JP2006179163A - テープドライブの未達部分を制御するためのシステムと方法 - Google Patents

テープドライブの未達部分を制御するためのシステムと方法 Download PDF

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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/20Moving record carrier backwards or forwards by finite amounts, i.e. backspacing, forward spacing

Abstract

【課題】ホストコンピュータとバッファとテープドライブとテープを備えるシステムを操作するための制御のシステムと方法を提供する。
【解決手段】本方法には、テープが第1速度で走行している間にデータをテープに書き込み段階と、テープを停止させる段階と、テープを再位置決めするのに最小の距離を決定する段階と、そしてテープを再位置決めする段階とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、テープドライブに関する。より詳細には、本発明は、テープドライブにおける再位置決めと未達部分の処理の制御に関する。
磁気テープのマルチトラック上への高密度記録は既知のものである。ある装置では、並列のトラックが、磁気テープの長さ方向に沿って延びる。磁気テープは、読み取り/書き込みヘッドを跨いで横に移動して、データが記録されたり読み取られたりする。
従来のテープドライブは、多く、コンピュータシステムのハードディスクドライブ上に保存されたデータのバックアップを取るのに使用される。一般に、ハードディスクシステムがデータを運ぶことのできる速度は、テープドライブがデータを記録することのできる速度とは異なり、その場合、データバッファが使用される。データは、ハードディスクドライブから読み取られ、データバッファ上に保存されて、その後、データは、データバッファからテープドライブ上に記録されるよう送信される。
データバッファが使用される時、テープドライブの再位置決めと未達(under run)分とが、動作の重要な部分である。これらは、データバッファが空になり、テープに書き込むそれ以上のデータは無くなると、テープドライブによって引き起こされる。この時点で、テープは、ある速度で移動しており、速度を落として停止しなくてはならない。そして、テープの方向は反転して、データ書き込みが停止した場所の先に書き込み位置が来るように、テープにいくらか後戻りさせる。そして、テープは進行方向に速度を上げる準備ができ、最後に終えた場所から再書き込みを開始することができる。これは、付加処理と呼ぶことができる。
再位置決め処理は、テープドライブが速度を落として停止した時に始まり、テープが逆方向に動いて、データが最後に書かれた場所などの特定の位置の前に磁気ヘッドを再位置決めする動作である。速度減少の開始地点から最終的な休止位置までに要する時間は、再位置決め時間として定義される。未達動作は、書き込み処理を再開するのに速度を増加する動作に続く再位置決めの、2つの物理的な動作の組み合わされたものである。
従来のテープドライブの設計では、通常、再位置決めと未達の処理とは、速度制御と、もしテープドライブが再書き込みを命令されると、データに追加するための速度と追跡の両方の準備ができているような処理の加速区間中に十分な距離を動けるように、再位置決め中に十分に離れたところまでテープを戻すこととによって行われる。しかし、従来からのテープドライブの設計では、未達の処理は、最適化されていない。
従来のテープドライブシステムが図1に示される。このシステムには、ケーブル16によってホストコンピュータ10へ接続されるテープドライブ12と、関連するテープカートリッジとが備わる。このテープドライブ12には、その中にテープカートリッジ14が挿入される受け入れスロット22が含まれる。テープカートリッジ14には、磁気テープ20の長さを持った筐体18が備わる。テープカートリッジ12は、関連するホストコンピュータと互換性があるのが望ましく、またカートリッジあるいはカセットの様々な線形形式(linear format)の内のいずれか1つを使用することができるのが望ましい。
