JP2006182591A - 再生骨材改質材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンクリートの強度を高める再生骨材を得ることができる、再生骨材の改質提供の提供。
【解決手段】 結晶性シリカ粉末を含有する再生骨材改質材および再生骨材を水の存在下で接触させ、さらにセメントを接触させる再生骨材の改質方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、再生骨材改質材、再生骨材改質材を使用する再生骨材の改質方法、前記改質方法で処理して得られる改質再生骨材に関する。
環境保全の観点から、コンクリートに代表される水硬性組成物硬化体の廃材の再利用を図るため、水硬性組成物硬化体の廃材を破砕分級して再生骨材として利用することが試みられている。
かかる再生骨材はバージン骨材を使用した場合に比べ、水硬性組成物硬化体の強度が低下することが大きな課題であり、この課題を解決するための1つの方法として、シリカ組成物で再生骨材を改質することが検討されている。
非特許文献1には、コロイダルシリカ溶液に浸漬処理した再生骨材を使用したコンクリートが開示され、非特許文献2には、シリカフュームスラリー中に浸漬処理した再生骨材を使用したコンクリートが開示されている。
コンクリート工学,Vol.37,No.11,pp27-32,1999 セメント・コンクリート論文集,No.55,pp688-693
非特許文献1および非特許文献2に開示された再生骨材では、コンクリートの強度を十分に高めることができない。
本発明は、再生骨材を使用した水硬性組成物硬化体にバージン骨材を使用した場合と同等又はそれ以上の強度を与えうる再生骨材改質材、再生骨材改質材を使用する再生骨材の改質方法、前記改質方法で処理して得られる改質再生骨材を提供することを課題とする。
本発明は、課題の解決手段として、
請求項1の発明として、結晶性シリカ粉末を含有する再生骨材改質材、
請求項2の発明として、請求項1記載の再生骨材改質材と再生骨材を水の存在下で接触させる再生骨材の改質方法、
請求項3の発明として、請求項1記載の再生骨材改質材および再生骨材を水の存在下で接触させ、さらにセメントを接触させる再生骨材の改質方法、
請求項4の発明として、前記の水の量が、下記式で定義される再生骨材の表面水率を0%にするのに必要な水量(w)に、再生骨材の見掛単位面積当たり0〜250g/mに相当する水量を加えた量である請求項2又は3記載の再生骨材の改質方法、
w=使用する再生骨材の重量(g)×使用する再生骨材の表面水率×(−1)÷100
請求項5の発明として、請求項2〜4のいずれか記載の再生骨材の改質方法を適用して得られる改質再生骨材、
請求項6の発明として、水、セメントおよび請求項5記載の改質再生骨材を含有するコンクリート組成物、
請求項7の発明として、請求項6記載のコンクリート組成物を硬化して得るコンクリート硬化体、の各発明を提供する。
本発明の再生骨材改質材を用いて再生骨材を改質することにより、改質した再生骨材を用いた水硬性組成物硬化体にバージン骨材を使用した場合と同等又はそれ以上の強度を与えることができる。
再生骨材を使用した水硬性組成物硬化体の強度を向上させるために検討されてきたシリカ組成物は、従来、非特許文献1および非特許文献2に記載されるコロイダルシリカやシリカフュームを始め、フライアッシュ等の非晶質のシリカ組成物に限られてきた。
本発明者は、シリカの結晶性に着目し、再生骨材の改質効果を詳細に検討した結果、本発明を完成するに至った。以下、本発明について、水硬性組成物硬化体の代表であるコンクリートを例に説明する。
<再生骨材改質材>
本発明の再生骨材改質材に含まれる結晶性シリカ粉末としては、結晶化度と平均粒径が所定範囲のものが好ましい。
