JP2006180368A - 車両の内装板を振動板としたスピーカ装置 - Google Patents

車両の内装板を振動板としたスピーカ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006180368A
JP2006180368A JP2004373525A JP2004373525A JP2006180368A JP 2006180368 A JP2006180368 A JP 2006180368A JP 2004373525 A JP2004373525 A JP 2004373525A JP 2004373525 A JP2004373525 A JP 2004373525A JP 2006180368 A JP2006180368 A JP 2006180368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
interior plate
exciter
interior
engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004373525A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006180368A5 (ja
JP4565991B2 (ja
Inventor
Yuichi Nakajima
裕一 中島
Seiji Otani
清司 大谷
Akira Nishikawa
彰 西川
Noboru Hidaka
昇 日高
Koichi Toyama
耕一 外山
Naoki Fujikawa
直樹 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd, Toyota Boshoku Corp filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2004373525A priority Critical patent/JP4565991B2/ja
Publication of JP2006180368A publication Critical patent/JP2006180368A/ja
Publication of JP2006180368A5 publication Critical patent/JP2006180368A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4565991B2 publication Critical patent/JP4565991B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

【課題】 車両の天井基材をエキサイタで駆動してスピーカとする車両の内装板を振動板としたスピーカ装置におけるエキサイタの取付構造を提供する。
【解決手段】 車両の車室に面する内装板1の裏面に固定されるブラケット3に、カプラ部材16を備えたエキサイタ10を取り付けたスピーカ装置において、ブラケット3の内装板1側の面に円柱状凹部34を形成してその内周面に雌ねじ35を形成し、内装板1のエキサイタ10の設置位置に、ブラケット3の雌ねじ35によってねじ溝35aが切り込まれる程度の直径を有する円柱状の突起2を設け、この突起2にブラケット3をねじ込むことによってブラケット3を内装板1に強固に固定するようにした車両の内装板を振動板としたスピーカ装置である。
【選択図】 図4

Description

本発明は車両の内装板を振動板としたスピーカ装置に関し、特に、車両の天井部分の内装板である天井基材を振動板として、これに振動板駆動ユニットを取り付けて構成される車両の内装板を振動板としたスピーカ装置に関するものである。
スピーカは、振動板とこの振動板を駆動する振動板駆動ユニット(以後この振動板駆動ユニットをエキサイタと称する)とから構成されており、エキサイタに入力される電気信号でエキサイタが振動板を駆動させ、電気信号を音に変換するものである。通常の動電型のエキサイタは、電気信号が入力されるボイスコイル、及びボイスコイルの周囲に磁界を発生させる永久磁石とヨークからなる磁気回路を備えている。そして、最も一般的なコーン型のスピーカは、コーン状の振動板の大径側がエッジによって支持され、その反対側に磁気回路が配置されている。このように、従来のスピーカは、コーン形の振動板とエッジを使用するため、エッジ(即ち、スピーカの取付面)から磁気回路の背面まである程度の厚さが必要であった。
このような構造のスピーカは、屋外や家庭内で音楽聴取用にスピーカボックス内に収納されて設置される他、車両、例えば、乗用車の車室内に設置され、ラジオやカーステレオ装置から出力される音楽や音声等の音響再生を行うために使用されている。
ところが、コーン型スピーカを乗用車の車室内に設置する場合は、振動板のエッジから磁気回路の背面の間に所定の距離が必要であるために、スピーカの設置場所に所定の厚さが必要であった。例えば、スピーカをドア内や天井部に設置する場合は、ドアや天井部の厚さが厚くなったり、また、ドアや天井部の厚さをそのままにした場合は、スピーカの設置部に車室内側に突出する膨らみが生じてしまうという問題点があった。
この問題点を解消するために、振動板の形状をコーン状から円板状にしてスピーカの厚さを小さくした薄型スピーカが特許文献1に記載されている。しかしながら、この薄型スピーカにしても、振動板を金属製フレームに取り付けて使用しているために、スピーカの薄型化に対しては不十分であった。
そこで、乗用車の車室内に設置するスピーカとして、コーン状の振動板を省き、車室内の内装板を振動板として使用する構造の、エキサイタを使用した薄型スピーカが提案されている。
図1は、従来のエキサイタ10の構造を示すものであり、(a)には自動車の内装板1に接着剤で固着されたエキサイタ10の側面を、その中心から半分が縦断面にて示してあり、(b)には(a)のエキサイタ10を裏面側(図1(a)の矢印B方向)から見た状態を示してある。
図1(a)に示すように、エキサイタ10は、側壁部と底部とが連続して形成された凹部を有する丸い皿形状の外側ヨーク11と、この外側ヨーク11の底部の上に取り付けられた円板形状の永久磁石12と、この永久磁石12の上に載置され、直径が永久磁石12の直径より若干大きい円板形状の内側ヨーク13とから成る磁気回路部を備えている。