典型的なテープドライブ12の構成が図2に示される。図2のテープドライブ12には、可動部分と、様々な回路とバスを含む制御カード26とが含まれる。デッキ24には、データを読み書きしサーボパターンを読むためにテープドライブ12に挿入されるテープカートリッジのテープ20に接触するヘッドアセンブリ28、及びそれぞれ繰り出しリール30と巻き取りリール32を回すためのモーター34と36が含まれる。2本リール型のテープカートリッジ14の場合、リール30と32の両方が、テープカートリッジ14の中に含まれる。しかし、1本リール型のテープカートリッジ14の場合は、繰り出しリール30のみがテープカートリッジ14に含まれ、巻き取りリール32はテープドライブ12内にある。図2には示されていないが、デッキ24には、ヘッドアセンブリ28をテープ20の幅を渡って動かすための機構と、挿入されたテープカートリッジを保持するための機構と、挿入されたテープカートリッジを取り出すための機構がさらに含まれる。
制御カード26には、テープドライブ全体を制御するためのマイクロプロセッサ(MPU)38と、メモリ42と、サーボ制御ユニット44と、データフローユニット46と、インターフェイス制御ユニット48が含まれ、これら全ては、内部バス40を通ってMPU38に接続され、またサーボ制御ユニット44に接続されるモーター制御ユニット50とヘッド制御ユニット52が含まれ、またデータフローユニット46に接続されるデータバッファ54が含まれる。メモリ42は図2内で1つのハードウェア部品として示されるが、実際には、MPU38が実行するプログラムを内蔵する読み出し専用メモリ(ROM)と、ワーキング用のランダムアクセスメモリ(RAM)とから構成されることが望ましい。サーボ制御ユニット44は、モーター34と36のための速度制御と、ヘッドアセンブリ28のための位置制御とを、それぞれの制御信号をモーター制御ユニット50とヘッド制御ユニット52とに送ることによって管理する。モーター制御ユニット50とヘッド制御ユニット52とは、これら制御信号に対して、それぞれ物理的にモーター34と36を駆動し、ヘッドアセンブリ28を位置決めすることで応える。
ヘッドアセンブリ28には、テープ20上のサーボのトラックまたはバンドからデータを読み出すサーボヘッドが含まれる。制御カード26は、サーボトラックからのデータを活用して位置誤り信号(PES)を生成し、PESは、サーボ制御ユニット44に使用されてヘッド制御ユニット52にヘッドアセンブリ28の位置決めをさせる。従来からの設計のいくつかでは、ヘッドアセンブリ28に、ヘッド制御ユニット52からの電気信号を受け取って、受信した信号によってヘッドアセンブリ28の位置決めをさせるボイスコイルモーター(VCM)56が含まれる。
データフローユニット46は、テープ20上に書き込むデータを圧縮し、テープ20から読み出したデータを解凍し、誤りを訂正し、またデータバッファ54だけでなくインターフェイス制御ユニット48へも接続される。インターフェイス制御ユニット48は、ケーブル16を介して、ホストコンピュータ10へ/からデータをやり取りするために、提供される。データチャネルユニット54は、基本的に、データ変復調回路である。すなわち、データがテープ20に書き込まれる時、データフローユニット46から受け取ったデータに対してディジタルアナログ変換と変調を実行し、テープ20からデータを読み出す時、ヘッドアセンブリ28が読み出したデータに対して、アナログ−ディジタル変換と復調とを実行する。
従来のテープドライブの設計では、通常、再位置決めの距離は、最小化されていない。従って、本発明の目的は、再位置決めの距離を最小化するシステムと方法を提供することである。
本明細書の一部を構成し、明細書に組み入れられる添付の図面は、本発明の1つあるいは2つ以上の実施形態を説明し、詳細な説明と共に、本発明の原理と実際とを説明するのに供される。
本発明の実施形態は、ここに、テープドライブ制御のためのシステムと方法の関係において説明される。当業者ならば、本発明の以下の詳細な記載が、説明だけのためであり、いかなる意味でも制限を加える意図は無いことを理解されよう。本発明の他の実施形態は、本明細書の利益を有する当業者には容易に思い浮かぶものであろう。添付の図面に示されるように、本発明の実施例が詳細に参照されるだろう。同じ部品或いは似た部品を参照するのに、同じ参照番号が、図面と以下の詳細な説明を通して使用される。
