JP2006262195A - スピーカ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スピーカユニットをキャビネットの所定位置に迅速に、且つ確実に固定することができ、生産性の向上、歩留まりの向上を実現することができ、また、ビビリ音等の異音の発生を防止して、高品位な音響再生を実現することができるスピーカ装置を提供すること。
【解決手段】 キャビネット5に収容されたスピーカユニット3は、キャビネット5に接触する部位を両面粘着テープ43,44を介してキャビネット5に貼着することで、キャビネット5へ固定して、両面粘着テープ43,44が発揮する制振性能により、ビビリ音等の異音の発生を防止する。
【選択図】 図1
【解決手段】 キャビネット5に収容されたスピーカユニット3は、キャビネット5に接触する部位を両面粘着テープ43,44を介してキャビネット5に貼着することで、キャビネット5へ固定して、両面粘着テープ43,44が発揮する制振性能により、ビビリ音等の異音の発生を防止する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スピーカユニットをキャビネットに収容したスピーカ装置に関する。
スピーカ装置は、通常、スピーカユニットの振動板の背面から放射される音が振動板の前面側に回って振動板の前面から放射される音と干渉しないように、スピーカユニットをキャビネットに収容した形態に形成される。
キャビネットは、スピーカユニットの振動板の背面から放射される音が振動板の前面側に漏れないように、スピーカユニットの背面側を覆う箱である。
このようなキャビネットは、通常、その前面側に、スピーカユニットの振動板前面を露出させる開口を有したバッフル板を有している。スピーカユニットのキャビネットへの固定は、スピーカユニットのフレームの略リング状の外周縁に形成した取付穴を利用して、前記バッフル板にねじ止めをする場合が多い。
キャビネットは、スピーカユニットの振動板の背面から放射される音が振動板の前面側に漏れないように、スピーカユニットの背面側を覆う箱である。
このようなキャビネットは、通常、その前面側に、スピーカユニットの振動板前面を露出させる開口を有したバッフル板を有している。スピーカユニットのキャビネットへの固定は、スピーカユニットのフレームの略リング状の外周縁に形成した取付穴を利用して、前記バッフル板にねじ止めをする場合が多い。
ところで、最近は、携帯電話や、モバイルコンピュータ等、スピーカ装置を組み込む小型機器が急速に増えている。このような小型機器に搭載するスピーカ装置は、機器側のスペースを圧迫しないように、キャビネットをスピーカユニットと略同じ大きさ程度までコンパクト化することが求められている。
しかし、このような小型機器に搭載されるスピーカ装置のキャビネットは、通常、合成樹脂の成形品で、コンパクト化により、隔壁の薄肉化等が行われると、ねじ止めによるスピーカユニットの固定が、強度上困難になるという問題があった。
しかし、このような小型機器に搭載されるスピーカ装置のキャビネットは、通常、合成樹脂の成形品で、コンパクト化により、隔壁の薄肉化等が行われると、ねじ止めによるスピーカユニットの固定が、強度上困難になるという問題があった。
そこで、キャビネットへスピーカユニットを固定する方法として、接着剤を使う方法や、スピーカユニットの外周等に突設した係止突起をキャビネット側の係止溝に係合させる方法(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
ところが、接着剤を利用する固定方法の場合は、例えば、キャビネットが密閉型の場合、接着剤に含まれている揮発性溶剤がキャビネットの外部に放出できないために接着剤の硬化が遅延して、生産性の低下を招いたり、硬化途中でスピーカユニットの位置がずれたりして、製造不良を招く虞があった。
また、接着剤に含まれている揮発性溶剤がキャビネットを形成している樹脂に変質を招く虞もあった。
また、接着剤に含まれている揮発性溶剤がキャビネットを形成している樹脂に変質を招く虞もあった。
一方、スピーカユニットの外周等に突設した係止突起をキャビネット側の係止溝に係合させる方法の場合は、製造誤差や、係止突起の変形等で、スピーカユニットの固定強度が部分的に低い部分が発生し、スピーカユニットの動作時の振動で、共振等による異音が発生する虞があった。
特に、キャビネットの前後方向の内法寸法がスピーカユニットの前後方向寸法と略同一程度まで、キャビネットが小型化されている場合には、スピーカユニットの動作時の振動で、スピーカユニットがキャビネットの壁面に干渉したり、或いはスピーカユニットとキャビネットとの間に共振が起こったりして、ビビリ音等の異音が発生したり、再生音に歪みが生じる虞があった。
