JP2006183123A - 金型の製造方法 - Google Patents

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浩 大谷
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Abstract

【課題】
製造工程が簡単で安価にフランジ付き金型を製造することができる金型の製造方法を提供する。
【解決手段】
金型の製造方法は、原型11を形成する第1の工程1と、原型11を用いて雌型12を形成する第2の工程2と、雌型12により雄型13を形成する第3の工程3と、雄型13の端部13bに板部材15を取り付ける第4の工程4と、雄型13及び板部材15の雄型13側表面15aに電気良導体16を付着してから電解液19に入れて電鋳を行いフランジ21を備えた金型20を形成する第5の工程5と、フランジ21を備えた金型20から雄型13及び板部材15を外す第6の工程6とからなる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、加熱して所定の形状の物品を製造する金型の製造方法に関し、詳しくは、パン、焼き菓子等の食品を所定の形状に製造する金型の製造方法に関する。
従来の加熱して所定の形状の物品を製造する金型の製造方法、例えば、パン、焼き菓子等の食品を所定の形状に製造する金型の製造方法は、電鋳等により金型を製造していた。しかし、当該金型は、フランジを備えていないため、安定して保持させることができないので、再度電鋳により開口の周縁にフランジを形成していた(例えば、特許文献1)。
特許第3475216号公報
上記従来の金型の製造方法は、金型にフランジを形成するため、電鋳を2回行わなければならず、製造工程が複雑で、金型を簡単且つ安価に製造することができないという問題点があった。
本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、製造工程が簡単で安価にフランジ付き金型を製造することができる金型の製造方法を提供することを目的とする。
本願請求項1に係る金型の製造方法は、上記目的を達成するため、原型を形成する第1の工程と、前記原型を用いて雌型を形成する第2の工程と、前記雌型により雄型を形成する第3の工程と、前記雄型の端部に板部材を取り付ける第4の工程と、前記雄型及び前記板部材の雄型側表面に電気良導体を付着してから電解液に入れて電鋳を行いフランジを備えた金型を形成する第5の工程と、前記フランジを備えた金型から前記雄型及び前記板部材を外す第6の工程とからなる。
本願発明に係る金型の製造方法は、1回の電鋳でフランジを備えた金型を作成することができるので、製造工程が簡単であり、金型を安価に製造することができるという効果がある。
本願発明に係る金型の製造方法の一つの実施の形態を図1乃至図9に基づいて説明する。図1は、第1の工程の原型の一つの形態を示す斜視図である。図2は、雌型を形成する第2の工程の側面断面図である。図3は、雌型の側面断面図である。図4は、雄型を形成する第3の工程の断面図である。図5は、第4の工程の雄型及び板部材の雄型側表面に電気良導体を付着している側面図である。図6は、第5の工程の電鋳を行っている側面断面図である。図7は、フランジを備えた金型から雄型及び板部材を外す第6の工程の側面図である。図8は、金型の側面断面図である。図9は、フランジを備えた金型の斜視図である。
金型の製造方法は、原型11を形成する第1の工程1と、前記原型11を用いて雌型12を形成する第2の工程2と、前記雌型12により雄型13を形成する第3の工程3と、前記雄型13の端部13bに板部材15を取り付ける第4の工程4と、前記雄型13及び前記板部材15の雄型13側表面15aに電気良導体16を付着してから電解液19に入
れて電鋳を行いフランジ21を備えた金型20を形成する第5の工程5と、前記フランジ21を備えた金型20から前記雄型13及び前記板部材15を外す第6の工程6とからなる。
さらに金型の製造方法について詳細に説明する。図1に示すように、第1の工程1において原型11を形成する。原型11は、粘土等の素材により、熊顔形状に形成されている。原型11は、前部11aに顔部11cが形成され、後部11bが平面となっている。この原型11の素材は、粘土に限定されるものではなく、蝋、プラスチック、金属等であっても良く、立体的形状が保持できる素材であれば、どのような素材であっても構わない。原型11は、金属の場合は、鍛金、又は彫金により彫刻して形成され、粘土、蝋の場合は、木のへら等により削られて形成され、プラスチックの場合は機械彫刻又は一体成形によって形成される。原型11の形状は、熊顔形状に限定されるものではなく、種々変更可能なのは勿論である。