簡略化のために、ここに記載される実例の平凡な特徴は全て示して説明してはいない。勿論、そのような実際の実例の全ての開発において、開発者特有の目的を達成するために、応用例に関した、もしくはビジネスに関した制約を遵守することなどの、その実例特有の多くの決定がされなくてはならないのは理解されようし、これらの特定の目的は、ある実例と他のものとで、また或る開発者と他のものとで異なることも理解されよう。さらに、そのような開発の努力は、複雑かつ時間のかかるものであるが、それでも本明細書の利益を持つ当業者には平凡な取り組みであることは理解されよう。
本発明によると、その部品と段階とは、様々な種類のオペレーティングシステム及び/または計算のプラットフォーム及び/またはコンピュータプログラム及び/または汎用のマシンを用いて実現される。例えば、以下に説明される計算とアルゴリズムは、図2に示されるMPU38のようなMPUにおいて実行することができる。加えて、当業者ならば、汎用性に乏しい性質の機器、例えばハードワイヤードの機器や、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)や、特定用途向け集積回路(ASIC)等も、ここに開示した進歩的な考えの範囲と趣旨とから逸脱することなく使用することが可能であることは理解されよう。
図3は、未達処理と再位置決め処理を示している。図3の上部は、時間(水平軸X上)の関数として、データバッファ54内の相対的データ量(垂直軸Y上)を示している。図3の下部は、テープ上の位置(水平軸X上)の関数として、テープの速度(垂直軸Y上)を示している。図の左から、データバッファ54内にデータがあり、テープは速度Vで前方向に進んでいて、テープドライブはバッファ54からテープ20へデータを書き込んでいることが読み取れるだろう。そしてデータバッファ54が空になった時、時刻はTであり、テープは付加位置60にある。この時、データフローユニット46は、サーボ制御器44とモーター制御器50に、テープを減速して停止位置62でテープを止めるように指示する。モーター制御ユニット50は、テープが点64で最大逆方向速度に達し、それから減速して、再位置決め点66に示されるように停止するまで、テープに逆方向で走行させる再位置決め処理を始める。モーター制御ユニット50は、バッファが十分なデータを収容するまで、テープを止めておくが、この時、サーボ制御ユニット44は、モーター制御ユニットに、テープが増加終了点70で次の速度Vに達するまで、前方向でテープを加速するように指示する。そしてその後にテープが付加位置60に達すると、或いは、所定の距離に達すると、データは再びバッファ54からテープへ書き込まれる。
次のテープ速度Vは、前の速度Vあるいは前のテープ速度Vとは異なっても良いことは理解されよう。いくつかの応用例において、常に、同じテープ速度を使用することが望ましいが、その場合、Vは常にVに等しい。しかし、テープ速度を最適化するシステムと方法を開発したので、その場合、Vは必ずしもVと同じでは無い。図3を参照すると、もしVがVより小さいと、増加終了点70はVよりも小さく、増加終了点70は付加位置60の前にある。一方、もしVがVと等しいと、点線71で示したように、増加は点66から点70を通って終了点71まで続き、書き込みは付加位置60で始まる。
[シミュレーション]
テープドライブのコンピュータシミュレーションを開発したが、コンピュータシステムは、Matlab-Simulinkのモデリングツールを用いる。他のものは、Cプログラミングのような他のツールを用いて、同様のシミュレーションを達成することができることを理解されたい。また、同様のデータと表を、コンピュータとテープドライブによる実験に基づいて決定することができることを理解されたい。
様々なホストとテープドライブシステムに対して、表を埋めるデータを作るために、様々な条件の下でシミュレーションを実行する。一例として、一組のシミュレーションで図4〜6(それぞれ表II,III,IV)に示したデータを作るのに、表I(図4)で示したパラメータを用いた。表Iの右端の欄に示した“値”は、多くのコンピュータシステムとテープドライブにとって典型的なものである。
以下の定義は、表I〜IVで用いる用語に適用される。
・次の再位置決めまでの時間:これは、飽和したバッファを空にするのに要する時間であり、すなわち再位置決め処理と次に続く再位置決め処理の間の時間である。
・全体の書き込み時間:このデータは、所定のデータセットの数をテープに書き込むのに要する全体の時間を知らせる。
・未達のものの数:テープドライブがテープの書き込みの間に行わなくてはならない、未達の全体の数。
以下に、表II,III,IVを説明する。