特に、キャビネットの前後方向の内法寸法がスピーカユニットの前後方向寸法と略同一程度まで、キャビネットが小型化されている場合には、スピーカユニットの動作時の振動で、スピーカユニットがキャビネットの壁面に干渉したり、或いはスピーカユニットとキャビネットとの間に共振が起こったりして、ビビリ音等の異音が発生したり、再生音に歪みが生じる虞があった。
本発明が解決しようとする課題としては、速やかにスピーカユニットをキャビネットの所定位置に確実に固定することができ、生産性の向上、歩留まりの向上を実現することができ、また、キャビネットの前後方向の内法寸法がスピーカユニットの前後方向寸法と略同一程度まで小型化されていても、ビビリ音等の異音が発生や再生音の歪みを防止して、高品位な音響再生を実現することができるスピーカ装置を提供することが一例として挙げられる。
上記課題を解決するために、請求項1に記載のスピーカ装置は、振動板の背面から放射される音が振動板の前面側に回らないようにスピーカユニットをキャビネットに収容したスピーカ装置であって、前記スピーカユニットは、前記キャビネットに接触する部位を両面粘着テープを介してキャビネットに貼着することで、キャビネットへの固定がなされていることを特徴とする。
以下、本発明に係るスピーカ装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るスピーカ装置の一実施の形態の分解斜視図、図2は図1に示したスピーカ装置の組立状態における一部縦断面図である。
図1は本発明に係るスピーカ装置の一実施の形態の分解斜視図、図2は図1に示したスピーカ装置の組立状態における一部縦断面図である。
この一実施の形態のスピーカ装置1は、スピーカユニット3と、該スピーカユニット3を収容するキャビネット5とから構成されている。
スピーカユニット3は、図2に示すように、外周形状が円形のドーム形振動板11と、この振動板11の外周に接合されたエッジ13と、振動板11とエッジ13との間に形成された溝部に装着されたボイスコイル15と、前記エッジ13の外周縁が固定されるリング状のエッジ取付け部17を有したスピーカフレーム18と、前記振動板11の背面側に位置するように前記スピーカフレーム18の後部に固着された磁気回路19と、前記スピーカフレーム18に装備されて前記ボイスコイル15に電気接続された信号入力端子20とを備えたドーム型スピーカユニットで、信号入力端子20にはアンプ等に接続されるリード線が電気接続される。
スピーカユニット3は、図2に示すように、外周形状が円形のドーム形振動板11と、この振動板11の外周に接合されたエッジ13と、振動板11とエッジ13との間に形成された溝部に装着されたボイスコイル15と、前記エッジ13の外周縁が固定されるリング状のエッジ取付け部17を有したスピーカフレーム18と、前記振動板11の背面側に位置するように前記スピーカフレーム18の後部に固着された磁気回路19と、前記スピーカフレーム18に装備されて前記ボイスコイル15に電気接続された信号入力端子20とを備えたドーム型スピーカユニットで、信号入力端子20にはアンプ等に接続されるリード線が電気接続される。
エッジ取付け部17は、振動板11と中心軸が一致する略円筒状の垂直壁部17aと、該垂直壁部17aの基端に連なる水平壁部17bとを備えた構造になっている。エッジ13の外周縁は、垂直壁部17aと水平壁部17bとの双方に密着して、固定されている。垂直壁部17aの先端は、スピーカフレーム18の前端面18aとなっている。
磁気回路19は、図2に示すように、振動板11に中心軸線を一致させてスピーカフレーム18に支持される円筒部23aとその後端を塞ぐ円板部23bとを有した有底円筒状のヨーク23と、円板部23bの上に固定されたマグネット25と、このマグネット25の前面に固定されたポールプレート27とから構成されていて、ポールプレート27の外周と円筒部23aの内周との間の間隙が、ボイスコイル15が前後に移動自在に嵌入する磁気隙間29と成っている。
本実施の形態の場合、磁気回路19の構成部品であるヨーク23の円板部23bの後端面は、図1及び図2に示すように、スピーカフレーム18の後端面よりも後方に突出していて、スピーカユニット3の後端面3aとなっている。
本実施の形態の場合、磁気回路19の構成部品であるヨーク23の円板部23bの後端面は、図1及び図2に示すように、スピーカフレーム18の後端面よりも後方に突出していて、スピーカユニット3の後端面3aとなっている。