この磁気回路部の外側ヨーク11の側壁部内面と、内側ヨーク13の外周面との間には間隙が設けられており、この間隙部に円筒状のボビン14の周囲に巻き付けられたボイスコイル15が位置している。ボビン14は自動車の内装板1に取り付けられるカプラ部材16に固着されており、このカプラ部材16の外周部には磁気回路部側に突出するレッグ部16aが設けられている。カプラ部材16はボビン14と反対側の面が、接着剤によって自動車の内装板1に固着される。また、レッグ部16aの数は、この例では図1(b)に示すように3個であり、カプラ部材16の外周部に等間隔に設けられている。そして、レッグ部16aは板ばね17を介して外側ヨーク11の外周部に接続されている。
板ばね17は、図1(b)に示すように環状のベース部17bと、このベース部17bからベース部17bに同心円状に延出されたアーム部17aを備えている。そして、このアーム部17aの先端部がねじ18によってレッグ部16aに取り付けられている。この例では3個のアーム部16aの長さは皆同じである。
以上のように構成されたエキサイタ10のボイスコイル15に交流駆動信号が供給されると、磁気回路部の作用によって交流駆動信号の周波数に合わせてボビン14が振動する。この振動がカプラ部材16を介して内装板1に伝達される。内装板1はウレタンや発泡樹脂(例えば発泡ポリプロピレン)等の材料で形成されているので、この内装板1自体が振動板の役割を果たし、内装板1の振動によって車室内側に音が放射される。
このように、内装板1を振動板とすることによって、車室内に良好な音場形成が可能になると共に、振動板を使用しない分だけエキサイタ10の厚さを薄くすることができ、厚さを薄くしたスピーカを実現することができる。ところが、この構造では、エキサイタ10が自動車の内装板1に接着剤で固着されているために、エキサイタ10に異常が生じても、エキサイタ10を内装板1から取り外すことができないという問題がある。
そこで、図2(a),(b)に示すように、内装板1に固着したブラケット3にエキサイタ10を螺合させることにより、内装板1から取り外すことができる構成の車両の内装板を振動板としたスピーカが提案されている。この構造のスピーカでは、エキサイタ10のカプラ部材16の内装板1側の中央に孔部20が設けられており、この孔部20の内周面に内ねじ部(雌ねじ)19が設けられている。エキサイタ10のその他の構成は図1(a)で説明したエキサイタ10と同じであるので、同じ構成部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
一方、ブラケット3は、一方の面が内装板1に接着剤等で固定されるフランジ部31とこのフランジ部の他方の面に突設された筒状部32とから構成される。筒状部32の外側の表面に形成された雄ねじは、カプラ部材16の内ねじ部19に螺合する。筒状部32の中央には貫通孔34が設けられている。更に、フランジ部31の筒状部32の周囲の面には、リング状のクッションラバー33が固着されている。
図3はブラケット3によってエキサイタ10が天井基材である内装板1に取り付けられた状態を示すものである(天井基材には内装板と同じ符号を付す)。エキサイタ10は、天井基材1と金属板である屋根板8との間の空間に、ブラケット3を介して取り付けられる。4は天井基材1の車室側に貼り付けられている表皮である。
特開平9−130892号公報(図1)
しかしながら、以上のように構成された従来のエキサイタ10を、天井基材1の上に接着剤、或いは両面テープ等で固定されたブラケット3の上に取り付ける場合、ブラケット3の天井基材1への位置がずれると、エキサイタ10の取付位置もずれてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、車両の内装板を振動板としたスピーカを構成するために、エキサイタを天井基材のような内装板の上に取り付ける場合に、エキサイタを取り付けるブラケットの内装板への位置決めを正確に且つ簡単に行うことにより、エキサイタの内装板への取付位置を正確にすることが可能な車両の内装板を振動板としたスピーカ装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成する本発明の車両の内装板を振動板としたスピーカ装置は、車両の車室に形成された内装板と、内装板の上に固定されるブラケットと、ブラケットに係合するカプラ部材を備えたエキサイタとを備え、ブラケットに第1係合部を設けると共に、内装板上のエキサイタの設置位置に、ブラケットの第1係合部と係合する第2係合部を設け、第2係合部に第1係合部を係合することによってブラケットを内装板に固定し、エキサイタをカプラ部材を介してブラケットに取り付け、エキサイタに電気信号を入力して内装板を振動させるようにしたことを特徴とする車両の内装板を振動板としたスピーカ装置である。この第1の係合部と第2の係合部は、以下の第1から第5の形態をとることができる。
第1の形態は、第1係合部が、ブラケットの内装板側の面に円柱状の凹部を形成すると共にこの凹部の内周面に雌ねじを形成したものであり、第2係合部が、ブラケットの雌ねじによってねじ溝が切り込まれる程度の直径を有する円柱状の突起を内装板上に設けたものであって、突起にブラケットをねじ込むことによってブラケットを内装板に固定するようにしたことを特徴とするものである。
第2の形態は、第1係合部が、ブラケットの内装板側の面に円柱状の取付突起を形成してこの取付突起の外周面に雄ねじを形成したものであり、第2係合部が、取付突起の雄ねじによってねじ溝が切り込まれる程度の内径を有する円柱状の取付凹部を内装板上に設けたものであって、取付凹部に取付突起をねじ込むことによってブラケットを内装板に固定するようにしたことを特徴とするものである。
第3の形態は、第1係合部が、ブラケットの外周部にブラケットの中央部側に向かう切込みを少なくとも1箇所設けたものであり、第2係合部が、切込みに係合してブラケットをロックするロック突起を内装板上に設けたものであって、ロック突起に切込みを係合させることによってブラケットを内装板に固定するようにしたことを特徴とするものである。
第4の形態は、第1係合部が、ブラケットの外周縁部に等間隔にブラケットの中央部側に向かう浅い窪みとこの窪みの途中に滑らかに連続する深い窪みとを設けたものであり、第2係合部が、内装板上のエキサイタの設置位置の中心に対して同心円状の位置に、浅い窪みに係合するロック突起を浅い窪みの数と同数設けたものであって、ブラケットの深い窪みの中にロック突起をそれぞれ収納する状態でブラケットを内装板上に載置し、内装板上でブラケットを回転させてロック突起を浅い窪みに係合させることによってブラケットを前記内装板に固定するようにしたことを特徴とするものである。
第5の形態は、第1係合部が、ブラケットの外周部近傍に取付孔を少なくとも2箇所穿設したものであり、第2係合部が、内装板上のエキサイタの設置位置に、取付孔に対応させて取付孔を貫通する取付突起を設けたものであって、取付孔に取付突起を貫通させてブラケットを内装板上に載置し、取付突起を係合することによってブラケットを内装板に固定するようにしたことを特徴とするものである。
