JP2006180083A - 圧力波発生装置 - Google Patents

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【課題】寿命末期に至った圧力波発生素子の駆動を禁止可能な圧力波発生装置を提供する。
【解決手段】圧力波発生素子1と、圧力波発生素子1の一対のパッド14,14を介して発熱体層13へ通電する駆動入力波形を生成する駆動入力波形生成部(駆動手段)2と、発熱体層13の抵抗値を検出する抵抗検出部(抵抗値検出手段)3と、駆動入力波形生成部2と抵抗検出部3とを択一的に圧力波発生素子1に接続する一対のスイッチ(切替手段)SW1,SW2と、抵抗検出部3による検出抵抗値が規定範囲を外れているときに圧力波発生素子1が寿命末期にあると判断する寿命判断部(寿命末期検出手段)4と、寿命判断部4の出力に基づいて駆動入力波形生成部2から寿命末期の圧力波発生素子1への通電を禁止する図示しない制御部(通電禁止手段)とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、スピーカを対象とした音波や、超音波や単パルス的な粗密波などの圧力波を発生する圧力波発生装置に関するものである。
従来から、圧電効果による機械的振動を利用した超音波発生装置が広く知られている。この種の超音波発生装置としては、例えば、チタン酸バリウムのような圧電材料からなる結晶の両面に電極を設けた構成の超音波発生素子を駆動するように構成されたものが知られており、この超音波発生装置では、超音波発生素子の両電極間に電気エネルギを与えて機械的振動を発生させることにより、空気を振動させて超音波を発生させることができる。
上述のような機械的振動を利用した超音波発生装置は、固有の共振周波数をもつので周波数帯域が狭い、外部の振動や外気圧の変動の影響を受けやすい、などの問題があった。
これに対して、近年、機械的振動を伴わずに熱励起により超音波などの圧力波を発生させることができる圧力波発生装置として、図5に示すように、単結晶のシリコン基板からなる支持基板11の一表面側に多孔質シリコン層からなる熱絶縁層12が形成され、熱絶縁層12上にアルミニウム薄膜からなる発熱体層13が形成され、支持基板11の上記一表面側に発熱体層13と電気的に接続された一対のパッド14,14が形成された圧力波発生素子1と、一対のパッド14,14を介して発熱体層13へ与える駆動電圧波形もしくは駆動電流波形からなる駆動入力波形を生成する駆動入力波形生成部2とを備え、駆動入力波形に応じた発熱体層13の温度変化に伴う発熱体層13と媒体である空気との熱交換により超音波などの圧力波を発生するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、上記特許文献1には、熱絶縁層12の熱伝導度および熱容量を支持基板11の熱伝導度および熱容量に比べて小さくすることが望ましく、熱絶縁層12の熱伝導度と熱容量との積を支持基板11の熱伝導度と熱容量との積に比べて十分に小さくすることが好ましいことが記載されている。
特開平11−300274号公報
ところで、本願発明者らは、図5に示した圧力波発生素子1を試作して特性を評価するにあたって、駆動電圧を周波数が60kHzの正弦波電圧とし、正弦波電圧のピーク値を変化させることで発熱体層13への入力電力を変化させた場合に、発生する音圧の変化および発熱体層13の温度を調べたところ図6に示す結果を得た。なお、図6の横軸は、周波数が60kHzの正弦波電圧からなる駆動電圧のピーク値を種々変化させた場合の入力電力、左側の縦軸は、発熱体層13の表面から30cmだけ離れた位置で測定した音圧、右側の縦軸は、発熱体層13の表面の温度(最高温度)となっており、図6中の「イ」が音圧の測定値、「ロ」が温度の測定値を示している。
