JP2006178045A - 手振れ補正ユニットおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 より安定した駆動動作を行うことが可能な手振れ補正ユニットおよび撮像装置を提供する。
【解決手段】 手振れ補正ユニットは、撮像素子5を有する第1の基板81と、撮像素子5からの出力信号を処理する処理回路を有する第2の基板82と、第1の基板81と第2の基板82とを接続する複数のケーブル部材86とを備える。また、複数のケーブル部材86の引き出し方向は互いに異なる。たとえば、或るケーブル部材と別のケーブル部材とはその引き出し方向が90度以上の角度を有するように引き出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、手振れ補正ユニットおよびそれに関連する技術に関する。
デジタルカメラ(撮像装置)において、使用者の手振れの影響を軽減する手法として、CCDシフト方式が存在する。CCDシフト方式は、CCD(撮像素子)を撮影光学系に対して相対的に移動させることによって、手振れの影響を軽減するものである。デジタルカメラにおいては、CCDシフト方式等による手振れ補正ユニットが組み込まれ、手振れ補正機能が実現されている。
このようなCCDシフト方式においては、CCDが配置された基板(CCD配置基板とも称する)は、手振れ補正のために駆動される。また、この駆動動作をスムーズに行うためには、このCCD配置基板を軽量化してその慣性を小さくすることが望まれる。このような要請に応えるため、撮像素子からの出力信号を処理する処理回路を、CCD配置基板と同じ基板に設けるのではなく、CCD配置基板以外の外部基板に設けることになる。この場合、撮像素子から出力される信号等の授受を行うため、CCD配置基板と外部基板との間で、電気的な接続配線(たとえば、フレキシブルケーブル)が設けられる。
なお、フレキシブルケーブルを用いて2つの部材を接続する技術としては、たとえば、特許文献1および特許文献2が存在する。
特開平7−336574号公報 実開平5−59653号公報
ところで、上記のようにフレキシブルケーブルを用いて基板間を接続する場合には、組み立て工数等を考慮して、複数の信号出力を行う配線を1つのケーブル部材に集約することが一般的である。
図11および図12は、1つのケーブル部材で2つの基板を接続する場合(比較例)を例示する図である。図11は側面図であり、図12は平面図である。
図11に示すように、CCD105が配置された基板(CCD配置基板)181と、外部基板182とは、コネクタ184,185を介して1つのケーブル部材(フレキシブルケーブル)186で接続される。
しかしながら、このケーブル部材は、撓んだ状態で、一方の基板(CCD配線基板)181と他方の基板(外部基板)182とを接続するため、撓みに起因する力(引っ張り力等)がCCD配置基板181に対して作用する。そして、このような力の影響によって、或る方向(たとえば+X方向)には比較的小さな駆動力でCCD配置基板を動かすことができるのに対して、その逆方向(たとえば−X方向)にCCD基板を動かすために比較的大きな駆動力を要するという状況が発生する。すなわち、同一駆動を実現するための駆動力が、駆動方向(向き)に依存して異なるという状況が発生する。
このような状況は、安定した駆動動作を行うためには好ましいものではない。
そこで、この発明の課題は、より安定した駆動動作を行うことが可能な手振れ補正ユニットおよび撮像装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、手振れ補正ユニットであって、撮像素子を有する第1の基板と、前記撮像素子からの出力信号を処理する処理回路を有する第2の基板と、前記第1の基板を第2の基板に対して駆動する駆動手段と、前記第1の基板と前記第2の基板とを接続する複数のケーブル部材とを備え、前記第1の基板における前記複数のケーブル部材の引き出し方向が互いに異なることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る手振れ補正ユニットにおいて、前記複数のケーブル部材は、第1のケーブル部材と第2のケーブル部材とを有し、前記第1のケーブル部材の引き出し方向と前記第2のケーブル部材の引き出し方向とは90度以上の角度を有していることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明に係る手振れ補正ユニットにおいて、前記複数のケーブル部材は、第1のケーブル部材と第2のケーブル部材とを有し、前記第1のケーブル部材の引き出し方向と前記第2のケーブル部材の引き出し方向とは逆方向であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明に係る手振れ補正ユニットにおいて、前記複数のケーブル部材は、第1のケーブル部材と第2のケーブル部材とを有し、前記第1のケーブル部材の引き出し方向と前記第2のケーブル部材の引き出し方向とは直交していることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明に係る手振れ補正ユニットにおいて、前記第1のケーブル部材および前記第2のケーブル部材は、それぞれ、前記駆動手段における2つの駆動軸の一方および他方