以上のようなスピーカ装置におけるブラケットは、外側の表面に雄ねじが形成された筒状部と、この筒状部の一方の端部に設けられたフランジ部とを備えて構成することができる。この場合、カプラ部材には、ブラケットの筒状部の外側の表面に形成された雄ねじに螺合する雌ねじ部を設け、エキサイタがカプラ部材を介してブラケットの筒状部に取り付けられるようにすることができる。
また、このブラケットは、所定の板厚を備えた円板状に形成すると共に、そのエキサイタ側の頂面に少なくとも2つのばね部と、少なくとも2つの係合溝を設けて構成することができる。この場合、カプラ部材にはブラケットの係合溝に係合する係合フックを設け、エキサイタがカプラ部材の係合フックをブラケットの係合溝に係合させることによってブラケットに取り付けられるようにすることができる。そして、内装板は、車両の車室に面する表皮の裏面側に形成された発泡部材等から構成することができる。
本発明の車両の内装板を振動板としたスピーカ装置によれば、ブラケットを車両の内装板の上に容易に位置決めすることができるので、エキサイタを車両の天井部分に正確に取り付けることができ、スピーカを最適な位置に配置することができる。特に、第1と第2の形態では、スピーカの高域特性が向上し、第3から第5の形態では、エキサイタの内装板上における向きを決めることができる。そして、ブラケットを、所定の板厚を備えた円板状に形成すると共に、そのエキサイタ側の頂面に少なくとも2つのばね部と少なくとも2つの係合溝を設け、カプラ部材にはブラケットの係合溝に係合する係合フックを設けて両者を係合させるように構成すれば、クッションラバーを省略することができるので、部品点数が削減されてコストダウンを図ることができる。
次に、本発明の車両の内装板を振動板としたスピーカ装置に係る実施の形態について、添付図面に示す具体的な実施例を参照しながら説明する。なお、この実施例では、内装板として、自動車の天井部に設けられる天井基材を例にとって説明する。
図4(a)は本発明の自動車の天井基材である内装板1を振動板とするスピーカ装置の第1の実施例を示す組立斜視図であり、(b)は(a)に示したブラケット3の内装板1への取り付けを説明する断面図である。本発明のスピーカ装置において使用するカプラ部材16を備えたエキサイタ10は、図2(a),(b)で説明した従来のカプラ部材16及びエキサイタ10と同じで良い。よって、以下に説明する実施例では、エキサイタ10及びカプラ部材16の構成部材には、図2(a),(b)に示した符号と同じ符号を付してその説明を省略する。
一方、第1の実施例では、カプラ部材16を取り付けるブラケット3と略同じ形状のブラケット3を使用できる。第1の実施例で使用するブラケット3は、外側の表面に雄ねじが形成された筒状部32と、この筒状部32の一方の端部に設けられたフランジ部31とを備えている。この筒状部32の外側の表面に形成された雄ねじは、カプラ部材16に設けられている内ねじ部19に螺合するようになっている。また、フランジ部31の上にはクッションラバー33が貼付されている。
第1の実施例のブラケット3が従来のブラケット3と異なる点は、ブラケット3の貫通孔34の内周面に雌ねじ35を形成した点である。そして、第1の実施例では、内装板1上のエキサイタ10の設置位置に、このブラケット3の雌ねじ35によってねじ溝が切り込まれる程度の直径を有する円柱状の突起2を設けている。
第1の実施例のブラケット3を内装板1に取り付ける場合は、図4(b)に示すように、内装板1の上に設けられた突起2にブラケット3の貫通孔34を合わせ、ブラケット3を回転させてこの突起2にブラケット3をねじ込む。突起2は発泡部材等で構成されているので、ブラケット3の雌ねじ35によって図に示すねじ溝35aが切り込まれてブラケット3が突起2に螺着される。このようにしてブラケット3を内装板1に固定した後、エキサイタ10をカプラ部材16を介してブラケット3に取り付ければ、エキサイタ10を内装板1に正確に固定することができる。この状態でエキサイタ10に電気信号を入力すれば、エキサイタ10の振動が内装板1に伝えられ、内装板1が振動してスピーカの機能を果たす。そして、ブラケット3と内装板1との結合が強固であるので、エキサイタ10の振動の内装板1への伝達効率がアップし、高域特性も向上する。
なお、前述の第1の実施例ではブラケット3に従来使用されているブラケット3と同じものを使用したが、ブラケット3がフランジ部31のない円板状のものである場合には、このブラケット3の内装板1側の面に貫通孔ではなく円柱状の凹部を形成し、この凹部の内周面に雌ねじを形成すれば良い。
図5(a)は本発明の自動車の内装板1を振動板とするスピーカ装置の第2の実施例を示すものであり、(b)は(a)に示したブラケット3の内装板1への取り付けを説明する断面図である。第2の実施例に使用するカプラ部材16を備えたエキサイタ10は従来のカプラ部材16及びエキサイタ10と同じで良いので、図5(a)にはカプラ部材16を備えたエキサイタ10の図示は省略してある。
第2の実施例に使用するブラケット3は、第1の実施例で使用したブラケット3から貫通孔34を無くし、その代わりにブラケット3の内装板1側の面に円柱状の取付突起36を形成したものである。そして、この取付突起36の外周面には雄ねじ37を形成している。一方、内装板1上のエキサイタ10の設置位置には、取付突起36の雄ねじ37によってねじ溝が切り込まれる程度の内径を有する円柱状の取付凹部5を設けている。
第2の実施例のブラケット3を内装板1に取り付ける場合は、図5(b)に示すように、内装板1の上に設けられた取付凹部5にブラケット3の取付突起36を合わせ、ブラケット3を回転させてこの取付凹部5にブラケット3をねじ込む。取付凹部5の内壁は発泡部材等で構成されているので、ブラケット3の雄ねじ37によって取付凹部5の内壁にねじ溝5aが切り込まれて、ブラケット3が内装板1に螺着される。このようにしてブラケット3を内装板1に固定した後、エキサイタ10をカプラ部材16を介してブラケット3に取り付ければ、エキサイタ10を内装板1に正確に固定することができる。この状態でエキサイタ10に電気信号を入力すれば、エキサイタ10の振動が内装板1に伝えられ、内装板1が振動してスピーカの機能を果たす。そして、ブラケット3と内装板1との結合が強固であるので、エキサイタ10の振動の内装板1への伝達効率がアップし、高域特性も向上する。