結晶化度は、好ましくは90%以上で、より好ましく95%以上、さらに好ましくは98%以上、特に好ましくは100%であり、平均粒径は、好ましくは0.01〜40μmで、より好ましくは0.1μm〜30μm、さらに好ましくは0.1μm〜20μm、特に好ましくは0.2μm〜10μmであるものを用いる。なお、結晶化度および平均粒径は、実施例に記載する方法により求められる。
結晶性シリカ粉末は、鉱物中に含まれる結晶性シリカを粉砕、分級して得ることができる。結晶性シリカとしては、石英、水晶、クリストバライト等が挙げられる。鉱物原料としては、天然産岩石全般が利用できるが、特に結晶性シリカの純度の観点から珪砂が好ましい。珪砂としては、オーストラリア産のパールサンドおよびフラッタリーサンド、インドネシア産のサラワクサンド、ベトナム産のカムランサンド、珪石を粉砕した珪砂などが挙げられる。
再生骨材改質材は、結晶性シリカ粉末の再生骨材への結着性を向上し、再生骨材を使用したコンクリートの強度発現の観点から、さらに珪酸塩を含有することが好ましい。珪酸塩の含有量は、結晶性シリカ粉末100重量部に対して、1重量部以上が好ましく、3重量部以上がより好ましく、5重量部以上がさらに好ましいが、スラリーの分散安定性の観点から、30重量部以下が好ましく、20重量部以下がより好ましく、15重量部以下がさらに好ましい。
本発明の再生骨材改質材においては、再生骨材への付着量を十分に確保するという観点から、結晶性シリカ粉末、又は結晶性シリカ粉末および珪酸塩の含有量は、再生骨材改質剤の全固形分中、好ましくは50重量%以上、より好ましく60重量%以上である。
珪酸塩としては、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられるが、高濃度、高温度におけるスラリーの分散安定性の観点から、ナトリウム塩がより好ましい。
本発明の再生骨材改質材は、結晶性シリカ粉末および珪酸塩以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で、酸化アルミナ、酸化鉄、酸化リン、酸化チタン等の鉱物成分、コロイダルシリカ、シリカフューム、フライアッシュ等の非晶性シリカ、セメント、スラグ、石灰石の無機粉末;樹脂石鹸、飽和もしくは不飽和脂肪酸、ラウリルサルフェート、アルキルベンゼンスルホン酸(塩)、アルカンスルホネート等のAE剤;グルコン酸、クエン酸等のオキシカルボン酸系、デキストリン、糖アルコール系等の遅延剤;起泡剤;増粘剤;AE減水剤;早強剤又は促進剤;発泡剤;防水剤;流動化剤;ジメチルポリシロキサン系、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル系、鉱油系、油脂系、オキシアルキレン系、アルコール系、アミド系等の消泡剤;防泡剤;メラミンスルホン酸ホルマリン縮合物系、アミノスルホン酸系、ポリカルボン酸系、ポリマレイン酸系等の高性能減水剤;防錆剤;メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等の水溶性高分子;(メタ)アクリル酸アルキル等の高分子エマルジョン;無機電解質等の添加材(剤)を含有してもよい。
これらの含有量は、全固形分中、50重量%以下が好ましく、20重量%以下がより好ましく、10重量%以下がさらに好ましく、2重量%以下がさらに好ましい。
本発明の再生骨材改質材では、結晶性シリカがセメントのような水硬性を実質的に有さず、中性近傍の水に対して化学的に安定であるため、再生骨材と混合する際の作業性の観点から、水系スラリーであることが好ましい。ただし、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオンが存在する場合は、アルカリ域での化学的安定性を考慮して、これらのイオンが結晶性シリカ100重量部に対して15重量部以下であることが好ましい。