図2に示すように、第2の工程2では、前記原型11を容器31内に入れ、当該容器31内に流体状の雌型成形素材32を注入する。原型11は、顔部11cを上向きにし、平面状の後部11bを容器31の底部31aに載置して、容器31内に入れられる。雌型成形素材32は、シリコンゴム、シリコン樹脂、石膏等が望ましいが、特に限定されるものでない。雌型成形素材32が硬化することにより雌型12が形成される。
図3に示すように、雌型12を容器31から取り出し、次に、当該雌型12から前記原型11を脱型する。なお、脱型しやすいように、原型11の顔部11cに剥離剤を塗布しておくことが望ましい。また、原型11の形状によっては、雌型12から抜き出すことができない場合がある。かかる場合には、雌型12を2つに分割してから原型11を雌型12から取り外せば良い。なお、雌型12は、原型11に粘土等の粘着物質を被着し、粘着物質を硬化させて形成しても構わない。雌型12は、原型11が脱型されると、開口12bを備えた成形凹部12aが形成される。雌型12の開口12b側の面12cは、前記容器31の底部31aにより、平面状に形成されている。
図4に示すように、第3の工程3では、前記雌型12の成形凹部12aに、開口12bから、面12cと同じ位置まで流体状の雄型成形素材33を注入する。雄型成形素材33は、ポリストーン樹脂、蝋、合成樹脂等であるが、特に限定されるものではない。雄型成形素材33が硬化することにより雄型13が形成される。雄型13を雌型12から取り外す。なお、雄型13が雌型12から脱型し易いように、雌型12の成形凹部12a内に剥離剤を塗布しておくことが望ましい。雄型13は、原型11と略同形状に形成されている。即ち、雄型13は、前部13aに顔部13cが形成され、後部13bが平面となっている。
図5に示すように、第4の工程4では、前記雄型13の後部(端部)13bに平板状の板部材15を取り付ける。板部材15は、周縁が雄型13の後部(端部)13b周縁から突出するようにして、接着剤、ネジ等の固定手段によって雄型13に取り付けられる。本実施の形態では、板部材15は、プラスチックによって形成されているが、プラスチックに限定されるものではない。
第5の工程5では、電鋳を行う。電鋳とは、電気メッキを応用して雄型と同一の金属型を複製する造形法である。雄型の表面にコクエン、カーボン、銅粉等の電気良導体を塗布し、これを電解液に入れて陰極に接合する。電解液に、銅、ニッケル、鉄等の金属片を入れて、金属片を陽極に接合し、電流を流すと、金属片からイオン化した金属が析出し、雄型の電気良導体が塗布された部分にメッキ層が形成される。当該メッキ層が所定の厚みになったところで、電解液から取り出し、雄型を取り除くと、金属型が形成される。
図5に示すように、本実施の形態では、雄型13の顔部13c及び板部材15の顔部13c側表面15aに、コクエン、カーボン、銅粉等の電気良導体16を吹き付け、導電膜34を形成する。図6に示すように、電解液19が収容された電解槽35内に雄型13を入れて、雄型13を電解液19内に完全に浸し、この雄型13を陰極に接合する。電解槽35内に銅塊(又はニッケル塊)36を入れて、銅塊(又はニッケル塊)36を電解液19内に完全に浸し、この銅塊(又はニッケル塊)36を陽極に接合する。電流を流すと、銅塊(又はニッケル塊)36からイオン化して分離した銅(又はニッケル)が析出し、雄型13の導電膜34部分にメッキ層が形成される。導電膜34は、雄型13の顔部13c及び板部材15の顔部13c側表面15aに形成され、雄型13の顔部13cに形成されるメッキ層が金型20となり、板部材15の表面15aに形成されるメッキ層がフランジ21となる。金型20が約2mm程度の厚みとなり、フランジ21が約2mm程度の厚みになったところで、雄型13を電解槽35から取り出す。
図7に示すように、第6の工程6では、フランジ21を備えた金型20から雄型13及び板部材15を外す。フランジ21から板部材15を外し、金型20から雄型13を外すと、フランジ21を備えた金型20が完成する。第5の工程5において、電気良導体16を吹き付ける前に、雄型13の顔部13c及び板部材15の顔部13c側表面15aに剥離剤を塗布しておくと、板部材15及び雄型13が外しやすくなる。また、雄型13が蝋で形成されている場合は、金型20を加熱して蝋を溶かすだけで、フランジ21を備えた金型20から雄型13及び板部材15を簡単に外すことができる。