に沿って引き出されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1の発明に係る手振れ補正ユニットにおいて、前記複数のケーブル部材は、第1から第4のケーブル部材を有し、前記第1のケーブル部材の引き出し方向と前記第2のケーブル部材の引き出し方向とは逆方向であり、前記第3のケーブル部材の引き出し方向と前記第4のケーブル部材の引き出し方向とは逆方向であり、前記第1のケーブル部材の引き出し方向と前記第3のケーブル部材の引き出し方向とは直交していることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1の発明に係る手振れ補正ユニットにおいて、前記複数のケーブル部材は、第1のケーブル部材と第2のケーブル部材とを有し、前記第1のケーブル部材および前記第2のケーブル部材の少なくとも一方は、前記駆動手段における2つの駆動軸の一方に対して傾斜した方向に引き出されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかの発明に係る手振れ補正ユニットにおいて、前記複数のケーブル部材は、それぞれ、フレキシブルプリント配線板として形成されることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8のいずれかの発明に係る手振れ補正ユニットにおいて、前記第1の基板と前記複数のケーブル部材とは、フレキシブルプリント配線板として一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項10の発明は、撮像装置であって、請求項1から請求項9のいずれかの発明に係る手振れ補正ユニットと、前記手振れ補正ユニットを固定する本体と、前記撮像素子へと被写体像を導く撮影光学系とを備えることを特徴とする。
請求項1ないし請求項10に記載の発明によれば、第1の基板と第2の基板とを結ぶケーブル部材が複数に分割されることによって、1つのケーブル部材あたりの力を軽減することができる。また、複数のケーブル部材の引き出し方向が互いに異なるので、各ケーブル部材によって作用する力を分散させることができ、安定した駆動動作が可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<概要>
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置であるデジタルカメラの主たる構成を示す断面図である。このデジタルカメラ(より詳細にはデジタルスチルラ)1は、手ぶれによる画像中の被写体像のぶれを補正(抑制)する手ぶれ補正機能を有している。図に示すようにデジタルカメラ1は、主としてカメラ本体部2と、カメラ本体部2に固設される撮影レンズ(撮影光学系)3と、カメラ本体部2に固設される手振れ補正ユニット10とを備えて構成される。なお、以下の説明においては、図に示すXYZ3次元直交座標系を適宜用いて方向等を示すこととする。ここで、Z軸は撮影レンズ3の光軸Lに沿って設けられており、X軸は鉛直方向、Y軸は水平方向(紙面に対しての垂直方向)である。これらXYZ軸は、カメラ本体部2に対して相対的に固定される。
撮影レンズ3は主として、鏡胴31、ならびに、鏡胴31の内部に設けられる複数のレンズ群32および絞り33から構成される。撮影レンズ3はズームレンズとして構成され、レンズ群32の配置をZ軸方向に変更することにより、焦点距離(撮像倍率)を変更可能とされている。撮影レンズ3を介して形成される被写体の光像は、CCD5の結像平面上で結像する。
撮影レンズ3の光軸Lの後方(Z軸正方向側)には、カメラ本体部2に収容されたCCD5が配置されている。CCD5は、カラーフィルタがそれぞれ付された微細な画素群で構成される撮像素子であり、撮影レンズ3によって結像される被写体の光像(被写体像)を、例えばRGBの色成分を有する画像信号に光電変換する。
手振れ補正ユニット10は、CCD移動部50と第1基板81と第2基板82とを備えて構成される。第1基板81は、CCD5を固定する基板であり、第2基板82は、CCD5との間で信号の授受を行い、画像処理などの各種の処理を行う処理回路を有している。第1基板81との第2基板82との接続については、後に詳細に説明する。
CCD5はCCD移動部50内に固定されて配置される。CCD5は、このCCD移動部50によりZ軸に直交するXY平面内にて移動することが可能とされている。図2は、CCD5を含めたCCD移動部50の分解斜視図である。
図2に示すように、CCD移動部50は主として、カメラ本体部2に固設されるベース板51、ベース板51に対してX軸方向に移動する第1スライダ52、および、第1スライダ52に対してY軸方向に移動する第2スライダ53の3つの部材から構成される。
ベース板51は、撮影レンズ3からの入射光を通過可能に中央部が開口しており、X軸方向に延設される第1アクチュエータ511、および、スプリング55を掛けるための第1スプリング掛け512を備えている。第2スライダ53は、CCD5を固定可能な開口部533がその中央部に形成されるとともに、Y軸方向に延設される第2アクチュエータ531、および、剛球54をZ軸方向両面に遊嵌する剛球受け532を備えている。また、第1スライダ52は中央部が開口しており、第1アクチュエータ511と対向する位置に第1摩擦結合部521、および、第2アクチュエータ531と対向する位置に第2摩擦結合部522がそれぞれ設けられ、さらに、第1スプリング掛け512と対向する位置に第2スプリング掛け523が設けられる。