水系スラリーにした場合、水系スラリー中の全固形分は、性能発現に寄与する結晶性シリカの有効成分量を確保する観点から、5重量%以上が好ましく、10重量%以上がより好ましく、15重量%以上がさらに好ましく、水系スラリーの分散安定性の観点から、50重量%以下が好ましく、30重量%以下がより好ましく、25重量%以下がさらに好ましい。
本発明の再生骨材改質材は、例えば、コンクリートミキサーを用い、結晶性シリカ粉末、再生骨材、必要に応じて、珪酸塩、水、他の任意成分を攪拌混合して得ることができる。
<再生骨材の改質方法>
再生骨材改質材は水に不活性な結晶性シリカを含んでいるため、再生骨材の改質方法としては、再生骨材改質材と再生骨材を水の存在化で接触させることで、再生骨材改質材を再生骨材の表面に付着させて改質する方法を適用することが好ましく、例えば、下記の(1)〜(4)から選ばれる方法を適用できる。
再生骨材改質材中に珪酸塩が含まれている場合、あらかじめ結晶性シリカと混合しておいてもよいし、再生骨材と付着させる工程で混合してもよい。
(1)表面に水が付着している再生骨材と粉末状の再生骨材改質材とを攪拌混合する方法。必要に応じて水を加えることもできる。
再生骨材表面への水の付着程度は、再生骨材の表面水率(骨材の表面に付着している水の量で、表乾状態の骨材の重量に対する百分率で表す。JIS A1125「骨材の含水率試験方法および含水率に基づく表面水率の試験方法」により求める。)を基準にすることができ、表面水率が0%(いわゆる表乾状態)以上が好ましい。ただし、再生骨材改質材の再生骨材表面への片寄りなく付着することを考慮すると、表面水率は10%以下、さらに、5%以下、さらには、3%以下が好ましい。
(2)表面水率が0%の再生骨材とスラリー状の再生骨材改質材(例えば、上記した範囲の固形分量のもの)を攪拌混合する方法。
(3)表面水率が0%の再生骨材と粉末状の再生骨材改質材に水を加えながら攪拌混合する方法。
(4)コンクリートの製造工程中に再生骨材を改質する方法。例えば、再生骨材改質材による処理をしていない再生骨材と本発明の再生骨材改質材とをコンクリートミキサーで混合攪拌した後に、残りの材料(セメントおよび水等)を投入してさらに混合攪拌してコンクリートを製造する。
再生骨材と再生骨材改質材とを攪拌混合する場合、再生骨材を使用したコンクリートの強度発現の観点から、再生骨材改質材の量は、再生骨材の下記の「骨材の表面積の導出方法」により測定される表面積を使用すると、見掛単位面積当り15g/m以上が好ましく、40g/m以上がより好ましく、100g/m以上がさらに好ましいが、全シリカと骨材およびセメントが有効に接触することが望ましいという観点から、400g/m以下が好ましく、300g/m以下がより好ましく、200g/m以下がさらに好ましい。
(骨材の表面積の導出方法)
骨材をJIS A 1102に則ってふるい分ける。ふるいは、JIS Z 8801-1に規定される呼び寸法75μm、150μm、300μm、600μmおよび1.18mm、2.36mm、4.75mm、9.5mm、16mm、19mm、26.5mm、31.5mm、37.5mm、53mm、63mm、75mm、106mmの網ふるいを使用する。
骨材を75〜150μm(112.5μm)、150〜300μm(225μm)、300〜600μm(450μm)、600μm〜1.18mm(890μm)、1.18〜2.36mm(1.77mm)、2.36〜4.75mm(3.56mm)、4.75〜9.5mm(7.13mm)、9.5〜16mm(12.75mm)、16〜19mm(17.5mm)、19〜26.5mm(22.75mm)、26.5〜31.5mm(29mm)、31.5〜37.5mm(34.5mm)、37.5〜53mm(45.25mm)、53〜63mm(58mm)、63〜75mm(69mm)、75〜106mm(90.5mm)に分類し、それぞれの絶乾重量(w)、絶乾密度(ρ)を測定する。各分類の骨材粒径を最大寸法と最小寸法の平均値とする(かっこ内値=r)。これらのw、ρ、rを用い、下記式(I)から骨材表面積を求め、下記式(II)から骨材全表面積を求める。