図6から、圧力波発生素子1において例えば周波数が60kHzの超音波を発生させるような場合、圧力波発生素子1から30cm離れた位置で、15Pa程度の音圧を得るには発熱体層13の温度を400℃程度まで上昇させる必要があり、30Pa程度の比較的大きな音圧を得るには発熱体層13の温度を1000℃を超えるような高温まで上昇させる必要があるという実験結果を得た。
しかしながら、上述の圧力波発生素子1では、入力電力が高いほど、駆動毎に発熱体層13の温度が広い温度範囲にわたって上昇・下降するので、発熱体層13の抵抗値が経時変化し、発生する圧力波の波形や音圧が変化してしまうという不具合があった。なお、上述の圧力波発生素子1を比較的大きな音圧が必要な用途に用いる場合の駆動回路に相当する駆動入力波形生成部2としては、カメラのストロボ回路などに用いられる充放電回路が考えられるが、このような充放電回路では、放電時の応答波形の時定数が負荷側のインピーダンス(圧力波発生素子1では、発熱体層13の抵抗値)によって決まるので、発熱体層13の抵抗値が経時変化すると、応答波形が変化し圧力波の周波数や音圧レベルが変化してしまう。このような特性変化は、例えば圧力波発生装置を超音波の送波から受波までの時間を用いて物体までの距離を求める超音波センサの送波装置として利用した場合など、圧力波発生装置を組み込んだシステムの誤動作の原因となってしまう。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、寿命末期に至った圧力波発生素子の駆動を禁止可能な圧力波発生装置を提供することにある。
請求項1の発明は、支持基板と、支持基板の一表面側に形成された発熱体層と、支持基板の前記一表面側で支持基板と発熱体層との間に介在する熱絶縁層と、発熱体層の両端部それぞれに電気的に接続された一対のパッドとを有する圧力波発生素子と、一対のパッドを介して発熱体層へ通電することで発熱体層を発熱させる駆動手段と、発熱体層の抵抗値を検出する抵抗値検出手段と、駆動手段と抵抗値検出手段とを択一的に圧力波発生素子に接続する切替手段と、抵抗値検出手段による検出抵抗値が規定範囲を外れているときに圧力波発生素子が寿命末期にあると判断する寿命末期検出手段と、寿命末期検出手段の出力に基づいて駆動手段から寿命末期の圧力波発生素子への通電を禁止する通電禁止手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、圧力波発生素子が駆動手段により駆動されておらず発熱体層の抵抗値が安定している状態で抵抗値検出手段により発熱体層の抵抗値が検出され、寿命末期検出手段により発熱体層の抵抗値に基づいて圧力波発生素子の寿命末期を検出することができ、通電禁止手段により駆動手段から寿命末期の圧力波発生素子への通電が禁止されるので、寿命末期に至った圧力波発生素子の駆動を禁止することができる。したがって、圧力波発生装置を組み込んだシステムの誤動作の発生を抑制することが可能となる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、寿命末期検出手段の判断結果を外部へ報知する報知手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、圧力波発生素子が寿命末期に至ったことが外部へ報知されるので、圧力波発生素子が交換時期にあることを使用者に認識させることが可能となる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、圧力波発生素子が複数個配列された圧力波発生素子アレイと、圧力波発生素子アレイのいずれか1つの圧力波発生素子を駆動手段により駆動する駆動対象として選択する選択手段と、寿命末期検出手段により寿命末期が検出されたときに選択手段において駆動対象として別の圧力波発生素子を選択させる切替制御手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、駆動していた圧力波発生素子が寿命末期に至ったときには別の圧力波発生素子が駆動されることとなるので、使用者が圧力波発生素子の交換作業を行う必要がなくなるとともに、圧力波発生装置を組み込んだシステムの誤動作の発生を抑制することが可能となる。