第1アクチュエータ511および第2アクチュエータ531はそれぞれ、圧電素子と延設方向に駆動可能な駆動ロッドとを備えており、圧電素子に印加される駆動パルスに応じた量および向きに駆動ロッドが移動するようになっている。
CCD移動部50が組み上げられるときには、CCD5が第2スライダ53の開口部533に嵌合して固設されるとともに、第1アクチュエータ511の駆動ロッドと第1摩擦結合部521とが摩擦結合され、第2アクチュエータ531の駆動ロッドと第2摩擦結合部522とが摩擦結合される。また、ベース板51と第1スライダ52とは、スプリング55によって相互に接近する向きに付勢される。このとき、第2スライダ53は、ベース板51と第1スライダ52とに剛球54を介して挟み込まれた状態とされる。これにより、Z軸負方向側から正方向側に向かって、ベース板51、第2スライダ53、第1スライダ52の順に重なって、これら部材51,53,52が配置されることとなる。
このようなCCD移動部50が組み上げられた状態で、第1アクチュエータ511の駆動ロッドが緩速で移動すると、これに摩擦結合する第1摩擦結合部521により第1スライダ52がベース板51に対してX軸方向に移動する。このとき、第1スライダ52の移動にあわせて第2スライダ53もベース板51に対してX軸方向に移動する。第1アクチュエータ511の駆動ロッドが急速に移動すると、慣性により第1スライダ52は停止する。また、第2アクチュエータ531の駆動ロッドが緩速で移動すると、これに摩擦結合する第2摩擦結合部522により第2スライダ53が第1スライダ52に対してY軸方向に移動する。このとき、第1スライダ52のベース板51に対する移動はなされないため、第2スライダ53は単独でベース板51に対してY軸方向に移動することとなる。第2アクチュエータ531の駆動ロッドが急速に移動すると、慣性により第2スライダ53は停止する。つまり、各圧電素子に与えられる駆動パルスによって各駆動ロッドが速度の異なる往動および復動(振動)を行うことにより、第2スライダ53がX軸・Y軸方向に移動することとなる。
また、前述したように、ベース板51はカメラ本体部2に固設され、CCD5は第2スライダ53に固設されることから、CCD5はカメラ本体部2に対してXY平面内にて相対的に移動することとなる。これにより、撮影レンズ3により形成される光像とCCD5との相対位置を変更することが可能となり、手振れ補正を行うことができる。
図1を再び参照する。カメラ本体部2の内部には、デジタルカメラ1の手ぶれによる振動を検出する振動センサ40が設けられている。振動センサ40は、2つの角速度センサ(第1角速度センサおよび第2角速度センサ)を備えており、第1角速度センサにてY軸を中心とした回転振動の角速度が検出され、第2角速度センサにてX軸を中心とした回転振動の角速度が検出される。この振動センサ40により検出される2つの角速度に基づいて、CCD5がY軸およびX軸のそれぞれの方向に移動されることにより、画像中の被写体像のぶれの補正、すなわち、手ぶれ補正がなされることとなる。
カメラ本体部2の上面側にはシャッタボタン61が設けられる。シャッタボタン61は、撮影準備の開始や撮像(露光開始)の指示をユーザから受け付けるボタンであり、半押し状態(以下、S1状態とも称する)と全押し状態(以下、S2状態とも称する)とが検出可能な2段階スイッチになっている。
また、カメラ本体部2の背面側には、操作ボタン62、および、LCD63が設けられる。操作ボタン62は、デジタルカメラ1の各種指示や設定をユーザから受け付けるものである。ユーザは、この操作ボタン62にて所定の操作を行うことにより、例えば、センタリング情報の取得の指示や撮影レンズ3の焦点距離の設定等を行うことができるようになっている。
LCD63は、各種の情報や画像を表示するものである。このLCD63は撮影待機状態において、CCD5にて所定時間ごとに取得される画像を表示(ライブビュー表示)し、被写体像をユーザに確認させつつフレーミングを行わせるビューファインダとして機能する。なお、本願においては、フレーミングのためなどに用いられるプレビュー用の画像を「ライブビュー画像」と称し、シャッタボタン61の全押し状態S2までの押下に応じて記録用の画像として取得される画像を「本撮影画像」とも称する。
また、カメラ本体部2の内部には、各種データを記録するメモリカード9(図3参照)を挿入して装着することが可能とされ、CCD5にて取得された記録用の画像(本撮影画像)はメモリカード9に記録されるようになっている。
<機能ブロック>
デジタルカメラ1の手ぶれ補正機能やセンタリング情報取得機能等を含む各種の機能は、カメラ本体部2内に設けられる全体制御部の制御に基づいて行われる。図3は、この全体制御部7を含めたデジタルカメラ1の主たる機能構成を機能ブロックとして示す図である。
図3に示すように、CCD5、CCD移動部50、CCD位置センサ58、振動センサ40、シャッタボタン61、操作ボタン62およびLCD63等のデジタルカメラ1の各処理部は全体制御部7に電気的に接続され、全体制御部7の制御下にて動作することとなる。これとともに、CCD位置センサ58にて検出されるCCD5の位置、振動センサ40にて検出される角速度、シャッタボタン61の操作内容、および、操作ボタン62の操作内容等は、それぞれ信号として全体制御部7に入力される。