キャビネット5は、振動板11の背面から放射される音が振動板11の前面側に回らないようにスピーカユニット3を収容する密閉型キャビネットで、ケース本体31と、このケース本体31の後面開放部を覆う蓋体32とから構成されている。これらのケース本体31及び蓋体32は、いずれも、合成樹脂の射出成形品である。
ケース本体31は、スピーカユニット3の振動板11を露出させる略円形の開口を有したバッフル板としての前壁35と、この前壁35の外周から後方に向かって延出する側壁36とを一体形成した構造で、スピーカユニット3を収容する直方体状の収容空間を形成している。
側壁36上で、スピーカユニット3の信号入力端子20の装備位置に対応する部位には、該信号入力端子20に接続されるリード線の取出口となる切り欠き38が形成されている。
側壁36上で、スピーカユニット3の信号入力端子20の装備位置に対応する部位には、該信号入力端子20に接続されるリード線の取出口となる切り欠き38が形成されている。
蓋体32は、ケース本体31の後面の略正方形の開放部を覆うことで、収容したスピーカユニット3の背部を覆うキャビネット後壁として機能する。
ある。
蓋体32には、ケース本体31の四隅に装備した溶着用支柱39の位置に対応して、前記溶着用支柱39の先端の細径部39aが挿通可能な取付穴40が貫通形成されていて、取付穴40を挿通した細径部39aに対して超音波溶着又は熱溶着させることで、ケース本体31に固定される。
ある。
蓋体32には、ケース本体31の四隅に装備した溶着用支柱39の位置に対応して、前記溶着用支柱39の先端の細径部39aが挿通可能な取付穴40が貫通形成されていて、取付穴40を挿通した細径部39aに対して超音波溶着又は熱溶着させることで、ケース本体31に固定される。
本実施の形態のキャビネット5の場合、蓋体32と前壁35とで形成される前後方向(図2のAの方向)の内法寸法は、スピーカユニット3の前後方向の内法寸法に略等しく設定されている。
従って、蓋体32はキャビネット後壁としてスピーカユニット3の後端面3aであるヨーク23の円板部23bに接触し、ケース本体31の前壁35はスピーカユニット3の前端面であるスピーカフレーム18の前端面18aに接触する。
そして、スピーカユニット3は、キャビネット5の前壁35及び後壁である蓋体32との接触箇所に介在する両面粘着テープ43,44によりキャビネット5に貼着されている。この取り付け構造により、これらの両面粘着テープ43,44による貼着力と、キャビネット5の前壁35及び後壁としての蓋体32によって作用する挾持力とで、スピーカユニット3がキャビネット5に固定されている。
従って、蓋体32はキャビネット後壁としてスピーカユニット3の後端面3aであるヨーク23の円板部23bに接触し、ケース本体31の前壁35はスピーカユニット3の前端面であるスピーカフレーム18の前端面18aに接触する。
そして、スピーカユニット3は、キャビネット5の前壁35及び後壁である蓋体32との接触箇所に介在する両面粘着テープ43,44によりキャビネット5に貼着されている。この取り付け構造により、これらの両面粘着テープ43,44による貼着力と、キャビネット5の前壁35及び後壁としての蓋体32によって作用する挾持力とで、スピーカユニット3がキャビネット5に固定されている。
また、切り欠き38のリード線との間の隙間は、スピーカユニット3とキャビネット5との固定が完了後に、接着剤の塗布等により、隙間を埋めることで、キャビネット5の密閉性を向上させる。
以上に説明したスピーカ装置1では、スピーカユニット3を両面粘着テープ43,44による粘着によりキャビネット5に固定するもので、ねじ止めによる固定構造の場合と比較すると、キャビネット5の隔壁が薄肉の場合でも、固定部位の肉厚を増大させたり固定部位にねじ止め用の金具をインサート成形するような特別な補強対策が必要とならず、コストをかけずに、しっかりとした固定が可能になる。
また、接着剤によって固定する場合と比較すると、溶剤の揮発がない。従って、キャビネット5が密閉構造の場合でも、揮発した溶剤が排出できないために硬化時間(接着時間)が長引くことがなく、両面粘着テープ43,44の粘着面に押圧することで速やかな接着・固定が可能である。そのため、所定の接着強度が発揮されるまでに時間がかかって位置ずれによる製造不良を起こす虞がなく、速やかにスピーカユニット3をキャビネット5の所定位置に確実に固定することができ、生産性の向上、歩留まりの向上を実現することができる。