請求項1の発明では、寿命末期に至った圧力波発生素子の駆動を禁止することができるという効果がある。
(実施形態1)
以下、本実施形態の圧力波発生装置について図1および図2を参照しながら説明する。
本実施形態の圧力波発生装置は、単結晶のp形のシリコン基板からなる支持基板11の一表面(図2(b)における上面)側に多孔質シリコン層からなる熱絶縁層(断熱層)12が形成され、熱絶縁層12上に金属薄膜(例えば、タングステン薄膜)からなる発熱体層13が形成され、支持基板11の上記一表面側に発熱体層13と電気的に接続された一対のパッド14,14が形成された圧力波発生素子1と、一対のパッド14,14を介して発熱体層13へ与える駆動電圧波形もしくは駆動電流波形からなる駆動入力波形を生成する駆動入力波形生成部2と、発熱体層13の抵抗値を検出する抵抗検出部3と、駆動入力波形生成部2と抵抗検出部3とを択一的に圧力波発生素子1に接続する一対のスイッチSW1,SW2と、抵抗検出部3による検出抵抗値が規定範囲を外れているときに圧力波発生素子1が寿命末期にあると判断する寿命判断部4と寿命判断部4の判断結果を外部へ報知する表示報知部5とを備えている。ここにおいて、各スイッチSW1,SW2は、2接点のスイッチであって、図示しない制御部により駆動入力波形生成部2側に接続される状態と抵抗検出部3側に接続される状態とのいずれかの状態に制御されるようになっている。ここにおいて、本実施形態では、駆動入力波形生成部2が駆動手段を構成し、抵抗検出部3が抵抗値検出手段を構成し、一対のスイッチSW1,SW2が切替手段を構成し、寿命判断部4が寿命末期検出手段を構成し、報知表示部5が報知手段を構成している。また、本実施形態では、上記制御部が、寿命判断部5の出力に基づいて駆動入力波形生成部2から寿命末期の圧力波発生素子1への通電を禁止するように一対のスイッチSW1,SW2を制御する通電禁止手段を兼ねている。なお、駆動入力波形生成部2、抵抗検出部3、寿命判断部4、上記制御部などの各機能は例えばマイクロコンピュータで適宜のプログラムを実行することにより実現される。また、報知表示部5は、例えば、LEDなどの発光素子、ディスプレイ装置などにより構成すればよい。
本実施形態の圧力波発生装置は、発熱体層13へ与える駆動電圧波形もしくは駆動電流波形に応じた発熱体層13の温度変化に伴って発熱体層13と媒体である空気との熱交換により圧力波を発生する。
圧力波発生素子1は、図2に示したように、支持基板11の平面形状が長方形状であって、熱絶縁層12、発熱体層13それぞれの平面形状も長方形状に形成してある。
ところで、圧力波発生素子1では、上述のように支持基板11としてp形のシリコン基板を用いており、熱絶縁層12を多孔度が略70%の多孔質シリコン層により構成しているので、支持基板11として用いるシリコン基板の一部をフッ化水素水溶液中で陽極酸化処理することにより熱絶縁層12となる多孔質シリコン層を形成することができる。ここに、陽極酸化処理の条件(例えば、電流密度、通電時間など)を適宜設定することにより、熱絶縁層12となる多孔質シリコン層の多孔度や厚みそれぞれを所望の値とすることができる。多孔質シリコン層は、多孔度が高くなるにつれて熱伝導率および熱容量が小さくなり、例えば、熱伝導率が148W/(m・K)、熱容量が1.63×10J/(m・K)の単結晶のシリコン基板を陽極酸化して形成される多孔度が60%の多孔質シリコン層は、熱伝導率が1W/(m・K)、熱容量が0.7×10J/(m・K)であることが知られている。なお、本実施形態では、上述のように熱絶縁層12を多孔度が略70%の多孔質シリコン層により構成してあり、熱絶縁層12の熱伝導率が0.12W/(m・K)、熱容量が0.5×10J/(m・K)となっている。
また、発熱体層13は、高融点金属の一種であるタングステンにより形成してあり、熱伝導率が174W/(m・K)、熱容量が2.5×10J/(m・K)となっている。発熱体層13の材料はタングステンに限らず、例えば、タンタル、モリブデン、イリジウムなどを採用してもよい。