図6(a)は本発明の自動車の内装板1を振動板とするスピーカ装置の第3の実施例を示すものであり、(b)は(a)のブラケット3を上方から見た斜視図、(c)は(b)に示したブラケット3の内装板1への取り付けを説明する平面図である。第3の実施例に使用するカプラ部材16を備えたエキサイタ10も従来のカプラ部材16及びエキサイタ10と同じで良いので、図6(a)にはカプラ部材16を備えたエキサイタ10の図示は省略してある。
第3の実施例に使用するブラケット3は、第1の実施例で使用したブラケット3から貫通孔34を無くし、その代わりにブラケット3の外周部に、ブラケット3の中央部側に向かう切込み38を1箇所設けたものである。この切り込み38は、この実施例ではブラケット3の外周部に位置するガイド部38Aと、溝部38Bと、ロック部38Cとから形成される。この切り込み38は、図6(b)に示すように、筒状部32をも切り欠いて形成されており、切り込み38の溝部38Bに溝部38Bの幅よりも広い部材が挿通された時に、ブラケット3が変形して切欠き部38の幅が広がるようになっている。なお、この実施例には、クッションラバー33の図示は省略してある。
一方、内装板1上のエキサイタ10の設置位置には、ブラケット3の切り込み38に係合するロック突起6を設けている。このロック突起6は円柱状部6C、壁部6B、及びテーパ部6Aを備えており、ブラケット3に対して円柱状部6Cの形状がロック部38の形状に対応し、壁部6Bの形状が溝部38Bの形状に対応し、テーパ部6Aの形状がガイド部38Aの形状に対応している。そして、ロック突起6の内装板1からの高さはブラケット3のフランジ部31の厚さ以下となっている。
第3の実施例のブラケット3を内装板1に取り付ける場合は、図6(c)に示すように、内装板1の上に設けられたロック突起6の円柱状部6Cにブラケット3のガイド部38Aを突き合わせ、切り込み38にロック突起6が挿入されるようにブラケット3を内装板1の上でスライドさせ、ブラケット3の切り込み38にロック突起6を押し込む。ロック突起6の円柱状部6Cの直径は切り込み38の溝部38Bの幅よりも大きいが、前述のように、ロック突起6の挿入に伴ってブラケット3が変形するので、ロック突起6の円柱状部6Cを切り込み38のロック部38Cまで押し込むことができる。ロック突起6が完全に切り込み38内に押し込まれると、ブラケット3は元の形状に戻る。従って、ロック突起6は一旦切り込み38内に挿入されれば容易に外れることはない。このようにしてブラケット3を内装板1に固定した後、エキサイタ10をカプラ部材16を介してブラケット3に取り付ければ、エキサイタ10を内装板1に正確に固定することができる。この状態でエキサイタ10に電気信号を入力すれば、エキサイタ10の振動が内装板1に伝えられ、内装板1が振動してスピーカの機能を果たす。第3の実施例では、ブラケット3の内装板1の上における取付方向が常に同じであるので、ブラケット3に取り付けられるエキサイタ10の向きを常に同じ方向にすることができる。
図7(a)は本発明の自動車の内装板1を振動板とするスピーカ装置の第4の実施例を示すものであり、(b)は(a)に示すブラケット3とロック突起7の取り付け前の状態を示す平面図、(c)は(b)に示したブラケット3を回転させてブラケット3が内装板1に取り付けられた状態を示す平面図である。第4の実施例に使用するカプラ部材16を備えたエキサイタ10も従来のカプラ部材16及びエキサイタ10と同じで良いので、図7(a)にはカプラ部材16を備えたエキサイタ10の図示は省略してある。
第4の実施例に使用するブラケット3には、図2に示した従来のブラケット3のフランジ部31を加工して使用することができる。第4の実施例では、従来のブラケット3のフランジ部31の外周縁部に等間隔に、ブラケット3の中央部側に向かう浅い窪み21とこの窪み21の途中に山部29を介して滑らかに連続する深い窪み22とを設けてブラケット3を構成する。浅い窪み21の形状は円弧の一部である。第4の実施例では、浅い窪み21と深い窪み22の組はフランジ部31の外周縁部に3箇所設けてあるが、浅い窪み21と深い窪み22の組の数は3組に限定されるものではなく、2組でも4組でも良い。
一方、内装板1上のエキサイタ10の設置位置には、エキサイタ10の設置位置の中心に対して同心円状に、浅い窪み21に係合する円柱状のロック突起7を、浅い窪み21の数と同数、この実施例では3個、設けている。即ち、ロック突起7の中心を通る同心円が、円弧状の浅い窪み21の中心を通る同心円に一致するように、ロック突起7を内装板1の上に配置する。このロック突起7の高さはブラケット3のフランジ部31の厚さ程度で良い。
第4の実施例のブラケット3を内装板1に取り付ける場合は、図7(b)に示すように、内装板1の上に設けられた3個のロック突起7を、それぞれブラッケット3の深い窪み22の中に収納する状態でブラケット3を内装板1の上に載置し、内装板1の上でブラケット3を矢印Rで示す方向に回転させる。すると、ロック突起7は、図7(c)に示すように、山部29を乗り越えて浅い窪み21に係合し、ブラケット3が内装板1の上でロック突起7によって固定される。なお、ロック突起7に下向きのテーパ、ブラケット3のフランジ部31の外周縁部にロック突起7に付したテーパと逆向きの上向きのテーパを付して置けば、ブラケット3が内装板1の上でロック突起7によって固定された後に、内装板1に垂直な方向にも外れ難くなる。
このようにしてブラケット3を内装板1に固定した後、エキサイタ10をカプラ部材16を介してブラケット3に取り付ければ、エキサイタ10を内装板1に正確に固定することができる。この状態でエキサイタ10に電気信号を入力すれば、エキサイタ10の振動が内装板1に伝えられ、内装板1が振動してスピーカの機能を果たす。第4の実施例では、ブラケット3と内装板1に位置合わせのマークを施しておけば、ブラケット3に取り付けられるエキサイタ10の向きを常に同じ方向にすることができる。
図8(a)は本発明の自動車の内装板1を振動板とするスピーカ装置の第5の実施例を示すものであり、(b)は(a)に示すブラケット3と取付突起9の取付前の状態を示す断面図であり、(c)は(b)に示したブラケット3が内装板1に取り付けられた状態を示す断面図である。第5の実施例に使用するカプラ部材16を備えたエキサイタ10も従来のカプラ部材16及びエキサイタ10と同じで良いので、図8(a)にはカプラ部材16を備えたエキサイタ10の図示は省略してある。
第5の実施例に使用するブラケット3には、図2に示した従来のブラケット3のフランジ部31を加工して使用することができる。第5の実施例では、従来のブラケット3のフランジ部31の外周近傍に取付孔23を4箇所穿設している。第5の実施例では、取付孔23はフランジ部31の外周近傍に4箇所設けてあるが、取付孔23の数は4個に限定されるものではなく、2個でも3個でも良い。