また、上記実施の形態のようにキャビネット5の前後方向の内法寸法がスピーカユニット3の前後方向寸法と略同一程度まで小型化されていても、キャビネット5の壁面とスピーカユニット3との間に介在する両面粘着テープ43,44が制振性を発揮するため、ビビリ音等の異音の発生や共振による再生音の歪みを防止して、高品位な音響再生を実現することができる。
また、上記実施の形態のスピーカ装置1では、両面粘着テープ43,44による接着力だけでなく、キャビネット5の前後の対向壁による挾持力によって、スピーカユニット3がキャビネット5に固定されるため、より強固な固定が可能になる。
また、キャビネット5の前後壁がスピーカユニット3の前後面に密着するため、キャビネット5の前後方向の寸法は、スピーカユニット3の前後方向の寸法と略同等までコンパクト化され、例えば、携帯電話やモバイルコンピュータ等の小型機器への搭載が容易になると共に、これらの小型機器での音響再生の高品位化に貢献する。
また、上記実施の形態のスピーカ装置1では、ドーム形振動板を採用したスピーカユニット3を使用しており、コーン形振動板を採用したコーン型スピーカユニットを使用した場合と比較して、音を広角に放射できるため、携帯電話等の小型機器に搭載した場合に、ユーザと機器との位置関係が多少ずれても、再生音が聞き取りにくくなることがない。
なお、上記実施の形態では、スピーカユニットの振動板は、外周形状が円形のドーム形振動板であったが、外周形状が楕円形を含む長円形、あるいは角形としてもよい。
そして、スピーカユニットは、振動板として外周形状が円形又は長円形又は角形のマイクロスピーカユニットであってもよい。長円形のドーム形振動板を採用すれば、省スペースで振動板面積を稼ぐことができて、低域の再生特性を改善することができ、小型でもバランスの良い音響特性を発揮させることができる。
そして、スピーカユニットは、振動板として外周形状が円形又は長円形又は角形のマイクロスピーカユニットであってもよい。長円形のドーム形振動板を採用すれば、省スペースで振動板面積を稼ぐことができて、低域の再生特性を改善することができ、小型でもバランスの良い音響特性を発揮させることができる。
また、スピーカユニットを両面粘着テープによってキャビネットに貼着・固定する位置は、上記実施の形態で示したスピーカユニットの前端面及び後端面に限らない。例えば、スピーカユニットの外周の一部等が半径方向に突出していて、その突出部がキャビネットの内面に接触する場合には、その突出部とキャビネットとの間にも、両面粘着テープを介在させて、突出部からキャビネットへの振動伝達を遮断すると良い。
また、本発明に係るスピーカ装置の用途は、上記実施の形態で示した携帯機器用に限らない。家屋内や車両に設置される省スペースの小型スピーカシステムとしても、有用である。
以上、詳述したように、本実施の形態に係るスピーカ装置1は、振動板11の背面から放射される音が振動板11の前面側に回らないようにスピーカユニットをキャビネット5に収容したスピーカ装置であって、スピーカユニット3は、キャビネット5に接触する部位を両面粘着テープ43,44を介してキャビネット5に貼着することで、キャビネット5への固定がなされている。
このように、スピーカユニット3を両面粘着テープ43,44による粘着によりキャビネット5に固定するので、ねじ止めによる固定構造の場合と比較すると、キャビネット5の隔壁が薄肉の場合でも、固定部位の肉厚を増大させたり固定部位にねじ止め用の金具をインサート成形するような特別な補強対策が必要とならず、コストをかけずに、しっかりとした固定が可能になる。
また、接着剤によって固定する場合と比較すると、溶剤の揮発がない。従って、キャビネット5が密閉構造の場合でも、揮発した溶剤が排出できないために硬化時間(接着時間)が長引くことがなく、両面粘着テープ43,44の粘着面に押圧することで速やかな接着・固定が可能である。そのため、所定の接着強度が発揮されるまでに時間がかかって位置ずれによる製造不良を起こす虞がなく、速やかにスピーカユニット3をキャビネット5の所定位置に確実に固定することができ、生産性の向上、歩留まりの向上を実現することができる。
また、キャビネット5の前後方向の内法寸法がスピーカユニット3の前後方向寸法と略同一程度まで小型化されていても、キャビネット5の壁面とスピーカユニット3との間に介在する両面粘着テープ43,44が制振性を発揮するため、ビビリ音等の異音の発生や共振による再生音の歪みを防止して、高品位な音響再生を実現することができる。
このように、スピーカユニット3を両面粘着テープ43,44による粘着によりキャビネット5に固定するので、ねじ止めによる固定構造の場合と比較すると、キャビネット5の隔壁が薄肉の場合でも、固定部位の肉厚を増大させたり固定部位にねじ止め用の金具をインサート成形するような特別な補強対策が必要とならず、コストをかけずに、しっかりとした固定が可能になる。