なお、本実施形態における圧力波発生素子1では、支持基板11の厚さを525μm、熱絶縁層12の厚さを10μm、発熱体層13の厚さを50nm、各パッド14の厚さを0.5μmとしてあるが、これらの厚さは一例であって特に限定するものではない。
以下、圧力波発生素子1の製造方法について簡単に説明する。
まず、支持基板11として用いるシリコン基板の他表面(図2(b)における下面)側に陽極酸化処理時に用いる通電用電極(図示せず)を形成した後、シリコン基板の一表面側における熱絶縁層12の形成予定部位を陽極酸化処理にて多孔質化することで多孔質シリコンからなる熱絶縁層12を形成する陽極酸化処理工程を行う。ここにおいて、陽極酸化処理工程では、図3に示すように、シリコン基板を主構成とする被処理物Cを処理槽Aに入れられた電解液(例えば、55wt%のフッ化水素水溶液とエタノールとを1:1で混合した混合液)Bに浸漬し、その後、電流源20のマイナス側に配線を介して接続された白金電極21を電解液B中において支持基板11の上記一表面側に対向するように配置する。続いて、通電用電極を陽極、白金電極21を陰極として、電流源20から陽極と陰極21との間に所定の電流密度(ここでは、20mA/cm)の電流を所定時間(ここでは、8分)だけ流す陽極酸化処理を行うことにより支持基板11の上記一表面側に所定厚さ(ここでは、10μm)となる熱絶縁層12を形成する。なお、陽極酸化処理時の条件は特に限定するものではなく、電流密度は例えば1〜500mA/cm程度の範囲内で適宜設定すればよいし、上記所定時間も熱絶縁層12の上記所定厚さに応じて適宜設定すればよい。
上述の陽極酸化処理工程の後、発熱体層13を形成する発熱体層形成工程、パッド14,14を形成するパッド形成工程、ダイシング工程を順次行うことによって、圧力波発生素子1が完成する。なお、発熱体層形成工程およびパッド形成工程では、例えば、各種のスパッタ法、各種の蒸着法、各種のCVD法などによって膜形成を行えばよい。
ところで、上述の寿命判断部4では、上記規定範囲を決める上限値および下限値があらかじめ設定されており、抵抗検出部3にて検出された検出抵抗値が上限値よりも大きいか或いは下限値よりも小さい場合に、圧力波発生素子1が寿命末期にあると判断する。また、上記制御部は、上述の一対のスイッチSW1,SW2を所定のタイミングで同時に切り替えるように構成されており、例えば、スイッチSW1,SW2を駆動電圧波形生成部2側へ切り替えたときには、所定時間(例えば、1時間)の経過後にスイッチSW1,SW2を抵抗検出部3側へ切り替えて抵抗検出部3にて発熱体層13の抵抗値を検出させ、寿命判断部4にて寿命判断が行われるように、抵抗検出部3および寿命判断部4を制御する。なお、上記所定時間は1時間に限定するものではなく、駆動電圧波形生成部2から圧力波発生素子1へ与える入力の大きさや、圧力波発生素子1の駆動回数などに応じて適宜設定するようにしてもよい。
以上説明した本実施形態の圧力波発生装置では、圧力波発生素子1が駆動入力波形生成部2により駆動されておらず発熱体層13の抵抗値が安定している状態で抵抗検出部3により発熱体層13の抵抗値が検出され、寿命判断部4により発熱体層13の抵抗値に基づいて圧力波発生素子1の寿命末期を検出する(寿命末期にあると判断する)ことができ、上記通電禁止手段により駆動入力波形生成部2から寿命末期の圧力波発生素子1への通電が禁止されるので、寿命末期に至った圧力波発生素子1の駆動を禁止することができる。したがって、圧力波発生装置を組み込んだシステムの誤動作の発生を抑制することが可能となる。しかも、寿命判断部4の判断結果を外部へ報知する表示報知部5を備えていることにより、圧力波発生素子1が寿命末期に至ったことが報知されるので、圧力波発生素子1が交換時期にあることを使用者に認識させることが可能となる。
(実施形態2)