一方、内装板1上のエキサイタ10の設置位置には、取付孔23の位置に対応させた取付孔23を貫通する取付突起9を設けている。取付孔23がフランジ部31に同心円上に設けられている場合には、この取付突起9もエキサイタ10の設置位置の中心に対する同心円上に設けることになる。なお、取付孔23をフランジ部31の上に同心円上に設けない場合には、エキサイタ10を内装板1の上に容易に設置するために、取付孔23の大きさや形状を変えても良い。即ち、取付孔23の直径を大きいものと小さいものにしたり、取付孔23の形状を円形、四角形や三角形の組み合わせとしても良い。
第5の実施例では、このように取付孔23の形状を変えることにより、ブラケット3の内装板1の上の取り付けの向きが決まるので、ブラケット3に取り付けられるエキサイタ10の向きを常に同じ方向にすることができる。なお、このロック突起9の高さは、ブラケット3の取付孔23を貫通させた時にフランジ部31の上にロック突起9の先端部が僅かに露出する程度で良い。
第5の実施例のブラケット3を内装板1に取り付ける場合は、図8(b)に示すように、内装板1の上に設けられた4個のロック突起9を、それぞれブラッケット3の取付孔23に挿通し、図8(c)に示すように、ブラケット3のフランジ部31から露出したロック突起9の先端部をかしめれば、ブラケット3が内装板1の上でロック突起9によって固定される。かしめは、外力や熱によって行うことができる。なお、かしめ部分がブラケット3に取り付けられるカプラ部材16に当接する場合は、取付孔23の周囲に凹部を設けてかしめ部分がフランジ部31の頂面から突出しないようにするか、或いは、カプラ部材16側のかしめ部分に対応する位置に凹部を設ければ良い。また、ロック突起9とブラケット3のフランジ部31との係合については、かしめ以外にも、圧入や係合爪による結合等も可能である。
このようにしてブラケット3を内装板1に固定した後、エキサイタ10をカプラ部材16を介してブラケット3に取り付ければ、エキサイタ10を内装板1に正確に固定することができる。この状態でエキサイタ10に電気信号を入力すれば、エキサイタ10の振動が内装板1に伝えられ、内装板1が振動してスピーカの機能を果たす。
以上説明した第1から第5の実施例は、本発明の車両の内装板を振動板としたスピーカ装置におけるブラケット3と内装板1との接続の実施形態を示すものであった。一方、図9(a)〜(d)に示す第6の実施例は、ブラケット3とエキサイタ10のカプラ部材16との別の結合構造を示す実施例である。第6の実施例では(a)に示すように、所定の厚さを備えた円板状のブラケット本体39を使用する。この図には、ブラケット本体39と内装板1との結合構造として、図5で説明した本発明の第2の実施例の、雄ねじ37を備えた取付突起36がブラケット本体39の底面に設けられ、内装板1側には取付凹部5が設けられた構造が示されている。
図9(b)は(a)のブラケット3を上方から見たものであり、(c)は(b)のC‐C線における局部断面を示すものである。第6の実施例では、ブラケット本体39のカプラ部材16と結合する方の面(頂面)に、浅い凹部24の中に基部が固定され、ばね部がブラケット本体39の頂面から突出する板ばね25を設けている。この板ばね25は、第6の実施例ではブラケット本体39の頂面に平行に2箇所設けている。
そして、第6の実施例では、ブラケット本体39の頂面の、板ばね25が並ぶ方向とは直交する方向に、2つのロック穴26を平行に設けている。このロック穴26は、(c)に示すように、内部にロック用の横穴26Aを有するものであり、横穴26Aの上部がロック部27となっている。なお、この実施例では横穴26Aは2つのロック穴26の対向する方向に設けてあるが、横穴26Aは2つのロック穴26の対向しない側にそれぞれ設けても良い。一方、ブラケット本体39に取り付けるエキサイタ10のカプラ部材16の底部には、(d)に示すように、ブラケット本体39に設けられているロック穴26に対向する位置に鉤部28Aを有するロックレッグ28を突設してある。
前述の第2の実施例の構造を用いて、ブラケット本体39を(c)に示すように内装板1に固定した後、エキサイタ10のカプラ部材16に設けられたロックレッグ28をブラケット本体39のロック穴26に合わせる。そして、この状態でエキサイタ10を内装板1の方向に押圧し、ロックレッグ28をロック穴26内に押し込む。すると、ロック穴26内に挿入されたロックレッグ28の鉤部28Aがロック穴26の横穴26Aに入り込み、鉤部28Aがロック部27に係止される。
この状態ではカプラ部材16の底面がブラケット本体39の頂面に押し付けられ、カプラ部材16の底面がブラケット本体39の頂面に露出する板ばね25を圧縮する。この結果、カプラ部材16はこの板ばね16によって上方に付勢されるので、ロックレッグ28の鉤部28Aとロック部27との結合が強固になる。この状態でエキサイタ10に電気信号を入力すれば、エキサイタ10の振動が内装板1に伝えられ、内装板1が振動してスピーカの機能を果たす。
なお、第6の実施例では、ブラケット本体39と内装板1との結合構造として前述の第2の実施例の構造を説明したが、ブラケット本体39と内装板1との結合構造としては、前述の第1及び第3から第5の実施例で説明した構造の何れも使用することができる。第1の実施例を使用する場合は、ブラケット本体39の底面に円溝と雌ねじを形成し、内装板1に突起2を形成すれば良い。第3の実施例を使用する場合は、ブラケット本体39の底面に切り込みを形成し、内装板1にロック突起6を形成すれば良い。第4の実施例を使用する場合は、ブラケット本体39の側面に等間隔に浅い窪みとこれに連続する深い窪みを形成し、内装板1にロック突起7を形成すれば良い。第5の実施例を使用する場合は、ブラケット本体39の側面にフランジ部を設けてこれに取付穴を形成し、内装板1にロック突起9を形成すれば良い。本発明の車両の内装板を振動板としたスピーカ装置は、車両の天井部のみならず、車両の他の部位、例えばドアの内装板等にも適用することが可能である。