撮影レンズ3は、ズーム・フォーカス駆動部321および絞り駆動部331を備えている。ズーム・フォーカス駆動部321は、ユーザにより設定される焦点距離となるように、また、焦点が合うように(フォーカシング)レンズ群32に含まれるレンズを適宜Z軸方向に駆動するものである。また、絞り駆動部331は、全体制御部7により設定される絞り値となるように絞り33の開口径を調整するものである。ズーム・フォーカス駆動部321および絞り駆動部331も電気的に全体制御部7に接続され、全体制御部7の制御下にて動作する。
また、図3において、A/D変換部21、画像処理部22および画像メモリ23は、CCD5にて取得された画像を扱う処理部を示している。すなわち、CCD5にて取得されたアナログ信号の画像は、A/D変換部21にてデジタル信号に変換され、画像処理部22にて所定の画像処理がなされた後、画像メモリ23に一時的に格納される。画像メモリ23に格納された画像は、記録用画像としてメモリカード9へ記録されたり、ライブビュー表示用画像としてLCD63に表示されることとなる。このような画像に対する各種の処理も全体制御部7の制御に基づいて行われる。
全体制御部7は、マイクロコンピュータを備えて構成される。すなわち、全体制御部7は、各種演算処理を行うCPU70と、演算を行うための作業領域となるRAM75と、制御プログラム等が記憶されるROM76とを備え、上述したようなデジタルカメラ1の各処理部の動作を統括的に制御する。不揮発性メモリであるROM76としては、例えば、データの電気的な書き換えが可能なEEPROMが採用される。これにより、ROM76は、データの書き換えが可能で、かつ、電源を落とした場合でもそのデータの内容を保持する。
全体制御部7は、自動合焦制御(AF制御)、自動露出制御(AE制御)、手ぶれ補正制御などの各種の制御機能を有する。全体制御部7の各種の機能は、予めROM76内に記憶される制御プログラムに従ってCPU70が演算処理を行うことにより実現される。また、図3においては、各機能を実現する機能部(AF制御部71、AE制御部72、手ぶれ補正制御部73)を便宜的に示している。
AF制御部71は、ユーザによってシャッタボタン61が半押し状態とされた場合に機能し、山登り方式(ビデオ方式あるいはコントラスト方式とも称する)の自動合焦制御を行うための評価値演算動作等を行う。ここでは、画像内の所定のAF評価領域に対応する画像成分について、水平方向に隣接する2画素間での差分絶対値の総和がAF用評価値(合焦用評価値)として算出される。そして、AF制御部71は、このAF用評価値を利用して合焦位置を求め、撮影レンズ3を合焦位置に向けて駆動する。言い換えれば、AF制御部71は、合焦用評価値を用いて撮影レンズ3の焦点位置を調整することによって自動合焦制御を実現する。
AE制御部72は、画像を複数のブロックに分割し、各ブロックの代表輝度値に基づいてAE用評価値を算出する。このAE用評価値を用いて自動露出制御が実現される。
また、全体制御部7は、手ぶれ補正機能を実現するための制御を行う。具体的には、手ぶれ補正制御部73は、振動センサ40から入力される2つの角速度に基づいて、振動による被写体像のぶれ量およびその向きに対応するCCD5の移動すべき位置(以下、「移動先位置」という。)を導出する。
全体制御部7(手ぶれ補正制御部73)は、CCD位置センサ58から得られるCCD5の現在位置(測定位置)と、導出した移動先位置(目標位置)とを比較してCCD5の移動すべき移動量および向きを導出する。さらに、導出した移動量および向きに応じた駆動パルスを生成し、この駆動パルスをCCD移動部50のアクチュエータ511,531に送信することにより、CCD5を移動先位置に移動させる。このように、デジタルカメラ1の振動に応じた移動先位置を導出し、CCD5の現在位置と移動先位置とを比較してCCD5の位置を移動先位置に順次移動させるクローズドループ制御が行われることにより、画像中の被写体像のぶれが補正されることとなる。
このように、CCD移動部50は、全体制御部7の制御下において、手ぶれ補正機構として機能する。
<基板間の接続>
以下では、手振れ補正ユニット10における、第1基板81(より詳細には81A)と第2基板82との接続状態を中心に説明する。
図2においては示されていないが、第1基板81および第2基板は、いずれも、XY平面に平行に、且つ、第1スライダ52(図2)よりも+Z側に配置されている。また、第2基板82は、第1基板81よりも+Z側に配置されている。
詳細には、CCD5の接続ピンは、第1スライダ52の開口部524(図2参照)を通過し、第1基板81の対応位置に固定されている。第1基板81は、上述したような第2スライダ53のX方向およびY方向への移動動作に伴って、CCD5とともに駆動される。一方、第2基板82は、ベース板51の接続部513に対して固定されている。
この結果、第1基板81と第2基板82との間には、CCD5とベース板51との間に生じる相対運動と同一の相対運動が生じることになる。