Figure 2006182591
(1)〜(3)の方法において、再生骨材と再生骨材改質材を接触させるときの水の量(表1中の「接触時の水の量g/m」である)は、コンクリート製造時に使用する再生骨材の表面水率を0%にするのに必要な水量(w)に再生骨材の見掛単位面積当たり、好ましくは0〜300g/m、より好ましくは0〜270g/m、さらに好ましくは0〜250g/mに相当する水量を加えた量である。ここに、wは以下の式で計算できる。
w=使用する再生骨材の重量(g)×使用する再生骨材の表面水率×(−1)÷100
水の割合が前記範囲内であると、水中に結晶性シリカ粉末が拡散することが防止され、骨材に付着し易くなる。
(1)〜(3)の方法においては、例えば、強制二軸ミキサー、傾胴ミキサー、より好ましくは強制二軸ミキサーに再生骨材、再生骨材改質材および所定量の水を入れ、通常のコンクリート製造時の回転速度で1〜2分間攪拌混合し、その後、実質的に新たな水を加えずに、より好ましくはセメントを一部又は全部入れて1〜2分間攪拌混合することが好ましい。ここで実質的に新たな水を加えないとは、水を加えたとしても前記所定量の水量の5%以下、好ましくは3%以下、さらに好ましくは1%以下であり、特に好ましくは水を加えないことをいう。
本発明の再生骨材の改質方法を適用する再生骨材は公知のものが使用できる。再生骨材とは、建設廃棄物であるセメントコンクリート塊の破砕・分級されて得られる骨材全般を意味し、一例として、旧建設省による「コンクリート副産物の再利用に関する用途別暫定品質基準」に掲げる1種ないし3種再生骨材等が挙げられる。
本発明の再生骨材の改質方法を適用して処理した改質再生骨材は、コンクリート用の骨材として、細骨材としても、粗骨材としても好ましく使用できるが、コンクリートの強度発現性の観点からは、粗骨材として使用することが好ましい。
<コンクリート組成物とコンクリート硬化体>
本発明のコンクリート組成物は、予め再生骨材改質材で処理した改質再生骨材を他の材料(セメントおよび水等)と共にコンクリートミキサーで混合攪拌して製造することができる。
また、本発明のコンクリート組成物は、再生骨材改質材および再生骨材を水の存在下で接触させ、さらに同一水系でセメントを接触させて再生骨材を改質処理した後、残りの材料(セメント及び水等)を投入し、さらに混合攪拌して製造することができる。
水の使用量は、上記した「再生骨材の改質方法−1」と同様に調整し、セメントの使用量は、水の使用量を考慮し、目的とする施工対象に応じて必要な強度が得られるように適宜調整する。
本発明のコンクリート硬化体は、以上のようにして得られるコンクリート組成物を養生硬化して製造できる。養生は、硬化体の用途に応じて、湿潤養生、常圧又は高圧蒸気養生等の公知の方法を必要に応じて選択できる。
本発明の再生骨材の改質方法を適用した水硬性組成物硬化体(例えばコンクリート硬化体)の強度は、従来技術のものに比べて向上される。これは、再生骨材改質材(結晶性シリカ粉末)、再生骨材およびセメントペーストとの反応により化学結合相が生成されるため(結晶性シリカ粉末は、再生骨材の表面に化学的に結合されている)と推定され、これらの反応は、再生骨材改質材に珪酸塩を含有させたときには、さらに促進されるものと推定される。
〔製造例〕
表1に示す割合で、結晶性シリカ粉末単独、又は結晶性シリカ粉末と珪酸塩に水道水(比重1.00)に添加して、スターラーで10分間攪拌して、固形分20重量%のスラリー状の再生骨材改質材を調製した。
結晶性シリカ粉末:結晶化度100%、純度99.5%以上
珪酸塩:珪酸ナトリウム:JIS3号(日本化学工業製)