また、接着剤によって固定する場合と比較すると、溶剤の揮発がない。従って、キャビネット5が密閉構造の場合でも、揮発した溶剤が排出できないために硬化時間(接着時間)が長引くことがなく、両面粘着テープ43,44の粘着面に押圧することで速やかな接着・固定が可能である。そのため、所定の接着強度が発揮されるまでに時間がかかって位置ずれによる製造不良を起こす虞がなく、速やかにスピーカユニット3をキャビネット5の所定位置に確実に固定することができ、生産性の向上、歩留まりの向上を実現することができる。
また、キャビネット5の前後方向の内法寸法がスピーカユニット3の前後方向寸法と略同一程度まで小型化されていても、キャビネット5の壁面とスピーカユニット3との間に介在する両面粘着テープ43,44が制振性を発揮するため、ビビリ音等の異音の発生や共振による再生音の歪みを防止して、高品位な音響再生を実現することができる。
1 スピーカ装置
3 スピーカユニット
3a 後端面
5 キャビネット
18 スピーカフレーム
18a 前端面
19 磁気回路
23 ヨーク
23b 円板部
31 ケース本体
32 蓋体
35 前壁
36 側壁
38 切り欠き
43,44 両面粘着テープ
3 スピーカユニット
3a 後端面
5 キャビネット
18 スピーカフレーム
18a 前端面
19 磁気回路
23 ヨーク
23b 円板部
31 ケース本体
32 蓋体
35 前壁
36 側壁
38 切り欠き
43,44 両面粘着テープ
Claims (3)
- 振動板の背面から放射される音が振動板の前面側に回らないようにスピーカユニットをキャビネットに収容したスピーカ装置であって、
前記スピーカユニットは、前記キャビネットに接触する部位を両面粘着テープを介してキャビネットに貼着することで、キャビネットへの固定がなされていることを特徴とするスピーカ装置。 - 前記キャビネットは、前記スピーカユニットの後端面が接触する後壁と、前記スピーカユニット前面のダンパーエッジの外周縁を支持したスピーカフレームの前端面が接触する前壁と、これらの後壁と前壁との間を連絡する側壁とを備えて、前後方向の内法寸法が前記スピーカユニットの前後方向寸法と略同一に設定された箱状に形成され、
スピーカユニットは、前記キャビネットの前壁及び後壁との接触箇所に介在する両面粘着テープによる貼着力と、前記キャビネットの前壁及び後壁による挾持力とで、前記キャビネットに固定されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。 - 前記スピーカユニットは、振動板として外周形状が円形又は長円形又は角形のマイクロスピーカユニットであることを特徴とする請求項1又は2に記載のスピーカ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005077988A JP2006262195A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006262195A true JP2006262195A (ja) | 2006-09-28 |
Family
ID=37100918
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2006262195A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008211548A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Audio Technica Corp | ヘッドホンおよびその製造方法 |
JP2010250515A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Fujitsu Ltd | 電子機器 |
JP2012199859A (ja) * | 2011-03-23 | 2012-10-18 | Panasonic Corp | スピーカシステムおよびこれを用いた電子機器、移動体装置 |
CN108574916A (zh) * | 2017-03-13 | 2018-09-25 | 上海传英信息技术有限公司 | 一种用于移动终端的扬声器固定装置及移动终端 |
-
2005
- 2005-03-17 JP JP2005077988A patent/JP2006262195A/ja active Pending
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