本実施形態の圧力波発生装置は、図4に示すように、実施形態1にて説明した圧力波発生素子1が同一平面上で複数個配列された圧力波発生素子アレイ(なお、図4では、説明の便宜上、圧力波発生素子1を上下方向に並べてあるが、実際には同一平面上に配列されている)と、圧力波発生素子アレイのいずれか1つの圧力波発生素子1を駆動手段たる駆動入力波形生成部2により駆動する駆動対象として選択する選択手段たる選択部6と、寿命末期検出手段たる寿命判断部4により寿命末期が検出されたときに選択部6において駆動対象として別の正常な圧力波発生素子1を選択させる切替制御手段(図示せず)とを備えている。ここに、選択部6は、各圧力波発生素子1と抵抗検出部3との間それぞれに挿入された複数個のスイッチと、各圧力波発生素子1と駆動入力波形生成部2との間それぞれに挿入された複数個のスイッチとを有しており、上述の切替制御手段により各スイッチそれぞれがオンオフ制御される。切替制御手段の機能は例えばマイクロコンピュータで適宜のプログラムを実行することにより実現される。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態の圧力波発生装置では、駆動していた圧力波発生素子1が寿命末期に至ったときには、自動的に、別の正常な圧力波発生素子1が駆動されることとなるので、使用者が圧力波発生素子1の交換作業を行う必要がなくなるとともに、圧力波発生装置を組み込んだシステムの誤動作の発生を抑制することが可能となる。
ところで、上記各実施形態では、支持基板11の材料としてSiを採用しているが、支持基板11の材料はSiに限らず、例えば、Ge,SiC,GaP,GaAs,InPなどの陽極酸化処理による多孔質化が可能な他の半導体材料でもよい。
実施形態1を示す圧力波発生装置の概略構成図である。 同上における圧力波発生素子を示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のD−D’概略断面図である。 同上における圧力波発生素子の製造方法の説明図である。 実施形態2を示す圧力波発生装置の概略構成図である。 従来例を示す圧力波発生装置の概略構成図である。 同上における圧力波発生素子の入力特性図である。
符号の説明
1 圧力波発生素子
2 駆動入力波形生成部
3 抵抗検出部
4 寿命判断部
5 報知表示部
11 支持基板
12 熱絶縁層
13 発熱体層
14 パッド
SW1,SW2 スイッチ

Claims (3)

  1. 支持基板と、支持基板の一表面側に形成された発熱体層と、支持基板の前記一表面側で支持基板と発熱体層との間に介在する熱絶縁層と、発熱体層の両端部それぞれに電気的に接続された一対のパッドとを有する圧力波発生素子と、一対のパッドを介して発熱体層へ通電することで発熱体層を発熱させる駆動手段と、発熱体層の抵抗値を検出する抵抗値検出手段と、駆動手段と抵抗値検出手段とを択一的に圧力波発生素子に接続する切替手段と、抵抗値検出手段による検出抵抗値が規定範囲を外れているときに圧力波発生素子が寿命末期にあると判断する寿命末期検出手段と、寿命末期検出手段の出力に基づいて駆動手段から寿命末期の圧力波発生素子への通電を禁止する通電禁止手段とを備えることを特徴とする圧力波発生装置。
  2. 寿命末期検出手段の判断結果を外部へ報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1記載の圧力波発生装置。
  3. 圧力波発生素子が複数個配列された圧力波発生素子アレイと、圧力波発生素子アレイのいずれか1つの圧力波発生素子を駆動手段により駆動する駆動対象として選択する選択手段と、寿命末期検出手段により寿命末期が検出されたときに選択手段において駆動対象として別の圧力波発生素子を選択させる切替制御手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の圧力波発生装置。
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