珪酸カリウム〔2K珪酸カリ(日本化学工業製)〕
結晶性シリカ粉末の純度:ICP分析により得られた各元素濃度を酸化物に換算した。
〔コンクリート用材料〕
セメント(C):普通ポルトランドセメント(太平洋セメント社),比重3.16
細骨材(S):君津産陸砂,粗粒率2.76,比重2.63
再生骨材(RG):築約30年の建築物の改築現場から採取したコンクリート塊をジョークラッシャー((株)吉田製作所製)にて粉砕後、篩(4.75mmおよび9.5mmのテラオカ製のふるいを使用。)で分級した(絶乾重量600g、絶乾密度2.29g/cm)。よって、表面積は、(6×600)/(0.7125cm×2.29g/cm)=2206.4cm=0.22064mである。表面水率0%に調整して使用した。
高性能減水剤(AD):マイテイ3000S(花王(株))
混練水(W):再生骨材処理材中の水量、高性能減水剤の量および必要な水の合計量。
W/C:水/セメント比(重量%)
W/P:水/粉体比(重量%,粉体とは、セメントと混和材の総重量をいう)
〔測定方法〕
(1)結晶性シリカ粉末の結晶化度:
X線回折ハンドブック(理学電機(株)発行,1999年第2版,p83)に記載の「(2)ピーク分離による結晶化度算出方法」により求めた。
(2)結晶性シリカ粉末の平均粒径
(株)堀場製作所 レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置LA−750にて測定した。
(3)曲げ強度試験
(株)島津製作所 CONCRETO 2000Wを用い、3点曲げ試験を行った(
応力速度0.06N/mm・sec,ズパン100mm,n=3の平均値)。
実施例1〜3
ミキサー〔万能混合攪拌機(ダルトン社製)〕に再生骨材と製造例の再生骨材改質材とを投入し、63r/minで、1分間攪拌した後、セメントを投入しさらに63r/minで1分間攪拌した。その後、細骨材および水を投入し、63r/minで、2分間攪拌してコンクリート組成物を得た。
実施例4、5
ミキサー〔万能混合攪拌機(ダルトン社製)〕に再生骨材と粉末の再生骨材改質剤を投入して、63r/minで1分間攪拌した。その後、細骨材および水を投入し、63r/minで、2分間攪拌してコンクリート組成物を得た。
比較例1
再生骨材、結晶性シリカ粉末、セメント、細骨材、水をまとめてミキサー〔万能混合攪拌機(ダルトン社製)〕に投入し、63r/minで、2分間攪拌してコンクリート組成物を得た。
試験例1
実施例および比較例で得られた製造直後のコンクリート組成物を、内寸法40×40×160mmの型枠に充填し、室温20℃の環境で24時間静置した後、型枠を外して、水温20℃で水中養生を28日間行った。測定結果を表1に示す。
Figure 2006182591

Claims (7)

  1. 結晶性シリカ粉末を含有する再生骨材改質材。
  2. 請求項1記載の再生骨材改質材と再生骨材を水の存在下で接触させる再生骨材の改質方法。
  3. 請求項1記載の再生骨材改質材および再生骨材を水の存在下で接触させ、さらにセメントを接触させる再生骨材の改質方法。
  4. 前記の水の量が、下記式で定義される再生骨材の表面水率を0%にするのに必要な水量(w)に、再生骨材の見掛単位面積当たり0〜250g/mに相当する水量を加えた量である請求項2又は3記載の再生骨材の改質方法。
    w=使用する再生骨材の重量(g)×使用する再生骨材の表面水率×(−1)÷100
  5. 請求項2〜4のいずれか記載の再生骨材の改質方法を適用して得られる改質再生骨材。
  6. 水、セメントおよび請求項5記載の改質再生骨材を含有するコンクリート組成物。
  7. 請求項6記載のコンクリート組成物を硬化して得るコンクリート硬化体。


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