外周側に円周上に形成された凹部を有する、フローセル。
  6. 請求項5記載のフローセルにおいて、
    前記凹部の一部に、流路出口が形成されている、フローセル。
  7. 請求項5記載のフローセルにおいて、
    前記対極は前記凹部の内部に露出するように配置されている、フローセル。
  8. 請求項7記載のフローセルにおいて、
    前記対極を複数備え、
    それぞれの対極は作用極との距離が略等しく、前記流路入口と各対極がなす角度が略等しくなる位置に配置されている、フローセル。
  9. 請求項7記載のフローセルにおいて、
    前記対極徒の距離よりも前記作用極との距離が近い位置に配置された参照極を有する、フローセル。
  10. 請求項1記載のフローセルにおいて、
    前記対極または前記参照極は前記ベースに対して着脱可能に固定されている、フローセル。
  11. 請求項1記載のフローセルにおいて、
    反応に用いる液体または参照極の洗浄に用いる液体を前記流路内に導入する導入口を有する、フローセル。
  12. 請求項1記載のフローセルにおいて、
    前記ベースの下部に固定された磁気トラップ手段を有する、フローセル。
  13. 請求項12記載のフローセルにおいて、
    前記磁気トラップ手段は、円筒状の電磁鋼板と、当該電磁鋼板に磁力を与える磁場発生手段を有する、フローセル。
  14. 中心に流路入口を有するベース、所定の波長の光を透過する部材からなるカバー、および前記ベースと前記カバーの間に所定の間隔を形成するスペーサにより形成される流路と、
    中心に穴部を有する平板形状からなり、前記流路の内部に露出し、かつ、前記穴部の中心が前記流路入口上に位置づけられるように前記ベース上に固定された作用極と、
    前記流路入口に設けられ、反応液を前記フローセル内に吸引するノズルと、
    前記作用極に対して磁場を発生させる磁気トラップ手段と、
    前記作用極に対して電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記フローセルの流路内から生じる光を、前記カバーを介して検出する検出器と、
    前記フローセル内に反応液を吸引する際に磁場を印加し、前記検出器による検出の際には磁場を印加しないように、前記磁気トラップ手段を制御する制御部と、を備えた自動分析装置。
  15. 請求項14記載の自動分析装置において、
    前記磁気トラップ手段は、作用電極の下方に設けられた円筒状の電磁鋼板と、前記電磁鋼板に磁力を与える磁場発生手段と、を備える自動分析装置。
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