振動板に直に固着する従来のエキサイタの構造を示すものであり、(a)は振動板に取り付けたエキサイタの一部断面を含む側面図、(b)は(a)のエキサイタを裏面側から見た底面図である。 振動板にブラケットを介して着脱可能に固着する従来のエキサイタの構造を示すものであり、(a)は振動板に取り付けたエキサイタの一部断面を含む側面図、(b)は(a)のエキサイタとブラケットの斜視図である。 図2に示した従来のエキサイタの車両の天井への取り付けを説明する図である。 (a)は自動車の天井基材を振動板とする本発明のスピーカ装置の第1の実施例を示す組立斜視図、(b)は(a)に示したブラケットの内装板への取り付けを説明する断面図である。 (a)は自動車の天井基材を振動板とする本発明のスピーカ装置の第2の実施例を示すブラケットの内装板への取り付けを説明する組立斜視図、(b)は(a)に示したブラケットの内装板への取り付けを説明する断面図である。 (a)は自動車の天井基材を振動板とする本発明のスピーカ装置の第3の実施例を示すブラケットの内装板への取り付けを説明する組立斜視図、(b)は(a)のブラケットを上方から見た斜視図、(c)は(b)に示したブラケットの内装板への取り付けを説明する平面図である。 (a)は自動車の天井基材を振動板とする本発明のスピーカ装置の第4の実施例を示すブラケットの内装板への取り付けを説明する組立斜視図、(b)は(a)に示すブラケットと取付突起の取付前の状態を示す平面図、(c)は(b)に示したブラケットを回転させてブラケットが内装板に取り付けられた状態を示す平面図である。 (a)は自動車の天井基材を振動板とする本発明のスピーカ装置の第5の実施例を示すブラケットの内装板への取り付けを説明する組立斜視図、(b)は(a)に示すブラケットと取付突起の取付前の状態を示す断面図、(c)は(b)に示したブラケットが内装板に取り付けられた状態を示す断面図である。 (a)は前述の第1から第5の実施例に使用するブラケットの別の実施形態を示す組立斜視図、(b)は(a)のブラケットを上方から見た斜視図、(c)は(b)のC‐C線における局部断面図、(d)は内装板に取り付けられたブラケットにエキサイタのカプラ部材を固着する状態を示す断面図である。
符号の説明
1 内装板(天井基材)
2 突起
3 ブラケット
4 表皮
5 取付凹部
6,7 ロック突起
9 取付突起
10 エキサイタ
16 カプラ部材
21 浅い窪み
22 深い窪み
23 取付孔
25 板ばね
27 ロック部
28 ロックレッグ
31 フランジ部
32 筒状部
35 雌ねじ
36 取付突起
37 雄ねじ
38 切り込み
39 ブラケット本体

Claims (8)

  1. 車両の車室に形成された内装板と、
    前記内装板の上に固定されるブラケットと、
    前記ブラケットに係合するカプラ部材を備えたエキサイタとを備え、
    前記ブラケットに第1係合部を設けると共に、
    前記内装板上の前記エキサイタの設置位置に、前記ブラケットの第1係合部と係合する第2係合部を設け、
    前記第2係合部に前記第1係合部を係合することによって前記ブラケットを前記内装板に固定し、前記エキサイタを前記カプラ部材を介して前記ブラケットに取り付け、前記エキサイタに電気信号を入力して前記内装板を振動させるようにしたことを特徴とする車両の内装板を振動板としたスピーカ装置。
  2. 前記第1係合部が、前記ブラケットの前記内装板側の面に円柱状の凹部を形成すると共に、この凹部の内周面に雌ねじを形成したものであり、
    前記第2係合部が、前記ブラケットの雌ねじによってねじ溝が切り込まれる程度の直径を有する円柱状の突起を前記内装板上に設けたものであり、
    前記突起に前記ブラケットをねじ込むことによって前記ブラケットを前記内装板に固定することを特徴とする請求項1に記載の車両の内装板を振動板としたスピーカ装置。
  3. 前記第1係合部が、前記ブラケットの前記内装板側の面に円柱状の取付突起を形成し、この取付突起の外周面に雄ねじを形成したものであり、
    前記第2係合部が、前記取付突起の雄ねじによってねじ溝が切り込まれる程度の内径を有する円柱状の取付凹部を前記内装板上に設けたものであり、
    前記取付凹部に前記取付突起をねじ込むことによって前記ブラケットを前記内装板に固定することを特徴とする請求項1に記載の車両の内装板を振動板としたスピーカ装置。
  4. 前記第1係合部が、前記ブラケットの外周部に、前記ブラケットの中央部側に向かう切込みを少なくとも1箇所設けたものであり、
    前記第2係合部が、前記切込みに係合して前記ブラケットをロックするロック突起を前記内装板上に設けたものであり、
    前記ロック突起に前記切込みを係合させることによって前記ブラケットを前記内装板に固定することを特徴とする請求項1に記載の車両の内装板を振動板としたスピーカ装置。
  5. 前記第1係合部が、前記ブラケットの外周縁部に等間隔に、前記ブラケットの中央部側に向かう浅い窪みとこの窪みの途中に滑らかに連続する深い窪みとを設けたものであり、
    前記第2係合部が、前記内装板上の前記エキサイタの設置位置の中心に対して同心円状の位置に、前記浅い窪みに係合するロック突起を前記浅い窪みの数と同数設けたものであり、
    前記ブラケットの深い窪みの中に前記ロック突起をそれぞれ収納する状態で前記ブラケットを前記内装板上に載置し、前記内装板上で前記ブラケットを回転させて前記ロック突起を前記浅い窪みに係合させることによって前記ブラケットを前記内装板に固定することを特徴とする請求項1に記載の車両の内装板を振動板としたスピーカ装置。
  6. 前記第1係合部が、前記ブラケットの外周部近傍に取付孔を少なくとも2箇所穿設したものであり、
    前記第2係合部が、前記内装板上の前記エキサイタの設置位置に、前記取付孔に対応させて前記取付孔を貫通する取付突起を設けたものであり、
    前記取付孔に前記取付突起を貫通させて前記ブラケットを前記内装板上に載置し、前記取付突起を係合することによって前記ブラケットを前記内装板に固定することを特徴とする請求項1に記載の車両の内装板を振動板としたスピーカ装置。
  7. 前記ブラケットを、外側の表面に雄ねじが形成された筒状部と、この筒状部の一方の端部に設けられたフランジ部とを備えて構成し、
    前記カプラ部材には、前記ブラケットの筒状部の外側の表面に形成された雄ねじに螺合する雌ねじ部を設け、
    前記エキサイタが、前記カプラ部材を介して前記ブラケットの筒状部に取り付けられるようにしたことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のスピーカ装置。
  8. 前記ブラケットを所定の板厚を備えた円板状に形成すると共に、そのエキサイタ側の頂面に少なくとも2つのばね部と、少なくとも2つの係合溝を設けて構成し、
    前記カプラ部材には、前記ブラケットの前記係合溝に係合する係合フックを設け、
    前記エキサイタが、前記カプラ部材の係合フックを前記ブラケットの前記係合溝に係合させることによって前記ブラケットに取り付けられるようにしたことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のスピーカ装置。