・表IIは、Mb/秒による所定のホストの速度と、m/秒によるテープ速度Vの時のバックアップ時間を示している、すなわちデータを1巻全部書き込むのに要する、秒による時間。1巻全部とはbotからeotまでの実行である。表IIIは、それぞれの場合の再位置決めまでの実際の時間である。表IVは、それぞれの場合の検出した未達の数である。
・表IIにおいて、“理想的な速度”は、m/秒による理想的なテープの速度であり−所定のホストの速度に対する理論的最大転送速度に対応する。例えば、ホストの速度が13MB/秒で、最高テープ速度が5.916m/秒で、最大転送速度が34MB/秒の時、理想的速度は2.3m/秒である(これは、表IIで、Vが2.077と2.5の間である)。
・理想的時間は、1巻全部を理想的な速度で実行するのに要する時間である。
・表IIでアスタリスクで示した時間は、表IVを参照して決定される。表IVにおいて、ある時間は未達ゼロに対応し、それらの時間は、表IIでアスタリスクで識別される。例えば、表IVで20Mb/秒のホスト速度に対応する速度Vは、3.5m/秒である。従って、表IIで、速度3.5m/秒に対応する時間163.9は、アスタリスクが付けてある。
・誤りは、理想的時間とアスタリスクを付けた時間との間のデルタ時間である。例えば、ホスト速度が20Mb/秒のとき、時間163.9は、アスタリスクで示されており、理想的時間は156.2秒であり、誤りは−7.66秒である。
次に、以下の例を理解することができよう。例えば、ホストの速度が13MB/秒であり、テープドライブが3.5m/秒の速度で走っている時、26の未達分(表IV)と、未達の間のデルタ時間6.32秒(表III)が作られる。この未達の数は、結果として、データ1巻全部の総時間260.8秒になる(表II)。このホスト速度における理想的な時間は、240.4秒(表II)であるので、システムは、20.4秒の大幅な時間的遅れを引き起こすことになる。
一巻全部を終わって未達が1から2を達成でき、それによってほぼ理想的な速度での走行と同様のホスト速度の増加を検出することができるように、最適なテープ速度は、理想的テープ速度よりも少しだけ速い速度であることが分かった。言い換えると、そのテープをほぼ理想的な速度で走行させるのが望ましいと思われる。しかし、もしそのようにしたなら、未達ゼロの結果となるだろうから、ホスト速度の欄での増加を捕まえられない。これは、以下の例から分かるだろう。表IVで示すように、未達ゼロとなるように、ホスト速度が20MB/秒で、テープドライブが3.5m/秒とする。もしホスト速度が例えば30Mb/秒まで増加すると、未達ゼロのままで、テープドライブは、3.5m/秒で動作し続けるだろう。従って、ホストがしばしばバッファを満杯にする、つまりホストはテープドライブが追いつくまでバッファを満たすのを止める必要があるだろうから、ホストドライブシステムの実行は最適なものとならないだろう。しばしばホストを止めたり動かしたりする結果、全体のシステム転送速度が比較的遅くなる。
再び上掲の例に戻ると、ホストの速度が13MB/秒であり、テープドライブが3.5m/秒の速度で走っている時、最適の速度は2.3m/秒であり、これは一巻全部を通して1から2の未達の結果となる。
[グラフI]
次にグラフI(図8)を見ると、転送速度誤り対データセット数が示されている。データセット数は、テープの開始から最初の未達の始まりまでテープに書き込まれるデータセットの数として定義される。転送速度誤りは、テープドライブの転送速度とホスト転送速度の間の差として定義される。
グラフIを実験的に作った。しかし、同様のグラフをコンピュータシミュレーションを用いて作ることもできる。
次に、グラフIから、グラフを説明する式を決定する。この特別な場合、この例の式1は、Y=3780.6X−1.027である。
[実際の動作]
この情報から、次に、テープドライブ−ホストコンピュータシステムの動作中のテープ速度を、以下のように最適化することができる。