図8、9に示すように、フランジ21は、金型20の上端であって、成形凹部22の開口23周縁に設けられている。なお、フランジ21の形状は、矩形板状に形成されているが、矩形板状に限定されるものではなく、円板状、多角板状、菱形板状等の形状に変更可能である。このように、金型の製造方法は、1回の電鋳でフランジ21を備えた金型20を作成することができるので、製造工程が簡単であり、金型20を安価に製造することができる。
前記フランジ21を備えた金型20の使用方法について、図10及び図11に基づいて説明する。図10は、製造装置の斜視図である。図11は、製造装置の要部断面図である。当該金型20は、製造装置41に使用される。製造装置41は、金属板の製造台42を有する。製造台42は、基板43と、基板43の上面45に、所定間隔あけて複数形成された位置決め凹部46と、複数の位置決め凹部46のそれぞれに形成された挿通孔47と、基板43の下面49に設けられた支持部材51,52とを有する。位置決め凹部46は、フランジ21に合わせて略矩形状に形成されている。
上記製造装置41の製造台42は、支持部材51,52によって設置面に設置することができる。金型20を挿通孔47に挿通すると、フランジ21が位置決め凹部46に嵌合する。各金型20の成形凹部22内にパン種、菓子種等の食品種を入れる。押圧板53を基板43に載せると、図11に示すように、押圧板53が基板43に当接する。金型20の開口23は、押圧板53によって塞がれる。この状態で製造装置41を加熱室に入れると、前記した食品種が成形凹部22内で膨張し、成形凹部22の形状である熊顔型の食品が製造される。製造装置41を加熱室から引き出し、押圧板53を基板43から引き上げると、金型20の開口23から食品を取り出すことができる。このようにして、フランジ21を備えた金型20を利用することができる。
第1の工程の原型の一つの形態を示す斜視図である。 雌型を形成する第2の工程の側面断面図である。 雌型の側面断面図である。 雄型を形成する第3の工程の断面図である。 第4の工程の雄型及び板部材の雄型側表面に電気良導体を付着している側面図である。 第5の工程の電鋳を行っている側面断面図である。 フランジを備えた金型から雄型及び板部材を外す第6の工程の側面図である。 金型の側面断面図である。 フランジを備えた金型の斜視図である。 製造装置の斜視図である。 製造装置の要部断面図である。
符号の説明
1 第1の工程
2 第2の工程
3 第3の工程
4 第4の工程
5 第5の工程
6 第6の工程
11 原型
11a 前部
11b 後部
11c 顔部
12 雌型
12a 成形凹部
12b 開口
12c 面
13 雄型
13a 前部
13b 後部(端部)
13c 顔部
15 板部材
15a 表面
16 電気良導体
19 電解液
20 金型
21 フランジ
22 成形凹部
23 開口
31 容器
31a 底部
32 雌型成形素材
33 雄型成形素材
34 導電膜
35 電解槽
36 銅塊(ニッケル塊)
41 製造装置
42 製造台
43 基板
45 上面
46 位置決め凹部
47 挿通孔
49 下面
51 支持部材
52 支持部材
53 押圧板

Claims (1)

  1. 原型を形成する第1の工程と、
    前記原型を用いて雌型を形成する第2の工程と、
    前記雌型により雄型を形成する第3の工程と、
    前記雄型の端部に板部材を取り付ける第4の工程と、
    前記雄型及び前記板部材の雄型側表面に電気良導体を付着してから電解液に入れて電鋳を行いフランジを備えた金型を形成する第5の工程と、
    前記フランジを備えた金型から前記雄型及び前記板部材を外す第6の工程と、
    からなることを特徴とする金型の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011020311A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Child Kogei:Kk ソフトビニール製中空造形物及び金型、並びに製造方法

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