JP2004373525A 2004-12-24 2004-12-24 車両の内装板を振動板としたスピーカ装置及び内装板 Expired - Fee Related JP4565991B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004373525A JP4565991B2 (ja) 2004-12-24 2004-12-24 車両の内装板を振動板としたスピーカ装置及び内装板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004373525A JP4565991B2 (ja) 2004-12-24 2004-12-24 車両の内装板を振動板としたスピーカ装置及び内装板

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006180368A true JP2006180368A (ja) 2006-07-06
JP2006180368A5 JP2006180368A5 (ja) 2007-11-29
JP4565991B2 JP4565991B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=36734023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004373525A Expired - Fee Related JP4565991B2 (ja) 2004-12-24 2004-12-24 車両の内装板を振動板としたスピーカ装置及び内装板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4565991B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008301038A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Panasonic Corp 音響加振器およびこれを用いた音響再生装置
US8223987B2 (en) 2006-03-15 2012-07-17 Fujitsu Ten Limited Attachment structure for a sound generating apparatus
WO2013141000A1 (ja) * 2012-03-19 2013-09-26 株式会社デンソー 車載カメラ
CN103999481A (zh) * 2011-12-05 2014-08-20 星精密株式会社 电动式激振器以及使用该电动式激振器的车辆用灯具
CN107426653A (zh) * 2017-08-04 2017-12-01 奥音科技(镇江)有限公司 一种应用于声音产生设备中托架
WO2022129057A1 (fr) * 2020-12-17 2022-06-23 Treves Products, Services & Innovation Système de montage d'un transducteur sur un panneau de garnissage intérieur de véhicule automobile
WO2023063370A1 (ja) * 2021-10-15 2023-04-20 Agc株式会社 ガラス振動板、ガラス振動板の製造方法、エキサイタ付きガラス振動板、車両用振動板及び建築物用振動板
WO2023063368A1 (ja) * 2021-10-15 2023-04-20 Agc株式会社 エキサイタ付きガラス振動板、車両用振動板及び建築物用振動板
WO2023068310A1 (ja) * 2021-10-22 2023-04-27 Agc株式会社 ガラス振動板、エキサイタ付きガラス振動板及び車両用窓ガラス
WO2023068311A1 (ja) * 2021-10-22 2023-04-27 Agc株式会社 ガラス振動板、エキサイタ付きガラス振動板及び車両用窓ガラス
WO2023195354A1 (ja) * 2022-04-04 2023-10-12 Agc株式会社 ガラス振動板、及び振動子付きガラス振動板
WO2023204133A1 (ja) * 2022-04-19 2023-10-26 Agc株式会社 ガラス振動板及び振動子付きガラス振動板
WO2023224081A1 (ja) * 2022-05-19 2023-11-23 Agc株式会社 ガラス振動板、振動子付きガラス振動板、及びガラス振動板の製造方法、振動子付きガラス振動板の製造方法
WO2024004825A1 (ja) * 2022-06-27 2024-01-04 Agc株式会社 ガラス振動板、ガラス振動板の製造方法及び振動子付きガラス振動板の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001521353A (ja) * 1997-10-21 2001-11-06 ニュー トランスデューサーズ リミテッド 共振モードパネルラウドスピーカ
JP2004515097A (ja) * 2000-11-08 2004-05-20 ニュー トランスデューサーズ リミテッド ラウドスピーカ駆動器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001521353A (ja) * 1997-10-21 2001-11-06 ニュー トランスデューサーズ リミテッド 共振モードパネルラウドスピーカ
JP2004515097A (ja) * 2000-11-08 2004-05-20 ニュー トランスデューサーズ リミテッド ラウドスピーカ駆動器

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8223987B2 (en) 2006-03-15 2012-07-17 Fujitsu Ten Limited Attachment structure for a sound generating apparatus
JP2008301038A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Panasonic Corp 音響加振器およびこれを用いた音響再生装置
US9473854B2 (en) 2011-12-05 2016-10-18 Koito Manufacturing Co., Ltd. Electrodynamic exciter and vehicle lamp employing the same
CN103999481B (zh) * 2011-12-05 2017-05-10 株式会社小糸制作所 电动式激振器以及使用该电动式激振器的车辆用灯具
CN103999481A (zh) * 2011-12-05 2014-08-20 星精密株式会社 电动式激振器以及使用该电动式激振器的车辆用灯具