例えば、表Iで与えられるパラメータを備えたテープドライブとホストシステムがあり、テープは6m/秒の速度で走行しており、テープドライブは34Mb/秒の転送速度であると仮定する。このシステムは、連続的に書き込まれるデータセットの数を監視する。バッファが空になると、再位置決め処理が始まり、システムは、すぐ前の未達以降に書き込まれたデータセットの数を決定する。この場合、データセットの数を220と仮定する。次に、システムは式1あるいはグラフIを用いて、転送速度誤りを決定するが、この場合これは約8Mb/秒である。この情報を知った上で、システムは、ホスト転送速度は34引く8=26Mb/秒であると見積もる。そしてシステムは、表IIとIVを利用する。与えられたホスト速度26Mb/秒に対して、未達ゼロとなるので、理想的なテープ速度は約4.5m/秒である。従って、もし別の速度のシステムが使われているなら、システムは、次のより速いテープ速度を4.5m/秒より上で選ぶ。この例では、より速い次の速度は、5.1m/秒であり、これは表IIとIVに示されている。しかし、もし可変速度ドライブシステムが使われるなら、システムは、1つあるいは2つの未達となるような適切なより速い速度を選択し、これは本例では約4.6m/秒であろう。
今や、再位置決めと未達の処理に必要となる時間を最小化するために、テープが再位置決めされる距離、すなわち停止位置62と再位置決め点66との間の距離を最小化することが重要であることが理解されるはずである。以下のアルゴリズムが、この最小化を達成する。
最初に、以下の関係が確立される。
LPOSrepo=LPOSappend−ΔLPOSrampupV1
ここで、LPOSrepo=テープ上の線形再位置決め点66
LPOSappend=テープ上の付加位置60
ΔLPOSrampupV1=テープ上の、線形再位置決め点66と増加終了点との間の距離である増加距離であり、これは、即ち点70或いは点71である。
図4に示されるように、ΔLPOSrampupV1の計算は、以下のように遂行される。一旦、ΔLPOSrampupV1が計算されると、LPOSrepoを決定ことができるが、これは、LPOSappendが既知のものであるからである。
[ΔLPOSrampupV1の計算]
以下の変数が初期化される。
Vr=0
Vrは、各サンプル時間の計算で変化する基準速度と呼ばれる。
=V
は、増加/減少区間に対して固定される目標速度である。
Acc=0
Ts=サンプル時間定数
LPOSrampupV1=0
jrkmax=特定のテープドライブ内の特定のテープの加速の変化の最大速度である所定の値であり、テープドライブの特定の種類にたいして実験的に決められるか、既知のものである。
accmax=特定のテープドライブ内の特定のテープの最大加速である所定の値であり、テープドライブの特定の種類にたいして実験的に決められるか、既知のものである。
次に、段階100〜116の以下の段階が、err=Vt-Vrとした時、err=ゼロになるまで繰り返される。
段階90では、errを計算する。ここでerr=Vt−Vr
段階100では、accrefを計算する。ここで、accref=2√(2|err|jrkmax)
次に、段階102で、accrefを、+accmaxと-accmaxの間の値に制限する。
次に、段階104で、tempを計算する。ここで、temp=accref - Accである
次に、段階106で、以下によって、deadbandに従ってtempを設定する。
もし、temp > deadband なら、temp1=Kpに設定し、
もし、temp < -deadband なら、temp1= -Kpに設定する。
次に、段階110で、Accを決定するために、変数temp1を積分する。
ここで、Accn+1 = temp1Ts + Accn
ここで、Accn+1 は、n+1回の繰り返しの内に決定されるAccを参照する。
次に、段階116で、Vrを決定するために、変数Accを積分する。
Vrn+1 = AccTs + Vrn
ここで、Vrn+1は、n+1回の繰り返しの内に決定されるVrを参照する。
各計算で変化する、速度基準変数Vrを決定して、時刻0と最後の計算との間でVrを積分することによってΔLPOSrampupV1を計算する:
ΔLPOSrampupV1=ΔLPOSrampupV1+VrTs
ΔLPOSrampupV1を決定し、LPOSappendを知ることで、上で特定した式を利用する:
LPOSrepo=LPOSappend−ΔLPOSrampupV1
今や、テープ上の線形再位置決め点66が分かったが、テープを停止位置62から再位置決め点66まで戻すのに最適な動きプロファイルが、まだ未決定である。最適の動きプロファイルは、利用可能な力の制限内で最小の時間と、最大のテープの加速と、最大のテープ速度で、再位置決めを達成する。この計算は、図5を参照して以下のように遂行される。
[最適な動きプロファイルの計算]
以下の変数が初期化される:
Out=0
Dist=LPOSrepo
Vel=0
Ts=サンプル時間定数
velmax=特定のテープドライブ内での特定のテープの最大速度である所定の値であり、これは実験的に決定されるか、テープドライブの特定の種類に対して既知である。
accmax=特定のテープドライブ内での特定のテープの最大加速度である所定の値であり、これは実験的に決定されるか、テープドライブの特定の種類に対して既知である。
段階200−216の以下の計算は、poserr=ゼロになるまで繰り返され、ここでposerr=Dist-Outである。
段階190において、poserrを計算する。ここで、poserr=Dist-Out
段階200において、velrefを計算する。
ここで、velref=2√(2|poserr|accmax)
そして、段階202において、velrefを+velmaxと-velmaxの間の値に制限する。
そして、段階204において、tempを計算する。
ここで、temp=velref-Vel
そして、段階206において、以下によって、deadbandに従ってtempを設定する。
もし、temp > deadband なら、temp1=Kpに設定し、
もし、temp < -deadband なら、temp1= -Kpに設定する。
そして、段階210において、Velを決定するのに変数temp1を積分する。
ここで、Veln+1=temp1*Ts+Veln
ここで、Veln+1は、n+1回の繰り返しで決定されるVelを表す。
そして、段階216において、Outを決定するのに変数Velを積分する。
Outn+1=Vel*Ts + Outn
ここで、Outn+1は、n+1回の繰り返しで決定されるOutを表す。
poserrがゼロになると、比較は終わる。この時、最適の速度プロファイル(ゼロで始まり、何らかの値に達し、その後ゼロまで下がって動作を終えるところの速度値の組)が生成され、結果として、最小時間のLPOSrepoの量によって再位置決めされるが、これは我々が指示決定した力と加速の値によって制限されるだろう。実際の動きは、この実際に生成された速度プロファイルデータを用いた、リール間テープの速度制御である。もしこれがサーボループにとって基準であるプロファイルデータを備えた速度サーボ制御で行われると、テープは、最小時間での所定のLPOSrepo量だけ戻り、その結果、全体の未達の動きの要求を満たすだろう。
本発明の実施形態と応用例が示されて説明されたが、本明細書の利益を備える当業者ならば、上述した以外の多くのさらなる変更が、ここに述べた進歩性のある考えから逸脱することなく可能であることは明らかであろう。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲の意味以外で限定されるべきではない。
従来のテープドライブシステムの概観の図である。 従来技術による制御カードとテープドライブの一例の装置を示すブロック図である。 未達と再位置決めの処理を示す図である。 テープドライブシステムのパラメータの例を示す表である。 バックアップ時間を示す表である。 再位置決めの時間を示す表である。 未達の数を示す表である。 データセットの数の関数として速度誤りを示すグラフである。 本発明の一実施形態による計算を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による計算を示すブロック図である。
符号の説明
10…ホストコンピュータ
12…テープドライブ
14…テープカートリッジ
16…ケーブル
18…筐体
20…磁気テープ
22…スロット
24…デッキ
26…制御カード
28…ヘッドアセンブリ
30…繰り出しリール
32…巻き取りリール
34,36…モーター
38…マイクロプロセッサ(MPU)
42…メモリ
44…サーボ制御ユニット
46…データフローユニット
48インターフェイス制御ユニット
50…モーター制御ユニット
52…ヘッド制御ユニット
54…データバッファ
56…ボイスコイルモーター(VCM)

Claims (20)

  1. ホストコンピュータとバッファとテープドライブとテープとを備えたシステムを操作するための方法において、
    テープが第1速度で走行中に、テープにデータを書き込む段階と、
    テープを停止させる段階と、
    テープを再位置決めするのに最小の距離を決定する段階と、
    決定された最小の距離でテープを再位置決めする段階と、
    その後、データをテープに書き込む間に、テープを駆動して第2速度で走行させる段階と
    を備えることを特徴とする方法。
  2. テープへの書き込みを、テープ上の第1の位置で止める段階を、さらに備えることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. テープを再位置決めするのに最小の距離を決定する前記段階は、テープ上の第1の位置を考慮することを含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 前記テープは、バッファが空になった後で停止させられることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. テープを再位置決めするのに最適な速度を決定する段階を、さらに備えることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. テープを再位置決めするのに最小の距離を決定する前記段階は、テープドライブとテープの特性を考慮することを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 前記考慮するテープドライブとテープの特性は、テープドライブとテープの最大加速と最大減速の制限を含むことを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 前記考慮するテープドライブとテープの特性は、テープドライブとテープの最大速度の制限を含むことを特徴とする請求項6記載の方法。
  9. ホストコンピュータとバッファとテープドライブとテープとを備えたシステムを操作するための方法において、
    テープが第1速度で走行中に、テープにデータを書き込む段階と、
    テープを停止させる段階と、
    テープを再位置決めする距離を、決定済みの第2速度を含む因子に基づいて決定する段階と、
    決定済みの距離でテープを再位置決めする段階と、
    その後、データをテープに書き込む間に、テープを駆動して第2速度で走行させる段階と
    を備えることを特徴とする方法。
  10. 前記テープを再位置決めするための距離の決定の要因には、テープドライブとテープの特性が含まれることを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 前記テープを再位置決めするための距離の決定の要因には、テープドライブとテープの最大加速と最大減速の制限が含まれることを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記テープを再位置決めするための距離の決定の要因には、テープドライブとテープの最大速度の制限が含まれることを特徴とする請求項10記載の方法。
  13. 前記テープを再位置決めするために決定された距離は、最適な距離であることを特徴とする請求項9記載の方法。
  14. ホストコンピュータとバッファとテープドライブとテープとを備えたテープドライブシステムを制御するための制御システムにおいて、
    テープドライブを制御して、データがテープに書き込まれる間に、テープを駆動して第1速度と第2速度で走行させ、第1速度と第2速度の走行の間でテープを停止させるテープドライブ制御手段と、
    前記テープドライブ制御手段に結合されて、テープを再位置決めする最小距離を決定するための再位置決め決定手段と
    を備えることを特徴とする制御システム。
  15. 前記テープドライブシステムは、テープに書き込むための書き込み手段を含み、前記制御システムは、テープへの書き込みをテープ上の第1の位置で止めるために書き込み手段を制御する書き込み制御手段を、さらに備えることを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 前記再位置決め決定手段は、テープ上の第1の位置を利用することを特徴とする請求項14記載の方法。
  17. 前記制御システムは、前記バッファが空の時に、前記テープを止めるように構成されることを特徴とする請求項14記載の方法。
  18. 前記再位置決め決定手段は、テープを再位置決めする最適な速度を決定することを特徴とする請求項14記載の方法。
  19. 前記再位置決め決定手段は、テープドライブとテープの特性を利用することを特徴とする請求項14記載の方法。
  20. 前記再位置決め決定手段は、テープドライブとテープの最大加速と最大減速の制限を考慮することを特徴とする請求項19記載の方法。
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