ここにおいて、上記相対運動をスムーズに行うため、第1基板81の慣性を小さくすること(言い換えれば質量を小さくすること)が望まれる。そのため、図3に示される各種の処理回路のうち、一部の処理回路(たとえば、A/D変換部21)のみが第1基板81に設けられており、その他の処理回路(たとえば、画像処理部22および全体制御部7に対応する処理回路)は第2基板82に設けられている。
図4および図5は、両基板81,82間の接続状態を示す図である。図4は、両基板81,82を側方から見た図(側面図)であり、図5は、第1基板81を裏側(+Z側)から見た図(平面図)である。
CCD5からの出力信号を第1基板81から第2基板82へと伝達するため、および、CCD5に対する撮像指令等を第2基板82から第1基板81へと伝達するため、第1基板81と第2基板82との間には、2本の接続用のケーブル部材86が設けられている。すなわち、両基板81,82は2本の接続用のケーブル部材86によって相互に電気的に接続されている。各ケーブル部材86としては、フレキシブルなケーブル部材部材が用いられる。ここでは各ケーブル部材86はフレキシブルプリント配線板(FPC)によって形成されている。
第1基板81の−Z側の主面にはCCD5が固定されており、第1基板81の+Z側の主面には2つのコネクタ84が固定されている。また、第2基板82の−Z側の主面には2つのコネクタ85が固定されている。各コネクタ84は、ケーブル部材86と基板81とを電気的に接続する接続機能を有しており、各コネクタ85は、ケーブル部材86と基板82とを電気的に接続する接続機能を有している。
2つのコネクタ84は、略矩形形状の第1基板81の+Z側主面において、それぞれ、中央よりも+X側(図5の右側)および−X側(図5の左側)に設けられている。同様に、2つのコネクタ85は、略矩形形状の第2基板82の−Z側主面において、それぞれ、中央よりも+X側および−X側に設けられている。
そして、図5に示すように、第1基板81において、別個のコネクタ84にそれぞれ接続された2本のケーブル部材86(詳細には、86a,86b)のうち、一方のケーブル部材86aは+X方向に向けて引き出され、他方のケーブル部材86bは−X方向に向けて引き出されている。第1基板81の+X側から+X方向に引き出されたケーブル部材86aは、表側と裏側とが反転するようにY軸回りに回転されて撓んだ状態で、第2基板82の+X側のコネクタ85に接続される。また、第1基板81の−X側から−X方向に引き出されたケーブル部材86bは、表側と裏側とが反転するようにY軸回りに回転されて撓んだ状態で、第2基板82の−X側のコネクタ85に接続される。
ここにおいて、第1基板81からの2本のケーブル部材86a,86bの引き出し方向(向き)は互いに逆である。言い換えれば、ケーブル部材86aの引き出し方向とケーブル部材86bの引き出し方向とは180度の角度を有している。なお、本願においては、ケーブルの「引き出し方向」は、ケーブルを引き出す「向き」を意味するものとする。
このような構成によれば、まず、第1基板81と第2基板82とを結ぶケーブル部材を複数(ここでは2つ)に分割して構成することによって、1つのケーブル部材の幅を低減することができる。したがって、ケーブル部材の撓みなどに起因して1つのケーブル部材から第1基板に作用する力を軽減することができる。また、第1基板81からの複数のケーブル部材の引き出し方向が互いに異なるので、各ケーブル部材によって作用する力を分散させることができ、安定した駆動動作が可能になる。特に、この実施形態においては、2本のケーブル部材86a,86bの引き出し方向が互いに逆方向(逆向き)であるので、両ケーブル部材86a,86bから第1基板81に対して作用する力が互いに相殺することになる。この結果、力のバランスが良い状態になり、第1基板81が第2基板82に対して、安定的に動作することが可能になる。また、より良いバランス状態を創出するため、2本のケーブル部材86は互いに同じ幅を有することが好ましい。
<2.第2実施形態>
図6は、第2実施形態に係る第1基板81Bを示す平面図である。
この第2実施形態は、第1実施形態の変形例であり、第1基板81Aに代えて第1基板81Bが設けられている点などにおいて、第1実施形態と相違する。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第2実施形態においては、第1基板81Bと2本のケーブル部材86fとがフレキシブルプリント配線板として予め一体的に形成されている。
第1基板81Bは、第1実施形態の第1基板81Aに相当する部分であるが、多層構造を有するフレキシブルプリント配線板(多層FPC)として構成されている。この第1基板81Bは、剛性を高めるシート材料(たとえばガラス繊維など)の層を含む多層構造として形成されており、高い剛性を有している。
また、2本のケーブル部材86fは、第1実施形態のケーブル部材86に相当する部分であり、第1実施形態のケーブル部材86と同様の構造および機能を有している。
さらに、上述したように、第1基板81Bと2本のケーブル部材86fとは、フレキシブルプリント配線板として一体的に形成されている。なお、第1基板81Bと2本のケーブル部材(配線部とも称する)86fとの一体構造物を、(配線部付き)第1基板部材とも称する。
この第1基板部材のケーブル部材86fは、第1基板81Bの多層構造における一部の層と一体的に構成されている。また、ケーブル部材86fの端部は、第1実施形態と同様に第2基板82上のコネクタ85に接続される。
上記のような構成によれば、第1基板部81Bに接続用のコネクタ84を設けることを要しないため、第1基板部81Bの質量を低減できる。したがって、第1基板部81Bの慣性を低減し、さらに安定的な駆動動作を実現することが可能になる。
<3.第3実施形態>
第3実施形態は、第1実施形態の変形例である。第3実施形態においては、第1基板81Aに代えて、第1基板81Cが設けられている。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図7は、第3実施形態に係る第1基板81Cを示す平面図である。
第1基板81Cは、第1実施形態の第1基板81Aと同様に2つのコネクタ84を有しているが、これらのコネクタ84の位置が異なっている。具体的には、2つのコネクタ84は、略矩形形状の基板81Cの+Z側主面において、それぞれ、中央よりも+X側(図7の右側)および−Y側(図7の下側)に設けられている。また、この第3実施形態においては、2つのコネクタ85は、第2基板82において、これら2つのコネクタ84にほぼ対向する位置に設けられている。第1基板81Cの−Y側から−Y方向に引き出されたケーブル部材86bは、表側と裏側とが反転するようにX軸回りに回転されて撓んだ状態で、第2基板82の−Y側に設けられたコネクタ85に接続される。
そして、第1基板81C上の別個のコネクタ84にそれぞれ接続された2本のケーブル部材86(詳細には、86a,86b)のうち、一方のケーブル部材86aは第1基板81Cの+X側から+X方向に向けて引き出され、他方のケーブル部材86bは第1基板81Cの−Y側から−Y方向に向けて引き出されている。すなわち、2本のケーブル部材86a,86bの引き出し方向(向き)は直交している。また、ケーブル部材86aおよびケーブル部材86bは、それぞれ、X方向(+X)およびY方向(−Y)に沿って引き出されている。言い換えれば、2本のケーブル部材86a,86bの引き出し方向は、それぞれ、駆動アクチュエータの駆動軸(X軸およびY軸)に一致している。
上記のような構成によれば、第1基板81Cと第2基板82とを結ぶケーブル部材を複数に分割して構成することによって、1つのケーブル部材の幅を低減することができる。したがって、ケーブル部材の撓みなどに起因して1つのケーブル部材から第1基板に作用する力を軽減することができる。また、複数のケーブル部材の引き出し方向が互いに異なるので、各ケーブル部材によって作用する力を分散させることができ、安定した駆動動作が可能になる。特に、この実施形態においては、2本のケーブル部材86a,86bの引き出し方向が互いに直交するので、両ケーブル部材86a,86bから第1基板81Cに対して作用する力の方向が独立している。より詳細には、ケーブル部材86aの引き出し方向はX軸方向に一致しており、ケーブル部材86bの引き出し方向はY軸方向に一致している。この結果、ケーブル部材からの力が2つの独立した方向に分解された状態で作用することになるので、1つの方向にのみ大きな力が作用する場合に比べて、1つの方向(たとえばX方向)に作用する力の影響を軽減することができる。そのため、当該方向(X方向)において所望の加速度を伴う動作を実現するための駆動力を抑制することが可能になる。
<4.第4実施形態>
第4実施形態は、第1実施形態の変形例である。第4実施形態においては、第1基板81Aに代えて、第1基板81Dが設けられている。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図8は、第4実施形態に係る第1基板81Dを示す平面図である。
第1基板81Dは、4つのコネクタ84を有している。これら4つのコネクタ84は、略矩形形状の基板81Dの+Z側主面において、それぞれ、中央よりも+X側(図8の右側)、−X側(図8の左側)、+Y側(図8の上側)および−Y側(図8の下側)に設けられている。また、この第4実施形態では、第2基板82上において、4つのコネクタ85がこれら4つのコネクタ84にほぼ対向する位置に設けられている。
そして、第1基板81D上の別個のコネクタ84にそれぞれ接続された4本のケーブル部材86(詳細には、86a〜86d)のうち、ケーブル部材86aは+X方向に向けて引き出され、ケーブル部材86bは−X方向に向けて引き出されている。また、ケーブル部材86cは+Y方向に向けて引き出され、ケーブル部材86dは−Y方向に向けて引き出されている。
すなわち、2本のケーブル部材86c,86dの引き出し方向(向き)は互いに逆であり、2本のケーブル部材86a,86bの引き出し方向(向き)も互いに逆である。また、ケーブル部材86a,86cの引き出し方向(向き)は直交しており、ケーブル部材86b,86dの引き出し方向(向き)も直交している。
このような構成によれば、第1基板81Dと第2基板82とを結ぶケーブル部材を4つに分割して構成することによって、1つのケーブル部材の幅を低減することができる。したがって、ケーブル部材の撓みなどに起因して1つのケーブル部材から第1基板に作用する力を軽減することができる。また、複数のケーブル部材の引き出し方向が互いに異なるので、各ケーブル部材によって作用する力を分散させることができ、安定した駆動動作が可能になる。
特に、この実施形態においては、2本のケーブル部材86a,86bの引き出し方向が互いに逆方向であるので、両ケーブル部材86a,86bから第1基板81Dに対して作用する力が互いに相殺することになる。また、2本のケーブル部材86c,86dの引き出し方向が互いに逆方向であるので、両ケーブル部材86c,86dから第1基板81Dに対して作用する力が互いに相殺することになる。この結果、力のバランスが良い状態になり、第1基板81Dが第2基板82に対して、安定的に動作することが可能になる。
また、この実施形態においては、ケーブル部材86a,86cの引き出し方向が互いに直交するので、両ケーブル部材86a,86cから第1基板81Dに対して作用する力の方向が独立している。より詳細には、ケーブル部材86a、86bの引き出し方向はX軸方向(+X方向、−X方向)に一致しており、ケーブル部材86c,86dの引き出し方向はY軸方向(+Y方向、−Y方向)に一致している。この結果、ケーブル部材からの力が2つの独立した方向に分解された状態で作用することになるので、1つの方向にのみ大きな力が作用する場合に比べて、1つの方向(たとえばX方向)に作用する力の影響を軽減することができる。そのため、当該方向(X方向)において所望の加速度を伴う動作を実現するための駆動力を抑制することが可能になる。
<5.第5実施形態>
第5実施形態は、第1実施形態の変形例である。第5実施形態においては、第1基板81Aに代えて、第1基板81Eが設けられている。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図9は、第5実施形態に係る第1基板81Eを示す平面図である。
第1基板81Eは、2つのコネクタ84を有している。これら2つのコネクタ84は、略矩形形状の基板81Eの+Z側主面において、中央よりも図9の右上側と下側とに設けられている。また、この第5実施形態では、第2基板82上において、2つのコネクタ85がこれら2つのコネクタ84にほぼ対向する位置に設けられている。
そして、第1基板81E上の別個のコネクタ84にそれぞれ接続された2本のケーブル部材86(詳細には、86a,86b)のうち、ケーブル部材86aは図9の右斜め上側に向けて引き出され、ケーブル部材86bは図9の下側に向けて引き出されている。言い換えれば、ケーブル部材86aの引き出し方向とケーブル部材86bの引き出し方向とは、90度よりも大きく且つ180度よりも小さな角度を有している。
このような構成によれば、ケーブル部材86aから第1基板81Eに作用する力Fは、X成分FxとY成分Fyとに分離して考えることができ、このうちY成分Fyとケーブル部材86bから第1基板81Eに作用する力とが互いに相殺する。そのため、Y方向における力のバランスが向上する。また、力FのうちX成分Fxは、ケーブル部材86bから第1基板81Eに作用する力とは独立した方向に作用する。そのため、1つの方向(たとえばY方向)にのみ大きな力が作用する場合に比べて、当該方向(Y方向)において所望の加速度を伴う動作を実現するための駆動力を抑制することが可能になる。
<6.第6実施形態>
第6実施形態は、第1実施形態の変形例である。第6実施形態においては、第1基板81Aに代えて、第1基板81Fが設けられている。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図10は、第6実施形態に係る第1基板81Fを示す平面図である。
第1基板81Fは、2つのコネクタ84を有している。これら2つのコネクタ84は、略矩形形状の基板81Fの+Z側主面において、中央よりも右上側と左下側とに設けられている。また、この第6実施形態では、第2基板82上において、2つのコネクタ85がこれら2つのコネクタ84にほぼ対向する位置に設けられている。
そして、第1基板81F上の別個のコネクタ84にそれぞれ接続された2本のケーブル部材86(詳細には、86a,86b)のうち、ケーブル部材86aは図10の右斜め上側に向けて引き出され、ケーブル部材86bは図10の左下側に向けて引き出されている。
ここにおいて、ケーブル部材86aから第1基板81Fに作用する力F1はX成分F1xとY成分F1yとに分離でき、ケーブル部材86bから第1基板81Fに作用する力F2はX成分F2xとY成分F2yとに分離できる。そして、Y成分F1yとY成分F2yとが相殺し、X成分F1xとX成分F2xとが相殺する。そのため、Y方向およびX方向における力のバランスが向上する。また、各ケーブル部材86a,86bから第1基板81Fに作用する力F1,F2は、それぞれ、互いに直交する2つの駆動軸方向(X方向およびY方向)に分離された状態で作用する。そのため、1つの駆動軸方向にのみ大きな力が作用する場合に比べて、当該方向において所望の加速度を伴う動作を実現するための駆動力を抑制することが可能になる。
<7.その他>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態においては、第1基板81(81A〜81F)に配置された処理回路以外の処理回路を第2基板82に配置する場合を例示したが、これに限定されず、上記各実施形態において第2基板82に配置されていた幾つかの処理回路を、第1基板とも第2基板とも異なる別の基板(第3基板)に配置するようにしてもよい。
また、上記第2実施形態においては、第1実施形態のケーブル配置において、第1基板と複数のケーブルとを一体的に構成する場合を例示したが、これに限定されない。たとえば、第3実施形態〜第6実施形態のケーブル配置のそれぞれにおいて、第1基板と複数のケーブルとをフレキシブルプリント配線板(FPC)として一体的に構成するようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態においては、或るケーブル部材の引き出し方向と別のケーブル部材の引き出し方向とが90度以上の角度を有している場合について例示したが、これに限定されない。たとえば、2つのケーブル部材が60度の角度を有するように配置されてもよい。
第1実施形態に係る撮像装置の主たる構成を示す断面図である。 CCD移動部の分解斜視図である。 撮像装置の機能ブロック図である。 第1基板および第2基板の相互間の接続状態を示す側面図である。 第1基板を示す平面図である。 第2実施形態に係る第1基板部を示す平面図である。 第3実施形態に係る第1基板を示す平面図である。 第4実施形態に係る第1基板を示す平面図である。 第5実施形態に係る第1基板を示す平面図である。 第6実施形態に係る第1基板を示す平面図である。 比較例に係る2つの基板相互間の接続状態を示す側面図である。 比較例に係るCCD配置基板(第1基板)を示す平面図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
10 手振れ補正ユニット
50 CCD移動部
81,81A〜81F 第1基板
82 第2基板
84,85 コネクタ
86,86a〜86d,86f ケーブル部材
511,531 アクチュエータ

Claims (10)

  1. 手振れ補正ユニットであって、
    撮像素子を有する第1の基板と、
    前記撮像素子からの出力信号を処理する処理回路を有する第2の基板と、
    前記第1の基板を第2の基板に対して駆動する駆動手段と、
    前記第1の基板と前記第2の基板とを接続する複数のケーブル部材と、
    を備え、
    前記第1の基板における前記複数のケーブル部材の引き出し方向が互いに異なることを特徴とする手振れ補正ユニット。
  2. 請求項1に記載の手振れ補正ユニットにおいて、
    前記複数のケーブル部材は、第1のケーブル部材と第2のケーブル部材とを有し、
    前記第1のケーブル部材の引き出し方向と前記第2のケーブル部材の引き出し方向とは90度以上の角度を有していることを特徴とする手振れ補正ユニット。
  3. 請求項1に記載の手振れ補正ユニットにおいて、
    前記複数のケーブル部材は、第1のケーブル部材と第2のケーブル部材とを有し、
    前記第1のケーブル部材の引き出し方向と前記第2のケーブル部材の引き出し方向とは逆方向であることを特徴とする手振れ補正ユニット。
  4. 請求項1に記載の手振れ補正ユニットにおいて、
    前記複数のケーブル部材は、第1のケーブル部材と第2のケーブル部材とを有し、
    前記第1のケーブル部材の引き出し方向と前記第2のケーブル部材の引き出し方向とは直交していることを特徴とする手振れ補正ユニット。
  5. 請求項4に記載の手振れ補正ユニットにおいて、
    前記第1のケーブル部材および前記第2のケーブル部材は、それぞれ、前記駆動手段における2つの駆動軸の一方および他方に沿って引き出されていることを特徴とする手振れ補正ユニット。
  6. 請求項1に記載の手振れ補正ユニットにおいて、
    前記複数のケーブル部材は、第1から第4のケーブル部材を有し、
    前記第1のケーブル部材の引き出し方向と前記第2のケーブル部材の引き出し方向とは逆方向であり、
    前記第3のケーブル部材の引き出し方向と前記第4のケーブル部材の引き出し方向とは逆方向であり、
    前記第1のケーブル部材の引き出し方向と前記第3のケーブル部材の引き出し方向とは直交していることを特徴とする手振れ補正ユニット。
  7. 請求項1に記載の手振れ補正ユニットにおいて、
    前記複数のケーブル部材は、第1のケーブル部材と第2のケーブル部材とを有し、
    前記第1のケーブル部材および前記第2のケーブル部材の少なくとも一方は、前記駆動手段における2つの駆動軸の一方に対して傾斜した方向に引き出されていることを特徴とする手振れ補正ユニット。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の手振れ補正ユニットにおいて、
    前記複数のケーブル部材は、それぞれ、フレキシブルプリント配線板として形成されることを特徴とする手振れ補正ユニット。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の手振れ補正ユニットにおいて、
    前記第1の基板と前記複数のケーブル部材とは、フレキシブルプリント配線板として一体的に形成されていることを特徴とする手振れ補正ユニット。
  10. 撮像装置であって、
    請求項1から請求項9のいずれかに記載の手振れ補正ユニットと、
    前記手振れ補正ユニットを固定する本体と、
    前記撮像素子へと被写体像を導く撮影光学系と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
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