US10336264B2 (en) 2012-03-19 2019-07-02 Denso Corporation In-vehicle camera
CN104245427A (zh) * 2012-03-19 2014-12-24 株式会社电装 车载照相机
JP2013193558A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Denso Corp 車載カメラ
US9862332B2 (en) 2012-03-19 2018-01-09 Denso Corporation In-vehicle camera
CN104245427B (zh) * 2012-03-19 2018-02-23 株式会社电装 车载照相机
US10086773B2 (en) 2012-03-19 2018-10-02 Denso Corporation In-vehicle camera
WO2013141000A1 (ja) * 2012-03-19 2013-09-26 株式会社デンソー 車載カメラ
CN107426653A (zh) * 2017-08-04 2017-12-01 奥音科技(镇江)有限公司 一种应用于声音产生设备中托架
CN107426653B (zh) * 2017-08-04 2023-08-18 奥音科技(镇江)有限公司 一种应用于声音产生设备中托架
FR3118381A1 (fr) * 2020-12-17 2022-06-24 Treves Products, Services & Innovation Système de montage d’un transducteur sur un panneau de garnissage intérieur de véhicule automobile
WO2022129057A1 (fr) * 2020-12-17 2022-06-23 Treves Products, Services & Innovation Système de montage d'un transducteur sur un panneau de garnissage intérieur de véhicule automobile
WO2023063370A1 (ja) * 2021-10-15 2023-04-20 Agc株式会社 ガラス振動板、ガラス振動板の製造方法、エキサイタ付きガラス振動板、車両用振動板及び建築物用振動板
WO2023063368A1 (ja) * 2021-10-15 2023-04-20 Agc株式会社 エキサイタ付きガラス振動板、車両用振動板及び建築物用振動板
WO2023068310A1 (ja) * 2021-10-22 2023-04-27 Agc株式会社 ガラス振動板、エキサイタ付きガラス振動板及び車両用窓ガラス
WO2023068311A1 (ja) * 2021-10-22 2023-04-27 Agc株式会社 ガラス振動板、エキサイタ付きガラス振動板及び車両用窓ガラス
WO2023195354A1 (ja) * 2022-04-04 2023-10-12 Agc株式会社 ガラス振動板、及び振動子付きガラス振動板
WO2023204133A1 (ja) * 2022-04-19 2023-10-26 Agc株式会社 ガラス振動板及び振動子付きガラス振動板
WO2023224081A1 (ja) * 2022-05-19 2023-11-23 Agc株式会社 ガラス振動板、振動子付きガラス振動板、及びガラス振動板の製造方法、振動子付きガラス振動板の製造方法
WO2024004825A1 (ja) * 2022-06-27 2024-01-04 Agc株式会社 ガラス振動板、ガラス振動板の製造方法及び振動子付きガラス振動板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4565991B2 (ja) 2010-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4565991B2 (ja) 車両の内装板を振動板としたスピーカ装置及び内装板
US7325648B2 (en) Frame for speaker device and speaker device
JPWO2007125569A1 (ja) スピーカ装置
US7539318B2 (en) Speaker unit, method for fabricating the same, and speaker apparatus
WO2010050056A1 (ja) スピーカ用連結部材及びスピーカ
JP2005277874A (ja) 同軸スピーカー装置及びその製造方法
JP5082401B2 (ja) スピーカの製造方法、スピーカおよびスピーカ製造用治具
WO2009093777A1 (en) Flate speaker
JP4601410B2 (ja) スピーカ装置
JP2006229643A (ja) スピーカ
JP2008098864A (ja) スピーカ装置及びその取り付け方法
JP2012044354A (ja) スピーカ装置
JP2005277866A (ja) 樹脂フレーム、スピーカーユニット及びスピーカー装置
WO2021210605A1 (ja) エキサイタ
JP2006262195A (ja) スピーカ装置
CN219351902U (zh) 骨传导扬声器结构
US20230061027A1 (en) Vehicular speaker
JP4343761B2 (ja) スピーカ装置及びホルダ
US20240163614A1 (en) Exciter and speaker
WO2003043375A1 (fr) Haut-parleur
WO2023190623A1 (ja) 車両用電気音響変換器
KR102035641B1 (ko) 조명용 oled 패널용 슬림형 진동발생기
JP2008167238A (ja) スピーカー装置
KR200371646Y1 (ko) 보이스코일 삽입부가 진동판에 마련된 스피커
JP2001157291A (ja) ツィータユニット簡易脱着スピーカー

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071016

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4565991

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140813

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees